JPH06237738A - 目玉焼製造装置 - Google Patents
目玉焼製造装置Info
- Publication number
- JPH06237738A JPH06237738A JP5048734A JP4873493A JPH06237738A JP H06237738 A JPH06237738 A JP H06237738A JP 5048734 A JP5048734 A JP 5048734A JP 4873493 A JP4873493 A JP 4873493A JP H06237738 A JPH06237738 A JP H06237738A
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- JP
- Japan
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- hot plate
- egg
- storage recess
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 従来の目玉焼の製造は蒸気により蒸して製造
するなどの方法とされていたので、形状面でも食感の面
でも一般消費者が考えているものとの差が大きく、満足
を得ることができないと言う問題点を生じていた。 【構成】 本発明により、ホットプレート10の卵収納
凹部11の底面を凹球面とし且つ肉厚にも変化を与える
ことで、充填される卵40に形状の一定性と加熱の均等
性とを与え、加えて蓋部13と水溜め部12により表面
側の加熱温度を適正なものとし、更にユニット化された
加熱炉20により適正な加熱量の設定を自在とし、また
空送部38により使用後のホットプレートを冷却するも
のとしたことで、本発明の目玉焼製造装置1は消費者が
既定観念として抱いている通りの目玉焼を安定に且つ連
続的に生産できるものとして従来の課題を解決するもの
である。
するなどの方法とされていたので、形状面でも食感の面
でも一般消費者が考えているものとの差が大きく、満足
を得ることができないと言う問題点を生じていた。 【構成】 本発明により、ホットプレート10の卵収納
凹部11の底面を凹球面とし且つ肉厚にも変化を与える
ことで、充填される卵40に形状の一定性と加熱の均等
性とを与え、加えて蓋部13と水溜め部12により表面
側の加熱温度を適正なものとし、更にユニット化された
加熱炉20により適正な加熱量の設定を自在とし、また
空送部38により使用後のホットプレートを冷却するも
のとしたことで、本発明の目玉焼製造装置1は消費者が
既定観念として抱いている通りの目玉焼を安定に且つ連
続的に生産できるものとして従来の課題を解決するもの
である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は食品製造装置に関するも
のであり、詳細には鶏卵に片面からの加熱処理を行い目
玉焼と通称されている食品を商業規模で製造するための
装置に係るものである。
のであり、詳細には鶏卵に片面からの加熱処理を行い目
玉焼と通称されている食品を商業規模で製造するための
装置に係るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の目玉焼を大量に生産する
場合には、一般家庭で行われているように直火により焼
いたのでは均一な品質を維持することが困難で且つ非能
率的であるので、例えば図5に示すようにプレート90
上に複数の型枠91を載置しておき、この型枠91中に
割卵して鶏卵80を充填し蒸気で蒸し上げて製造するも
のであり、言い換えれば、割卵した状態で作られる茹卵
として生産されるものであった。
場合には、一般家庭で行われているように直火により焼
いたのでは均一な品質を維持することが困難で且つ非能
率的であるので、例えば図5に示すようにプレート90
上に複数の型枠91を載置しておき、この型枠91中に
割卵して鶏卵80を充填し蒸気で蒸し上げて製造するも
のであり、言い換えれば、割卵した状態で作られる茹卵
として生産されるものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記し
た従来の製造方法で生産された目玉焼においては、黄身
の表面が白身の薄膜で覆われて色彩的に鮮やかな目玉状
