JP2003116814A - 磁気共鳴撮像装置 - Google Patents

磁気共鳴撮像装置

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JP2003116814A JP2001316876A JP2001316876A JP2003116814A JP 2003116814 A JP2003116814 A JP 2003116814A JP 2001316876 A JP2001316876 A JP 2001316876A JP 2001316876 A JP2001316876 A JP 2001316876A JP 2003116814 A JP2003116814 A JP 2003116814A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】時間分解能と画質のともに優れた時系列画像を
得る。 【解決手段】 高周波磁場パルス31を照射した後、リ
ードアウト傾斜磁場を反転しながら繰り返し印加して複
数の磁気共鳴信号を取得するシーケンスを、前記複数の
磁気共鳴信号の少なくとも1つを計測データ空間を位相
エンコード方向に3つの領域に分割したうちの中央領域
に割り当て、残りの磁気共鳴信号を前記中央領域を挟む
第1と第2の領域に割り当てるように位相エンコードを
付与しながら実行し、該シーケンスを位相エンコードを
変えて繰り返し実行して前記中央領域に対応する全ての
計測データを取得する一連のシーケンスを実行するスキ
ャンを、前記第1と第2の領域の未取得の計測データを
得るように繰り返し実行し、前記スキャンの終了ごとに
画像を再構成し、現回スキャンの実行により計測されな
い領域の位相エンコードの計測データは、前回スキャン
以前の実行により得られた計測データを用いて画像を再
構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気共鳴撮像装置
に係り、例えば、連続撮影を行いながら時間分解能を高
め、かつ画質の優れた画像をモニタリングする磁気共鳴
撮像装置に好適な技術に関する。
【0002】
【従来の技術】磁気共鳴撮像装置(MRI装置)は、生
体に均一な静磁場を作用させた状態で高周波磁場パルス
を照射し、生体中の水素や燐などの原子核を励起させ、
この励起により発生する核磁気共鳴信号(NMR信号)
を計測し、それら水素や燐の密度分布あるいは緩和時間
分布等の磁気共鳴情報に基づいて、生体内の計測領域を
画像化することにより、医療診断に資する装置である。
【0003】MRI装置では、基本的に1枚の画像を得
るための撮像時間はTR(repetition time:パルス系列
の基本パターンに要する時間)と位相エンコード数の積
になる。この撮像時間の短縮をはかり、臨床の場におい
てMRI装置の幅広い利用を図るべく、高速撮像法とし
て、1のTRで複数のエコー信号(NMR信号)を取得
するエコープラナーイメージング(以下「EPI」と略
す)法がある。EPI法の基本的な概念は、T2*減衰
(ティーツースター、見かけ上の横緩和)中に読み出し
傾斜磁場であるリードアウト傾斜磁場の反転を繰り返し
多数のグラジエントエコーをつくり、計測データ空間、
すなわちk空間のすべての位相エンコードラインを埋め
る方法である。この場合、1回の励起パルスのみで画像
を構成するもの、何回かの励起パルスによるデータを合
わせて空間分解能の高い1枚の画像を作るものがある。
【0004】また、EPIには、FID(自由誘導減
衰)で信号を計測するグラジエントエコータイプのEP
I(GE−EPI)と、k空間の原点の信号をスピン・
エコーで計測するスピン・エコータイプのEPI(SE
−EPI)がある。GE−EPIはファンクショナルM
RI(functional MRI)やパーヒュージョンスタデ
ィ(perfusion study)などに使用され、T2*コントラ
スト画像を効果的に取得でき、SE−EPIはディフュ
ージョン(diffusion)、パーフュジョン(perfusio
n)、フロー(flow)の計測などのT2*による効果をな
るべくさけたい場合に使用される。
【0005】一方、画像の再構成間隔を短縮することに
より時間分解能を高める方法としてHalf Scan 法があ
る。この方法は、位相方向に対して、約半分(50%以
上)または3/4の計測データから残りのデータを推定
して画像を作成する方法であり、同じ空間分解能の画像
を短時間で得ることができるが、S/N(signal to noi
se ratio :信号雑音比)が低下し、画質が低下する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記のEPI法の計測
において、k空間のデータを全て取得し、1画像を得る
