JPH06235385A - スクロール型圧縮機 - Google Patents
スクロール型圧縮機Info
- Publication number
- JPH06235385A JPH06235385A JP5021473A JP2147393A JPH06235385A JP H06235385 A JPH06235385 A JP H06235385A JP 5021473 A JP5021473 A JP 5021473A JP 2147393 A JP2147393 A JP 2147393A JP H06235385 A JPH06235385 A JP H06235385A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- housing
- scroll member
- reinforcing plate
- movable scroll
- inner peripheral
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04C—ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
- F04C18/00—Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids
- F04C18/02—Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids of arcuate-engagement type, i.e. with circular translatory movement of co-operating members, each member having the same number of teeth or tooth-equivalents
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01C—ROTARY-PISTON OR OSCILLATING-PISTON MACHINES OR ENGINES
- F01C21/00—Component parts, details or accessories not provided for in groups F01C1/00 - F01C20/00
- F01C21/10—Outer members for co-operation with rotary pistons; Casings
- F01C21/104—Stators; Members defining the outer boundaries of the working chamber
- F01C21/106—Stators; Members defining the outer boundaries of the working chamber with a radial surface, e.g. cam rings
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04C—ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
- F04C18/00—Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids
- F04C18/02—Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids of arcuate-engagement type, i.e. with circular translatory movement of co-operating members, each member having the same number of teeth or tooth-equivalents
- F04C18/0207—Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids of arcuate-engagement type, i.e. with circular translatory movement of co-operating members, each member having the same number of teeth or tooth-equivalents both members having co-operating elements in spiral form
