JPH07110440B2 - ホツトプレスに於ける熱板の断熱装置 - Google Patents

ホツトプレスに於ける熱板の断熱装置

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JPH07110440B2
JPH07110440B2 JP1048780A JP4878089A JPH07110440B2 JP H07110440 B2 JPH07110440 B2 JP H07110440B2 JP 1048780 A JP1048780 A JP 1048780A JP 4878089 A JP4878089 A JP 4878089A JP H07110440 B2 JPH07110440 B2 JP H07110440B2
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昭彦 小川
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株式会社名機製作所
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B30PRESSES
    • B30BPRESSES IN GENERAL
    • B30B15/00Details of, or accessories for, presses; Auxiliary measures in connection with pressing
    • B30B15/06Platens or press rams
    • B30B15/062Press plates
    • B30B15/064Press plates with heating or cooling means

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Press Drives And Press Lines (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は被圧締物を熱板間に挿入し、加熱・圧締するこ
とにより所定のプレス成形を行うためのホットプレスに
係り、特に最上段熱板と上盤の間及び最下段熱板と可動
盤の間に断熱構造を備えたものに関する。
(従来の技術) 従来からホットプレスの最上段熱板と上盤の間及び最下
段熱板と可動盤の間には格子を設け、該格子の枠内に該
格子より僅かに厚い断熱板を配設する断熱構造がとられ
てきた。そして断熱板として通常ヘミット板と呼ばれる
石綿セメント板(以後ヘミット板という)が多く用いら
れてきた。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら最近ではプレス時において高温加熱及び高
い平行精度を要求する成形品が増加している。このため
断熱構造全体としての断熱効果を上げるとともに、該断
熱構造にあって直接圧締力を受ける断熱部材の厚さや平
行の精度を向上させ且つ圧縮変形量を極力小さく押さえ
る必要にせまられてきた。また断熱板の耐熱温度そのも
のも被圧締物の成形温度が450℃を越えるような場合に
はヘミット板では限界となってくる。
(課題を解決するための手段) 本発明はかかる事情を背景として為されたものであっ
て、上盤に対する可動盤の近接作動に基づいて、該上盤
と可動盤との間に配設された熱板間に挿入した被圧締物
を加熱圧締するホットプレスに於いて、該上盤と可動盤
にそれぞれ熱板を固定する際、熱板からの熱を遮断する
ため該上盤と可動盤のそれぞれの熱板の間に平行な間隔
を維持するように複数のセラミック短柱状の断熱受圧部
材を設けたものであり、必要に応じて上盤と可動盤のそ
れぞれの熱板の間又は上盤と可動盤のいずれかの熱板の
間に輻射熱を防止するための、断熱受圧部材の位置決め
穴を有する1又は複数の位置決め断熱部材を設け、さら
に前記位置決め断熱部材を格子の枠内に配設可能とした
ものである。
(作用) 最上段熱板の上面と上盤の下面の間にあって、該最上段
熱板の上表面全体にわたって設けた位置決め断熱部材が
最上段熱板から上盤への輻射及び対流による伝熱を断
ち、且つ該位置決め断熱部材より厚さが厚く直接圧締力
を受ける断熱受圧部材を前記位置決め断熱部材に所定数
遊嵌若しくは挿嵌する構成が伝導による伝熱量を従来の
