JP2002293192A - スライドリッドの支持構造 - Google Patents
スライドリッドの支持構造Info
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- JP2002293192A JP2002293192A JP2001101056A JP2001101056A JP2002293192A JP 2002293192 A JP2002293192 A JP 2002293192A JP 2001101056 A JP2001101056 A JP 2001101056A JP 2001101056 A JP2001101056 A JP 2001101056A JP 2002293192 A JP2002293192 A JP 2002293192A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 好みの摺動力を得ることができ、かつコスト
を抑えることができるリッドの支持構造を得る。 【解決手段】 スライドリッドの支持構造1は、コンソ
ールボックス2側に設けられたレール3にリッド5の脚
部6a,6bが差込まれるとともに脚部6a,6bにク
リップ10が取付けられ、前記クリップ10の凸形に湾
曲した弾発片11から延びたばね力伝達部12を介し
て、該弾発片11を前記クリップ10に取付けられた平
坦な板ばね20でレール3のスライド面4に押付けなが
ら、該レール3に沿って前記クリップ10をスライドさ
せる。
を抑えることができるリッドの支持構造を得る。 【解決手段】 スライドリッドの支持構造1は、コンソ
ールボックス2側に設けられたレール3にリッド5の脚
部6a,6bが差込まれるとともに脚部6a,6bにク
リップ10が取付けられ、前記クリップ10の凸形に湾
曲した弾発片11から延びたばね力伝達部12を介し
て、該弾発片11を前記クリップ10に取付けられた平
坦な板ばね20でレール3のスライド面4に押付けなが
ら、該レール3に沿って前記クリップ10をスライドさ
せる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はリッドの支持構造に
関し、更に詳しくは板ばねが内装されたクリップによっ
て、前記クリップが取着されたスライドリッドを固定体
側に設けられたレールとの間に位置付けるためのスライ
ドリッドの支持構造に関する。
関し、更に詳しくは板ばねが内装されたクリップによっ
て、前記クリップが取着されたスライドリッドを固定体
側に設けられたレールとの間に位置付けるためのスライ
ドリッドの支持構造に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車などの運転席に備えられたコンソ
ールボックスにはリッドがスライド自在に取付けられ、
リッドをスライドさせることによりコンソールボックス
が開閉される。このリッドをコンソールボックスに摺動
自在に取付ける支持構造の一例として、例えば実公平8
−5068号公報が知られている。
ールボックスにはリッドがスライド自在に取付けられ、
リッドをスライドさせることによりコンソールボックス
が開閉される。このリッドをコンソールボックスに摺動
自在に取付ける支持構造の一例として、例えば実公平8
−5068号公報が知られている。
【0003】この公報に示される支持構造は、コンソー
ルボックスのレールにサポート部材を介してリッドが取
付けられ、サポート部材にスプリング部材が組付けられ
ることにより、スプリング部材の弾性力でサポート部材
の弾発片をレールのスライド面に押し付ける。これによ
り、リッドをレールに沿ってスライドさせる際に生ずる
ガタ付きを防ぐことができる。
ルボックスのレールにサポート部材を介してリッドが取
付けられ、サポート部材にスプリング部材が組付けられ
ることにより、スプリング部材の弾性力でサポート部材
の弾発片をレールのスライド面に押し付ける。これによ
り、リッドをレールに沿ってスライドさせる際に生ずる
ガタ付きを防ぐことができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記公報のス
プリング部材は、板ばねの両端及び中央部分を湾曲させ
て所定の形状に形成しているので、板ばねを折曲げる際
の製造誤差などでスプリング部材の形状にある程度のバ
ラツキが生じ易い。よって、スプリング部材の弾性力に
もバラツキが生じ、所定のかつ均一のリッドの摺動抵抗
を確保することができない。加えて、スプリング部材は
