JP2904953B2 - 鶏卵の厚焼き装置 - Google Patents

鶏卵の厚焼き装置

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JP2904953B2
JP2904953B2 JP3122631A JP12263191A JP2904953B2 JP 2904953 B2 JP2904953 B2 JP 2904953B2 JP 3122631 A JP3122631 A JP 3122631A JP 12263191 A JP12263191 A JP 12263191A JP 2904953 B2 JP2904953 B2 JP 2904953B2
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egg
eggs
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靖弘 渡辺
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TEIKOKU PISUTONRINGU KK
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は鶏卵の厚焼き装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】鶏卵の厚焼きを大量に製造する従来の方
法および装置を図4に基づいて説明する。図において、
50、51、52はアルミニウム合金製の焼き型であ
る。これは3個で1セットをなし、進行方向に沿って反
転することができる。この装置では焼き型50,51,
52がチェーンコンベヤ53に取り付けられ連続的に移
動する。コンベヤ53によって移動する焼き型50,5
1,52の下方には、所定位置にガスバーナ54が配置
され、焼き型50,51,52の下面を加熱するように
なっている。
【0003】まず焼き型50,51,52は油吹き付け
部55で油がひかれ、予熱後、定量注入部56で溶き卵
57が容器の深さの約1/5の厚さに注入される。コン
ベヤ53の進行に伴って焼き型50,51,52は加熱
されて、溶き卵は半熟状態になる。次いで、反転機58
で後方の焼き型50が反転されて焼き型50内の半熟卵
が中間の焼き型51内に積み重ねられ、同様に次の反転
機59で中間の焼き型51が反転されて焼き型51内の
半熟卵が前方の焼き型52内に積み重ねられる。反転後
空になった焼き型50,51は次の油吹き付け部60で
再び油をひかれ、予熱後、次の定量注入部61で溶き卵
62が容器の深さの約1/5の厚さに注入される。新し
く注入された溶き卵62が加熱され半熟状態になった
時、次の反転機63で前方の焼き型52が反転されて焼
き型52内の卵が中間の焼き型51内に積み重ねられ、
同様に次の反転機64で後方の焼き型50が反転されて
焼き型50内の卵が中間の焼き型51内に積み重ねら
れ、完成寸法の厚さになる。この後、軽く下面に焦げ目
が付けられ、更に反転機65で反転されて反対側の面に
も焦げ目が付けられて、厚焼き卵20Aが仕上がる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし上記方法による
と、 (1)厚焼きが焼き上がるまで約10分を要し、これを
短縮できない。 (2)一定量の生産能力の厚焼き製造装置の小型化が図
れない。 (3)積み重ねた位置で剥離が生じ易い。 不都合があった。
【0005】これらの問題点の原因は、 (1)半熟工程で強加熱すると、この段階で焦げ目が発
生し、積層部の接着が不十分になる。 (2)従来の半熟工程は、下面のみからの加熱で時間を
要していた。 (3)過剰の油が積層部の接着を阻害する。 ことにある。
【0006】本発明の目的は、剥離の生じ難い厚焼きを
短時間で焼き上げることができる鶏卵の厚焼き装置を提
供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の鶏卵の厚焼き
置の構成は、溶き卵を半熟状態まで両面から加熱し、生
成された半熟卵を下方位置に配置している攪拌機に投入
することができる加熱部と、この加熱部から投入された
半熟卵を攪拌混合し、攪拌混合された半熟卵を下方位置
に配置している焼き型に投入することができる攪拌機