ための撮像時間はTR×ショット数であった。そのた
め、空間分解能や画質の良さを求めると、TR及びショ
ット数を小さくすることができず、その結果時間分解能
が低くなり、得られた時系列画像から臨床の場で必要な
情報を得ることができない場合があった。
【0007】本発明は、時間分解能と画質の共に優れた
時系列画像を得ることを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、静磁場発生手段と、傾斜磁場発生手段と、高周波磁
場パルス照射手段と、被検体から発生する磁気共鳴信号
を受信する受信手段と、前記静磁場発生手段と前記傾斜
磁場発生手段と前記高周波磁場パルス照射手段と前記受
信手段とを制御して撮像シーケンスを実行するシーケン
サと、前記磁気共鳴信号に基づいて画像を再構成する信
号処理手段とを備えた磁気共鳴撮像装置において、前記
シーケンサは、高周波磁場パルスを照射した後、リード
アウト傾斜磁場を反転しながら繰り返し印加して複数の
磁気共鳴信号を取得するシーケンスを実行するにあたっ
て、計測データ空間を位相エンコード方向に中央領域と
他の領域からなる複数の領域に分け、位相エンコード方
向の計測ライン数を前記中央領域にM本、前記他の領域
にN(但し、N>M)本割り当てるとともに、前記磁気
共鳴信号を前記中央領域にK個、前記他の領域にL個割
り当て、かつM/K<N/Lとなる条件で前記シーケン
スにより、前記位相エンコードを変化させながら前記中
央領域はM本の計測ライン数、前記他の領域はNより小
さい数となる計測ライン数にそれぞれ対応する計測デー
タを取得する一連のシーケンスを実行し、該一連のシー
ケンスを前記位相エンコードを変化させながら前記他の
領域の未計測の計測ラインに対応する計測データを取得
するように繰り返し実行するものであり、前記信号処理
手段は、前記一連のシーケンスの終了ごとに前記計測デ
ータに基づいて画像を再構成し、前記他の領域の未計測
の計測データは、前回以前の一連のシーケンスの実行に
より得られた計測データを用いて画像を再構成すること
を特徴とする。
【0009】このような構成とすることにより、従来の
ように計測データ空間、すなわちk空間の計測データを
全て取得するごとに画像再構成をしていた場合と異な
り、k空間の中央領域の全計測データを取得する一連の
シーケンスの実行ごとに画像再構成をするので、時間分
解能を高めることができる。また、画像再構成では、k
空間の中央領域以外の他の領域における未計測の計測デ
ータは、現回の一連のシーケンス以前の一連のシーケン
ス実行で得られた計測データを用い、中央領域の全計測
データは一連のシーケンス実行ごとに取得するので、S
/N、画質等の空間分解能を損なうことを抑えて連続撮
像ができる。
【0010】すなわち、k空間の中央領域は、撮像対象
の全体像を認識する低周波数のデータを含むものであ
り、この領域の全データを画像再構成する一連のシーケ
ンス実行ごとに取得することにより、例えば穿刺針の動
きを明確にすることができる。また、k空間の中央領域
を挟む他の領域は、撮像対象の輪郭を明確にする高周波
データからなるもので、現回の一連のシーケンス実行で
取得できない計測データ部分は、現回以前の一連のシー
ケンス実行で得られた計測データを使って画像再構成す
るようにしたから、画質等に与える影響を抑えることが
できる。各一連のシーケンスは、それぞれk空間の他の
領域のデータ取得部分を異にし、各一連のシーケンス実
行で他の領域の全データを取得する。そして、各一連の
シーケンスを繰り返すサイクルを行い、連続撮像をす
る。
【0011】例えば、1回の高周波磁場パルスの照射で
3個の磁気共鳴信号を得る場合は、k空間を位相エンコ
ード方向に5以上の奇数個に等分すると、真中の1つが
中央領域となり、中央領域をはさむ他の領域を第1と第
2の領域にする。この場合、分割数をあまり大きくする
と、中央領域に低周波データを全て含ませることができ
ず、十分に鮮明な画像再構成ができない点に注意する。
高周波磁場パルスを照射すると、3個の磁気共鳴信号を
得るが、1個を中央領域の計測データ取得に使い、他の
2個をそれぞれ他の領域である第1と第2の領域の計測
データ取得に使う。このような、計測データ取得は、撮
像シーケンスにおける位相エンコード傾斜磁場パルスの
強度を調節することにより行う。このような撮像シーケ
ンスを繰り返し実行し、中央領域の全計測データが取得
できたときに、1回の一連のシーケンスが完了する。次
の一連のシーケンスでは、同様に中央領域の全計測デー
タを取得するが、他の領域である第1と第2の領域の計
測データは前回の一連のシーケンス実行で得られなかっ
た計測データを取得する。このようにして、位相エンコ
ードを変えながら、繰り返し一連のシーケンスを実行す
