JPH06230632A - 原稿給送装置 - Google Patents
原稿給送装置Info
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- JPH06230632A JPH06230632A JP3285893A JP3285893A JPH06230632A JP H06230632 A JPH06230632 A JP H06230632A JP 3285893 A JP3285893 A JP 3285893A JP 3285893 A JP3285893 A JP 3285893A JP H06230632 A JPH06230632 A JP H06230632A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ステップ送り機構を備える原稿給送装置にお
いて、サイズの異なる原稿を給紙トレーに混載したとき
でも、排紙原稿の搬送とセット原稿の給送とを同時に開
始できるようにして、原稿交換時のロス時間をなくす
る。 【構成】 プラテン3上の基準位置Pに第1の原稿25
をセットする一方、プラテン3の上流側に位置するレジ
ストローラ2に第2の原稿26を待機させ、プラテン3
の画像処理部13から第1の原稿25を排紙するときに
基準位置Pの下流側に隣接するプラテン3上のステップ
送り部13に第1の原稿25を一旦待機させ、第2の原
稿26をプラテン3上の基準位置Pから排紙する時に前
記第1の原稿25をステップ送り部13から排紙部6に
送り込むようにした原稿給送装置において、前記レジス
トローラ2によって待機される第2の原稿26の先端部
を該レジストローラ2の位置より下流側に突出させ、且
つその先端突出量tX を前記第1の原稿25のサイズに
応じて制御するようにした。
いて、サイズの異なる原稿を給紙トレーに混載したとき
でも、排紙原稿の搬送とセット原稿の給送とを同時に開
始できるようにして、原稿交換時のロス時間をなくす
る。 【構成】 プラテン3上の基準位置Pに第1の原稿25
をセットする一方、プラテン3の上流側に位置するレジ
ストローラ2に第2の原稿26を待機させ、プラテン3
の画像処理部13から第1の原稿25を排紙するときに
基準位置Pの下流側に隣接するプラテン3上のステップ
送り部13に第1の原稿25を一旦待機させ、第2の原
稿26をプラテン3上の基準位置Pから排紙する時に前
記第1の原稿25をステップ送り部13から排紙部6に
送り込むようにした原稿給送装置において、前記レジス
トローラ2によって待機される第2の原稿26の先端部
を該レジストローラ2の位置より下流側に突出させ、且
つその先端突出量tX を前記第1の原稿25のサイズに
応じて制御するようにした。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像処理装置のプラテ
ン上に形成された基準位置に原稿を自動給送する原稿給
送装置に係り、特に前記基準位置にて画像処理した原稿
を排紙する時に基準位置の下流側に隣接するプラテン上
に一旦待機させてから排紙するようにしたいわゆるステ
ップ送り機構を備える原稿給送装置に関する。
ン上に形成された基準位置に原稿を自動給送する原稿給
送装置に係り、特に前記基準位置にて画像処理した原稿
を排紙する時に基準位置の下流側に隣接するプラテン上
に一旦待機させてから排紙するようにしたいわゆるステ
ップ送り機構を備える原稿給送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、印刷装置や複写装置などの画像処
理装置においては、多数枚の原稿を高速で処理すること
が求められている。この目的のために要部の動作速度を
高速にすることが計られることは当然ながら、プラテン
の基準位置から画像処理原稿を排紙すると共に、該基準
位置に次の原稿をセットするために要する原稿交換時間
を短縮することが必要となっている。
理装置においては、多数枚の原稿を高速で処理すること
が求められている。この目的のために要部の動作速度を
高速にすることが計られることは当然ながら、プラテン
