JP2004535921A - 車両組立用のマスキング手段 - Google Patents
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Abstract
本発明は、塗装の際に車両の各部をマスキングするための加工手段1に関する。また、本発明は、このような加工手段1の製造及び再生方法及び、塗装の際に、このような加工手段1を用いて、車両の各部をマスキングする方法に関する。本発明の目的は、塗装の際に、形態、安定性、かたさを有するため、利用すると、経済的、品質的、生態環境的観点からみて利点があるという、上記のような再生可能な加工手段1を提供することにある。この目的は、プラスチック材料から成り、形状に沿って密着したシールを形成するために、車両の車体又はモジュールの開口部の周縁のフランジ2を覆う陰極電界による浸漬下塗り塗膜上に配置され得る、車両の各部をマスキングするための加工手段1により達成される。車体のフランジ2から加工手段を除去後、接着剤4と窓枠3との間に優れた密着性と耐老化性の接着性が生まれる。加工手段1は、塗装された状態で、容易かつ環境に優しい形で再生及び再利用することができる。
Description
【技術分野】
【0001】
本発明は、塗装の際に車両の各部をマスキングするための加工手段に関する。また、本発明は、このような加工手段の製造及び再生利用方法及び、塗装の際にこのような加工手段を用いて車両の各部をマスキングする方法に関する。
【背景技術】
【0002】
自動車の製造ラインにおける塗装作業は、塗料を塗布するという点で、現在、最も技術的労力を要する作業の一つである。塗装の最も重要な要件は、色彩とそれにより得られる光沢具合、及び、外部の影響から金属表面を保護することにある。塗装面の望ましい特性は、それぞれ異なる機能を有する層を何層も塗り重ねることによって得られる。つまり、まず最初に、陰極電界による浸漬下塗り(CDP)塗装を施す。これは、防食用の下地層を未加工の車体に浸漬塗布し、その後、例えば、最高220℃の乾燥オーブンで硬化するという塗装である。この下塗り塗装を施した後に初めて、下塗り塗装された車体に、実際の塗装、つまり、様々な塗りが施される。最初に、下地表面の凹凸をなくすため及び、飛び石の衝撃から保護するために、フィラーコートを施す。次の工程として、色彩効果を与える着色塗料を塗布し、最後に、外部の影響から保護するために、透明な上塗り塗料を塗布する。CDPの後の工程を含めた実際の塗装作業工程は、約170℃の温度で実施される。
【0003】
従来は、一連の塗装作業工程が完了して初めて、車体に他の部品を取り付けるのが通例であった。特に、工業規模の製造では、窓ガラス(フロントウィンドウ、リアウィンドウ、固定のサイドウィンドウ)は、通例、ロボット制御の下、組立現場で所定の位置に挿入され、取り付けられている(直接ガラスはめ)。窓ガラスを取り付けるのに用いられる接着剤は、窓ガラスの周縁部を車体の取り付け部(窓のフランジ)に接触させて所定の位置に圧入する前に、まず最初に、窓ガラスの周縁部全体にビードとして塗布される。このように、窓ガラスと車体との構造的接合部は、車体がねじれにくいという点で安定化の役目を果たし、また、衝突の際の衝撃をそらすという役目も果たす。
【0004】
フィラー及び外側のラッカー塗膜を含む、塗装作業工程中に噴霧された全てのコーティングは、顧客の要望に応じて塗布されるので、窓ガラスの接着剤は、多種多様な外装ラッカー(又は外装塗料)にしっかりと付着する必要がある。しかし、窓ガラスと車体との構造的接続は、ラッカー塗装された面がある組立品の場合には十分ではない。なぜなら、ラッカー塗装された構造物は、特に衝突の際に生じた構造力を、それ自体で吸収できないからである。したがって、車体のフランジと窓ガラスの接着剤との接着性について良好な結果を得るための最良の方法は、フィラーと外装塗料をそれに伴う構造上の欠点と共に取り除き、接着剤を用いてCDP塗膜に窓ガラスを取り付けることである。このような構造用接着剤は、軽量設計化や、高まる車体のねじれ安定性化に寄与する。しかし、この方法ではまた、車体のフランジをCDP塗装終了後、このフランジ部を後の工程で塗布される塗料塗膜から隔離するために、適切なマスキングを施す必要がある。このようなマスキングにより、CDP塗装されたフランジへ窓ガラスをしっかりと接着させることができる。
