JP2002145535A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2002145535A
JP2002145535A JP2000342538A JP2000342538A JP2002145535A JP 2002145535 A JP2002145535 A JP 2002145535A JP 2000342538 A JP2000342538 A JP 2000342538A JP 2000342538 A JP2000342538 A JP 2000342538A JP 2002145535 A JP2002145535 A JP 2002145535A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 デジタル複写機において、ノンスタックにて
両面複写を行っている最中に、両面経路内に停止してい
る先行転写紙に対して後続の転写紙が衝突して転写紙の
損傷をもたらすという問題、両面経路内の所定位置に停
止している転写紙との干渉を避ける為に可動部品を作動
させ非干渉位置に保持し続けることにより駆動源の耐久
性が低下するという問題を解決する。 【解決手段】 転写紙に画像を形成する画像形成部C
と、該画像形成部により表面に画像が形成された転写紙
を表裏反転させて画像形成部に再給紙する機能を有する
と共に少なくとも一枚の転写紙を停止待機させる機能を
備えた両面経路Fと、これらを制御する制御部と、を有
するデジタル画像形成装置において、制御部は、ある転
写紙の表面に対する画像形成開始から、該転写紙の裏面
に対する画像形成終了に至るまでの間に、少なくともN
枚以上の転写紙表面に対する画像形成を行わせると共
に、該画像形成装置内には常にN+1枚以上の枚数の表
面記録済み転写紙が存在し得るように制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はノンスタックインタ
ーリーフ方式による両面複写が可能な画像形成装置に関
し、詳細にはスキャナによる読み込み等によって得た複
数の原稿画像を記憶し、任意の転写紙の任意の面に対し
て任意の画像を形成することが可能なデジタル複写機に
おいて、ノンスタックにて両面複写を行っている期間中
にレジストローラ手前側から上流側に延びる両面経路内
において転写紙同士が衝突することを確実有効に防止す
ることができる画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】複写機、プリンタ、ファクシミリ装置等
の画像形成装置において両面複写を行う場合には、画像
形成部にて片面に画像形成を受けた転写紙を装置外に排
出せずに一旦中間トレイにスタックし、当該転写紙の裏
面に対応する原稿画像の読み込みが行われた時点で当該
転写紙を画像形成部に再給紙することにより裏面に対す
る画像形成を行っている。即ち、読み込んだ原稿画像情
報を記憶する手段を有しない従来のアナログタイプの画
像形成装置等(例えば、特開平7−72683号公報、
特開平7−209925号公報)において複数枚の原稿
を両面コピーする場合には、原稿画像の読取り動作と転
写紙に対する画像形成動作は連続した不可分の工程とし
て行われる為、原稿画像の読取り手順としては、当初1
頁目、3頁目、5頁目・・・と奇数頁のみをスキャナに
よって順次読み取って行くと共に、各頁の読取り動作直
後に、対応する各転写紙の表面に対する画像形成を順次
行ってゆく。こうして、片面に画像形成を受けた複数の
転写紙は一旦中間トレイ上に積層状態でスタックされ
る。次に、転写紙の裏面に対する画像形成のために、原
稿の偶数頁目、即ち2頁目、4頁目、6頁目・・・をス
キャナが読取り、各読取り動作後に夫々中間トレイから
一枚づつ転写紙を画像形成部に再給紙することにより、
各転写紙の裏面に偶数頁目の画像を形成し、両面に画像
形成を受けた転写紙は装置外に排出される。なお、上記
画像形成動作における原稿の給紙作業は、例えば循環式
の自動原稿給紙装置により実施される。しかし、上記従
来のアナログタイプの画像形成装置により複数枚の原稿
から両面コピーを得る場合には、中間トレイ上に片面記
録済みの転写紙をスタックする工程が必要となる為、ス
タックに要する時間の分だけ全体的なコピー時間が長く
なり、また一定の連続した短い間隔で転写紙の搬送と、
画像形成を行うことができなかった。
【0003】これに対して、読み取った原稿画像を記憶
する機能を備えたデジタル複写機にあっては、両面コピ
ーに際して、片面記録済みの転写紙をスタックする必要
のないノンスタックインターリーフ両面機能を実現する
ことができる。このタイプのデジタル複写機において両
面コピーを行う際には、まず例えば自動原稿給紙装置に
よる給紙によって所定枚数の原稿の全頁をスキャナによ
り読み込んで記憶部に記憶する。例えば、両面原稿にあ
っては表裏両面を読み込み、この読み込み動作後に、所