板ばねを折曲げて形成するので、板ばねを折曲げる工程
が必要になり、スプリング部材のコストが嵩むという問
題がある。
プリング部材は、板ばねの両端及び中央部分を湾曲させ
て所定の形状に形成しているので、板ばねを折曲げる際
の製造誤差などでスプリング部材の形状にある程度のバ
ラツキが生じ易い。よって、スプリング部材の弾性力に
もバラツキが生じ、所定のかつ均一のリッドの摺動抵抗
を確保することができない。加えて、スプリング部材は
板ばねを折曲げて形成するので、板ばねを折曲げる工程
が必要になり、スプリング部材のコストが嵩むという問
題がある。
【0005】本発明は上記事情に鑑みなされたもので、
簡単な構成でかつ好みの摺動力に容易に設定することが
でき、更に、品質も一定でかつ低い製造コストに抑える
ことができるスライドリッドの支持構造を得ることを目
的とするものである。
簡単な構成でかつ好みの摺動力に容易に設定することが
でき、更に、品質も一定でかつ低い製造コストに抑える
ことができるスライドリッドの支持構造を得ることを目
的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載された本発明に係るスライドリッド
の支持構造は、前記板ばねが、平坦であり、前記クリッ
プの板ばねと対向する部分に撓み可能な弾発片が設けら
れており、前記板ばねと前記弾発片との間にばね力伝達
部を介在させたことを特徴としている。
に、請求項1に記載された本発明に係るスライドリッド
の支持構造は、前記板ばねが、平坦であり、前記クリッ
プの板ばねと対向する部分に撓み可能な弾発片が設けら
れており、前記板ばねと前記弾発片との間にばね力伝達
部を介在させたことを特徴としている。
【0007】かかる請求項1に記載された構成は、平坦
な鋼板を所望の形状及び寸法に打抜いただけの板ばねを
使用することが出来るので、従来技術に見られるような
ばね板の曲げ加工の必要が無く、それゆえ均一な弾発力
が得られる。その上、摺動力の設定に関しては、単に板
厚や幅を適宜選択するのみで良い。
な鋼板を所望の形状及び寸法に打抜いただけの板ばねを
使用することが出来るので、従来技術に見られるような
ばね板の曲げ加工の必要が無く、それゆえ均一な弾発力
が得られる。その上、摺動力の設定に関しては、単に板
厚や幅を適宜選択するのみで良い。
【0008】請求項2に記載された本発明に係るスライ
ドリッドの支持構造は、前記板ばねの長手方向両端部に
おいて、その横幅方向への抜け止めを防止するための係
止手段が設けられていることを特徴とする。かかる構成
によって、板ばね端部の横方向への移動が阻止されるの
で、例えば、横幅寸法の異なる板ばねを使用してもクリ
ップから脱落することが防止される。
ドリッドの支持構造は、前記板ばねの長手方向両端部に
おいて、その横幅方向への抜け止めを防止するための係
止手段が設けられていることを特徴とする。かかる構成
によって、板ばね端部の横方向への移動が阻止されるの
で、例えば、横幅寸法の異なる板ばねを使用してもクリ
ップから脱落することが防止される。
【0009】請求項3に記載された本発明に係るスライ
ドリッドの支持構造は、前記板ばねの長手方向両端部を
静定梁として支持するための橋脚部が設けられておりか
つ該両端部の上方に該両端部を枢動可能とするためのス
ペースが形成されていることを特徴としている。かかる
構成により、板ばね両端部が完全に開放されているの
で、クリップ内で自由に撓むことが出来かつ板ばねへの
過負荷がかからないので、ばね寿命を長く維持すること
ができる。
ドリッドの支持構造は、前記板ばねの長手方向両端部を
静定梁として支持するための橋脚部が設けられておりか
つ該両端部の上方に該両端部を枢動可能とするためのス
ペースが形成されていることを特徴としている。かかる
構成により、板ばね両端部が完全に開放されているの
で、クリップ内で自由に撓むことが出来かつ板ばねへの
過負荷がかからないので、ばね寿命を長く維持すること
ができる。
【0010】請求項4に記載された本発明に係るスライ
ドリッドの支持構造は、前記弾発片が乗り越え可能な突
起が、前記板ばねとは反対側の面に対向する前記レール
のスライド面に備えていることを特徴としている。かか
る構成により、この突起にクリップが到達した際に、突
起は弾発片をクリップ側に押圧し、ばね力伝達部を介し
て板ばねがレール側に弾性的に徐々に凹まされることに
より、クリップは突起を乗り越える。この乗り越え動作
は、スライドリッドが固定体の規制位置にまで近付きか
つ到達したことを、操作者の手に僅かな振動、所謂「ク
