JPH0623278B2 - 軟質ポリプロピレン樹脂組成物 - Google Patents

軟質ポリプロピレン樹脂組成物

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JPH0623278B2
JPH0623278B2 JP1307519A JP30751989A JPH0623278B2 JP H0623278 B2 JPH0623278 B2 JP H0623278B2 JP 1307519 A JP1307519 A JP 1307519A JP 30751989 A JP30751989 A JP 30751989A JP H0623278 B2 JPH0623278 B2 JP H0623278B2
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【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は新規な軟質ポリプロピレン樹脂組成物に関する
ものである。さらに詳しくいえば、本発明は、熱可塑性
エラストマーとしての力学的特性を有し、かつ溶融特性
に優れ、熱可塑性エラストマー材料として、好適な軟質
ポリプロピレン樹脂組成物に関するものである。
[従来の技術] 近年、熱可塑性エラストマーは、ゴムとプラスチックの
狭間を埋める新しい材料として、また省エネルギー・省
資源タイプのエラストマーとして、特に加硫ゴムの代替
として、例えばバンパー、サイドモールなどの自動車部
品をはじめ、工業機械部品、電機部品、土木・建材用シ
ート、止水材などに広く使用されている。
このような熱可塑性エラストマーとしては、部分架橋タ
イプのオレフィン系熱可塑性エラストマー(TPO)
が、熱可塑性エラストマーとしての優れた力学的特性を
有することから、広く用いられている。しかしながら、
このTPOを製造するには、一般にポリプロピレンとエ
チエン−プロピレン−ジエンゴム(EPDM)を、過酸
化物の存在下に混練するなど、操作が煩雑で、かつ過酸
化物の使用が必要であるため、得られるTPOはコスト
高になるのを免れない。
したがって、前記TPOに類似した力学的特性などを有
する重合体を重合段階で製造することで、低コスト化を
図ることが、これまで種々試みられてきた。例えばプロ
ピレン−ヘキセン共重合体(特開昭49−53983号
公報、特公昭62−19444号公報)、弾性ポリプロ
ピレン(特開昭61−179247号公報)などが提案
されている。しかしながら、これらの重合体は、いずれ
も低温特性が不十分であるという欠点を有している。
また、ポリプロピレンの低温特性の改良のために、プロ
ピレン/エチレン−プロピレンの二段重合法がよく知ら
れているが(例えば特開昭57−50804号公報)、
この方法では、柔軟性と実用性のある引張強さを兼ね備
えた重合体を製造することは困難である。
他方、ポリプロピレンは、工業的にはチーグラー系触媒
を用いて製造されているが、この場合、主として結晶性
のアイソタクチックポリプロピレンが生成し、約10〜
15%のアタクチックポリプロピレンが副生する。この
アタクチックポリプロピレンは、数平均分子量(n)
が約10,000程度と低く、その実用的価値が乏しいもので
あった。
ところで、本発明者らは、先に、マグネシウム、チタ
ン、ハロゲン原子及び電子供与体を必須成分とする固体
触媒成分と、有機アルミニウム化合物とアルコキシ基含
有芳香族化合物との組合せから成る触媒系を用いてプロ
ピレンを重合させることにより、高分子量のアタクチッ
クポリプロピレンが容易に得られることを見い出した
(特開昭63−243106号公報)。この方法により
得られるアタクチックポリプロピレンは、沸騰ヘプタン
に可溶性であって、分子量が、通常25,000〜100,000程
度と高く、かつ分子量分布も比較的狭いという特徴を有
している。このアタクチックポリプロピレンは、ゴム状
弾性体としての性質と優れた溶融特性を有しているが、
機械的強度が十分ではなく、単独では成形材料としての
用途の制限を免れないという問題がある。
[発明が解決しようとする課題] 本発明は、このような事情のもとで、熱可塑性エラスト
マーとしての良好な力学的特性を有し、かつコスト的に
