JPH06232421A - 加速度センサ - Google Patents

加速度センサ

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Publication number
JPH06232421A
JPH06232421A JP3443893A JP3443893A JPH06232421A JP H06232421 A JPH06232421 A JP H06232421A JP 3443893 A JP3443893 A JP 3443893A JP 3443893 A JP3443893 A JP 3443893A JP H06232421 A JPH06232421 A JP H06232421A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
substrate
acceleration sensor
strain
stopper mechanism
additional weight
Prior art date
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Pending
Application number
JP3443893A
Other languages
English (en)
Inventor
Ikuo Kobayashi
郁夫 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Seiki Co Ltd
Original Assignee
Nippon Seiki Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Seiki Co Ltd filed Critical Nippon Seiki Co Ltd
Priority to JP3443893A priority Critical patent/JPH06232421A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】カンチレバー型の加速度センサに於いて、セン
サ自体の大型化を招かない起歪体のストッパー機構を付
設する。 【構成】 基板1に溝14を穿設して片持ち支持の起歪
体11を形成し、この起歪体11の下面に溝14より外
周に突出する付加重り2を取り付けると共に、突出部の
上方に適宜なクリアランスを形成して上部ストッパー機
構を設け、付加重り2の下方には適宜なクリアランス介
して位置する底板(下部ストッパー機構)4を設けてな
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はカンチレバー型の加速度
センサに関するものである。
【0002】
【従来の技術】カンチレバータイプの加速度センサは、
少なくとも片持支持した起歪体の梁部分の表面に歪抵抗
効果を奏する歪ゲージを付設し、起歪体の変動を電気的
抵抗の変化として検知し、この抵抗値の変化に基づいて
起歪体に加わった応力を計測し、被測定対象たる加速度
を検出するものである。
【0003】前記のカンチレバータイプの加速度センサ
には種々の種類が存在するが、歪ゲージとして薄膜シリ
コンのような半導体を用いるものは、基板にステンレス
基板を採用するものと、シリコン単結晶板を採用するも
のとが知られている。ステンレス基板の場合は、表面に
絶縁膜を形成すると共に、その上面に歪ゲージ(多結晶
シリコン)及び金属リード電極膜、保護膜を順次形成
し、最終工程としてステンレス基板をカンチレバーの形
状に整形するものであり(特開平1−248066
号)、シリコン基板の場合も同様に表面の適宜箇所に歪
ケージを形成し、所定のカンチレバーの形状に整形加工
するものである。
【0004】ところで、前記の半導体型加速度センサの
うちシリコン基板の場合過大な加速度が加わった時に、
起歪体の梁部分が折損してしまう虞があり、適宜なスト
ッパー機構を付設する必要がある。
【0005】従来のストッパー機構は、特開平3−21
0478号公報に開示されている通り、片持支持状に起
歪体(重り)01aを形成した基板01の上下に、基板
01の表裏面の外周部分と接合するストッパー板02,
03を設けたり(図5参照)、起歪体形成用の溝の上下
に櫛歯状のストッパー板を突設しているものである(同
公報第8図参照)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前記の従来のシリコン
基板タイプの加速度センサのストッパー機構のうち、櫛
歯状ストッパー板の採用は加工処理が煩雑であり、小型
化に大きい付加価値があるシリコン基板タイプの加速度
センサに適するストッパー機構とは認められない。
【0007】また図5に例示するように基板01の上下
にストッパー板02,03を配したものにも種々の問題
がある。例えば基板01に適宜な重量を具備する起歪体
01aを形成するため相応の厚さを必要とし、その厚さ
に対応してレーザー加工や化学エッチング加工による整
形加工が煩雑となる。また起歪体01aのストッパー板
02への衝突力は、ストッパー板02の上方がセンサ実
装状態では一般に開放されているので、ストッパー板0
2と基板01の接合部分Aに加わる。このため同接合部
分Aは衝突力に十分対抗できる接合力によって接着する
必要があり、そのため接合部分Aの面積が広くなり、結
果的にセンサ自体の小型化を阻害する要因となってい
る。勿論基板01とストッパー板02を同一基板で形成
したとしても、接合部分Aに該当する部分の面積を大き
くする必要がある。
【0008】更に基板の上面にストッパー板02が位置
することになり、ゲージ配線等の形成処理の際このスト
ッパー板02が邪魔になり、同処理が煩雑となる問題も
ある。そこで本発明は、新規なストッパー機構を具備し
た加速度センサを提案したものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係る加速度セン
サは、基板の所定個所に溝を穿設して、基板内に少なく
