JP2001178032A - 磁石固定用のスプリング - Google Patents

磁石固定用のスプリング

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JP2001178032A
JP2001178032A JP36354399A JP36354399A JP2001178032A JP 2001178032 A JP2001178032 A JP 2001178032A JP 36354399 A JP36354399 A JP 36354399A JP 36354399 A JP36354399 A JP 36354399A JP 2001178032 A JP2001178032 A JP 2001178032A
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JP
Japan
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spring
magnet
magnets
circumferential side
contact
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Application number
JP36354399A
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English (en)
Inventor
Terumitsu Takahashi
輝充 高橋
Toshiaki Yamada
敏昭 山田
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Asmo Co Ltd
Original Assignee
Asmo Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、ヨークに磁石を弾圧固定する安価な
U字状のスプリングを提供することを目的とした。 【解決手段】スプリング10は、挟まれる一方の磁石2
0、22に係る円周方向側部20aまたは22aと当接
する真っ直に形成された真直部12と、挟まれる他方の
前記磁石20、22に係る前記円周方向側部20bまた
は22bの軸方向中央部に向けて突出して当接する前記
頂部14aを有すくの字状の曲折部14と、を備えた、
1本のばね線材から一体に形成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、永久磁石界磁モー
タに用いられる略円筒状のヨークの内周面に配置される
弧状のセグメント型磁石を、該ヨークの内周面に弾圧固
定するスプリングに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、略円筒状のヨークの内周面に配
置される弧状のセグメント型磁石を、該ヨークの内周面
に固定するには、該磁石をヨークに接着する方法が用い
られる。しかしながら、この接着固定方法は、接着剤の
塗布、乾燥など、多くの工程を要し、最近のモータのコ
スト低減要請に応えることができない。
【0003】このため、一部のモータでは、接着固定方
法に代わるものとして、ばね線材から形成されるもので
あって前記磁石に係る円周方向側部と当接する真っ直に
形成された真直部を左右に有すU字状のスプリングが用
いられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記ス
プリングを用いる場合には、前記磁石の間の寸法と前記
真直部間の寸法が同一でないと、前記真直部は前記磁石
の円周方向側部と全面で当接せずに点当接し、しかも前
記磁石の軸方向の中心部ではなく下端または上端位置に
当接することになる。従って、前記磁石及び前記スプリ
ングを精度良く製作する必要があり、モータのコスト低
減要請に充分応えることができない。
【0005】そこで、本発明は、前記ヨークに前記磁石
を弾圧固定する安価なU字状のスプリングを提供するこ
とを目的とした。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、永久磁石界磁モータにおいて弧状のセグメント型磁
石の間に挟まれるよう配置され略円筒状のヨークの内周
面に該磁石を弾圧固定するスプリングであって、挟まれ
る一方の磁石に係る円周方向側部と当接する真っ直に形
成された真直部と、挟まれる他方の磁石に係る円周方向
側部の軸方向中央部に向けて突出して当接する頂部を有
すくの字状の曲折部と、を一体に備えることを要旨とす
る。
【0007】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
のスプリングにおいて、前記スプリングは、1本の線材
から形成されていることを要旨とする。
【0008】請求項3に記載の発明は、請求項1及び2
に記載のスプリングにおいて、前記スプリングには、前
記磁石の軸方向端部位置から該磁石側であって円周方向
に曲折してなるスットパー部が延伸形成されていること
を要旨とする。
【0009】
【作用】請求項1に記載の発明によれば、前記スプリン
グは、挟まれる一方の磁石に係る円周方向側部と当接す
る真っ直に形成された真直部と、挟まれる他方の磁石に
係る円周方向側部の軸方向中央部に向けて突出して当接
する頂部を有すくの字状の曲折部と、を一体に備えてい
る。従って、該スプリングは、前記真直部が前記磁石に
係る前記円周方向側部と全面で当接する状態において
も、前記頂部は前記磁石に係る前記円周方向側部の軸方
向中央部に向けて突出しているので、前記磁石の間の寸
法に多少の変動があろうとも、前記頂部は前記円周方向
側部の軸方向中央部の近傍に当接する。このため、前記
磁石は、その両側の前記円周方向側部において軸方向中
心位置で前記スプリングにより適切に弾圧固定され、前
記磁石及び前記スプリングを高精度に製作する必要はな
い。また、前記磁石は、少なくとも一つの前記円周方向
側部においては全面で前記スプリングと当接するので、
軸方向に対し傾斜して固定されることもない。
【0010】請求項2に記載の発明によれば、前記スプ
リングは、1本の線材から形成されている。従って、材
料が安価であるとともに、線材の曲げのみで製作できる
ので、加工の面からもコストの低減が可能となる。
【0011】請求項3に記載の発明によれば、前記スプ
リングには、前記磁石の軸方向端部位置から該磁石側で
あって円周方向に曲折してなるスットパー部が延伸形成
されている。従って、前記磁石の軸方向における万一の
脱落を阻止できる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具現化した実施の
形態を図1及び図2に従って説明する。本発明のスプリ
ング10は、後述する磁石20、22をヨーク30の内
周面32に弾圧固定した状態図を表す図1及び図1のA
―A断面図である図2の如く、弧状であって円周方向側
部20a、20b、22a、22bが平坦であるセグメ
ント型磁石20、22の間に挟まれるよう配置され、前
記磁石20、22を前記円周方向側部20a、20b、
22a、22bに弾圧当接して前記ヨーク30の内周面
32に弾圧固定するものである。
【0013】詳しくは、前記スプリング10は、挟まれ
る一方の前記磁石20、22に係る前記円周方向側部2
0aまたは22aと当接する真っ直に形成された真直部
12と、挟まれる他方の前記磁石20、22に係る円周
方向側部20bまたは22bの軸方向中央部に向けて突
出して当接する頂部14aを有すくの字状の曲折部14
と、を備えた、ステンレス製の1本のばね線材から曲げ
加工により一体に形成されたものである。
【0014】尚、前記スプリング10は、部品単体状態
においては、図2に示す開角度θより大きく設定されて
おり、前記磁石20,22の間への装着により開角度θ
に狭めることで、前記磁石を弾圧固定する。
【0015】上述した本願実施例の構成によれば、前記
スプリング10は、挟まれる一方の前記磁石20、22
に係る前記円周方向側部20aまたは22aと当接する
真っ直に形成された真直部12と、挟まれる他方の前記
磁石20、22に係る円周方向側部20bまたは22b
の軸方向中央部に向けて突出して当接する頂部14aを
有すくの字状の曲折部14と、を一体に備えている。従
って、該スプリング10は、前記真直部12が前記磁石
20、22に係る前記円周方向側部20aまたは22a
と全面で当接する状態においても、前記頂部14aは前
記磁石20,22に係る前記円周方向側部20bまたは
22bの軸方向中央部に向けて突出しているので、前記
磁石20,22の間の寸法に多少の変動があろうとも、
前記頂部14aは前記円周方向側部20bまたは22b
の軸方向中央部の近傍に当接する。このため、前記磁石
20,22は、その両側の前記円周方向側部20a、2
0b、22a、22bにおいて軸方向中心で前記スプリ
ング10により適切に弾圧固定され、前記磁石20、2
2及び前記スプリング10を高精度に製作する必要はな
い。また、前記磁石20,22は、少なくとも一つの前
記円周方向側部20aまたは22aにおいては全面で前
記スプリング10と当接するので、軸方向に対し傾斜し
て固定されることもない。
【0016】また、前記スプリング10は、1本の線材
から形成されているので、材料が安価であるとともに、
線材の曲げのみで製作でき、加工の面からもコストの低
減が可能となる
【0017】また、上記実施例に対し、図2と同一方向
から視る図3に示す如く、前記スプリング10の前記真
直部12の先端において、前記磁石20,22の軸方向
端部20c、22c位置から前記磁石20,22側であ
って円周方向に曲折してなるスットパー部16を延伸形
成させてもよい。これより、前記磁石20,22の軸方
向における万一の脱落を阻止できる。尚、本ストッパー
16は、前記曲折部14に設けても同様の効果を得る。
【0018】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
前記スプリング10は、前記真直部12が前記磁石2
0、22に係る前記円周方向側部20aまたは22aと
全面で当接する状態においても、前記頂部14aは前記
磁石20,22に係る前記円周方向側部20bまたは2
2bの軸方向中央部に向けて突出しているので、前記磁
石20,22の間の寸法に多少の変動があろうとも、前
記頂部14aは前記円周方向側部20bまたは22bの
軸方向中央部の近傍に当接する。このため、前記磁石2
0,22は、その両側の前記円周方向側部20a、20
b、22a、22bにおいて軸方向中心で前記スプリン
グ10により適切に弾圧固定され、前記磁石20、22
及び前記スプリング10を高精度に製作する必要はな
い。また、前記スプリング10は、1本の線材から形成
されているので、材料が安価であるとともに、線材の曲
げのみで製作でき、加工の面からもコストの低減が可能
となる。さらに、前記スプリング10の前記真直部12
の先端に前記スットパー部16を延伸形成させたので、
前記磁石20,22の軸方向における万一の脱落を阻止
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明であるスプリングによって磁石を固定し
た状態を表す図。
【図2】図1のA―A断面図。
【図3】本発明の別例に係るスプリングの概要図。
【符号の説明】
10… スプリング、12… 真直部、14… 曲折部、
14a…頂部、16… ストッパー、20、22… 磁
石、20a、20b、22a、22b… 円周方向側
部、20c、22c… 軸方向端部、30… ヨーク、3
2… 内周面、θ… 開角度