ヘミット板の略全面当り方式の2/3程度に減少せしめ
る。また断熱受圧部材にセラミック材を用いることによ
り、従来のヘミット板に比べて圧縮変形量が1/4程度と
なり、厚さ・平行度等の加工精度も2〜3倍程度(例え
ば厚さムラを0.1mmから0.05mm)に容易に上げることが
できるので、プレス圧締時において断熱受圧部材の圧縮
部分と非圧縮部分の圧縮変形量の差が小さく自身の厚さ
・平行度の高い精度とあいまって該断熱受圧部材が被圧
締物を全面にわたって均等に圧締可能ならしめるように
作用するのである。以上の最下段熱板の下面と可動盤の
上面の間にあっても全く同様であり説明を詳略する。
(実施例) 以下本発明をより一層具体的に明らかにするために、そ
の一実施例を図面の第1図乃至第3図に従って詳細に説
明する。
1はホットプレスの圧締シリンダであって、その鍔部の
四隅に4本のステー2をナット4にて固定して立設され
ている。該4本のステー2の上部にはナット4にて固定
して上盤3を配設している。5は可動盤であって圧締シ
リンダ1に挿嵌したラム1Aの先端に固定している。6は
該可動盤の可動盤ガイドである。7は上盤3に固定した
最上段熱板、10は可動盤6に固定した最下断熱板であり
8,9は最上段熱板と最下段熱板の中間に配設された中間
熱板である。中間熱板8,9は可動盤が下降しているとき
は段板又は段板に相当するストッパ(いずれも図示せ
ず)上に通常4ヶの爪11及び同じく通常4ヶの爪12をそ
れぞれ介して載置され一定の熱板間隔を保っている。本
例は合計4枚の熱板からなる3段ホットプレスである。
最上段熱板7と上盤3の間及び最下段熱板10と可動盤5
の間にはそれぞれ格子20、位置決め断熱部材21及び断熱
受圧部材22を設けている。本例においては位置決め断熱
部材21を複数(4枚)とし水平方向の横ズレを防止する
ため格子20の中に位置決めして配設している。該位置決
め断熱部材21はセラミック材とすることができ、熱板か
らの輻射及び対流による伝熱を阻止する目的をもつもの
故4枚の合計面積を対向する熱板の面積と略同一として
ほぼ熱板の表面全体をおおうようにしている。該位置決
め断熱部材21には所定数の断熱受圧部材22を遊嵌若しく
は挿嵌するための位置決め穴21Aが設けてある。一般的
には格子20の枠内に位置決め断熱部材21を完全に隙間な
く配設する必要はなく3〜4mmの遊びをとり、従って該
位置決め断熱部材21の位置決め穴21Aも断熱受圧部材22
が2mm前後の隙間をもって遊嵌される程度の大きさとす
ればよい。また位置決め断熱部材21を寸法的に1枚で製
造可能な小型のホットプレスにあっては当然ながら格子
20は省略することができる。位置決め断熱部材21に遊嵌
又は挿嵌される所定数の断熱受圧部材22は両端面が平行
でその厚さ寸法が全て同一の短柱状の部材であって、本
例では断面円形のセラミック材を使用している。セラミ
ック材としてはポーラス状のコーディライトが最適なも
のの一つであって、その特性は圧縮強度が2700kg/cm2
圧縮変形量が面圧200kg/cm2のときおよそ0.05mm、熱伝
導率が0.003cal/cm・sec・℃となっている。これを従来
のヘミット板と比較すると圧縮強度が約3倍、圧縮変形
量が約1/4、熱伝導率は約2倍となっている。圧縮強度
が従来のヘミット板に比べておよそ3倍ということは同
じ面圧を受ける場合にはその受圧面積を1/3にできると
いうことであり第4図に示した従来の断熱構造、すなわ
ち格子100の枠内全面に該格子100より僅かに厚い断熱板
たるヘミット板200を配設する構成に対し、圧縮変形量
も考慮して算出した所定数の断熱受圧部材により受圧面
積すなわち断熱面積を従来の1/3〜1/4とすることによっ
てコーディライトの熱伝導率がヘミット板に比べて約2
倍大きいにもかかわらず全体の伝導による伝熱量をヘミ
ット板に比べて2/3程度と減少せしめているのである。
又コーディライトは加工精度の悪いヘミット板に比べて
容易にその加工精度をあげることができ、例えば厚さ精
度において従来のヘミット板においては±0.1mm程度の
加工精度が限界であったものを加工面積が減ったことと
あいまってコーディライトによる断熱受圧部材22にあっ
ては±0.05程度は容易に得ることができるものである。
またコーディライトの耐熱温度は1000℃を越えておりあ
らゆる成形品に対応できる。以上詳述した断熱受圧部材
