JPH07110641A - 複写システム - Google Patents

複写システム

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JPH07110641A
JPH07110641A JP5255909A JP25590993A JPH07110641A JP H07110641 A JPH07110641 A JP H07110641A JP 5255909 A JP5255909 A JP 5255909A JP 25590993 A JP25590993 A JP 25590993A JP H07110641 A JPH07110641 A JP H07110641A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 コピープロダクティビティを低下させること
のない複写モードに対応した最適な原稿給送モードを選
択設定することができる。 【構成】 操作部400による複写モードを判定して、
コントローラ200が該複写モードが片面原稿で、かつ
記録シートの片面又は両面への複写であると判定された
場合には、原稿給送装置2の読み取りモードを原稿流し
読み取りモードに設定し、該複写モードが両面原稿で、
かつ記録シートの両面への複写であると判定された場合
には、原稿給送装置2の読み取りモードを原稿固定読み
取りモードに自動設定する構成を特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、原稿給送装置を接続し
て給紙される記録シートの片面または両面に画像を複写
する複写システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、全ての技術分野において、エコロ
ジーが重要な考え方になってきており、複写装置におい
ても紙の消費量を減らすために両面コピーに対する要求
が高まってきている。とりわけ、紙資源を消費する複写
装置においては、このような情勢を考慮して、片面原稿
から両面または、片面コピーを行い、両面原稿から両面
コピーを行う場合の総合的な複写速度を上げる装置と動
作モードを備えた複写システムが提案されている。
【0003】従来この種の複写システムにおいて、原稿
給送装置から原稿を給送するモードとして、流し読み取
りモードと固定読み取りモードとが採用されている。該
両方のモードを行える原稿給送装置では、片面原稿1部
から片面コピーセット1部を得る時、すなわち1to1
コピーの時は、プロダクティビティを向上させるため
に、原稿交換時間を短縮できる流し読み取りモードでコ
ピーを行い、それ以外の時は原稿の痛みを最小限にする
ために、原稿の循環回数の少ない従来の普通に行われて
いる固定読み取りモードで原稿のコピーを行っていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この様な原稿
給送動作では、1部の片面原稿から1部の片面コピーセ
ットを得る、いわゆる1to1コピーのプロダクティビ
ティは改善されるものの一般に1toN(N≧2)の
時、特に、1to2の時は、1to1よりも相対的にプ
ロダクティビティが落ちてしまうという欠点があった。
【0005】これを避けるために、1toN(N≧2)
の時も流し読み取りモードでコピーを行うようにした装
置もあったが、原稿の循環回数が1回からN回に増え
て、原稿が痛んでしまうという欠点があった。
【0006】更に複写装置本体もアナログ式か、又はデ
ィジタル式であっても画像記憶部を有効に使用していな
かったので、コピー画像1個毎に原稿を露光しており、
省エネルギーの観点からも好ましくなかった。
【0007】また、流し読みを行う目的は原稿交換時間
を減らすことであるが、従来のアナログ複写機の場合
は、片面原稿1部から両面コピーN部(N≧2)を得る
時については、流し読みを行うと連続コピーができなく
なるので、却って1toN(N≧2)の時コピー速度が
遅くなり、実用的な動作モードが無かったので固定読み
取りモードしか行っていなかった。以下、N≧2として
モード別の動作について説明する。
【0008】しかし、この場合固定読み取りモードなの
で、原稿交換時間が長くて、複写装置本体の速度に追い
付かない、例えば給紙紙間の短いディジタル機や100
枚/分クラスの高速機などの場合は、その間、複写装置
本体を待たせることになり、原稿交換の度にプロダクテ
ィビティが落ちてしまうという欠点があった。
【0009】以下、上記の欠点を少なくするために、複
写装置本体に画像記憶部を設けてディジタル機として機
能可能な複写システムを例として説明する。
【0010】図9はこの種の複写システムの構成を説明
する断面構成図である。
【0011】図において、100は給紙装置、200は
原稿給送装置、300は複写装置である。
【0012】先ず、片面原稿から片面コピーを得る時で
かつ、1toNのコピーを行う時は、原稿交換時のロス
タイムを無くすために流し読み取りモードを用いて原稿
を読み込み、2枚目のコピーからは画像記憶部に記憶し
た画像情報を使って連続コピーを行うようになってい
る。これは、アナログ複写機の場合は不可能な複写モー
ドであり、これによって原稿を循環で痛めること無く、
かつ原稿交換時間も短くできるので、プロダクティビテ
ィをかなり向上させることができる。
【0013】また、原稿の露光も最初の1回だけで済む
ため省エネルギーにも有効である。次に、片面原稿から
両面コピーを行う時は、定着ローラを通った第1面目を
コピーした紙は、フラッパー部材F/Lによって排紙パ
スから両面パスに導かれる。そして、途中で奇数回反転
してから、再び給紙部に送られる。
【0014】この時コピー第1面目の画像情報は、前述
