JPH1052242A - 茹で卵の製造法及びその装置 - Google Patents

茹で卵の製造法及びその装置

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JPH1052242A
JPH1052242A JP8226111A JP22611196A JPH1052242A JP H1052242 A JPH1052242 A JP H1052242A JP 8226111 A JP8226111 A JP 8226111A JP 22611196 A JP22611196 A JP 22611196A JP H1052242 A JPH1052242 A JP H1052242A
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JP
Japan
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egg
boiled
producing
chamber
eggs
Prior art date
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Application number
JP8226111A
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English (en)
Inventor
Manabu Hashimoto
學 橋本
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QP Corp
Original Assignee
QP Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 茹で卵を製造する場合、濃厚卵白部が薄いと
きでも、卵黄を卵の略中心部に位置させるようにして切
断面における体裁をよくし、その商品価値を向上する。 【解決手段】 略楕円形状の卵をその長軸が縦方向にな
るように支持しこれをその縦方向に振動せしめ卵白より
比重が小さく卵内の上方に位置している卵黄を振動作用
で中央部に引き戻しながら加熱凝固せしめて茹で卵を製
造するものであり、その製造装置は卵を縦方向に支持し
た卵支持具4を密閉できる蒸煮室1内に間歇的に供給及
び排出するようにして卵支持具4の卵を蒸煮加熱すると
同時に振動装置6で上下振動しながら茹で卵を連続的に
製造する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は茹で卵の製造法及び
その製造装置に関する。
【0002】
【従来の技術】卵黄を卵白の略中央部に位置させた商品
価値のある茹で卵の製造する手段として、略楕円形状の
生卵の長軸を中心に間歇的に反対方向に回転させながら
加熱することが特開平3−236816号公報で知られ
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】新鮮な生卵を茹でると
きは包含力の大きい濃厚な卵白が卵黄を包み込んだ状態
で加熱凝固されるので、卵黄が卵の略中心部に位置して
商品価値があるが、生卵の鮮度が落ちてくると卵白が柔
らかくなって包含力が弱まり比重の軽い卵黄が卵白の上
部に押上られた状態になるため、これを茹でると卵黄が
卵の中心部に位置しない所謂芯ズレ茹で卵となってその
ままでは商品として使い物にならず、潰したりしてサラ
ダ等の形態を利用しない商品にしか利用できず、商品価
値がないのが現状である。ところがこのような鮮度が落
ちて濃厚卵白部が薄い芯ズレ状態の卵は前記公知の長軸
を中心とする回転手段によっては茹で卵の芯ズレ状態を
改善することが困難で、卵黄を卵の中心部に位置させた
商品価値のある茹で卵を製造することができない。本発
明はこのような問題点を改善して鮮度のよい生卵はもと
より、濃厚卵白部の薄い生卵にあっても卵黄を卵の略中
央部に位置させ、各種調理に利用できる商品価値のある
茹で卵の製造法とその製造装置とを提供するようにした
ものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するために、略楕円形状の生卵をその長軸方向が縦にな
るように支持してこれを上下方向に振動させながら加熱
することにより、芯ズレして卵白の上部にある卵黄を卵
白の中心部(中央部)に引き戻し移動させ、この状態で
卵白を加熱凝固させて商品価値のある茹で卵を製造する
ことを特徴とするものであり、この場合前記振動加熱処
理に先立ち生卵を卵白の凝固温度より低温で予備加熱し
