JP3512482B2 - 磁気共鳴映像装置 - Google Patents

磁気共鳴映像装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は磁気共鳴映像装置に係
り、特に被検体内の生理機能情報を高精度で画像化する
磁気共鳴映像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】磁気共鳴映像法はよく知られているよう
に、固有の磁気モーメントを持つ核スピンの集団が一様
な静磁場中に置かれたときに、特定の周波数で回転する
高周波磁場のエネルギーを共鳴的に吸収する現象を利用
して、物質の化学的および物理的な微視的情報を映像化
する手法である。
【0003】この磁気共鳴映像法では、核スピンの縦緩
和時間T1 を強調したコントラストの画像(以下T1
像)、核スピンの横緩和時間T2 を強調したコントラス
トの画像(以下T2 画像)、核スピンの密度分布を強調
したコントラストの画像(以下密度画像)、核スピンの
横緩和時間T2 とボクセル内での微視的な磁場不均一性
による核スピンの急激な位相変化を反映したパラメータ
2 * を強調したコントラストの画像(以下T2 *
像)といった種々のコントラストの画像を得る事ができ
る。
【0004】一方Magnetic Resonance in Medicine 14,
68-78(1990) に記載されているように、生体内の血中ヘ
モグロビンは動脈血中に多量に含まれる酸化ヘモグロビ
ンは反磁性を示し、静脈血中に多く含まれる還元ヘモグ
ロビンは常磁性を示す事が知られている。そしてMagnet
ic Resonance in Medicine 24,375-383(1992) に記載さ
れているように、反磁性物質である酸化ヘモグロビンは
局所的な磁場をあまり乱さないが(生体組織との帯磁率
差0.02ppm)、常磁性物質である還元ヘモグロビ
ンは周辺組織との帯磁率差が大きく(生体組織との帯磁
率差0.15ppm)局所的に磁場を乱すためT2 *
短縮される。
【0005】またMagnetic Resonance in Medicine 23,
37-45(1992) に記載されているように、生体組織内の局
所的な血流量や血流速が変化すると磁気共鳴映像装置の
ある種の撮像法では生体組織の緩和時間(例えばT
1 等)が見かけ上変化したように観測され、画像コント
ラストが変化する。
【0006】上記性質を利用する事により、例えば光刺
激に伴う脳の皮質部にある視覚領域の活性など、生体組
織内の細胞活性等の生理機能に起因した酸素濃度の変化
や血流の変化を画像化できる事がProc. Natl. Acad. Sc
i. USA 89,5675-5679(1992)等に記載されている。これ
らの画像化に際して用いられる撮像法は、一般にグラジ
ェントエコー法やエコープラナー法と呼ばれるパルスシ
ーケンスである。
【0007】しかし、これらの画像化法によって得られ
る生体内の生理機能に伴って生ずる信号変化(画像コン
トラスト変化)は非常に微小である。そのため、この微
小な信号変化を検出する方法として、生理機能現象が起
こる前後の画像の差分をとる方法や統計的処理を行う方
法が従来より用いられている。統計的データ処理法とし
ては、Magnetic Resonance Imaging 11,451-459(1993)
に記載されているpaired t−検定法を用いた方
法がある。差分法を用いる場合には、SN比の高い画像
を得る必要があり、また統計的処理を行う場合には複数
の画像が必要とされるため、撮影時間が長くなる。その
ために、生体の動きの影響を受けやすい。
【0008】また、静磁場分布が不均一な場合には画像
歪を生じる事は良く知られているが、特に前記生体の細
胞活性などの生理機能現象の検出に用いるT2 * コント
ラストの画像撮像法においては前記画像歪が顕著であ
る。このような画像歪みを、アフィン変換などの方法を
用いて補正する方法については、特願平05−2275
9号に記載されている。
【0009】また、一方において、磁気共鳴映像装置を
用いて、視覚などの刺激を与えながら脳の画像化を行な
い、刺激の有無による画像コントラストの変化部位が、
生理学的に知られている刺激に反応する部位と一致して
いること、すなわち脳の活性化部位を画像化できること
が見いだされた。脳の活性化部位の検出ができる理由と
して、活動部位ではより多くのエネルギーを必要とする
ため、この領域に流れ込む血流量とエネルギー交換に係