有利であって、例えば自動車分野におけるバンパー、土
木・建築分野における建材用シートや止水材などに好適
に用いられる熱可塑性エラストマー材料を提供すること
を目的としてなされたものである。
[課題を解決するための手段] 本発明者らは、前記の目的を達成するために鋭意研究を
重ねた結果、特定の触媒系を用いることにより得られ
た、特定の分子量と分子量分布を有するアタクチックポ
リプロピレンと、特定のメルトインデックスを有する結
晶性のアイソタクチックポリプロピレンとを、所定の割
合で含有して成る軟質ポリプロピレン樹脂組成物が、そ
の目的に適合しうることを見出し、この知見に基づいて
本発明を完成するに至った。
すなわち本発明は、(A)(イ)マグネシウム、チタ
ン、ハロゲン原子及び電子供与体を必須成分として含有
する固体触媒成分、(ロ)有機アルミニウム化合物、及
び(ハ)一般式 (式中のR1は炭素数1〜20のアルキル基、R2は炭素
数1〜10の炭化水素基、水酸基又はニトロ基、mは1
〜6の整数、nは0又は1〜(6−m)の整数である) で表されるアルコキシ基含有芳香族化合物の組み合わせ
から成る触媒の存在下、プロピレンを重合させることに
より得られる、数平均分子量(Mn)が25,000以
上で、かつ重量平均分子量(Mw)と数平均分子量(M
n)との比Mw/Mnが7以下の沸騰ヘプタン可溶性ポ
リプロピレン10〜90重量%と(B)メルトインデッ
クスが0.1〜4g/10分の沸騰ヘプタン不溶性ポリ
プロピレン90〜10重量%とから成る軟質ポリプロピ
レン樹脂組成物を提供するものである。
なお、本発明で用いるアタクチックポリプロピレンに類
似している弾性ポリプロピレンが開示されているが(特
開昭54−40889号公報)、この弾性ポリプロピレ
ンは、本発明で用いるアタクチックポリプロピレンが通
常のポリプロピレン用工業触媒を修飾するだけで容易に
製造しうるのに対し、極めて特異な、しかも性能の不十
分の触媒を用いることによってのみ製造しうるという問
題がある。
以下、本発明を詳細に説明する。
本発明の軟質ポリプロピレン樹脂組成物は、熱可塑性エ
ラストマーとして、バンパーやシートなどに用いるため
には、破断伸び(TB)が400%以上、好ましくは5
00〜700%、100%伸長後の残留伸び(P
100)が80%以下、好ましくは50〜75%、及び
破断時応力(MB)と降伏時応力(MY)との比MB/MY
が1.0以上、好ましくは1.5〜3.5の範囲にあることが重
要である。これらの力学的特性が前記範囲を逸脱すると
本発明の目的が十分に達せられない。
該樹脂においては、(A)成分のアタクチックポリプロ
ピレンとして、沸騰ヘプタンに可溶性であって、数平均
分子量(n)が25,000以上、好ましくは30,000〜60,0
00の範囲にあり、かつ重量平均分子量(w)と数平均
分子量(n)との比w/nが7以下、好ましくは
2〜6の範囲にあるものが用いられる。該nが25,000
未満のものやw/n比が7を超えるものでは得られ
る樹脂における該アタクチックポリプロピレンの力学的
特性への寄与効果が十分に発揮されず、得られる樹脂の
破断時応力(MB)と降伏時応力(MY)との比が1.0未
満になったり、100%伸長後の残留伸び(PS100
が80%を超えたりして、本発明の目的が達せられな
い。
該(A)成分のアタクチックポリプロピレンはプロピレ
ンの単独重合体であってもよいし、プロピレン単位と4
0重量%以下、好ましくは30重量%以下の他の炭素数
2〜30のα−オレフィン単位とを含有するプロピレン
共重合体であってもよい。また、このアタクチックポリ
プロピレンは1種用いてもよいし、2種以上を組み合わ
せて用いてもよい。
このような(A)成分のアタクチックポリプロピレンは
公知の方法(特開昭63−243106号公報)によっ
て製造することができる。具体的には、(イ)マグネシ
ウム、チタン、ハロゲン原子及び電子供与体を必須成分
として含有する固体触媒成分、(ロ)有機アルミニウム
化合物、及び(ハ)一般式 (式中のR1は炭素数1〜20のアルキル基、R2は炭素
数1〜10の炭化水素基、水酸基又はニトロ基、mは1
〜6の整数,nは0又は1〜(6−m)の整数である) で表されるアルコキシ基含有芳香族化合物の組み合わせ
