JPH06237916A - 磁気共鳴イメージング装置 - Google Patents

磁気共鳴イメージング装置

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Publication number
JPH06237916A
JPH06237916A JP5027929A JP2792993A JPH06237916A JP H06237916 A JPH06237916 A JP H06237916A JP 5027929 A JP5027929 A JP 5027929A JP 2792993 A JP2792993 A JP 2792993A JP H06237916 A JPH06237916 A JP H06237916A
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JP
Japan
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image
subtraction
relaxation time
magnetic resonance
time
Prior art date
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Pending
Application number
JP5027929A
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English (en)
Inventor
Ikuji Seo
育弐 瀬尾
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、縦緩和時間、横緩和時間を変えて順
次得られたMR画像に対してサブトラクション処理を行
うことにより腫瘍等の鑑別診断をより容易にすることを
特徴とする。 【構成】本発明の磁気共鳴イメージング装置では、縦緩
和時間、横緩和時間を変えてMRデータが順次取得され
る。コンピュータシステム11の画像再構成処理部11
bでは、得られたMRデータを基にして画像再構成処理
が行われる。サブトラクション処理部11aでは、画像
再構成処理によって得られたMR画像間でサブトラクシ
ョン処理が行われ、サブトラクション画像が得られる。
このサブトラクション画像と通常のMR画像を重ね合わ
せることにより、その重ね合わせ画像がカラーディスプ
レイ12に表示される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気共鳴(MR)現象
を利用して被検者のスライス画像等を取得する磁気共鳴
イメージング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】磁気共鳴イメージング(MRI)におい
ては、磁気共鳴(MR)パラメータとしての縦緩和時間
T1、横緩和時間T2の強調度が異なるMR画像を順次
収集し、表示する方法がある。この方法の詳細について
は特願平2−40913に記載されているが、この方法
では、被検者の1つのスライス面(断面)においてパル
ス繰返し時間TR あるいはエコー時間TE を変化させて
MRデータ(エコーデータ)が収集される。
【0003】図4は、MR信号強度と縦緩和時間あるい
は横緩和時間との関係を示す図である。図4(a)はエ
コー時間TE をパラメータとしたMR信号強度と縦緩和
時間T1との関係を示す図、図4(b)はパルス繰返し
時間TR をパラメータとしたMR信号強度と横緩和時間
T2との関係を示す図である。
【0004】図4(a)および(b)からわかるよう
に、理論上はエコー時間TE やパルス繰返し時間TR が
長くなるほど、得られるMR信号の強度は大きくなる。
なお、縦緩和時間T1および横緩和時間T2がある程度
長くなれば、所定の信号強度で飽和状態となる。
【0005】得られたMRデータを基にして画像再構成
されたMR画像上の組織間のコントラストの差を比較す
ることによって画像診断が行われる。特に、このような
方法によって得られたMRデータを基にして再構成され
たMR画像は、癌組織等の鑑別診断に効果的であること
が知られている。
【0006】例えば、図6は、Damadianらによ
って測定された人体各部の正常組織と癌組織における水
のプロトンの縦緩和時間を示す図である。図中、かっこ
内の数字は測定例数を示している。図6からわかるよう
に、正常組織と癌組織における縦緩和時間に著しく大き
な差が生じている。
【0007】また、図7は、縦緩和時間と横緩和時間を
基にして得られる組織の正常と異常の範囲の一例であ
る。図7では、縦緩和時間と横緩和時間から組織の正常
と異常が区別される。
【0008】さらに、図8は、MR信号強度、縦緩和時
間および横緩和時間を基にして得られる正常と心筋梗塞
の値の一例である。なお、図8に示す結果は、パルス繰
返し時間TR とエコー時間TE の比TR /TE =∞/4
0の場合である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した方法
によって得られたMR画像における縦緩和時間T1と横
緩和時間T2の強調度の差はわずかであるため、MR画
像による組織の鑑別診断においては十分でなかった。本
発明は上記の事情からなされたものであり、本発明は、
組織の鑑別判断が容易なMR画像を得ることができるM
RI装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の磁気共鳴イメー
ジング装置は、エコー時間とパルス繰返し時間のうち少
なくとも一方のパラメータを変化させ、被検体の1つの
スライス面に対してそのパラメータの変化に応じてエコ
ーデータを順次収集する場合において、収集したエコー
データを記憶する手段と、記憶したエコーデータを基に