の画像記憶部IMEに記憶しておく。そして、第2面目
の原稿は第1面目をコピーした紙が、両面パスを通って
再び給紙部に戻ってくる前に、原稿給送装置によりプラ
テンガラス上に載置される。第2面目はプラテンガラス
上の画像を直接読み込んで、すなわち、固定読み取りモ
ードでコピーを行う。
【0015】次のコピーサイクルからは、これを繰り返
すことにより行う。要するに、第1面目は画像記憶部I
MEの画像情報を用いてコピーを行い、第2面目はプラ
テンガラス上の原稿を固定読み取りモードで読み込んで
コピーを行う。この方法は、両面パス中に中間トレイが
無く、ディジタル複写装置に画像記憶部IMEを原稿1
ページ分設けたとき特有の方法である。
【0016】しかし、流し読みと固定読みを交互に行っ
ているので、そのために原稿固定読み取りモードの位置
から原稿流し読み取りモードの位置まで光学系のミラー
が移動するときは、無駄な時間となりプロダクティビテ
ィが落ちてしまう。
【0017】更に、光学系のミラー動作のシーケンスが
複雑になる欠点も有る。特に固定読みから流し読み取り
モードに移るときの短時間でのミラーの固定がかなり難
しい欠点がある。
【0018】また、図9の方法では、中間トレイを備え
ていないので、片面原稿から両面コピーを得るときは、
連続コピーで1toNのコピーを行うことはできないの
でプロダクティビティは落ちてしまう。
【0019】これを解決する方法として図10,図1
1,図12に示すような中間トレイMTを使う方法があ
る。
【0020】図10〜図12はこの種の複写システムの
他の構成を説明する断面図であり、それぞれ中間トレイ
MTを備えており、特に、図12の場合は再給紙側と反
対側から紙を中間トレイに収納する例に対応し、図11
の場合は中間トレイの再給紙側と紙の収納側が同じ側に
ある例に対応する。また、図9と同一のものには同じ符
号を付してある。
【0021】一方、図10は搬送速度を速くし易い定着
ローラから中間トレイの収納部までの第1両面パスをで
きるだけ長く構成した場合であり、定着ローラから中間
トレイの収納ローラまでの第1両面パスは単純に紙を受
け渡すだけなので搬送速度は一定でも良く、比較的簡単
に他の部分より速度を速くすることができるので、ここ
の搬送速度を他の部分の搬送速度よりも速くし、かつ、
長さもできるだけ長くしてある。
【0022】これによって図11,図12の構成よりは
総合的な両面コピー速度を速くすることができる。更
に、図10には1部両面コピー時専用の紙パスの一例が
示してある。
【0023】すなわち、定着ローラから導いた紙を、1
部両面コピー専用の反転パスを反転した後、中間トレイ
に収納せずに、これまた専用のスルーパスを通して本体
の給紙部へ導いている。これらの中間トレイMTを備え
た装置においては、連続してコピーが行えるため片面原
稿の1toNの両面コピーでもプロダクティビティが向
上する。
【0024】しかし原稿の動作は図9の時と同じであ
り、N枚毎に固定読みと流し読みを交互に切り替えてコ
ピーするため、その切り替え時に光学ミラーの動作切り
替え時間が本体のコピー速度に追いつけない場合は、プ
ロダクティビティが落ちてしまう欠点がある。
【0025】また、両面原稿の場合も第1面目を流し読
み取りモードで、第2面目は原稿を反転した後、固定読
み取りモードでコピーすることで、原稿交換のロスタイ
ムを無くしプロダクティビティを向上させることができ
るが、しかし上述のようにミラーの動作が複雑になって
しまう欠点がある。
【0026】本発明は、上記の問題点を解消するために
なされたもので、原稿の流し読み取りモードと固定読み
取りモードの両方を備えた両面原稿の扱える原稿給送装
置と、画像記憶部を備えたディジタル複写機とを組み合
わせた両面コピー可能な複写システムにおいて、設定さ
れる複写モードを判定して、該複写モードが片面原稿
で、かつ記録シートの片面又は両面への複写であると判
定された場合には、原稿給送装置の読み取りモードを原
稿流し読み取りモードに設定し、該複写モードが両面原
稿で、かつ記録シートの両面への複写であると判定され
た場合には、原稿給送装置の読み取りモードを原稿固定
読み取りモードに自動設定することにより、設定された
複写モードに対して、コピープロダクティビティを低下
させることのない最適な原稿給送モードを選択設定し、
原稿と光学系の動きを単純化して信頼性を高め、かつ総
合的な両面コピーの速度をあげることができる複写シス
テムを提供することを目的とする。
【0027】
【課題を解決するための手段】本発明に係る複写システ
ムにおいては、原稿の画像を読み取り、画像情報に変換
する画像読取り手段と、この画像読取り手段が読み取っ
た画像情報を少なくとも1ページ以上記憶する画像記憶
手段と、この画像記憶手段に記憶された画像情報に基づ
く画像または前記光学系の原稿走査により得られる原稿
画像を給紙される記録シートあるいは所定の再給紙パス
を介して給送される記録シートの片面または両面に記録
する記録手段と、原稿に対する複写モードを設定する設
定手段と、この設定手段による複写モードを判定して、
該複写モードが片面原稿で、かつ記録シートの片面又は
両面への複写であると判定された場合には、原稿給送装
置の読み取りモードを原稿流し読み取りモードに設定
し、該複写モードが両面原稿で、かつ記録シートの両面
への複写であると判定された場合には、原稿給送装置の
読み取りモードを原稿固定読み取りモードに自動設定す
る読み取りモード制御手段とを設けたものである。
【0028】
【作用】本発明においては、設定手段による複写モード
を判定して、読み取りモード制御手段が該複写モードが
片面原稿で、かつ記録シートの片面又は両面への複写で
あると判定された場合には、原稿給送装置の読み取りモ