ることで、第1と第2の領域の全計測データを得ること
ができる。画像再構成は、1回の一連のシーケンス実行
ごとに行って表示する。1回の一連のシーケンス実行で
得られなかった、第1と第2の領域の計測データは、前
回以前の一連のシーケンス実行で得られた計測データを
使用して画像再構成して表示する。
【0012】このように、k空間の位相エンコード方向
の計測ラインに対応する全てのデータを計測しないで画
像を再構成しているから、1枚の画像を得る撮像時間を
短縮することができる。しかも、今回の一連のシーケン
スで計測できない位相エンコードの計測データは、前回
以前の一連のシーケンスで得られた計測データを使い画
像再構成するので、時間分解能に優れ、高速で撮像して
画像再構成と表示ができる。また、低周波データを含む
中央領域の全計測データは、一連のシーケンスごとに取
得しているので、連続撮像での撮像対象の動きを明確に
とらえることができる。
【0013】また、シーケンサは、第1と第2の領域の
計測データを位相エンコード同一方向にずらしながら順
に取得するシーケンスを実行することが好ましい。位相
エンコードを同方向、均等に変化させて印加するので、
被検体の磁化率による磁場のオフセット変動の影響を抑
えることができるからである。
【0014】また、本発明は、上記のように中央領域の
全データを取得する1回の一連のシーケンス実行ごとに
画像を再構成して表示し、他の領域の未計測のデータは
前回以前の一連のシーケンス実行で得たデータを使うこ
とから、1回の高周波磁場パルスで得られる磁気共鳴信
号の数は3以上であればよい。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を用いて説明する。図1は、一実施形態の撮像から画像
再構成と表示の手順を示すフローチャートである。図2
は、一実施形態の磁気共鳴撮像装置の全体構成を示すブ
ロック図である。図3は、一実施形態のエコートレイン
数3の撮像シーケンスを示す図である。図2に示すよう
に、磁気共鳴撮像装置は、静磁場発生回路1、傾斜磁場
発生系2、送信系3、受信系4、信号処理系5、シーケ
ンサ6、及び中央処理装置(CPU)7等を備えて構成
される。静磁場発生回路1は、被検体9が置かれる空間
に均一な静磁場を発生させるものである。その静磁場の
方向は、通常、被検体9の体軸方向又は体軸に直交する
方向である。また、静磁場発生回路1は、永久磁石方式
または常電導方式あるいは超電導方式を用いて形成され
ている。傾斜磁場発生系2は、直交3軸(X、Y、Z)
方向の傾斜磁場を発生する傾斜磁場コイル10と、その
傾斜磁場コイル10の駆動電流を供給する傾斜磁場電源
11を有して構成されている。傾斜磁場電源11は、シ
ーケンサ6の命令に従って直交3軸(X,Y,Z)方向
の傾斜磁場Gs、Gp、Grを被検体9に印加するよう
になっている。この傾斜磁場の与え方によって断層像の
スライス面を設定することができる。シーケンサ6はC
PU7の制御により動作し、パルスシーケンスと称され
る撮像シーケンスに従って、傾斜磁場発生系2、送信系
3、受信系4等に命令を送り、断層像を撮像するのに必
要な制御を実行するものである。
【0016】送信系3は、高周波磁場パルスにより被検
体9の生体組織を構成する原子核に核磁気共鳴を起こさ
せるために高周波磁場パルスを照射するもので、高周波
発振器12、変調器13、高周波増幅器14及び高周波
照射コイル15を有して構成されている。そして、送信
系3は、シーケンサ6の命令に従って、高周波発振器1
2から出力される高周波磁場パルスを変調器13で振幅
変調し、さらに高周波増幅器14で増幅した後、高周波
照射コイル15に供給して高周波磁場パルス(RFパル
ス)を被検体9に照射するようになっている。
【0017】受信系4は、被検体9の生体組織の原子核
の核磁気共鳴により放出されるエコー信号などの磁気共
鳴信号を検出するもので、受信側の高周波受信コイル1
6、増幅器17、直交位相検波器18及びA/D変換器
19を有して構成される。高周波受信コイル16により
受波された磁気共鳴信号は増幅器17で増幅され、直交
位相検波器18で検波された後、A/D変換器19でデ
ィジタル信号の計測データに変換される。なお、シーケ
ンサ6の制御によるタイミングで直交位相検波器18に
より位相を90°ずらしてサンプリングされた二系列の
計測データは、信号処理系5に送られる。
【0018】信号処理系5は、CPU7、ROM20、
RAM21、光磁気ディスク22、CRTなどのディス
プレイ23及び磁気ディスク24を有して構成される。
CPU7は、入力される計測データをフーリエ変換処理
を含む画像再構成処理を行い、任意断面の信号強度分布
あるいは所定の処理をした画像を作成して、ディスプレ
イ23に断層像として表示するようになっている。RO
