JPH06114030A - Mrイメージング装置 - Google Patents

Mrイメージング装置

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JPH06114030A
JPH06114030A JP4286807A JP28680792A JPH06114030A JP H06114030 A JPH06114030 A JP H06114030A JP 4286807 A JP4286807 A JP 4286807A JP 28680792 A JP28680792 A JP 28680792A JP H06114030 A JPH06114030 A JP H06114030A
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JP
Japan
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frequency component
data
pulse
image
time
Prior art date
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Pending
Application number
JP4286807A
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English (en)
Inventor
Kimiharu Shimizu
公治 清水
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Shimadzu Corp
Original Assignee
Shimadzu Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 時間的に連続して多数枚の画像を得るダイナ
ミック撮像において、画質の問題を回避しつつ時間分解
能を高める。 【構成】 ダイナミック撮像において、各位相エンコー
ド量についてのデータ採取の時間間隔を、低周波成分ほ
ど短くし、高周波成分ほど長くする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、核磁気共鳴(NM
R)を利用してイメージングを行なうMRイメージング
装置に関し、とくにダイナミック撮像を行なうMRイメ
ージング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】MRイメージング装置では、1枚の画像
を得るために、画像マトリクスサイズに対応した数だけ
パルスシーケンスを繰り返す必要がある。すなわち、位
相エンコード量を画像マトリクスサイズに対応する数だ
け変化させ、その1つずつの位相エンコード量について
パルスシーケンスを行なってデータを採取する。
【0003】通常のグラジェントエコー法のパルスシー
ケンスでは、図4に示すように、まず、被検体の核スピ
ンの磁化を角度α倒すRFパルスを被検体に照射し、そ
れと同時にスライス選択用のGzパルス1を印加し、Z
軸に直角なスライス面を選択励起する。つぎにこの傾斜
磁場Gzについてのリワインドパルス2を与えて乱れた
位相を戻す。位相エンコード用パルス3としてはGyパ
ルスを用いる。そしてリードアウト用のGxパルス4、
5を加えてエコー信号Eを発生させる。するとこのエコ
ー信号EにはX方向の位置情報が周波数エンコードさ
れ、Y方向の位置情報が位相エンコードされる。そこ
で、この位相エンコード量が画像マトリクスサイズに対
応する数だけ変化するよう、Gyパルス3の波形を変化
させ、その各波形ごとに上記の励起−エコー発生のパル
スシーケンスを繰り返し、各エコー信号Eから収集した
データを2次元フーリエ変換することにより、X−Y面
の画像つまり選択励起したスライス面の画像を得る。
【0004】このようなMRイメージング装置におい
て、従来より、同一スライス面についての撮像をつぎつ
ぎに行なって多数の画像を得て、その時間的な変化を捉
える、いわゆるダイナミック撮像が行なわれている。す
なわち、組織の性状診断においては、造影剤を用いたダ
イナミックスタディが行なわれ、脳血流量評価において
も造影剤のボーラス急速静注のMRパフュージョンスタ
ディが行なわれている。図5はパフュージョンスタディ
における脳組織の信号強度変化を示すもので、少なくと
も5秒以下、好ましくは1秒の間隔で1枚ずつの画像を
連続的に反復撮像する必要がある。
【0005】しかし、回復時間の制約や、信号対雑音
比、コントラスト等の問題から撮像パラメータの短縮は
制限され、1つの位相エンコード量についてのパルスシ
ーケンスの繰り返し時間の短縮には限界がある。そこ
で、従来では、図6に示すように、ダイナミック撮像に
おける時間分解能を向上させるため、画像の高周波成分
に対応した位相エンコード量については最初の1枚分の
撮像シーケンスでのみデータ採取し、それ以降の画像に
ついての撮像シーケンスでは低周波成分に対応した位相
エンコード量のパルスシーケンスしか行なわないことに
より2枚目以降の各画像についての撮像時間を短縮して
いる。
【0006】すなわち、この例では、位相エンコード量
を128通りとし、最初の1枚目の画像についての撮像
では、128のすべての位相エンコード量についてのパ
ルスシーケンスを行なってデータを収集していて6秒か
かっているが、2枚目以降では、低周波分の64の位相
エンコード量についてしかデータ採取を行なわず、その
ためパルスシーケンスの繰り返し回数が半減するので3
秒に短縮され、2枚目以降では3秒ごとに画像が得られ
ることになる。
【0007】また、従来では、図7のように、各1枚ず
つの画像に関する撮像シーケンスは128のすべての位
相エンコード量のパルスシーケンスを行ないながら複数
枚の画像についてのデータを6秒ごとに連続的に収集す
るが、画像再構成は、T1の期間(時刻0〜6秒の間)
のデータ、期間T1と一部重なる期間T2(時刻3〜9
秒の間)のデータ、期間T2と一部重なる期間T3(時
刻6〜12秒)のデータ、期間T3と一部重なる期間T
4(時刻9〜15秒)のデータ等を用いることより行な
うことで、時間分解能を高めた複数枚の画像を得ること
も行なわれている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
図6や図7のようなデータ収集方法をとるMRイメージ
ング装置では、つぎのような問題がある。まず図6の場
合、高周波成分は最初の1枚目の撮像でのみ採取し、こ
の高周波成分のデータを2枚目以降の画像を再構成する
際の高周波成分のデータとして代用するため、被検体が
動いた場合のアーティファクトが顕著になる。
【0009】また、図7の場合には、再構成に用いるデ
ータの選択を3秒ごととして3秒ごとの画像を得ること
により画像の時間分解能を高くしているが、画像コント
ラストを決定する低周波成分のデータは1枚ずつに要す
る6秒の撮像時間間隔で採取されたものであるので、実
効的には6秒間隔でしか画像が得られていず、無効であ
る。
【0010】この発明は、上記に鑑み、被検体が動いた