から成る触媒の存在下、プロピレンを重合させることに
より、所望のアタクチックポリプロピレンを得ることが
できる。
前記(イ)固体触媒成分の調製に用いられるマグネシウ
ム化合物としては、例えばマグネシウムジクロリドなど
のマグネシウムジハライド、酸化マグネシウム、水酸化
マグネシウム、ハイドロタルサイト、マグネシウムのカ
ルボン酸塩、ジエトキシマグネシウムなどのアルコキシ
マグネシウム、アリロキシマグネシウム、アルコキシマ
グネシウムハライド、アリロキシマグネシウムハライ
ド、エチルブチルマグネシウムなどのアルキルマグネシ
ウム、アルキルマグネシウムハライド、あるいは有機マ
グネシウム化合物と電子供与体、ハロシラン、アルコキ
シシラン、シラノール及びアルミニウム化合物などとの
反応物などを挙げることができるが、これらの中でマグ
ネシウムハライド、アルコキシマグネシウム、アルキル
マグネシウム、アルキルマグネシウムハライドが好適で
ある。また、これらのマグネシウム化合物は1種用いて
もよいし、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
また、該チタン化合物としては、例えばテトラメトキシ
チタン、テトラエトキシチタン、テトラ−n−プロポキ
シチタン、テトライソプロポキシチタン、テトラ−n−
ブトキシチタン、テトライソプトキシチタン、テトラシ
クロヘキシロキシチタン、テトラフェノキシチタンなど
のテトラアルコキシチタン、四塩化チタン、四臭化チタ
ン、四ヨウ化チタンなどのテトラハロゲン化チタン、メ
トキシチタニウムトリクロリド、エトキシチタニウムト
リクロリド、プロポキシチタニウムトリクロリド,n−
ブトキシチタニウムトリクロリド、エトキシチタニウム
トリブロミドなどのトリハロゲン化アルコキシチタン、
ジメトキシチタニウムジクロリド、ジエトキシチタニウ
ムジクロリド、ジプロポキシチタニウムジクロリド、ジ
−n−プロポキシチタニウムジクロリド、ジエトキシチ
タニウムジブロミドなどのジハロゲン化ジアルコキシチ
タン、トリメトキシチタニウムクロリド、トリエトキシ
チタニウムクロリド、トリプロポキシチタニウムクロリ
ド、トリ−n−ブトキシチタニウムクロリドなどのモノ
ハロゲン化トリアルコキシチタンなどが挙げられるが、
これらの中で高ハロゲン含有チタン化合物、特に四塩化
チタンが好適である。これらのチタン化合物はそれぞれ
単独で用いてもよいし、2種以上を組み合わせて用いて
もよい。
さらに該電子供与体は、酸素、窒素、リン、イオウ、ケ
イ素などを含有する有機化合物であり、基本的にはプロ
ピレンの重合に際し、規則性を向上させるものが用いら
れる。このような電子供与体としては、例えばエステル
類、チオエステル類、アミン類、アミド類、ケトン類、
ニトリル類、ホスフィン類、エーテル類、チオエーテル
類、酸無水物、酸ハライド類、酸アミド類、アルデヒド
類、有機酸類などを挙げることができる。
具体的には、ジフェニルジメトキシシラン、ジフェニル
ジエトキシシラン、ジベンジルジメトキシシラン、テト
ラメトキシシラン、テトラエトキシシラン、テトラフェ
ノキシシラン、メチルトリメトキシシラン、メチルトリ
エトキシシラン、メチルトリフェノキシシラン、フェニ
ルトリメトキシシラン、ベンジルトリメトキシシランな
どの有機ケイ素化合物、ジメチルフタレート、ジエチル
フタレート、ジプロピルフタレート、ジイソブチルフタ
レート、メチルエチルフタレート、メチルプロピルフタ
レート、メチルイソブチルフタレート、エチルプロピル
フタレート、エチルイソブチルフタレート、プロピルイ
ソブチルフタレート、ジメチルテレフタレート、ジエチ
ルテレフタレート、ジプロピルテレフタレート、ジイソ
ブチルテレフタレート、メチルエチルテレフタレート、
メチルプロピルテレフタレート、メチルイソブチルテレ
フタレート、エチルプロピルテレフタレート、エチルイ
ソブチルテレフタレート、プロピルイソブチルテレフタ
レート、ジメチルイソフタレート、ジエチルイソフタレ
ート、ジプロピルイソフタレート、ジイソブチルイソフ
タレート、メチルエチルイソフタレート、メチルプロピ
ルイソフタレート、メチルイソブチルイソフタレート、
エチルプロピルイソフタレート、エチルイソブチルイソ
