JPH06238047A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JPH06238047A
JPH06238047A JP5047136A JP4713693A JPH06238047A JP H06238047 A JPH06238047 A JP H06238047A JP 5047136 A JP5047136 A JP 5047136A JP 4713693 A JP4713693 A JP 4713693A JP H06238047 A JPH06238047 A JP H06238047A
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JP
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winning
variable display
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gaming machine
ball
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JP5047136A
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English (en)
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Kichihei Niiyama
吉平 新山
Koji Ito
広司 伊東
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Sophia Co Ltd
Original Assignee
Sophia Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 変動入賞装置内の内部構造の変化が単純一様
ではなく、遊技の興趣を盛り上げることができる遊技機
を提供する。 【構成】 第2種パチンコ遊技機等において、複数種類
の図柄を可変表示可能な可変表示装置6と、当変表示装
置6の表示図柄が特定図柄の場合に、変動入賞装置8内
の役物装置5のステージを変化させてV入賞口50に対
する入賞率を変更する役物用CPU30を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パチンコ機等を含む遊
技機に関し、特に、遊技球が所定の入賞部に入賞した場
合に可動部材を所定のパターンで動作させる補助遊技を
実行し、当該補助遊技における遊技球の特定の入賞部へ
の入賞に基づき遊技者にとって有利な特別遊技(いわゆ
る「大当り」状態)を実行する遊技機(いわゆる第2種
のパチンコ遊技機等)に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の第2種のパチンコ遊技機において
は、変動入賞装置内の内部構造を変化させ、遊技に変化
を持たせようとするものは知られていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来のパ
チンコ遊技機では、遊技のラウンド数や入賞個数により
変動入賞装置内の内部構造を変化させるに過ぎず、同じ
変化を毎回繰り返すだけであり、遊技が単純で興趣に欠
ける、という欠点を有していた。本発明は、上記の問題
点を解決するためになされたものであり、変動入賞装置
内の内部構造の変化が単純一様ではなく、遊技の興趣を
盛り上げることができる遊技機を提供することを目的と
する。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明に係る遊技機は、遊技球が所定の入賞部に入
賞した場合に可動部材を所定のパターンで動作させる補
助遊技を実行し、当該補助遊技における遊技球の特定の
入賞部への入賞に基づき遊技者にとって有利な特別遊技
を実行する遊技機であって、複数種類の図柄を可変表示
可能な可変表示手段と、当該可変表示手段の表示図柄が
特定図柄の場合に、前記特定の入賞部に対する入賞率を
変更する入賞率変更手段と、を備えて構成される。
【0005】
【作用】上記構成を有する本発明によれば、可変表示手
段は複数種類の図柄を可変表示可能であり、入賞率変更
手段は可変表示手段の停止時の表示図柄が特定図柄の場
合に、例えば変動入賞装置内の内部構造を変化させるな
どの動作を実行することにより、特定の入賞部(例えば
変動入賞装置内等に設けられる)に対する入賞率を変更
することができるので、従来機に比べ、より変化に富ん
だ遊技を提供できる。また、電子的に継続V率を制御可
能であるため、遊技店側で理想とする継続V率に近付け
ることができる。さらに、可変表示装置における停止図
柄の出現率を設定・変更可能な確率設定装置を備えるこ
とにより、継続V率を調整できる(すなわち、大当り時
の出玉を調整できる)、という利点を有する。
【0006】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面にもとづいて説
明する。本発明の一実施例であるパチンコ遊技機1の構
成を図1に、このパチンコ遊技機1における遊技盤の構
成を図2に、背面構成を図3に、電気的構成を図4に、
それぞれ示す。
【0007】パチンコ遊技機1は、図に示すように、遊
技盤2を備え、遊技盤2の表面にはガイドレール3で囲
まれた遊技部2Aが形成され、遊技部2A内の中央上部
寄りには、変動入賞装置8と役物装置5と可変表示手段
である可変表示装置6を含むセンター役物が、センター
役物の斜め下方には第1始動口7,7が、センター役物
を挟む左右両側には普通図柄ゲート25,25が、セン
ター役物の下方には第2始動口26Hと普通図柄表示器