たり、また振動加熱処理後の茹で卵を冷却したりするこ
とにより製造能率を向上することができる。
【0005】また前記本発明方法を実施する茹で卵の製
造装置としては、蒸煮室内に生卵の長軸方向の上下部を
保持する卵支持具と、該卵支持具を上下方向に振動させ
る振動装置とを設けたことを特徴とするものであり、前
記卵支持具を移送手段によって蒸煮室内の振動装置上に
一側から供給し、振動加熱処理した後他側に排出するよ
うにすると、多数の卵を連続的に能率よく処理でき、更
に前記蒸煮室の一側に該室内に供給される卵支持具の卵
を予め卵白の凝固温度より低温に加熱する予備加熱室を
設置すると共に蒸煮室の他側に加熱処理された卵支持具
の卵を冷却する冷却室を設けると一層能率よく茹で卵を
製造することができる。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明方法においては略楕円形状
の鶏卵、うづら卵等の食用卵をその長軸方向が縦方向に
なるように支持し、これを所定の振動幅で上下方向に振
動させると同時に加熱することにより、芯ズレして卵白
の上部にあった比重の軽い卵黄を卵の中心部に引き戻し
移動させながら卵白を次第に凝固させて茹で卵を製造す
るものである。
【0007】しかして前記振動操作における振動幅は5
0〜100mm、振動数は毎分60〜120回の範囲で
行い、振動幅が小さいときは振動数を多く、振動幅が大
きいときは振動数を少なくするのが好ましい。また前記
加熱手段は振動操作がし易いように蒸煮が好適であり、
加熱温度は卵の種類、大きさによって異なるが通常は7
5〜100℃で5〜15分間である。更に本発明方法に
おける生卵の予備加熱は卵の凝固温度は約75℃である
のでこれより低い50〜60℃の蒸気又は温水で3〜1
0分程度行い、加熱処理後の冷却は冷水、冷水シャワー
又は冷風で行うのが好ましい。
【0008】次ぎに本発明方法を実施する装置における
卵支持具としては、卵が移動しないように長軸を縦にし
て収容支持したトレイ又はこのトレイを複数段重積支持
したコンテイナーを使用し、この卵支持具をプッシャー
その他の移送手段で密閉自在な加熱蒸煮室内の上下振動
装置上に供給し、卵支持具を上下振動装置で上下振動せ
しめながら卵を加熱した後、移送手段で蒸煮室から取出
すものであり、この場合前記蒸煮室の供給側に卵支持具
内の卵を低温加熱する予備加熱室を設けると共に蒸煮室
の取出側に蒸煮加熱されて凝固した卵を冷却する冷水、
冷水シャワー、冷風等による冷却室を設置すると、茹で
卵を効率よく連続的に製造することができる。
【0009】
【実施例】本発明方法の実施例を説明すると、普通の大
きさの鶏卵をその長軸を縦に並べて10個支持収容した
卵トレイを50〜60℃の温水シャワーで3〜7分間予
備加熱した後、これを98℃の蒸気の蒸煮室で蒸煮加熱
すると同時に卵トレイを50mmの振幅で毎分120回
上下振動し10分間処理すると、上部に押し上げられて
いた卵黄は次第に下方に移動引き戻されると同時に卵白
は外側から凝固し始め卵黄が略中央部に位置した茹で卵
が得られるので、これを冷水シャワーで冷却して茹で卵
を製造するものである。
【0010】次に本発明方法を実施する茹で卵製造装置
の実施例を図面について説明すると、75〜100℃に
蒸気加熱でき、かつ密閉扉に1′・1′で密閉自在な蒸
煮室1の一側には上部に60〜70℃の温水シャワー
2′を有する予備加熱室2が、また他側には上部に冷水
シャワー3′を有する冷却室3が、夫々設置され、前記
蒸煮室1内の下部には卵支持具4を載置保持できる載置
板5がその下側に設置された振動装置6で上下方向に振
動できるように設けられている。
【0011】前記予備加熱室2の後側には供給室7が設
置され、該供給室7には卵支持具4を予備加熱室2に送
り込むプッシャー8が、前記予備加熱室2には該室内の
卵支持具4を蒸煮室1に送り込むプッシャー9が夫々設
けられていると共に冷却室3の後側には取出室10が設
置され、前記冷却室3には蒸煮室1内の卵支持具4を取
出す引出装置11と前記引出された卵支持具4を取出室
10に送り込むプッシャー12が夫々設けられている。
しかして供給室7、予備加熱室2、冷却室3及び取出室
10には夫々載置板5と同一平面上に位置するように卵
支持具4を載置支持する支持板13が夫々設けられてお
り、前記プッシャー8・9、引出装置11、プッシャー
12と共に移送手段を構成している。なお図中14は蒸
煮室1の加熱蒸気供給パイプである。
【0012】従って供給室7に矢印のように順次供給さ
れる卵支持具4はプッャー8により予備加熱室2に送り
込まれ、卵白が凝固しない低温の温水シャワー2′で加
