JPH06233092A

JPH06233092A - カラー・ファクシミリ装置及びカラー画像印刷装置

Info

Publication number: JPH06233092A
Application number: JP5015427A
Authority: JP
Inventors: Akio Yamamoto; 晃生山本
Original assignee: Canon Inc
Current assignee: Canon Inc
Priority date: 1993-02-02
Filing date: 1993-02-02
Publication date: 1994-08-19

Abstract

(57)【要約】【目的】黒インク切れ時にも、取り敢えず印刷出力で
きるようにする。【構成】モノクロ画像の受信時で（Ｓ２）、黒インク
が切れているとき（Ｓ６）、代替色での印刷又はカート
リッジ交換を促す（Ｓ８）。代替色での印刷の選択に対
して（Ｓ８）、オペレータに代替色を選択させ（Ｓ
９）、選択を確認した後（Ｓ１０）、印刷を実行する
（Ｓ７）。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、カラー・ファクシミリ
装置及びカラー画像印刷装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】カラー画像印刷装置は例えば、シアン、
マゼンタ、イエロー及びブラックのような複数の色イン
クを使用し、各インクを滴状に印刷用紙上に飛ばしてカ
ラー画像を印刷する方式のものが知られており、カラー
・ファクシミリ装置や、簡易なカラー複写機、コンピュ
ータの出力装置などに使用されている。

【０００３】各色のインクは、着脱自在なインク・カー
トリッジに収容されている。シアン、マゼンタ、イエロ
ー及びブラックの４色を用いる場合、４つのインク・カ
ートリッジがプリンタ本体に装着される。なお、ブラッ
ク・インクは、黒色を鮮明に印刷するためであり、特に
設けられていないカラー画像印刷装置もある。

【０００４】任意のインク・カートリッジでインクが無
くなると、その色が欠けることになるので、通常、出力
停止し、且つインク切れのメッセージが操作パネル等に
表示され、該当するインク・カートリッジの交換を使用
者に促すようになっている。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】カラー画像印刷装置
は、コンピュータやカラー複写機の出力部としてだけで
なく、カラー・ファクシミリ装置の出力部としても使用
されている。インク切れの場合、コンピュータやカラー
複写機では、インク・カートリッジを交換して再出力す
ればよい。

【０００６】しかし、カラー・ファクシミリの場合、誰
もいない時にインク切れになり、その後も画像受信する
ことがある。インク切れ状態では、通常の用紙切れと同
様、受信画像を内部記憶装置に蓄積してインク・カート
リッジの交換を待つことになる。例えば、Ｇ３又はＧ４
規格で通常のモノクロ画像を受信した場合でも、印刷出
力待ちの状態になる。

【０００７】文字や文章などは黒色で印刷することが多
いことから、カラー画像印刷装置でも黒インクは一般に
多の色よりも早く消費する。そこで、通常は、黒インク
のカートリッジが大きめに設計されている。カラー・フ
ァクシミリ装置は通常、Ｇ３又はＧ４の画像電送能力も
具備し、従って、消費するインクも黒が多くなる。黒イ
ンクが無くなれば上述のように、受信画像データは内部
記憶装置（ハード・ディスク装置など）に記憶され、黒
インク・カートリッジの交換待ちとなる。内部記憶装置
（ハード・ディスク装置など）が受信画像で一杯になれ
ば、受信を拒否することなる。

【０００８】黒インクだけでなく他の色でも、何れかの
インクが無いことにより、その新しいインク・カートリ
ッジを入手するまで印刷出力できないのでは、非常に不
便である。例えば、緊急に印刷出力したい場合がある。
これは、コンピュータ出力やカラー複写機の場合でも同
様である。

【０００９】そこで本発明は、黒インクが欠けても、取
り敢えず印刷出力できるカラー・ファクシミリ装置及び
カラー画像印刷装置を提示することを目的とする。

【００１０】また、受信画像又は入力画像の任意の色成
分を他の色に変換して出力できれば、インク切れの場合
に対応できるだけでなく、色表現が拡がり、簡易なカラ
ー画像編集機能を持たせることができる。