29と普図記憶表示器27とを含む普通電動役物26
が、それぞれ配設され、その周囲に適宜一般入賞口4が
配設されて構成されている。
【0008】そして、変動入賞装置8は、図に示すよう
に、可動部材である左右1対の羽根8A,8Bを備えて
おり、この羽根8A,8Bが後述の条件により開成する
とパチンコ球がこの羽根8A,8B内に入り易くなる。
羽根8A,8B内に入賞したパチンコ球は、上平板8C
の上を遊技機の奥へ向かって転動し、その下方にある入
賞口(後述)に入賞する。上平板8Cの奥部には、役物
装置5が設けられ、後述の3つのステージA〜Cに変化
可能となっている。変動入賞装置8の下方には、1基の
可変表示器から成る可変表示装置6が設けられている。
【0009】また、上記の普通電動役物26は、図に示
すように、左右1対の羽根26A,26Bを備えてお
り、この羽根26A,26Bが後述の条件により開成す
るとパチンコ球が第2始動口26H内に入り易くなる。
【0010】この普通電動役物26には、1基の可変表
示器から成る普通図柄表示器29と、4個のLED等か
ら成る普図記憶表示器27とが設けられている。上記の
普通図柄ゲート25,25をパチンコ球が通過した場
合、これを普通図柄ゲート25,25が検出し、この検
出信号を遊技盤制御装置17内の役物用CPU30(図
4)が受け取り、普通図柄表示器29を可変表示させる
権利の記憶値(始動記憶値)として1回につき1個の普
図記憶表示器27を点灯表示させる。そして、これらの
普通図柄表示器29の可変表示の記憶値に基づき、普通
図柄表示器29を可変表示させる。
【0011】そして、上記の役物用CPU30は、普通
図柄表示器29の停止図柄に基づき、停止図柄が「7」
などの場合には、上記の普通電動役物26の羽根26
A,26Bを開成させるのである。
【0012】上記の第1始動口7,7及び第2始動口2
6Hは、変動入賞装置8の羽根8A,8Bを開成させる
所定の入賞部(始動口)となっており、それらにパチン
コ球が入賞した場合には、変動入賞装置8の羽根8A,
8Bが開成される。ただし、第1始動口7,7に入賞し
た場合よりも第2始動口26Hに入賞した場合の方が、
羽根8A,8Bの開成動作が遊技者にとってさらに有利
となっており、例えば、第1始動口7,7に入賞した場
合には羽根8A,8Bが所定時間だけ1回開成するのに
対し、第2始動口26Hに入賞した場合には羽根8A,
8Bがさらに長い時間だけ2回開成するように構成され
ている。
【0013】また、このパチンコ遊技機1の盤面上に
は、大当り表示用等の各種の装飾用ランプが設けられて
いる。
【0014】また、このパチンコ遊技機1は、球貸しを
行う機能も有しており、パチンコ遊技機1の前面側に
は、このパチンコ遊技機1に対して有価価値記憶媒体で
あるプリペイドカード等により球貸しを行うために遊技
者がカードを挿入するカード挿入孔12が設けられてい
る。そして、カード挿入孔12の近傍には、カードが既
に挿入され使用中であることを点灯により表示したり、
カードが排出されることを点滅等により表示するカード
保持表示器23が設けられている。
【0015】また、このパチンコ遊技機1には、カード
による球貸しが可能であること(カードを受け付け可能
な状態であること)を表示する球貸有効表示器16と、
上記のカード挿入孔12に球貸用カードが挿入された場
合にその残存度数を表示するカード残高表示器13と、
1回のスイッチ操作により所定数の球貸を行わせる球貸
制御信号を内蔵する球排出装置19(後述)に発するた
めの球貸スイッチ14と、遊技の終了時等にカードの返
却を行うためのカード返却スイッチ24と、球貸しによ
り球排出装置19(図3)から排出された遊技球あるい
は賞球を受けるための上皿9および下皿15と、この上
皿9上の遊技球を上記遊技部2Aに向け1個宛発射可能
な発射装置11(図3)と、遊技者がこの発射装置11
を操作するための操作ハンドル10と、が設けられてい
る。
【0016】また、図3に示すように、このパチンコ遊
技機1およびカード式球貸機2の裏側には、賞球タンク
28と、球排出装置19と、上記の可変表示装置6や変
動入賞装置8を制御する遊技盤制御装置17と、上記球
排出装置19を制御する排出制御装置18と、上記発射
装置11を制御する発射制御装置21と、カードからの
情報を読出しと情報書込みを行うカードリーダ30と、
球貸し動作を制御するための球貸制御装置22と、可変
表示装置6における特定図柄の出現率を設定・変更可能
な特定図柄出現率変更手段である確率設定装置20とが
設けられている。
【0017】次に、上記のパチンコ遊技機1のさらに詳
細な機構とその動作について、以下に説明を行う。
【0018】遊技者が球貸用カードをカード挿入孔12
からカードリーダ30に挿入すると、パチンコ遊技機の
球貸制御装置22内の球貸制御CPU(図示せず)は、
そのカードが不正カードや異常カード(他の種類のプリ
ペイドカード等)ではないか否か、カードの残高が零で
ないか否か等を即座に判定する。判定の結果、不正カー
ドや残高の無いカードの場合は、カードを強制排出し、
この情報を双方向通信回線により遊技盤制御装置17内
の役物用CPU30に転送し、遊技者に対し「このカー
ドは使用できない」あるいは「カードの度数残高がな
い」旨を、例えばLEDやスピーカ(図示せず)等によ
り報知する一方、不正カードの場合には、遊技店の管理
装置側へも通報を行う。この場合には、球貸有効表示器
16は消灯したままとなり、球貸スイッチ14の操作を
行っても受け付けない。
【0019】カードが正常で、残高が存在する場合は、
球貸制御装置22内の球貸制御CPU(図示せず)は、
その残高をカード残高表示器13に表示させる。そし
て、球貸スイッチ14の操作が有効(球貸し可能)な状
態となった場合は、球貸制御装置22から球貸有効表示