ードを原稿流し読み取りモードに設定し、該複写モード
が両面原稿で、かつ記録シートの両面への複写であると
判定された場合には、原稿給送装置の読み取りモードを
原稿固定読み取りモードに自動設定するので、原稿シー
トと記録シートに対する複写モード設定に応じた最適な
原稿給送モードを自動設定し、高スループットの複写処
理が可能となる。
【0029】
【実施例】図1は本発明の一実施例を示す複写システム
の構成を説明するブロック図であり、特に、流し読みと
固定読み取りの各モードを両方備えた原稿給送装置にお
いて原稿の流し読み取りモードだけで片面原稿から両面
コピーが行えるように複写システムの本体部は必要な記
憶容量を持つ画像記憶部を備えたディジタル式の複写装
置が本体を構成している場合に対応する。
【0030】図1において、1は給紙装置で、一番上段
のユニバーサル給紙部81を含めて4段の給紙部を持
つ。2は循環式原稿給送装置で、原稿束59を下から分
離して上に戻す。3は複写装置本体で、画像記憶部4を
備えている。画像記憶部4は少なくとも原稿1ページ
(片面)以上を記憶する容量を持つ。5は空きスペース
に設けた小物いれ用の引き出しで、代わりに給紙装置を
設けることもできる。
【0031】6は廃トナーを溜めるための回収ケース、
7は中間トレイユニットで、引き出しレール20により
本体フレームに取り付けられておりジャム処理時に手前
側に引き出すことができる。8は定着ローラ33,34
から中間トレイの搬送ローラ21までの第1の両面パス
の一部を構成する搬送ユニットで、本実施例では、約1
100mm/secの速度で駆動される。
【0032】9は上述の第1の両面パスの搬送ローラ
で、これも1100mm/secの速度で駆動されてい
る。この搬送ローラ9は、定着ローラ33,34と搬送
速度がかなり違うため、両面パスに紙を導くとき紙を強
く引っ張り合うことになる。これを避けるために、本実
施例では搬送ローラ9の駆動を約100gf−cmのト
ルクリミッターを介して駆動している。搬送ローラ9の
半径は約10mmでローラ表面の接線方向の搬送力に換
算すると約100gfである。
【0033】なお、搬送ローラ37はワンウェイクラッ
チを介して駆動されているので、紙の搬送速度が増す時
には空回りするようになっていて搬送ローラ9とは引っ
張り合いしない。10は搬送ユニット8の搬送ローラの
1つで、定着ローラ33,34のニップから搬送ローラ
対10のニップまでの紙パスに沿った長さが、ディジタ
ル複写装置3で送る最大サイズの紙の長さより、僅かに
長くなっている。
【0034】これにより、本実施例では定着ローラ3
3,34と、搬送ローラ対10とが紙を引っ張り合うこ
とは無い。
【0035】故に、この搬送ローラの駆動は前述のトリ
クリミッターを用いなくても良い。11,12,13は
搬送ユニット8の搬送ローラで当然約1100mm/s
ecの速度で駆動される。14は小さい曲率半径でも安
定して紙をターンさせるためのターンローラで、搬送ロ
ーラ21と供に中間トレイ18への紙収納部を構成して
いる。以上のローラで搬送される定着ローラ33,34
のニップ部から搬送ローラ21のニップ部までが第1の
両面パスで本実施例では約1000mmの長さがある。
【0036】15は紙収納部から排出された紙の後端
が、中間トレイ18上に落下するのを待たずに紙をたた
き落とすたたき落とし部材で、紙検知センサ85で紙の
後端を検知したら実線で示した待機位置から点線で示し
た作動位置へ動かし、紙の後端部をたたき落とす。
【0037】これにより紙後端が自由落下するのを待っ
てから再給紙する必要がなくなり、特に、1部だけ両面
コピーのセットを得る場合は収納したらすぐに再給紙し
なければならないので非常に効果的である。
【0038】16,17は中間トレイ上に設けられた再
給紙のための下分離ピックアップローラで紙が1枚の時
でも確実に送り出せるように給紙方向に複数個設けてあ
る。実施例では円形であるが、紙収納時にじゃまになら
ないように、従来から知られているように半月形状にし
ても良い。18は前述したように紙を積載する中間トレ
イ、19は紙サイズに合わせて矢印27方向に動く突き
当てガイド、20は手前に引き出すユニットを支持する
引き出しレール、21は中間トレイに紙を収納するため
の搬送ローラ、22,23は中間トレイに積載した紙束
を下側から1枚ずつ分離して再給紙するための分離ロー
ラ対で、22はフィールドローラ、23はトルクリミッ
ターを介して駆動されているリタードローラで、これら
のローラの駆動方向は図1中の矢印の向きである。
【0039】24は紙センサ、25は中間トレイから下
分離して再給紙された紙を斜行させないで搬送するため
の引っ張り出しローラ対、28は搬送ローラ対、29は
紙センサ、30は本体給紙部のレジストローラ対であ
る。分離ローラ対22,23から本体給紙部のレジスト
ローラ対30までの第2の両面パスは本実施例では55
0mm/secの搬送速度で駆動されている。長さは本
実施例では約330mmである。
【0040】31は転写後の紙を定着器まで搬送する搬
送部で、吸引ファン55で転写後の紙を搬送ベルト56
に吸いつけて未定着の紙を搬送する。ベルトは駆動ロー
ラ57とアイドラローラ58によって本実施例では約5
50mm/sec(プロセス速度)で駆動される。
【0041】32はパワー電源ユニットで、それから発
生した熱を有効に使うために定着ユニットの下に配置し
てある。33は定着下ローラ、34は内部にヒータを備
えた定着上ローラ、35はジャム時に手前に引き出せる
ようにした定着器ユニット、36は約550mm/se
cの搬送速度で駆動されている排紙ローラで、これでソ
ータなどの後処理装置に紙を受け渡す。
