JP2523470B2 - 核磁気共鳴イメ−ジング方式 - Google Patents

核磁気共鳴イメ−ジング方式

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JP2523470B2
JP2523470B2 JP59206213A JP20621384A JP2523470B2 JP 2523470 B2 JP2523470 B2 JP 2523470B2 JP 59206213 A JP59206213 A JP 59206213A JP 20621384 A JP20621384 A JP 20621384A JP 2523470 B2 JP2523470 B2 JP 2523470B2
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【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は、心臓の動画像を核磁気共鳴を利用して得る
核磁気共鳴イメージング装置に係る。特に、不整脈の有
無に依存しないで高速、高S/N比で心臓の動画像を得る
核磁気共鳴イメージング装置に関する。
〔発明の背景〕
従来、核磁気共鳴を利用した撮像装置で心臓の撮像を
行う場合、心電図の波形に同期して画像再構成に必要な
核磁気共鳴信号の計測を行い、心臓の特定の状態の画像
を得ていた。このような撮像装置では、必要なデータは
180〜256程度と非常に多く毎回の信号計測には少なくと
も心臓の拍動の1周期分の待時間を必要とするため、画
像再構成に必要な一連のデータを得るのに多くの時間を
要していた。また再構成画層のS/N改善のため計測信号
の加算平均を行うとすれば、さらに数倍の時間を要する
ことになるので被験者は多きな苦痛を感じる。また、心
電図に不整脈が含まれていると本来の状態とは異なつた
状態の心臓からの信号を計測してしまい、再構成画像の
劣化の原因となることが予想される。
さらにまた、信号計測開始用のトリガー信号を必要と
するので、心電図波形の微分やトリガー信号の発生等の
特別な処理や装置を必要とする。
〔発明の目的〕
本発明の目的は上記した従来技術の欠点をなくし、不
整脈の有無に依存せず高速、高S/N比で心臓の動的画像
を得る核磁気共鳴イメージング装置を提供することにあ
る。
〔発明の概要〕
そこで本発明では、1つの画像を心臓の拍動の1周期
(約0.8秒)に比べ十分短い時間で撮像できる高速イメ
ージング法により心臓の任意のタイミングで連続的に撮
像すると共に、心電計等により、撮像された心臓の状態
(以下位相と呼ぶ)を推定する。そしていくつかに分割
された位相と同じ位相に含まれる像の集合を加算平均す
ることにより各位相における画像のS/N比を向上させ
る。1画像の撮像時間が心臓の心拍の1周期に比べて十
分小さいので各位相における画像の加算平均回数が多く
なつても投影再構成法や2次元フーリエ変換法に比べて
十分短い時間で高S/N比の画像が得られ、また、撮像す
る心臓が不整脈を持つものであつても得られる画像が劣
化することはない。このようにして得られた各位相毎の
心臓の像を位相の時間的変化の順に並べれば心臓の動的
画像が得られる。
また本発明によれば、任意のタイミングで撮像を行う
ため撮像を開始するためのトリガー信号を必要としな
い。したがつて特に心電図波形を微分したりトリガー信
号を発生したりする処理や装置を必要としない。このこ
とはまた、トリガー信号を発生させるタイミングを決定
するための心電波形における特徴的な変化がなくても良
い。そのため本発明による方式ではいかなる心電波形を
持つ心臓についてもイメージングが可能となる。
〔発明の実施例〕
次に本発明の実施例を図面によつて説明する。
第1図は本発明の実施に使用されるNMRイメージング
装置のブロツク図である。被撮像対象は常に静磁場コイ
ル1により発生される均一で安定な磁場にさらされる。
静磁場用電源2は、静磁場コイルに電力を供給するため
のものである。Gx傾斜磁場コイル3、Gy傾斜磁場コイル
4、Gz傾斜磁場コイル5は被撮像対象のスライスの選
択、被撮像対象内の位置情報の記憶のために、空間のx
軸方向、y軸方向、z軸方向の傾斜磁場を発生させる。
傾斜磁場用電源6はこれらの傾斜磁場コイルに電力を供
給するためのものである。高周波磁場照射コイル7は被
撮像対象内の核スピンを励起するためのものであり、こ
こから照射される高周波磁場パルスは、その信号が中央
処理装置13により与えられ、A/D変換器14においてA/D変
換された後、増幅器9によつて適当な振幅に増幅された
ものである。励起された核スピンが自由誘導減衰運動を
行う際に発生する核磁気共鳴信号は信号検出用プローブ
8によつて検出され、増幅器10によつて適当な振幅に増