と、この攪拌機で攪拌混合された半熟卵が投入される焼
き型と、この焼き型内の半熟卵を加熱により一体化する
手段とを備えることを特徴とする。
【0008】本発明の鶏卵の厚焼き装置の第2の構成
は、溶き卵を完熟状態まで両面から加熱し、生成された
完熟卵を下方位置に配置している攪拌機に投入すること
ができる加熱部と、この加熱部から投入された完熟卵と
卵投入機から投入された生卵又は白味とを攪拌混合し、
攪拌混合された卵を下方位置に配置している焼き型に投
入することができる攪拌機と、この攪拌機で攪拌混合さ
れた卵が投入される焼き型と、この焼き型内の卵を加熱
により一体化する手段とを備えることを特徴とする。
【0009】
【0010】
【0011】
【作用】本発明の厚焼き装置は溶き卵を両面から加熱す
るので、従来に比し時間を大幅に短縮できる。そして半
熟卵を攪拌機内で攪拌混合し、あるいは完熟卵に生卵又
は白味を加えて攪拌機内で攪拌混合し、それを焼き型に
移して、加熱により一体化するので、油に起因する剥離
が生じ難く、かつ、厚焼きを短時間で均質に焼き上げる
ことができる。
【0012】
【実施例】以下、図1の厚焼き製造装置に即して説明す
る。
【0013】加熱部1は、1.8kWの電気ヒーター2
を内蔵した両端開口の外筒3内に、1.5kWの電気ヒ
ーター4を内蔵した内筒5が挿脱自在に装着されてい
る。内外筒3,5はステンレス鋼製で、外筒3の内周面
と内筒5の外周面はテフロンコーティングされている。
ヒーターは上記のように、半熟状態を急速に得るため制
御の簡単な電気ヒーター2,4であるのが望ましい。外
筒3は内径が120mm〜130mm、内筒5は外径が
90mm〜100mmで、いずれも下方に向かって漸次
小径になるテーパ状をなしており、外筒3と内筒5との
間に環状の隙間6が形成される。この隙間6は上方が開
放し、底部は外筒3の底部に内筒5まで設けられた縁部
で閉塞されている。内外筒3,5の長さを350mmと
すると、隙間6の容積は約1500cm3 となる。卵は
加熱されると膨らむので、この容積の67〜50%の卵
を入れて加熱する。この場合、一度に12個分の溶き卵
を加熱することができる。内外筒3,5の寸法は装置の
所要能力に応じて増減できるが、隙間6の径方向厚さは
10mm〜20mmの範囲が望ましい。注油器7から外
筒3の内周面と内筒5の外周面とに油を吹き付け、卵投
入器8から溶き卵を全量一度に隙間6に投入して、18
0℃の温度で1.5分間加熱すると、溶き卵は半熟卵に
なる。
【0014】攪拌機9は加熱部1の真下に位置し、内筒
5を外筒3から引き上げると半熟卵は攪拌機9内に落下
する。攪拌機9で半熟卵を軽く攪拌混合する。ここで攪
拌は半熟卵を焼き型に隙間なく充填できる程度に軽く行
うのがよい。
【0015】攪拌機9の真下には焼き型10が配置し、
この焼き型10は下方に位置するヒーター11で予熱さ
れている。半熟卵は攪拌機9で攪拌混合された後、焼き
型10内に落下する。焼き型10は100mm×190
mm×35mmの寸法である。
【0016】焼き型10はコンベヤ12で移動するよう
に構成されており、半熟卵を入れた焼き型10は次の加
熱部13に移動する。加熱部13は焼き型10の下方に
配置するヒーター14と、上方に配置する遠赤外線ヒー
ター15とからなり、ここで焼き型10内の半熟卵は焼
き型10の温度130℃、遠赤外線ヒーター15の放射
面温度350℃で3分間加熱され一体化される。
【0017】次いで、焼き型10は加熱力を若干増した
ヒーター16部に移動し、焦げ目を軽く付け、反転機1
7で反転され、次のヒーター18部で反対側の面に焦げ
目が付けられ、厚焼き卵が仕上がる。19は台、20は
取り出された厚焼き卵、21はコンベヤである。
【0018】図2〜図3は別の厚焼き製造装置で、加熱
部30は電気ヒーターを内蔵した左右一対の側板31,
32からなり、側板31,32は横断面コ字形で下方が
閉塞し上方が開放したもので、左右の側板31,32で
400mm×300mm×15mmの矩形状の隙間33
を形成する。隙間33は上方が開放し底部は閉塞されて
いる。隙間が矩形状の場合と前記のような環状の場合を
比べると、矩形状の方が油の吹き付けが容易であるが、
攪拌機に卵を落下させる際に隅部に卵が残留するおそれ
があるので、矩形状の場合は清掃機構を設けるのが望ま
しい。