【００１１】本発明は、また、このような要望を満たす
カラー画像印刷装置を提示することを目的とする。

【００１２】

【課題を解決するための手段】本発明に係るカラー・フ
ァクシミリ装置は、複数のインク・カートリッジからの
インクを組み合わせてカラー画像を印刷出力するカラー
画像印刷装置を具備し、カラー画像及びモノクロ画像を
電送自在なカラー・ファクシミリ装置であって、モノク
ロ画像の受信時に、インク切れの色に対して、他の色の
インクを代替する色代替手段を設けたことを特徴とす
る。

【００１３】また、本発明に係るカラー画像印刷装置
は、複数のインク・カートリッジからのインクを組み合
わせてカラー画像を印刷出力するカラー画像印刷装置で
あって、インク切れの色に対して、他の色のインクを代
替する色代替手段を設けたことを特徴とする。

【００１４】

【作用】上記手段により、ある色でインク切れが生じて
も、他の色で代替することができる。従って、緊急に印
刷出力したい場合に有効であり、また、色変換の画像処
理をしなくても、簡易に色変換の効果を確認できる。

【００１５】

【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。

【００１６】図１は、カラー・ファクシミリ装置に適用
した本発明の一実施例の概略構成ブロック図を示す。図
１において、１０は全体を制御するＣＰＵ、１２は通信
制御回路、１４は送信しようとする画像情報を圧縮符号
化し、受信した圧縮画像情報を復号化して伸長する符号
化復号化回路、１６は、固体メモリ又はハード・ディス
ク装置からなるメモリであり、送信しようとする画像情
報を記憶し、また、受信した画像情報を記憶する。

【００１７】１８はＣＰＵ１０に対する指示を入力する
操作手段と、動作状況や所定の警告を表示する表示手段
とを一体化した操作表示パネル、１９はカラー画像入力
手段としてのイメージ・スキャナ、２０は、各色のイン
クをバブル状に用紙上に飛ばしてカラー印刷するカラー
・プリンタである。

【００１８】本実施例のカラー・プリンタ２０では、各
インク・カートリッジ２２には、収容されているインク
色を示す識別情報が電気的又は機械的に読取れる形態の
色識別部材２４により付加されており、検出回路２６
が、インク・カートリッジ２２の装填の有無を検知する
と共に、装填されているインク・カートリッジ２２の色
情報を上述の色識別部材２４により検知し、その残量を
検知する。

【００１９】周知のプロトコルによる交渉により、相手
機から圧縮画像情報を受信し、ＣＰＵ１０は符号化復号
化回路１４で復号して、メモリ１６に一時的に蓄積す
る。その後、メモリ１６からデータを読み出し、プリン
タ２０で印刷出力する。

【００２０】図２及び図３に示すフローチャートを参照
して、本実施例の特徴的動作を詳細に説明する。なお、
図２及び図３は、黒インクのインク切れに対応できるよ
うにした例を示す。また、色識別部材２４は、各個別の
インク・カートリッジの外面の爪や導電体パターンでも
よいが、以下の説明では、インク・カートリッジを受容
する印刷ヘッドのプリント基板に、各インク・カートリ
ッジの色情報を記憶させてあるとする。

【００２１】先ず、装填されているインク・カートリッ
ジのインク色を判別する（Ｓ１）。Ｓ１の詳細は、図３
を参照して後述する。

【００２２】メモリ１６に蓄積されている受信画像情報
がカラーかモノクロ（多階調を含む。）かを判別する
（Ｓ２）。これには、受信セッション中で得られるカラ
ー／モノクロ判別情報を利用できる。

【００２３】受信画像がカラーの場合で（Ｓ２）、イン
ク・カートリッジ２２に不足色が無ければ（Ｓ３）、印
刷を実行し（Ｓ４）、１以上の色が無ければ（Ｓ３）、
操作表示パネル１８に「印刷不可」を表示する（Ｓ
５）。「印刷不可」の表示に対して、オペレータは不足
する色のインク・カートリッジを新しいものに交換す
る。