M20は、経時的な画像解析処理及び計測を行なうプロ
グラムや、その実行に用いる不変のパラメータなどを記
憶する。RAM21は、前計測で用いた計測パラメータ
や、受信系4で検出したエコー信号、及び関心領域設定
に用いる画像を一時保管すると共に、その関心領域を設
定するためのパラメータなどを記憶する。光磁気ディス
ク22及び磁気ディスク24は、CPU7により再構成
された画像のデータを記録する。ディスプレイ23は、
光磁気ディスク22及び磁気ディスク24に格納されて
いる画像データを映像化して断層像として表示する。
【0019】さらに本発明のMRI装置の信号処理系5
は、CPU7の機能として画像データに対し撮像対象の
動きを画像上で明確するべく差分画像をつくる差分処理
及び画像の累積を行う重み付けを行う機能を備えてい
る。これらの処理は、本発明のMRI装置において計測
を行うことにより得られたデータに対してなされる。こ
れらの処理の選択及び設定のための手段が、CPUの入
力手段として設けられる。またディスプレイ23は、こ
の信号処理系5の機能に対応して、通常の画像に代わり
または通常の画像に加えて差分画像あるいは累積加算画
像を表示する機能を備えている。
【0020】操作部8は、信号処理系で実行する処理の
制御情報を入力するものであり、例えば、トラックボー
ル又はマウス25やキーボード26を備えて構成され
る。
【0021】このように構成される磁気共鳴撮像装置
(MRI装置)を用いて、撮像、画像再構成及び画像表
示をする手順について図1を用いて説明する。ステップ
1では撮像に関するパラメータである撮影視野(FO
V)のサイズ、断層撮影するスライス面の位置、周波数
エンコード数及び位相エンコード数等を定める。この設
定されたパラメータは、RAM21に記憶される。計測
パラメータが設定されると、ステップ2において、1回
の高周波磁場パルスの照射で生じるEPI法の磁気共鳴
信号数(エコー数)を設定する。すなわち、反転するリ
ードアウト傾斜磁場の繰り返し印加により、複数のエコ
ー信号を得る。次に、ステップ3において、k空間の位
相エンコード方向の分割数を設定する。例えば、3エコ
ーのときは、分割数を5、7、9等にする。分割された
真中の1個を中央領域とし、中央領域を挟む他の領域を
第1と第2の領域とする。したがって、第1と第2の領
域は等しいエンコード数となり、中央領域のエンコード
数の整数倍となる。このとき、上記の3個のエコー信号
でk空間の分割数が5、ステップ1で定めたエンコード
数が189であるときは、1分割ごとに38個のエンコ
ード数が割り当てられ、全体のエンコード数は190に
自動調整される。この自動調整は、ステップ1で定めた
エンコード数に最も近い数値のエンコード数となる。し
たがって、中央領域のエンコード数は38、第1と第2
の領域のエンコード数はそれぞれ76となる。ただし、
k空間の位相エンコード数は、通常128、256等に
され、位相エンコードのピッチは一定に設定される。し
たがって、これらの位相エンコード数に不足する場合
は、単にk空間上下の端部の計測データが得られないこ
とになるだけである。ステップ4において、中央領域の
エンコード数に対応する全計測データと第1と第2の領
域のエンコード数に対応する全データのうちの一部のデ
ータを取得するパーシャル(Partial)データ計測、す
なわち1回のスキャンで行った一連のシーケンスを実行
する。そして、画像再構成(S5)、画像を表示(S
6)する。その後、データ数の変更すなわち、位相エン
コード数の変更等があるときは、ステップ1へ戻る。変
更がないときは、計測終了の指示(S8)があれば終了
し、なければステップ4に戻り再びPartialデータ計測
をする。このとき、第1と第2の領域の位相エンコード
は前回のスキャンで行った一連のシーケンスとは相違
し、前回で未計測の計測データに対応する位相エンコー
ドの傾斜磁場が印加される。撮像は、パルスシーケンス
と称される撮像シーケンスにしたがって行われる。図3
に、第1の実施形態であるエコートレイン数が3の撮像
シーケンスを示す。本実施形態の撮像シーケンスは、エ
コープラナーイメージング(EPI)法と呼ばれるパル
スシーケンスを用いている。図は、上から順に高周波磁
場パルスRF、スライス選択傾斜磁場Gs、位相エンコ
ード傾斜磁場Gp、リードアウト傾斜磁場Gr,核磁気
共鳴信号であるエコー信号Signalをそれぞれ示し、縦軸
はそれらの強度を、横軸は時間を示している。このパル
スシーケンスを繰り返すことにより、計測データ空間で
あるk空間に撮像で得た計測データが収集される。
【0022】次に、図3のシーケンスの内容を詳細に説
明する。高周波磁場パルス31を照射すると共に、スラ
イス選択傾斜磁場パルス33を印加することにより、被
