JPH06237547A - 永久磁石式回転電機 - Google Patents

永久磁石式回転電機

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JPH06237547A
JPH06237547A JP1994893A JP1994893A JPH06237547A JP H06237547 A JPH06237547 A JP H06237547A JP 1994893 A JP1994893 A JP 1994893A JP 1994893 A JP1994893 A JP 1994893A JP H06237547 A JPH06237547 A JP H06237547A
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JP
Japan
Prior art keywords
permanent magnet
yoke
electric machine
pressing member
plate
Prior art date
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Pending
Application number
JP1994893A
Other languages
English (en)
Inventor
Takero Goto
健朗 後藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP1994893A priority Critical patent/JPH06237547A/ja
Publication of JPH06237547A publication Critical patent/JPH06237547A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 補助極のないものにも永久磁石の固定ができ
しかも永久磁石のヨークへの固定が容易に行える永久磁
石式回転電機を提供する。 【構成】 ヨーク5の他端筒口5aに永久磁石7に対向
して設けられて永久磁石の一端7aを位置決めする止め
部材8と、永久磁石7の内径より小さい外周径を有する
リング状本体10Aとこれより外周側へ永久磁石に対向
して突出されかつヨーク5のプレート6との間にあって
永久磁石を軸方向に押圧係止するバネ部10Bとからな
る押圧部材10とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、界磁磁極として永久
磁石を使用する永久磁石式回転電機に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図12,図13は例えば実開昭60−7
9231号公報に示された従来の永久磁石式回転電機を
示す図であり、図12は固定子の正面半部図、図13は
図12の線XIII−XIIIからみた展開図である。
【0003】図において、1は円筒状固定枠としての継
鉄(ヨーク)で、内側には主磁極である複数の永久磁石
2が後述する位置決め部材によって取付けられている。
3は軟鋼条部材よりなる補助極で、継鉄1の内面に電気
抵抗溶接法で固着されている。また、この補助極3は図
示しない回転子の発生する磁束(電機子反作用磁束)の
増磁側端(永久磁石2の増磁側端)に当接して固着され
ている。4は側壁4aが開放端に向かって開いた断面略
コ字形の弾性部材からなる位置決め部材で、永久磁石2
と補助極3との空間部に圧入されて側壁4aが永久磁石
2を押圧して継鉄1の内周面に永久磁石2を密着させて
いる。またそれぞれの側壁4aには永久磁石2と補助極
3との端部長さに対応する切込みが設けられ、圧入時に
は軸方向突出部4bが永久磁石2および補助極3の軸方
向端面より突出し、かつ永久磁石2と補助極3との間隙
より広幅となって永久磁石2の軸方向の支持を行うよう
になっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の永久磁石式回転
電機は以上のようにヨーク1に補助極3を溶接固定した
後、この補助極3に位置決め部材4により永久磁石2を
固定しているので、補助極3がないと永久磁石2を位置
決め固定できず、すなわち補助極のない永久磁石式回転
電機においては永久磁石2をヨーク1に固定できないと
いう問題点があった。
【0005】この発明はかかる問題点を解消するために
なされたもので、補助極のないものにも永久磁石の固定
ができしかも永久磁石のヨークへの固定が容易に行える
永久磁石式回転電機を得ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に係る永久磁石
式回転電機は、ヨークの内周面に装着される永久磁石の
内径より小さい外周径を有するリング状本体と、このリ
ング状本体より外周側へ前記永久磁石に対向して突出さ
れかつ前記ヨークの一端にあるプレートとによって前記
永久磁石を軸方向に押圧係止するバネ部とからなる押圧
部材を備えたものである。
【0007】
【作用】この発明においては、バネ部を永久磁石の間を
通すようにして押圧部材をヨーク内に挿入し、プレート
に当る位置で押圧部材を回転させてバネ部を永久磁石に
当接させると、このバネ部によって永久磁石が軸方向に
押圧されて保持されるので、永久磁石がヨークの内周面
に固定されかつ以上のように押圧部材をヨーク内に挿入
して回転させるだけの簡単な操作で永久磁石の固定が行
える。
【0008】
【実施例】
実施例1.この発明の一実施例を図1〜図5について説
明する。図1はヨーク内部を示す半断面斜視図、図2は
押圧部材の挿入状態を示す半分正面図、図3は押圧部材
のバネ部を示す図、図4は永久磁石を示す図、図5は固
定状態を示す図である。
【0009】図において、5は筒状ヨーク、6はヨーク
5の一端筒口側(フロント側)に連設されるプレート、
7はヨーク5の内周面に装着される複数(図面では6
個)の永久磁石、8はヨーク5の他端筒口5aに各永久
磁石7に対向して設けられた止め部材で、永久磁石7の
一端7aを位置決めするコの字状に突設されている。9
は永久磁石7の他端に形成した溝、10は各永久磁石7
