JPH06102726A - 原稿搬送装置 - Google Patents

原稿搬送装置

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JPH06102726A
JPH06102726A JP4279582A JP27958292A JPH06102726A JP H06102726 A JPH06102726 A JP H06102726A JP 4279582 A JP4279582 A JP 4279582A JP 27958292 A JP27958292 A JP 27958292A JP H06102726 A JPH06102726 A JP H06102726A
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Katsuaki Hirai
克明 平井
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 原稿搬送装置の並列複写モードで、給送手段
から搬送手段への原稿の受け渡し時に、両原稿の紙間精
度を向上させる。 【構成】 レジストローラ11から搬送ベルト18に原
稿Sを受け渡す場合、レジストローラ11での原稿搬送
速度をv1 、搬送ベルト18での原稿搬送速度をv2
して、1枚複写モードではv1 >v2 、並列複写モード
ではv1 =v2 となるように、受け渡し条件を制御す
る。これにより、並列複写モードにおける紙間精度を向
上することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は複写機、レーザービーム
プリンター等の画像形成装置に装備される原稿搬送装置
に関し、詳しくは1枚の用紙に2枚の原稿を複写する際
の原稿搬送手段に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、1枚の原稿を1枚のシートに複写
するための原稿搬送装置として図5に示すような装置が
提案されている。
【0003】同図において、トレイ1に原稿上向き(フ
ェイスアップ)で載置された複数の原稿Sは、半月ロー
ラ3により最下位から1枚ずつ給送され、搬送ローラ
6、分離ベルト9からなる分離部6,9及び大ローラ1
2、レジストローラ11からなる搬送ローラ対11,1
2、搬送ベルト18を介して画像形成装置のプラテン1
5上面に送られて載置される。画像形成装置においての
画像形成後の原稿Sは、大ローラ12及び排紙ローラ対
24を介して原稿トレイ1上に再載積される。
【0004】次に両面原稿を複写する場合には、前記の
ように原稿Sを一旦プラテン15上に載置し、次に大ロ
ーラ12を介して再びレジストローラ11とのニップま
で導き、第2面(原稿裏側面)を画像形成面としてプラ
テン上に載置し画像形成を行なう。画像形成終了後、再
び大ローラ12を介して反転し、第1面(原稿表面側)
を画像形成面にして原稿Sをプラテン15上に載置し、
画像形成を行った後に原稿トレイ1上に排出する。
【0005】一方、近年、1枚のシートに2枚の原稿を
複写する並列複写モード(2in1モード)が提案され
ている。図6に示す原稿搬送装置51において、トレイ
69上に原稿下向き(フェイスダウン)にして載置され
た原稿71は、給紙ローラ73によりプラテンガラス6
6上へ搬送され、搬送ベルト67、68を介して先頭頁
を図上左側の第1原稿基準位置71′に載置され、次に
第2頁を搬送ベルト67を介して第2原稿基準位置7
1″に載置される。ランプ55、読取部59を有するス
キャナ60は、モータ60による移動により原稿を読み
取って、第1頁、第2頁の両原稿を同時に1枚のシート
に複写する(図7)。複写終了後、排紙トレイ70上に
両原稿を排紙して並列複写が完了する。
【0006】また、並列複写モードを可能にする他の従
来例として、図9に示す様な原稿搬送装置が考案されて
いる。
【0007】原稿トレイ101にフェイスダウンで載置
された原稿束Sは、最上面にある最終頁原稿m(図1
0)から、ピックアップローラ103により分離部10
4、105へ給送され、更にレジストローラ対106、
106′へ受け渡され、原稿m後端がセンサー113を
抜けた後レジストローラ対106、106´及び搬送ベ
ルト108を停止させ、次に搬送ベルト108を図示矢
印方向に対して逆方向へ一定距離回転させ、原稿mの後