検体の所望の部位を励起する。これにより被検体中の例
えばプロトンが励起され、エコー信号が発生する。この
エコー信号に空間位置情報である位相エンコード傾斜磁
場Gp(以下「Gp」とする)パルス35とリードアウ
ト傾斜磁場Gr(以下「Gr」とする)パルス37を印
加する。そして、反転させたGrパルス39を印加する
ことにより、グラジエントエコー信号(以下「エコー信
号」とする)41が得られる。その後、位相エンコード
の磁場強度を変えたGpパルス43と反転させたGrパ
ルス45が印加され、第2のエコー信号47が得られ
る。また、同様にして位相エンコードの磁場強度を変え
たGpパルス49と反転したGrパルス51が印加され
ることにより第3のエコー信号53が得られる。Gpパ
ルスの磁場強度を変えてエコー信号を取得するのは、k
空間の位相エンコーディング数に対応した画像情報を得
るためである。
【0023】次に、得られたエコー信号とk空間のデー
タ取得の関係を説明する。図4は、第1の実施形態にお
けるk空間の分割数の第1例を示す図である。k空間
は、周波数情報で埋められたデータ領域であり、横軸に
周波数エンコーディング数、縦軸に位相エンコーディン
グ数がとられている。図4では、縦軸、横軸とも省略し
ているが、図4の中心で縦軸と横軸が交わっている。図
4のk空間は、縦軸である位相エンコーディング方向に
7等分されていて、真ん中の中央領域61と、中央領域
を挟む第1の領域63と第2の領域65に分けられてい
る。第1の領域は、7等分されたうちの3ブロック分6
3a,63b,63cから成り、第2の領域も3ブロッ
ク分65a,65b,65cから成る。そして、第1の
エコー信号からの計測データを第1の領域に、第2のエ
コー信号からの計測データを中央領域に、第3のエコー
信号を第2の領域に取得する。
【0024】図5は、第1の実施形態におけるk空間の
データ取得の第1例を示す図である。説明を簡単にする
ために、例えば繰り返し時間TRを20msec、位相エ
ンコード方向のエンコード数を189と設定する。周波
数エンコード数も同様に所定の数値に設定する。位相エ
ンコード数189をk空間の等分数7で除すると、商は
27であるから、1ブロックあたりのエンコード数は2
7となり、対応する計測データも27となる。計測デー
タは、k空間の位相エンコード方向に段階的にラインで
取得される。図3のシーケンスを実行すると、第1のエ
コー信号で第1領域の上段63aの上から1番目のライ
ンに計測データが取得され、第2のエコー信号で中央領
域61の上から1番目のラインに計測データが、第3の
エコー信号で第2領域の上段65aの上から1番目のラ
インにそれぞれ計測データが取得される。次ぎのシーケ
ンス実行では、図3のGpパルス35の強度を変化さ
せ、それぞれの領域の2番目のラインに計測データが取
得される。シーケンスを27回実行することにより、中
央領域61、第1領域の上段63a,第2領域の上段6
5aの全計測データが取得でき、第1のスキャンが終了
する。次ぎの第2のスキャンでは中央領域、第1領域の
中段63b,第2領域の中段65bの全計測データが取
得でき、さらに第3スキャンでは中央領域、第1領域の
下段63c,第2領域の下段65cの全計測データが取
得できる。つまり、第1から第3までのスキャンの3サ
イクルで、第1と第2の領域の全計測データが取得でき
るのに対し、中央領域は全計測データを3回取得するこ
とになる。画像再構成と表示は、それぞれ1回のスキャ
ンが終了するごとに行われるが、各スキャンでの未取得
の計測データは、現回以前のスキャンで取得した計測デ
ータを使って行う。例えば、第1のスキャンで画像再構
成をする際は、未取得の計測データである第1領域の中
段63b、下段63cと第2領域の中段65b、下段6
5cのデータは、現回以前の第3と第2のスキャンで得
た計測データを使って、画像再構成を行い表示する。従
来のEPI法の撮像では、位相エンコード数189、エ
コートレイン数が3であれば、位相エンコード数をエコ
ートレイン数で除したときの商63がショット数とな
る。よって、1枚の画像の撮像時間は、ショット数と1
TR(20msec)を乗じた積、1260msec、すなわち
約1.3秒となる。ところが、本実施形態では、1回のス
キャンで画像再構成をするので、ショット数は27とな
り、撮像時間は、20msecと27の乗じた積、540ms
ec、すなわち約0.6秒で、時間分解能の向上率は約5
7%となる。
【0025】また、画像再構成を行う1回のスキャンで
は、k空間の中心部分にある低周波領域を中央領域61
として全計測データを得ていることと、高周波領域であ
る第1と第2の領域の未取得データは、現回以前の最新
のスキャンで得た計測データを用いて画像再構成をして