とも片持支持の起歪体を形成し、前記起歪体の梁部に表
面に歪ゲージを設けた加速度センサに於いて、起歪体下
面に少なくともその一部が起歪体を囲繞する溝より外周
に突出する付加重りを取り付けると共に、突出部の上方
に適宜なクリアランスを形成して上部ストッパー機構を
設け、付加重りの下方には適宜なクリアランス介して位
置する下部ストッパー機構を設けてなることを特徴とす
るものである。
【0010】また特に前記の加速度センサに於いて、下
部ストッパー機構を底板と、底板と基板とを連結すると
共に所定の下方クリアランスを形成する枠板とで構成し
たことを特徴とするものである。
【0011】
【作用】起歪体の下面に付加重りを接合するので、基板
を厚くする必要がなく、起歪体の上方に上方クリアラン
スを越えて移動しようとする過大な加速度が加わったと
きには、付加重りの突出部と基板の外周部分とが衝突
し、ストッパー機能が働く。このときの衝突力は、起歪
体と付加重りの接合部に加わり、基板と下部ストッパー
機構の部材との接合部分(基板外周部分の接合部)には
力が加わらない。
【0012】
【実施例】次に本発明の実施例について説明する。 〈第一実施例〉図1乃至図2は本発明の第一実施例を示
したもので、この実施例に示した加速度センサは、基板
1と、付加重り2と、下部ストッパー機構を構成する枠
板3及び底板4からなり、基板1はシリコン単結晶板か
らなり、素子及び起歪体11を形成したものである。素
子は、基板適宜箇所(起歪体11の梁部分)に形成した
もので、歪みゲージ12及びリード電極13からなり、
歪ゲージ12は当該形成箇所をエキシマレーザを照射し
てアニールを施し、前記アモルファスシリコンの一部を
ポリシリコンに変性せしめ、所定のパターニングを行っ
て形成するものである。次に常法通りアルミニウムの真
空蒸着及びパターニングで電極13を形成すると共に、
歪ゲージ12のフルブリッジ接続と前記ブリツジのリ−
ド電極13と接続を行うものである。前記の素子を形成
した後、エッチング加工やレーザ加工で、歪ゲージ12
の形成位置が起歪体11の梁部の基部となるようにコ字
状の貫通長溝14を穿設するものである。
【0014】付加重り2はシリコンやパイレツクスで形
成したもので、起歪体11の下面に接合するもので、貫
通長溝14より外周部に突出するように突出部21を設
けると共に、起歪体11の下面に接合した際に該突出部
21と基板1の下面との間に所定の上方クリアランスA
が形成されるように、起歪体11と接合する中央部22
と突出部21との間に段差を設けたものである。
【0015】枠板3及び底板4は、前記の付加重り2と
同様にシリコンやパイレツクスで形成したもので、枠板
3を介在させて基板1の下方に積層するもので、積層時
に底板4の上面と付加重り2の底面との間に下方クリア
ランスBが形成されるように枠板3の高さを定めておく
ものである。
【0016】而して前記の加速度センサは、センサ組み
込み部材の起歪体11の上下方向に加速度が加わると、
起歪体11が上下のクリアランスAB範囲内で変動(振
動)し、その変動による梁部分の変位の大小を歪みゲー
ジの抵抗値変化として検出して、加速度の大きさを計測
するものである。
【0017】特に過大な加速度が加わった際即ち上下の
クリアランスABの範囲以上の変動の力が加わった場合
には、付加重り2の突出部21が基板1の下面に衝突し
たり、底板4の上面に衝突したりして、梁部の所定以上
の変位を防止し、起歪体11の破損を防止しているもの
である。
【0018】また前記付加重り2の基板1への衝突力
は、起歪体11と付加重り2の接合部bに加わり、基板
11と枠板3との接合部分(基板外周部分の接合部)c
には力が加わらないので、前記の接合面積を大きくする
必要がなく、ストッパー機構を付設することによつて生
ずる基板11自体の大型化を避けることができるもので
ある。
【0019】〈第二、三実施例〉図3は第二実施例の断
面図で、図4は第三実施例の断面図である。この第二、
三実施例は、上下クリアランスの形成手段が第一実施例
と異なるもので、第二実施例は、底板4の上面内方に凹
部41を形成して下方クリアランスBを形成したもので
ある。
【0020】また第三実施例は、更に基板1の下面の貫
通長溝14の外周側に凹部15を設けて上方クリアラン
スAを形成したもので、この実施例の場合は、付加重り
2に段差を形成する必要がなく、凹部15は長溝14の
形成工程で同時にできる利点がある。
【0021】尚本発明に於いては、起歪体11の下面に
付加重り2を付設し、付加重りと基板1との間で上方ス
トッパー機構が構成されるものであれば良いもので、特
に下部ストッパー機構形成に際して、枠板3と底板4と
で構成せずとも、両者を一体に形成したものでも良い
し、更には枠板3等の代わりに付加重り2と下方クリア
ランスBを隔てて位置するように設けた、適宜なストッ
パー部材を採用しても良いものである。また前記実施例
片持支持タイプの起歪体の例を示したが、両持支持タイ
プの起歪体にも当然本発明を実施できることは云うまで
もない。
【0022】
【発明の効果】本発明は以上のように歪ゲージ等の素子
を形成した基板に起歪体を形成すると共に、起歪体下面
に起歪体より外周方向へ突出する付加重りを取り付ける
と共に、突出部の上方に適宜なクリアランスを形成して
上部ストッパー機構を設けたもので、積層部材の接合部
分にストッパー機能時の衝突力が作用しないようにし、
ストッパー機構を付設したことによって積層部材の接合
面積を大きくすることなく、センサ自体の大型化を阻止
し、而もストッパー機構を付加したとしても、基板上面
は平らであるので、素子の形成並びに素子と外部回路と
の接続等が容易に実施できたものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施例の分解斜視図。
【図2】同断面図。
【図3】第二実施例の断面図。
【図4】第三実施例の断面図。
【図5】従来例の断面図。
【符号の説明】
1 基板 11 起歪体 12 歪ゲージ 13 リード電極 14 貫通長溝 2 付加重り 21 突出部 3 枠板 4 底板