器16に信号を発して点灯させる等して「球貸し可能」
の旨を遊技者等に報知する。また、カードが挿入中であ
ることをカード保持表示器23により表示させる。
【0020】次に、遊技者が、球貸スイッチ14を操作
(1回押す等)すると、これを受けて、球貸制御装置2
2内の球貸制御CPUは、有価価値の残高が零でなけれ
ば、その操作内容に応じて所定量の有価価値をその遊技
機の使用する遊技媒体(例えばパチンコ球)の数に変換
し、その数の実球を排出すべき旨の排出指令信号を双方
向通信回線を介して排出制御装置18に送る。排出制御
装置18は、この排出指令信号を受けて、その数の球を
上皿9に排出する。この際、上記の球貸制御CPUは、
同時に、遊技媒体に変換させた分の有価価値をカードの
記憶値から減算させる。
【0021】遊技者は、発射装置11を操作ハンドル1
0(あるいはタッチスイッチ34)でコントロールする
ことにより、排出された(球貸しを受けた)球を遊技部
2A内へ打ち込み、遊技を行う。この遊技において、打
球が上記の第1始動口7,7または第2始動口26Hへ
入賞すると、遊技盤制御装置17内の役物用CPU30
がこれを検出し、変動入賞装置8の羽根8A,8Bを開
成させる補助遊技を実行させる。この結果、パチンコ球
が変動入賞装置8内の特定の入賞部であるV入賞口50
(図5〜図7)に入賞すると、上記の役物用CPU30
がこれを判別していわゆる「大当り」状態である特別遊
技(例えば、変動入賞装置8の羽根8A,8Bを所定時
間、所定回数開成する等)を実行する。
【0022】そして、V入賞口50に入賞すると、上記
の役物用CPU30は、特別遊技を実行すると同時に、
可変表示装置6において可変表示動作を行う。そして、
その結果、可変表示装置6の停止図柄が特定の図柄であ
る場合には、上記のV入賞口50への入賞確率を変化さ
せるように、上記役物装置5の状態(ステージ)をA〜
Cの3段階に変化させる。このうち、特に、可変表示装
置6の停止図柄が特別の図柄(例えば、「7」等)であ
る場合には、この回の特別遊技の終了以降におけるV入
賞口50への入賞確率(換言すれば、特別遊技の発生確
率)をより高い方に変化させるように、上記役物装置5
の状態(ステージ)をステージA(特異遊技状態)に変
化させる。したがって、役物用CPU30は、入賞率変
更手段、特別図柄発生手段及び特異遊技状態変換手段に
相当している。
【0023】上記の動作、特に、遊技状態の動作につい
て、図5ないし図18を参照しつつ説明を行う。
【0024】図8のフローチャート図は、本実施例のパ
チンコ遊技機1の遊技制御の基本フローチャートを示し
たものである。この基本フローチャートは、乱数更新処
理サブルーチンS1と、可変表示処理サブルーチンS2
と、普図(普通図柄)・普電(普通電動役物)処理サブ
ルーチンS3と、遊技処理サブルーチンS4とから構成
されている。
【0025】次に、上記の乱数更新処理サブルーチンに
ついて、図9に基づき説明を行なう。まず、上記の役物
用CPU30は、可変表示装置6における可変表示用の
乱数を更新する(ステップS11)。次に、可変表示の
確率設定値に対応した更新上限値を選択する(ステップ
S12)。すなわち、本実施例のパチンコ遊技機1は、
背面の確率設定装置20にキー等を差し込んで回動させ
る等の動作により、可変表示装置6における「当り」の
発生確率を設定・変更できるのである。この設定確率値
は、例えば、1/10,1/15,1/20等の3段階
などに設定できる。この場合、遊技店側で設定確率値を
1/15に設定したとすると、乱数を更新していく場合
の上限値は15となる。
【0026】したがって、次の判定ステップS13にお
いて、更新結果(更新した乱数の総数)が上限値である
15に達したら、その後の可変表示用乱数を全て零にす
れば(ステップS14)、可変表示用乱数が15個選択
されたことになる。この乱数のうちの一つを当りの乱数
にすれば、当りの発生確率は1/15になる。上記の判
定ステップS13において、更新結果(更新した乱数の
総数)が上限値である15に達していなければ、次回以
降のサイクルにおいて上限値である15に達するまで可
変表示用乱数更新処理を実行する。
【0027】可変表示装置6における可変表示用乱数の
更新の次に、普通図柄表示器29における可変表示用の
乱数(普図乱数)を更新する(ステップS15)。次
に、可変表示の確率設定値に対応した更新上限値を選択
する(ステップS16)。すなわち、本実施例のパチン
コ遊技機1は、背面の確率設定装置20にキー等を差し
込んで回動させる等の動作により、可変表示装置6にお
ける「当り」の発生確率を設定・変更できるだけでな
く、普通図柄表示器29における「当り」の発生確率も
設定・変更できるのである。この場合、背面の確率設定
装置20により、普通図柄表示器29における「当り」
の発生確率の設定・変更をも行なう方式だけでなく、普
通図柄表示器29における「当り」の発生確率の設定・
変更を行なう専用の他の確率設定装置を別途に設けても
よい。
【0028】したがって、次の判定ステップS17にお
いて、更新結果(更新した乱数の総数)が上限値に達し
たら、その後の普図乱数を全て零にすれば(ステップS
18)、普図乱数が上限値の個数だけ選択されたことに
なる。この普図乱数のうちの一つを普通図柄表示器29
における当りの乱数にすれば、当りの発生確率は設定確
率になる。上記の判定ステップS17において、更新結
果(更新した乱数の総数)が上限値に達していなけれ
ば、次回以降のサイクルにおいて上限値に達するまで普
図乱数更新処理を実行する。
【0029】次に、上記の可変表示処理サブルーチンに
ついて、図10に基づき説明を行なう。まず、可変表示
動作中か否かを判定する(ステップS21)。最初は、
可変表示装置6は停止しているから、次のステップS2