の基準位置から画像処理原稿を排紙すると共に、該基準
位置に次の原稿をセットするために要する原稿交換時間
を短縮することが必要となっている。
【0003】従来、この種の原稿給送装置として、例え
ば特開平1−236136号公報に記載のものが知られ
ている。この装置は、いわゆるステップ送り機構を備え
るものであり、画像処理装置のプラテン上で画像処理さ
れた原稿を排出する時に、この原稿を直接に排紙トレー
まで搬送してしまうのではなく、前記基準位置の下流側
に隣接したプラテン上に一旦待機させ、次の原稿交換時
にこのプラテン上の待機原稿を排紙ローラによって排紙
トレーまで搬送する構成となっている。
ば特開平1−236136号公報に記載のものが知られ
ている。この装置は、いわゆるステップ送り機構を備え
るものであり、画像処理装置のプラテン上で画像処理さ
れた原稿を排出する時に、この原稿を直接に排紙トレー
まで搬送してしまうのではなく、前記基準位置の下流側
に隣接したプラテン上に一旦待機させ、次の原稿交換時
にこのプラテン上の待機原稿を排紙ローラによって排紙
トレーまで搬送する構成となっている。
【0004】上述のようなステップ送り機構を備えた場
合、プラテン上で画像処理された原稿を直接に排紙ロー
ラ位置まで搬送する必要がないので、その分レジストロ
ーラからプラテン上の基準位置に送り込む次の原稿の繰
出しを早めることができ、理想的にはプラテン上の基準
位置にある原稿の排出とレジストローラに先出しされた
原稿の繰出しをほぼ同時に行うことができるために、こ
れまでのような原稿交換時でのロス時間を最小限にする
ことが可能となる。
合、プラテン上で画像処理された原稿を直接に排紙ロー
ラ位置まで搬送する必要がないので、その分レジストロ
ーラからプラテン上の基準位置に送り込む次の原稿の繰
出しを早めることができ、理想的にはプラテン上の基準
位置にある原稿の排出とレジストローラに先出しされた
原稿の繰出しをほぼ同時に行うことができるために、こ
れまでのような原稿交換時でのロス時間を最小限にする
ことが可能となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のようなステップ送り機構を備えた原稿給送装置にあ
っては、所定サイズ以上の原稿を給紙する場合にはプラ
テン上の原稿を搬送するのとほぼ同時にレジストローラ
に待機していた次の原稿を繰出すことができるものの、
所定サイズ以下の原稿の場合には次の原稿がプラテン上
にセットされた時点では画像処理済み原稿が所定位置ま
で達しない場合があり、このような時は同時に搬送する
ことができないために、レジストローラからの繰出し時
間を原稿サイズに応じて遅らせる必要がある。特にサイ
ズの異なった原稿が給紙トレーに混載してあるような場
合には、プラテンに有る原稿のサイズをその都度検出
し、これが一定位置まで排紙されてから次の原稿を繰出
すようにしなければならないために、結局のところステ
ップ送り機構を十分に利用しているとはいえず、従来と
同様に原稿交換時間が掛かってしまうといった問題があ
った。
来のようなステップ送り機構を備えた原稿給送装置にあ
っては、所定サイズ以上の原稿を給紙する場合にはプラ
テン上の原稿を搬送するのとほぼ同時にレジストローラ
に待機していた次の原稿を繰出すことができるものの、
所定サイズ以下の原稿の場合には次の原稿がプラテン上
にセットされた時点では画像処理済み原稿が所定位置ま
で達しない場合があり、このような時は同時に搬送する
ことができないために、レジストローラからの繰出し時
間を原稿サイズに応じて遅らせる必要がある。特にサイ
ズの異なった原稿が給紙トレーに混載してあるような場
合には、プラテンに有る原稿のサイズをその都度検出
し、これが一定位置まで排紙されてから次の原稿を繰出
すようにしなければならないために、結局のところステ
ップ送り機構を十分に利用しているとはいえず、従来と
同様に原稿交換時間が掛かってしまうといった問題があ
った。
【0006】そこで、本発明の技術的課題は、ステップ
送り機構を備えるような原稿給送装置において、サイズ