ときのアーティファクト等の画質の問題はなるべく回避
しつつ実効的に時間分解能の高い連続画像を得ることが
できるように改善した、MRイメージング装置を提供す
ることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、この発明によるMRイメージング装置では、多数枚
の画像に関するデータを連続的に得ていくとき、各位相
エンコード量のデータ採取は、低周波成分ほど採取時間
間隔を短くし、高周波成分ほど採取時間間隔を長くする
ことが特徴となっている。
【0012】
【作用】画像の低周波成分に対応する位相エンコード量
のデータは画像のコントラストを決定し、画像の高周波
成分に対応する位相エンコード量のデータは画像の輪郭
を決定する。そこで、低周波成分に対応する位相エンコ
ード量のデータを短い時間間隔で採取することにより、
画像コントラストについては高い時間分解能が得られ、
実効的に画像の時間分解能を高めることができる。ま
た、高周波成分に対応する位相エンコード量のデータは
比較的長い時間間隔ではあるが、順次採取するため、被
検体が動いたときのアーティファクトはそれほどのもの
とはならない。また被検体が動かなければ画像の輪郭は
変化しないので、高周波成分のデータの採取時間間隔が
長いことは、なんらの問題とならない。
【0013】
【実施例】以下、この発明の好ましい一実施例について
図面を参照しながら詳細に説明する。図1はこの発明の
一実施例にかかるMRイメージング装置の構成を示すブ
ロック図である。この図1において、主マグネット11
中にはGzコイル12、Gyコイル13、Gxコイル1
4が配置されており、これらに矢印に示すように電流を
流すことによって、X、Y、Zの3方向の傾斜磁場G
x、Gy、Gzが発生させられる。なお、主マグネット
11は磁束がZ方向に向いている静磁場を発生するもの
である。これらGzコイル12、Gyコイル13、Gx
コイル14には傾斜磁場電源22より電流が流される。
それらの電流波形は波形発生器21により与えられる。
【0014】静磁場および傾斜磁場が印加される空間中
に図示しない被検体(患者)が挿入され、その被検体に
図示しない送信アンテナと受信アンテナとが取り付けら
れる。送信アンテナには送信パワーアンプ26から励起
RFパルスが供給される。この励起RFパルスは、変調
回路25において、信号発生器23からのRF信号を波
形発生器24からの信号で変調したものである。受信ア
ンテナで受信されたNMR信号はプリアンプ27を通っ
て検波回路28に送られ、信号発生器23からの信号を
参照信号として位相検波され、さらにA/D変換器29
でサンプリングされデジタルデータに変換されてコンピ
ュータ20に取り込まれる。
【0015】コンピュータ20は、このデータを2次元
フーリエ変換することにより画像再構成してMR画像を
得る。また、コンピュータ20は波形発生器21から発
生する各傾斜磁場の波形とそのタイミングとをコントロ
ールするとともに、波形発生器24からのRFパルス波
形とそのタイミングとをコントロールし、さらに信号発
生器23を制御してRFパルスの周波数を共鳴周波数に
一致させることにより、図4に示されたパルスシーケン
スなどが行なわれるようにする。
【0016】このように構成されたMRイメージング装
置において、コンピュータ20の制御の下で、ダイナミ
ック撮像が行なわれる。このダイナミック撮像では、各
位相エンコード量でのデータ採取(各位相エンコード量
のパルスシーケンス)の時間間隔は図2に示すように低
周波成分ほど短くされ、高周波成分ほど長くされてい
る。すなわち、位相エンコード量が0付近では3秒間隔
でデータ採取し、位相エンコード量が32、−31付近
では6秒間隔、位相エンコード量64、−63付近では
12秒間隔でデータ採取している。
【0017】そして、位相エンコード量を図3のよう
に、低周波分b1、中間周波分b2、高周波分b3と3
つに分けたとき、低周波分b1については全撮像時間の
半分を配分し、中間周波分b2、高周波分b3について
はそれぞれ全撮像時間の1/4ずつを配分する。
【0018】この場合、画像コントラストを決定する低
周波成分のデータを得る位相エンコード量のパルスシー
ケンスは3秒間隔で行なって、時間分解能の高いデータ
を得る一方で、高周波成分については12秒間隔でデー
タ採取している。高周波成分のデータは比較的長い間隔
であるが、周期的に採取しているので、被検体が動いた
ときのアーティファクトはそれほどのものとはならな
い。また、短時間のうちに組織の信号強度が変化する対
象について、画像コントラストを決めるのは低周波成分
であり、それは比較的短時間の時間間隔でデータ採取す
るので、高周波成分の時間間隔が長くなっても、信号強
度変化の判断には支障がない。
【0019】なお、この実施例では、位相エンコード量
を3つに分け、その各々でデータ採取時間間隔及び時間
配分を変えているが、さらに多数に分けてもよい。その
場合、時間配分は1/2、1/4、1/8、1/16、
…と等比級数的に行なうことが考えられるし、他の非均
等配分法によってもよい。さらに位相エンコード量に応
じて連続的にデータ採取時間間隔及び時間配分を変える
こともできる。
【0020】さらに、ハーフエンコード法などの他の位
相エンコード数の減少法と組み合わせて撮像時間を短縮
することも可能である。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、この発明のMRイ
メージング装置によれば、低周波成分に対応する位相エ
ンコード量のデータは短い時間間隔で採取するので、画
像コントラストについては高い時間分解能が得られ、実
効的に画像の時間分解能を高めることができる。そのた
め、画像の時間的変化を時間分解能高く捉えることがで
きて、診断効果を向上させることができる。また、高周
波成分に対応する位相エンコード量のデータは比較的長
い時間間隔ではあるが、順次採取するため、被検体が動
いたときのアーティファクトは軽減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例にかかるMRイメージング
装置のブロック図。
【図2】同実施例の各位相エンコード量についてのデー
タ採取間隔を示すタイムチャート。
【図3】同実施例における各位相エンコード量について
の時間配分を示すグラフ。
【図4】通常の撮像シーケンスを示すタイムチャート。
【図5】脳組織の信号強度変化を示すタイムチャート。
【図6】従来例における各位相エンコード量のデータ採
取時刻を示すタイムチャート。
【図7】他の従来例における各位相エンコード量のデー
タ採取時刻を示すタイムチャート。
【符号の説明】
1 スライス選択用傾斜磁場パルス 2 リワインド用傾斜磁場パルス 3 位相エンコード用傾斜磁場パルス 4、5 リードアウト用傾斜磁場パルス α 励起パルス E エコー信号 11 主マグネット 12〜14 傾斜磁場発生用コイル 20 コンピュータ 21 傾斜磁場用波形発生器 22 傾斜磁場電源 23 信号発生器 24 RF励起用波形発生器 25 変調回路 26 送信パワーアンプ 27 プリアンプ 28 検波回路 29 A/D変換器