【0042】37は定着ローラ直後の搬送ローラで、通
常は本体の搬送速度(いわゆるプロセス速度)で駆動さ
れている。これは本実施例では約550mm/secの
速度で駆動される。そして、その速度よりも速い速度で
紙を下流側へ引き抜いたときは、軽い負荷で空回りでき
るようにワンウェイクラッチを介して駆動されている。
【0043】38は第1の両面パスと排紙ローラ36へ
のパスを切り替えているフラッパー部材であり、片面コ
ピーの時は図1の点線の位置にいる。39は定着器ユニ
ットに取り付けられた定着前ガイドで、搬送部31から
定着ローラ33,34のニップへ紙先端を正確に導くた
めのものである。
【0044】40は複写装置本体3のレジストローラ3
0,感光ドラム43,駆動ローラ57,定着ローラ3
3,34,搬送ローラ37,排紙ローラ36,搬送ロー
ラ9等を駆動しているメインモータ、41は感光ドラム
の表面をクリーニングし余分なトナー回収するクリーナ
ーユニット、42は定着ローラにオフセットしたトナー
を拭き取るクリーニングウェブ、44は転写帯電器、4
5は現像器ユニット、46は一次帯電器である。
【0045】なお、クリーナーユニット41と現像器ユ
ニット45,トナーホッパ50は、図示していない別の
モータで駆動される。47は感光ドラム43に潜像を書
き込むレーザスキャナーで、画像記憶部4もしくは、画
像読み取り部49の画像情報に従って、感光ドラム43
に潜像を書き込む。どちらの画像情報を用いるかは複写
装置3のコントローラ200(詳細は図2参照)で制御
される。
【0046】48は結像レンズで画像読み取り部49に
プラテンガラス69上の原稿の画像を結像させる。50
は現像器45内のトナー量がほぼ一定になるようにトナ
ーを徐々に現像器に補給するトナーホッパ、51は第2
ミラー台上に設けられたミラーで、プラテンガラス69
上の原稿の画像を画像読み取り部49に結像させる走査
形光学系の一部分である。52は第1ミラー台上に設け
られたミラーで、第2ミラー台の2倍の速度で走査す
る。
【0047】53は第2ミラー台のスライド用レール、
54は第1ミラー台のスライド用レールである。55は
搬送部31の吸引ファン、56は搬送部31のベルト、
57はベルト56の駆動ローラ、58は前記ベルト56
のアイドラローラ、59は原稿束で、表向きに積載され
ている。60,61は循環式原稿給送装置2のピックア
ップローラで、下分離を行う時、確実に原稿を送り出す
ために少なくとも原稿搬送方向に2列設けてある。な
お、本実施例では2列設け、その位置は通常使用する原
稿サイズのうちの最小のサイズの両端部に位置するよう
にしてある。
【0048】62は原稿積載トレイであり、従来は傾斜
していたが本実施例では原稿カールに強いように(カー
ルした紙は水平に置いた時が一番カール量が少なくな
る)ほぼ水平になっている。これは、前述のピックアッ
プローラを複数設けてあるため水平にしても十分原稿を
送り出すことができるからである。また、循環式原稿給
送装置2の高さ方向の大きさを小さくする効果もある。
【0049】63は分離ベルトで、下側分離を行う時、
重送してきた原稿を戻す働きをする。64は原稿束の下
側から原稿を一枚ずつ送り出すフィードローラ、65は
原稿をプラテンガラス69の上に送り出すときにタイミ
ング合わせと斜行取りを行う入り口側原稿レジストロー
ラで、該ローラは第1ミラー台に設けたミラー52を図
1の点線の位置52’に固定しておき原稿を送りながら
画像読取り部49で読みとる流し読み取りモードの時、
原稿の送り速度を安定化する働きも行う。
【0050】66は原稿搬送ベルト68を駆動するベル
ト駆動ローラ、67は前記原稿搬送ベルト68のアイド
ラーローラ、68は原稿搬送ベルト、69は複写装置の
プラテンガラス、70は前記原稿積載トレイ62に積載
する原稿のサイズに合わせて矢印71方向に動き、原稿
後端をガイドする原稿後端ガイドで、これは原稿サイズ
を指定して自動的に動かしても、また、手動で合わせて
もよい。
【0051】72,73,74,75は循環してきた原
稿を原稿束の上側に積載するための原稿積載ローラ、7
6,77,78はフラッパー部材で、原稿のサイズに応
じてどの原稿積載ローラを使用するかを選択するための
ものである。79は出口側原稿レジストローラで、原稿
が両面原稿の時に原稿を反転する原稿反転ローラ80で
反転した原稿を、再びプラテンガラス69上に送り出す
ときにタイミング合わせと斜行取りを行う。
【0052】なお、本実施例では原稿の入り口側では流
し読み取りモードがあるが、原稿反転ローラのある出口
側では流し読みを行わない。これは、途中でベルト68
による搬送が入るので出口側で入り口側と同じ方向に原
稿を、流し読みに耐えるくらい正確に送ることが難しい
ことと、入り口側と反対方向に原稿を送って原稿を読み
とるとコピーのつじつまを合わせるためにコピーの画像
情報を180度電気的に回転さねばならず、結局固定読
みの方が速くコピーできるためである。
【0053】81は前記給紙装置1のユニバーサル給紙
部、82は前記給紙装置1の上段給紙部、83は給紙装
置1の中段給紙部。84は給紙装置1の下段給紙部であ
る。85は複写装置3の排紙部で紙を反転してから排紙
するときに用いる反転専用パスでフラッパー部材86で
両面パスとの切り替えを行う。この時搬送ローラ36に
合わせて550mm/secで駆動される。87は反転
のタイミングに用いる紙センサである。200はコント
ローラで、本体3の各部の制御およびコントローラ30
0と通信して原稿給送タイミング等を制御する。
【0054】なお、本実施例で従来のアナログ機で行っ
ている多重コピー用のパスが無いのは画像記憶部4付き
のディジタル機なので電気的に行えるためである。
【0055】以上で実施例の構成の説明をおわり、以