端を停止しているレジローラ対106,106′のニッ
プ部に突き当てる。
【0008】次に、次原稿m−1を同様に給紙し先端が
センサー114を遮光した後一定距離搬送し停止してい
るレジローラ対のニップ部へ突き当てる(図10)。次
に搬送ベルト108、レジストローラ106,10
6′、分離部104,105を一斉に矢印方向へ回転さ
せ、画像形成域プラテン109上へ2枚同時に搬送し、
原稿m−1の後端がセンサ113を抜けた後一定距離搬
送し、原稿m、原稿m−1を載置する。
【0009】画像形成後、原稿m、m−1は搬送ベルト
108、ローラ対110、110´、排紙ローラ11
1、111´により排紙トレイ112上に排出される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
〈第1の発明の課題〉並列複写モードを可能にする前述
の従来の技術において、図6に示す装置においては、2
本の搬送ベルト67、68が必要なため、装置構成が複
雑になったり、受け渡し時におけるジャム頻度が高くな
ったりして従来の原稿搬送装置よりも品質低化する可能
性がある。
【0011】また、図9に示す装置においては、装置に
対する品質保持は行なわれているものの、両原稿の紙間
保障において支障をきたす虞れがある。
【0012】詳細には、2つの搬送手段間における原稿
受け渡し時、通常下流側の搬送手段部における搬送速度
を上流側の搬送速度より速くして原稿の搬送速度を最速
にする一方、受け渡し時における原稿損失が生じなよう
に制御されている。そのため、前述の従来例の構成にお
いて、ニップ部における紙間 l0 は搬送ベルトにおける
速度v1 とレジストローラにおける速度v2 、原稿m−
1の後端がニップを抜けるまでの時間tとした時にプラ
テン載置時には(v1 −v2 )t分広がってしまうとい
う欠点があった。
【0013】本発明は、並列複写モードの下で、画像形
成域内で原稿を搬送する搬送手段へ給送手段から原稿を
受け渡す時に、両原稿の紙間精度を向上させた原稿搬送
装置を提供することを第1の目的とするものである。 〈第2の発明の課題〉また、前述の従来の技術によれ
ば、並列複写モードの排出時、第2原稿の先端が第1原
稿の後端を押し出したり、第2原稿の先端が第1原稿の
下にもぐり込んだりして、排紙原稿束の不整合を引き起
こしたり、頁順がくるってしまうという欠点があった。
【0014】本発明は、並列複写モードの下での原稿排
紙時に、2枚の原稿の紙間を広げるようにして、安定し
た排紙作用を可能にした原稿搬送装置を提供することを
第2の目的とするものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】
〈第1の発明の手段〉本発明は、画像形成すべき原稿
(S)を載置する原稿トレイ(1)と、該載置された原
稿(S)を1枚ずつ分離するための分離手段(9)と、
該分離された原稿(S)を画像形成装置(31)の画像
形成域(15)へ給送する給送手段(11)と、前記画
像形成域(15)内において前記原稿(S)を搬送する
ための搬送手段(18)と、前記画像形成域(15)で
画像形成済みの原稿(S)を前記原稿トレイまで搬送す
るための排紙手段(24)と、を備え、1枚の原稿
(S)を前記画像形成域に載置する1枚複写モードと、
2枚の原稿(S)を前記画像形成域(15)に載置する
並列複写モードと、を有する原稿搬送装置において、前
記給送手段(11)と搬送手段(18)との原稿(S)
の受け渡し時の搬送条件を、前記1枚複写モード、並列
複写モードに応じて制御する制御手段を有することを特
徴とする。
【0016】また、前記搬送条件が、原稿(S)の搬送
速度であることを特徴とする。
【0017】また、前記搬送条件が、原稿(S)の搬送
タイミングであることを特徴とする。 〈第2の発明の手段〉本発明は、原稿トレイ(1)上の
原稿(S)を画像形成域(15)へ搬送する給送手段
(11)と、前記画像形成域(15)において給送され
た原稿(S)を搬送・載置する搬送手段(18)と、前
記給送される原稿(S)の原稿サイズを検知するサイズ
検知手段(S6)と、前記給送手段、搬送手段及び排紙
手段(24)をそれぞれ制御する制御手段(30)と、
を有する原稿搬送装置において、前記画像形成域(1
5)に2枚の原稿(S)を載置する並列複写モードにお
ける原稿(S)の排紙制御を、原稿サイズ( l1 )デー