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被検体に高周波励起パルスを照射する手
    段と、スライス選択用傾斜磁場パルスを印加する手段
    と、位相エンコード用傾斜磁場パルスを印加する手段
    と、リードアウト用傾斜磁場パルスを印加する手段と、
    位相エンコード量が画像マトリクスサイズに対応して変
    化するよう位相エンコード用傾斜磁場パルス波形を制御
    しながらパルスシーケンスを繰り返して、画像の複数枚
    分のパルスシーケンスを行ない、画像の低周波成分に対
    応する位相エンコード量のパルスシーケンスを行なう時
    間間隔よりも高周波成分に対応する位相エンコード量の
    パルスシーケンスを行なう時間間隔が大きくなるよう制
    御する制御手段とを有することを特徴とするMRイメー
    ジング装置。
JP4286807A 1992-09-30 1992-09-30 Mrイメージング装置 Pending JPH06114030A (ja)

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JP4286807A JPH06114030A (ja) 1992-09-30 1992-09-30 Mrイメージング装置

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JP4286807A JPH06114030A (ja) 1992-09-30 1992-09-30 Mrイメージング装置

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JPH06114030A true JPH06114030A (ja) 1994-04-26

Family

ID=17709309

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4286807A Pending JPH06114030A (ja) 1992-09-30 1992-09-30 Mrイメージング装置

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JP (1) JPH06114030A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH105191A (ja) * 1996-03-26 1998-01-13 Wisconsin Alumni Res Found 三次元ディジタル減算磁気共鳴血管撮影法
US6914429B2 (en) 2002-06-28 2005-07-05 Kaburhiki Kaisha Toshiba MR imaging system and data acquisition method

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH105191A (ja) * 1996-03-26 1998-01-13 Wisconsin Alumni Res Found 三次元ディジタル減算磁気共鳴血管撮影法
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