【0005】
窓ガラスを接着させる公知の方法の一つでは、車体のフランジは、接着テープ又はPVC(ポリ塩化ビニル)系プラスチゾルのような有機化合物を用いてマスキングされる。しっかりとした稠性が得られるように、プラスチゾルは、例えば、赤外線ラジエーター又はPVCオーブンでゲル化される。塗装作業工程の最後で、窓ガラスを取り付ける前に、通常、フランジのマスキングを手で除去して廃棄し、CDP塗装されたフランジにガラスが直接取り付けられる。したがって、プラスチゾルも接着テープも再生利用でいないので、この方法で発生した多量のゴミを処分する必要がある。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明の目的は、塗装作業における一般的な状況下で使用すると、経済的、品質的、生態環境的観点から見て利点があるような形態、安定性、かたさを有する、塗装の際に車両の各部をマスキングするための再生利用可能な加工手段を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
この目的は、プラスチックから成る加工手段であって、形状に沿って密着したシールを形成するように、車両の車体又はモジュールの開口部を取り巻く浸漬下塗り塗装されたフランジの表面に配置され得る、車両の各部をマスキングするための加工手段によって達成される。
【0008】
即ち、本発明の要旨とするところは、加工手段(1)が、プラスチック材料から成り、形状に沿って密着したシールを形成するために、車両の車体又はモジュールの開口部の周縁のフランジ(2)を覆う陰極電界による浸漬下塗り塗膜上に配置され得るということを特徴とする、塗装の際に車両の各部をマスキングする加工手段であることにある。
【0009】
前記加工手段(1)は、少なくとも170℃の長期温度で使用し得る熱安定性を有するプラスチックから成り得る。
【0010】
前記加工手段(1)は、ガラス繊維強化ポリアミドから成り得る。
【0011】
前記加工手段は、0.1%〜40%の割合のフィラーにより強化され得る。
【0012】
又、本発明の要旨とするところは、a)加工手段(1)を射出成形法により製造する工程、b)使用後にその都度、塗装された状態のままで、該加工手段(1)を粉砕する工程、及び、c)これにより得られた粉末を、該加工手段(1)を製造する射出成形工程で、原料として再利用するために戻す工程、とを含む、塗装の際に車両の各部をマスキングするための加工手段の製造及び再生方法であることにある。
【0013】
更に、本発明の要旨とするところは、再生システムにおける前記射出成形工程で、任意の割合のオリジナルの原料が追加されることを特徴とする、前記方法であることにある。
【0014】
前記方法においては、追加されるオリジナルの原料の量が、約10%であり得る。
【0015】
又、本発明の要旨とするところは、前記いずれかに記載の加工手段を用いて、塗装の際に車両の各部をマスキングする方法であって、前記加工手段が、形状に沿って密着したシールを形成するために、車両の車体又はモジュールの開口部の周縁のフランジ(2)を覆う陰極電界による浸漬下塗り塗膜上に配置され、最終塗装作業後、再び除去されることを特徴とする、方法であることにある。
【0016】
更に又、本発明の要旨とするところは、車両のモジュール接着箇所、特に、フロント・ドア、リア・ドア、泥除け、側壁等をマスキングするために、前記加工手段を使用することにある。
【発明の効果】
【0017】
本発明の加工手段は、最初に射出成形により製造され、使用後にその都度、塗装された状態のまま粉砕され、これにより得られた粉末を、加工手段を製造するのに直接再利用する。特殊なプラスチックが利用されるので、加工工程全体が簡略化される。このような加工手段は使用後、種別分類する必要はない。なぜなら、加工手段は塗装された状態で、使用後にその都度粉砕し、射出成形のバルク材として供給することができるからである。特に、その結果として、ともすれば必要となる取り扱い費用や機能性の回復費用が発生しない。
【0018】
また更に、本発明の概念は、環境に優しい。本発明の加工手段は、塗装されたまま粉砕した後、射出成形に供給することができるので、塗料を除去するために、機械的、熱的、化学的作業を必要としない。
【0019】