- F04C18/0215—Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids of arcuate-engagement type, i.e. with circular translatory movement of co-operating members, each member having the same number of teeth or tooth-equivalents both members having co-operating elements in spiral form where only one member is moving
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Rotary Pumps (AREA)
- Applications Or Details Of Rotary Compressors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 可動スクロール部材の渦巻部とハウジングの
内周壁面との間で異物の噛みこみが生じた場合に、ハウ
ジングの破損を未然に防止する。 【構成】 前記両スクロール部材1,9を収容するアル
ミニウム、又はアルミニウム合金材よりなるハウジング
1dの内周面に対し、収容溝1eを可動スクロール部材
9の渦巻部9bの肉厚とほぼ同じ肉厚のハウジング1d
全域にわたって形成する。前記収容溝1eには鉄等の高
強度材よりなる補強板16を取着する。そして、渦巻部
9bと補強板16との間に異物が噛みこまれてもハウジ
ング1dが破損する以前に渦巻部9bが破損するように
する。
内周壁面との間で異物の噛みこみが生じた場合に、ハウ
ジングの破損を未然に防止する。 【構成】 前記両スクロール部材1,9を収容するアル
ミニウム、又はアルミニウム合金材よりなるハウジング
1dの内周面に対し、収容溝1eを可動スクロール部材
9の渦巻部9bの肉厚とほぼ同じ肉厚のハウジング1d
全域にわたって形成する。前記収容溝1eには鉄等の高
強度材よりなる補強板16を取着する。そして、渦巻部
9bと補強板16との間に異物が噛みこまれてもハウジ
ング1dが破損する以前に渦巻部9bが破損するように
する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は固定スクロール部材の渦
巻部と、この渦巻部に対向して自転不能かつ公転可能に
支持された可動スクロール部材の渦巻部との間に可動ス
クロール部材の公転に基づいて容積減少する圧縮室を形
成するスクロール型圧縮機に関するものである。
巻部と、この渦巻部に対向して自転不能かつ公転可能に
支持された可動スクロール部材の渦巻部との間に可動ス
クロール部材の公転に基づいて容積減少する圧縮室を形
成するスクロール型圧縮機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】スクロール型圧縮機においては、基板の
表面に渦巻部を設けた固定スクロール部材と、同様に基
板の表面に渦巻部を設けた可動スクロール部材の両渦巻
部を互いに角度をずらせ、かつ両渦巻部側壁が接触する
ように配設している。又、前記可動スクロール部材を円
軌道上を公転運動させて両渦巻部の外側に形成された吸
入室の冷媒ガスを密閉された圧縮室に取り込み、該圧縮
室を渦巻部の外端部から中心部へ移動させることによっ
て前記圧縮室内の容積を縮小変化させ、圧縮された気体
を固定スクロール部材の基板中心部に形成した吐出孔か
ら吐出室へ吐出するようになっている。又、前記固定ス
クロール部材は軽量化のためアルミニウム合金により形
成されている。又、固定スクロール部材を収容するハウ
ジングも軽量化のため同様にアルミニウム合金により形
成されている。前記固定スクロール部材とハウジングは
例えば特開昭61−38189号公報に示すように別体
のものと、圧縮機の外径を縮小して小型・軽量化を図る
ため、特開平3−134287号公報に示すようにハウ
ジングと固定スクロール部材をアルミニウム合金により
一体に形成したものとがある。
表面に渦巻部を設けた固定スクロール部材と、同様に基
板の表面に渦巻部を設けた可動スクロール部材の両渦巻
部を互いに角度をずらせ、かつ両渦巻部側壁が接触する
ように配設している。又、前記可動スクロール部材を円
軌道上を公転運動させて両渦巻部の外側に形成された吸
入室の冷媒ガスを密閉された圧縮室に取り込み、該圧縮