して画像再構成処理を行うことによって磁気共鳴(M
R)画像を取得する手段と、取得したMR画像の中の任
意のMR画像に対してサブトラクション処理を行うこと
によってサブトラクション画像を取得する手段と、MR
画像とサブトラクション画像とを重合わせることにより
重合わせ画像を取得する手段と、重合わせ画像を表示す
る手段とを有することを特徴とする。
【0011】
【作用】以上の構成から、縦緩和時間T1と横緩和時間
T2の強調度を変えて順次得られたMR画像においてサ
ブトラクション処理を行うことにより、腫瘍等の組織の
鑑別診断をより容易に行うことができる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
【0013】図1は、本発明の実施例である磁気共鳴イ
メージング装置の構成を示すブロック図である。図1に
おいて、本実施例の磁気共鳴イメージング装置は、マグ
ネットアセンブリMA、静磁場電源4、送信器5、受信
器6、X軸傾斜磁場電源7、Y軸傾斜磁場電源8、Z軸
傾斜磁場電源9、シーケンスコントローラ10、コンピ
ュータシステム11およびカラーディスプレイ12によ
って構成される。
【0014】マグネットアセンブリMAは、被検体Pの
撮影領域に均一な静磁場を発生する静磁場コイル1、3
方向(x、y、z方向)の傾斜(勾配)磁場をそれぞれ
発生する傾斜磁場コイル2および被検体Pの所定部位を
撮影するために用いられるRFパルス(高周波パルス)
を発生するRFコイル3を有し、被検体Pを内部に収納
することができる。
【0015】静磁場電源4は、静磁場を発生させるため
に静磁場コイル1に所定の電流を供給する。X軸傾斜磁
場電源7、Y軸傾斜磁場電源8、Z軸傾斜磁場電源9
は、x、y、z方向の傾斜磁場を発生させるために、傾
斜磁場コイル2に所定の電流を供給する。なお、傾斜磁
場電源8は、予めプログラムされた信号を発生するシー
ケンサ10によって制御される。
【0016】送信器5は、シーケンサ10によって制御
され、RFコイル3にRFパルスを供給する。また、受
信器6は、RFコイル3を介してMR信号を検出する。
受信器6で検出されたMR信号はデジタル変換され、コ
ンピュータシステム11に出力される。
【0017】コンピュータシステム11は、サブトラク
ション処理部11aおよび画像再構成処理部11bを有
し、コンピュータシステム11では、このデジタル信号
を基にして画像再構成処理が画像再構成処理部11bに
よって行われ、さらに、サブトラクション処理部11a
によってサブトラクション処理が行われる。その処理結
果がサブトラクション画像として、例えば赤系統の色で
その輝度情報に変換してカラーディスプレイ12上に表
示される。
【0018】なお、組織の位置を容易に把握することが
できるように、通常のMR画像、例えば、T1画像がこ
のサブトラクション画像に重ね合わされ、重ね合わせ画
像がカラーディスプレイ12に表示されることになる。
【0019】図2は、図1に示す磁気共鳴イメージング
装置のサブトラクション処理部の一構成を示すブロック
図である。図2に示すように、サブトラクション処理部
11aは、スイッチ20、メモリ21、23、減算器2
2、カラー変換回路24によって構成されている。な
お、メモリ21、23は、それぞれ1つのMR画像を記
憶するために用いられる。
【0020】前述したように、特願平2−40913の
方法では、被検者の1つのスライス面においてパルス繰
返し時間TR あるいはエコー時間TE を変化させてMR
データが収集されるが、これによって、図3に示すよう
に、縦緩和時間T1あるいは横緩和時間T2の強調度が
異なるMR画像I1 、I2 、I3 、I4 、…、In が得
られる。
【0021】従って、図2に示すサブトラクション処理
部11aでは、順次得られたMR画像間でサブトラクシ
ョン処理が行われる。例えば、最初に得られた第1のM
R画像I1 はスイッチ20を介してメモリ21に記憶さ
れる。ここで、スイッチ20がCPU等のコントローラ
(図示しない)から出力された制御信号に応じて切換え
られる。
【0022】次に得られた第2のMR画像I2 は、切換
えられたスイッチ20によってメモリ21を介さずに減
算器22に直接入力される。この時、メモリ21に記憶
されたMR画像I1 も減算器22に入力され、減算器2
2では、MR画像I1 とI2との間でサブトラクション
処理が行われる。サブトラクション処理によって得られ
たサブトラクション画像は、メモリ23に記憶された
後、カラー変換回路24でカラー変換処理される。カラ
ー変換処理によって得られたデータは、所定の輝度でカ
ラーディスプレイ12に表示される。
【0023】ここで、スイッチ20は切換えられ、第3
のMR画像I3 はメモリ21に記憶される。メモリ21
にMR画像I4 が記憶された後、スイッチ20は再び切
換えられ、第4のMR画像I4 は減算器22に入力され
る。この時、メモリ21に記憶されているMR画像I3
も減算器22に入力され、減算器22では、MR画像I
3 とI4 との間でサブトラクション処理が行われる。サ
ブトラクション画像は、前述したように、メモリ23、
カラー変換回路24を介してカラーディスプレイ24に
出力される。
【0024】以上のようにして、MR画像I1 とI2 の
間、MR画像I3 とI4 の間でサブトラクション処理が
行われる。なお、本実施例におけるサブトラクション処
理は、このようなMR画像間に限定されず、例えば、M
R画像I1 とI2 、I1 とI3 、I1 とI4 の間で順に
サブトラクション処理を行うこともでき、以下のMR画
像についてもサブトラクション処理が順次行われる。
【0025】図4は、図1に示す磁気共鳴イメージング
装置のコンピュータシステム11の本実施例における処
理を示すフローチャートである。ステップS1では、前