とならない、或いは裏面に焦げ目を付けることが不可能
となるなどを生じ、消費者が目玉焼に対して有している
既定概念と著しく離れるものとなって、形状的にも食感
的にも受け入れられない問題点を生じ、また、形状的に
も黄身の位置が定まらずに商品価値も乏しく、目玉焼自
体は大きな市場が予測されるにも係わらず消費者を満足
させる商品の実質的な供給手段がないと言う課題を生じ
ていた。
た従来の製造方法で生産された目玉焼においては、黄身
の表面が白身の薄膜で覆われて色彩的に鮮やかな目玉状
とならない、或いは裏面に焦げ目を付けることが不可能
となるなどを生じ、消費者が目玉焼に対して有している
既定概念と著しく離れるものとなって、形状的にも食感
的にも受け入れられない問題点を生じ、また、形状的に
も黄身の位置が定まらずに商品価値も乏しく、目玉焼自
体は大きな市場が予測されるにも係わらず消費者を満足
させる商品の実質的な供給手段がないと言う課題を生じ
ていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は前記した課題を
解決するための具体的な手段として、割卵された卵を収
納する卵収納凹部と加熱蒸気を発生させるための水溜め
凹部とが形成され着脱自在とした蓋部を有するホットプ
レートと、該ホットプレートを上下夫々の面から加熱す
る上火バーナ部と下火バーナ部とで構成される加熱炉
と、前記ホットプレートを所定のタクトでストローク移
送するコンベアとから成り、前記ホットプレートの前記
卵収納凹部は底面を中心部が深くなる略凹球面状に形成
されると共にこのホットプレートの前記底面に対応する
位置は前記中心部の肉厚を薄くするように形成され、前
記加熱炉の上火バーナ部と下火バーナ部とは前記コンベ
アのストローク毎にユニット化して設けられると共に前
記下火バーナ部は前記ホットプレートの卵収納凹部と水
溜め凹部とに集中加熱する構成とされ、前記コンベアに
は前記ホットプレートを冷却するための空送区間が焼上
げ工程の終端と始端との間に設けられていることを特徴
とする目玉焼製造装置を提供することで、消費者の満足
する品質のものを提供可能として課題を解決するもので
ある。
解決するための具体的な手段として、割卵された卵を収
納する卵収納凹部と加熱蒸気を発生させるための水溜め
凹部とが形成され着脱自在とした蓋部を有するホットプ
レートと、該ホットプレートを上下夫々の面から加熱す
る上火バーナ部と下火バーナ部とで構成される加熱炉
と、前記ホットプレートを所定のタクトでストローク移
送するコンベアとから成り、前記ホットプレートの前記
卵収納凹部は底面を中心部が深くなる略凹球面状に形成
されると共にこのホットプレートの前記底面に対応する
位置は前記中心部の肉厚を薄くするように形成され、前
記加熱炉の上火バーナ部と下火バーナ部とは前記コンベ
アのストローク毎にユニット化して設けられると共に前
記下火バーナ部は前記ホットプレートの卵収納凹部と水
溜め凹部とに集中加熱する構成とされ、前記コンベアに
は前記ホットプレートを冷却するための空送区間が焼上
げ工程の終端と始端との間に設けられていることを特徴
とする目玉焼製造装置を提供することで、消費者の満足
する品質のものを提供可能として課題を解決するもので
ある。
【0005】
【実施例】つぎに、本発明を図に示す一実施例に基づい
て詳細に説明する。図1に符号1で示すものは本発明に
係る目玉焼製造装置であり、この目玉焼製造装置1は大
別して、割卵された卵を保持するホットプレート10
と、前記ホットプレート10に対し加熱を行う加熱炉2
0と、前記ホットプレート10を加熱炉20内で移送さ
せると共に、例えば前記ホットプレート10に食用油を
塗布するなど必要に応ずる工程を行うコンベア30とで
構成されている。
て詳細に説明する。図1に符号1で示すものは本発明に
係る目玉焼製造装置であり、この目玉焼製造装置1は大
別して、割卵された卵を保持するホットプレート10
と、前記ホットプレート10に対し加熱を行う加熱炉2
0と、前記ホットプレート10を加熱炉20内で移送さ
せると共に、例えば前記ホットプレート10に食用油を
塗布するなど必要に応ずる工程を行うコンベア30とで
構成されている。
【0006】先ず、前記ホットプレート10に就いて説
明を行えば、このホットプレート10は図2及び図3に