の異なる原稿を給紙トレーに混載したときでも常時ステ
ップ送り機構を使用できるようにして、原稿の交換時間
を出来るだけ短縮するようにした点にある。
送り機構を備えるような原稿給送装置において、サイズ
の異なる原稿を給紙トレーに混載したときでも常時ステ
ップ送り機構を使用できるようにして、原稿の交換時間
を出来るだけ短縮するようにした点にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記技術的課
題を解決するために、画像処理装置のプラテン上に形成
された基準位置に第1の原稿をセットする一方、プラテ
ンの上流側に位置するレジストローラによって第2の原
稿を待機させ、前記基準位置にて画像処理した第1の原
稿を排紙するときに前記基準位置の下流側に隣接するプ
ラテン上に第1の原稿を一旦待機させると共に、レジス
トローラ位置にあった第2の原稿をプラテン上の基準位
置にセットし、この第2の原稿をプラテン上の基準位置
から排紙する時に前記第1の原稿をプラテン上から排紙
部に送り込むようにした原稿給送装置において、前記レ
ジストローラによって待機される第2の原稿の先端部を
該レジストローラの位置より下流側に突出させ、且つそ
の先端突出量を第2の原稿の直前にプラテン上の基準位
置にセットされている第1の原稿のサイズに応じて制御
するようにした原稿給送装置を手段とする。
題を解決するために、画像処理装置のプラテン上に形成
された基準位置に第1の原稿をセットする一方、プラテ
ンの上流側に位置するレジストローラによって第2の原
稿を待機させ、前記基準位置にて画像処理した第1の原
稿を排紙するときに前記基準位置の下流側に隣接するプ
ラテン上に第1の原稿を一旦待機させると共に、レジス
トローラ位置にあった第2の原稿をプラテン上の基準位
置にセットし、この第2の原稿をプラテン上の基準位置
から排紙する時に前記第1の原稿をプラテン上から排紙
部に送り込むようにした原稿給送装置において、前記レ
ジストローラによって待機される第2の原稿の先端部を
該レジストローラの位置より下流側に突出させ、且つそ
の先端突出量を第2の原稿の直前にプラテン上の基準位
置にセットされている第1の原稿のサイズに応じて制御
するようにした原稿給送装置を手段とする。
【0008】
【実施例】以下添付図面に基づいて本発明の実施例を詳
細に説明する。図1は、本発明に係る原稿給送装置の一
実施例を示したものである。この実施例における原稿給
送装置は、上述したステップ送り機構を備えており、基
本的には給紙トレー1から1枚ずつ分離された原稿を挟
持し且つ姿勢を整えて待機するレジストローラ2と、レ
ジストローラ2から繰出された原稿を受けてプラテン3
上の基準位置Pに定位させるとともに画像処理済み原稿
を排出方向に搬送する搬送ベルト4と、搬送ベルト4か
らの処理済み原稿を受けて排紙トレー7上に搬送する排
紙部6とで構成される。
細に説明する。図1は、本発明に係る原稿給送装置の一
実施例を示したものである。この実施例における原稿給
送装置は、上述したステップ送り機構を備えており、基
本的には給紙トレー1から1枚ずつ分離された原稿を挟
持し且つ姿勢を整えて待機するレジストローラ2と、レ
ジストローラ2から繰出された原稿を受けてプラテン3
上の基準位置Pに定位させるとともに画像処理済み原稿
を排出方向に搬送する搬送ベルト4と、搬送ベルト4か
らの処理済み原稿を受けて排紙トレー7上に搬送する排
紙部6とで構成される。
【0009】上記給紙トレー1の近傍には、給紙トレー
1上の載置原稿を一枚ずつ分離する分離ローラ8と、分
離された原稿をレジストローラ2に給送する送り出しロ
ーラ9とが配設されている。前記レジストローラ2は、
一対のローラによって構成されており、その間に原稿を
挟み込むことによって、その位置で原稿を待機させると
共に原稿の繰出しを行なっている。なお、レジストロー
ラ2は送り出しローラ9と同一のモータM1によって駆
動されており、前記送り出しローラ9での原稿の送り出
しと、レジストローラ2からの原稿の繰出しが同時に行
われる。また、レジストローラ2の上流側近傍には原稿
のサイズを検出するサイズ検出センサ10が設けられて