熱された後開閉扉1′が開きプッシャー9で蒸煮室1内
の載置板5上に送り込まれて開閉扉1′が閉じると、蒸
煮室1内は蒸気加熱されると同時に振動装置6が作動し
て卵支持具4を上下方向に振動しながら卵を加熱蒸煮す
る。このようにして蒸煮室1で加熱蒸煮された卵支持具
4は開閉扉1′が開き引出装置11で冷却室3に引出さ
れて冷却シャワー3′で冷却された後プッシャー12で
取出室10に取出されるものである。
【0013】しかして前記卵支持具4の移送手段は前記
実施例に特定されるものではなく他の移送手段を用いる
ことができ、また載置板5には移送された卵支持具4が
振動作用で移動しないように固定機構が設け、卵支持具
4が載置板5上に送り込まれると固定機構が卵支持具4
を載置板5に固定し、冷却室3に送り出されるときに固
定機構が解除するようにするのが好適である。
【0014】
【発明の効果】本発明方法は卵内の卵白の上部に位置し
ている卵黄をその長軸方向の振動作用により卵白との比
重差を利用して卵白を振分けながら次第に卵の中心部に
移動せしめると同時にその外部からの凝固作用で次第に
凝固して鮮度のよい卵はもとより、濃厚卵白部の薄い卵
でもその卵黄を卵の中心部に位置せしめた商品価値のあ
る茹で卵を製造できる。またこの場合卵を加熱処理前に
凝固しない低温で予備加熱すると共に加熱処理後に冷却
するときは加熱処理工程及びその後の製造工程を迅速容
易に行うことができ、特に温水シャワーによる予備加熱
処理は卵の洗浄も行うことができ便利である。
【0015】本発明方法を実施する装置は、蒸煮室内に
上下振動を設置した簡易な構成で卵黄を卵の略中央部に
位置せしめた商品価値のある茹で卵を簡易に製造でき
る。また適宜の間歇的移送手段で卵支持具を前記蒸煮室
の一側から送り込み他側から排出するようにしたことに
より、前記商品価値のある茹で卵を連続的に能率よく製
造できる。更に前記蒸煮室の卵支持具の供給側に予備加
熱室を、排出側に冷却室を設置したときは、蒸煮室の加
熱凝固作用を効率よく短時間で迅速に行うことができる
と共に製造した茹で卵の保存作業も迅速容易にすること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法に実施する装置の平面図。
【図2】図1A−Aの縦断正面図。
【符号の説明】
1 蒸煮室 2 予備加熱室 3 冷却室 4 卵支持具 5 載置板 6 振動装置 7 供給室 8 プッシャー 9 プッシャー 10 取出室 11 引出装置 12 プッシャー 13 支持板

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 生卵の長軸方向の上下部を支持しこれを
    上下方向に振動させながら加熱して凝固した卵黄を卵の
    略中心部に位置させることを特徴とする茹で卵の製造
    法。
  2. 【請求項2】 生卵を加熱前に低温で予備加熱し、加熱
    後に冷却することを特徴とする請求項1記載の茹で卵の
    製造法。
  3. 【請求項3】 蒸煮室内に生卵の長軸方向の上下部を保
    持する卵支持具と該卵支持具を上下方向に振動させる振
    動装置とを設けたことを特徴とする茹で卵の製造装置。
  4. 【請求項4】 蒸煮室内に設けた振動装置上に卵支持具
    を一側から他側に向け間歇的に供給及び排出する移送手
    段を設けたことを特徴とする請求項3記載の茹で卵の製
    造装置。
  5. 【請求項5】 蒸煮室の卵支持具の供給側に生卵を低温
    加熱する予備加熱室を設置すると共に卵支持具排出側に
    茹で卵を冷却する冷却室を設置したことを特徴とする請
    求項4記載の茹で卵の製造装置。
JP8226111A 1996-08-09 1996-08-09 茹で卵の製造法及びその装置 Pending JPH1052242A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004501659A (ja) * 2000-06-30 2004-01-22 レダ テクノロジーズ、ナムローゼ フェンノートシャップ 殻付き卵の熱的処理装置および方法
JP2013535993A (ja) * 2010-07-02 2013-09-19 ニュートリシャス ベスローテン フェンノートシャップ マイクロ波放射線を用いた卵調理装置
JP2016073261A (ja) * 2014-10-09 2016-05-12 三州食品株式会社 殻付茹で卵

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