いるので、空間分解能も損なうことがない。さらに、k
空間における各エコーによる計測データを、位相エンコ
ード方向を同方向に順に取得するので、被検体の磁化率
による磁場のオフセット変動の影響を受けにくくでき
る。また、k空間を位相エンコード方向に中央領域とそ
の他の領域にわけるときは、位相エンコード数に対応し
た計測ライン数を、例えば中央領域にM本、第1と第2
の領域を含む他の領域にN(但し、N>M)本割り当て
るとともに、磁気共鳴信号を中央領域にK個、他の領域
にL個割り当て、かつM/K<N/Lとなる条件でシー
ケンスを、位相エンコードを変化させながら実行する。
このようにシーケンスを設定するので、中央領域が計測
すべき全計測データであるM本の計測ライン数に対応す
る計測データを取得する一連のシーケンスを実行したと
きは、他の領域ではNより小さい数の計測ライン数に対
応する計測データの取得となる。そのため、1回のスキ
ャンで実行する一連のシーケンスでは中央領域の全計測
データが取得できるのに対し、他の領域では全計測デー
タが取得できず、スキャンを繰り返すことで全計測デー
タを得ることとなる。
【0026】図6は、第1の実施形態におけるk空間の
データ取得の第2例を示す図で、k空間を位相エンコー
ド方向に11等分した場合を示している。真中の1ブロ
ックが中央領域67で、中央領域を挟むそれぞれ上下の
5ブロックを、第1領域69、第2領域71とする。エ
コー数は3であり、第1のエコー信号で第1領域69の
計測データを、第2のエコー信号で中央領域67の計測
データを、第3のエコー信号で第2領域の計測データを
取得する。第1スキャンでは、中央領域の全計測データ
と第1、第2の最上段のブロックの全計測データを取得
し、第2スキャンでは、中央領域の全計測データと第
1、第2の上から2番目のブロックの全計測データを取
得することになる。第3、第4、第5スキャンに進むに
つれて、5分割された第1と第2の領域の全計測データ
が取得される。画像再構成と表示は、各スキャンごとに
行われ、現回のスキャンで得られなかった第1と第2の
領域の非計測データは現回スキャン以前のスキャンで得
られた最新の計測データを使う。k空間を11等分した
うちの真中の1ブロックが中央領域で、この中央領域の
全計測データを取得したときが1回のスキャンになるた
め、位相エンコード数が等しければ、5等分したときよ
りも11等分したときの方が、1回のスキャン時間は短
くなる。すなわち、時間分解能が優れたものたなる。た
だし、1回のスキャンで得られる中央領域のデータ数
は、5等分したときより少ないので、画質、すなわち空
間分解能は劣る場合がある。
【0027】次に、本発明の第2の実施形態であるエコ
ートレイン数が5の場合の撮像と計測データ取得を図7
及び図8を用いて説明する。図7は、エコートレイン数
が5の場合のパルスシーケンスを示す図である。図8
は、第2の実施形態におけるk空間のデータ取得の第1
例を示す図で、k空間を位相エンコード方向に13等分
した場合を示したものである。図7において、高周波磁
場パルス71を照射すると共に、スライス選択傾斜磁場
73を印加して被検体の所定部位を励起する。Gpパル
ス75とGrパルス77を印加した後、反転させたGr
パルス79を印加して第1のエコー信号81を得る。そ
の後、Gpパルス83と反転させたGrパルス85を印
加して第2のエコー信号87を得、その後Gpパルスと
反転させたGrパルスを繰り返して、第3のエコー信号
93、第4のエコー信号99、第5のエコー信号105
を得る。図8の13等分された真中の1ブロックが中央
領域111で、中央領域を挟む上下各6ブロックを第1
領域113、第2領域115とする。第1領域と第2領
域はさらに、3ブロックずつに分けられている。第1の
エコー信号で第1領域の上段3ブロック113aの計測
データを取得し、第2のエコー信号で第1領域の下段3
ブロック113bの計測データを取得する。第3のエコ
ー信号で中央領域111の計測データを、第4のエコー
信号で第2領域の上段3ブロック115aの計測データ
を、第5のエコー信号で第2領域の下段3ブロック11
5bの計測データをそれぞれ取得する。この場合は、3
回のスキャンで第1と第2の領域の全計測データが得ら
れることになる。従来のEPI法と比較するために、例
えば位相エンコード数を195、エコートレイン数5、
1TRを25msecとすると、ショット数は39となるの
で、従来のEPI法では1枚の画像を撮像するのに97
5msecすなわち、約1.0秒である。本実施形態では、
ショット数が15であるから、1回のスキャンに要する
時間は375msecで、約0.4秒と成り、時間分解能の
向上率は約62%となる。1回のスキャンで未取得の計
測データは、現回スキャンの以前のスキャンで得られた