フタレート及びプロピルイソブチルイソフタレートなど
の芳香族ジカルボン酸ジエステル、ギ酸メチル、酢酸エ
チル、酢酸ビニル、酢酸プロピル、酢酸オクチル、酢酸
シクロヘキシル、プロピオン酸エチル、酢酸エチル、吉
草酸エチル、クロロ酢酸メチル、ジクロロ酢酸エチル、
メタクリル酸メチル、クロトン酸エチル、ピバリン酸エ
チル、マレイン酸ジメチル、シクロヘキサンカルボン酸
エチル、安息香酸エチル、安息香酸プロピル、安息香酸
ブチル、安息香酸オクチル、安息香酸シクロヘキシル、
安息香酸フェニル、安息香酸ベンジル、トルイル酸エチ
ル、トルイル酸アミル、アニス酸エチル、エトキシ安息
香酸エチル、p−ブトキシ安息香酸エチル、o−クロロ
安息香酸エチル及びナフトエ酸エチルなどのモノエステ
ル、r−バレロラクトン、クマリン、フタリド、炭酸エ
チレンなどの炭素数2〜18のエステル酸、安息香酸、
p−オキシ安息香酸などの有機酸類、無水コハク酸、無
水安息香酸、無水p−トルイル酸などの酸無水物類、ア
セトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケト
ン、アセトフェノン、ベンゾフェノン、ベンゾキノンな
どの炭素数3〜15のケトン類、アセトアルデヒド、オ
クチルアルデヒド、ベンズアルデヒド、トルアルデヒ
ド、ナフチルアルデヒドなどの炭素数2〜15のアルデ
ヒド類、アセチルクロリド、ベンジルクロリド、トルイ
ル酸クロリド、アニス酸クロリドなどの炭素数2〜15
の酸ハライド類、メチルエーテル、エチルエーテル、イ
ソプロピルエーテル、n−ブチルエーテル、t−ブチル
エーテル、アミルエーテル、テトラヒドロフラン、アニ
ソール、ジフェニルエーテル、エチレングリコールブチ
ルエーテルなどの炭素数2〜20の対称又は非対称エー
テル類、酢酸アミド、安息香酸アミド、トルイル酸アミ
ドなどの酸アミド類、トリブチルアミン、N,N′−ジ
メチルピペラジン、トリベンジルアミン、アニリン、ピ
リジン、ピコリン、テトラメチルエチレンジアミンなど
のアミン類、アセトニトリル、ベンゾニトリル、トルニ
トリルなどのニトリル類、2,2′−アゾビス(2−メ
チルプロパン)、2,2′−アゾビス(2−エチルプロ
パン)、2,2′−アゾビス(2−メチルペンタン)、
α,α′−アゾビスイソブチロニトリル、1,1′−ア
ゾビス(1−シクロヘキサンカルボン酸)、(1−フェ
ニルメチル)−アゾジフェニルメタン、2−フェニルア
ゾ−2,4−ジメチル−4−トリロキシペンタンニトリ
ルなどのアゾ結合に立体障害置換基が結合して成るアゾ
化合物などが挙げられ、これらは1種用いてもよいし、
2種以上を組み合わせて用いてもよい。
これらの中で、エステル類、エーテル類、ケトン類及び
酸無水物が好ましく、特に、フタル酸ジ−n−ブチル、
フタル酸ジイソブチルなどの芳香族ジカルボン酸ジエス
テル、安息香酸、p−メトキシ安息香酸、p−エトキシ
安息香酸、トルイル酸などの芳香族モノカルボン酸の炭
素数1〜4のアルキルエステルなどが好適である。芳香
族ジカルボン酸ジエステルは、触媒活性及び活性持続性
を向上させると共に、得られる重合体の立体規則性を増
大させるので特に好ましい。
該(イ)固体触媒成分は、公知の方法(特開昭53−4
3094号公報、特開昭55−135102号公報、特
開昭55−135103号公報、特開昭56−1860
6号公報)、例えば(1)マグネシウム化合物又はマグ
ネシウム化合物と電子供与体との錯化合物を、電子供与
体及び所望に応じて用いられる粉砕助剤などの存在下に
粉砕して、チタン化合物と反応させる方法、(2)還元
能を有しないマグネシウム化合物の液状物と液状チタン
化合物とを、電子供与体の存在下において反応させて、
固体状のチタン複合体を析出させる方法、(3)前記
(1)又は(2)で得られたものにチタン化合物を反応
させる方法、(4)前記(1)又は(2)で得られたも
のに、さらに電子供与体及びチタン化合物を反応させる
方法、(5)マグネシウム化合物又はマグネシウム化合
物と電子供与体との錯化合物を、電子供与体、チタン化
合物及び所望に応じて用いられる粉砕助剤などの存在下
で粉砕したのち、ハロゲン又はハロゲン化合物で処理す
る方法、(6)前記(1)〜(4)で得られた化合物を
ハロゲン又はハロゲン化合物で処理する方法、などによ