22は、断熱部材であるとともに受圧部材でもあるので当
然位置決め断熱部材21よりも厚さが厚い。位置決め断熱
部材21と格子20の厚さ関係はどちらが厚くてもかまわな
いが該格子20の厚さを断熱受圧部材22より薄く構成する
ことはいうまでもない。最上段熱板7に合わせて該最上
段熱板7の上面に格子20を載置し、該格子20の枠内に4
枚の位置決め断熱部材21を配設し、該位置決め断熱部材
21の位置決め穴21Aに所定数の断熱受圧部材22を遊嵌し
た状態で最上段熱板7を格子20の横ズレを許すことなく
上盤3に固定(図示せず)する。所定数の断熱受圧部材
22の平行端面が最上段熱板7の上面と上盤3の下面にそ
れぞれ当接する。最下段熱板10と可動盤5の間にあって
も同様の構成となる。
(作動) 次に作動について説明する。
第1図はホットプレスの可動盤5が下降限度にある状態
であって、一定の間隔を保った熱板上、すなわち中間熱
板8、9及び最下段熱板10上に被圧締物30がそれぞれ挿
入・載置されている。圧締シリンダ1に作動油が供給さ
れるとラム1Aが上昇を始め、該ラム1Aの先端に固定して
設けた可動盤5が4本のステー2に可動盤ガイド6によ
ってガイドされながら上昇する。上昇限度寸前で上昇速
度がスローダウンし、しかる後被圧締物30の圧締が開始
される。すべての熱板の昇温が開始され設定された温度
に保つための温度コントロールが行なわれる。圧締力換
言すればラム1Aに作用する作動油の圧力も必要に応じて
何段階にも圧力コントロールされる。各熱板から被圧締
物30に熱の供給が行なわれるが、最上段熱板7の上面か
ら上盤3の下面及び最下段熱板10の下面から可動盤5の
上面への熱の移動は阻止しなければならない。又圧締は
高い平行精度を保って行なわれる必要がある。これらの
ことについては(作用)の欄で詳述した通りである。加
熱工程が終了すると通常は熱板が冷却され被圧締物30を
冷却する。冷却終了後可動盤5が下降し、成形された被
圧締物30が取り出されて一サイクルが終了する。
(効果) 最上段熱板と上盤及び最下段熱板と可動盤の間の断熱効
果の向上により、上盤や可動盤の熱変形(主としてソ
リ)が無視できる程度に小さくなり、結果として成形品
の変形も小さくなる。最上段熱板及び最下段熱板の昇温
遅れや中間熱板との温度差が解消され、未硬化、未焼
成、未加硫、ボイド等の成形不良を駆遂した高品質の成
形品が得られる。又圧縮変形量が極めて小さく、且つ加
工精度の良いセラミック材を断熱受圧部材として用いる
ことにより被圧締物を全面にわたって均等に圧締可能と
し、結果として高い平行精度の成形品を得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す正面図であり、第2図
は第1図のII-II矢視における要部図、第3図は第2図
のIII-III矢視断面図、第4図は第3図に相当する従来
例を示す図である。 1:圧締シリンダ、1A:ラム 3:上盤、5:可動盤 7:最上段熱板、8:中間熱板 9:中間熱板、10:最下段熱板 20:格子、21:位置決め断熱部材 21A:位置決め穴、22:断熱受圧部材 30:被圧締物

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上盤に対する可動盤の近接作動に基づい
    て、該上盤と可動盤との間に配設された熱板間に挿入し
    た被圧締物を加熱圧締するホットプレスに於いて、該上
    盤と可動盤にそれぞれ熱板を固定する際、熱板からの熱
    を遮断するため該上盤と可動盤のそれぞれの熱板の間に
    平行な間隔を維持するように複数のセラミック短柱状の
    断熱受圧部材を設けたことを特徴とするホットプレスに
    於ける熱板の断熱装置。
  2. 【請求項2】上盤と可動盤のそれぞれの熱板の間又は上
    盤と可動盤のいずれかの熱板の間に輻射熱を防止するた
    めの、断熱受圧部材の位置決め穴を有する1又は複数の
    位置決め断熱部材を設けた請求項1に記載のホットプレ
    スに於ける断熱装置。
  3. 【請求項3】前記位置決め断熱部材を格子の枠内に配設
    した請求項2に記載のホットプレスに於ける熱板の断熱
    装置。
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