リック感」を与えることで感知せしめる。
ドリッドの支持構造は、前記弾発片が乗り越え可能な突
起が、前記板ばねとは反対側の面に対向する前記レール
のスライド面に備えていることを特徴としている。かか
る構成により、この突起にクリップが到達した際に、突
起は弾発片をクリップ側に押圧し、ばね力伝達部を介し
て板ばねがレール側に弾性的に徐々に凹まされることに
より、クリップは突起を乗り越える。この乗り越え動作
は、スライドリッドが固定体の規制位置にまで近付きか
つ到達したことを、操作者の手に僅かな振動、所謂「ク
リック感」を与えることで感知せしめる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るスライドリッ
ドの支持構造の好適な実施の形態を図面に基づいて詳説
する。図1〜図6は本発明の一実施の形態によるリッド
の支持構造を示し、図1はリッドの支持構造を示す分解
斜視図、図2はリッドの支持構造を示す断面図、図3は
リッドの支持構造を示す正面図、図4は図3のA−A線
断面、図5は図3のB−B線断面、図6は図3のC−C
線断面である。
ドの支持構造の好適な実施の形態を図面に基づいて詳説
する。図1〜図6は本発明の一実施の形態によるリッド
の支持構造を示し、図1はリッドの支持構造を示す分解
斜視図、図2はリッドの支持構造を示す断面図、図3は
リッドの支持構造を示す正面図、図4は図3のA−A線
断面、図5は図3のB−B線断面、図6は図3のC−C
線断面である。
【0012】本発明に係るリッドの支持構造1は、図1
に示すように、固定体であるコンソールボックス2側に
設けられたレール3に、スライドリッド5の脚部6が差
込まれるとともに脚部6にクリップ10が取付けられ、
このクリップ10に形成された弾性変形可能な凸形湾曲
状の弾発片11を、クリップ10に取付けられた板ばね
20でレール3のスライド面4に押付けながらレール3
に沿ってクリップ10をスライドさせることによりリッ
ド5を摺動可能に支持する構造である。
に示すように、固定体であるコンソールボックス2側に
設けられたレール3に、スライドリッド5の脚部6が差
込まれるとともに脚部6にクリップ10が取付けられ、
このクリップ10に形成された弾性変形可能な凸形湾曲
状の弾発片11を、クリップ10に取付けられた板ばね
20でレール3のスライド面4に押付けながらレール3
に沿ってクリップ10をスライドさせることによりリッ
ド5を摺動可能に支持する構造である。
【0013】このリッドの支持構造1は、板ばね20を
平坦にし、この板ばね20に対向する凸状弾発片11か
ら平坦な板ばね20に向けてばね力伝達部12(図5も
参照)を延ばし、このばね力伝達部12の端部12a
(図3も参照)が板ばね20に接触している。
平坦にし、この板ばね20に対向する凸状弾発片11か
ら平坦な板ばね20に向けてばね力伝達部12(図5も
参照)を延ばし、このばね力伝達部12の端部12a
(図3も参照)が板ばね20に接触している。
【0014】リッド5の脚部6a,6bは矢印のように
クリップ10の両端の差込口13a,13b(図3、図
6も参照)に差込まれ、脚部6に形成された係止凹所1
9a,19bが差込口13a,13bに形成された爪1
4a,14b(図6も参照)に嵌合することにより、図
2に示すようにリッド5の脚部6にクリップ10が係止
される。なお、図2に示すように、一般に自動車のコン
ソールボックス2にはスライドリッド5が上下2段に取
付けられている。上下のスライドリッド2及びクリップ
10は同じ構成である。
クリップ10の両端の差込口13a,13b(図3、図
6も参照)に差込まれ、脚部6に形成された係止凹所1
9a,19bが差込口13a,13bに形成された爪1
4a,14b(図6も参照)に嵌合することにより、図
2に示すようにリッド5の脚部6にクリップ10が係止
される。なお、図2に示すように、一般に自動車のコン
ソールボックス2にはスライドリッド5が上下2段に取
付けられている。上下のスライドリッド2及びクリップ
10は同じ構成である。
【0015】板ばね20の両端部を横断方向に線接触す
る橋脚部7で支持して静定梁を形成するように成した平
坦な板ばね20を適用することで、荷重に対する板ばね
20の撓み(すなわち、ばね力)を、板ばね20の板厚
tや幅w(図1参照)を変えるだけで容易に調整するこ
とができる。従って、板ばね20の板厚tや幅wを変え
るだけで好みの摺動力を得ることができる。また、板ば
ね20を平坦にすることで、板ばね20の加工を簡単に