って調製することができる。
さらに、これら以外の方法(特開昭56−166205
号公報、特開昭57−63309号公報、特開昭57−
190004号公報、特開昭57−300407号公
報、特開昭58−47003号公報)によっても、該
(イ)固体触媒成分を調製することができる。
また、周期表II〜IV族に属する元素の酸化物、例えば、
酸化ケイ素、酸化マグネシウム、酸化アルミニウムなど
の酸化物又は周期表II〜IV族に属する元素の酸化物の少
なくとも1種を含む複合酸化物、例えば、シリカアルミ
ナなどに前記マグネシウム化合物を担持させた固形物と
電子供与体とチタン化合物とを、溶媒中で、0〜200
℃、好ましくは10〜150℃の範囲の温度において2
分〜24時間接触させることにより固体触媒成分を調製
することができる。
また、該固体触媒成分の調製に当たり、溶媒としてマグ
ネシウム化合物、電子供与体及びチタン化合物に対して
不活性な有機溶媒、例えば、ヘキサン、ヘプタンなどの
脂肪族炭化水素、ベンゼン、トルエンなどの芳香族炭化
水素、あるいは炭素数1〜12の飽和又は不飽和の脂肪
族、脂環式及び芳香族炭化水素のモノ及びポリハロゲン
化合物などのハロゲン化炭化水素などを使用することが
できる。
このようにして調製された(イ)固体触媒成分の組成に
ついては、通常マグネシウム/チタン原子比が2〜10
0、ハロゲン/チタン原子比が5〜200、電子供与体
/チタンモル比が0.1〜10の範囲にある。
前記触媒において、(ロ)成分として用いられる有機ア
ルミニウム化合物としては、一般式 AR3 p3-p…(II) (式中のR3は炭素数1〜10のアルキル基、Xは塩
素、臭素などのハロゲン原子、pは1〜3の数である) で表される化合物を用いることができる。このようなア
ルミニウム化合物としては、例えば、トリメチルアルミ
ニウム、トリエチルアルミニウム、トリイソプロピルア
ルミニウム、トリイソブチルアルミニウム、トリオクチ
ルアルミニウムなどのトリアルキルアルミニウム、ジエ
チルアルミニウムモノクロリド、ジイソプロピルアルミ
ニウムモノクロリド、ジイソブチルアルミニウムモノク
ロリド、ジオクチルアルミニウムモノクロリドなどのジ
アルキルアルキルモノハライド、エチルアルミニウムセ
スキクロリドなどのアルキルアルミニウムセスキハライ
ドなどを好適に使用することができる。これらのアルミ
ニウム化合物は1種用いてもよいし、2種以上を組み合
わせて用いてもよい。
さらに、(ハ)成分として用いられる前記一般式(I)
で表されるアルコキシ基含有芳香族化合物としては、例
えばm−メトキシトルエン、o−メトキシフェノール、
m−メトキシフェノール、2−メトキシ−4−メチルフ
ェノール、ビニルアニソール、p−(1−プロペニル)
アニソール、p−アリルアニソール、1,3−ビス(p−
メトキシフェニル)2−1−ベンテン、5−アリル−2
−メトキシフェノール、4−アリル−2−メトキシフェ
ノール、4−ヒドロキシ−3−メトキシベンジルアルコ
ール、メトキシベンジルアルコール、ニトロアニソー
ル、ニトロフェネトールなどのモノアルコキシ化合物、
o−ジメトキシベンゼン、m−ジメトキベンゼン、p−
ジメトキシベンゼン、3,4−ジメトキシトルエン、2,6−
ジメトキシフェノール、1−アリル−3,4−ジメトキシ
ベンゼンなどのジアルコキシ化合物及び1,3,5−トリメ
トキシベンゼン、5−アリル−1,2,3−トリメトキシベ
ンゼン、5−アリル−1,2,4−トリメトキシベンゼン、
1,2,3−トリメトキシ−5−(1−プロペニル)ベンゼ
ン、1,2,4−トリメトキシ−5−(1−プロペニル)ベ
ンゼン、1,2,3−トリメトキシベンゼン、1,2,4−トリメ
トキシベンセンなどのトリアルコキシ化合物などが挙げ
られるが、これらの中でジアルコキシ化合物及びトリア
ルコキシ化合物が好適である。これらアルコキシ基含有
化合物は、1種用いてもよいし、2種以上を組み合わせ
て用いてもよい。
各触媒成分の使用量については、通常(イ)成分は、T
i原子に換算して、反応容積1当たり0.0005〜1mモ
ルとなるように、(ロ)成分は、(ロ)成分/Tiモル
比が1〜3000、好ましくは40〜800になるよう
に用いられ、かつ(ハ)成分は(ハ)成分/Tiモル比