【0019】注油器34から側板31,32の内面に油
を吹き付け、卵投入器35から溶き卵を全量一度に隙間
33に、隙間33の容積の67〜50%投入して、18
0℃の温度で2分間加熱すると、溶き卵は完熟卵にな
る。
【0020】攪拌機36は加熱部30の真下に位置し、
左右の側板31,32を引き離すと完熟卵は攪拌機36
内に落下する。これと同時に、攪拌機36内に卵投入器
37から完熟卵に対し溶き卵10〜15%を投入し、攪
拌機36で完熟卵と溶き卵を攪拌混合して、完熟卵表面
に溶き卵をコーティングする。完熟卵にコーティングす
る卵は黄味を除いた白味のみでもよい。
【0021】焼き型10は回転板38で円周上を移動す
るように構成されており、回転板38の下方にはヒータ
ー39が配置している。焼き型10は攪拌機36よりも
手前位置で下方のヒーターにより予熱され、予熱された
焼き型10が攪拌機36の真下に移動し、この焼き型1
0内に攪拌機36で攪拌混合された前記卵が落下する。
【0022】卵を入れた焼き型10は回転板38によっ
て移動し、平プレス部で平プレス機40によって成形さ
れ、次の加熱部41に移動する。加熱部41は焼き型1
0の下方に配置するヒーターと、上方に配置するヒータ
ー42とからなり、焼き型10内の卵は加熱され一体化
される。
【0023】次いで、焼き型10は加熱力を若干増した
ヒーター部に移動し、下方のヒーターの加熱に加えて、
上面からヒーター内蔵の熱プレス機43が置かれて、両
面同時に焦げ目が付けられ、厚焼き卵20が仕上がる。
上面からの熱プレスの代わりに、赤外線あるいは遠赤外
線ヒーターを用いて間接的に加熱し、上下両面の焦げ目
を付けて成形押し型で仕上げてもよい。44は台であ
る。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、厚
焼き装置は、溶き卵を両面から加熱し、半熟卵を攪拌機
内で攪拌混合したもの、あるいは完熟卵に生卵又は白味
を加えて攪拌機内で攪拌混合したものを、焼き型に移
し、加熱により一体化するので、油に起因する剥離が生
じ難く、厚焼きを短時間で均質に焼き上げることができ
る。そして小型で製造能力の大きい装置を得ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の鶏卵の厚焼き装置の一例を示す一部断
面正面図である。
【図2】本発明の鶏卵の厚焼き装置の別の例を示す一部
省略平面図である。
【図3】図2における装置の一部分を示す一部断面正面
図である。
【図4】従来の鶏卵の厚焼き装置の説明図である。
【符号の説明】
1、13、30、41 加熱部 2、4 電気ヒーター 3 外筒 5 内筒 6、33 隙間 7、34 注油器 8、35、37 卵投入器 9、36 攪拌機 10 焼き型 11、14、16、18、39 下部ヒーター 12、21 コンベヤ 15、42 上部ヒーター 17 反転機 19、44 台 20 厚焼き卵 31,32 側板 38 回転板 40 平プレス機 43 熱プレス機

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 溶き卵を半熟状態まで両面から加熱し、
    生成された半熟卵を下方位置に配置している攪拌機に投
    入することができる加熱部と、この加熱部から投入され
    た半熟卵を攪拌混合し、攪拌混合された半熟卵を下方位
    置に配置している焼き型に投入することができる攪拌機
    と、この攪拌機で攪拌混合された半熟卵が投入される焼
    き型と、この焼き型内の半熟卵を加熱により一体化する
    手段とを備えることを特徴とする鶏卵の厚焼き装置。
  2. 【請求項2】 溶き卵を完熟状態まで両面から加熱し、
    生成された完熟卵を下方位置に配置している攪拌機に投
    入することができる加熱部と、この加熱部から投入され
    た完熟卵と卵投入機から投入された生卵又は白味とを攪
    拌混合し、攪拌混合された卵を下方位置に配置している
    焼き型に投入することができる攪拌機と、この攪拌機で
    攪拌混合された卵が投入される焼き型と、この焼き型内
    の卵を加熱により一体化する手段とを備えることを特徴
    とする鶏卵の厚焼き装置。
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