JPH06231901A - 摺動子 - Google Patents

摺動子

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Publication number
JPH06231901A
JPH06231901A JP3483193A JP3483193A JPH06231901A JP H06231901 A JPH06231901 A JP H06231901A JP 3483193 A JP3483193 A JP 3483193A JP 3483193 A JP3483193 A JP 3483193A JP H06231901 A JPH06231901 A JP H06231901A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
slider
plate
slider body
plate portion
curved
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP3483193A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideo Nishizawa
英夫 西沢
Shuichi Maeda
秀一 前田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Murata Manufacturing Co Ltd filed Critical Murata Manufacturing Co Ltd
Priority to JP3483193A priority Critical patent/JPH06231901A/ja
Publication of JPH06231901A publication Critical patent/JPH06231901A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 摺動子に荷重が加わった場合に発生する応力
を分散して湾曲部または曲折部への応力集中を防止し、
塑性変形が生じない弾性変形領域を増大させ、摺動子の
耐久性、信頼性を向上させる。 【構成】 摺動子本体4を構成する板材1の少なくとも
一部を湾曲(または曲折)させ、該湾曲部2(または曲
折部)の先端側に抵抗体や導電体と接触する接点部3を
設けるとともに、該湾曲部2(または曲折部)の基端側
のプレート部5に切欠き8(または穴)を形成してなる
摺動子本体4を用いる。また、摺動子本体4のプレート
部5を支持する支持体6の、摺動子本体4のプレート部
5の主面と対向する部分の少なくとも一部に凹部9を形
成し、プレート部5を湾曲可能に支持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、摺動子に関し、詳し
くは、ポテンショメータなどに用いられる板型の摺動子
に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来、
ポテンショメータなどに使用されている摺動子は、例え
ば、図5に示すように、摺動子本体24を構成する金属
からなる板材21を所定の位置22で湾曲させるととも
に、湾曲部22の先端側に抵抗体や導電体(図示せず)
と接触し、その表面上を摺動する接点部23(この従来
例では、板材21を湾曲させて断面形状を略半円状に形
成した凸部)を設けることにより摺動子本体24を形成
するとともに、摺動子本体24の湾曲部22の基端側の
プレート部25を、図6に示すように、支持体26の摺
動子本体取付凹部27に圧入(あるいは熱溶着)するこ
とにより固定して摺動子本体24を支持することにより
形成されている。
【0003】しかし、上記従来の、摺動子においては、
荷重を加えた場合、湾曲部22に応力が集中ため、湾曲
部22において塑性変形が生じやすく、摺動子本体24
全体としての弾性変形領域(塑性変形を起こさない応力
範囲)が小さく、耐久性、信頼性が低いという問題点が
ある。
【0004】この発明は、上記問題点を解決するもので
あり、摺動子に荷重が加わった場合に発生する応力を分
散して湾曲部または曲折部への応力集中を防止し、塑性
変形が生じない弾性変形領域を増大させ、摺動子の耐久
性、信頼性を向上させることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明の摺動子は、抵抗体や導電体と接触し、そ
の表面上を摺動する摺動子において、摺動子本体を構成
する板材の少なくとも一部を湾曲または曲折させ、該湾
曲部または曲折部の先端側に抵抗体や導電体と接触する
接点部を設けるとともに、該湾曲部または曲折部の基端
側のプレート部に穴または切欠きを形成してなる摺動子
本体を具備することを特徴とする。
【0006】また、前記摺動子本体のプレート部を支持
する支持体の、前記摺動子本体のプレート部の主面と対
向する部分の少なくとも一部に凹部を形成し、プレート
部を湾曲可能に支持したことを特徴とする。
【0007】
【作用】湾曲部または曲折部の基端側の穴または切欠き
が形成されたプレート部が、ばね性を発揮して摺動子に
荷重を加えた場合における、湾曲部または曲折部への応
力の集中を阻止、抑制する。
【0008】したがって、湾曲部または曲折部への応力
の集中を抑制するとともに、弾性変形範囲内における接
点部の変位量を増大させ、荷重に対する対応性を向上さ
せることができる。
【0009】また、摺動子本体のプレート部を支持する
支持体の、プレート部と対向する部分(例えば、プレー
ト部を取り付けるための摺動子本体取付凹部の底面な
ど)の少なくとも一部に凹部を形成することにより、プ
レート部が変形するために必要な空間を確保することが
可能になり、プレート部を支持体に支持させるように構
成した摺動子においても、摺動子本体の湾曲部または曲
折部への応力の集中を抑制するとともに、弾性変形範囲
内における接点部の変位量を増大させ、荷重に対する対
応性を向上させることが可能になる。
【0010】
【実施例】以下、この発明の実施例を図に基づいて説明
する。図1は、この発明の一実施例にかかる摺動子本体
を示す斜視図、図2は、該摺動子本体を支持体により支
持してなる摺動子を示す断面図である。
【0011】この実施例の摺動子(図2)において、そ
の摺動子本体4は、図1に示すように、摺動子本体4を
構成する金属からなる板材1を所定の位置2において、
所定のR(曲率半径)を有するように湾曲させるととも
