JPH0623116A - パチンコ台 - Google Patents

パチンコ台

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Publication number
JPH0623116A
JPH0623116A JP17977392A JP17977392A JPH0623116A JP H0623116 A JPH0623116 A JP H0623116A JP 17977392 A JP17977392 A JP 17977392A JP 17977392 A JP17977392 A JP 17977392A JP H0623116 A JPH0623116 A JP H0623116A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transparent
resin layer
pachinko
transparent plate
resin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP17977392A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuhiro Noguchi
和裕 野口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
Priority to JP17977392A priority Critical patent/JPH0623116A/ja
Publication of JPH0623116A publication Critical patent/JPH0623116A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 パチンコ玉が透明板に衝突したときに発生す
る不快な金属音が抑制された静かなパチンコ台を提供す
ることにある。 【構成】 パチンコ台本体1と透明扉2とから成り、透
明扉2の透明板4に、透明樹脂層5がパチンコ台本体1
の遊技板面11に対向するように被覆されているパチン
コ台。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はパチンコ台に関し、さら
に詳しくはパチンコ台本体の前面に位置する透明扉に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】パチンコ台本体の前面に位置する透明扉
には、通常、ガラスでできた透明板が取りつけられてい
る。しかし、従来のパチンコ台では透明板としてガラス
が単体で用いられていたため、遊技時にパチンコ玉がガ
ラスに衝突することにより、不快な金属音を立てたり、
ガラス内面が傷つけられたりすることが多かった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記問題に鑑
みて成されたものであり、その目的は不快な金属音を解
消と透明板の損傷を防止し、より快適なパチンコ台を提
供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】パチンコ台の透明板は、
通常1枚以上の無機ガラス、アクリル樹脂、ポリカーボ
ネイト等でできている。本発明による透明板には、遊技
板面と対向する面に少なくとも1層以上の透明樹脂層が
被覆されている。透明樹脂層は、課題を達成するために
は少なくとも、合計で厚さ0.1 mm以上が好ましい。
【0005】樹脂素材は、特に種類の限定を受けるもの
ではないが、ヤング率が1万kg/cm2以下の透明エラスト
マー、または透明軟質性樹脂の層であることが好まし
い。このような樹脂素材としては、ポリウレタンなどの
ようにソフトセグメントとしてポリエステルやポリエー
テルの骨格をもった樹脂、軟質塩化ビニル、中間膜用ブ
チラール樹脂等のように可塑剤の添加されている低いガ
ラス転位点を有する樹脂または非晶質樹脂、イソプレン
ゴム、クロロプレンゴムのようなエラストマーなどが挙
げられる。
【0006】この透明扉はもちろん透明でなければなら
ないが、樹脂層もしくは透明板に、視認性の許す範囲で
紫外線吸収剤が添加されていればより好ましい。こうす
ることによって透明扉の紫外線カット効果を高め、パチ
ンコ台本体内側面の模様の退色劣化を防止できるからで
ある。
【0007】透明樹脂層の形成はどのような方法で行っ
ても構わないが、例えば前記樹脂がフィルムまたはシー
ト状に成形されたものであれば、これを透明板に貼着す
る方法としてオートクレーブ等を用いて熱圧着する方
法、単純に両面テープや粘着剤、接着剤で貼りつける方
法、前記樹脂層を積層した透明板の周囲をテープやビス
のようなアタッチメント等で固定する方法が挙げられ
る。
【0008】また、液状またはペ─スト状の反応性樹脂
を透明板上に塗布し、その後然るべき方法で硬化させる
方法がある。反応性樹脂のタイプとしては、例えば、ビ
ニル基、アクリロイル基、メタクリロイル基から選ばれ
る不飽和結合をもつ樹脂に触媒としてアゾビスイソブチ
ルニトリル、過酸化ベンゾイル等の熱重合開始剤を添加
した熱硬化性樹脂、ビニル基、アクリロイル基、メタク
リロイル基から選ばれる不飽和結合をもつ樹脂に触媒と
してアセトフェノン、チオキサンソン等の光重合開始剤
を添加した光硬化性樹脂、アミノ基、カルボキシル基、
水酸基、ハロゲン化水素等から選ばれる活性水素を分子
中にもつ樹脂とイソシアネート基、エポキシ基を分子に
2つ以上もつ硬化剤とを組み合わせてなるニ液硬化型樹
脂、水酸基またはアルコキシル基の結合するSi原子を
分子内にもつシリコ─ン樹脂等が一般的に知られてい
る。