下、各部の制御構成について図2を参照しながら説明す
る。
【0056】図2は、図1に示したコントローラ200
による制御構成を説明するブロック図である。
【0057】図において、200aはCPUで、ROM
200bに記憶された制御プログラムに基づいて複写シ
ーケンスを制御している。200cはRAMで、CPU
200aのワークとして機能する。400は操作部で、
複写モード(原稿給送モードを含む)の設定を行うとと
もに、設定状態を表示する各種のLED,液晶教示部等
を備えている。
【0058】この様に構成された複写システムにおい
て、設定手段(操作部400)による複写モードを判定
して、読み取りモード制御手段(コントローラ200)
が該複写モードが片面原稿で、かつ記録シートの片面又
は両面への複写であると判定された場合には、原稿給送
装置2の読み取りモードを原稿流し読み取りモードに設
定し、該複写モードが両面原稿で、かつ記録シートの両
面への複写であると判定された場合には、原稿給送装置
2の読み取りモードを原稿固定読み取りモードに自動設
定するので、原稿シートと記録シートに対する複写モー
ド設定に応じた最適な原稿給送モードを自動設定し、高
スループットの複写処理が可能となる。
【0059】なお、本発明を適用可能な複写システの本
体は、図1に示したように、流し読みと固定読み取りの
各モードを両方備えた原稿給送装置において原稿の流し
読み取りモードだけで片面原稿から両面コピーが行える
ように複写システムの本体部は必要な記憶容量を持つ画
像記憶部4を備えたディジタル式の複写装置とする。そ
して片面原稿の時は、流し読み取りモードだけで全ての
コピー動作を行い、流し読み取りモードを行うと複雑な
光学系の動作によりかえってプロダクティビティが落ち
る可能性のある両面原稿の時は、固定読み取りモードだ
けで全てのコピー動作を行う。これを可能にするために
画像記憶部は片面原稿1ページ以上備えた構成とする。
こうすることで、光学系のミラーの動きを単純化でき、
ミラー動作の無駄時間も無くせ、また複雑なミラーの動
きに起因する画像の乱れも妨げる。
【0060】また、画像記憶部4は、読込と書込みを独
立したタイミングで行える記録媒体で、かつ最大読み取
り可能な原稿サイズで1ページ以上の原稿画像情報を記
憶できるように構成されている。
【0061】以下、各部の動作について詳述する。
【0062】まず、片面原稿から片面コピーを得る場合
は、従来通り流し読みで画像を読み込み、画像記憶部4
に記憶させながらコピーを行い、2枚目からは記憶した
情報をレーザスキャナ47に与えてコピーを行う。
【0063】これにより1toNの時も流し読みを用い
ることが可能となりプロダクティビティは落ちない。
【0064】図3,図4は本発明に係る複写システムに
おける第1の原稿処理モード状態推移を説明する該略図
であり、特に片面原稿から両面コピーを1部だけつくる
場合(つまり片面原稿→両面コピーの1to1)で片面
原稿2枚から両面コピーを1枚つくる時の動作を示して
いる。
【0065】先ず、初めに原稿59の1枚目を下から分
離して流し読み取りモードでページ1に記憶すると同時
にレーザスキャナ47に画像情報を送りコピー用紙の1
枚目に記録する。転写帯電器44のある所から定着ロー
ラ33,34,第1両面パスL−1,中間トレイ7,第
2両面パスL−2を通って再びレジストローラ対30ま
で戻ってきた所を示したのが図4である。
【0066】以下、これがどの位時間がかかるか実施例
で計算してみる。但しコピー紙のサイズはA4で横方向
(短手方向)に送るものとする。
【0067】図3においてレジストローラ対30で紙を
送り始めてから紙が通過する時間は、紙長さをプロセス
速度で割ったものであるから、210÷550=0.3
82secとなる。レジストローラ対30から定着ロー
ラ33,34のニップまでの距離をL−0とする。距離
L−0は約550mmである。ここを紙が搬送される速
度もプロセス速度なので約550mm/secである。
【0068】本実施例では転写帯電器44のある場所か
らレジストローラ対30までよりも転写帯電器44から
レーザスキャナ47が感光ドラム43に書き込む所まで
の方が長いので循環式原稿給送装置2が流し読みを開始
して、しばらくしてからレジストローラ対30が紙送り
を始める。この時間は約0.1secで、この場合原稿
の流し読み開始が、レジストローラ対30の紙送り開始
より非常に少なくとも約0.1sec早いことを示して
いる。原稿の流し読み開始より0.1sec後にレジス
トローラ対30も紙送りを開始する。そして0.382
後にレジストローラ対30をコピー紙後端が抜ける。
【0069】そして、定着ローラ33,34のニップを
紙後端が抜けるまでの時間は、550mm÷550mm
/sec=1secである。
【0070】次に、第1両面パス内を紙が通過する時間
は、搬送速度が1100mm/secであり、かつ、図
3に示すようにL−1=1000mmなので、1000
mm÷1100mm/sec=0.909secであ
る。紙たたき落とし部材15が紙をたたき落とす時間を
0.1sec、中間トレイのピックアップローラ16,
17が紙を再給紙するまでの時間が0.2sec、第2
両面パス内を紙が搬送される時間は図4に示すように、
L−2=330mmなので、330mm÷550mm/
sec=0.6secである。
【0071】以上を合計すると3.191secにな
る。すなわち、1枚目の原稿を読み始めてから、2枚目
の原稿を読み始めるまでこれだけ余裕があるので、この
場合、循環式原稿給送装置2はこの間に原稿を交換すれ
ば、コピー速度を遅くすることはない。そして、この間
に、つまり1枚目のコピー紙がレジストローラ対で30