わる毛細血管レベルの付近の酸化血液(deoxyhemoglobi
n )量が増加していると考えられている。これら血液の
状態の変化はBOLD(Blood Oxygen level Dependen
t)コントラストと呼ばれ、EPI(EchoPlanar Imagin
g )やTE時間の長いFE(Field Echo)など、磁化率
(Magnetic Susceptibility )の変化に敏感なT2 *
調パルスシーケンスにより検出できる。刺激の有無よる
コントラストの変化量をそれぞれのグループ間の差分画
像や統計処理などにより、活性化部位として取り出した
ものが脳機能画像である。
【0010】この方法によれば磁気共鳴映像装置を用い
ることで脳磁気計などに比べると極めて高い空間分解能
で脳の活性化部位を求めることが可能で、脳の活動状態
を検出できる新たな手段である。血液を自然の造影剤と
して利用しているため侵襲性が低く、広く普及している
磁気共鳴映像装置で容易に画像化が可能であり大きな注
目を集めている。
【0011】電気生理学的な測定方法と異なり、脳機能
画像の活性化部位は血流状態の変化に依存し、刺激後の
活性化に秒単位の遅れ時間が存在するため、刺激に対す
る潜時の測定には向かない。また、コントラストの変化
量は刺激量にも依存するが、画像コントラストに比べ
0.5〜5%程度と小さい。従って、刺激を与えた画像
と与えない画像の差分画像として活性化部位を検出す
る。しかし、拍動などの影響によるわずかな両画像間の
ずれを防ぎ、SNRを向上させるため、時系列的な刺激
の有無を繰り返して多数の撮影を行い、加算平均処理や
統計処理により活性化部位を抽出している。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上記のように脳機能画
像によれば形態情報ではなく脳の活動に伴う活性化部位
を画像化することができる。しかしながら、脳機能画像
を得るためには脳に対する刺激の有無により画像撮影を
繰り返すため、撮影時間が長くなる。また臨床的に脳機
能画像を活用するためには形態画像と脳機能画像と関連
性の深い血管画像を同時に撮影して三者の間の相関関係
を調べる必要があるが、これらの画像を独立に撮影する
ため全体の撮影時間が長くかかること、さらに独立に撮
影した画像間では、画像間演算が位置ズレのために困難
になるなどの問題点があった。
【0013】また、生体内の生理機能によって生ずる信
号変化(画像コントラスト変化)は非常に微小であり、
検出するためにはSN比の高い画像や多数の画像が必要
である。そのため、撮影時間が長くなり、生体の動きの
影響を受け易くなるため、微小な生体内の生理機能によ
って生ずる信号変化(画像コントラスト化)を検出する
ことが難しい。実際に脳が心拍に同期して大きさや位置
が変化する事が、Radiology, 185,645-651(1992)にも記
載されているように、よく知られている。
【0014】このように、従来の方法では呼吸や心拍等
に伴う体動の影響により、生体の細胞活性などの生理機
能に起因して生じる信号変化(画像コントラスト変化)
を正確に検出する事ができないという問題がある。
【0015】この発明はこのような従来の課題を解決す
るためになされたものであり、その第1の目的は、脳機
能画像、血管画像及び形態画像を短時間で得ることので
きる磁気共鳴映像装置を提供することである。
【0016】また、第2の目的は、被検体内の生理機能
に伴う血中酸素濃度や血流の変化を高精度で画像化する
ことができる磁気共鳴映像装置を提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本願発明は、被検体に一様な静磁場を印加すると共
に、所定のパルスシーケンスで高周波磁場及び勾配磁場
を印加し、被検体からの磁気共鳴信号を検出して映像化
する磁気共鳴映像装置において、前記所定のパルスシー
ケンスは、前記被検体の所望部位を励起する工程と、前
記励起する工程後に前記所望部位の血流部分からの信号
を強調した第1の磁気共鳴データを収集する第1の収集
工程と、前記第1の収集工程後に前記被検体所望部位の
形態情報を求めるための第2の磁気共鳴データを収集す
る第2の収集工程と、前記第2の収集工程後に前記被検
体所望部位の血流量の変化による磁場不均一性の変化が
強調された第3の磁気共鳴データを収集する第3の収集
工程と、を含むことを特徴とする。
【0018】
【0019】
【作用】本願第1の発明によれば、磁気共鳴映像装置に