することができる。このため、板ばね20のコストを抑
えることができる。
る橋脚部7で支持して静定梁を形成するように成した平
坦な板ばね20を適用することで、荷重に対する板ばね
20の撓み(すなわち、ばね力)を、板ばね20の板厚
tや幅w(図1参照)を変えるだけで容易に調整するこ
とができる。従って、板ばね20の板厚tや幅wを変え
るだけで好みの摺動力を得ることができる。また、板ば
ね20を平坦にすることで、板ばね20の加工を簡単に
することができる。このため、板ばね20のコストを抑
えることができる。
【0016】図1に示すようにクリップ10は、全体が
略矩形状に形成され、平坦な板ばね20が矢印方向より
挿入して収納部15に収納される。そして、図3に示す
ように収納部15の両端、すなわち平坦な板ばね20の
両端に相当し、板ばね挿入方向の手前側に位置する部位
に、板ばね20が収納部15から抜けることを防ぐ抜止
め用の爪16a,16b(図4も参照)が備えられてい
る。クリップ10に抜止め用の爪16a,16bを備え
たことで、板ばね20がクリップ10から抜けることを
防ぐことができる。
略矩形状に形成され、平坦な板ばね20が矢印方向より
挿入して収納部15に収納される。そして、図3に示す
ように収納部15の両端、すなわち平坦な板ばね20の
両端に相当し、板ばね挿入方向の手前側に位置する部位
に、板ばね20が収納部15から抜けることを防ぐ抜止
め用の爪16a,16b(図4も参照)が備えられてい
る。クリップ10に抜止め用の爪16a,16bを備え
たことで、板ばね20がクリップ10から抜けることを
防ぐことができる。
【0017】また、図3に示すようにクリップ10は、
平坦な板ばね20の両端に相当する部位に、板ばね20
の両端を橋脚部7を介して支持する支持部17a,17
b(図4も参照)を備えるとともに、板ばね20の中央
部が弾性変形した際に板ばね20の両端の変位を許容す
るスペース18a,18bが備えられている。
平坦な板ばね20の両端に相当する部位に、板ばね20
の両端を橋脚部7を介して支持する支持部17a,17
b(図4も参照)を備えるとともに、板ばね20の中央
部が弾性変形した際に板ばね20の両端の変位を許容す
るスペース18a,18bが備えられている。
【0018】クリップ10に板ばね20の両端の変位を
許容するスペース18a,18bを備えたことで、板ば
ね20を容易に撓ませることができる。このため、板ば
ね20がクリップ10に干渉して過負荷がかかることを
防ぐことができる。従って、板ばね20の寿命を長くす
ることができる。
許容するスペース18a,18bを備えたことで、板ば
ね20を容易に撓ませることができる。このため、板ば
ね20がクリップ10に干渉して過負荷がかかることを
防ぐことができる。従って、板ばね20の寿命を長くす
ることができる。
【0019】さらに、クリップ10には図1及び図4に
示すように、弾発片11の上部の背面側にクリップ長手
方向に沿ってスリット19が部分的に形成されることに
より、弾発片11の両端のみがクリップ10に連結さ
れ、弾発片11を効率よく弾性変形させることができ
る。
示すように、弾発片11の上部の背面側にクリップ長手
方向に沿ってスリット19が部分的に形成されることに
より、弾発片11の両端のみがクリップ10に連結さ
れ、弾発片11を効率よく弾性変形させることができ
る。
【0020】加えて、クリップ10は、図3、図4及び
図6に示すように底面10aがクリップ10の長手方向
に湾曲状に形成されるとともに、長手方向に直交する幅
方向も湾曲状に形成されている。さらに、クリップ10
は、図1、図4、図5及び図6に示すように背面10b
がクリップ10の長手方向に湾曲状に形成されるととも
に、長手方向に直交する上下方向も湾曲状に形成されて
いる。
図6に示すように底面10aがクリップ10の長手方向
に湾曲状に形成されるとともに、長手方向に直交する幅
方向も湾曲状に形成されている。さらに、クリップ10
は、図1、図4、図5及び図6に示すように背面10b
がクリップ10の長手方向に湾曲状に形成されるととも
に、長手方向に直交する上下方向も湾曲状に形成されて
いる。
【0021】よって、図2に示すようにクリップ10の
弾発片11、底面10a及び背面10bをレール3に接
触させることにより、クリップ10をレール3に沿って
スムーズにスライドさせることができる。この際に、板
ばね20のばね力でクリップ10の弾発片11をレール
3のスライド面4に押し付けることができるので、リッ