2に移行する。ステップS22では、変動入賞装置8内
のV入賞口50に打球が入賞したか否かを判定する。本
実施例のパチンコ遊技機1では、可変表示装置6での可
変表示遊技は、打球が変動入賞装置8内のV入賞口50
に入賞した場合にのみ実行されるものであるから、打球
がV入賞口50に入賞していない場合は、以下の処理は
行なわず、基本フローチャート(図8)に戻る。
【0030】上記の判定ステップS22において、打球
がV入賞口50に入賞したと判定された場合は、次にス
テップS23において、そのV入賞口への入賞が初回の
入賞か否かを判定する。そのV入賞口への入賞が初回の
入賞ではなく、大当り中のV入賞の場合(いわゆる「継
続V」の場合)には、遊技者は十分な利益を得ているの
であるから、以下の可変表示処理を行なってメリットを
付与するには及ばない。したがって、このような場合に
は、以下の処理は行なわず、基本フローチャート(図
8)に戻る。本実施例においては、上記のような手順と
したが、これは、V入賞口50へ入賞する度に、毎回可
変表示装置6における可変表示ゲームを行ない、毎回、
V入賞率の変更(ステージの変換)を行なうような手順
としてもかまわない。
【0031】上記の判定ステップS23において、その
V入賞口への入賞が初回の入賞であると判定された場合
は、次にステップS24において、可変表示動作を開始
させる。次に、可変表示用乱数を抽出する(ステップS
25)。次いで、判定ステップS26において、この回
の特別遊技の前の回の可変表示遊技でラッキーナンバー
がでたのか否か、すなわち、今回の特別遊技がラッキー
ナンバーの効果のある遊技であるのか否かを判定する。
本実施例のパチンコ遊技機1においては、可変表示遊技
でラッキーナンバー(7や3等)がでた場合には、その
回の特別遊技が終了した後に可変表示が行なわれた場合
には、ラッキーナンバーの効果が有効となり、可変表示
装置6における可変表示での当りの確率を高めるように
制御されるのである。
【0032】したがって、判定ステップS26におい
て、現在の遊技がラッキーナンバーの効果が有効である
期間内の遊技である、と判定された場合には、通常より
も当りの確率の高い乱数と当り値(すなわち、通常と同
じ個数の乱数であるが、当り値の個数を増やしている
等)を選択し(ステップS27)、判定ステップS26
において、現在の遊技がラッキーナンバーの有効期間内
の遊技ではない、と判定された場合には、通常の確率の
乱数と当り値を選択する(ステップS28)。
【0033】次に、抽出した乱数が大当り(例えば、
「7」等)に相当するものか否かを判定し(ステップS
29)、大当りに相当するものであれば可変表示装置6
における停止図柄を大当り図柄(「7」等)に設定し
(ステップS30)、ステップS29において抽出乱数
が大当りに相当するものではないと判定された場合に
は、次のステップS31において、抽出乱数が中当り
(例えば、「3」等)に相当するものか否かを判定す
る。この結果、抽出乱数が中当りに相当するものであれ
ば可変表示装置6における停止図柄を中当り(「3」
等)に設定し(ステップS31)、ステップS31にお
いて抽出乱数が中当りに相当するものではないと判定さ
れた場合には、停止図柄を大当り,中当り以外の図柄
(「7」,「3」等以外の図柄)に設定して(ステップ
S33)基本フローチャート(図8)に戻る。
【0034】次に、次回以降のサイクルにおいては、上
記ステップS21において「可変動作中である」と判定
されるので、可変動作の停止タイミングか否かを判定し
(ステップS34)、停止タイミングが到来したならば
図柄の停止を行なう(ステップS35)。
【0035】次に、上記の普図・普電処理サブルーチン
について、図11に基づき説明を行なう。まず、普図ゲ
ート25を打球が通過したか否かを判定する(ステップ
S41)。普図ゲートへの打球の通過がなければステッ
プS44以降の処理を実行するが、普図ゲートへの打球
の通過があれば次のステップS42において普通図柄の
可変表示の記憶値を1だけインクリメントする。次に、
普図用乱数を抽出し(ステップS43)、現在の遊技状
態に応じて各種の動作制御を行なうよう分岐処理を行な
う(ステップS44)。その結果、通常動作サブルーチ
ン(ステップS45)、回転動作サブルーチン(ステッ
プS46)、当り動作サブルーチン(ステップS4
7)、外れ動作サブルーチン(ステップS48)のうち
のいずれかを実行する。
【0036】次に、上記の通常動作処理サブルーチンに
ついて、図12に基づき説明を行なう。まず、普通図柄
の可変表示の記憶値(普図回転記憶)があるか否かを判
定する(ステップS51)。普図回転記憶がなければ、
普図回転記憶が発生するまでサイクルを繰り返す。ステ
ップS51において、普図回転記憶が存在する、と判定
された場合には、次に、判定ステップS52において、
現在の遊技がラッキーナンバーの効果が有効である期間
内の遊技であるか否かを判定する。現在の遊技がラッキ
ーナンバーの効果が有効である期間内の遊技である、と
判定された場合には、通常よりも当りの確率の高い乱数
と当り値(すなわち、通常と同じ個数の乱数であるが、
当り値の個数を増やしている等)を選択し(ステップS
53)、判定ステップS52において、現在の遊技がラ
ッキーナンバーの有効期間内の遊技ではない、と判定さ
れた場合には、通常の確率の乱数と当り値を選択する
(ステップS54)。
【0037】次に、抽出した乱数が当りに相当するもの
か否かを判定し(ステップS55)、当りに相当するも
のであれば普通図柄表示器29における停止図柄を当り
図柄に設定し(ステップS56)、ステップS55にお
いて抽出乱数が当りに相当するものではないと判定され
た場合には、普通図柄表示器29における停止図柄を外
れ図柄に設定する(ステップS57)。その後、普図回