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板の所定個所に溝を穿設して、基板内
    に少なくとも片持ち支持の起歪体を形成し、前記起歪体
    の梁部に表面に歪ゲージを設けた加速度センサに於い
    て、起歪体下面に少なくともその一部が起歪体を囲繞尿
    する溝より外周に突出する付加重りを取り付けると共
    に、突出部の上方に適宜なクリアランスを形成して上部
    ストッパー機構を設け、付加重りの下方には適宜なクリ
    アランス介して位置する下部ストッパー機構を設けてな
    ることを特徴とする加速度センサ。
  2. 【請求項2】 請求項第1項記載の加速度センサに於い
    て、下部ストッパー機構を底板と、底板と基板とを連結
    すると共に所定の下方クリアランスを形成する枠板とで
    構成したことを特徴とする加速度センサ。
JP3443893A 1993-01-30 1993-01-30 加速度センサ Pending JPH06232421A (ja)

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JP3443893A JPH06232421A (ja) 1993-01-30 1993-01-30 加速度センサ

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JP3443893A JPH06232421A (ja) 1993-01-30 1993-01-30 加速度センサ

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ID=12414235

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JP3443893A Pending JPH06232421A (ja) 1993-01-30 1993-01-30 加速度センサ

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JP (1) JPH06232421A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012220461A (ja) * 2011-04-14 2012-11-12 Seiko Epson Corp 加速度検出器、加速度検出デバイス及び電子機器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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