いる。
1上の載置原稿を一枚ずつ分離する分離ローラ8と、分
離された原稿をレジストローラ2に給送する送り出しロ
ーラ9とが配設されている。前記レジストローラ2は、
一対のローラによって構成されており、その間に原稿を
挟み込むことによって、その位置で原稿を待機させると
共に原稿の繰出しを行なっている。なお、レジストロー
ラ2は送り出しローラ9と同一のモータM1によって駆
動されており、前記送り出しローラ9での原稿の送り出
しと、レジストローラ2からの原稿の繰出しが同時に行
われる。また、レジストローラ2の上流側近傍には原稿
のサイズを検出するサイズ検出センサ10が設けられて
いる。
【0010】上記プラテン3は、その面上でステップ送
り動作ができるように、上記給紙トレー1に載置される
最大原稿サイズのほぼ2倍の長さを有している。そし
て、上流側半分が画像処理部12として構成され、その
給紙側端部に前述した原稿セット時の基準位置Pが設定
される。また、下流側半分はステップ送り部13となっ
ており、前記プラテン3の画像処理部12において画像
処理された原稿を排紙する際に、一旦このステップ送り
部13で待機させ、次の原稿交換時にステップ送り部1
3から排紙部6に送り出す。
り動作ができるように、上記給紙トレー1に載置される
最大原稿サイズのほぼ2倍の長さを有している。そし
て、上流側半分が画像処理部12として構成され、その
給紙側端部に前述した原稿セット時の基準位置Pが設定
される。また、下流側半分はステップ送り部13となっ
ており、前記プラテン3の画像処理部12において画像
処理された原稿を排紙する際に、一旦このステップ送り
部13で待機させ、次の原稿交換時にステップ送り部1
3から排紙部6に送り出す。
【0011】一方、プラテン3上に配設されている搬送
ベルト4は、プラテン3の前後両端部に配置された一対
のプーリ14,15の間に架け回されており、また前後
に沿って配置された複数のプレスローラ16,17,1
8によってプラテン3方向に押圧されている。その結
果、前記レジストローラ2からプラテン3上に繰出され
た原稿は、搬送ベルト4との間に生ずる摩擦力及びプレ
スローラ16,17,18の押圧力によってプラテン3
上に沿って搬送され、最も下流側に位置するプレスロー
ラ18を原稿の後端が抜けた時に、搬送ベルト4からの
拘束を解除されて次の排紙部6に送り込まれる。
ベルト4は、プラテン3の前後両端部に配置された一対
のプーリ14,15の間に架け回されており、また前後
に沿って配置された複数のプレスローラ16,17,1
8によってプラテン3方向に押圧されている。その結
果、前記レジストローラ2からプラテン3上に繰出され
た原稿は、搬送ベルト4との間に生ずる摩擦力及びプレ
スローラ16,17,18の押圧力によってプラテン3
上に沿って搬送され、最も下流側に位置するプレスロー
ラ18を原稿の後端が抜けた時に、搬送ベルト4からの
拘束を解除されて次の排紙部6に送り込まれる。
【0012】排紙部6は、搬送ベルト4の終端と排紙ト
レー7との間をつなぐ排出路21と、この排出路21に
配置された排出ローラ23とで構成されている。排出ロ
ーラ23と前記プーリ15とは同一のモータM2によっ
て駆動されており、更にプーリ15側にはクラッチ24
が介装してあり、搬送ベルト4が停止した後に排出ロー
ラ23が単独で駆動するのを可能としている。
レー7との間をつなぐ排出路21と、この排出路21に
配置された排出ローラ23とで構成されている。排出ロ
ーラ23と前記プーリ15とは同一のモータM2によっ
て駆動されており、更にプーリ15側にはクラッチ24
が介装してあり、搬送ベルト4が停止した後に排出ロー
ラ23が単独で駆動するのを可能としている。
【0013】次に、図1を用いて、レジストローラ2で
待機している原稿の先端突出量について説明する。原稿
の突出量はプラテン3上にセットされている原稿のサイ
ズによって制御されており、本発明ではこの制御を次の
条件式に基づいて行なっている。なお、原稿のサイズ
は、上記レジストローラ2の上流側近傍に配置されたサ