また、本発明の加工手段を使用することは、経済的でもある。というのは、加工手段を利用可能にするという業務を、下請け業者、すなわち、その主要業務が、バルク材を粉砕し、リサイクルされた製品を使用することであるという射出成形施設、が引き受けるため、使用者、特に車両の組立業者が、加工手段を利用可能にすることに責任を負わなくていいからである。
【発明を実施するための最良の形態】
【0020】
本発明の加工手段を、図面に基づき、下記に説明する。
【0021】
添付の唯一の図面は、車体のフランジ2をマスキングするための加工手段1を示し、加工手段1を形状に沿って密着させてフランジを密封した状態を示す。本件では、車体のフランジ2は、その周辺部に接着剤4が塗布された後に窓ガラス3が取り付けられるという開口部の周辺に取り付けられる。加工手段1により保護されるため、CDPコーティングだけがフランジ2に塗布され、後の塗装工程で施される塗料は塗布されない。加工手段1を除去すると、その下の接着剤の部分があらわれ、その上に窓ガラス3が後で圧着される。このようにして、例えば、接着剤4と浸漬下塗りされたフランジ2の表面との間に、例えば、フィラー及び仕上げラッカーから成る層ができる、という構造上の欠点が解消される。その結果、良好な衝撃特性を有した軽量設計という点で全体にねじれに強い構造となる。また、加工手段は再生及び再利用できるので、作業コストが節減される。
【0022】
マスキング材は、具体的には、塗装を及ぼしたくない特定部分に配置され、その配置は、車種や、窓の開口部の形状に左右される。マスキング材は、車体のフランジに圧着されるか、又はその上に被覆され、完全にフランジを覆う。このカバリングは、形状に沿って密着していて、塗料が浸透できず、CDP塗料はここに塗装されないので、ガラスを直接取り付ける際に接着剤で取り付けるのに最適な表面を作り出す。加工手段は、プラスチック材料でできているので、使用後、たとえ塗料が付着していても、まとめて粉砕され、射出成形工程で再利用するため、最終的に戻される。
【0023】
本発明の更に有益な成果を、従属クレーム2〜4に記載する。
【0024】
加工手段が、少なくとも170℃の温度で長期間使用するのに適した、熱安定性プラスチックから成るということが、特に有利な点である。所要の特性を示し、射出成形で使用し得るこのような特殊なプラスチックは、詳細な実用試験を実施して初めて発見するに至った。この部類のプラスチックには、プラスチック概論(Vogel Fachbuch、1996年 第4版、Dr.A.Frank著、ISBN 3−8023−1598−8)に記載されている、例えば、ポリスルフォン、ポリ(アリルエーテル)ケトン、ポリアミド類等が含まれる。
【0025】
このような加工手段に特に適しているのは、ガラス繊維やケブラー(登録商標)等で強化されたプラスチックである。販売コスト、再生利用可能性、射出成形(最適の流動挙動)、及び熱硬化オーブンと同温度という場合での機械的特性に関して、最良のプラスチックは、ガラス繊維強化ポリアミドであるということが判明している。
【0026】
上記の利点は、0.1〜40%の比率のフィラーにより強化されたプラスチック材料から成る加工手段で、特に顕著に現れる。この範囲のフィラーの含有量において、射出成形中の良好な流動挙動及び、塗装工程中の加工手段の適切な形状安定性及び堅固性に関する要件に応じた望ましい最適な比率が得られる。
【0027】
また、この目的は、a)加工手段を射出成形により製造する工程、b)使用後にその都度、塗装された状態のままで加工手段を粉砕する工程、c)これにより得られた粉末を、加工手段を製造するための射出工程で再び原料として使用するために戻す工程とを含む、塗装作業中に車両の各部をマスキングするための加工手段を製造及び再生利用する方法によっても、達成される。
【0028】
更に、本発明の有益な成果を、従属クレーム6及び7に記載する。
【0029】
リサイクリング・システムで射出成形が利用される際には、一定量のオリジナルの原料を追加するのが好ましい。このことは、再利用される塗料の混じったプラスチック材料が満足できる品質ではない場合に特に有効である。というのは、オリジナルの原料を追加することにより、上記の利点と共に、マスキング機能も保持できるからである。
【0030】
