JPH0623777A - ホットプレスの断熱材取付け構造 - Google Patents

ホットプレスの断熱材取付け構造

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JPH0623777A
JPH0623777A JP20306892A JP20306892A JPH0623777A JP H0623777 A JPH0623777 A JP H0623777A JP 20306892 A JP20306892 A JP 20306892A JP 20306892 A JP20306892 A JP 20306892A JP H0623777 A JPH0623777 A JP H0623777A
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heat insulating
plate
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movable platen
heat
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幸吉 磯部
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 断熱材10のずれを防止したホットプレス1
の断熱材10取付け構造を提供すること。 【構成】 格子8内にはめ込んだ断熱プレートまたは断
熱プレート単体を、水平方向への偏位を抑制する付勢手
段を介してホットプレス1の可動盤2上に取り付け、こ
の可動盤2とこれに対面する上盤との間に所定の間隔で
複数の熱板5を載置するための段板6を、前記可動盤2
の両側に位置するように前記ホットプレス1の基台に立
設し、前記可動盤2の上面と前記段板3に載置される最
下位の熱板5との間に間隙を形成したことを特徴とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ホットプレスにおいて
可動盤と熱板との間に設けられる断熱材の取付け構造に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、ホットプレスを用いて、配線基板
や配線パターンをエッチング処理したプリント配線基板
の積層品が製造されている。このホットプレスは、シリ
ンダ装置のシリンダプレート上に設けた可動盤とこれに
対向配置される上盤との間に上下に平行配置された複数
の熱板を設け、熱板間に製品を挿入してこれを圧締する
構成となっている。
【0003】この熱板は、ホットプレスのガイドフレー
ム両側に位置する段板の各段部に載置される爪を有し、
爪はその長さを段板の対向する段部間の距離に合わせて
変化させており、可動盤の上昇に伴い下位にある熱板か
ら順に上方の熱板を所定の載置位置から持ち上げること
ができるようになっている。
【0004】可動盤と最下位にある熱板との間には熱板
からの熱が可動盤に逃げることがないように断熱材を挾
み込んでいる。この断熱材10は、図3に示すように格
子11と呼ばれる枠内に一枚または複数枚をはめ込み、
熱板12と可動盤13で挾持するため、両部材の側部に
突出するブラケット14を介してボルト15で締結する
ことにより固定される。
【0005】また、断熱材は、平面精度の良い樹脂系の
もの、すなわちグラスファイバーベースに耐高熱性ポリ
マーを結合材として作られた材料で製作され、可動盤か
ら熱板への面圧力を均一にすることが要求されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このため、断熱材の平
面度は0.1mmから0.05mm,好ましくは0.0
2mm以内となっており、可動盤に対する断熱材の摩擦
係数が小さくなり、しかも圧締作業の繰り返しにより、
断熱材の熱膨張と熱収縮による熱変形により少しずつ可
動盤の外側に断熱材が飛び出すため、定期的にボルトを
緩めて熱板を持ち上げて断熱材のずれを修正する作業が
新たに加わり作業にロスタイムが生じている。
【0007】このような事情に鑑みて、本発明は断熱材
のずれを防止したホットプレスの断熱材取付け構造を提
供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、格子内にはめ込んだ断熱プレートまたは
断熱プレート単体を、水平方向への偏位を抑制する付勢
手段を介してホットプレスの可動盤上に取り付け、この
可動盤とこれに対面する上盤との間に所定の間隔で複数
の熱板を載置するための段板を、前記可動盤の両側に位
置するように前記ホットプレスの基台に立設し、前記可
動盤の上面と前記段板に載置される最下位の熱板との間
に間隙を形成したことを特徴としている。
【0009】
【作用】上記構成によれば、ホットプレスの圧締作業の
繰り返しにより熱板は熱膨張と熱収縮が繰り返される
が、可動盤と断熱材との間に間隙を設けたり、断熱材の
外周部を付勢手段で受けることにより、断熱材のずれが
蓄積されることなく容易に矯正される。
【0010】
【実施例】本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
図1は本発明に係るホットプレス1の断熱材取付け構造
を示す正面図であり、図2は他の実施例を示す図1と同
様の図である。
【0011】図1において、可動盤2は、図示しないシ
リンダ装置のシリンダラム上に取付けられており、ホッ
トプレス1の基台に立設する段板3がこの可動盤2の両
側に位置するように配置されている。この段板3,3
は、互いに対向する位置に所定の間隔を置いて階段上に
段部4を備え、可動盤2とこれに対面する上盤(図示
略)との間に平行配置される複数の熱板5を所定の間隔
を置いて載置する。熱板5の両側部には爪部6が張り出
しており、この爪部6が段板の段部4に載置されるよう
に、熱板の爪部6の長さは段板3の対向する各段部間の