まで戻ってくる前に、2枚目の原稿を予め流し読みで読
み取り、画像記憶部4に記憶してしまう。2枚目の原稿
の記録(転写)すなわち、2面目の記録はその画像情報
を元に行われる。
【0072】また、3枚目の原稿の読み取りと記憶は上
記の2枚目の原稿の画像情報が不要になった直後、すな
わち、2枚目の原稿のコピー終了時に感光ドラムへの書
き込みと同時に行えばよい。
【0073】このように原稿の読み取りは常に本体の動
作に遅れること無く行えるため原稿の交換によりプロダ
クティビティが落ちることはない。
【0074】一方、本体側では、能力100%のプロダ
クティビティを実現するため、2面目を記録するための
レジストローラ対30の搬送開始を、一面目を記録した
コピー紙が戻ってきたらすぐに行うとすれば、「1面目
のレジストローラ30の搬送開始から、2面目のレジス
トローラ30の搬送開始直前までは、3.191se
c」、そして「2面目のコピー紙がレジストローラ30
を通過する時間が0.382sec」、「連続コピー時
の紙間を120mm、プロセス速度でわって時間に直す
と0.218sec」この3つを足すと3.791se
c以上をまとめると、1枚目のコピー紙の1面目がレジ
ストローラ30をスタートしてから2枚目のコピー紙の
1面目がレジストローラ30をスタートする直前まで
が、3.791secである。
【0075】これが基本のコピーサイクルとなって両面
コピーが行われる。ゆえに、1分間では、60÷3.7
91=15.83サイクル。コピーは1サイクルで2枚
行われるので、結局、約31.6枚/分のコピースピー
ドが得られる。この時本体の光学系は流し読み取りモー
ドで1カ所に固定したままであり従来例で述べたミラー
の複雑な動作による不安定な要素を排除できる。
【0076】次に、片面原稿1部から両面コピーN部を
得る場合についてはコピー2枚目からは画像記憶部4の
情報を用いるだけで他の動作は、1to1と基本的には
同じである。以下、図5,図6を参照しながら詳述す
る。
【0077】図5,図6は本発明に係る複写システムに
おける第2の原稿処理モード状態推移を説明する該略図
であり、特に、片面原稿1部から両面コピーN部を得る
場合に対応する。
【0078】先ず、図5で1枚目の原稿を流し読み取り
モードで読み取り始め、その0.1sec後に1枚目の
コピー紙がレジストローラ30をスタートする。また、
その時同時に1枚目の原稿の画像情報を、画像記憶部4
のページ1に記憶させる。この時、当然2枚目以降のコ
ピー紙の記録は画像記憶部4に記憶された画像情報を元
に行われている。
【0079】以下、2枚目のコピー紙から5枚目のコピ
ー紙まで給紙紙間120mmの連続コピーで記録され
る。
【0080】次に、1枚目原稿のコピーを5枚連続して
コピーし終った直後、2枚目の原稿を流し読み取りモー
ドで読み取り画像記憶部4に記憶させる。そして、両面
コピー裏面を5枚連続でコピーした直後に、感光ドラム
への書き込みと同時に3枚目の原稿を流し読み取りモー
ドで読み取り画像記憶部4に記憶させる。そして、4枚
目の原稿は、レジストローラ65で待機させておくとい
うように繰り返せばよい。
【0081】さて、ここで両面コピーをする為の2面目
のコピー紙の1枚目のレジストローラ30による搬送開
始は、上記の1部両面コピーセットを得る場合と同じで
あるから、1面目のコピー紙をレジストローラ30が搬
送を開始してから、3.191sec後である。
【0082】2枚目の原稿の記録は1枚目の原稿の最後
のコピーが終了した直後に行われその情報を元にコピー
が行われる。そして、再給紙された5枚目のコピー紙が
2度目のレジストローラを抜け、かつ、6枚目のコピー
紙がレジストローラ30により搬送開始する直前を示し
たのが図6である。
【0083】1面目1枚目のレジストローラ30による
搬送開始から、図6に示した時刻までの時間は、両面パ
スを1周する時間+A4の紙5枚と紙間120mmが5
つであるから、(210+120)×5=1650mm
これをプロセス速度で割って1650÷550=3se
cそして前記1周ぶんの3.191secと合わせて
6.191secとなる。これが基本のコピーサイクル
となって以後のコピーが行われる。1分間当たりでは、
60÷6.191=9.691コピーサイクル/分。1
コピーサイクル当たり10枚のコピーが行われるので、
結局、約96.9枚/分のコピー速度が得られる。
【0084】本実施例のシステムは片面コピーの連続で
100枚/分なのでほぼ片面連続コピー並の複写速度が
得られているのが分かる。
【0085】なお、両面コピー可能な複写システムでは
両面リカバリー用に2ページ、そして次の原稿の先読み
込みのために1ページ画像記憶部を設けることにより、
ジャムリカバリーを行った場合もプロダクティビティを
維持できるので画像記憶部4の容量(ページ数)は多け
れば多いほどより柔軟なシステムが実現できる。次に、
図7を用いて両面原稿から両面コピー1部を得る1to
1の場合について述べる。
【0086】図7は本発明に係る複写システムにおける
第3の原稿処理モード状態推移を説明する該略図であ
り、両面原稿から両面コピー1部を得る1to1の場合
に対応する。
【0087】なお、前述のように両面原稿をコピーする
場合、1枚目の原稿の1面目を読み取るのに流し読みを
用いればいわゆるファーストコピーは遠くできるが読み
取り動作が複雑になる。そこで、本実施例では、あえて
両面原稿の時は固定読み取りモードで行いその優位性を
述べる。
【0088】本実施例では、たまたま複写装置本体3が
排紙時反転パスを持っているので、原稿裏表どちら側か
ら読み込んでもつじつまを合わせることができる。故
に、循環式原稿給送装置2の動作し易いモードで動作さ
せることが可能となる。