追加されるオリジナルの原料の量は、約10%が好ましい。このわずかなオリジナルの原料の追加により、再生された材料を、その機械的特性並びに耐熱特性を損なうことなく、数回にわたって確実に使用できる。
【0031】
また、本発明の目的は、前述のクレームのいずれかに記載される加工手段が、形状に沿って密着したシールを形成するように、車両の車体のフランジ又は車両のモジュールの開口部上のCDP塗膜上に塗布され、塗装作業の完了後に再び除去されるという、塗装の際に車両の各部をマスキングする方法によっても達成される。
【0032】
結果として、最終塗装の終了後、浸漬下地塗りされた表面に、接着剤によって窓枠を取り付けることが可能となり、このことにより、フィラー材や仕上げラッカーの構造上の欠点が回避される。このように窓ガラスを車体に構造的に接着することにより、特に、車体のねじれ強さが増し、衝突の際に生じる力がうまく分散される。このようにして、車体の軽量設計化が促進される。
【0033】
本発明の加工手段を使用すると、後で窓ガラスを接着剤で取り付けるのに役立つだけでなく、フロントフラップ、リアフラップ、泥除け、側壁等の他のモジュールを同様に取り付けるためのマスキング(この段階で再び、塗料の付着したプラスチック材料を実質的に100%射出成形に再利用することが可能である)としても役立つ。
【0034】
本件では、上記に記載の全ての部分が、それ単独で、又は組合せにより、本発明に必要不可欠であると主張している点に注目すべきである。本発明の修正も、当業者の視野の範囲に含まれるものである。
【図面の簡単な説明】
【0035】
【図1】本発明の加工手段を形状に沿って密着させてフランジを密封した状態を示す斜視模式図。
【符号の説明】
【0036】
1: 加工手段
2: 車体のフランジ
3: 窓ガラス
4: 接着剤
【0001】
本発明は、塗装の際に車両の各部をマスキングするための加工手段に関する。また、本発明は、このような加工手段の製造及び再生利用方法及び、塗装の際にこのような加工手段を用いて車両の各部をマスキングする方法に関する。
【背景技術】
【0002】
自動車の製造ラインにおける塗装作業は、塗料を塗布するという点で、現在、最も技術的労力を要する作業の一つである。塗装の最も重要な要件は、色彩とそれにより得られる光沢具合、及び、外部の影響から金属表面を保護することにある。塗装面の望ましい特性は、それぞれ異なる機能を有する層を何層も塗り重ねることによって得られる。つまり、まず最初に、陰極電界による浸漬下塗り(CDP)塗装を施す。これは、防食用の下地層を未加工の車体に浸漬塗布し、その後、例えば、最高220℃の乾燥オーブンで硬化するという塗装である。この下塗り塗装を施した後に初めて、下塗り塗装された車体に、実際の塗装、つまり、様々な塗りが施される。最初に、下地表面の凹凸をなくすため及び、飛び石の衝撃から保護するために、フィラーコートを施す。次の工程として、色彩効果を与える着色塗料を塗布し、最後に、外部の影響から保護するために、透明な上塗り塗料を塗布する。CDPの後の工程を含めた実際の塗装作業工程は、約170℃の温度で実施される。
【0003】
従来は、一連の塗装作業工程が完了して初めて、車体に他の部品を取り付けるのが通例であった。特に、工業規模の製造では、窓ガラス(フロントウィンドウ、リアウィンドウ、固定のサイドウィンドウ)は、通例、ロボット制御の下、組立現場で所定の位置に挿入され、取り付けられている(直接ガラスはめ)。窓ガラスを取り付けるのに用いられる接着剤は、窓ガラスの周縁部を車体の取り付け部(窓のフランジ)に接触させて所定の位置に圧入する前に、まず最初に、窓ガラスの周縁部全体にビードとして塗布される。このように、窓ガラスと車体との構造的接合部は、車体がねじれにくいという点で安定化の役目を果たし、また、衝突の際の衝撃をそらすという役目も果たす。
【0004】