示すように例えばアルミなど適宜な金属部材で全体を略
鍋状として形成されるものであり、このホットプレート
10には例えば円周状に4箇所の卵収納凹部11が形成
されると共に、中心には水溜め凹部12が形成されるも
のとなり、更には着脱自在とされる蓋部13が設けら
れ、この蓋部13を被着したときにホットプレート10
とで形成される閉ざされた容室内に前記卵収納凹部11
と水溜め凹部12とは共に位置するものとされている。
明を行えば、このホットプレート10は図2及び図3に
示すように例えばアルミなど適宜な金属部材で全体を略
鍋状として形成されるものであり、このホットプレート
10には例えば円周状に4箇所の卵収納凹部11が形成
されると共に、中心には水溜め凹部12が形成されるも
のとなり、更には着脱自在とされる蓋部13が設けら
れ、この蓋部13を被着したときにホットプレート10
とで形成される閉ざされた容室内に前記卵収納凹部11
と水溜め凹部12とは共に位置するものとされている。
【0007】前記卵収納凹部11は図3の断面図でも示
すように、その底面11aを中心部が深くなる略凹球面
状として形成されるものであり、前記の形状としたこと
で、この卵収納凹部11に割卵した卵40を充填したと
きには黄身41は必ず底面11aの最深部である中心部
に位置するものとなり、これにより生産される目玉焼を
極めて均一性の高い形状とすることが可能となるもので
ある。
すように、その底面11aを中心部が深くなる略凹球面
状として形成されるものであり、前記の形状としたこと
で、この卵収納凹部11に割卵した卵40を充填したと
きには黄身41は必ず底面11aの最深部である中心部
に位置するものとなり、これにより生産される目玉焼を
極めて均一性の高い形状とすることが可能となるもので
ある。
【0008】加えて、上記したように黄身41に卵収納
凹部11内における黄身41の位置が確定できるものと
なったことで、加熱時における熱の配分も容易に確定で
きるものとなり、これに従って前記ホットプレート10
の卵収納凹部11が設けられた部分の肉厚tは前記底面
11aの中心部、即ち、前記黄身41が位置し多量の加
熱が必要となる部分が薄肉と成るようにされている。
凹部11内における黄身41の位置が確定できるものと
なったことで、加熱時における熱の配分も容易に確定で
きるものとなり、これに従って前記ホットプレート10
の卵収納凹部11が設けられた部分の肉厚tは前記底面
11aの中心部、即ち、前記黄身41が位置し多量の加
熱が必要となる部分が薄肉と成るようにされている。
【0009】また、前記水溜め凹部12は、例えば円筒
状に形成されて水が充填されるものであり、前記ホット
プレート10の加熱により充填された水が蒸発して蒸気
となり、このホットプレート10と前記蓋部13とで形
成される容室内に充満し、この容室内の温度を調整して
黄身41の表面に例えば気泡を生じるなど外観を損なう
ことのないようにして、焼き上がり状態を最適化すると
共に卵40の表面側に水分を補給して所謂水みずしさを
保ち仕上がりを美麗なものとする。
状に形成されて水が充填されるものであり、前記ホット
プレート10の加熱により充填された水が蒸発して蒸気
となり、このホットプレート10と前記蓋部13とで形
成される容室内に充満し、この容室内の温度を調整して
黄身41の表面に例えば気泡を生じるなど外観を損なう
ことのないようにして、焼き上がり状態を最適化すると
共に卵40の表面側に水分を補給して所謂水みずしさを
保ち仕上がりを美麗なものとする。
【0010】前記加熱炉20は図4に示すように上火バ
ーナ部21と下火バーナ部22とで構成されるものであ
り、このときに前記上火バーナ部21は例えばガスバー
ナーとスケルトンとが組合わされた赤外線加熱型とされ
ているのに対して、他方の下火バーナ部22はガスバー
ナーの炎による直接加熱型とされ、且つ前記下火バーナ
部22の炎は前記ホットプレート10の卵収納凹部11
及び水溜め凹部12の部分のみに当たるように位置が設
定されているものとされている。
ーナ部21と下火バーナ部22とで構成されるものであ
り、このときに前記上火バーナ部21は例えばガスバー
ナーとスケルトンとが組合わされた赤外線加熱型とされ
ているのに対して、他方の下火バーナ部22はガスバー
ナーの炎による直接加熱型とされ、且つ前記下火バーナ
部22の炎は前記ホットプレート10の卵収納凹部11