をまとめてヨーク5の内周面に装着する押圧部材で、各
永久磁石7の内周面7bにより形成される内径より小さ
い外周径を有するリング状本体10Aと、このリング状
本体10Aより外周側へ各永久磁石7に対向して突出さ
れたバネ部10Bとからなっている。押圧部材10のバ
ネ部10Bは、永久磁石7の溝9に係合する第1の突起
10aと、プレート6に設けられた穴11に係止される
第2の突起10bとを有している。
【0010】次に永久磁石7の組付けを説明する。各永
久磁石7を止め部材8に止めてヨーク5の内周面に挿入
した後、押圧部材10を他端筒口5aからそのバネ部1
0Bを図2に示すように永久磁石7間を通すようにして
ヨーク5内に挿入し、プレート6に当った位置で押圧部
材10を矢印12で示す方向に回転させると、図1,図
5に示すようにバネ部10Bの第1の突起10aが永久
磁石7の溝9に係合すると共に第2の突起10bが穴1
1に係止するので、押圧部材10がプレート6と永久磁
石7との間に固定された状態で永久磁石7が押圧部材1
0のバネ部10Bにより押圧されてヨーク5の内周面に
固定される。
【0011】以上のように押圧部材10をヨーク5に挿
入して回転させるだけで、各永久磁石7をまとめて固定
できるので、永久磁石7のヨーク5への組付けが簡単に
行える。また、以上のように押圧部材10の第2の突起
10bをプレート6の穴11に係止してあるので押圧部
材10はヨーク5に対して強固に位置決め固定される
し、第1の突起10aを永久磁石7の溝9に係止してあ
るので押圧部材10は永久磁石7に対して位置ずれする
ことなく軸方向に正確に押圧して保持する。
【0012】実施例2.上記実施例1では押圧部材10
のバネ部10Bを第1の突起10aと第2の突起10b
からなるものを示したが、図6,図7に示すように永久
磁石7側に突出する一山10cからなるバネ部10Bと
してもよい。この一山10cが溝9と係合しておりリン
グ状本体10Aの回転は防止できるし、プレート6の穴
11が不要となる。従って、加工が容易になって、材料
のコスト減が図れる。
【0013】実施例3.上記実施例2では一山10cを
永久磁石7側に突出するものを示したが、図8に示すよ
うに一山10dをプレート6側に突出させかつ一山10
dのすその部分に平面部10eを設けてもよい。この平
面部10eで永久磁石7を保持できるので、永久磁石に
溝9を設けなくてもよく、一山10cのバネ圧を強くす
ればリング状本体10Aの回転は防止できるし、組付時
に永久磁石7の方向性を識別しなくてもよく、組付けの
容易化が図れる。
【0014】実施例4.上記実施例1〜3では山状に湾
曲したバネ部10Bを示したが、図9に示すように単に
折り曲げた構成としてもよい。この場合、バネ部10B
の加工が容易となる。
【0015】実施例5.上記実施例4ではバネ部10B
を折り曲げたものを示したが、図10に示すようにリン
グ状本体10Aの一部10fをプレート6側に折り曲げ
てバネ部10Bとしてもよい。この場合もバネ部10B
の加工が容易となる。
【0016】実施例6.上記実施例1では止め部材8を
ヨーク5の他端筒口5aに部分的に設けたものを示した
が、図11に示すように他端筒口5aを全周に亘り折り
曲げ、この折曲部13に打出し部分13aを設けて止め
部材8としてもよい。この場合、ヨーク5の止め部材8
の加工が容易となる。
【0017】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば補助極
のないものにも永久磁石の固定ができしかも永久磁石の
ヨークへの固定が容易に行えるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1を示すヨーク内部の半断面
斜視図である。
【図2】図1の押圧部材の挿入状態を示す半分正面図で
ある。
【図3】図1の押圧部材のバネ部を示す図である。
【図4】図1の永久磁石を示す図である。
【図5】図1の部分拡大図である。
【図6】この発明の実施例2を示すヨーク内部の半断面
斜視図である。
【図7】図6の押圧部材のバネ部を示す図である。
【図8】この発明の実施例3を示す要部斜視図である。
【図9】この発明の実施例4を示す要部斜視図である。
【図10】この発明の実施例5を示す要部斜視図であ
る。
【図11】この発明の実施例6を示す要部斜視図であ
る。
【図12】従来のものを示す固定子の正面半部図であ
る。
【図13】図12の線XIII−XIIIからみた展開図であ
る。
【符号の説明】
5 ヨーク 5a ヨークの他端筒口 6 プレート 7 永久磁石 7a 永久磁石の一端 7b 永久磁石の内周面 8 止め部材 9 溝 10 押圧部材 10A 押圧部材のリング状本体 10B 押圧部材のバネ部 10a バネ部の第1の突起 10b バネ部の第2の突起 11 穴

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端筒口側にプレートを有する筒状ヨー
    クと、このヨークの内周面に装着される永久磁石とを備
    えた永久磁石式回転電機において、 前記ヨークの他端筒口に前記永久磁石に対向して設けら
    れて前記永久磁石の一端を位置決めする止め部材、 および前記永久磁石の内周面により形成される内径より
    小さい外周径を有するリング状本体と、このリング状本
    体より外周側へ前記永久磁石に対向して突出されかつ前
    記プレートとの間にあって前記永久磁石の他端を軸方向
    に押圧して前記永久磁石を前記止め部材との間に保持す
    るバネ部とからなる押圧部材を備えたことを特徴とする
    永久磁石式回転電機。
  2. 【請求項2】 押圧部材のバネ部は、永久磁石の他端面
    に係合する第1の突起と、プレートに設けられた穴に係
    止される第2の突起とを有してなることを特徴とする請
    求項1の永久磁石式回転電機。
JP1994893A 1993-02-08 1993-02-08 永久磁石式回転電機 Pending JPH06237547A (ja)

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