おいて目的とする脳機能画像と、診断の際に参照画像と
して必要となる血管画像、形態画像を同時に撮影できる
ため、三者を別々に撮影するのに比べて全体の収集時間
を大幅に短縮することができる。また、三者の情報を同
時収集ができるため、別々に撮影したときには被検体者
の動きなどでどうしても避けられない画像間の位置ズレ
を最小限にとどめ、脳機能画像や血管画像との重ね合わ
せ画像や差分画像の精度を向上させることが可能とな
り、機能の活性化部位を精密に決定できる。
【0020】
【0021】
【実施例】以下、図面を参照しながらこの発明の第1実
施例について説明する。第1実施例によれば、脳機能画
像に関わるパルスシーケンス、画像演算処理の2要素を
改善することで、撮影時間の短縮と活性化部位の特定が
容易になるため、脳機能画像の有用性を高めることがで
きる。
【0022】図1にこの実施例の構成図を示す。同図に
おいて、静磁場磁石1および勾配磁場域コイル5はシス
テムコントローラ14により制御される励磁用電源2お
よび勾配磁場生成コイル用電源によってそれぞれ駆動さ
れ、被検体7(例えば人体)に対して一様な静磁場と、
注目する所望の断面(スライス面)内の直交する読み出
しと位相エンコードの二方向、およびそれに垂直なスラ
イス方向に磁場強度がそれぞれ変化する勾配磁場を印加
する。なお本実施例では以後スライス面に直交する方向
に印加する勾配磁場をスライス用勾配磁場Gs、読みだ
し用勾配Gr、それと直角方向に印加する勾配磁場を移
相エンコード用勾配磁場Geとして説明する。
【0023】被検体7にはシステムコントローラ42の
制御の下で、送信部10からの高周波信号によりプロー
ブ9から発生される高周波磁場が印加される。本実施例
においては、プローブ9を高周波送信のための送信コイ
ルと、被検体7内の各種の原子核に関する磁気共鳴信号
を受信する受信コイルとに供用しているが、送信および
受信コイルを別々に続けてもよい。
【0024】プローブ9により受信された磁気共鳴信号
(エコー信号)は、受信部11で増幅および検波された
後、システムコントローラ14の制御の下でデータ収集
部12に送られる。データ収集部12では、受信部11
を介して取り出された磁気共鳴信号をシステムコントロ
ーラ14の制御の下で収集し、それをA/D変換した後
データ処理部17に送る。
【0025】データ処理部17は電子計算機13により
制御され、データ収集部12から入力されたエコー信号
についてフーリエ変換によって画像再構成処理を行い、
画像データを得る。また電子計算機13はシステムコン
トローラ14の制御も行う。データ処理部17により得
られた画像データは画像表示装置16に供給され画像表
示される。電子計算機13及び画像表示装置16はコン
ソール15により制御される。画像表示装置16は電子
計算機13に制御されるが複数の原画像を独立に表示可
能な複数の画像メモリを有し、重ね合わせ表示が可能で
ある。
【0026】血管画像の取得方法としては、よく知られ
ているようにシーケンス繰り返し時間TRを短縮し、T
1飽和効果で脳実質部の信号を低減し、血流成分からの
信号とのコントラストを得るTOF(Time of Flight)
法とフローエンコードパルスを加えたパルスシーケンス
による画像と加えないパルスシーケンスの画像の位相で
の減算により位相変化量にマッピングされた流れ成分を
画像化する位相シフト法がある。位相シフト法では、流
れの方向によりフローエンコードパルスを印加するの
で、流れの方向が3次元的に交錯する脳実質部では3軸
すべてに、フローリフェーズとフローディフェーズの合
わせて6種類のパルスシーケンスが必要なため撮像時間
が増加し、パルスシーケンスも複雑となる。一方この方
式の利点としては実質部から大きな信号量を取り出して
も位相の変化しない部分として打ち消せるため2番目以
降のエコー信号を大きく設定し、形態画像や磁場不均一
性の変化が強調された画像を高いSNRで収集できる。
【0027】以下に、本実施例に関わるパルスシーケン
スの実現方法についての説明を行う。図2にこの実施例
における3画像同時収集を行うパルスシーケンスの一例
を示す。同図において、まず、RFパルス21とスライ
ス勾配磁場22を印加し、被検体をスライス方向に選択
励起する。その後、読み出し勾配磁場のスイッチング2
3,24,25により順次フィールドエコー28,2
9,30を発生させる。まず血管画像用にはフローアー
チファクトの影響の少ない第一エコーを用いTOFもし
くは位相シフト法を適用する。また、モーションアーチ