計測データを使用するので、1回のスキャンごとに画像
再構成と表示をしても空間分解能を損なうことがない。
【0028】図9は、第2の実施形態におけるk空間の
データ取得の第2例を示す図で、図8と同様にk空間を
13等分したものであるが、第1領域と第2領域をそれ
ぞれ4ブロックと2ブロックに分けたものである。5個
のエコー信号のうち、第1のエコー信号を第1領域上段
の4ブロックの計測データ取得に、第2のエコー信号を
第1領域下段の2ブロックの計測データ取得に、第3の
エコー信号を中間領域の計測データ取得に割り当てる。
第4と第5のエコー信号も、第1領域と同様にして、第
2領域に割り当てる。この場合、中間領域に隣接する第
1と第2の領域の2ブロックは2回のスキャンで全計測
データを取得でき、第1と第2の領域の4ブロックは4
回のスキャンで全計測データが取得できることになる。
すなわち、サイクル数が2と4の複合型である。この場
合低周波領域である中央領域に近い2ブロックのデータ
取得頻度を高くしているので、空間分解能に優れた画像
を得ることができる。
【0029】次に、エコートレイン数が3である第1の
実施形態のk空間におけるデータ取得の変形例を図1
0、図11、図12及び図13を用いて説明する。図1
0は、第1の実施形態におけるk空間の分割数の第2例
を示す図で、第1のエコー信号で中央領域の計測データ
を取得する場合を示す。第1のエコー信号で中央領域の
計測データを取得することにより、縦緩和時間であるT
1を強調した画像が得られる。図10は、k空間を位相
エンコード方向に5等分し真中の1ブロックを中央領
域、中央領域を挟む上下各2ブロックを第1と第2の領
域に分ける。そして、第1と第2の各ブロックを上下2
分割する。図11は、第1の実施形態におけるk空間の
データ取得の第3例を示す図である。第1のエコー信号
で中央領域の上半分、第2のエコー信号で第1領域の下
段の上半分、第3のエコー信号で第1領域の上段の上半
分の計測データをそれぞれ取得する。次に、第1のエコ
ー信号で中央領域の下半分、第2のエコー信号で第2領
域の上段の下半分、第3のエコー信号で第2領域の下段
の下半分の計測データをそれぞれ取得し、第1スキャン
が終了し、次の第2スキャンでも同様にして、中央領域
の全計測データと第1スキャンで未取得の第1と第2の
計測データを取得する。2回のスキャンで第1と第2の
領域の全計測データを取得する、2サイクル型で、第1
エコー信号を中央領域の計測データ取得に用いるので、
T1強調の画像が得られる。
【0030】図12は、第1の実施形態におけるk空間
のデータ取得の第4例を示す図であり、k空間を位相エ
ンコード方向に14等分したものの内、真中の2ブロッ
クを中央領域とし、中央領域を挟む各6ブロックを第
1、第2の領域にしたものである。第1エコー信号を中
央領域の計測データ取得に、第2エコー信号を第1と第
2の領域の中央領域側の各3ブロックの計測データ取得
に、第3エコー信号を第1、第2の領域の残りの各3ブ
ロックの計測データ取得に振り分ける。したがって、3
回のスキャンで第1と第2の領域の全計測データを取得
できる3サイクル型である。
【0031】図13は、第1の実施形態におけるk空間の
データ取得の第5例を示す図であり、k空間を位相エン
コード方向に14等分したもので、真中の2ブロックを
中央領域とし、中央領域を挟む各6ブロックを第1、第
2の領域に分けたものである。そして、第1と第2の領
域を中央領域を挟む各2ブロックと残りの各4ブロック
に分ける。中央領域は1回のスキャンごとに全計測デー
タを得るの対し、第1と第2の領域の2ブロックは2回
のスキャンごとに全計測データを取得し、第1と第2の
領域の4ブロックは4回のスキャンごとに全計測データ
を取得するサイクル数が2と4の複合型である。低周波
側の2ブロックの計測データ取得の頻度を高くしている
ので、空間分解能に優れている。この場合、第1のエコ
ー信号を中央領域のデータ取得にすれば、T1強調の画
像が得られる。
【0032】本実施形態では、エコートレイン数が3と
5の場合について説明したが、これに限定するものでな
く、3以上のエコートレイン数であれば、偶数、奇数を
問わない。また、中央領域の計測データ取得は複数のエ
コー信号で取得することもある。つまり、1回のスキャ
ンでk空間の低周波データ部分を含む中央領域の全計測
データを2以上のエコー信号で取得し、高周波データ部
分である第1と第2の領域の未取得の計測データは現回
スキャンの以前のスキャンで取得した計測データを用い
て、1回のスキャンごとに、画像再構成と表示を行うも
のである。これにより、時間分解能と空間分解能を高め
ることができる。
【0033】
【発明の効果】本発明によれば、時間分解能と画質の共