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 永久磁石界磁モータにおいて弧状のセグ
    メント型磁石の間に挟まれるよう配置され略円筒状のヨ
    ークの内周面に該磁石を弾圧固定するスプリングであっ
    て、挟まれる一方の磁石に係る円周方向側部と当接する
    真っ直に形成された真直部と、挟まれる他方の磁石に係
    る円周方向側部の軸方向中央部に向けて突出して当接す
    る頂部を有すくの字状の曲折部と、を一体に備えること
    を特徴とするスプリング。
  2. 【請求項2】 前記スプリングは、1本の線材から形成
    されていることを特徴とする請求項1に記載のスプリン
    グ。
  3. 【請求項3】 前記スプリングには、前記磁石の軸方向
    端部位置から該磁石側であって円周方向に曲折してなる
    スットパー部が延伸形成されていることを特徴とする請
    求項1及び2に記載のスプリング。
JP36354399A 1999-12-22 1999-12-22 磁石固定用のスプリング Pending JP2001178032A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009239997A (ja) * 2008-03-26 2009-10-15 Mitsuba Corp 電動モータ
JP2010288376A (ja) * 2009-06-11 2010-12-24 Kokusan Denki Co Ltd モータ及びモータの磁石固定用バネ
JP2013183556A (ja) * 2012-03-02 2013-09-12 Kitashiba Electric Co Ltd 磁石固定ばね

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JP2009239997A (ja) * 2008-03-26 2009-10-15 Mitsuba Corp 電動モータ
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