ド5のガタ付きを防ぐことができる。
弾発片11、底面10a及び背面10bをレール3に接
触させることにより、クリップ10をレール3に沿って
スムーズにスライドさせることができる。この際に、板
ばね20のばね力でクリップ10の弾発片11をレール
3のスライド面4に押し付けることができるので、リッ
ド5のガタ付きを防ぐことができる。
【0022】次に、リッドの支持構造1の作用を図7及
び図8に基づいて説明する。先ず、図1に示すようにコ
ンソールボックス2のレール3に沿ってリッド5をスラ
イドさせることにより、レール3のスライド面4に弾発
片11が僅かに押圧した状態で、クリップ10がレール
3に沿って矢印の方向に摺動する。そして、レール3の
スライド面4に備えられた突起4aにクリップ10が到
達する。
び図8に基づいて説明する。先ず、図1に示すようにコ
ンソールボックス2のレール3に沿ってリッド5をスラ
イドさせることにより、レール3のスライド面4に弾発
片11が僅かに押圧した状態で、クリップ10がレール
3に沿って矢印の方向に摺動する。そして、レール3の
スライド面4に備えられた突起4aにクリップ10が到
達する。
【0023】そして、図8に示すようにクリップ10を
矢印のようにスライドさせることにより、弾発片11が
固定体2に対するスライドリッドの摺動規制位置を現す
突起4aにより板ばね20のばね力に抗してクリップ1
0側に凹まされる。この状態で、クリップ10が突起4
aを乗り越えることができる。このように、クリップ1
0は、突起4aを通過する際に、弾発片11を弾性変形
させることで突起4aを通過する。通過後に、弾発片1
1が板ばね20のばね力で図7に示す状態に復元するこ
とにより、いわゆるクリック感を得ることができる。こ
のため、操作者は突起4aを乗り越えたことを自身の手
を介して確実に感知することができる。また、リッド5
がコンソールボックス2の閉鎖位置及び開放位置に、突
起4aが形成されることにより、リッド5の不用意なス
ライドを阻止してコンソールボックス2を閉鎖状態及び
開放状態に維持することができる。
矢印のようにスライドさせることにより、弾発片11が
固定体2に対するスライドリッドの摺動規制位置を現す
突起4aにより板ばね20のばね力に抗してクリップ1
0側に凹まされる。この状態で、クリップ10が突起4
aを乗り越えることができる。このように、クリップ1
0は、突起4aを通過する際に、弾発片11を弾性変形
させることで突起4aを通過する。通過後に、弾発片1
1が板ばね20のばね力で図7に示す状態に復元するこ
とにより、いわゆるクリック感を得ることができる。こ
のため、操作者は突起4aを乗り越えたことを自身の手
を介して確実に感知することができる。また、リッド5
がコンソールボックス2の閉鎖位置及び開放位置に、突
起4aが形成されることにより、リッド5の不用意なス
ライドを阻止してコンソールボックス2を閉鎖状態及び
開放状態に維持することができる。
【0024】また、弾発片11がクリップ10側に凹ま
される際に、板ばね20はばね力伝達部12の端部12
aで押されて弾性変形する。板ばね20の弾性変形で板
ばね20の両端が、図7に示すよう変位するが、クリッ
プ10の両端にスペース18a,18bを備えたこと
で、板ばね20がクリップ10に干渉することを防ぐこ
とができる。
される際に、板ばね20はばね力伝達部12の端部12
aで押されて弾性変形する。板ばね20の弾性変形で板
ばね20の両端が、図7に示すよう変位するが、クリッ
プ10の両端にスペース18a,18bを備えたこと
で、板ばね20がクリップ10に干渉することを防ぐこ
とができる。
【0025】なお、上記の実施の形態では、固定体2を
コンソールボックス、リッド5をリッドとして説明した
が、これに限らないで、固定体やリッドをその他の部材
に適用することも可能である。
コンソールボックス、リッド5をリッドとして説明した
が、これに限らないで、固定体やリッドをその他の部材
に適用することも可能である。
【0026】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によるリッド
の支持構造は、板ばねが内装されたクリップによって、
前記クリップが取着されたスライドリッドを固定体側に
設けられたレールとの間に位置付けるためのスライドリ
ッドの支持構造において、前記板ばねが、平坦であり、
前記クリップの板ばねと対向する部分に撓み可能な弾発
片が設けられており、前記板ばねと前記弾発片との間に
ばね力伝達部を介在させた構成としたので、簡単な構成