タに基づいて制御することを特徴とする。
【0018】また、前記排紙制御として、前記搬送部に
おける原稿(S)のすべり量をαとすると、前記搬送手
段(18)から前記排紙手段(24)までの前記搬送手
段(18)による送り量を、”原稿サイズ+α”とし、
先頭原稿(S)のみを前記排紙手段(24)部へ導き次
原稿(S)は前記搬送手段(18)内に保持し、次に一
定時間後に前記搬送手段(18)により次原稿(S)を
排紙手段(24)部へ搬送することを特徴とする。
【0019】
【作用】
〈第1の発明の作用〉画像形成すべき原稿(S)は、画
像形成域内(15)に原稿(S)を搬送して載置する搬
送手段(18)へ搬送手段(11)から受け渡される。
この原稿(S)の受け渡し条件は、画像形成時の1枚複
写モード、並列複写モードに応じて変化されるように制
御される。すなわち、搬送手段(18)部における原稿
(S)の搬送速度をv1 、搬送手段(11)部における
搬送速度(18)をv2 とすると、1枚複写モードでは
1 >v2 とし、並列複写モードではv1 =v2 となる
ように制御される。これにより、並列複写モードでの原
稿(S)の給送時に、ジャム頻度を上げることなく、原
稿(S)の紙間精度を向上させることができる。 〈第2の発明の作用〉画像形成すべき原稿(S)は、画
像形成域(15)内に原稿(S)を搬送して載置する搬
送手段(18)へ給送手段(11)から受け渡される。
並列複写モードでの画像形成時には2枚の原稿(S)が
画像形成域内に隣接して載置される。
【0020】画像形成後に、先頭原稿(S)と次原稿
(S)を排出する際に、搬送手段を(18)原稿サイズ
分搬送して停止させることにより、1枚目の原稿(S)
は排紙手段(24)へに送り出されて、原稿トレイ
(1)に排出され、次原稿(S)は先頭原稿(S)が載
置されていた位置に待機した状態になる。これにより、
両原稿(S)の紙間が広がって、排紙原稿束の整合性を
向上させることができる。
【0021】なお、カッコ内の符号は図面を参照するた
めのものであって、本発明の構成をなんら限定するもの
ではない。
【0022】
【実施例】
〈第1、第2の発明の実施例〉図1は、本発明の実施例
に係る循環式の原稿搬送装置を示している。
【0023】この原稿搬送装置の概略構成を説明する
と、1は原稿トレイで操作者によって原稿Sが載置され
る。2は原稿ストッパで原稿Sの先端が突きあてられ
る。3は半月ローラで原稿Sの先端の捌きを行なうと共
に原稿の最下紙を送り出す。4はウエイトで原稿Sが分
離部に進入しにくい場合落下して半月ローラ3上方より
加圧し、原稿の搬送を補助する。5は分離規制板で、原
稿の束の突込みを防止している。
【0024】6は給紙ローラで、分離ローラ対7、8に
巻回された分離ベルト(分離手段)9と協働して原稿束
より最下の原稿Sを分離し、分離後の原稿を給紙する。
上ガイド10の先端は、レジストローラ(給送手段)1
1と反転大ローラ12によって形成されるレジストニッ
プに原稿が入り込みやすいようにガイドしている。上記
レジストローラ11、大ローラ12により、分離後の原
稿Sを所定のタイミングで送り出す給送手段11,12
が構成されている。
【0025】13は内ガイド、14は中ガイドで、いず
れも原稿の搬送路を形成し原稿をプラテン15上に導
く。駆動ローラ16とターンローラ17の間に張られた
搬送ベルト18と、その背面を加圧するコロ19によ
り、原稿Sはプラテン15上に搬送されて停止する。画
像形成装置31によるコピー終了後に搬送ベルト18が
逆転し、原稿はジャンプ台20にすくい取られて下ガイ
ド21と中ガイド14で形成されたパス(反転パス)を
通り、さらに開閉ガイド22と反転ローラ12間、フラ
ッパ23の上部、上ガイド10の上部を通って排出ロー
ラ対(排紙手段)24によってトレイ1に再積載され
る。
【0026】なお両面コピー時はプラッパ23が偏向し
て原稿はフラッパの下部を通り、レジストローラ11、
反転ローラ12によって再びプラテン上に搬送される。
【0027】次にセンサー配置について説明すると、原
稿トレイ1上の原稿有無を検知するエンプティセンサS
1、分離部ニップの下流側に設けられた分離センサS
2、レジストローラ11と反転ローラ12とのニップ部
により上流側に配されたレジストセンサS3、プラテン
15からの反転パス内に設けられた反転センサS4、排
紙時の速度制御等を実施するための排紙センサS5が反