【００２４】受信画像がモノクロの場合で（Ｓ２）、黒
インクがあれば（Ｓ６）、印刷を実行する（Ｓ７）。黒
インクがなければ（Ｓ７）、その旨を操作表示パネル１
８に表示し、他のインクの選択をオペレータに促す（Ｓ
８）。他の色を選択する場合（Ｓ８）、オペレータは、
操作表示パネル１８により、利用できる任意の１色を選
択する（Ｓ９，１０）。選択が終了したら（Ｓ１０）、
印刷が実行される（Ｓ７）。他の色を選択しない場合、
オペレータは黒色のインク・カートリッジを新しいもの
に交換する（Ｓ１１）。

【００２５】Ｓ５又はＳ１１の後、操作表示パネル１８
からオペレータが印刷出力を再度指示することにより、
Ｓ１以降が繰り返され、Ｓ４又はＳ７で印刷が実行され
る。

【００２６】図３を参照して、図２のＳ１を詳細に説明
する。先ず、検出回路２６が、所定の、通常４個のイン
ク・カートリッジが所定位置に装填されているか否かを
確認する（Ｓ２１）。１以上のインク・カートリッジが
無ければ（Ｓ２２）、操作表示パネル１８にその旨を警
告表示する（Ｓ２３）。そして、装填されている各イン
ク・カートリッジ２２の色識別部材２４により、そのイ
ンク色を確認する（Ｓ２５）。具体的には、先に説明し
たように、検出回路２６が、装填されている各インク・
カートリッジの色情報を、印刷ヘッドのプリント基板か
ら読み出すことにより、各インク・カートリッジの色を
知ることができる。

【００２７】色識別部材２４により、例えば、金色や銀
色のインクも使用でき、単色での印刷でも種々の色を選
択できるようになる。また、ある色成分を全く別の色で
印刷出力することもできる。例えば、シアンを示す色識
別部材を設けたインク・カートリッジに別の色のインク
を収納すれば、シアンを当該別の色で代替した印刷出力
を得ることができる。即ち、色識別部材は、収容されて
いるインクの色を示す場合と、プリンタ本体に思わせた
い色を示す場合とがある。

【００２８】

【発明の効果】以上の説明から容易に理解できるよう
に、本発明によれば、インク切れに対して代行色による
印刷出力を選択できるので、取り急ぎ印刷出力を得たい
場合に、非常に有益である。また、色変換の画像処理を
しなくても、簡易に色変換の効果を確認できるという効
果がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例の概略構成ブロック図であ
る。

【図２】本実施例の特徴的動作のフローチャートであ
る。

【図３】図２のＳ１の詳細なフローチャートである。

【符号の説明】

１０：ＣＰＵ１２：通信制御回路１４：符号化復号
化回路１６：メモリ１８：操作表示パネル１９：イメージ・スキャナ２
０：カラー・プリンタ２２：インク・カートリッジ２４：色識別部材２
６：検出回路

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】複数のインク・カートリッジからのイン
クを組み合わせてカラー画像を印刷出力するカラー画像
印刷装置を具備し、カラー画像及びモノクロ画像を電送
自在なカラー・ファクシミリ装置であって、モノクロ画
像の受信時に、インク切れの色に対して、他の色のイン
クを代替する色代替手段を設けたことを特徴とするカラ
ー・ファクシミリ装置。
【請求項２】上記色代替手段で代替する他の色を指定
する指定手段を設けた請求項１に記載のカラー・ファク
シミリ装置。
【請求項３】複数のインク・カートリッジからのイン
クを組み合わせてカラー画像を印刷出力するカラー画像
印刷装置であって、インク切れの色に対して、他の色の
インクを代替する色代替手段を設けたことを特徴とする
カラー画像印刷装置。
【請求項４】上記色代替手段で代替する他の色を指定
する指定手段を設けた請求項１に記載のカラー画像印刷
装置。