イズ検出センサ10によって検出される。 条件式:LR +l3 −tX >LC −lX ここで、LR は、レジストローラからプラテンのセット
基準位置までの距離 LC は、セット基準位置から最下流側のプレスローラま
での距離 l3 は、最小原稿サイズ lX は、プラテン上の基準位置にセットされた原稿のサ
イズ tX は、レジストローラから下流側に突出する先端突出
量である。
待機している原稿の先端突出量について説明する。原稿
の突出量はプラテン3上にセットされている原稿のサイ
ズによって制御されており、本発明ではこの制御を次の
条件式に基づいて行なっている。なお、原稿のサイズ
は、上記レジストローラ2の上流側近傍に配置されたサ
イズ検出センサ10によって検出される。 条件式:LR +l3 −tX >LC −lX ここで、LR は、レジストローラからプラテンのセット
基準位置までの距離 LC は、セット基準位置から最下流側のプレスローラま
での距離 l3 は、最小原稿サイズ lX は、プラテン上の基準位置にセットされた原稿のサ
イズ tX は、レジストローラから下流側に突出する先端突出
量である。
【0014】上述の条件式について説明をすると、今サ
イズlX の原稿(第1の原稿)25がプラテン3上の画
像処理部12にあるとすれば、原稿交換時に第1の原稿
25の先端部が最下流側のプレスローラ18位置に達す
るまでの距離はLC −lX となる。この第1の原稿25
は、原稿交換時にはレジストローラ2の位置で待機して
いる次の原稿(第2の原稿)26がプラテン3上にセッ
トされる前に、第1の原稿25の先端部が上記プレスロ
ーラ18を通過している必要がある。即ち、第1の原稿
25の先端部が上記プレスローラ18を通過していれ
ば、少なくともそれより直前の原稿はその後端部がプレ
スローラ18を抜けているから、上述した排出ローラ2
3での搬送が可能となるからである。仮に第2の原稿2
6がプラテン3上にセットされるまでの時間が最も短い
最小サイズl3 の原稿であったとした場合には、基準位
置Pにセットされるまでに要する時間はLR +l3 とな
る。したがって、レジストローラ2での先端突出量tX
は、このLR +l3 から前記LC −l1 を差し引いた値
より少なくとも小さい値であれば、プラテン3上に位置
する第1の原稿25およびレジストローラ2で待機する
第2の原稿26がいかなるサイズのものであってもステ
ップ送り動作が行われることになる。
イズlX の原稿(第1の原稿)25がプラテン3上の画
像処理部12にあるとすれば、原稿交換時に第1の原稿
25の先端部が最下流側のプレスローラ18位置に達す
るまでの距離はLC −lX となる。この第1の原稿25
は、原稿交換時にはレジストローラ2の位置で待機して
いる次の原稿(第2の原稿)26がプラテン3上にセッ
トされる前に、第1の原稿25の先端部が上記プレスロ
ーラ18を通過している必要がある。即ち、第1の原稿
25の先端部が上記プレスローラ18を通過していれ
ば、少なくともそれより直前の原稿はその後端部がプレ
スローラ18を抜けているから、上述した排出ローラ2
3での搬送が可能となるからである。仮に第2の原稿2
6がプラテン3上にセットされるまでの時間が最も短い
最小サイズl3 の原稿であったとした場合には、基準位
置Pにセットされるまでに要する時間はLR +l3 とな
る。したがって、レジストローラ2での先端突出量tX
は、このLR +l3 から前記LC −l1 を差し引いた値
より少なくとも小さい値であれば、プラテン3上に位置
する第1の原稿25およびレジストローラ2で待機する
第2の原稿26がいかなるサイズのものであってもステ
ップ送り動作が行われることになる。
【0015】ここで、図2に示したように、上記変数X
を仮に1,2,3としてプラテン3上に設定された原稿
のサイズを大きい方からl1 >l2 >l3 とした場合の
例を考えてみる。このとき、レジストローラ2からの先
端突出量tX も上記原稿サイズに応じてl1 のときの先
端突出量をt1 、l2 の時の先端突出量をt2 、l3の
時の先端突出量をt3 とすれば、これらの間ではt1 >