転記憶値から1だけデクリメントし(ステップS5
8)、回転動作を実行する(ステップS59)。
【0038】次に、上記の回転動作処理サブルーチンに
ついて、図13(A)に基づき説明を行なう。まず、普
通図柄の可変表示の停止タイミングであるか否かを判定
する(ステップS61)。停止タイミングではなけれ
ば、停止タイミングになるまで回転動作を実行する(ス
テップS62)。ステップS61において、停止タイミ
ングである、と判定された場合には、既に決定済みの停
止図柄で普通図柄表示器29を停止させる(ステップS
63)。そして、次に、判定ステップS64において、
停止図柄が当り図柄か否かを判定し(ステップS6
4)、当り図柄であれば普通電動役物26をONさせ、
普通電動役物26の羽根26A,26Bの開成動作を行
なって(ステップS65)当り動作処理を行ない(ステ
ップS67)、ステップS64において停止図柄が当り
図柄ではないと判定された場合には、普通電動役物26
の羽根26A,26Bは閉じたままとし外れ動作処理を
行なう(ステップS66)。
【0039】次に、上記の当り動作処理サブルーチンに
ついて、図13(B)に基づき説明を行なう。まず、当
り動作の終了タイミングであるか否かを判定する(ステ
ップS71)。終了タイミングではなければ、終了タイ
ミングになるまで普通電動役物26のON動作を継続さ
せ、普通電動役物26の羽根26A,26Bの開成動作
を継続させる。ステップS71において、当り動作の終
了タイミングである、と判定された場合には、普通電動
役物26をOFFとし、普通電動役物26の羽根26
A,26Bを閉塞させる(ステップS72)。そして、
次に、通常動作に戻し(ステップS73)基本フローチ
ャート(図8)に戻る。
【0040】次に、上記の外れ動作処理サブルーチンに
ついて、図13(C)に基づき説明を行なう。まず、外
れ動作の終了タイミングであるか否かを判定する(ステ
ップS81)。終了タイミングではなければ、終了タイ
ミングになるまで普通電動役物26のOFF動作を継続
させ、普通電動役物26の羽根26A,26Bの閉塞動
作を継続させる。ステップS81において、外れ動作の
終了タイミングである、と判定された場合には、通常動
作に戻し(ステップS82)基本フローチャート(図
8)に戻る。
【0041】次に、上記の遊技処理サブルーチンについ
て、図14に基づき説明を行なう。まず、現在の遊技状
態に応じて各種の動作制御を行なうよう分岐処理を行な
う(ステップS91)。その結果、普段動作サブルーチ
ン(ステップS92)、羽開閉動作1サブルーチン(ス
テップS93)、羽開閉動作2サブルーチン(ステップ
S94)、ファンファーレ動作サブルーチン(ステップ
S95)、大当り動作サブルーチン(ステップS96)
のうちのいずれかを実行する。
【0042】次に、上記の普段動作処理サブルーチンに
ついて、図15に基づき説明を行なう。まず、判定ステ
ップS101において、現在の遊技がラッキーナンバー
の効果が有効である期間内の遊技であるか否かを判定す
る。現在の遊技がラッキーナンバーの効果が有効である
期間内の遊技である、と判定された場合には、変動入賞
装置8内の役物装置5のステージをステージAに変換す
る(ステップS102)。また、判定ステップS101
において、現在の遊技がラッキーナンバーの有効期間内
の遊技ではない、と判定された場合には、変動入賞装置
8内の役物装置5のステージをステージCに変換する
(ステップS103)。
【0043】ここで、図5ないし図7を用いて、変動入
賞装置8内の役物装置5のステージA〜Cについて説明
する。図5ないし図7に示すように、本実施例のパチン
コ遊技機1の役物装置5は、ステージ回転昇降軸47を
有し、この軸のまわりに回動し、あるいは上下に昇降す
ることができる構成となっており、図示しない役物駆動
用モータ44により回動または昇降駆動される。
【0044】図5は、V入賞口50への入賞確率が最も
高いステージAの状態を示している。図に示すように、
上平板8Cは役物装置5の方向に向かって僅かに下り勾
配となっており、上平板8Cの中央奥下方にはパチンコ
球を1個貯留可能な球受具48Aがステージ板53Aか
ら突出している。したがって、変動入賞装置8の羽根8
A,8Bの開成により上平板8C上に転落した打球のう
ち1個は、上記の球受具48Aと上平板8Cとで形成さ
れる矩形状の凹部内に捕捉される可能性が高い。そし
て、変動入賞装置8の羽根8A,8Bの開成により上平
板8C上に転落した打球のうち下平板49に落ち、一般
入賞口51または52に入賞した個数が所定数に達した
場合、あるいは所定時間が経過した場合には、ステージ
板53A全体が下方に降下する。ある程度以上降下する
と、上記の球受具48Aと上平板8Cとで形成される矩
形状の凹部のうち、上平板8Cの側が規制されない自由
表面となる。球受具48Aは、遊技者に向かって僅かに
下り勾配に構成されている。したがって、捕捉されたパ
チンコ球Pは、V入賞口50に向かって転動する。この
ため、パチンコ球PがV入賞口50に入賞する確率は非
常に高くなる。
【0045】図6は、V入賞口50への入賞確率がステ
ージAの次に高いステージBの状態を示している。図に
示すように、上平板8Cの中央奥下方にはパチンコ球を
2個貯留可能な球規制具48Bが役物のスカート部54
から左右に2個突出している。したがって、変動入賞装
置8の羽根8A,8Bの開成により上平板8C上に転落
した打球のうち2個は、上記の球規制具48B,48B
とスカート部54の斜面と上平板8Cとで形成される凹
部内に捕捉される可能性が高い。そして、変動入賞装置
8の羽根8A,8Bの開成により上平板8C上に転落し
た打球のうち下平板49に落ち、一般入賞口51または
52に入賞した個数が所定数に達した場合、あるいは所
