JPH062310Y2 - 電子機器の電源部構造 - Google Patents

電子機器の電源部構造

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JPH062310Y2
JPH062310Y2 JP15462587U JP15462587U JPH062310Y2 JP H062310 Y2 JPH062310 Y2 JP H062310Y2 JP 15462587 U JP15462587 U JP 15462587U JP 15462587 U JP15462587 U JP 15462587U JP H062310 Y2 JPH062310 Y2 JP H062310Y2
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JP
Japan
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transformer
radiator
power
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power transistor
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JP15462587U
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JPH0160594U (ja
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裕 鈴木
建 植村
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Kenwood KK
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Kenwood KK
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 この考案は電子機器の電源部の部品の組立、取付け構造
に関する。特に比較的大型のDC/DC電源をもつ増幅器の
電源部の製造作業や保守点検などに有利な構造に関する
ものである。
(ロ)従来技術 従来より、電子機器の電源部構造は第5図の組立図のよ
うにトランスやパワートランジスタの放熱を考慮した構
造になっている。
メイン放熱器(本体シャーシ)1にトランス2及びパワ
ートランジスタ3を取付ける場合、トランス2はビスで
メイン放熱器に堅固に取付け、パワートランジスタ3は
サブ放熱器6に取付け放熱効果を十分に考慮し、更に、
このサブ放熱器6はメイン放熱器1にビスで堅固に取付
けられる。
パワートランジスタ3の端子(通常3本)はプリント板
5に直接ハンダ付けされる。
トランス2の上側に整流回路などの電気的電源回路を組
み込んだプリント板4を取付け、トランス2の入出力端
子を直接ハンダ付けしている。
プリント板4の回路とプリント板5の回路はリード線7
で接続され、電源回路を形成している。
一般にプリント板4は小さいのでトランス・ケースに密
着して取付けられ、トランスの入出力端子をハンダ付け
して固定されている。
(ハ)考案が解決しようとする問題点 しかし、上記した従来のものにおいては、部品点数が多
く組立、取付作業に多くの時間を費やしていた。すなわ
ち、メイン放熱器にトランス、パワートランジスタのサ
ブ放熱器をそれぞれビスを用いて取付けるため作業性が
悪いという欠点があった。
更に、トランス上側の電源回路用プリント板がトランス
の入出力端子で支えられているため、強度的に弱いとい
う問題があった。
しかも、パワートランジスタ用プリント板と電源回路用
プリント板との配線をリード線を使用して行うため作業
工数も大きくなっていた。
この考案は上記した点に鑑みてなされたものであり、そ
の目的とするところはパワートランジスタのサブ放熱器
の形状を変更し、更に電源用プリント板を大きくして、
パワートランジスタ用プリント板を包含する。この電源
用プリント板をトランス入出力端子及びサブ放熱器にビ
ス止めして固定しより堅固な構造にして、しかも部品点
数を減少し、作業性を向上させる電子機器の電源部構造
を提供することにある。
(ニ)問題を解決するための手段 この考案に係る電子機器の電源部構造はトランス及びパ
ワートランジスタで構成された電子機器の電源部におい
て、 トランスと同じ高さの形状をしたパワートランジスタ用
サブ放熱器とトランスをメイン放熱器に固定し、前記ト
ランス及びパワートランジスタの各端子に直接ハンダ付
けすることのできるプリント板と、このプリント板をサ
ブ放熱器に固定し、電源回路部品をこのプリント板に取
付けて構成した構造であり、更にその他の解決手段とし
て、サブ放熱器にトランスとパワートランジスタを取付
け、このトランスのケースに設けられたツメとサブ放熱
器のビスでプリント板を固定して、トランス、パワート
ランジスタ、プリント板で構成したサブ放熱器アッセン
ブルをメイン放熱器の本体に取付けて構成した構造であ
る。
(ホ)作用 サブ放熱器をトランスとほぼ同一の高さのL形の形状に
し、このサブ放熱器にパワートランジスタ及びトランス
をビス止めして組み立てる。
トランスのケースの上側にツメを設け、このツメに合わ
せた寸法をもったプリント板を取付ける。トランス及び
パワートランジスタの端子は直接プリント板にハンダ付
けできる。更にプリント板の他の端はサブ放熱器にビス
止めして取付ける。
このように電源部に必要な部品をすべてサブ放熱器に取
付け、ユニット部品化して最後にメイン放熱器(本体)
に取付けるようにした電子機器の電源部構造である。
(ヘ)実施例 この考案に係る電子機器の電源部構造の実施例を第1図
乃至第4図に基づいて説明する。
第1図は組立図でパワートランジスタ用サブ放熱器6′
をトランス2の高さに合わせたL形の形状に変更し、ト
ランス2の上側に取付ける電源回路用プリント板4′を
延長させて、パワートランジスタの端子の配線もできる
ような構造になっている。
電源回路用プリント板4′はトランス2の入出力端子を
直接ハンダ付けして固定される。更にプリント板4′の
他の端は、上記縦形のサブ放熱器6′にビスで固定され
ることにより、電源回路用プリント板4′はしっかり
と、強く取付けられる。
パワートランジスタ3の端子は同一プリント板である電
源用プリント板4′に直接ハンダ付けするので、従来の
リード線による配線を失くすことができる。
パワートランジスタ3のサブ放熱器6′はメイン放熱器
1にビス止めされる。
第2図はこの考案の他の実施例の組立図である。パワー
トランジスタ3を取付けるサブ放熱器6′を大きくし
て、トランス2を取付けることができるようにする。す
なわち、サブ放熱器6′に従来通りパワートランジスタ
3をビス止めし、更にトランスをサラ・ビス11で取付け
る。
一般にサラ・ビス11で取付ける場合、サラ・ビスの「え
ぐり」により取付寸法公差はきびしくなるが、振動など
による「ゆるみ」はサラ・ビスの頭が押えられているた
め、より堅固に固定することができる。
このようにサブ放熱器6′にパワートランジスタ3及び
トランスを取付けると、電源用プリント板4′はパワー
トランジスタ3及びトランス2のそれぞれの端子の位置
に合致するように取付穴が設計されているため、非常に
簡単に取付け、ハンダ付け作業ができる。
プリント板4′のハンダ付け作業は一般にハンダ・ディ
ップ槽を用いて行われる。第3図のようにサブ放熱器
6′にパワートランジスタ3及びトランス2を取付け、
プリント板4′をパワートランジスタ3及びトランス2
のそれぞれの端子に差し込んだ状態で、ハンダ・ディッ
プ槽に入れてハンダ付けを行う。この際プリント板4′
をハンダ・ディップ槽に入れる時、部品や端子がゆるん
で浮き上がってハンダされ、接続不良を出さないために
も、プリント板4′は十分にしっかりと正規に取付ける
ことが重要である。このためプリント板4′はトランス
2のケースに設けられたツメ10とサブ放熱器6′に直
接、ビス12で止める方法で固定される。
トランス2のケースのツメ10は第4図(A)のようにト
ランスのケースの1部に比較的曲げやすい構造の金属板
を起こした状態で作られている。第4図(B)はこのト
ランス2にプリント板4′を取付け、前記ツメ10を曲げ
て固定した状態を示した斜視図である。
このようにトランス2側とパワートランジスタ3側でプ
リント板4′を固定するため、ハンダ・ディップ槽で逆
向き(プリント板を下向きにする。)にしてハンダ・デ
ィップ作業を行っても、プリント板4′の寸法が狂った
り、プリント板4′が浮き上がったりすることはない。
第3図のようにサブ放熱器6′にアッセンブリされた電
源部回路はユニットとして作業管理することができる。
すなわち、組立、取付及びハンダ・ディップ作業がユニ
ット部品として進められ、サブ・アッセンブリされるこ
とになる。サブ・アッセンブリされたユニット部品は最
後にメイン放熱器1に比較的大型のビスで堅固に取付け
られる。
(ト)考案の効果 この考案に係る電子機器の電源部構造によれば、従来の
個々構成部品に対しプリント板1枚にすべての電気回路
部品が包含され、部品点数の削減と部品の取付位置を簡
単に決めて規制する構造にし、配線をなくし、ハンダ付
け作業を改善することができる。更にサブ放熱器の寸法
を大きくし、パワートランジスタやトランスなどの組立
作業がサブ・アッセンブル工程で進められ、作業効率の
向上が計れるなどの効果がある。
しかも、トランス、プリント板等の取付強度の向上がで
きサブ放熱器を大きくしたことによって、メイン放熱器
との接触面積が大きくなり、放熱効果を上げることがで
きる。
更に、サービス上の保守点検もサブ放熱器にすべての部
品が取付けられたユニット部品として交換、チェック等
の作業ができ作業効率の向上が計れる。
しかも、構造が簡単であって、安価に構成することがで
きるため実施も容易である等の優れた特長を有してい
る。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第4図はこの考案に係る電子機器の電源部構
造の実施例を示し、第1図は組立図、第2図は他の実施
例の組立図、第3図はサブ放熱器に組み込んだサブ・ア
ッセンブルの組立図、第4図(A)はトランスの斜視
図、(B)はトランスにプリント板を組み込んだ斜視図
である。 第5図は従来の電子機器の電源部構造の組立図である。 主な番号の説明 1:メイン放熱器(本体)、2:トランス 3:パワートランジスタ 4及び4′:電源回路用プリント板 5:パワートランジスタ用プリント板 6及び6′:サブ放熱器 10:トランス・ケースのツメ