転大ローラ12と排紙ローラ間に配されている。
【0028】次に各ローラを駆動するための動力伝達係
に関して説明する。
【0029】図2に示す様に、動力伝達係は半月ローラ
3と給紙ローラ6を駆動する分離モータM1,大ローラ
12を駆動するための搬送モータM2、搬送ベルト18
を駆動するための駆動ローラ16を駆動するベルトモー
タM3、大ローラ12と駆動ローラ16とを同期駆動さ
せるためのクラッチCL1、によって構成されている。
また、各々のモータ、クラッチは制御手段30により制
御されている。
【0030】次に各々複写モードの動作概略を説明す
る。 (片面モード) STEP1(給紙) エンプティセンサS1のON時に、図示しない画像形成
装置本体のスタートキー(図示略)が押されると、分離
モータM1がONして半月ローラ3及び給紙ローラ6が
それぞれ回転し、原稿束Sの最下流原稿mが分離部6,
9へ搬送し、更に分離部を経てレジストセンサS3を通
過後、原稿先端が大ローラ12とレジストローラ11の
ニップ部に突き当たる。
【0031】原稿Sを一定距離搬送させた後、分離モー
タM1はOFFして半月ローラ3及び給紙ローラ6が停
止する。上記停止から一定時間後にベルトモータM3及
び搬送モータM2がそれぞれONして原稿Sをプラテン
15上へ導き、原稿後端がレジストセンサS3を通過し
てから一定時間後にベルトモータM3、搬送モータM2
がOFFして原稿Sはプラテン15の基準位置に載置さ
れる。この時、搬送モータM2による大ローラ12の周
連v2 は、ベルトモータM3による搬送ベルト18の周
連v1 よりも遅くなるように設計されており、大ローラ
12と搬送ベルト18の原稿受け渡し時に、大ローラ1
2による原稿Sの送り量が搬送ベルト18による送り量
よりも多くなるようにして原稿座屈ジャムが発生しない
ようになっている。基準位置上に載置された原稿Sは、
画像形成装置31により画像形成される。
【0032】STEP2(交換、排紙) 次原稿m−1は、前原稿mの画像形成中に、前記STE
P1中の大ローラ12とレジストローラ11のニップ突
き当て位置にて待機している。画像形成終了後ベルトモ
ータM3は逆転し、原稿mの先端が大ローラ12とフォ
ロアーローラとのニップ部に突き当たるまでの一定距離
搬送後にベルトモータM3がOFFして搬送ベルト18
は停止する。
【0033】次に、ベルトモータM3正転、搬送モータ
M2をONし、原稿mを排紙部へ導く一方、原稿m−1
をステップ1と同様にプラテン15上へ載置する。原稿
mは図示しないソレノイドにより偏向されたフラッパ2
3により、排紙ローラ24側へ搬送されてトレイ1上に
再積載されるが、その際、原稿後端が排紙センサS5を
通過後からの一定時間毎の速度制御により安定的に排紙
させるように制御されている。 (両面モード) STEP1(給紙) 片面モードのSTEP1と同様の動作で原稿mがプラテ
ン15上に載置される。
【0034】STEP3(反転) 次に、ベルトモータM3が逆転し、原稿mの先端が大ロ
ーラ12とフォロアーローラとのニップに突き当たって
一定距離搬送後OFFする。次に搬送モーターM2及び
ベルトモータM3正転をONし、また図示しないソレノ
イドにより偏向されたフラッパ23により原稿mは再び
大ローラ12とレジストローラ11のニップへ導かれ、
レジストセンサS3を後端が通過後一定距離回転させベ
ルトモータM3、搬送モータM2をOFFし、プラテン
基準位置に原稿裏面を画像形成面として載置し、画像形
成が行われる。
【0035】STEP3(反転) 原稿m裏面の画像形成後に、上記STEP3と同様にし
て原稿mを反転して原稿表面をプラテン15上へ載置す
る。
【0036】STEP2(交換、排紙) 前記片面モードのSTEP2と同様にして、原稿mの排
紙及び次原稿m−1の基準位置への載置を行って、次原
稿m−1の表面の画像形成を行う。 (並列複写モード) STEP1(給紙) 最下位の原稿mが、前記STEP1と同様にしてプラテ
ン基準位置に給紙される。
【0037】STEP3(反転) 原稿mが反転されて、原稿裏面を画像形成面としてプラ
テン上に載置される。
【0038】STEP4(同期搬送) 次原稿m−1は、STEP1中の大ローラ12とレジス
トローラ11のニップ突き当4位置(ニップ1)まで分
離モータM1により搬送される。
【0039】次に、ベルトモータM3が逆転ONし、原
稿mの先端が大ローラ12とフォロアローラとのニップ