定時間が経過した場合には、ステージ板53B全体が下
方に降下する。ある程度以上降下すると、上記の球規制
具48Bと上平板8Cとで形成される凹部のうち、上平
板8Cの側が規制されない自由表面となる。スカート部
54は、遊技者に向かって下り勾配に構成されている。
したがって、捕捉された2個のパチンコ球Pは、V入賞
口50と一般入賞口51または52の境界部に向かって
転動する。このため、パチンコ球PがV入賞口50に入
賞する確率は通常よりも高くなる。
【0046】図7は、V入賞口50への入賞確率が最も
低い通常状態のステージCの状態を示している。図に示
すように、上平板8Cの中央奥下方にはステージ板53
Cが設けられているが、上記のステージAやステージB
のようなパチンコ球を貯留可能な球規制具等は設けられ
てはいない。そして、ステージ板53Cは、遊技者方向
に下り勾配となるように構成されている。したがって、
変動入賞装置8の羽根8A,8Bの開成により上平板8
C上に転落した打球Pは、そのまま、下方の下平板49
上に落ちる。また、ステージ板53C全体は常時上下に
昇降運動をするように構成されている。したがって、下
平板49上に落ちたパチンコ球Pは、V入賞口50か一
般入賞口51または52に向かって転動する。このた
め、パチンコ球PがV入賞口50に入賞する確率は1/
10以下であり、上記のステージAやBに比べ低くな
る。
【0047】次に、上記のステップS102またはステ
ップS103以降の処理について、図15に基づき説明
を行なう。まず、第1始動口7に打球が入賞し第1始動
スイッチ7SがONとなったか否かを判定する(ステッ
プS104)。第1始動スイッチ7SがONとなっては
いない場合は、次のステップS105において、第2始
動口26Hに打球が入賞し第2始動スイッチ26SがO
Nとなったか否かを判定する。いずれも「NO(以下
「N」と略称する)」の場合には、基本フローチャート
(図8)に戻る。
【0048】次回以降のサイクルにおいて、ステップS
104で結果が「YES(以下「Y」と略称する)」の
場合、すなわち、第1始動口7に打球が入賞し第1始動
スイッチ7SがONである、と判定された場合は、変動
入賞装置8の羽根8A,8Bを例えば1回だけ所定時間
開閉する権利が発生する。この場合には、次の判定ステ
ップS106において、現在の遊技がラッキーナンバー
の効果が有効である期間内の遊技であるか否かを判定す
る。現在の遊技がラッキーナンバーの効果が有効である
期間内の遊技ではない、と判定された場合には、通常遊
技中の羽根開閉タイマをセットし(ステップS10
8)、羽開閉動作1処理サブルーチンを実行し(ステッ
プS109)、基本フローチャート(図8)に戻る。ス
テップS106で結果が「Y」の場合、すなわち、現在
の遊技がラッキーナンバーの効果が有効である期間内の
遊技である、と判定された場合には、通常遊技中の羽根
開閉時間よりも長いラッキーナンバー遊技中の羽根開閉
タイマをセットし(ステップS107)、羽開閉動作1
処理サブルーチンを実行し(ステップS109)、基本
フローチャート(図8)に戻る。
【0049】次に、上記の羽開閉動作1処理サブルーチ
ンについて、図16(A)に基づき説明を行なう。ま
ず、処理終了時間か否かを判定し(ステップS12
1)、処理終了時間ではなければ羽根開閉タイミングで
あるか否かを判定する(ステップS122)。羽根開閉
タイミングではなければ、次にV入賞口50への入賞が
あったか否かを判定し(ステップS124)、なければ
基本フローチャート(図8)に戻るが、V入賞口50へ
の入賞があったと判定された場合はファンファーレ動作
を実行し(ステップS125)、基本フローチャートに
戻る。上記判定ステップS122において、結果が
「Y」で羽根開閉タイミングとなっていれば、次のステ
ップS123において羽根開閉動作を上記の開閉タイマ
の時間で1回だけ実行する。また、次回以降のサイクル
の判定ステップS121において、処理終了時間であ
る、と判定された場合は、上記の普段動作を実行する
(ステップS126)。
【0050】また、次回以降のサイクルにおいて、上記
ステップS105で結果が「YES(以下「Y」と略称
する)」の場合、すなわち、第2始動口7に打球が入賞
し第2始動スイッチ26SがONである、と判定された
場合は、変動入賞装置8の羽根8A,8Bを例えば2回
だけ通常よりもさらに長い時間開閉する権利が発生す
る。この場合には、次の判定ステップS110におい
て、現在の遊技がラッキーナンバーの効果が有効である
期間内の遊技であるか否かを判定する。現在の遊技がラ
ッキーナンバーの効果が有効である期間内の遊技ではな
い、と判定された場合には、通常遊技中の羽根開閉タイ
マをセットし(ステップS112)、羽開閉動作2処理
サブルーチンを実行し(ステップS113)、基本フロ
ーチャート(図8)に戻る。ステップS106で結果が
「Y」の場合、すなわち、現在の遊技がラッキーナンバ
ーの効果が有効である期間内の遊技である、と判定され
た場合には、通常遊技中の羽根開閉時間よりも長いラッ
キーナンバー遊技中の羽根開閉タイマをセットし(ステ
ップS111)、羽開閉動作2処理サブルーチンを実行
し(ステップS113)、基本フローチャート(図8)
に戻る。
【0051】次に、上記の羽開閉動作2処理サブルーチ
ンについて、図16(B)に基づき説明を行なう。ま
ず、処理終了時間か否かを判定し(ステップS13
1)、処理終了時間ではなければ羽根開閉タイミングで
あるか否かを判定する(ステップS132)。羽根開閉
タイミングではなければ、次にV入賞口50への入賞が
あったか否かを判定し(ステップS134)、なければ
基本フローチャート(図8)に戻るが、V入賞口50へ
の入賞があったと判定された場合はファンファーレ動作