フィラー及び外側のラッカー塗膜を含む、塗装作業工程中に噴霧された全てのコーティングは、顧客の要望に応じて塗布されるので、窓ガラスの接着剤は、多種多様な外装ラッカー(又は外装塗料)にしっかりと付着する必要がある。しかし、窓ガラスと車体との構造的接続は、ラッカー塗装された面がある組立品の場合には十分ではない。なぜなら、ラッカー塗装された構造物は、特に衝突の際に生じた構造力を、それ自体で吸収できないからである。したがって、車体のフランジと窓ガラスの接着剤との接着性について良好な結果を得るための最良の方法は、フィラーと外装塗料をそれに伴う構造上の欠点と共に取り除き、接着剤を用いてCDP塗膜に窓ガラスを取り付けることである。このような構造用接着剤は、軽量設計化や、高まる車体のねじれ安定性化に寄与する。しかし、この方法ではまた、車体のフランジをCDP塗装終了後、このフランジ部を後の工程で塗布される塗料塗膜から隔離するために、適切なマスキングを施す必要がある。このようなマスキングにより、CDP塗装されたフランジへ窓ガラスをしっかりと接着させることができる。
【0005】
窓ガラスを接着させる公知の方法の一つでは、車体のフランジは、接着テープ又はPVC(ポリ塩化ビニル)系プラスチゾルのような有機化合物を用いてマスキングされる。しっかりとした稠性が得られるように、プラスチゾルは、例えば、赤外線ラジエーター又はPVCオーブンでゲル化される。塗装作業工程の最後で、窓ガラスを取り付ける前に、通常、フランジのマスキングを手で除去して廃棄し、CDP塗装されたフランジにガラスが直接取り付けられる。したがって、プラスチゾルも接着テープも再生利用でいないので、この方法で発生した多量のゴミを処分する必要がある。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明の目的は、塗装作業における一般的な状況下で使用すると、経済的、品質的、生態環境的観点から見て利点があるような形態、安定性、かたさを有する、塗装の際に車両の各部をマスキングするための再生利用可能な加工手段を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
この目的は、プラスチックから成る加工手段であって、形状に沿って密着したシールを形成するように、車両の車体又はモジュールの開口部を取り巻く浸漬下塗り塗装されたフランジの表面に配置され得る、車両の各部をマスキングするための加工手段によって達成される。
【0008】
即ち、本発明の要旨とするところは、加工手段(1)が、プラスチック材料から成り、形状に沿って密着したシールを形成するために、車両の車体又はモジュールの開口部の周縁のフランジ(2)を覆う陰極電界による浸漬下塗り塗膜上に配置され得るということを特徴とする、塗装の際に車両の各部をマスキングする加工手段であることにある。
【0009】
前記加工手段(1)は、少なくとも170℃の長期温度で使用し得る熱安定性を有するプラスチックから成り得る。
【0010】
前記加工手段(1)は、ガラス繊維強化ポリアミドから成り得る。
【0011】
前記加工手段は、0.1%〜40%の割合のフィラーにより強化され得る。
【0012】
又、本発明の要旨とするところは、a)加工手段(1)を射出成形法により製造する工程、b)使用後にその都度、塗装された状態のままで、該加工手段(1)を粉砕する工程、及び、c)これにより得られた粉末を、該加工手段(1)を製造する射出成形工程で、原料として再利用するために戻す工程、とを含む、塗装の際に車両の各部をマスキングするための加工手段の製造及び再生方法であることにある。
【0013】
更に、本発明の要旨とするところは、再生システムにおける前記射出成形工程で、任意の割合のオリジナルの原料が追加されることを特徴とする、前記方法であることにある。
【0014】
前記方法においては、追加されるオリジナルの原料の量が、約10%であり得る。
【0015】
又、本発明の要旨とするところは、前記いずれかに記載の加工手段を用いて、塗装の際に車両の各部をマスキングする方法であって、前記加工手段が、形状に沿って密着したシールを形成するために、車両の車体又はモジュールの開口部の周縁のフランジ(2)を覆う陰極電界による浸漬下塗り塗膜上に配置され、最終塗装作業後、再び除去されることを特徴とする、方法であることにある。
【0016】
更に又、本発明の要旨とするところは、車両のモジュール接着箇所、特に、フロント・ドア、リア・ドア、泥除け、側壁等をマスキングするために、前記加工手段を使用することにある。
【発明の効果】
【0017】
本発明の加工手段は、最初に射出成形により製造され、使用後にその都度、塗装された状態のまま粉砕され、これにより得られた粉末を、加工手段を製造するのに直接再利用する。特殊なプラスチックが利用されるので、加工工程全体が簡略化される。このような加工手段は使用後、種別分類する必要はない。なぜなら、加工手段は塗装された状態で、使用後にその都度粉砕し、射出成形のバルク材として供給することができるからである。特に、その結果として、ともすれば必要となる取り扱い費用や機能性の回復費用が発生しない。
