JPH0623123U - 多層フラットケーブル - Google Patents

多層フラットケーブル

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JPH0623123U
JPH0623123U JP6635492U JP6635492U JPH0623123U JP H0623123 U JPH0623123 U JP H0623123U JP 6635492 U JP6635492 U JP 6635492U JP 6635492 U JP6635492 U JP 6635492U JP H0623123 U JPH0623123 U JP H0623123U
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JP
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flat cable
flat
flat cables
laminated
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JP6635492U
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千尋 中川
孝夫 杉田
寿一 西山
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Mitsubishi Cable Industries Ltd
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Mitsubishi Cable Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 多層フラットケーブルの組み立て状態の確認
を容易にする。 【構成】 導体部13の両面が絶縁部12により被覆さ
れたフラットケーブル11a、11b、11c、11d
に、それらが積層された後に相互に重なり合わない絶縁
部12に部番14及び識別子15を有する突片部16
a、16b、16c、16dを形成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、例えば各種電気機器の配線等に用いられ、特に複数枚を積層して使 用する多層フラットケーブルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、フラットケーブルはその複数枚を積層した状態で使用される場合が多い 。個々のフラットケーブルを何層かに積層する場合は、各層を個々に確認しなが ら積層し、その全周をクリップ状のもので挟むとか、各層間に接着テープ等を介 在させて接着するとか、或いは固定用スペースを設けてビス等により固定したり している。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、個々のフラットケーブルを積層した後は、最上層又は最下層の フラットケーブルの識別等の確認はできるが、中間層のフラットケーブルの確認 は殆ど不可能であり、積層されたフラットケーブルが正しく組合わされているか 否かの確認も困難になっている。
【0004】 本考案の目的は、上述の問題点を解消し、積層されたフラットケーブルの各層 の識別を簡便な手段により、容易かつ迅速に行うことができる多層フラットケー ブルを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するための本考案に係る多層フラットケーブルは、フラット ケーブルを積層した多層フラットケーブルにおいて、前記フラットケーブルを積 層した場合に相互に重なり合わないように各層ごとに識別部を形成したことを特 徴とするものである。
【0006】
【作用】
上述の構成を有する多層フラットケーブルは、フラットケーブルを積層しても 相互に重なり合うことのない識別部を形成しているので、フラットケーブルを積 層した場合に、各識別部は相互に重なり合うことなく確認することができる。
【0007】
【実施例】
本考案を図示の実施例に基づいて詳細に説明する。 図1は第1の実施例のフラットケーブルの分解斜視図、図2はその組立斜視図 であり、各フラットケーブル11a、11b、11c、11dは絶縁部12によ り導体部13の両面から積層被覆されている。絶縁部12の一側縁には各層を識 別し、組合わせを確認するための部番14及び識別子15を備えた突片部16a 、16b、16c、16dがそれぞれ形成され、複数枚のフラットケーブル11 a〜11dを積層した後には、図2に示すように各層の突片部16a〜16dが 相互にずれた位置で一列と並んだ状態になるようにされている。
【0008】 このように、本実施例では多数枚のフラットケーブル11を積層した後でも、 各層の部番14及び識別子15を確認することができ、各フラットケーブル11 a〜11dの確認と共に、積層順位、つまり正しい順序に重ねられてるかどうか も容易に視認することができる。
【0009】 図3は第2の実施例の分解斜視図、図4はその組立斜視図であり、ここではフ ラットケーブル11a〜11dに突片部16を形成する代りに、最下層を除いて 各層に切欠部17a、17b、17cを形成し、フラットケーブル11の両側縁 を平坦化させるようにしている。
【0010】 即ち、各層のフラットケーブル11a〜11cにはその層より下層の部番14 及び識別子15の全てを確認することができるように、下層になるに従って切欠 部17の幅は狭くなり、最下層は切欠部17のない層となっている。そして、各 層の切欠部17の左側絶縁部12上にはそれぞれの部番14及び識別子15が付 設され、複数枚のフラットケーブル11a〜11dを積層した後には、図4に示 すように各部番14及び識別子15が相互にずれた位置で一列に並んだ状態にな る。
【0011】 本実施例も先の実施例と同様に、各層の部番14及び識別子15は積層した後 でも、容易に全ての所要のフラットケーブル11が正しく揃っているが、或いは その順番通りに正しく重ねられているかを確認することができる。
【0012】 図5は識別子15を機械的に読み取って確認を行うための被読取情報の説明図 である。図5(a) 、(b) はパンチングによる場合であり、(a) においては各識別 子15は小孔18により表している。即ち、小孔18の位置を変えることにより 被読取情報とし、光電的に小孔18を認識しており、(b) においては切り欠き1 9により同様のことを行っている。
【0013】 図5(c) はバーコードによる場合であり、各識別子15をバーコード20によ り表している。 図5(d) は磁性コードによる場合であり、各識別子15を例えば磁性体インク を塗布することにより成る磁性コード21により表している。 図5(e) は光反射コードによる場合であり、各識別子15を反射面22aと非 反射面22bの組合わせとしている。
【0014】 このように構成された識別子15は、図示しない読取走査装置により識別の配 列方向に沿って走査され、そこに含まれる情報は容易かつ迅速に機械的に読み取 られ、フラットケーブル11が正しく揃っているかどうかを検出することができ る。
【0015】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案に係る多層フラットケーブルは、積層した後に相 互に重なり合うことのない識別部を設けたため、複数枚が積層された後でも、各 フラットケーブルの確認や組合わせ状態の確認を容易かつ迅速に行うことができ る。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例の分解斜視図である。
【図2】組立斜視図である。
【図3】第2の実施例の分解斜視図である。
【図4】組立斜視図である。
【図5】被読取情報の説明図である。
【符号の説明】
11a〜11d フラットケーブル 12 絶縁部 14 部番 15 識別子 16a〜16d 突片部 17a〜17c 切欠部 18 小孔 19 切欠き 20 バーコード 21 磁性コード 22a 反射面 22b 非反射面

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フラットケーブルを積層した多層フラッ
    トケーブルにおいて、前記フラットケーブルを積層した
    場合に相互に重なり合わないように各層ごとに識別部を
    形成したことを特徴とする多層フラットケーブル。
  2. 【請求項2】 前記識別部は走査読取装置により読み取
    り可能な被読取情報とした請求項1に記載の多層フラッ
    トケーブル。
JP1992066354U 1992-08-28 1992-08-28 多層フラットケーブル Expired - Lifetime JP2591330Y2 (ja)

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