t2 >t3 の関係が成り立つ。即ち、原稿サイズl1 を
有する最大原稿がプラテン3上の画像処理部12に位置
するとすれば、この最大原稿の先端部が最下流のプレス
ローラ18に達するまでの距離LC −l1 は最も短くな
り、その分最小原稿がセットされるまでの距離LR +l
3 との差が大きくなる。
を仮に1,2,3としてプラテン3上に設定された原稿
のサイズを大きい方からl1 >l2 >l3 とした場合の
例を考えてみる。このとき、レジストローラ2からの先
端突出量tX も上記原稿サイズに応じてl1 のときの先
端突出量をt1 、l2 の時の先端突出量をt2 、l3の
時の先端突出量をt3 とすれば、これらの間ではt1 >
t2 >t3 の関係が成り立つ。即ち、原稿サイズl1 を
有する最大原稿がプラテン3上の画像処理部12に位置
するとすれば、この最大原稿の先端部が最下流のプレス
ローラ18に達するまでの距離LC −l1 は最も短くな
り、その分最小原稿がセットされるまでの距離LR +l
3 との差が大きくなる。
【0016】これに対して、原稿サイズl3 を有する最
小原稿がプラテン3上の画像処理部12にあるとすれ
ば、この原稿の先端部が最下流のプレスローラ18に達
するまでの距離LC −l3 は最も長くなり、その分最小
原稿がセットされるまでの距離LR +l3 との差が前述
とは逆に小さくなる。それ故、この場合には両者間の距
離の差が小さくなった分、t3 よりt1 の方を大きくと
ることが可能となり、結果的にt1 >t3 の関係が成り
立つことになる。また、プラテン3上に位置する原稿の
サイズがl1 とl3 との中間であるl2 の場合には、上
記LC −l2 の距離も最大原稿と最小原稿との中間の値
となるため、最終的には上述したt1 >t2 >t3 の関
係が成り立つことになる。
小原稿がプラテン3上の画像処理部12にあるとすれ
ば、この原稿の先端部が最下流のプレスローラ18に達
するまでの距離LC −l3 は最も長くなり、その分最小
原稿がセットされるまでの距離LR +l3 との差が前述
とは逆に小さくなる。それ故、この場合には両者間の距
離の差が小さくなった分、t3 よりt1 の方を大きくと
ることが可能となり、結果的にt1 >t3 の関係が成り
立つことになる。また、プラテン3上に位置する原稿の
サイズがl1 とl3 との中間であるl2 の場合には、上
記LC −l2 の距離も最大原稿と最小原稿との中間の値
となるため、最終的には上述したt1 >t2 >t3 の関
係が成り立つことになる。
【0017】従って、本発明ではプラテン3上の基準位
置Pにセットされた第1の原稿25のサイズに応じてレ
ジストローラ2における第2の原稿26の突出量を制御
し、第1の原稿25が大きいサイズの場合には突出量も
大きく、また第1の原稿25が小さいサイズの場合には
突出量も小さくなるように制御することによって、原稿
交換時には搬送ベルト4の駆動開始と同時にレジストロ
ーラ2を駆動することができ、従来のように搬送ベルト
4を先ず駆動して第1の原稿25が所定位置に達してか
らレジストローラ2を駆動させるといったことがないの
で、原稿交換時のロス時間がなくなり、その分システム
の高効率化を図れることになる。
置Pにセットされた第1の原稿25のサイズに応じてレ
ジストローラ2における第2の原稿26の突出量を制御
し、第1の原稿25が大きいサイズの場合には突出量も
大きく、また第1の原稿25が小さいサイズの場合には
突出量も小さくなるように制御することによって、原稿
交換時には搬送ベルト4の駆動開始と同時にレジストロ
ーラ2を駆動することができ、従来のように搬送ベルト
4を先ず駆動して第1の原稿25が所定位置に達してか
らレジストローラ2を駆動させるといったことがないの
で、原稿交換時のロス時間がなくなり、その分システム
の高効率化を図れることになる。
【0018】次に、本発明に係るステップ送り動作を図
3及び図4に基づいて説明する。先ず、図3には中間サ
イズ原稿30がステップ送り動作してその先端が最終の
プレスローラ18を通過し、最小サイズ原稿31が基準
位置Pにセットされ、最大サイズ原稿32がレジストロ