及び水溜め凹部12の部分のみに当たるように位置が設
定されているものとされている。
【0011】このときに、前記上火バーナ部21と下火
バーナ部22とは、後にも説明するコンベア30の1ス
トローク毎にユニット化されて配置されるものとされて
いるので、例えばコンベア30が30秒タクトでストロ
ーク移送するものであれば上火バーナ部21と下火バー
ナ部22との1ユニットはホットプレート10を30秒
間だけ加熱するものとなり、ユニットの数を調整するこ
とで30秒を単位とする任意の加熱時間が得られるもの
となる。また、上記のように下火バーナー部22が直接
加熱型とされたことで焦げ目なども自在に付けられ、食
感の面でも違和感を与えないものとなる。
バーナ部22とは、後にも説明するコンベア30の1ス
トローク毎にユニット化されて配置されるものとされて
いるので、例えばコンベア30が30秒タクトでストロ
ーク移送するものであれば上火バーナ部21と下火バー
ナ部22との1ユニットはホットプレート10を30秒
間だけ加熱するものとなり、ユニットの数を調整するこ
とで30秒を単位とする任意の加熱時間が得られるもの
となる。また、上記のように下火バーナー部22が直接
加熱型とされたことで焦げ目なども自在に付けられ、食
感の面でも違和感を与えないものとなる。
【0012】前記コンベア30は上記でも説明したよう
に所定のタクトでストローク移送を行うものであると共
に、目玉焼を生産するための必要工程である前記ホット
プレート10に蓋部13を被着させる蓋被着部31、前
記蓋部13を必要時点で取外す蓋取外部32、前記蓋取
外部32で取外した蓋部13を再度蓋被着部31に移送
する蓋戻し部33、使用した後のホットプレート10を
掃除する掃除部34、ホットプレート10に食用油を供
給する油供給部35、その食用油を伸ばす伸展部36、
水溜め凹部12に水を供給する水供給部37が必要に応
じて適宜な構成で設けられるもの(図1参照)となって
いる。
に所定のタクトでストローク移送を行うものであると共
に、目玉焼を生産するための必要工程である前記ホット
プレート10に蓋部13を被着させる蓋被着部31、前
記蓋部13を必要時点で取外す蓋取外部32、前記蓋取
外部32で取外した蓋部13を再度蓋被着部31に移送
する蓋戻し部33、使用した後のホットプレート10を
掃除する掃除部34、ホットプレート10に食用油を供
給する油供給部35、その食用油を伸ばす伸展部36、
水溜め凹部12に水を供給する水供給部37が必要に応
じて適宜な構成で設けられるもの(図1参照)となって
いる。
【0013】上記に加えて本発明では前記コンベア30
に空送部38を設けるものであり、これは焼上げ工程の
終端と始端との間に設けられ、一旦使用されて温度が上
昇したホットプレート10を所定温度まで冷却し、次回
の焼き上がりの精度を高めるものであり、充分な空送区
間が得られるときには空冷でも良く、また不十分な時に
は水冷が採用される。
に空送部38を設けるものであり、これは焼上げ工程の
終端と始端との間に設けられ、一旦使用されて温度が上
昇したホットプレート10を所定温度まで冷却し、次回
の焼き上がりの精度を高めるものであり、充分な空送区
間が得られるときには空冷でも良く、また不十分な時に
は水冷が採用される。
【0014】次いで、上記の構成とした目玉焼製造装置
1で目玉焼を生産するときの工程を工程順に説明する。
先ず、図1に示すように掃除部34で掃除が行われ、油
供給部35で食用油が供給され伸展部36で伸ばしが行
われ、更に水供給部37で水溜め凹部12に水が供給さ
れたホットプレート10の卵収納凹部11には割卵され
た卵が充填され、蓋被着部31で蓋部13が被着された
状態で加熱炉20に移送されるものとなる。
1で目玉焼を生産するときの工程を工程順に説明する。
先ず、図1に示すように掃除部34で掃除が行われ、油
供給部35で食用油が供給され伸展部36で伸ばしが行
われ、更に水供給部37で水溜め凹部12に水が供給さ
れたホットプレート10の卵収納凹部11には割卵され
た卵が充填され、蓋被着部31で蓋部13が被着された
状態で加熱炉20に移送されるものとなる。
【0015】このときに、前記加熱炉20は上火バーナ
部21と下火バーナ部22共にコンベア30の1ストロ
ーク毎にユニット化されて配置されていることで、この