ファクトを抑止するための補正用読み出し勾配磁場31
を印加する。T2 * コントラストを得るための長い横緩
和時間が得られる第3エコーにより磁場不均一性の変化
を強調する画像を求める。形態画像には第3エコーを収
集するまでの空き時間を利用した第2エコーを用いる。
それぞれのフィールドエコーは、適当な画像帯域幅を得
るために勾配磁場強度を変化させる。第1エコーはRF
パルス21により励起された血流信号が流れにより分散
するのを防ぐため、TEを短縮する。これにより、読み
出し勾配磁場強度23は大きくなり、対応するデータ収
集時間も短くSNRも低下する。第3エコーは読み出し
勾配磁場25を印加中にもT2 * 緩和効果を得るために
長いデータ収集時間を設定し、高いSNRでの信号収集
を行う。これにより、TE時間延長による信号低下分を
補うことが可能である。第2エコーはちょうどこれら両
者の中間に当たる。第3エコーが最適化出来る範囲でデ
ータ収集時間を長くすることで第1エコーよりも良好な
SNRを得ることが可能である。最後に位相エンコード
勾配磁場26を印加することでそれぞれのフィールドエ
コーから画像データを別個に収集可能である。
【0028】上記パルスシーケンスに、各エコーの分解
能を選択する機能を付加したものを図3に示す。まず面
内の分解能を変更方法について説明する。読み出し方向
の分解能については、勾配磁場強度とサンプリングで定
まるため、サンプリングを固定して各エコーにかかる勾
配磁場強度を変化させれば分解能を変化させることがで
きる。たとえば、読み出し勾配磁場強度38を2倍にす
れば、形態情報の分解能を2倍(マトリックスサイズが
同一ならば画像化領域は1/2)にすることができる。
この分解能の制御によりSNRの最適化を行うことがで
きる。次に、位相エンコード方向の分解能を制御するこ
とでSNRを最適化する他に、位相エンコードステップ
数を減らすことでデータ収集時間を短縮することができ
る。たとえば、画像化領域を揃え、第1エコーに対し第
2エコーを2倍の分解能で撮影するためには、(第2エ
コーのエンコード方向のマトリックスサイズを第1エコ
ーの倍にとる)位相エンコード勾配磁場35と同じよう
に位相エンコード勾配磁場36を変化させ、合計した積
分量が2倍となればよい。また、画像化領域をそろえた
まま第3エコーの分解能を第2エコーの半分にする場合
(マトリックス数を半分に制限)、位相エンコード勾配
磁場37に、位相エンコード勾配磁場35の変化ステッ
プの逆方向に(35が負からスタートして正に向かう場
合には正)画像化領域の1/2に相当する位相エンコー
ド積分量を設定する。位相エンコードステップ35がち
ょうど零のとき、1画像分のデータ収集が終了する。次
の1画面分のデータ収集については位相エンコード勾配
磁場37に前記と逆方向のオフセット位相エンコード量
を設定すれば良い。
【0029】スライス方向の分解能を変更する場合には
3次元フーリエ法を用いて、スライスエンコード勾配磁
場32,33,34に対し上記位相エンコード勾配磁場
強度35,36,37と同様な制御を行う。
【0030】上記パルスシーケンスは、分解能を変化さ
せることで各コントラストに最適なSNRと時間分解能
を設定可能であるが、スライス方向の画像化範囲を選択
することができない。脳機能画像が目的とする頭表部か
らの信号を収集するためには、形態画像や血管画像のス
ライス方向の画像化範囲に比べ、画像化範囲を狭めるこ
とで、時間分解能を向上させることでトータルの信号収
集時間を短縮することができる。
【0031】図4に、スライス方向の撮像範囲を狭める
パルスシーケンスの一例を示す。このパルスシーケンス
では、第1エコーと第2エコーについてはスライスエン
コードを加えた3次元フーリエ法が前提となる。励起R
Fパルス39に加え、リフォーカス(180°)RFパ
ルス40を印加する。このときのスライス勾配磁場強度
42を励起RFパルスにかかる部分39に比べ、大きく
することでリフォーカスRFパルスのスライス幅を狭く
できる。また、図5に示すように、オフセット周波数を
適当に制御することでリフォーカスを行うスライス位置
を励起RFパルスに対してずらすことができる。スライ
ス幅と中心位置が自由に制御できるため、スライスエン
コード勾配磁場43を変化させながら3次元フーリエ法
により画像化を行っても良いし、スライス勾配磁場42
を強くして、2次元フーリエ法による画像化を行い、ス
ライス方向の画像化範囲については、ライセンス位置毎
にリフォーカスRFパルスのみオフセット周波数制御を