ーラ2によって先出しされている状態を示している。こ
の場合に、最大サイズ原稿32の先端突出量は、基準位
置Pにセットされている最小サイズ原稿31による制御
を受けることから、その突出量は小さいものとなる(上
述のt3 に相当する)。最小サイズ原稿31への画像処
理が終了したのち、モータM1及びモータM2を同時に
駆動開始すると、上記3位置にある原稿30,31,3
2は同一間隔を保ちながら搬送される。そして、図4に
示したように、上記レジストローラ2の位置にあった最
大サイズ原稿32がプラテン3上の基準位置Pにセット
された時点では、前記基準位置Pにあった最小サイズ原
稿31は、その先端部が最終プレスローラ18を通過し
ており、また前記プレスローラ18位置にあった中間サ
イズ原稿30は、排出ローラ23が搬送ベルト4の停止
後も回転し続けることで排紙トレー7内に収納される。
一方、給紙トレーから送り出される次の原稿が例えば最
小サイズ原稿33であったとした場合に、この原稿のレ
ジストローラ2での先端突出量は、プラテン3上にセッ
トされている最大サイズ原稿32によって制御されるか
ら、サイズが小さいにもかかわらず、その突出量は先の
場合よりも大きなものとなる(上述のt1 に相当す
る)。
3及び図4に基づいて説明する。先ず、図3には中間サ
イズ原稿30がステップ送り動作してその先端が最終の
プレスローラ18を通過し、最小サイズ原稿31が基準
位置Pにセットされ、最大サイズ原稿32がレジストロ
ーラ2によって先出しされている状態を示している。こ
の場合に、最大サイズ原稿32の先端突出量は、基準位
置Pにセットされている最小サイズ原稿31による制御
を受けることから、その突出量は小さいものとなる(上
述のt3 に相当する)。最小サイズ原稿31への画像処
理が終了したのち、モータM1及びモータM2を同時に
駆動開始すると、上記3位置にある原稿30,31,3
2は同一間隔を保ちながら搬送される。そして、図4に
示したように、上記レジストローラ2の位置にあった最
大サイズ原稿32がプラテン3上の基準位置Pにセット
された時点では、前記基準位置Pにあった最小サイズ原
稿31は、その先端部が最終プレスローラ18を通過し
ており、また前記プレスローラ18位置にあった中間サ
イズ原稿30は、排出ローラ23が搬送ベルト4の停止
後も回転し続けることで排紙トレー7内に収納される。
一方、給紙トレーから送り出される次の原稿が例えば最
小サイズ原稿33であったとした場合に、この原稿のレ
ジストローラ2での先端突出量は、プラテン3上にセッ
トされている最大サイズ原稿32によって制御されるか
ら、サイズが小さいにもかかわらず、その突出量は先の
場合よりも大きなものとなる(上述のt1 に相当す
る)。
【0019】このように、本発明ではプラテン3上にセ
ットされた第1の原稿25のサイズに応じてレジストロ
ーラ2での第2の原稿26の先端突出量を制御している
から、原稿交換時にこれら両方の原稿25,26を同時
に搬送したとしても第2の原稿26が基準位置Pにセッ
トされた時点では、第1の原稿25は最終のプレスロー
ラ18を通過しているため、それより先の原稿は確実に
排紙できることになり、結果的にはサイズの異なる様々
な原稿が給紙トレー上に混載されている場合でも原稿の
ステップ送りが可能となる。
ットされた第1の原稿25のサイズに応じてレジストロ
ーラ2での第2の原稿26の先端突出量を制御している
から、原稿交換時にこれら両方の原稿25,26を同時
に搬送したとしても第2の原稿26が基準位置Pにセッ
トされた時点では、第1の原稿25は最終のプレスロー
ラ18を通過しているため、それより先の原稿は確実に
排紙できることになり、結果的にはサイズの異なる様々
な原稿が給紙トレー上に混載されている場合でも原稿の
ステップ送りが可能となる。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る原稿
給送装置によれば、プラテン上にセットされた原稿のサ
イズに応じてレジストローラでの原稿の先端突出量を制
御するようにしたから、サイズの異なる様々な原稿が給