幅され、さらにA/D変換器14でA/D変換された後、中央処
理装置13に取り込まれて各種の処理がほどこされる。各
傾斜磁場を印加するタイミングや高周波磁場を照射する
タイミング、核磁気共鳴信号を検出するタイミングの制
御はタイミングシーケンサ11が行い、さらにこれは中央
処理装置13により制御される。中央処理装置13はタイミ
ングシーケンサ11の他、前記の高周波磁場パルス信号の
発生や、サンプリングされた核磁気共鳴信号の各種処
理、画像の再構成、心電波形のモニタなどを行う。デイ
スプレイ12は中央処理装置で再構成された画像や、その
他各種情報を表示するために用いられる。心電計15は心
臓を撮像したタイミングを知るためのものであり、その
タイミング情報は中央処理装置13に入力される。
本実施例では、撮像する心臓の位相の分割をあらかじ
め行つておき、任意のタイミングで連続して撮像すると
同時に、撮像された像と同一の位相に含まれる像に順次
加算していく。そして全ての撮像が終了した後に各位相
毎に像の加算回数に応じて像の平均を行う。
第2図は本発明を実施する際の手続きの流れを示す図
である。本発明の実施例では高速イメージング法として
エコープレナー法を使用した場合について説明を行う。
エコープレナー法は、32×32の画素サイズの画像を1画
像当り約30ミリ秒で撮像できるものである。
ステツプ2−1では、まず被像対象となる心臓から心
電計15により得られる心電波形の1周期を第3図に示す
ように例えば5つの位相に分割し、それら分割された位
相を位相1、位相2……位相5とする。
ステツプ2−2ではエコープレナー法により任意のタ
イミングで心臓の撮像を行うとともに、撮像したタイミ
ングが位相1から位相5までのどりに属するかを心電計
15から中央処理装置に入力された撮像のタイミングにつ
いての情報を解析することにより決定する。例えば第3
図においてタイミングt1は位相5に属することになる。
ステツプ2−3では、ステツプ2−2で撮像された像
を、既に撮像されている同一位相の像に加算する。
ステツプ2−2とステツプ2−3をN回繰り返せば撮
像されたN個の像が位相1から位相5までの位相に分類
され、それぞれの位相毎に像の加算が行われる。第3図
では、タイミングt1t6で撮像された像が加算平均され位
相5の像となり、同様にタイミングt2とt7、t3とt5とで
撮像された像が可算平均され、それぞれ位相3,位相1の
像となる。タイミングt4で撮像された像は、そのまま位
相4の像となる。
ステツプ2−4では、各位相毎に、加算された像を加
算回数で平均することを行う。以上のステツプ2−2か
にステツプ2−4により各位相毎の像の加算平均を行う
ことにより、得られる像のS/N比が向上する。
ステツプ2−5では以上のようにして得られた各位相
毎の像を位相の時間的経過の順に並べてデイスプレイ12
に表示するか、あるいは、位相の時間的経過の順に像を
順次入れ換えて表示することにより、心臓の動的画像を
得る。
本発明の他の実施例では、心臓の撮像を任意のタイミ
ングで連続して行い、各撮像毎に撮像された像と撮像し
たタイミングを記憶していき、全ての撮像が終了した後
に、撮像された像を各位相に分類し、各位相毎に撮像の
加算平均を行うというものである。第4図は本実施例を
実施するための手続の流れを示したものである。
ステツプ4−1ではエコープレナー法により任意のタ
イミングで心臓の撮像を行い、それと同時に、心電計15
から中央処理装置13に入力された心電波形に基づいて撮
像したタイミングを決定する。
ステツプ4−2では、ステツプ4−1で撮像された像
と決定された撮像のタイミングについての情報の両方を
中央処理装置13に付加された記憶媒体に記憶する。
ステツプ4−1とステツプ4−2をN回繰返すことに
より、記憶媒体には、任意のタイミングで撮像された像
と、撮像したタイミングに関する情報がそれぞれN個ず
つ記憶されたことになる。
ステツプ4−3では、被撮像対象である心臓から心電
計15を通して得られた心電波形の1周期をm個の位相に
分割し、それぞれ位相1,位相2……位相mとする。
ステツプ4−4では、ステツプ4−1とステツプ4−
2により記憶媒体に記憶された任意のタイミングで撮像
されたN個の像を、同じく記憶されている。撮像したタ
イミングについての情報をもとにしてステツプ4−3に
おいて分割されたm個の位相に分類する。そして同一位
相に分類された各位相における像の集合を加算平均す
る。この加算平均により、各位相における像のS/N比が
向上する。
ステツプ4−5では、以上のようにして得られた各位
相毎の像を位相の時間的経過の順に並べてデイスプレイ
12に表示するか、あるいは、位相の時間的経過の順に像
を順次入れ換えてデイスプレイ12に表示することにより
心臓の動的画像を得る。