【0018】
また更に、本発明の概念は、環境に優しい。本発明の加工手段は、塗装されたまま粉砕した後、射出成形に供給することができるので、塗料を除去するために、機械的、熱的、化学的作業を必要としない。
【0019】
また、本発明の加工手段を使用することは、経済的でもある。というのは、加工手段を利用可能にするという業務を、下請け業者、すなわち、その主要業務が、バルク材を粉砕し、リサイクルされた製品を使用することであるという射出成形施設、が引き受けるため、使用者、特に車両の組立業者が、加工手段を利用可能にすることに責任を負わなくていいからである。
【発明を実施するための最良の形態】
【0020】
本発明の加工手段を、図面に基づき、下記に説明する。
【0021】
添付の唯一の図面は、車体のフランジ2をマスキングするための加工手段1を示し、加工手段1を形状に沿って密着させてフランジを密封した状態を示す。本件では、車体のフランジ2は、その周辺部に接着剤4が塗布された後に窓ガラス3が取り付けられるという開口部の周辺に取り付けられる。加工手段1により保護されるため、CDPコーティングだけがフランジ2に塗布され、後の塗装工程で施される塗料は塗布されない。加工手段1を除去すると、その下の接着剤の部分があらわれ、その上に窓ガラス3が後で圧着される。このようにして、例えば、接着剤4と浸漬下塗りされたフランジ2の表面との間に、例えば、フィラー及び仕上げラッカーから成る層ができる、という構造上の欠点が解消される。その結果、良好な衝撃特性を有した軽量設計という点で全体にねじれに強い構造となる。また、加工手段は再生及び再利用できるので、作業コストが節減される。
【0022】
マスキング材は、具体的には、塗装を及ぼしたくない特定部分に配置され、その配置は、車種や、窓の開口部の形状に左右される。マスキング材は、車体のフランジに圧着されるか、又はその上に被覆され、完全にフランジを覆う。このカバリングは、形状に沿って密着していて、塗料が浸透できず、CDP塗料はここに塗装されないので、ガラスを直接取り付ける際に接着剤で取り付けるのに最適な表面を作り出す。加工手段は、プラスチック材料でできているので、使用後、たとえ塗料が付着していても、まとめて粉砕され、射出成形工程で再利用するため、最終的に戻される。
【0023】
本発明の更に有益な成果を、従属クレーム2〜4に記載する。
【0024】
加工手段が、少なくとも170℃の温度で長期間使用するのに適した、熱安定性プラスチックから成るということが、特に有利な点である。所要の特性を示し、射出成形で使用し得るこのような特殊なプラスチックは、詳細な実用試験を実施して初めて発見するに至った。この部類のプラスチックには、プラスチック概論(Vogel Fachbuch、1996年 第4版、Dr.A.Frank著、ISBN 3−8023−1598−8)に記載されている、例えば、ポリスルフォン、ポリ(アリルエーテル)ケトン、ポリアミド類等が含まれる。
【0025】
このような加工手段に特に適しているのは、ガラス繊維やケブラー(登録商標)等で強化されたプラスチックである。販売コスト、再生利用可能性、射出成形(最適の流動挙動)、及び熱硬化オーブンと同温度という場合での機械的特性に関して、最良のプラスチックは、ガラス繊維強化ポリアミドであるということが判明している。
【0026】
上記の利点は、0.1〜40%の比率のフィラーにより強化されたプラスチック材料から成る加工手段で、特に顕著に現れる。この範囲のフィラーの含有量において、射出成形中の良好な流動挙動及び、塗装工程中の加工手段の適切な形状安定性及び堅固性に関する要件に応じた望ましい最適な比率が得られる。
【0027】
また、この目的は、a)加工手段を射出成形により製造する工程、b)使用後にその都度、塗装された状態のままで加工手段を粉砕する工程、c)これにより得られた粉末を、加工手段を製造するための射出工程で再び原料として使用するために戻す工程とを含む、塗装作業中に車両の各部をマスキングするための加工手段を製造及び再生利用する方法によっても、達成される。
【0028】