変化させて一画面分の位相エンコードデータをまとめて
収集するシーケンシャルマルチスライス法を適用しても
良い。また、第2エコーまでは図3と同様な制御を行う
が、第3エコーについては、T2 * 画像を得るために、
励起RFパルスとリフォーカスRFパルスまでの時間τ
とリフォーカスRFパルスからエコーまでの時間τ’を
大きくアンバランスさせる。この場合、読み出し勾配磁
場45に対してエコーを非対称に生成するため、再構成
の場合にはハーフフーリエ法などを適用する必要があ
る。また、位相エンコード勾配磁場制御については、高
速SE法などと同様にリフォーカスRFパルス40の印
加される部分での位相エンコード方向の積分値が零にな
るように、巻き戻し制御44が必要となる。3次元フー
リエ法を用いる場合には、スライスエンコード量につい
ても、リフォーカスRFパルス40を印加する直前で巻
き戻し制御を行う。
【0032】上記3例のパルスケースは、各励起ごとに
1ラインの位相エンコード、スライスエンコードを行っ
ているが、同様のイメージングを図6乃至図8に示すよ
うに読み出し勾配磁場のスイッチングをそれぞれのセグ
メント内で繰り返し、フィールドエコーを多数収集する
ことによるデータ収集(EPIもしくはInterleaveE
PI)を適用することも可能である。
【0033】表1に上記パルスシーケンスを用いた場合
の、各画像の画像化部位とスライス厚などの条件例を示
す。
【0034】
【表1】 スライスエンコード数、位相エンコード数、平均加算回
数などを少なくすることで、T2 * 画像収集の時間分解
能を向上させることができる。この時間分解能を利用し
て、図9,図10に示すように時系列的に連続してT2
* 画像を収集して、その後データ処理を行って脳機能活
動部位の抽出を行う。一方、血管画像と形態画像につい
ては脳機能の刺激により変化を受けないと考えられるの
で、上記全収集時間で1セットのデータを得る。本実施
例では、形態画像については空間分解能を向上させて撮
影を行い、SNRが不十分な血管画像については平均加
算処理によりSNRを向上させた撮影を行っている。上
記撮影条件は、一例であり、時間分解能と空間分解能と
SNRの最適化により画像化範囲、マトリックスサイズ
などを変化させることができる。
【0035】次に、本実施例に係わる画像表示方法につ
いて説明を行う。上記各パルスシーケンスではSNRと
データ収集時間を最適化するために、分解能を変化させ
るため、重ね合わせ表示や画像間演算を行う血管画像と
形態画像と脳機能画像の読みだし方向、位相エンコード
方向、スライス方向のそれぞれからなるボクセルサイズ
が異なる。パルスシーケンスによりボクセルそれぞれの
方向のサイズを整数倍にとれば、重ね合わせが容易であ
る。例えば、血管画像と形態画像において読みだし方向
については両者のサイズを同一とし、位相エンコード方
向とスライス方向については血管画像のサイズを2倍と
することでボクセル単位の画像値のコピーだけでマトリ
ックスサイズを拡張し、重ね合わせ表示や画像間演算が
可能となる。また、それぞれの方向のサイズが整数倍を
とれない場合には、再構成に先だってサイズ合わせを行
う方向に収集データの零づめを行い、再構成画像のマト
リックスサイズが整数倍となるように、再構成によるフ
ーリエ補間を利用すればよい。
【0036】脳機能画像の作成方法としては刺激を加え
た画像データと刺激を加えなかった参照画像データの加
算平均処理を行った後、それらの間の単純な減算を行う
ほかに、画像間の位置ズレなどによる影響を小さくする
ため、刺激を与えた画像グループと刺激を与えない画像
グループの間で、t検定やx検定による有為な信号差を
抽出することができる。脳機能画像の場合脳表面に信号
領域が集中し、ケミカルシフトによる位置ズレや形態画
像との分解能の違いなどの理由でデータ処理後のボクセ
ルの一部が脳表面からはみ出して観測される場合があ
る。これらの脳表面からはみ出す部分を補正するため
に、画像間の位置ずれ補正として特願平05−2275
29号に記載の位置ずれ補正技術などを用いる。さら
に、残る部分については形態画像を利用してマスクによ
り削除したり、重み付けを小さくすることが可能であ
る。
【0037】重ね合わせ画像の表示の際用いることので
きる手段の一つとして、脳機能画像と血管画像のそれぞ
れでの正規化を行う。正規化のアルゴリズムとしては、
最大値、血管部位の抽出を行った後のピクセル平均値な
どがある。正規化の後で、両者の差分画像を生成する。
適当な正規化パラメータを選択すれば、脳機能画像に含