が0.01〜500、好ましくは1〜300になるように用
いられる。
該アタクチックポリプロピレンを製造するには、反応系
に前記触媒成分を加え、次いでこの系にプロピレンを導
入すればよい。前記(イ)、(ロ)及び(ハ)成分をそ
れぞれ所定量混合し、接触させたのち、ただちにプロピ
レンを導入し、重合を開始させることもできるが、接触
後0.2〜3時間程度熟成させたのち、プロピレンを導入
して重合させてもよい。
この重合形式については、特に制限はなく、溶液重合
法、懸濁重合法、気相重合法など、いずれの方式を用い
ることができるし、また、連続重合法、非連続重合法の
いずれも可能である。特に、効率及び品質上の点から溶
液連続重合法及び懸濁連続重合法が好ましい。
さらに、該重合反応における反応条件については、プロ
ピレン圧は通常1〜50kg/cm2・G、反応温度は、通
常20〜200℃、好ましくは60〜100℃の範囲で
適宜選ばれる。重合体の分子量の調節は、公知の手段、
例えば重合器中の水素濃度を調製することにより、行う
ことができる。反応時間は通常10分間ないし10時間
程度である。
また、原料のプロピレンは単独で用いてもよいし、所望
に応じ、他のα−オレフィンと組み合わせて用いてもよ
いが、この場合、他のα−オレフィンは全単量体中40
重量%以下、好ましくは30重量%以下の割合で含有す
ることが望ましい。該他のα−オレフィンとしては、炭
素数2〜30のプロピレン以外のもの、例えばエチレ
ン、ブテン−1、ペンテン−1、ヘキサン−1、ヘプテ
ン−1、オクテン−1、ノネン−1、デセン−1、ドデ
セン−1、テトラデセン−1、オクタデセン−1、4−
メチルペンテン−1、4−メチルヘキセン−1、4,4−
ジメチルペンテン−1などを用いることができる。これ
らのα−オレフィンは1種用いてもよいし、2種以上を
組み合わせて用いてもよい。
このようにして、本発明の軟質ポリプロピレン樹脂組成
物において(A)成分として用いられる高分子量で、か
つ比較的分子量分布の狭いアタクチックポリプロピレン
を得ることができる。
本発明の樹脂組成物においては、(B)成分として、メ
ルトインデックス(MI)が0.1〜4g/10分の沸騰
ヘプタン不溶性の結晶性アイソタクチックポリプロピレ
ンが用いられる。このメルトインデックスが0.1g/1
0分未満では溶融特性が低く、射出成形などが困難にな
るし、4g/10分を超えると機械的性質が不十分とな
って成形材料として不適となる。
この(B)成分のアイソタクチックポリプロピレンは、
アイソタクチックの立体規則性を有するプロピレン単独
重合体であってもよいし、該立体規則性を有するプロピ
レンと他のα−オレフィンとの共重合体であってもよ
い。この共重合体に用いられる他のα−オレフィンとし
ては、炭素数2〜8のもの、例えばエチレン、ブテン−
1、ペンテン−1、ヘキセン−1、ヘプテン−1、オク
テン−1などが好ましく、中でもエチレン及びブテン−
1が好適である。また該共重合体としては、前記の他の
α−オレフィン単位を通常40重量%以下、好ましくは
30重量%以下含有するブロック共重合体やランダム共
重合体が用いられる。
該(B)成分のアイソタクチックポリプロピレンの好ま
しいものとしては、プロピレン単独重合体、及びエチレ
ン単位1〜30重量%、好ましくは3〜25重量%を含
有するプロピレンとエチレンとのランダム共重合体又は
ブロック共重合体が挙げられる。このようなアイソタク
チックポリプロピレンの製造方法については特に制限は
なく、従来結晶性ポリプロピレンの製造に慣用されてい
る方法の中から任意の方法を選択して用いることができ
る。
本発明の軟質ポリプロピレン樹脂組成物においては、こ
の(B)成分のアイソタクチックポリプロピレンは1種
用いてもよいし、2種以上を組み合わせて用いてもよ
い。また、前記(A)成分のアタクチックポリプロピレ
ンと(B)成分のアイソタクチックポリプロピレンは、
(A)成分の含有量が10〜90重量%、好ましくは2
5〜80重量%で、(B)成分の含有量が90〜10重
量%、好ましくは75〜20重量%になるような割合で
用いられる。該(A)成分の含有量が10重量%未満で
は、樹脂の降伏時応力(MY)が大きくなりすぎて、破
断時応力(MB)と降伏時応力(MY)との比MB/MY