部(ニップ2)に突き当たるまでの一定距離を搬送後、
ベルトモータM3はOFFする。次に、クラッチCL
1、ベルトモータM3正転がONし、原稿m及びm−1
を同期させてプラテン15上を搬送する(STEP4−
1)。
【0040】図3(a) は、STEP4−1の初期、図3
(b) は、STEP4−1の中間を示している。
【0041】次原稿m−1の後端が大ローラ12とレジ
ストローラ11のニップ直下流位置に搬送されるように
一定量ベルトモータM3が回転したのちOFFし、クラ
ッチもOFFする(STEP4−2)(図3(c) 参
照)。
【0042】この時原稿mとm−1のオーバーラップ量
Lは、原稿サイズ l1 から上記ニップ1とニップ2の距
離 l2 を引き、原稿m−1のニップ1におけるすべり量
αを加算した式 l= l1 − l2 +αにより求められる。
【0043】そこでSTEP4−2の後、ベルトモータ
M3をオーバラップ量 l分のみ回転させて停止すること
により、原稿mは大ローラ12内に保持されたまま原稿
m−1のみ搬送され、原稿mの先端と原稿m−1の後端
が一致した位置に載置される(STEP4−3)(図4
(d) 参照)。
【0044】次にクラッチCL1をONし、ベルトモー
タM3正転をONし、原稿m、m−1を同期搬送させて
原稿mの後端がレジストセンサS3を通過した後に搬送
ベルト18を一定距離回転させ、プラテン15上に原稿
m、m−1を載置し、クラッチCL1、ベルトモータM
3をOFFしてSTEP4を終了する(図4(e) 参
照)。
【0045】STEP5(同期排紙) 画像形成終了後、ベルトモータM3逆転を原稿サイズ l
1 分行ない停止させ(STEP5−1)、一方、搬送モ
ータM2もONし、原稿mを排紙ローラ24側へ搬送す
る。排紙センサS5を原稿mの後端が通過し、完全に排
紙完了した後(STEP5−2)再びベルトモータM3
逆転をONし原稿m−1を大ローラ12部へと導き、一
定時間後ベルトモータM3をOFFし、排紙センサS5
を原稿m−1の後端が通過し完全に排紙完了した後搬送
モータM2をOFFする。またここでSTEP5−2の
時点で原稿m−2をニップ1まで搬送し、片面モード時
と同様なシーケンスをとることも可能である。 〈第1の発明の他の実施例1〉前述の実施例において
は、クラッチCL1を用い、ハード的に等速制御を実施
したが、各モータに回転数制御手段を付与し、各モード
に応じて最適回点数に可変可能にする事により同様の効
果が得られる。 〈第1の発明の他の実施例2〉前述の実施例において
は、両手段における搬送速度を制御する事により紙間保
障を行ったが、各モータのONするタイミングを制御す
ることにより紙間保障を行なう事も可能である。詳細に
は発明の課題に記載の紙間広がり巾(v1 −v2)tは
紙サイズにより変化するが、この値は前もって認知する
ことが可能であり、その搬送距離分ベルトモータがON
するタイミングを搬送モーターより遅くする事により紙
間保障が行うことができる。 〈第2の発明の他の実施例1〉前記実施例における同期
排紙時には、搬送ベルト18による送り量を原稿サイズ
分行なった後停止させることにより紙間を広げる効果を
得たが、同じようなタイミングで搬送ベルト18の搬送
速度を低速制御することによっても同様な効果が得られ
る。その詳細を以下のSTEP5′に説明する。 (STEP5´)画像終了後、ベルトモータM3逆転と
搬送モータM2をONし、両原稿m、m−1を排紙部へ
導く。ベルトモーター逆転の回転数を原稿サイズ分搬送
した後より低速制御する。
【0046】ここで原稿mとm−1の紙間は、ニップ2
とプラテン端部との距離分における大ローラ12と搬送
ベルト18の速度差分広がる。次に、原稿m−1の先端
がセンサS4に到達した後ベルトモータM3の回転数を
定常にもどし、大ローラ12と搬送ベルト18の引っぱ
りあいを極力おさえる。排紙センサS5により原稿m、
m−1の両後端の通過を検知し、完全に排紙完了した後
に搬送モーターM2、排紙モータをOFFする。
【0047】
【発明の効果】
〈第1の発明の効果〉本発明によれば、原稿を給送手段
と、画像形成域に原稿を載置する搬送手段とに受け渡す
時に、1枚複写モードでは搬送部における原稿搬送速度
を給送手段での搬送速度よりも大きくし、並列複写モー
ドでは搬送部における原稿搬送速度を積載可能での搬送
速度と等しくしたので、従来の原稿搬送装置の備えてい