【0009】これらの反応性樹脂を透明板に塗布する手
段としては、キャスティング、ロールコーティング、カ
ーテンフローコーティング、スプレーコーティング、デ
ィスペンサー等が挙げられる。
【0010】前記硬化方法としては、系によって適宜選
択すればよい。例えば、熱硬化性樹脂では80〜120
℃の加熱を1〜数時間、光硬化性樹脂では80〜120
W/cmの紫外線ランプを用いた光照射を数秒〜数十分
行うのが一般的である。また、ニ液硬化型樹脂、シリコ
─ン樹脂では常温または加熱によって硬化が自発的に進
行するが、条件は系によってかなり異なる。
【0011】
【作用】本発明による透明扉は、透明板の遊技板面に対
向する面に透明樹脂層が被覆されていることにより、パ
チンコ玉が衝突しても衝撃時のエネルギーを一点に集中
させることなく分散させることができる。よって衝撃音
の発生と透明扉への損傷が抑えられる。また、樹脂層が
内部より伝わる音エネルギーを熱に変換するので、パチ
ンコ台内部で発生した音は外部に伝わりにくい。
【0012】
【実施例】パチンコ台前面透明扉用ガラス基材を水平に
保持し、以下の成分より構成される硬化後のヤング率が
1000kg/cm2 の光硬化型樹脂組成物を厚さ1.
1mmのクリアランスを設けたロールコーターによって
全面塗布した。
【0013】 (光硬化型樹脂組成物の成分) ・ウレタンアクリレートオリゴマー(根上工業(株)製、アートレジンUV─ 1 255) 100重量部 ・希釈用アクリレートモノマー(テトラヒドロフルフリールアクリレート) 60重量部 ・光重合開始剤(メチルフェニルグリオキシレート) 1重量部 ・紫外線吸収剤(2-(5-メチル-2-ヒト`ロキシフェニル)ヘ`ンソ`トリアソ`-ル) 0.3重量部
【0014】次に、これを紫外線照射装置内にコンベア
─により供試し、高圧水銀ランプ直下20cmの所をガ
ラス基材が通るようにして、ガラス基材1cm幅当たり
の総照射量が4000mJとなるように紫外線照射し、
表面樹脂層を硬化させた。硬化後の樹脂層は厚さ1m
m、無色透明であり、外観、密着性に特に問題はみられ
なかった。
【0015】次に、この被覆したガラス基材を透明板4
として、透明樹脂層5がパチンコ台本体1の遊技板面1
1と対向するように枠体3にはめ込み、パチンコ台本体
1に取り付けた。このパチンコ台でパチンコ玉を打ち出
して防音効果をテストしてみたところ、パチンコ玉のガ
ラスへの衝撃音は聞かれなかった。試験後、ガラスを取
り出して表面を調べたが、傷つきは確認されなかった。
【0016】また、紫外線フェードメーターを用いてパ
チンコ台前面を500時間耐光試験した。試験前後の色
差を測定したところ、△E=3.5と良好であった。
【0017】
【発明の効果】本発明のパチンコ台における透明板に
は、その遊技板面に対向する面に透明樹脂層が被覆され
ているので、パチンコ玉が透明板に衝突した際に発生す
る、不快な衝撃音が抑制され、より快適なパチンコ台を
提供することができる。
【0018】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の透明扉を有するパチンコ台の概略断面
図である。
【符号の説明】
1 パチンコ台本体 11 遊技板面 2 透明扉 3 枠体 4 透明板 5 透明樹脂層

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】パチンコ台本体と、該パチンコ台本体の前
    面に位置する透明扉とから成り、該透明扉は枠体に透明
    板が設置されているパチンコ台において、該透明板のパ
    チンコ台本体遊技板面に対向する面に、透明樹脂層が被
    覆されていることを特徴とするパチンコ台。
JP17977392A 1992-07-07 1992-07-07 パチンコ台 Pending JPH0623116A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17977392A JPH0623116A (ja) 1992-07-07 1992-07-07 パチンコ台

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17977392A JPH0623116A (ja) 1992-07-07 1992-07-07 パチンコ台

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0623116A true JPH0623116A (ja) 1994-02-01

Family

ID=16071638

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17977392A Pending JPH0623116A (ja) 1992-07-07 1992-07-07 パチンコ台

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0623116A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5951009A (en) * 1995-05-12 1999-09-14 Sega Enterprises, Ltd. Game apparatus

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US5951009A (en) * 1995-05-12 1999-09-14 Sega Enterprises, Ltd. Game apparatus

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