1.0未満となり、かつ100%伸長後の残留伸びPS100
も80%より大きくなって、本発明の目的が達せられな
いし、一方90重量%を超えると破断時応力(MB)が
小さくなりすぎて、該MB/MY比が1.0未満となり、か
つ機械的強度が低下し、本発明の目的が達せられない。
本発明の軟質ポリプロピレン樹脂組成物には、所望に応
じ各種添加剤、補強材、充填剤、例えば耐熱安定剤、酸
化防止剤、光安定剤、帯電防止剤、滑剤、核剤、難燃
剤、顔料や染料、ガラス繊維、炭素繊維、炭酸カルシウ
ム、硫酸カルシウム、マイカ、タルク、クレーなどを、
本発明の目的が損なわれない範囲で添加することができ
る。さらに、その他の熱可塑性樹脂、熱可塑性エラスト
マー、ゴムなども必要に応じて配合することもできる。
本発明の軟質ポリプロピレン樹脂の調製方法については
特に制限はなく、従来ポリプロピレン組成物に慣用され
ている方法、例えば所要量の前記(A)成分、(B)成
分及び必要に応じて用いられる各種添加成分を、ニーダ
ー、ロール、バンバリミキサーなどの混練機や、一軸又
は二軸押出機などを用いて、溶融混練することにより、
調製することができる。
このようにして得られた本発明の軟質ポリプロピレン樹
脂組成物は、通常用いられている成形方法により種々の
成形品を得、多様な用途に供することができる。
射出成形による場合、軟質であるという特性や良好な塗
装性、成形性、耐キズつき性、耐低温衝撃性により、自
動車外装部品に好適に用いられる。具体的には、バンパ
ー、モール、塗装用マッドガード、サイトシールド、ス
ポイラー等である。
中空成形による場合、良好な成形性を利用して、従来の
ポリプロピレンでは偏肉しがちであった部分、例えばダ
クトのジャバラ等に好適である。また、深絞り用材料と
しても好適である。
押出成形による場合、良好な耐衝撃性、耐熱性を利用し
てエンジンのアンダーカバー用シート等に用いられる。
また加工性がよくソフトな感触があることを利用して、
自動車内装部品に好適に用いられる。例えば、天井材や
トランクルーム内張、インパネ表皮材等である。また加
工性、絶縁性を利用しての弱電部品分野における絶縁シ
ートや耐熱性、耐候性、耐摩耗性を利用しての電線ケー
ブル分野におけるフレキシブルコードやブースターケー
ブル等にも用いられる。さらには土木、建材分野では防
水シート、止水材、目地材としての用途もある。
他の樹脂と積層等を施せば、種々多様な目的を満足させ
うるシートを得ることもできる。
次に、本発明の軟質ポリプロピレン樹脂組成物における
(A)成分のアタクチックポリプロピレンの製造方法の
1例を第1図にフローチャートで示す。
[実施例] 次に、実施例により本発明をさらに詳細に説明するが、
本発明はこれらの例によってなんら限定されるものでは
ない。
製造例1 HSP−1及びHIPの製造 (1)固体触媒成分の調製 十分に窒素置換した内容積500mlのガラス製三ッ口フ
ラスコに、精製ヘプタン20ml、Mg(OEt)24g
及びフタル酸ジ−n−ブチル1.2gを加え、系内を90
℃に保ち、かきまぜながらTiC45mlを滴下したの
ち、さらにTiC4110mlを追加投入して、110
℃に昇温し、2時間反応させ、次いで、80℃の精製ヘ
プタン100mlで洗浄した。次に、得られた固相部にT
iC4115mlを加え、110℃でさらに2時間反応
させた。反応終了後、生成物を精製ヘプタン100mlで
数回洗浄して、固体触媒成分とした。
(2)プロピレンの重合 1のステンレス製オートクレーブに、n−ヘプタン4
00ml、トリエチルアルミニウム(AEt3)1.0m mo
l、1−アリル−3,4−ジメトキシベンゼン(ADMB)
0.025m mol及び前記で得られた固体触媒成分6mgを添加
し、プロピレン圧8kg/cm2・G、70℃で2時間重合
を行った。次いで、生成したポリマー40g当たりn−
ヘプタン4を加え、攪拌機で2時間、加熱還流したの
ち、熱ろ過を行い、ろ液からアタクチックポリプロピレ
ンHSP−1を回収した。このHSP−1のnは37,0
00で、w/n比は4.7であった。
一方、前記熱ろ過の残渣を回収し、アイソタクチックポ
リプロピレンHIPを得た。このHIPのMIは0.43g
/10分であった。