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】トランス及びパワートランジスタで構成さ
    れた電子機器の電源部において、 トランスと同じ高さの形状をしたパワートランジスタ用
    サブ放熱器とトランスをメイン放熱器に固定し、前記ト
    ランス及びパワートランジスタの各端子に直接ハンダ付
    けすることのできるプリント板と、このプリント板をサ
    ブ放熱器に固定し、電源回路部品をこのプリント板に取
    付けて構成したことを特徴とする電子機器の電源部構
    造。
  2. 【請求項2】サブ放熱器にトランスとパワートランジス
    タを取付けて、トランス、パワートランジスタ、プリン
    ト板で構成されたサブ放熱器アッセンブルをメイン放熱
    器の本体に取付けて構成したことを特徴とする、実用新
    案登録請求の範囲第1項記載の電子機器の電源部構造。
  3. 【請求項3】トランスのケースに設けたツメでプリント
    板を固定するように構成したことを特徴とする、実用新
    案登録請求の範囲第1項記載の電子機器の電源部構造。
JP15462587U 1987-10-12 1987-10-12 電子機器の電源部構造 Expired - Lifetime JPH062310Y2 (ja)

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JP15462587U JPH062310Y2 (ja) 1987-10-12 1987-10-12 電子機器の電源部構造

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Publication Number Publication Date
JPH0160594U JPH0160594U (ja) 1989-04-17
JPH062310Y2 true JPH062310Y2 (ja) 1994-01-19

Family

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