を実行し(ステップS135)、基本フローチャートに
戻る。上記判定ステップS132において、結果が
「Y」で羽根開閉タイミングとなっていれば、次のステ
ップS133において羽根開閉動作を上記の開閉タイマ
の時間で2回実行する。また、次回以降のサイクルの判
定ステップS131において、処理終了時間である、と
判定された場合は、上記の普段動作を実行する(ステッ
プS136)。
【0052】次に、上記のファンファーレ動作処理サブ
ルーチンについて、図17に基づき説明を行なう。ま
ず、ファンファーレ動作終了時間か否かを判定し(ステ
ップS141)、ファンファーレ動作終了時間ではなけ
ればファンファーレ動作を実行し(ステップS148)
基本フローチャート(図8)に戻る。次に、次回以降の
サイクルのステップS141においてファンファーレ動
作終了時間であると判定された場合には、可変表示装置
6の停止図柄が「7」であるか否かを判定する(ステッ
プS142)。この結果、可変表示装置6の停止図柄が
「7」であると判定された場合は、変動入賞装置8内の
役物装置5のステージをステージA(図5)に変換させ
(ステップS143)、大当り動作処理を実行し(ステ
ップS147)、基本フローチャート(図8)に戻る。
上記判定ステップS142において、可変表示装置6の
停止図柄が「7」ではないと判定された場合は、次に可
変表示装置6の停止図柄が「3」であるか否かを判定す
る(ステップS144)。この結果、可変表示装置6の
停止図柄が「3」であると判定された場合は、変動入賞
装置8内の役物装置5のステージをステージB(図6)
に変換させ(ステップS145)、大当り動作処理を実
行し(ステップS147)、基本フローチャート(図
8)に戻る。そして、上記判定ステップS144におい
て、可変表示装置6の停止図柄が「3」ではないと判定
された場合は、変動入賞装置8内の役物装置5のステー
ジをステージC(図7)に変換させ(ステップS14
6)、大当り動作処理を実行し(ステップS147)、
基本フローチャート(図8)に戻る。
【0053】次に、上記の大当り動作処理サブルーチン
について、図18に基づき説明を行なう。まず、可変表
示装置6における可変表示ゲームでの大当り、中当り等
の確率を通常時の確率に戻す(ステップS151)。そ
して、普通図柄表示器29における可変表示ゲームでの
当りの確率を通常時の確率に戻す(ステップS15
2)。次に、羽根8A,8Bの開閉タイミングであるか
否かを判定する(ステップS153)。羽根の開閉タイ
ミングであれば、羽開閉動作を実行する(ステップS1
54)。次に、V入賞口50への入賞の有無を判定し
(ステップS155)、V入賞がなければ、羽根の開閉
回数が上限値(例えば18回等)に達したか否かを判定
する(ステップS156)。羽根の開閉回数が上限値に
達してはいない場合は、変動入賞装置8内の一般入賞口
51,52に打球が10個以上入賞したか否かを判定し
(ステップS157)、打球の入賞が10個未満の場合
は、基本フローチャート(図8)に戻る。
【0054】次回以降の処理のステップS156または
ステップS157において、羽根の開閉回数が上限値に
達するか、打球の入賞が10個以上となった場合は大当
り状態が終了することになるが、次のステップS158
において、この大当り終了がラッキーナンバーによる大
当り終了か否かについて判定を行なう。すなわち、大当
りの原因となったV入賞により行なわれた可変表示装置
6での可変表示遊技の停止結果がラッキーナンバー(例
えば「7」等)であったか否かの判定である。この結
果、大当りの原因となったV入賞により行なわれた可変
表示装置6での可変表示遊技の停止結果がラッキーナン
バー(「7」等)であった場合は、可変表示装置6にお
ける可変表示ゲームでの大当り、中当り等の確率を通常
時よりも高い確率に設定し(ステップS159)、普通
図柄表示器29における可変表示ゲームでの当りの確率
を通常時よりも高い確率に設定し(ステップS16
0)、その後普段動作を行なう(ステップS161)
が、ステップS158の結果、大当りの原因となったV
入賞により行なわれた可変表示装置6での可変表示遊技
の停止結果がラッキーナンバー(「7」等)ではなかっ
た場合には、その後普段動作を行なう(ステップS16
1)。
【0055】一方、上記判定ステップS155におい
て、V入賞があった場合は、次の判定ステップS162
において、大当りの継続回数(継続V回数)が決められ
た上限値(例えば16回)に達したか否かを判定し、上
限値に達していれば、上記のステップS156以降を実
行する。また、ステップS162において、大当りの継
続回数(継続V回数)が決められた上限値に達してはい
ない場合は、継続V回数の上限値に達するまで大当り動
作を繰り返す(ステップS163)。
【0056】なお、本発明は、上記実施例に限定される
ものではない。上記実施例は、例示であり、本発明の特
許請求の範囲に記載された技術的思想と実質的に同一な
構成を有し、同様な作用効果を奏するものは、いかなる
ものであっても本発明の技術的範囲に包含される。
【0057】例えば、上記実施例においては、可変表示
装置6の停止図柄が特別図柄(例えば「7」)であった
場合には、特異遊技状態として、その回の大当り終了後
の役物装置5のステージをV入賞確率が最も高いステー
ジAに変換する例について説明したが、この特異遊技状
態は、ステージAへの変換のみに限定されず、例えば、
変動入賞装置8の羽根8A,8Bの1回の開閉時間を通
常よりも長くするようにしてもよい。
【0058】
【発明の効果】以上説明したように、上記構成を有する
本発明によれば、可変表示手段は複数種類の図柄を可変
表示可能であり、入賞率変更手段は可変表示手段の停止
時の表示図柄が特定図柄の場合に、例えば変動入賞装置
内の内部構造を変化させるなどの動作を実行することに