製造例2 HSP−2〜HSP−4の製造 製造例1において、ADMBの添加量を変えたこと以外
は、製造例1と同様にして、第1表に示すn及びw
/n比を有するアタクチックポリプロピレンHSP−
2、HSP−3及びHSP−4を製造した。
実施例1 製造例で得たHSP−1 50重量部とHIP50重量
部との混合物に、酸化防止剤としての2,6−ジ−t−ブ
チル−p−クレゾール(BHT)2000重量ppmを添
加し、これを内容積30mlのラボプラストミルを用い
て、195℃で2分間溶融混練し、(回転数70rp
m)、軟質ポリプロピレン樹脂組成物を得た。次いで、
この混練物のプレス成形品の物性を求めた。その結果を
第1表に示す。
実施例2〜4、8、9、比較例3、4 実施例1において、HSP−1とHIPの使用量を変え
た以外は、実施例1と同様にして実施した。その結果を
第1表に示す。
比較例1 実施例1において、HSP−1の代わりに、TiC4
/ブチルベンゾエート/MgC2とAEt3とから成
る触媒系を用いて得られたHSP−5を用いた以外は、
実施例1と同様にして実施した。その結果を第1表に示
す。
実施例5〜7 実施例1において、HSP−1の代わりにHSP−2、
HSP−3、HSP−4をそれぞれ用いたこと以外は、
実施例1と同様にして実施した。その結果を第1表に示
す。
比較例2 実施例1において、HSP−1の代わりにHSP−6
(HSP−1の製造において、重合時に水素を加えたこ
と以外は、同様な方法で製造したもの)を用いたこと以
外は、同様にして実施した。その結果を第1表に示す。
[発明の効果] 本発明によると結晶性のアイソタクチックポリプロピレ
ンに、特定の触媒系を用いることにより得られた高分子
量で比較的分子量分布の狭いアタクチックポリプロピレ
ンを所定の割合で配合することにより、該アイソタクチ
ックポリプロピレンの力学的性質や硬度などを容易に改
良することができ、架橋処理を施さなくても熱可塑性エ
ラストマーとしての良好な力学的特性を有するコスト的
に有利な軟質ポリプロピレン樹脂組成物が得られる。
本発明の軟質ポリプロピレン樹脂組成物は、溶融特性に
も優れていて、押出成形性のみでなく、射出成形性も良
好であり、例えば自動車分野におけるバンパーや土木・
建築分野における建材用シートや止水材などの材料とし
て好適に用いられる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の軟質ポリプロピレン樹脂組成物におけ
る(A)成分のアタクチックポリプロピレンの製造方法
の1例のフローチャートである。
フロントページの続き (72)発明者 菅原 昭伸 千葉県市原市姉崎海岸1番地1 出光石油 化学株式会社内 (56)参考文献 特公 昭42−22528(JP,B1)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(A)(イ)マグネシウム、チタン、ハロ
    ゲン原子及び電子供与体を必須成分として含有する固体
    触媒成分、(ロ)有機アルミニウム化合物、及び(ハ)
    一般式 (式中のR1は炭素数1〜20のアルキル基、R2は炭素
    数1〜10の炭化水素基、水酸基又はニトロ基、mは1
    〜6の整数、nは0又は1〜(6−m)の整数である) で表されるアルコキシ基含有芳香族化合物の組み合わせ
    から成る触媒の存在下、プロピレンを重合させることに
    より得られる、数平均分子量(Mn)が25,000以
    上で、かつ重量平均分子量(Mw)と数平均分子量(M
    n)との比Mw/Mnが7以下の沸騰ヘプタン可溶性ポ
    リプロピレン10〜90重量%と(B)メルトインデッ
    クスが0.1〜4g/10分の沸騰ヘプタン不溶性ポリ
    プロピレン90〜10重量%とから成る軟質ポリプロピ
    レン樹脂組成物。
  2. 【請求項2】破断伸び(TB)が400%以上、100
    %伸長後の残留伸び(PS100)が80%以下、及び破
    断時応力(MB)と降伏時応力(MY)との比MB/MY
    1.0以上である請求項1記載の軟質ポリプロピレン樹
    脂組成物。
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