【0089】もし、排紙反転パスが無くても原稿をどち
らの側から先に読むかだけなのでファーストコピー時間
が変化するだけで、最終的なコピー時間は同じである。
【0090】先ず、1枚目の原稿をプラテンガラス69
上にセットする。次に、1枚目の原稿の表面を読み取り
(つまり固定読み)、画像記憶部4に画像情報を書き込
むと供に同時に感光ドラム43にも書き込む。この時点
では流し読み取りモードよりも原稿交換時間の差だけ遅
い。
【0091】次に、1枚目の原稿を反転する。この様子
を図7に示す。そして、反転した原稿を再びプラテンガ
ラス69上にセットする。1枚目の原稿の表面を読み終
えた瞬間から、1枚目の原稿の裏面の画像情報がアクセ
スされるまでの時間を考えると、以下の式となる。
【0092】 3.191−(210÷550)=2.809sec また、2枚目の原稿の表面の画像情報のアクセスは、こ
れの0.6sec(=(210+120)÷550)後
になる。これだけ余裕があると、反転して1枚目の原稿
の裏面をプラテンガラスにセットすることができる。
【0093】そして、1枚目原稿の表面の画像情報はも
ういらないのでプラテンガラスへのセットが終了した
ら、すぐに原稿裏面を読み取り画像記憶部4に記憶させ
る。ここで問題となるのは、この後、もう一度反転して
1枚目の原稿を排出するとともに、同時に2枚目の原稿
の表面をプラテンガラス69上にセットする時間が残っ
ているかどうかということである。
【0094】すなわち、原稿の反転時間は、反転紙パス
の長さと原稿の送り方向長さで決まるが実施例のA4サ
イズの場合約1secなので、1枚目の原稿の表面を読
み終えた直後を基準時間にして計算すると、反転+読み
取り+1+0.38+1=2.38secとなり、この
後に2枚目の原稿をプラテンガラス69上にセットする
ので残された時間は、2.809−2.38+0.6=
1.029secで、これは本実施例の原稿のセット時
間(約1sec)以上となる。
【0095】従って、原稿のプラテンガラス69へのセ
ットが本体の動作に先行することができる。ただし、2
枚目の原稿の表面の読み込みは本体3の感光ドラム43
への書き込みと同期させて行い、画像記憶部4への書き
込みも同時に行われる。
【0096】以上により、原稿給送装置2が原因でコピ
ー速度が遅くなることはなく本体の持つプロダクティビ
ティの能力を100%発揮できる。
【0097】2枚目の原稿から後は、画像記憶部4に原
稿表面の画像情報を本体ドラムの書き込みと同時に行
い、原稿の裏面の記憶は原稿反転が終了した直後に行う
ことを繰り返せば良い。
【0098】以上より、両面原稿から両面コピーを得る
ときも、片面片面原稿から両面コピーを得る場合と全く
同じコピー速度が得られることがわかる。故に、流し読
みを行った時との差はファーストコピー時間が少し遅い
だけであり原稿給送装置の動作完了までの時間はほとん
ど変わらず、ミラー動作が従来のように単純になるメリ
ットは極めて大である。
【0099】次に図8を参照しながら両面原稿のセット
から両面コピーセット5部を得る場合について説明す
る。
【0100】図8は本発明に係る複写システムにおける
第4の原稿処理モード状態推移を説明する該略図であ
り、特に、両面原稿のセットから両面コピーセット5部
を得る場合にに対応する。
【0101】図8は第2面目の転写の為にレジストロー
ラ30をスタートする直前を示した状態で、この時刻に
は、1部だけの場合とほぼ同じであるが、原稿の裏面の
読み込みの方は1枚目の原稿の表側の画像情報が不要に
なった時点で行うので1回目の原稿反転が終わったらプ
ラテンガラス上に待機させておく必要がある。また当
然、原稿給送装置の方はまだ排紙の為の2回目の反転は
済んでいない。
【0102】コピー部数が多いときは(実施例では6部
以上)、1面目のコピーの直後に2面目のコピーが開始
されるので原稿裏面を読み込むとき感光ドラムに書き込
みを行い同時に画像記憶部4にも記憶させる。この後原
稿を反転させ、次の原稿の表面のセットを行う時間があ
るかどうかが問題となる場合がある。
【0103】すなわち、原稿裏面を読み込み開始直後か
ら次の原稿の表面の情報が必要になるまでの時間が、画
像読み込み時間+原稿反転+次の原稿セット=約2.3
82secあれば間に合う。この場合は、2枚目の原稿
の表面の画像情報のアクセスは、図8に示した時刻より
1枚目の原稿の裏面のコピーをした後であり、5枚連続
でコピーするので、1枚目の原稿の裏面の画像情報の感
光ドラム43への書き込み開始から約0.6×5=3s
ec後である。
【0104】つまり、この間に2枚目の原稿の表面を読
み取り、画像記憶部4へ記憶させればよい。明らかに、
かなり余裕をもって次の原稿をセットできるので、前述
の片面原稿から両面コピーを得る場合とまったく同じコ
ピー速度が得られる。
【0105】一方、コピー部数が4部のときは0.6×
4=2.4secであり上記の計算のとおりに間に合う
ので、2部と3部の時に付いて以下説明する。
【0106】2部と3部の場合は、少なくとも上記5部
の場合よりそれぞれコピー枚数が3枚と2枚少ない。す
なわち、原稿裏面が読み込み可能になる時刻が1.8s
ecと1.2sec早くできる。また、読み込み後の時
間は逆に1.2secと1.8secなのでどちらも原
稿裏面の読み込み開始から、次の原稿の表面の画像情報
が必要になる時間は3sec以上あることになり間に合
う。
【0107】なお、一般にディジタル方式の画像読み取
り部49はラインタイプのCCDが用いられ高速機にな
った場合、レーザスキャナ47の速度に追いつけないこ
とが多い。この場合、上記実施例の画像記憶部4を読み
込みと書き込みが独立のタイミングで行えるFIFOメ
モリとすれば同様な動作が画像読み取り部49の速度が