室を渦巻部の外端部から中心部へ移動させることによっ
て前記圧縮室内の容積を縮小変化させ、圧縮された気体
を固定スクロール部材の基板中心部に形成した吐出孔か
ら吐出室へ吐出するようになっている。又、前記固定ス
クロール部材は軽量化のためアルミニウム合金により形
成されている。又、固定スクロール部材を収容するハウ
ジングも軽量化のため同様にアルミニウム合金により形
成されている。前記固定スクロール部材とハウジングは
例えば特開昭61−38189号公報に示すように別体
のものと、圧縮機の外径を縮小して小型・軽量化を図る
ため、特開平3−134287号公報に示すようにハウ
ジングと固定スクロール部材をアルミニウム合金により
一体に形成したものとがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のスクロール
型圧縮機では、可動スクロールの渦巻部が自転を阻止さ
れた状態で旋回運動を行う。この際、両渦巻部が例えば
焼き付き等により破損してその破片が異物として可動ス
クロール部材の渦巻部の外周壁面とハウジングの内周壁
面との間に噛みこまれるおそれがある。すると、前記可
動スクロール部材の渦巻部とハウジングの材質及び肉厚
はほぼ同じであるため、渦巻部が破損する以前にハウジ
ングが破損するおそれがある。このハウジングの破損
は、空調装置内に封入されたフロンガスが大気中へ放出
されるので、環境上問題となる。
型圧縮機では、可動スクロールの渦巻部が自転を阻止さ
れた状態で旋回運動を行う。この際、両渦巻部が例えば
焼き付き等により破損してその破片が異物として可動ス
クロール部材の渦巻部の外周壁面とハウジングの内周壁
面との間に噛みこまれるおそれがある。すると、前記可
動スクロール部材の渦巻部とハウジングの材質及び肉厚
はほぼ同じであるため、渦巻部が破損する以前にハウジ
ングが破損するおそれがある。このハウジングの破損
は、空調装置内に封入されたフロンガスが大気中へ放出
されるので、環境上問題となる。
【0004】本発明は従来の問題点を解消して可動スク
ロール部材の渦巻部とハウジングの内周壁面との間で異
物の噛みこみが生じた場合に、ハウジングの破損を未然
に防止することができるスクロール型圧縮機を提供する
ことを目的とする。
ロール部材の渦巻部とハウジングの内周壁面との間で異
物の噛みこみが生じた場合に、ハウジングの破損を未然
に防止することができるスクロール型圧縮機を提供する
ことを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明は基板の表面に渦巻部を設けた固定スクロ
ール部材と、同様に基板の表面に渦巻部を設けた可動ス
クロール部材の両渦巻部を互いに角度をずらせ、かつ両
渦巻部側壁が接触するように配設し、前記可動スクロー
ル部材を自転を阻止させた状態で円軌道上を公転運動さ
せて両渦巻部間に形成される密閉された圧縮室を渦巻部
の外側から中心部へ移動させることによって前記圧縮室
内の容積を縮小変化させるスクロール型圧縮機におい
て、前記両スクロール部材を収容するアルミニウム、又
はアルミニウム合金材等の軽量材よりなるハウジングの
内周面に対し、鉄等の高強度材よりなる補強板を取着し
た。
め、この発明は基板の表面に渦巻部を設けた固定スクロ
ール部材と、同様に基板の表面に渦巻部を設けた可動ス
クロール部材の両渦巻部を互いに角度をずらせ、かつ両
渦巻部側壁が接触するように配設し、前記可動スクロー
ル部材を自転を阻止させた状態で円軌道上を公転運動さ
せて両渦巻部間に形成される密閉された圧縮室を渦巻部
の外側から中心部へ移動させることによって前記圧縮室
内の容積を縮小変化させるスクロール型圧縮機におい
て、前記両スクロール部材を収容するアルミニウム、又
はアルミニウム合金材等の軽量材よりなるハウジングの
内周面に対し、鉄等の高強度材よりなる補強板を取着し
た。
【0006】
【作用】この発明では固定及び可動のスクロール部材を
収容するアルミニウム合金等よりなるハウジングの内周
面に対し、アルミニウム合金等よりも高強度の鉄等の材
料よりなる補強板を取着した。このため可動スクロール
部材の旋回運動中にその渦巻部がハウジングの内周壁面
に接近した状態で異物が渦巻部と補強板との間に噛みこ
まれても補強板によりハウジングが破損する以前に渦巻
部が破損するので、ハウジングの破損が防止される。
収容するアルミニウム合金等よりなるハウジングの内周
面に対し、アルミニウム合金等よりも高強度の鉄等の材
料よりなる補強板を取着した。このため可動スクロール