に、湾曲部2の先端側に、抵抗体や導電体(図示せず)
と接触し、その表面上を摺動する接点部3(この実施例
では、板材1を湾曲させて断面形状を略半円状に形成し
た凸部であるが、他の形状に構成してもよく、また別部
材を接点部3として取り付けることも可能である)を設
けることにより形成されている。そして、この摺動子本
体4の湾曲部2の基端側のプレート部5の両側端部には
切欠き8が形成されている。
【0012】そして、この摺動子本体4のプレート部5
を、図2に示すように、支持体6の摺動子本体取付凹部
7に圧入(あるいは熱溶着)して固定することにより摺
動子が形成されている。なお、摺動子本体取付凹部7の
底面の、プレート部5と対向する部分には凹部9が形成
されており、プレート部5が湾曲可能に保持されてい
る。
【0013】このように構成された摺動子においては、
摺動子本体4のプレート部5に切欠き8が形成されてい
るため、該プレート部5がばね性を発揮して摺動子に荷
重を加えた場合における、湾曲部2への応力の集中を抑
制、防止する。
【0014】また、摺動子本体4のプレート部5を支持
する支持体6の、プレート部5と対向する部分(プレー
ト部5を取り付けるための摺動子本体取付凹部7の底
面)に凹部9を形成することにより、プレート部5が変
形するために必要な空間を確保することが可能になり、
プレート部5を支持体6に支持させるように構成した摺
動子(図2)においても、摺動子本体4の湾曲部2への
応力の集中を抑制するとともに、弾性変形範囲内におけ
る接点部3の変位量を増大させ、荷重に対する対応性を
向上させることができる。
【0015】上記実施例では、プレート部5に半円状の
切欠き8を形成した場合について説明したが、切欠きの
形状については特に制約はなく、プレート部5にばね性
を与えることが可能な種々の形状に構成することができ
る。
【0016】また、この発明の摺動子においては、プレ
ート部5に切欠き8を形成した場合に限らず、例えば、
図3及び図4に示すような、横長の穴8aあるいは縦長
の穴8bなどを形成することによっても同様の効果を有
する摺動子を得ることができる。また、穴の形状につい
ては特に制約はなく、プレート部5に適度なばね性を与
えることが可能な種々の形状を任意に選択することがで
きる。
【0017】さらに、切欠きと穴の両方を同時に形成す
ることも可能である。
【0018】また、この発明は、摺動子本体に所定のR
(曲率半径)を有する湾曲部を形成した場合に限らず、
丸みのない角が形成される曲折部を有する摺動子本体を
用いた摺動子にも適用することが可能である。
【0019】さらに、湾曲部や曲折部の態様、プレート
部や支持体の凹部の具体的な形状などについてもこの発
明の範囲内において種々の応用、変形を加えることがで
きる。
【0020】
【発明の効果】上述のように、この発明の摺動子は、摺
動子本体を構成する板材の少なくとも一部を湾曲または
曲折させ、該湾曲部または曲折部の先端側に抵抗体や導
電体と接触する接点部を設けるとともに、該湾曲部また
は曲折部の基端側のプレート部に穴または切欠きを形成
することにより摺動子本体を形成しているので、摺動子
に荷重が加わった場合に発生する応力を分散して湾曲部
または曲折部への応力集中を防止し、塑性変形が生じな
い弾性変形領域を増大させ、摺動子の耐久性、信頼性を
向上させることができる。
【0021】また、摺動子本体のプレート部を支持する
支持体の、プレート部と対向する部分(例えば、プレー
ト部を取り付けるための、摺動子本体取付凹部の底面な
ど)の少なくとも一部に凹部を形成することにより、プ
レート部が変形するのに必要な空間を確保することが可
能になり、プレート部を支持体に支持させるように構成
した摺動子においても、摺動子本体の湾曲部または曲折
部への応力の集中を抑制するとともに、弾性変形範囲内
における接点部の変位量を増大させ、荷重に対する対応
性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例にかかる摺動子を構成する
摺動子本体を示す斜視図である。
【図2】この発明の一実施例にかかる摺動子を示す断面
図である。
【図3】この発明の他の実施例にかかる摺動子を構成す
る摺動子本体を示す斜視図である。
【図4】この発明の他の実施例にかかる摺動子を構成す
る摺動子本体を示す斜視図である。
【図5】従来の摺動子を構成する摺動子本体を示す斜視
図である。
【図6】従来の摺動子を示す断面図である。
【符号の説明】
1 板材 2 湾曲部 3 接点部 4 摺動子本体 5 プレート部 6 支持体 7 摺動子取付凹部 8 切欠き 8a,8b 穴 9 摺動子取付凹部の底面に形成された凹

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 抵抗体や導電体と接触し、その表面上を
    摺動する摺動子において、摺動子本体を構成する板材の
    少なくとも一部を湾曲または曲折させ、該湾曲部または
    曲折部の先端側に抵抗体や導電体と接触する接点部を設
    けるとともに、該湾曲部または曲折部の基端側のプレー
    ト部に穴または切欠きを形成してなる摺動子本体を具備
    することを特徴とする摺動子。
  2. 【請求項2】 前記摺動子本体のプレート部を支持する
    支持体の、前記摺動子本体のプレート部の主面と対向す
    る部分の少なくとも一部に凹部を形成し、プレート部を
    湾曲可能に支持したことを特徴とする請求項1記載の摺
    動子。
JP3483193A 1993-01-29 1993-01-29 摺動子 Withdrawn JPH06231901A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010045242A (ja) * 2008-08-14 2010-02-25 Alps Electric Co Ltd スライド操作型可変抵抗器

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010045242A (ja) * 2008-08-14 2010-02-25 Alps Electric Co Ltd スライド操作型可変抵抗器
JP4713616B2 (ja) * 2008-08-14 2011-06-29 アルプス電気株式会社 スライド操作型可変抵抗器

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