JPH0623701Y2 - エンジンのオイルパン - Google Patents

エンジンのオイルパン

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JPH0623701Y2
JPH0623701Y2 JP1986198016U JP19801686U JPH0623701Y2 JP H0623701 Y2 JPH0623701 Y2 JP H0623701Y2 JP 1986198016 U JP1986198016 U JP 1986198016U JP 19801686 U JP19801686 U JP 19801686U JP H0623701 Y2 JPH0623701 Y2 JP H0623701Y2
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JP
Japan
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oil pan
mounting surface
shallow bottom
transmission mounting
convex portion
Prior art date
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JP1986198016U
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English (en)
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JPS63102915U (ja
Inventor
卓司 笹田
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Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Publication date
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  • Lubrication Details And Ventilation Of Internal Combustion Engines (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、例えば、浅底部と深底部とを有するような
パワープラント(power plant)タイプのエンジンのオ
イルパンに関する。
(従来の技術) 従来、上述例のオイルパンとしては、例えば実開昭61
−10954号公報に記載のように、浅底部と深底部と
を有し、該浅底部端部の変速機取付面に、クラッチ・ミ
ッションケースを、また上端フランジ部にシリンダブロ
ックをそれぞれ取付けるように構成したオイルパンがあ
る。
しかし、この従来構造のオイルパンでは、ミッション揺
動による曲げ応力に対して上述の浅底部が充分耐えるこ
とができず、特に浅底部の曲げ剛性が弱い問題点を有し
ていた。
(考案の目的) この考案は、上述の浅底部の曲げ剛性の向上を図り、ミ
ッション振動による曲げ応力を充分耐えることがで、加
えて、作業穴を利用しての作業時の工具干渉を防止し
て、作業性の向上を図ることができ、しかも、クランク
軸によるオイルの掻き上げ防止を図ることができるエン
ジンのオイルパンの提供を目的とする。
(考案の構成) この考案は、浅底部と深底部とを有し、該浅底部端部に
変速機取付面が形成されたエンジンのオイルパンであっ
て上記変速機取付面を浅底部より下方へ延設すると共
に、上記浅底部内面に上記変速機取付面の近傍から深底
部側壁までオイルパンの長手方向へ延びる上方へ突出し
た凸状部を設け、上記凸状部は浅底部が変速機取付面の
作業用穴の形状に対応して上方へ突出し、上記凸状部の
一側に形成されたクランクシャフト回転方向進み側の凹
溝は、上記凸状部の他側に形成されたクランクシャフト
回転方向遅れ側の回転凹溝より深く形成されたエンジン
のオイルパンであることを特徴とする。
(考案の効果) この考案によれば、上方へ突出する上述の凸状部の形成
により、ミッション振動による曲げ応力に充分耐え得る
程度に、浅底部の曲げ剛性を向上させることができる効
果がある。
加えて、上述の凸状部は変速機取付面の作業用穴の形状
に対応させて形成したので、この作業用穴を利用しての
作業時における工具干渉を防止することができて、作業
性の向上を図ることができる効果がある。
しかも、上述の凸状部の両側にはそれぞれ凹溝が形成さ
れるがクランクシャフト回転方向進み側の凹溝を、同方
向遅れ側の凹溝に対して深く形成したので、この進み側
の凹部に対応する空間が大となり、このため次のような
効果がある。
すなわち、クランクシャフトのカウンタウエイトおよび
コンロッドなどの回転体から飛散される油の流速を、凸
状部通過時点において上述の進み側の凹溝部で低下させ
ることにより、良好な油切りを行ない、油がブローバイ
として上方へ吹き上がるのを防止することができる効果
がある。
(実施例) この考案の一実施例を以下図面に基づいて詳述する。
図面はエンジンのオイルパンを示し、第1図乃至第4図
において、シリンダブロック1の下部にオイルパン2を
連結し、このオイルパン2の一端に形成した変速機取付
面3には、トルクコンバータ4を結合してパワープラン
トを構成している。
上述のオイルパン2は深底部5と、浅底部6と、この浅
底部6に対応する排気管挿通用の凹部7と、上述の浅底
部6端部に形成した変速機取付面3とを一体形成したア
ルミダイキャスト製のものである。
また上述のオイルパン2は第1図、第2図に示す如く、
その長手方向に油溜め部8と、リリーフオイル回収部9
とを形成し、これら両部8,9の分割境界部分にはオイ
ルパン2の幅方向に延びる仕切り用リブ10を一体形成
している。
この仕切り用リブ10は、その上端部に凹部11を形成
している。この凹部11は、オイルストレーナ12とオ
イルポンプ(図示せず)とを連通するストレーナパイプ
13を挿通させるためのものである。
ところで、前述の深底部5にはその内壁から所定高さの
合計5つの取付座14…立設し、これら各取付座14…
にボルト15…を用いてバッフルプレート16を取付け
ている。
一方、前述の変速機取付面3は第2図に示す如く、その
下端を上述の浅底部6より下方へ延設すると共に、その
形状を第4図に示す如く略半円形状となしている。
そして、上述の略半円形状の変速機取付面3の下端周縁
17には、所定の間隔を隔てて合計4つのミッション結
合ボス18…を一体形成している。
また上述の変速機取付面3の左右両側には、上下方向に
延びるシリンダブロック締付用ボス19,19を一体形
成している。
而して、上述のシリンダブロック締付用ボス19,19
の上部と、下部周縁17におけるミッション結合ボス1
8…とを上下斜交状に連結する斜交リブ20,20を設
けると共に、これら左右の斜交リブ20,20を左右横
方向に連結する水平リブ21を一体形成している。
そして、上述のボス19と、斜交リブ20と、下部周縁
17との三者で変速機取付面3の左右にトラス構造体2
2,22を形成し、これら左右のトラス構造体22,2
2間で、かつ上述の水平リブ21の直下には、作業用穴
23を穿設形成し、この作業用穴23を利用して、エン
ジン側のドライブプレートと、トルクコンバータ4の所
定部位との締付けを行なうように構成している。
また、上述の変速機取付面3の周縁には凹状の肉抜き部
24…を形成し、曲げ応力に対向する構造と成すと共
に、オイルパン2の軽量化を図っている。
ところで、前述の浅底部6の内面には、上述の作業用穴
23と対応する部位において、変速機取付面3の近傍か
ら深底部5の側壁5aまでオイルパン2の長手方向へ延
びる上方へ突出した凸状部25を一体形成している。
上述の凸状部25の形成により、その両側には第3図に
示す如く凹溝26,27が形成されるが、クランクシャ
フトの回転方向進み側(第3図の右側)の凹溝27を、
クランクシャフト回転方向遅れ側(第3図の左側)の凹
溝26よりも深く形成している。
一方、上述のオイルパン2のリヤ側内壁2aと、前述の
進み側の凹溝27とを斜交状に連結する互に離間した複
数の補強リブ28,29,30を設け、これら各リブ2
8,29間および29,30間に、シリンダブロック1
からのオイルリターン31,31を対応させて、2つの
オイルリターン31,31からのリターンオイルが混合
するのを防止して、気泡切りを行なうと共に、跳ね上げ
オイルとリターンオイルとの相互干渉を防止すべく構成
している。
さらに、第3図に示す如くドレンプラグ32配設部位に
おけるオイルパン2下部を、上述のドレンプラグ32下
端よりも更に下方に位置するように突出させて、突起3
3を一体形成し、オイルパン2の路面接触時におけるド
レンプラグ32の損傷を、この突起33で防止すると共
に、泥水などを第3図の矢印方向に逃がすことで、ドレ
ンプラグ32乃至プラグ用のパッキングに対して泥水が
直接かからない構造とし、泥水中の塩分等による腐食を
防止すべく構成している。
なお、第1図、第2図における34〜38は深底部5に
一体形成したリブ、39はリリーフオイル回収部9と対
応する位置に形成されたシリンダブロック1側のオイル
リターンである。
図示実施例は上記の如く構成するものにして、以下作用
を説明する。
いま、エンジンを駆動すると、クランクシャフトのカウ
ンタウエイトは第3図の軌跡αに沿って、またコンロッ
ドの大端部は同図の軌跡βに沿って回転する。
上述のカウンタウェイトおよびコンロッドなどの回転体
から飛散される油の流速は、凸状部25を通過した時点
において進み側の凹溝27に対応する空間40が大とな
る関係上、急速に流速低下し、このため、良好な油切り
を行なうことができて、油がブローバイとして上方へ吹
き上がるのを防止することができる効果がある。
また前述のエンジン駆動時には、ミッション振動に起因
して第2図に矢印Fで示す曲げ応力がオイルパン2に作
用するが、前述の浅底部6内面には変速機取付面3の近
傍から深底部5の側壁5aまでオイルパン2の長手方向
に延びる上方へ突出した凸状部25を形成しているの
で、この凸状部25により上述の浅底部6の曲げ剛性が
向上し、曲げ応力Fに充分耐えることができる効果があ
る。
さらに、上述の凸状部25は変速機取付面3の作業用穴
23の形状に対応させて形成したので、この作業用穴2
3を利用しての作業時における工具干渉を防止すること
ができて、作業性の向上を図ることができる効果があ
る。
なお、上記実施例においては変速機としてトルクコンバ
ータ4を例示したが、前述の変速機取付面3に結合され
る変速機は上述のトルクコンバータ4に限定されるもの
ではない。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の一実施例を示し、 第1図はエンジンのオイルパンを示す平面図、 第2図は第1図のII−II線矢視断面図、 第3図は第1図のIII−III線に沿う説明図、 第4図は第1図のIV−IV線矢視断面図である。 2……オイルパン、3……変速機取付面 5……深底部、6……浅底部 23……作業用穴、25……凸状部 26……遅れ側の凹溝、27……進み側の凹溝