る性能を低下させずに並列複写モードを可能にし、更に
並列複写モードにおける紙間精度を向上することができ
る。 〈第2の発明の効果〉並列複写モードでの2枚の原稿の
排紙時に、搬送手段を原稿載置分だけ搬送して停止させ
て先頭原稿を排紙し、次原稿は先頭原稿が載置されてい
た位置に待機させた後に排紙したので、排紙される2枚
の原稿の紙間を広げることができて、排紙原稿束の整合
性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1、第2の発明の第1の実施例を示す原稿搬
送装置の縦断側面図。
【図2】同じく駆動伝達系の斜視図。
【図3】同じく原稿の流れを示す簡略側面図。
【図4】同じく原稿の流れを示す簡略側面図。
【図5】従来の原稿搬送装置の一例を示す縦断側面図。
【図6】並列複写モードを可能にした従来の原稿搬送装
置の縦断側面図。
【図7】プラテン上の原稿セット、コピーの関係図。
【図8】プラテン上の原稿セット、コピーの関係図。
【図9】並列複写モードを可能にした従来の他の原稿搬
送装置の縦断側面図。
【図10】同じくレジストローラ部の側面図。
【符号の説明】
S 原稿 m 先頭原稿 m−1 次原稿 l1 原稿サイズ l2 レジストローラと大ローラのニップか
ら、大ローラとフォロアローラのニップまでの距離 α レジストローラと大ローラのニップ部
におけるすべり量 L 原稿mとm−1のオーバーラップ S6 サイズ検知センサ(原稿サイズ検知手
段) 1 原稿トレイ 6 給紙ローラ 9 分離ベルト(分離手段) 11 レジストローラ(給送手段) 12 大ローラ 12a フォロアローラ 15 プラテン(画像形成域) 18 搬送ベルト(搬送手段) 24 排出ローラ対 30 制御手段 31 画像形成装置

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像形成すべき原稿を載置する原稿トレ
    イと、該載置された原稿を1枚ずつ分離するための分離
    手段と、該分離された原稿を画像形成装置の画像形成域
    へ給送する給送手段と、前記画像形成域内において前記
    原稿を搬送するための搬送手段と、前記画像形成域で画
    像形成済みの原稿を前記原稿トレイまで搬送するための
    排紙手段と、を備え、1枚の原稿を前記画像形成域に載
    置する1枚複写モードと、2枚の原稿を前記画像形成域
    に載置する並列複写モードと、を有する原稿搬送装置に
    おいて、 前記給送手段と搬送手段との原稿の受け渡し時の搬送条
    件を、前記1枚複写モード、並列複写モードに応じて制
    御する制御手段を有することを特徴とする原稿搬送装
    置。
  2. 【請求項2】 前記搬送条件が、原稿の搬送速度である
    ことを特徴とする請求項1記載の原稿搬送装置。
  3. 【請求項3】 前記搬送条件が、原稿の搬送タイミング
    であることを特徴とする請求項1記載の原稿搬送装置。
  4. 【請求項4】 原稿トレイ上の原稿を画像形成域へ給紙
    する給送手段と、前記画像形成域において給送された原
    稿を搬送・載置する搬送手段と、前記給送される原稿の
    原稿サイズを検知する検知手段と、前記給送手段、搬送
    手段及び排紙手段をそれぞれ制御する制御手段と、を有
    する原稿搬送装置において、 前記画像形成域に2枚の原稿を載置する並列複写モード
    における原稿の排紙制御を、原稿サイズデータに基づい
    て制御することを特徴とする原稿搬送装置。
  5. 【請求項5】 前記排紙制御として、前記搬送部におけ
    る原稿のすべり量をαとすると、前記搬送手段から前記
    排紙手段までの前記搬送手段による送り量を、”原稿サ
    イズ+α”とし、先頭原稿のみを前記排紙手段部へ導き
    次原稿は前記搬送手段内に保持し、次に一定時間後に前
    記搬送手段により次原稿を排紙手段部へ搬送することを
    特徴とする請求項4記載の原稿搬送装置。
  6. 【請求項6】 前記排紙制御として、前記搬送手段によ
    る送り量のうち、”原稿サイズ+α”以降は前記搬送手
    段の搬送速度を低速にすることを特徴とする請求項4記
    載の原稿搬送装置。
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