述した方法によってMRデータが取得され、ステップS
2では、取得したMRデータを基にして画像再構成処理
が行われる。これによって、MR画像が得られる。
【0026】ステップS3では、縦緩和時間、横緩和時
間の強調度の異なるMR画像間においてサブトラクショ
ン処理が行われ、サブトラクション画像が得られる。ス
テップS4では、所定のMR画像とサブトラクション画
像との重合わせが行われ、重ね合わせ画像が得られる。
【0027】ステップS5では、この重ね合わせ画像が
カラーデイスプレイ12上に表示される。これによっ
て、腫瘍等の組織の鑑別診断が容易な画像を得ることが
でき、医師等による診断効率を向上させることができ
る。
【0028】また、別の表示方法として、従来のMR画
像は固定しておき、複数のサブトラクション画像をシネ
表示的に順次(数秒おきに)変えて表示することも可能
である。以上、本発明の実施例について説明したが、本
発明は上記実施例に限定されることなく本発明の要旨の
範囲内において種々の変形実施が可能である。
【0029】
【発明の効果】以上のように、本発明では、縦緩和時間
T1と横緩和時間T2の強調度を変えて順次得られたM
R画像においてサブトラクション処理を行うことによ
り、腫瘍等の組織の鑑別診断をより容易に行うことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例である磁気共鳴イメージング装
置の構成を示す図。
【図2】図1に示す磁気共鳴イメージング装置のサブト
ラクション処理部の一構成を示すブロック図。
【図3】縦緩和時間と横緩和時間の強調度が異なるMR
画像列を示す図。
【図4】図1に示す磁気共鳴イメージング装置のコンピ
ュータシステムにおける処理を示すフローチャート。
【図5】MR信号強度と縦緩和時間あるいは横緩和時間
との関係を示す図。
【図6】Damadianらによって測定された人体各
部の正常組織と癌組織における水のプロトンの縦緩和時
間を示す図。
【図7】縦緩和時間と横緩和時間を基にして得られる組
織の正常と異常の範囲の一例。
【図8】MR信号強度、縦緩和時間および横緩和時間を
基にして得られる正常と心筋梗塞の値の一例。
【符号の説明】
MA…マグネットアセンブリ、1…静磁場コイル、2…
傾斜磁場コイル、3…RFコイル、4…静磁場電源、5
…送信器、6…受信器、7…X軸傾斜磁場電源、8…Y
軸傾斜磁場電源、9…Z軸傾斜磁場電源、10…シーケ
ンスコントローラ、11…コンピュータシステム、11
a…サブトラクション処理部、11b…画像再構成処理
部、12…カラーディスプレイ、20…スイッチ、2
1、23…メモリ、22…減算器、24…カラー変換回
路。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エコー時間とパルス繰返し時間のうち少
    なくとも一方のパラメータを変化させ、被検体の1つの
    スライス面に対してそのパラメータの変化に応じてエコ
    ーデータを順次収集する磁気共鳴イメージング装置にお
    いて、 収集したエコーデータを記憶する手段と、 記憶したエコーデータを基にして画像再構成処理を行う
    ことによって磁気共鳴(MR)画像を取得する手段と、 取得したMR画像の中の任意のMR画像に対してサブト
    ラクション処理を行うことによってサブトラクション画
    像を取得する手段と、 MR画像とサブトラクション画像とを重合わせることに
    より重合わせ画像を取得する手段と、 重合わせ画像を表示する手段とを有することを特徴とす
    る磁気共鳴イメージング装置。
JP5027929A 1993-02-17 1993-02-17 磁気共鳴イメージング装置 Pending JPH06237916A (ja)

Priority Applications (1)

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JP5027929A JPH06237916A (ja) 1993-02-17 1993-02-17 磁気共鳴イメージング装置

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JP5027929A JPH06237916A (ja) 1993-02-17 1993-02-17 磁気共鳴イメージング装置

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JPH06237916A true JPH06237916A (ja) 1994-08-30

Family

ID=12234585

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JP5027929A Pending JPH06237916A (ja) 1993-02-17 1993-02-17 磁気共鳴イメージング装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007075387A (ja) * 2005-09-15 2007-03-29 Ge Medical Systems Global Technology Co Llc 息止めmr撮影方法、mri装置、息止め断層像撮影方法および断層像撮影装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007075387A (ja) * 2005-09-15 2007-03-29 Ge Medical Systems Global Technology Co Llc 息止めmr撮影方法、mri装置、息止め断層像撮影方法および断層像撮影装置

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