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】浅底部(6)と深底部(5)とを有し、該
    浅底部端部(6)に変速機取付面(3)が形成されたエ
    ンジンのオイルパンであって、上記変速機取付面(3)
    を浅底部(6)より下方へ延設すると共に、 上記浅底部(6)内面に上記変速機取付面(3)の近傍
    から深底部(5)側壁までオイルパン(2)の長手方向
    へ延びる上方へ突出した凸状部(25)を設け、 上記凸状部(25)は浅底部が変速機取付面(3)の作
    業用穴(23)の形状に対応して上方へ突出し、 上記凸状部(25)の一側に形成されたクランクシャフ
    ト回転方向進み側の凹溝(27)は、上記凸状部(2
    5)の他側に形成されたクランクシャフト回転方向遅れ
    側の凹溝(26)より深く形成された エンジンのオイルパン。
JP1986198016U 1986-12-22 1986-12-22 エンジンのオイルパン Expired - Lifetime JPH0623701Y2 (ja)

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JPS63102915U JPS63102915U (ja) 1988-07-04
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JPS6025466B2 (ja) * 1976-07-29 1985-06-18 日石三菱株式会社 陰極析出型電着塗料組成物の製造方法
JPS6110954U (ja) * 1984-06-26 1986-01-22 本田技研工業株式会社 パワ−プラント

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