まれる静脈血管部の信号を打ち消し、皮質部からの信号
のみを取り出すことが可能である。この処理方法はグレ
ースケールのみの表示機構しか持たない装置では特に有
効である。
【0038】フルカラーを利用できる表示機能を持つ装
置では形態情報画像と血管画像と脳機能画像のそれぞれ
独立の色相の濃淡表示を割り当て、さらに2者もしくは
3者が重なりあう領域ではさらに別の色相を割り当てる
ことで重なり部分とそれらの比率を適当に表示可能であ
る。この場合でも濃淡決定の際のダイナミックレンジを
確保するために表示に先だって正規化処理を行っておく
ことが有効である。
【0039】次に、本発明の第2実施例について説明す
る。図11は第2実施例に係る磁気共鳴映像装置の構成
を示すブロック図であり、刺激装置18が新たに設けら
れている点、データ処理部17が省略されている点で図
1に示した実施例と異なっている。
【0040】刺激装置18は、システムコントローラ1
4の制御下で動作され、被検体7に光や音等の刺激を与
えるものである。
【0041】図12と図13は本発明の第2実施例に係
る被検体内の生理機能画像化のためのパルスである。図
中のRFは高周波磁場、Gs、Gr、Geはスライス
用、読み出し用および位相エンコード用の各勾配磁場、
SIG/ADCは磁気共鳴映像信号とデータ収集のタイ
ミングをそれぞれ示す。Gsは被検体7内の所望の領域
を励起するための勾配磁場、Grは磁気共鳴信号を読み
出すための勾配磁場、Geは位置情報を磁気共鳴信号の
位相情報にエンコードするための勾配磁場である。
【0042】図12においては、はじめに高周波磁場パ
ルスとスライス用勾配磁場を印加して所望の領域を励起
し、自由誘導減衰NMR信号を発生させる。続いて読み
出し用勾配磁場と位相エンコード用勾配磁場を印加し、
その時発生するエコーechoを収集する。そして、位
相エンコード用勾配磁場の印加量を順次変えて、前記パ
ルスシーケンスを繰り返し時間TRで繰り返し実行す
る。生理機能を画像化のための典型的な条件は、繰り返
し時間TRが50〜100ミリ秒、エコー時間(高周波
磁場パルスの中心からデータを配列した際に中心となる
データまでの時間間隔)TEが30〜70ミリ秒であ
る。また、高周波磁場パルスによるスピンの励起角は1
0〜40°である。
【0043】図13においては、はじめに高周波磁場パ
ルスとスライス用勾配磁場を印加して所望の領域を励起
し、自由誘導減衰NMRを発生させる。続いて読みだし
用勾配磁場を正負交互にスイッチングして複数のエコー
信号を発生し、その各々のエコー信号毎に位相エンコー
ド用勾配磁場を印加する。そして、この時発生する複数
のエコー信号echoをそれぞれ収集する。この場合に
は、1回のスピンの励起で1画像分のデータを得ること
ができる。生理機能を画像化のための典型的な条件は、
エコー時間(高周波磁場パルスの中心からデータを2次
元配列した際に原点となるデータまでの時間間隔)TE
が50〜70ミリ秒である。
【0044】図12あるいは図13のパルスシーケンス
を実施して得られたデータは、適当な前処理をした後
に、複素フーリエ変換して画像を生成する。このように
して得られる画像はT2 * コントラストの画像であり、
前記したように刺激や負荷に反応して脳細胞の特定部位
が活性化され組織内酸素濃度や局所血流が変化すること
により生じる活性化部位とその近傍での帯磁率変化に伴
うT2 * コントラスト変化を捕えることができる。ま
た、前記パルスシーケンスの条件によっては、前記刺激
や負荷に反応した血流変化自体に伴うコントラスト変化
を捕えることもできる。
【0045】以下、本発明の第2実施例に係わる被検体
内の生理機能情報を画像化する手段の実施例を説明す
る。前記したようなパルスシーケンスを用いて、例えば
前記刺激装置18から何らかの刺激(例えば光や音な
ど)や負荷を与えている時と安静時の頭部画像を撮影す
る。例えば、図14に示すように、安静時の撮影をp回
行い、次に何らかの刺激/負荷を与えている時の撮影を
q回行う。更に、同様な撮影を繰り返し実施し、安静時
の画像をP枚、刺激や負荷を与えたときの画像をQ枚得
る。
【0046】次に、刺激や負荷に対する活性化部位を検
出するためのデータ処理の手順を図15に示す。はじめ
に、安静時の画像と刺激や負荷時の画像全てに対して、
生体の信号を含む領域と雑音だけの領域を識別するため
にしきい値処理を行う。そして、これ以降の処理は生体
の信号を含む領域のデータ(有効なピクセル)のみを対