部材の旋回運動中にその渦巻部がハウジングの内周壁面
に接近した状態で異物が渦巻部と補強板との間に噛みこ
まれても補強板によりハウジングが破損する以前に渦巻
部が破損するので、ハウジングの破損が防止される。
【0007】
【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例を図面に
基づいて説明する。図2に示すように、センタハウジン
グを兼ねる固定スクロール部材1の前後両端面にはフロ
ントハウジング2及びリヤハウジング3が接合固定され
ている。フロントハウジング2内には回転軸4がラジア
ルベアリング5により回転可能に支持されており、回転
軸4には偏心軸6が連結されている。
基づいて説明する。図2に示すように、センタハウジン
グを兼ねる固定スクロール部材1の前後両端面にはフロ
ントハウジング2及びリヤハウジング3が接合固定され
ている。フロントハウジング2内には回転軸4がラジア
ルベアリング5により回転可能に支持されており、回転
軸4には偏心軸6が連結されている。
【0008】偏心軸6にはバランスウエイト7及びブッ
シュ8が回動可能に支持されている。前記ブッシュ8の
外周面には可動スクロール部材9の基板9aの背面中心
部に一体形成した円筒状のボス部9cがラジアルベアリ
ング10を介して相対回転可能に嵌合されている。そし
て、図1,2に示すように両スクロール部材1,9の基
板1a,9a及び渦巻部1b,9bにより圧縮室Pが形
成される。
シュ8が回動可能に支持されている。前記ブッシュ8の
外周面には可動スクロール部材9の基板9aの背面中心
部に一体形成した円筒状のボス部9cがラジアルベアリ
ング10を介して相対回転可能に嵌合されている。そし
て、図1,2に示すように両スクロール部材1,9の基
板1a,9a及び渦巻部1b,9bにより圧縮室Pが形
成される。
【0009】図2に示すように可動スクロール部材9に
対向するフロントハウジング2の受圧壁2aと、可動ス
クロール部材9の基板9a背面との間には、公知の自転
阻止機構11が介在されている。(例えば特開平2−3
08990号公報参照)この自転阻止機構11により可
動スクロール部材9の自転を阻止するとともに、公転を
許容し、圧縮動作時のスラスト方向の圧縮反力を前記受
圧壁2aに伝達する。
対向するフロントハウジング2の受圧壁2aと、可動ス
クロール部材9の基板9a背面との間には、公知の自転
阻止機構11が介在されている。(例えば特開平2−3
08990号公報参照)この自転阻止機構11により可
動スクロール部材9の自転を阻止するとともに、公転を
許容し、圧縮動作時のスラスト方向の圧縮反力を前記受
圧壁2aに伝達する。
【0010】前記両渦巻部1b,9bの外端部側には吸
入室12が形成され、該吸入室12は図示しない吸入フ
ランジを介して冷房装置の外部吸入冷媒管路と連通され
ている。又、前記固定スクロール基板1aの中心部には
吐出孔1cが形成され、前記圧縮室Pとリヤハウジング
3に形成した吐出室13とを連通可能である。なお、吐
出室13は図示しない吐出フランジを介して外部吐出冷
媒管路と連通されている。14は吐出弁、15はその吐
出弁14の開放位置を規制するリテーナである。
入室12が形成され、該吸入室12は図示しない吸入フ
ランジを介して冷房装置の外部吸入冷媒管路と連通され
ている。又、前記固定スクロール基板1aの中心部には
吐出孔1cが形成され、前記圧縮室Pとリヤハウジング
3に形成した吐出室13とを連通可能である。なお、吐
出室13は図示しない吐出フランジを介して外部吐出冷
媒管路と連通されている。14は吐出弁、15はその吐
出弁14の開放位置を規制するリテーナである。
【0011】従って、前記偏心軸6の公転に伴い、可動
スクロール部材9が回転軸4の回りを公転し、前記吸入
室12内の冷媒ガスが両スクロール部材1,9間の圧縮
室Pへ取り込まれる。圧縮室Pは図1において可動スク
ロール部材9の公転に伴って容積減少しつつ両スクロー
ル部材1,9の渦巻部1b,9bの中心部に向けて収束
して行く。圧縮室Pの容積減少によって圧縮された冷媒
ガスは図1,2に示すスクロール基板1aの吐出孔1c
から吐出弁14を押し退けて吐出室13内へ吐出され
る。
スクロール部材9が回転軸4の回りを公転し、前記吸入
室12内の冷媒ガスが両スクロール部材1,9間の圧縮
室Pへ取り込まれる。圧縮室Pは図1において可動スク
ロール部材9の公転に伴って容積減少しつつ両スクロー
ル部材1,9の渦巻部1b,9bの中心部に向けて収束
して行く。圧縮室Pの容積減少によって圧縮された冷媒