本実施例によれば、撮像した像と撮像のタイミングに
関する情報は全て記憶されているので、いろいろな位相
分割についてステツプ4−3からステツプ4−5までを
繰り返すことができる。
本発明のさらに他の実施例は、特に被撮像対象となる
心臓が不整脈を有する場合、整脈区画における心臓の動
的画像と、不整脈区画における心臓の動的画像の両方を
同時に得るというものである。第6図は本実施例を実施
する際の手続きの流れを示す図である。ステツプ4−
3′では被撮像対象である心臓から心電計15を通して得
られた心電波形を第5図に示されるように整脈区間のも
のと不整脈区間のものに分類して、それぞれの区間にお
ける心電波形の1周期をn個、l個の位相に分割する。
第5図の例では整脈区画における心電波形の1周期を5
位相に、不整脈区間における心電波形の1周期を4位相
に分割している。
ステツプ4−4′においては、第3図に示されるよう
にステツプ4−1とステツプ4−2により記憶媒体に記
憶された任意のタイミングで撮像されたN個の像を、同
じく記憶されている撮像したタイミングについての情報
をもとにして、ステツプ4−3′において分割された整
脈区間におけるn個の位相と不整脈区間におけるl個の
位相のいずれかの位相に分割する。第5図の例では、撮
像タイミングt10からt13と、t15からt16、t18からt19
撮像された像が整脈区間の像として位相1から位相5ま
でのいずれかに分類され、また、タイミングt13から
t14、t17からt18で撮像された像が不整脈区間の像とし
て位相6から位相9までのいずれかに分割されている。
そして同一位相に分類された各位相における像の集合を
加算平均する。この加算平均により、各位相における層
のS/N比が向上する。
ステツプ4−5′では、以上のようにして得られた各
位相毎の像を整脈区間におけるものと不整脈区間におけ
るものを独立に時間経過の順に並べてデイスプレイ12に
表示するか、あるいは、位相の時間経過の順に像を順次
入れ換えてデイスプレイ12に表示することにより、心臓
の整脈区間における動的画像と不整脈区間における動的
画像を独立に得る。
〔発明の効果〕
本発明によれば心臓以外の動きのある対象、例えば
胃,肺,血管なども高速、高S/N比で撮像することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施に使用される装置のブロツク図、
第2図は本発明を実施する際の手続きの流れを示す図、
第3図は本発明の実施に際して行われる、撮像タイミン
グの心電波形の各位相への分類を示す図、第4図は本発
明の他の実施例を実施する際の手続きの流れを示す図、
第5図は本発明の他の実施例の実施に際して行われる、
特に被撮像対象の心臓が不整脈を有する場合における撮
像タイミングの心電波形の各位相への分類を示す図、第
6図は本発明のさらに他の実施例を実施する際の手続き
の流れを示す図である。 1……静磁場コイル、2……静磁場用電源、3,4,5……G
x,Gy,Gz傾斜磁場コイル、6……傾斜磁場用電源、7…
…高周波磁場照射コイル、8……信号検出用プローブ、
9,10……増幅器、11……タイミングシーケンサ、12……
デイスプレイ、13……中央処理装置、14……A/D変換
器、15……心電計。
フロントページの続き (72)発明者 小泉 英明 勝田市市毛882番地 株式会社日立製作 所那珂工場内 (72)発明者 河野 秀樹 国分寺市東恋ヶ窪1丁目280番地 株式 会社日立製作所中央研究所内 (56)参考文献 特開 昭60−41958(JP,A) 特開 昭60−215352(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】静磁場、傾斜磁場、高周波磁場発生装置お
    よび核磁気共鳴信号受信用プローブ、中央処理装置、心
    電計を有する核磁気共鳴イメージング装置において、 前記静磁場、傾斜磁場、高周波磁場発生装置および核磁
    気共鳴信号受信用プローブは、心臓を連続的に撮像し、 前記心電計は、撮像と共に心電波形を計測し、 前記中央処理装置は、計測された心電波形を解析して撮
    像された心臓の像が心臓のいかなる状態のものであるか
    を推定する手段と、同じ状態に含まれる像の集合を加算
    平均する手段と、各状態における心臓の状態の時間的変
    化に対応した像を並べる手段を有し、 心臓の動的画像を得ることを特徴とする核磁気共鳴イメ
    ージング装置。
JP59206213A 1984-10-03 1984-10-03 核磁気共鳴イメ−ジング方式 Expired - Lifetime JP2523470B2 (ja)

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