象とする。これにより、データ処理時間を短縮すること
がてき、更に不要な信号変化の誤検出も少なくすること
ができる。
【0047】次に、安静時の画像P枚と刺激/負荷時の
画像Q枚の有効なピクセルについて、それぞれt検定を
行い、有効なデータを選択する。一般に、自由度nのt
分布は次の(1)式で定義される。
【0048】
【数1】 本実施例のt検定処理おいては、まず(1)式で定義さ
れるt分布からデータ数P’とQ’(自由度)、有意水
準αのt値tP'(α)とtQ'(α)を算出する。但し、
P’とQ’は、前記画像データのしきい値処理後の有効
データ数である。また、典型的なαの値は、0.001
〜0.005である。
【0049】次に、各母集団(安静時の画像集団と刺激
/負荷時の画像集団)の有効なピクセル毎に前記有効デ
ータについて、次の(2)〜(4)式で定義されるt値
【外1】
【数2】 但し、xi は各ピクセルでの有効データ値であり、Nは
各有効なピクセル毎の有効データの数である。
【0050】そして、前記算出した値から次の(5),
(6)式を満たすデータを選択し、新たな有効データと
する。本処理により、前記画像データを収集した際に一
部体動等の影響で良好な結果が得られなかった画像デー
タを除去することができる。ここで、新たに選ばれた有
効データ数を、それぞれP″Q″とする。
【0051】
【数3】 次に前記処理によって選択された安静時と刺激/負荷時
の有効データに対して、paired t検定を行う。
はじめに、各有効なピクセル毎に数1で定義されるt分
布からデータ数P″またはQ″のどちらか小さい値に対
する有意水準αのt値t″(α)を算出する。
【0052】
【外2】 求める。この時使用するデータは、安静時と刺激/負荷
時の有効データの数P″とQ″の小さい数のデータにつ
いて算出する。この時のデータの組み合わせの選択法
は、撮影した時間の最も近い画像データを組み合わせる
等、場合に応じて適宜決めることができる。
【0053】
【数4】 次に算出した値から(8)式をもたらすピクセルを選択
し、その部位を活性化領域とする。
【0054】
【数5】 この様にして得られた活性化部位は、同一部位を撮影し
た形態画像や血管画像と重ね合わせて表示する。この
時、形態画像を白黒階調、血管画像を赤色、活性化部位
を黄色や青のカラー階調といった具合に、色分けして表
示すると情報の識別が容易になる。この際、活性化部位
のコントラスト情報は前記算出したt値、前記有効なデ
ータの加算平均値、あるいは信号値に対する変化量を正
規化するなど、場合に応じて適当な方法を選択する。
【0055】本発明は、上記以外にも主旨を逸脱しない
範囲で種々変形して実施する事が可
【外3】 施例において用いた(7)式の代わりに次の(9)式を
用いることも可能である。
【0056】
【数6】 更に、第2実施例は基本的には前記一連の処理を実施す
るものであるが、前記処理の一部のみを実施するなど、
種々変形して適用することも可能である。また、本実施
例は脳などの頭部領域以外、例えば肝臓などの腹部領域
等にも同様に適用する事ができる。
【0057】
【発明の効果】この発明によれば、脳機能画像と血管画
像と形態画像の全体の撮影時間を短縮することができ
【0058】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る磁気共鳴映像装置の
構成を示すブロック図である。
【図2】血管画像と形態画像と磁場不均一性強調画像と
を同時に収集するパルスシーケンス図である。
【図3】ボクセル分解能を収集データで変化させる3画
像同時収集パルスシーケンス図である。
【図4】スライス方向画像化範囲を可変にする3画像同
時収集パルスシーケンス図である。
【図5】リフォーカスのスライス位置を変更する様子を
示す説明図である。
【図6】血管画像と形態画像と磁場不均一性強調画像と
を同時に収集するパルスシーケンス図の変形例である。
【図7】ボクセル分解能を収集データで変化させる3画
像同時収集パルスシーケンス図の変形例である。
【図8】スライス方向画像化範囲を可変にする3画像同
時収集パルスシーケンス図の変形例である。
【図9】脳機能刺激のオン,オフを示すタイミングチャ
ートである。
【図10】画像収集の時間分解能を示す説明図である。
【図11】本発明の第2実施例に関わる磁気共鳴映像装
置の構成を示すブロック図である。
【図12】第2実施例に関わるフィールドエコー法のパ
ルスシーケンスを示す図である。
【図13】第2実施例に関わるエコープラナー法のパル
スシーケンスを示す図である。