紙トレー上に混載されているような場合でも、原稿のス
テップ送りが可能となり、搬送ベルトの駆動開始と同時
にレジストローラを駆動することができることで原稿交
換時のロス時間がなくなり、その分システムの高効率化
を図れることになった。
給送装置によれば、プラテン上にセットされた原稿のサ
イズに応じてレジストローラでの原稿の先端突出量を制
御するようにしたから、サイズの異なる様々な原稿が給
紙トレー上に混載されているような場合でも、原稿のス
テップ送りが可能となり、搬送ベルトの駆動開始と同時
にレジストローラを駆動することができることで原稿交
換時のロス時間がなくなり、その分システムの高効率化
を図れることになった。
【図1】本発明に係る原稿給送装置の一実施例を示す概
略図である。
略図である。
【図2】基準位置にセットされた原稿のサイズの違いに
対する先端突出量の関係を示した図である。
対する先端突出量の関係を示した図である。
【図3】原稿のステップ動作を示した図である。
【図4】図3のステップ動作に続く次のステップ動作を
示した図である。
示した図である。
2 レジストローラ 3 プラテン 4 搬送ベルト 6 排紙部 10 サイズ検出センサ 12 画像処理部 13 ステップ送り部 25 第1の原稿 26 第2の原稿 P 基準位置
Claims (2)
- 【請求項1】 画像処理装置のプラテン上に形成された
基準位置に第1の原稿をセットする一方、プラテンの上
流側に位置するレジストローラによって第2の原稿を待
機させ、前記基準位置にて画像処理した第1の原稿を排
紙するときに前記基準位置の下流側に隣接するプラテン
上に第1の原稿を一旦待機させると共に、レジストロー
ラ位置にあった第2の原稿をプラテン上の基準位置にセ
ットし、この第2の原稿をプラテン上の基準位置から排
紙する時に前記第1の原稿をプラテン上から排紙部に送
り込むようにした原稿給送装置において、 前記レジストローラによって待機される第2の原稿の先
端部を該レジストローラの位置より下流側に突出させ、
且つその先端突出量を第2の原稿の直前にプラテン上の
基準位置にセットされている第1の原稿のサイズに応じ
て制御するようにしたことを特徴とする原稿給送装置。 - 【請求項2】 上記レジストローラによって待機される
第2の原稿の先端突出量は、該第2の原稿がプラテン上
の基準位置にセットされた時に、第2の原稿の直前にプ
ラテン上の基準位置にセットされていた第1の原稿の先
端部が少なくともプラテン上での原稿搬送を拘束する最
終位置よりも下流側に位置するように制御したことを特
徴とする請求項1記載の原稿給送装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3285893A JPH06230632A (ja) | 1993-01-28 | 1993-01-28 | 原稿給送装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3285893A JPH06230632A (ja) | 1993-01-28 | 1993-01-28 | 原稿給送装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06230632A true JPH06230632A (ja) | 1994-08-19 |
Family
ID=12370548
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3285893A Pending JPH06230632A (ja) | 1993-01-28 | 1993-01-28 | 原稿給送装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06230632A (ja) |
-
1993
- 1993-01-28 JP JP3285893A patent/JPH06230632A/ja active Pending
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