コンベア30の1タクトを単位とする加熱時間の設定が
可能であり、且つ1ユニット毎の火力調整も自在であ
る。
部21と下火バーナ部22共にコンベア30の1ストロ
ーク毎にユニット化されて配置されていることで、この
コンベア30の1タクトを単位とする加熱時間の設定が
可能であり、且つ1ユニット毎の火力調整も自在であ
る。
【0016】従って、例えば半熟焼が要求されるときに
は、それに応ずる加熱時間及び火力を設定すれば良く、
一例で示せば前記タクトが30秒のときで、下火バーナ
部22を中火力で2分30秒加熱した後に、上火バーナ
部21を強火力で1分加熱し、その後に蓋部13を外し
た状態で下火バーナ部22を弱火力で1分加熱したもの
が好ましいと判定されたときには、蓋取外部32の前方
で先ず下火バーナ部22の5ユニットを中火力に設定
し、続く上火バーナ部21の2ユニットを強火力に設定
し、蓋取外部32の後方の下火バーナ部22の2ユニッ
トを弱火力に設定すれば良い。
は、それに応ずる加熱時間及び火力を設定すれば良く、
一例で示せば前記タクトが30秒のときで、下火バーナ
部22を中火力で2分30秒加熱した後に、上火バーナ
部21を強火力で1分加熱し、その後に蓋部13を外し
た状態で下火バーナ部22を弱火力で1分加熱したもの
が好ましいと判定されたときには、蓋取外部32の前方
で先ず下火バーナ部22の5ユニットを中火力に設定
し、続く上火バーナ部21の2ユニットを強火力に設定
し、蓋取外部32の後方の下火バーナ部22の2ユニッ
トを弱火力に設定すれば良い。
【0017】上記のようにして焼き上がりが完了した目
玉焼は取外されて、ホットプレート10はコンベア30
により空送部38に移送され、所定温度までの冷却が行
われて、再度掃除部34に達するものとなる。従って、
前記掃除部34に達したときのホットプレート10の温
度は常に一定であり、よって、続く次回からの工程にも
前回までの熱が蓄積されることはなく、一定の仕上がり
が保証されるものとなる。
玉焼は取外されて、ホットプレート10はコンベア30
により空送部38に移送され、所定温度までの冷却が行
われて、再度掃除部34に達するものとなる。従って、
前記掃除部34に達したときのホットプレート10の温
度は常に一定であり、よって、続く次回からの工程にも
前回までの熱が蓄積されることはなく、一定の仕上がり
が保証されるものとなる。
【0018】
【発明の効果】以上に説明したように本発明により、ホ
ットプレートの卵収納凹部の底面を凹球面とし且つ肉厚
にも変化を与えることで、充填される卵に形状の一定性
と加熱の均等性とを与え、加えて蓋部と水溜め部により
表面側の加熱温度を適正なものとし、更にユニット化さ
れた加熱炉により適正な加熱量の設定を自在とし、また
空送部により使用後のホットプレートを冷却するものと
したことで、本発明の目玉焼製造装置は消費者が既定観
念として抱いている通りの目玉焼を安定に且つ連続的に
生産できるものとなり、これにより従来不可能とされた
市場に目玉焼を提供することを可能とすると言う卓越し
た効果を奏するものである。
ットプレートの卵収納凹部の底面を凹球面とし且つ肉厚
にも変化を与えることで、充填される卵に形状の一定性
と加熱の均等性とを与え、加えて蓋部と水溜め部により
表面側の加熱温度を適正なものとし、更にユニット化さ
れた加熱炉により適正な加熱量の設定を自在とし、また
空送部により使用後のホットプレートを冷却するものと
したことで、本発明の目玉焼製造装置は消費者が既定観
念として抱いている通りの目玉焼を安定に且つ連続的に
生産できるものとなり、これにより従来不可能とされた
市場に目玉焼を提供することを可能とすると言う卓越し
た効果を奏するものである。
【図1】 本発明に係る目玉焼製造装置の一実施例を示
す平面図である。
す平面図である。
【図2】 同じ実施例の要部を示す平面図である。
【図3】 図2のA―A線に沿う断面図である。
【図4】 図1のB―B線に沿う断面図である。
【図5】 従来例を示す斜視図である。 1……目玉焼製造装置 10……ホットプレート 11……卵収納凹部 12……水溜め部 13……蓋部 20……加熱炉 21……上火バーナ部 22……下火バーナ部 30……コンベア 38……空送部
Claims (1)
- 【請求項1】 割卵された卵を収納する卵収納凹部と加