【図14】第2実施例に関わる撮影の手順を示す図であ
る。
【図15】第2実施例に関わるデータ処理の手順を示す
フローチャートである。
【符号の説明】
1 静磁場磁石 2 励磁用電源 3 静磁場均一性調整コイル 4 静磁場均一性調整
コイル用電源 5 勾配磁場生成コイル 6 勾配磁場生成コイル用
電源 7 被検体 8 寝台 9 プローブ 10送信部 11 受信部 12 システムコントローラ 13 データ収集部 14 電子計算機 15 コンソール 16 画像ディスプレイ 17 データ処理部 18 刺激装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 久原 重英 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1 株式 会社東芝 研究開発センター内 (56)参考文献 特開 平3−141926(JP,A) 特開 平6−237915(JP,A) 特開 平6−237917(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61B 5/055

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被検体に一様な静磁場を印加すると共
    に、所定のパルスシーケンスで高周波磁場及び勾配磁場
    を印加し、被検体からの磁気共鳴信号を検出して映像化
    する磁気共鳴映像装置において、 前記所定のパルスシーケンスは、 前記被検体の所望部位を励起する工程と、 前記励起する工程後に前記所望部位の血流部分からの信
    号を強調した第1の磁気共鳴データを収集する第1の収
    集工程と、 前記第1の収集工程後に前記被検体所望部位の形態情報
    を求めるための第2の磁気共鳴データを収集する第2の
    収集工程と、 前記第2の収集工程後に前記被検体所望部位の血流量の
    変化による磁場不均一性の変化が強調された第3の磁気
    共鳴データを収集する第3の収集工程と、を含むことを
    特徴とする磁気共鳴映像装置。
  2. 【請求項2】 前記第1の収集工程、前記第2の収集工
    程及び前記第3の収集工程は、それぞれ独立に設定され
    る所定数の磁気共鳴信号を収集する工程を含むことを特
    徴とする請求項1記載の磁気共鳴映像装置。
  3. 【請求項3】 前記パルスシーケンスはスライスエンコ
    ード勾配磁場を用いる3次元フーリエ法によるパルスシ
    ーケンスであり、前記第3の磁気共鳴データを収集する
    工程は、前記所望部位のスライス方向に限定された領域
    から磁気共鳴データを収集することを特徴とする請求項
    1記載の磁気共鳴映像装置。
  4. 【請求項4】 前記第1の収集工程、前記第2の収集工
    程及び前記第3の収集工程におけるデータ収集時間は、
    前記第1の収集工程より前記第2の収集工程の方が長
    く、前記第2の収集工程より前記第3の収集工程の方が
    長いことを特徴とする請求項1記載の磁気共鳴映像装
    置。
  5. 【請求項5】 前記パルスシーケンスを連続する前記被
    検体の脳不活性時と脳活性時に実行し、前記第1及び第
    2の収集工程により得られた磁気共鳴データから前記脳
    不活性時と前記脳活性時を通してそれぞれ1画像のデー
    タを得、前記第3の収集工程により得られた磁気共鳴デ
    ータからは、脳不活性時の画像データ及び脳活性時の画
    像データを得る手段を有することを特徴とする請求項1
    記載の磁気共鳴映像装置。
  6. 【請求項6】 前記被検体の脳不活性時において前記パ
    ルスシーケンスを実行し、収集された前記第1、第2及
    び第3の磁気共鳴データに基づいてそれぞれ画像データ
    を求める手段と、 前記被検体の脳活性時において前記パルスシーケンスを
    実行し、収集された前記第1、第2及び第3の磁気共鳴
    データに基づいてそれぞれ画像データを求める手段と、 求められた前記脳不活性時と脳活性時の画像データか
    ら、両者の差分又は両者の間の統計処理による差分画像
    を求める手段と、 前記各画像データのサイズを合わせる手段と、 前記各画像を重ね合わせる手段と、 を有することを特徴とする請求項1記載の磁気共鳴映像
    装置。
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