でかつ好みの摺動力に容易に設定することができ、更
に、品質も一定でかつ低い製造コストに抑えることがで
きる。
の支持構造は、板ばねが内装されたクリップによって、
前記クリップが取着されたスライドリッドを固定体側に
設けられたレールとの間に位置付けるためのスライドリ
ッドの支持構造において、前記板ばねが、平坦であり、
前記クリップの板ばねと対向する部分に撓み可能な弾発
片が設けられており、前記板ばねと前記弾発片との間に
ばね力伝達部を介在させた構成としたので、簡単な構成
でかつ好みの摺動力に容易に設定することができ、更
に、品質も一定でかつ低い製造コストに抑えることがで
きる。
【図1】本発明に係るリッドの支持構造を示す分解斜視
図である。
図である。
【図2】本発明に係るリッドの支持構造を示す断面図で
ある。
ある。
【図3】本発明に係るリッドの支持構造を示す正面図で
ある。
ある。
【図4】図3のA−A線断面である。
【図5】図3のB−B線断面である。
【図6】図3のC−C線断面である。
【図7】本発明に係るリッドの支持構造の作用を示す説
明図である。
明図である。
【図8】本発明に係るリッドの支持構造の作用を示す説
明図である。
明図である。
1 リッドの支持構造 2 コンソールボックス(固定体) 3 レール 4 スライド面 4a 突起 5 リッド(リッド) 6 脚部 7 橋脚部 10 クリップ 11 弾発片 12 ばね力伝達部 12a ばね力伝達部の端部 16a,16b 抜止め用の爪 17a,17b 支持部 18a,18b スペース 19a,19b 係止凹所 20 板ばね
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3B060 NA01 NA05 ND06 3D022 CA07 CB01 CC19 CD19 3E084 AA14 AB10 BA02 CA03 DA03 FA09 FD20 GA10 GB30
Claims (4)
- 【請求項1】 板ばねが内装されたクリップによって、
前記クリップが取着されたスライドリッドを固定体側に
設けられたレールとの間に位置付けるためのスライドリ
ッドの支持構造において、 前記板ばねが、平坦であり、 前記クリップの板ばねと対向する部分に撓み可能な弾発
片が設けられており、 前記板ばねと前記弾発片との間にばね力伝達部を介在さ
せたことを特徴とするスライドリッドの支持構造。 - 【請求項2】 前記板ばねの長手方向両端部において、
その横幅方向への抜け止めを防止するための係止手段が
設けられていることを特徴とする請求項1記載のスライ
ドリッドの支持構造。 - 【請求項3】 前記板ばねの長手方向両端部を静定梁と
して支持するための橋脚部が設けられておりかつ該両端
部の上方に該両端部を枢動可能とするためのスペースが
形成されていることを特徴とする請求項1記載のリッド
の支持構造。 - 【請求項4】 前記弾発片が乗り越え可能な突起が、前
記板ばねとは反対側の面に対向する前記レールのスライ
ド面に備えていることを特徴とする請求項1記載のリッ
ドの支持構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001101056A JP2002293192A (ja) | 2001-03-30 | 2001-03-30 | スライドリッドの支持構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2001101056A JP2002293192A (ja) | 2001-03-30 | 2001-03-30 | スライドリッドの支持構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2002293192A true JP2002293192A (ja) | 2002-10-09 |
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ID=18954428
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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2001
- 2001-03-30 JP JP2001101056A patent/JP2002293192A/ja active Pending
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