に優れた時系列画像を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る磁気共鳴撮像装置の一実施形態の
撮像から画像再構成と表示の手順を示すフローチャート
である。
【図2】本発明に係る一実施形態の磁気共鳴撮像装置の
全体構成を示すブロック図である。
【図3】本発明に係る第1の実施形態の撮像シーケンス
を示す図である。
【図4】本発明に係る第1の実施形態におけるk空間の
分割数の第1例を示す図である。
【図5】本発明に係る第1の実施形態におけるk空間の
データ取得の第1例を示す図である。
【図6】本発明に係る第1の実施形態におけるk空間の
データ取得の第2例を示す図である。
【図7】本発明に係る第2の実施形態の撮像シーケンス
を示す図である。
【図8】本発明に係る第2の実施形態におけるk空間の
データ取得の第1例を示す図である。
【図9】本発明に係る第2の実施形態におけるk空間の
データ取得の第2例を示す図である。
【図10】本発明に係る第1の実施形態におけるk空間
の分割数の第2例を示す図である。
【図11】本発明に係る第1の実施形態におけるk空間
のデータ取得の第3例を示す図である。
【図12】本発明に係る第1の実施形態におけるk空間
のデータ取得の第4例を示す図である。
【図13】本発明に係る第1の実施形態におけるk空間
のデータ取得の第5例を示す図である。
【符号の説明】
1 静磁場発生回路 2 傾斜磁場発生系 3 送信系 4 受信系 5 信号処理系 6 シーケンサ 7 CPU 8 操作部 9 被検体 10 傾斜磁場回路 15 高周波照射コイル 31、71 高周波磁場パルス 33、73 スライス選択傾斜磁場 35、43、49 位相エンコード傾斜磁場パルス 75、83、89、95、101 位相エンコード傾斜
磁場パルス 37、39、45、51 リードアウト傾斜磁場パルス 77、79、85、91、97、103 リードアウト
傾斜磁場パルス 41、47、53 エコー信号 81、87、93、99、105 エコー信号
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高橋 哲彦 東京都千代田区内神田一丁目1番14号 株 式会社日立メディコ内 Fターム(参考) 4C096 AA20 AB25 AB27 AD06 AD12 AD13 BA13 BA42 DA01 DA03 DA12 DB07

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 静磁場発生手段と、傾斜磁場発生手段
    と、高周波磁場パルス照射手段と、被検体から発生する
    磁気共鳴信号を受信する受信手段と、前記静磁場発生手
    段と前記傾斜磁場発生手段と前記高周波磁場パルス照射
    手段と前記受信手段とを制御して撮像シーケンスを実行
    するシーケンサと、前記磁気共鳴信号に基づいて画像を
    再構成する信号処理手段とを備えた磁気共鳴撮像装置に
    おいて、 前記シーケンサは、高周波磁場パルスを照射した後、リ
    ードアウト傾斜磁場を反転しながら繰り返し印加して複
    数の磁気共鳴信号を取得するシーケンスを実行するにあ
    たって、計測データ空間を位相エンコード方向に中央領
    域と他の領域からなる複数の領域に分け、位相エンコー
    ド方向の計測ライン数を前記中央領域にM本、前記他の
    領域にN(但し、N>M)本割り当てるとともに、前記
    磁気共鳴信号を前記中央領域にK個、前記他の領域にL
    個割り当て、かつM/K<N/Lとなる条件で前記シー
    ケンスにより、前記位相エンコードを変化させながら前
    記中央領域はM本の計測ライン数、前記他の領域はNよ
    り小さい数となる計測ライン数にそれぞれ対応する計測
    データを取得する一連のシーケンスを実行し、該一連の
    シーケンスを前記位相エンコードを変化させながら前記
    他の領域の未計測の計測ラインに対応する計測データを
    取得するように繰り返し実行するものであり、 前記信号処理手段は、前記一連のシーケンスの終了ごと
    に前記計測データに基づいて画像を再構成し、前記他の
    領域の未計測の計測データは、前回以前の一連のシーケ
    ンスの実行により得られた計測データを用いて画像を再
    構成することを特徴とする磁気共鳴撮像装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記シーケンサは、
    第1と第2の領域の計測データを位相エンコードを同一
    方向にずらしながら順に取得するシーケンスを実行する
    ことを特徴とする磁気共鳴撮像装置。
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