更に、本発明の有益な成果を、従属クレーム6及び7に記載する。
【0029】
リサイクリング・システムで射出成形が利用される際には、一定量のオリジナルの原料を追加するのが好ましい。このことは、再利用される塗料の混じったプラスチック材料が満足できる品質ではない場合に特に有効である。というのは、オリジナルの原料を追加することにより、上記の利点と共に、マスキング機能も保持できるからである。
【0030】
追加されるオリジナルの原料の量は、約10%が好ましい。このわずかなオリジナルの原料の追加により、再生された材料を、その機械的特性並びに耐熱特性を損なうことなく、数回にわたって確実に使用できる。
【0031】
また、本発明の目的は、前述のクレームのいずれかに記載される加工手段が、形状に沿って密着したシールを形成するように、車両の車体のフランジ又は車両のモジュールの開口部上のCDP塗膜上に塗布され、塗装作業の完了後に再び除去されるという、塗装の際に車両の各部をマスキングする方法によっても達成される。
【0032】
結果として、最終塗装の終了後、浸漬下地塗りされた表面に、接着剤によって窓枠を取り付けることが可能となり、このことにより、フィラー材や仕上げラッカーの構造上の欠点が回避される。このように窓ガラスを車体に構造的に接着することにより、特に、車体のねじれ強さが増し、衝突の際に生じる力がうまく分散される。このようにして、車体の軽量設計化が促進される。
【0033】
本発明の加工手段を使用すると、後で窓ガラスを接着剤で取り付けるのに役立つだけでなく、フロントフラップ、リアフラップ、泥除け、側壁等の他のモジュールを同様に取り付けるためのマスキング(この段階で再び、塗料の付着したプラスチック材料を実質的に100%射出成形に再利用することが可能である)としても役立つ。
【0034】
本件では、上記に記載の全ての部分が、それ単独で、又は組合せにより、本発明に必要不可欠であると主張している点に注目すべきである。本発明の修正も、当業者の視野の範囲に含まれるものである。
【図面の簡単な説明】
【0035】
【図1】本発明の加工手段を形状に沿って密着させてフランジを密封した状態を示す斜視模式図。
【符号の説明】
【0036】
1: 加工手段
2: 車体のフランジ
3: 窓ガラス
4: 接着剤
Claims (9)
- 加工手段(1)が、プラスチック材料から成り、形状に沿って密着したシールを形成するために、車両の車体又はモジュールの開口部の周縁のフランジ(2)を覆う陰極電界による浸漬下塗り塗膜上に配置され得るということを特徴とする、塗装の際に車両の各部をマスキングする加工手段。
- 前記加工手段(1)が、少なくとも170℃の長期温度で使用し得る熱安定性を有するプラスチックから成ることを特徴とする、請求項1に記載の加工手段。
- 前記加工手段(1)が、ガラス繊維強化ポリアミドから成ることを特徴とする、請求項1又は2に記載の加工手段。
- 前記加工手段が、0.1%〜40%の割合のフィラーにより強化されることを特徴とする、前記クレームのいずれかに記載の加工手段。
- a)加工手段(1)を射出成形法により製造する工程、b)使用後にその都度、塗装された状態のままで、該加工手段(1)を粉砕する工程、及び、c)これにより得られた粉末を、該加工手段(1)を製造する射出成形工程で、原料として再利用するために戻す工程、とを含む、塗装の際に車両の各部をマスキングするための加工手段の製造及び再生方法。
- 再生システムにおける前記射出成形工程で、任意の割合のオリジナルの原料が追加されることを特徴とする、請求項5に記載の方法。
- 追加されるオリジナルの原料の量が、約10%であることを特徴とする、請求項6に記載の方法。
- 前記請求項のいずれかに記載の加工手段を用いて、塗装の際に車両の各部をマスキングする方法であって、前記加工手段が、形状に沿って密着したシールを形成するために、車両の車体又はモジュールの開口部の周縁のフランジ(2)を覆う陰極電界による浸漬下塗り塗膜上に配置され、最終塗装作業後、再び除去されることを特徴とする、方法。
- 車両のモジュール接着箇所、特に、フロント・ドア、リア・ドア、泥除け、側壁等をマスキングするための、請求項1乃至4のいずれかに記載の加工手段の使用方法。
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