ガスは図1,2に示すスクロール基板1aの吐出孔1c
から吐出弁14を押し退けて吐出室13内へ吐出され
る。
【0012】次に、この発明の要部である補強板の収容
構造について説明する。図1,2に示すように、固定ス
クロール部材1の最外周に一体形成されたセンタハウジ
ング1dの内周壁面には浅い(例えば1.0mm)収容
溝1eが形成されている。この収容溝1eの形成範囲
は、図1に示すようにハウジング1dのうち、肉厚が可
動スクロール部材9の渦巻部9bの肉厚とほぼ同じ厚さ
の内周壁面全域としている。この収容溝1eの両端部に
は段差部1fが形成されている。又、前記収容溝1d内
には薄い(例えば1.0mm)鉄製の補強板16が円弧
状に配設されている。この補強板16の周方向の長さは
前記収容溝1eの長さよりも若干長く、補強板16の両
端縁は図1に示すように段差部1fに押圧係止されてい
る。又、補強板16はハウジング1dの内周面に接着剤
により接着してもよい。
構造について説明する。図1,2に示すように、固定ス
クロール部材1の最外周に一体形成されたセンタハウジ
ング1dの内周壁面には浅い(例えば1.0mm)収容
溝1eが形成されている。この収容溝1eの形成範囲
は、図1に示すようにハウジング1dのうち、肉厚が可
動スクロール部材9の渦巻部9bの肉厚とほぼ同じ厚さ
の内周壁面全域としている。この収容溝1eの両端部に
は段差部1fが形成されている。又、前記収容溝1d内
には薄い(例えば1.0mm)鉄製の補強板16が円弧
状に配設されている。この補強板16の周方向の長さは
前記収容溝1eの長さよりも若干長く、補強板16の両
端縁は図1に示すように段差部1fに押圧係止されてい
る。又、補強板16はハウジング1dの内周面に接着剤
により接着してもよい。
【0013】前記可動スクロール部材9の渦巻部9bが
図1において所定の公転半径の旋回軌道上を旋回動作し
て冷媒ガスの圧縮が行われる。このとき、両渦巻部1
b,9bが例えば焼き付き等により破損してその破片が
異物として可動スクロール部材9の渦巻部9bの外周壁
面とハウジング1dの内周壁面との間に噛みこまれるお
それがある。しかし、この実施例では補強板16がある
ためハウジング1dが異物により破損する以前に渦巻部
9bが破損する。この結果、圧縮機内部の冷媒ガスは機
外へ放出されることはない。
図1において所定の公転半径の旋回軌道上を旋回動作し
て冷媒ガスの圧縮が行われる。このとき、両渦巻部1
b,9bが例えば焼き付き等により破損してその破片が
異物として可動スクロール部材9の渦巻部9bの外周壁
面とハウジング1dの内周壁面との間に噛みこまれるお
それがある。しかし、この実施例では補強板16がある
ためハウジング1dが異物により破損する以前に渦巻部
9bが破損する。この結果、圧縮機内部の冷媒ガスは機
外へ放出されることはない。
【0014】さらに、前記実施例では補強板16の周方
向の長さが収容溝1eの長さよりも少し長い。このた
め、ハウジング1dに補強板16を接着しない場合にハ
ウジング1dの熱膨張量が補強板16の熱膨張量よりも
大きくなっても、ハウジング1dの内周面と補強板16
の外周面との接触面間に隙間ができたり、補強板16が
収容溝1eから外れることはない。
向の長さが収容溝1eの長さよりも少し長い。このた
め、ハウジング1dに補強板16を接着しない場合にハ
ウジング1dの熱膨張量が補強板16の熱膨張量よりも
大きくなっても、ハウジング1dの内周面と補強板16
の外周面との接触面間に隙間ができたり、補強板16が
収容溝1eから外れることはない。
【0015】なお、この発明は前記実施例に限定される
ものではなく、次のように具体化することもできる。 (1)図3に示すように補強板16の端部をハウジング
1dの内部に形成した挿入孔1gに挿入すること。又、
図4に示すように、補強板16の端部に折曲部16aを
形成し、該折曲部16aをハウジング1dの内周部に形
成した挿入孔1gに係合すること。
ものではなく、次のように具体化することもできる。 (1)図3に示すように補強板16の端部をハウジング
1dの内部に形成した挿入孔1gに挿入すること。又、
図4に示すように、補強板16の端部に折曲部16aを
形成し、該折曲部16aをハウジング1dの内周部に形
成した挿入孔1gに係合すること。
【0016】(2)図5に示すように補強板16を円環
状に形成し、この補強板16をハウジング1dの全周に
わたって固定スクロール部材1の成形時にインサート成
形すること。
状に形成し、この補強板16をハウジング1dの全周に
わたって固定スクロール部材1の成形時にインサート成
