JPH06239266A - 車輌用パネル接合部のシール方法 - Google Patents

車輌用パネル接合部のシール方法

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JPH06239266A
JPH06239266A JP5495593A JP5495593A JPH06239266A JP H06239266 A JPH06239266 A JP H06239266A JP 5495593 A JP5495593 A JP 5495593A JP 5495593 A JP5495593 A JP 5495593A JP H06239266 A JPH06239266 A JP H06239266A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
seal member
sealing
joint section
side outer
heat
Prior art date
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Pending
Application number
JP5495593A
Other languages
English (en)
Inventor
Susumu Fujii
侑 藤井
Fumio Moriya
文雄 守屋
Junji Morita
淳司 森田
Akio Yano
晃男 矢野
Yoshimi Oka
誼味 岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 効率よくパネル接合部へシーリング処理をす
ること。 【構成】 塗料の乾燥処理熱より高い温度で溶融する樹
脂材をもって成形したシール部材を、電着塗装処理した
車体のルーフパネルとサイドアウターパネルの接合部に
装着し、ついで加熱溶融させて接合部にシールした上、
その後の中塗り、上塗り等の塗装処理によってこの部分
を仕上げるようにしたもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車のルーフパネル
とサイドアウターパネルとの接合部のシール方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】自動車のルーフパネルとサイドアウター
パネルの接合部をシールするには、これまで、両者間の
接合部に形成された溝部にペースト状のシーリング剤を
塗布してシールしたあと、この部分に、例えば実開平3-
77744 号公報に見られるようなルーフモールを嵌入んで
溶接部分とシーリング部分を被覆するようにしていた。
【0003】このため、これまでの工法では接合部をシ
ールしたあとでルーフモールを取り付けるといった余計
な作業が必要になるばかりでなく、このための部材も要
するなど、製造合理化の面からさらに改善すべき問題を
有していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこのような問
題に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、
モールを必要とすることなく、塗装工程の一部を利用し
て行うことのできる新たなパネル接合部のシール方法を
提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明はかか
る課題を達成するための車輌用パネル接合部のシール方
法として、塗料の乾燥処理熱以上の温度で溶融する樹脂
材により成形したシール部材を、中塗り塗装工程に先立
って車体のルーフパネルとサイドアウターパネルとの接
合部に装着し、ついでこのシール部材を加熱溶融して接
合部を覆うようにしたものである。
【0006】
【実施例】そこで以下に本発明の実施例について説明す
る。図1は、一連の塗装工程中で行なわれる本発明のシ
ール工程の一実施例を示したものであり、また図2は、
シール材の熱処理前後の状態を示したものである。
【0007】溶接部署Aによける一連の溶接作業によ
り、車体1の一部をなすルーフパネル2とサイドアウタ
ーパネル3が、これらの折曲げ縁部2a、3aに加えら
れる溶接処理により溶接一体化されると、この車体1は
つぎに塗装部署Bへ送り込まれる。そして、塗装部署B
において図示しない洗浄処理が施され、所要の電着塗装
と乾燥炉内での乾燥処理が施されると、つぎにこの車体
1にはシール部材5が装着される。
【0008】このシール部材5は、熱により溶融して、
ルーフパネル2とサイドアウターパネル3の接合部を覆
うもので、このシール部材5としては、中塗り塗料、上
塗り塗料のような鋼板用塗料に対してなじみがよく、し
かも、これらの塗料を乾燥させるのに必要な最高180
℃程度の温度の熱に対しては溶融することのない材料、
具体的には、エポキシ系の熱硬化性樹脂15〜45重量
%、ポリエステル、ポリウレタン、塩化ビニール等の熱
可塑性樹脂5〜25重量%、硬化剤2〜10重量%、充
填剤30〜70重量%よりなる材料を用いて、両パネル
2、3間の溝部4内に嵌入むことができる長さと巾を有
する半練り状の部材として形成されている。
【0009】図2(a)に示したように、このシール部
材5がルーフパネル2とサイドアウターパネル3の溝部
4に嵌入まれると、つぎに車体1は加熱炉内に導入さ
れ、ここで、塗料の乾燥に必要な温度以上の熱、例えば
190℃以上の熱をシール部材5とその周縁部分に加え
てシール部材5を溶融させ、これを溝部4全体に行き渡
らせて折曲げ縁部2a、3aの接合部をこれによって気
密に封止する。
【0010】そしてつぎに、この車体1を中塗り塗装ス
テーションへ運び、ここで通常の中塗り塗装を施すが、
この間に溝部4内で溶融したシール部材5は冷却し収縮
して、図2(b)の破線で示した状態から実線で示した
状態、つまり、表面張力によって両側がパネル2、3の
折曲げ部2b、3bに密着しつつ引上げられた状態とな
って、雨水の浸入を確実に抑えるとともに、外観を損う
ことなくこの部分に融着して一体となる。
【0011】したがってこれ以降は、中塗り塗料の塗布
と乾燥、上塗り塗料の塗布と乾燥及びアンダーコート材
の塗布と乾燥といった通常の塗装工程を終えて、車体1
をつぎの部品組み付け部署Cへ搬送して一連の処理を終
える。
【0012】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、塗料
の乾燥処理熱より高い温度で溶融する樹脂材によりシー
ル部材を形成し、これを中塗り塗装工程に先立ってルー
フパネルとサイドアウターパネルの接合部に装着し、つ
いで、これを加熱して接合部間に溶融一体化させるよう
にしたので、ルーフパネルとサイドアウターパネルをあ
たかも1つの部材によって成形したかのような外観を付
与させることができるとともに、この種のシール処理
を、塗装工程の一部を利用して行なうことにより工程を
大幅に簡素化することができ、さらには、この処理に続
く塗装処理により、シール部分を他と同じ色に美しく仕
上げることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例をなすパネル接合部のシール
方法を示した工程図である。
【図2】(a)、(b)は加熱溶着前後のシール部材の
状態を示した図である。
【図3】ルーフパネルとサイドアウターパネルの接合部
にシール部材を装着する状態を示した説明図である。
【符号の説明】 2 ルーフパネル 3 サイドアウターパネル 4 接合溝部 5 シール部材
フロントページの続き (72)発明者 矢野 晃男 三重県鈴鹿市平田町1907番地 本田技研工 業株式会社鈴鹿製作所内 (72)発明者 岡 誼味 三重県鈴鹿市平田町1907番地 本田技研工 業株式会社鈴鹿製作所内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 塗料の乾燥処理熱以上の温度で溶融する
    樹脂材により成形したシール部材を、中塗り塗装工程に
    先立って車体のルーフパネルとサイドアウターパネルと
    の接合部に装着し、ついで該シール部材を加熱溶融し
    て、上記接合部をシールするようにしたことを特徴とす
    る車輌用パネル接合部のシール方法。
JP5495593A 1993-02-19 1993-02-19 車輌用パネル接合部のシール方法 Pending JPH06239266A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007254752A (ja) * 1995-04-12 2007-10-04 3M Co 溶融流動性材料および表面シーリング方法
WO2013038466A1 (ja) * 2011-09-12 2013-03-21 本田技研工業株式会社 車両用ルーフ構造

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Effective date: 20030409