熱蒸気を発生させるための水溜め凹部とが形成され着脱
自在とした蓋部を有するホットプレートと、該ホットプ
レートを上下夫々の面から加熱する上火バーナ部と下火
バーナ部とで構成される加熱炉と、前記ホットプレート
を所定のタクトでストローク移送するコンベアとから成
り、前記ホットプレートの前記卵収納凹部は底面を中心
部が深くなる略凹球面状に形成されると共にこのホット
プレートの前記底面に対応する位置は前記中心部の肉厚
を薄くするように形成され、前記加熱炉の上火バーナ部
と下火バーナ部とは前記コンベアのストローク毎にユニ
ット化して設けられると共に前記下火バーナ部は前記ホ
ットプレートの卵収納凹部と水溜め凹部とに集中加熱す
る構成とされ、前記コンベアには前記ホットプレートを
冷却するための空送区間が焼上げ工程の終端と始端との
間に設けられていることを特徴とする目玉焼製造装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04873493A JP3173211B2 (ja) | 1993-02-16 | 1993-02-16 | 目玉焼製造装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04873493A JP3173211B2 (ja) | 1993-02-16 | 1993-02-16 | 目玉焼製造装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06237738A true JPH06237738A (ja) | 1994-08-30 |
JP3173211B2 JP3173211B2 (ja) | 2001-06-04 |
Family
ID=12811523
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP04873493A Expired - Fee Related JP3173211B2 (ja) | 1993-02-16 | 1993-02-16 | 目玉焼製造装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3173211B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100402406B1 (ko) * | 2000-12-30 | 2003-10-22 | 대우종합기계 주식회사 | 안전성을 고려한 축 이송 제어장치 |
GB2445644A (en) * | 2006-11-21 | 2008-07-16 | Brian Powell | Egg cooking utensil |
JP2009531061A (ja) * | 2006-03-27 | 2009-09-03 | レストラン テクノロジー インコーポレイテッド | 殻出し卵用ステージング装置、殻出し卵の保管方法および殻出し卵の調理方法 |
-
1993
- 1993-02-16 JP JP04873493A patent/JP3173211B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100402406B1 (ko) * | 2000-12-30 | 2003-10-22 | 대우종합기계 주식회사 | 안전성을 고려한 축 이송 제어장치 |
JP2009531061A (ja) * | 2006-03-27 | 2009-09-03 | レストラン テクノロジー インコーポレイテッド | 殻出し卵用ステージング装置、殻出し卵の保管方法および殻出し卵の調理方法 |
GB2445644A (en) * | 2006-11-21 | 2008-07-16 | Brian Powell | Egg cooking utensil |
GB2445644B (en) * | 2006-11-21 | 2009-09-09 | Brian Powell | Egg cooking untensil |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3173211B2 (ja) | 2001-06-04 |
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