形すること。
【0017】(3)図示しないが、固定スクロール部材
1とハウジング1dを別体で形成したスクロール型圧縮
機に具体化すること。
1とハウジング1dを別体で形成したスクロール型圧縮
機に具体化すること。
【0018】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明は可動ス
クロール部材の渦巻部とハウジングの内周壁面との間で
異物の噛みこみが生じた場合に、ハウジングの破損を未
然に防止することができるという優れた効果を奏する。
さらに、ハウジングの厚さを大きくせずにハウジングを
補強することができるので、圧縮機の体積を小さくでき
るという効果を奏する。
クロール部材の渦巻部とハウジングの内周壁面との間で
異物の噛みこみが生じた場合に、ハウジングの破損を未
然に防止することができるという優れた効果を奏する。
さらに、ハウジングの厚さを大きくせずにハウジングを
補強することができるので、圧縮機の体積を小さくでき
るという効果を奏する。
【図1】本発明を具体化したスクロール型圧縮機の横断
面図である。
面図である。
【図2】スクロール型圧縮機の中央部縦断面図である。
【図3】この発明の別例を示す部分断面図である。
【図4】この発明の別例を示す部分断面図である。
【図5】この発明の別例を示すスクロール型圧縮機の横
断面図である。
断面図である。
1…固定スクロール部材、1a…基板、1b…渦巻部、
1d…ハウジング、1e…収容溝、1f…段差部、2…
フロントハウジング、4…回転軸、6…偏心軸、9…可
動スクロール部材、9a…基板、9b…渦巻部、16…
補強板、P…圧縮室。
1d…ハウジング、1e…収容溝、1f…段差部、2…
フロントハウジング、4…回転軸、6…偏心軸、9…可
動スクロール部材、9a…基板、9b…渦巻部、16…
補強板、P…圧縮室。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山本 真也 愛知県刈谷市豊田町2丁目1番地 株式会 社豊田自動織機製作所内
Claims (1)
- 【請求項1】 基板の表面に渦巻部を設けた固定スクロ
ール部材と、同様に基板の表面に渦巻部を設けた可動ス
クロール部材の両渦巻部を互いに角度をずらせ、かつ両
渦巻部側壁が接触するように配設し、前記可動スクロー
ル部材を自転を阻止させた状態で円軌道上を公転運動さ
せて両渦巻部間に形成される密閉された圧縮室を渦巻部
の外側から中心部へ移動させることによって前記圧縮室
内の容積を縮小変化させるスクロール型圧縮機におい
て、 前記両スクロール部材を収容するアルミニウム、又はア
ルミニウム合金材等の軽量材よりなるハウジングの内周
面に対し、鉄等の高強度材よりなる補強板を取着したス
クロール型圧縮機。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5021473A JPH06235385A (ja) | 1993-02-09 | 1993-02-09 | スクロール型圧縮機 |
US08/191,455 US5419690A (en) | 1993-02-09 | 1994-02-03 | Scroll type refrigerant compressor with means for preventing mechanical crack of the housing |
KR1019940002071A KR0139062B1 (ko) | 1993-02-09 | 1994-02-04 | 스크롤형 압축기 |
DE4404054A DE4404054C2 (de) | 1993-02-09 | 1994-02-09 | Kältemittel-Spiralkompressor mit Gehäuseschutzeinrichtungen |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5021473A JPH06235385A (ja) | 1993-02-09 | 1993-02-09 | スクロール型圧縮機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06235385A true JPH06235385A (ja) | 1994-08-23 |
Family
ID=12055950
Family Applications (1)
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