距離に合わせて異なっている。
【0012】このため、可動盤2の上昇により、順次下
位から上位の熱板5が持ち上げられて積層されることに
なるので、熱板間に置かれた製品を挾持圧着することが
できる。この段板3は、ここではホットプレスの基台の
一部であるガイド柱7に取り付けられている。また、段
板はホットプレスの基台と一体となったガイドフレーム
自体に設けても良い。
【0013】最下位の熱板5aは可動盤の昇降時に断熱
材10に熱を吸収されるので、その上面に別の熱板5b
を当接させている。これにより、熱板5bからの熱は他
の上部に位置する熱板5から供給される熱量と同じ熱量
が製品に均一に伝導される。
【0014】また、本発明では、熱板5aから可動盤2
への熱の伝導を防ぐために断熱要素が、1つまたは複数
の断熱板を角形状の格子8内にはめ込んだ断熱プレート
10aまたは断熱プレート単体10bにて形成される。
この断熱要素は可動盤2の上面のほぼ全体を覆うことに
なるが、図1の断熱プレート10aでは、格子8の両側
面と可動盤2の側面とを一致させるとともに、格子8の
側面を可動盤2の側面上部から突出する板ばね9を介し
て押えている。この板ばね9は断熱プレート10aが可
動盤2からはみ出さないように水平方向の動きを抑制す
る付勢手段となっている。
【0015】同様に、図2では、板ばね9が断熱プレー
ト単体10bの側面に押し付けられている。なお、この
板ばね9は、上述のように可動盤2に取付ける代わり
に、熱板5aの下部側面から下方に突出するように熱板
に取付けることも可能である。
【0016】そして、本発明では、断熱要素の偏位を抑
制する板ばね9を設けるのと併行して,最下位の熱板と
断熱要素との間に間隙Aを設けている。これには、最下
位の熱板5aの側部に張り出す爪部6を載置する段板の
段部4の高さを設定すればよい。つまり、断熱プレート
10aまたは断熱プレート単体10bのいずれかの断熱
材表面と熱板5aの底面との間を、例えば、2mm程度離
すように段部の高さを決める。これにより、可動盤上の
断熱要素は熱板との間に間隙を形成するので、断熱材の
ずれ現象をなくすことができる。
【0017】この断熱材のずれ現象は、以下に説明する
過程で発生するものである。すなわち、断熱材が分割し
て格子に装着されている場合、プレス加圧時に、荷重は
製品面積に加わるため、断熱材の全面に負荷(押し付け
力)が加わることがない。それゆえ、この状態で加熱工
程に入ると、熱板は加熱されて熱の伝導により断熱材も
徐々に昇温し、熱膨張を起こす。このときの断熱材の変
形(ずれ)は負荷の小さい方向(押し付けられていない
方向)へ自由に伸び、あたかも熱板中心を基軸にしたよ
うに放射状に変形する。
【0018】次いで、冷却工程に入ると、熱板は冷却さ
れ断熱材も熱の伝導により徐々に冷却され収縮すること
になるが、次の工程では、熱板が冷却された時点でプレ
スが解放されるので断熱材への負荷はなくなる。このと
き、断熱材はいまだサイクル初期の温度まで降下してお
らず、無負荷状態での冷却および収縮は進行する。当然
無負荷であるため、収縮は断熱材中央を基軸として中心
に向かって変形する。したがって、断熱材が当初の温度
まで冷却された時点では断熱材中心は熱板中心に対して
外よりに位置がずれることになり、このサイクルの繰り
返しの都度、断熱材は外部に押し出されてくる。
【0019】しかし、本発明の構成によれば、断熱材に
は可動盤の昇降時のみに熱の伝導が生じるが、熱板を十
分加熱して所定の温度に保たれるまでの準備工程および
可動盤が降下して熱板が元の位置に載置された状態の冷
却工程においては断熱材と熱板との間は完全に分離して
おり熱の伝導はほとんどなくなる。したがって、断熱材
が偏位したり格子枠を破損するようなずれは発生せず、
従来は2〜3か月毎に断熱材の位置修正を行っていた
が、このような作業を省くことができる。
【0020】
【発明の効果】以上説明したことから明らかなように、
本発明の断熱材取付け構造によれば、熱板と可動盤上の
断熱材と最下位の熱板との間には間隙が形成され、熱の
伝導は可動盤の昇降時のみに発生するだけであるので、
ホットプレスの圧締作業の繰り返しによる断熱材のずれ
が生じる恐れがなくなり、断熱材の位置修正作業を省く
とともに、平面度の高い断熱材の使用を可能にして熱板
の面圧力を均一化するのに大いに効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る実施例を示すホットプレスの断熱
材取付け構造の一部断面正面図である。
【図2】本発明に係る他の実施例を示す図1と同様な断
熱材取付け構造の一部断面正面図である。
【図3】従来の断熱材取付け構造を示す概略図である。
【符号の説明】
1 ホットプレス 2 可動盤 3 段板 4 段部 5 熱板 6 爪部 7 ガイド柱 8 格子 9 板ばね 10 断熱材

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】格子内にはめ込んだ断熱プレートまたは断
    熱プレート単体を、水平方向への偏位を抑制する付勢手
    段を介してホットプレスの可動盤上に取り付け、この可
    動盤とこれに対面する上盤との間に所定の間隔で複数の
    熱板を載置するための段板を、前記可動盤の両側に位置
    するように前記ホットプレスの基台に立設し、前記可動
    盤の上面と前記段板に載置される最下位の熱板との間に
    間隙を形成したことを特徴とするホットプレスの断熱材
    取付け構造。
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JP2007313864A (ja) * 2006-05-29 2007-12-06 Taihei Mach Works Ltd 横型多段プレス装置のプレス構造

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