より、特定の入賞部(例えば変動入賞装置内等に設けら
れる)に対する入賞率を変更することができるので、従
来機に比べ、より変化に富んだ遊技を提供できる。ま
た、電子的に継続V率を制御可能であるため、遊技店側
で理想とする継続V率に近付けることができる。さら
に、可変表示装置における停止図柄の出現率を設定・変
更可能な確率設定装置を備えることにより、継続V率を
調整できる(すなわち、大当り時の出玉を調整でき
る)、という利点を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例であるパチンコ遊技機の全体
構成を示す正面図である。
【図2】図1に示すパチンコ遊技機の遊技盤の詳細構成
を示す図である。
【図3】図1に示すパチンコ遊技機の背面の構成を示す
背面図である。
【図4】図1に示すパチンコ遊技機の全体構成を示すブ
ロック図である。
【図5】図1に示すパチンコ遊技機の役物装置の変化動
作を示す斜視図(1)である。
【図6】図1に示すパチンコ遊技機の役物装置の変化動
作を示す斜視図(2)である。
【図7】図1に示すパチンコ遊技機の役物装置の変化動
作を示す斜視図(3)である。
【図8】図1に示すパチンコ遊技機の制御の流れを示す
フローチャート図(1)である。
【図9】図1に示すパチンコ遊技機の制御の流れを示す
フローチャート図(2)である。
【図10】図1に示すパチンコ遊技機の制御の流れを示
すフローチャート図(3)である。
【図11】図1に示すパチンコ遊技機の制御の流れを示
すフローチャート図(4)である。
【図12】図1に示すパチンコ遊技機の制御の流れを示
すフローチャート図(5)である。
【図13】図1に示すパチンコ遊技機の制御の流れを示
すフローチャート図(6)である。
【図14】図1に示すパチンコ遊技機の制御の流れを示
すフローチャート図(7)である。
【図15】図1に示すパチンコ遊技機の制御の流れを示
すフローチャート図(8)である。
【図16】図1に示すパチンコ遊技機の制御の流れを示
すフローチャート図(9)である。
【図17】図1に示すパチンコ遊技機の制御の流れを示
すフローチャート図(10)である。
【図18】図1に示すパチンコ遊技機の制御の流れを示
すフローチャート図(11)である。
【符号の説明】
1 パチンコ遊技機 2 遊技盤 2A 遊技部 3 ガイドレール 4 一般入賞口 5 役物装置 5A Aステージ 5B Bステージ 5C Cステージ 6 可変表示装置 7 第1始動口 7S 第1始動スイッチ 8 変動入賞装置 8A,8B 羽根 8C 上平板 9 上皿 10 操作ハンドル 11 発射装置 12 カード挿入孔 13 カード残高表示器 14 球貸スイッチ 15 下皿 16 球貸有効表示器 17 遊技盤制御装置 18 排出制御装置 19 球排出装置 20 確率設定装置 21 発射制御装置 22 球貸制御装置 23 カード保持表示器 24 カード返却スイッチ 25 普通図柄ゲート 26 普通電動役物 26A,26B 羽根 26H 第2始動口 26S 第2始動スイッチ 27 普図記憶表示器 28 賞球タンク 29 普通図柄表示器 30 役物用CPU 31 ROM 32 RAM 33 分周回路 34 電源回路 35 スピーカ 36 アンプ 37 サウンドジェネレータ 38 出力ポート 39 ドライバ 40 バッファゲート 41 ローパスフィルタ 42 大入賞口ソレノイド 43 普電ソレノイド 44 役物駆動用モータ 45 カウントスイッチ 46 継続Vスイッチ 47 ステージ回転昇降軸 48A 球受具 48B 球規制具 49 下平板 50 V入賞口 51,52 一般入賞口 53A〜53C ステージ板 55 装飾ランプ P パチンコ球

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技球が所定の入賞部に入賞した場合に
    可動部材を所定のパターンで動作させる補助遊技を実行
    し、当該補助遊技における遊技球の特定の入賞部への入
    賞に基づき遊技者にとって有利な特別遊技を実行する遊
    技機であって、 複数種類の図柄を可変表示可能な可変表示手段と、 当該可変表示手段の表示図柄が特定図柄の場合に、前記
    特定の入賞部に対する入賞率を変更する入賞率変更手段
    と、 を備えたことを特徴とする遊技機。
  2. 【請求項2】 前記遊技機は、 前記特定図柄の出現率を変更可能な特定図柄出現率変更
    手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載した遊技
    機。
  3. 【請求項3】 前記遊技機は、 前記可変表示手段における表示図柄のうち特別図柄を発
    生可能な特別図柄発生手段と、 当該特別図柄が発生した場合には、前記特別遊技の終了
    以降において前記特別遊技が発生し易い特異遊技状態に
    変換する特異遊技状態変換手段と、 を備えたことを特徴とする請求項1または請求項2に記
    載した遊技機。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002136696A (ja) * 2000-10-30 2002-05-14 Takao:Kk 弾球遊技機
JP2004283347A (ja) * 2003-03-20 2004-10-14 Heiwa Corp 遊技機
JP2005152143A (ja) * 2003-11-21 2005-06-16 Newgin Corp 遊技機
JP2009045304A (ja) * 2007-08-22 2009-03-05 Daito Giken:Kk 遊技台

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