レーザスキャナの速度に追いついていない場合も構成で
きる。
【0108】つまり、原稿の表面の読み取りを感光ドラ
ムへの書き込みに先行して行う。原稿の裏面の画像情報
が必要になるのは前述より表面の情報を読み終えてから
2.809秒後である。コピー部数が1部ならば原稿の
表面を読み終えた直後に画像記憶部内の情報は不要とな
るため、原稿の反転と原稿裏面の読み込みを行い更に反
転して次の原稿の表面をプラテンガラス上にセットす
る。
【0109】そして、次の原稿の表面の読み込みはまだ
前の画像情報が残っているうちに開始してしまえばよ
い。感光ドラムへの書き込みはこの後に原稿読み取りに
遅れて開始される。
【0110】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
設定手段による複写モードを判定して、読み取りモード
制御手段が該複写モードが片面原稿で、かつ記録シート
の片面又は両面への複写であると判定された場合には、
原稿給送装置の読み取りモードを原稿流し読み取りモー
ドに設定し、該複写モードが両面原稿で、かつ記録シー
トの両面への複写であると判定された場合には、原稿給
送装置の読み取りモードを原稿固定読み取りモードに自
動設定するので、原稿シートと記録シートに対する複写
モード設定に応じた最適な原稿給送モードを自動設定
し、高スループットの複写処理ができる。
【0111】従って、コピープロダクティビティを低下
させることのない複写モードに対応した最適な原稿給送
モードを選択設定することができるという効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す複写システムの構成を
説明するブロック図である。
【図2】図1に示したコントローラによる制御構成を説
明するブロック図である。
【図3】本発明に係る複写システムにおける第1の原稿
処理モード状態推移を説明する該略図である。
【図4】本発明に係る複写システムにおける第1の原稿
処理モード状態推移を説明する該略図である。
【図5】本発明に係る複写システムにおける第2の原稿
処理モード状態推移を説明する該略図である。
【図6】本発明に係る複写システムにおける第2の原稿
処理モード状態推移を説明する該略図である。
【図7】本発明に係る複写システムにおける第3の原稿
処理モード状態推移を説明する該略図である。
【図8】本発明に係る複写システムにおける第4の原稿
処理モード状態推移を説明する該略図である。
【図9】この種の複写システムの構成を説明する断面構
成図である。
【図10】この種の複写システムの他の構成を説明する
断面図である。
【図11】この種の複写システムの他の構成を説明する
断面図である。
【図12】この種の複写システムの他の構成を説明する
断面図である。
【符号の説明】
2 原稿給送装置 3 複写装置本体 4 画像記憶部 47 レーザスキャナ 49 画像読取り部 200 コントローラ 300 コントローラ 400 操作部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両面原稿を取り扱うための原稿反転パス
    を備え、かつ原稿をプラテンガラス上に搬送しながら画
    像を読み込む原稿流し読み取りモードと、前記プラテン
    ガラス上に原稿をセットしてから、本体の光学系を走査
    させて画像を読み込む原稿固定読み取りモードとに応じ
    た原稿給送を行う原稿給送装置を前記本体に接続可能な
    複写システムにおいて、前記原稿の画像を読み取り、画
    像情報に変換する画像読取り手段と、この画像読取り手
    段が読み取った画像情報を少なくとも1ページ以上記憶
    する画像記憶手段と、この画像記憶手段に記憶された画
    像情報に基づく画像または前記光学系の原稿走査により
    得られる原稿画像を給紙される記録シートあるいは所定
    の再給紙パスを介して給送される記録シートの片面また
    は両面に記録する記録手段と、前記原稿に対する複写モ
    ードを設定する設定手段と、この設定手段による複写モ
    ードを判定して、該複写モードが片面原稿で、かつ記録
    シートの片面又は両面への複写であると判定された場合
    には、原稿給送装置の読み取りモードを前記原稿流し読
    み取りモードに設定し、該複写モードが両面原稿で、か
    つ記録シートの両面への複写であると判定された場合に
    は、原稿給送装置の読み取りモードを前記原稿固定読み
    取りモードに自動設定する読み取りモード制御手段とを
    具備したことを特徴とする複写システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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US7787161B2 (en) 2005-12-27 2010-08-31 Canon Kabushiki Kaisha Image reading device and image forming apparatus
JP2011081148A (ja) * 2009-10-06 2011-04-21 Oki Data Corp ダンパ装置、離接機構、定着装置及び画像形成装置
US8054516B2 (en) 2007-09-19 2011-11-08 Canon Kabushiki Kaisha Device for scanning and verifying a plurality of paper fingerprints
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