定枚数、例えば3枚の原稿の奇数頁目(1頁、3頁、5
頁目)の画像を記憶部から順次読み出して給紙部から順
次給紙される転写紙の表面に順次画像形成した後で、当
該表面に記録を受けた3枚の転写紙をスイッチバック部
から画像形成部迄の両面経路内に順次搬送して先後位置
関係で(非積層状態で)停止させておく。続いて、偶数
頁目の最初の画像を転写紙の裏面上に形成する際には、
両面経路内に停止していた3枚の転写紙のうちの一枚目
(先頭)の転写紙を画像形成部に再給紙し、記憶部から
読み出された2頁目の画像に対応するトナー画像を一枚
目の転写紙の裏面上に形成する。この際、両面経路内の
残りの2枚の転写紙は順次前進して再給紙に備える。次
に、4枚目の転写紙を新たに給紙部から給紙してその表
面に7頁目の原稿画像を形成してから両面経路内の最後
部に搬送して停止させる。続いて、両面経路内の最先部
に停止していた2枚目の転写紙を画像形成部に再給紙し
てその裏面に4頁目の原稿画像を形成する。続いて、給
紙部から5枚目の新たな転写紙を画像形成部に給紙して
その表面に9頁目の原稿画像を形成する。つまり、ノン
スタックインターリーフ両面機能を実施する際には、両
面経路内を片面記録済み転写紙にて満杯にした後で、給
紙部からの新たな転写紙の給紙と両面再給紙とが交互に
行われる為、両面経路内の再給紙位置に片面記録済みの
転写紙を常に待機させておかないと紙間が空いてしま
い、コピー生産性が落ちることになる。
【0004】図7は従来のノンスタックインターリーフ
両面機能を備えたデジタル複写機の概略構成及び動作説
明図であり、読取り光学系A、書込み光学系B、画像形
成部C、反転部D、排紙部E、両面経路F、給紙部G等
を備えている。両面経路Fは、分岐搬送路IIと、逆送反
転前経路III(スイッチバック部)と、反転後経路IV
と、レジスト前経路Vとからなる。また、反転排紙経路I
I'は逆送反転前経路IIIに導いた転写紙を表裏を反転し
て排紙部Eに排出する為の経路である。給紙部Gからレ
ジスト前経路Vへ給送された転写紙は画像形成部Cへ給
紙されて画像形成を受けた後で排紙経路Iから排紙部E
に排出されるか、裏面に画像形成を受ける為に分岐搬送
路IIから両面経路Fへ導かれる。逆送反転前経路IIIと
反転後経路IVとの間の反転部には逆送反転前経路III内
の転写紙を反転後経路IVへ反転搬送する反転ローラ20
0と、逆送反転前経路III内の転写紙を反転排紙経路II'
と反転後経路IVのいずれか一方へ選択的に振り分けるた
めに回動する両面分岐爪201と、両面分岐爪を駆動す
るソレノイド等を備える。図7(a)は一枚目から三枚目
までの転写紙が給紙部Gから順次給紙されて画像形成部
Cにて表面に画像形成を受けた後で、一枚目転写紙P1
が分岐搬送路IIから両面経路F内に導かれる様子を示し
ており、この状態では4枚目転写紙P4は給紙部Gから
レジスト前経路Vへ先端を突出させた状態となってい
る。また、各転写紙は図示しない画像処理部での画像展
開に要する期間中、先端をレジストローラ対202に当
接させた状態で待機し、画像展開が終了して感光体上に
形成されたトナー像が転写位置に移動してくるタイミン
グに合わせて駆動するレジストローラによって給紙さ
れ、画像形成を受ける。次に、図7(b)では、順次表面
に画像形成を受けた一枚目、二枚目、三枚目転写紙P
1、P2、P3が両面経路F内に順次進入し、逆送反転
前経路III、反転後経路IV内を順次搬送される。次に、
図7(c)に示すように、転写紙P1だけはそのままスト
レートに再給紙されて裏面に画像形成を受けて排紙経路
Iから機外へ排出されるが、反転後経路IVからレジスト
前経路Vへ進入してレジストローラ対202に先端を突
き当てて一枚目裏面の画像に対応する画像展開が完了す
るまで待機する。この待機時間中、二枚目転写紙P2は
反転後経路IV内の適所(先行する一枚目転写紙後端と干
渉しない位置)に停止し、更に後続の三枚目転写紙は逆
送反転前経路III内に位置することとなる。一枚目転写
紙P1が再給紙されて画像形成を受けると、次に給紙部
Gから新たに四枚目転写紙P4がレジストローラ対20
2に向けて給送される。
【0005】しかし、従来のこのタイプの両面経路Fに
用いられる反転ローラ200は、反時計廻り方向へ常時
回転している為、三枚目転写紙が図示の位置に停止しよ
うとしても反転ローラ200に連れ回りして前進させら
れ、停止状態にある二枚目転写紙の後端に衝突して両転
写紙にダメージが発生する虞れが高くなる。また、図7
(c)に示すように反転ローラ200の外周に三枚目転写
紙P3が位置している場合には両面分岐爪201をソレ
ノイドを作動させて両面分岐爪201が紙面に干渉しな
いように退避状態に保持しておく必要があるが、このこ
とはソレノイドに対する通電が継続することを意味する
為、過負荷となり、昇温、破損等、耐久性の低下をもた
らす虞れが高まる。このように両面経路内に停止する複
数枚の片面記録済みの転写紙の各停止位置は、再給紙の
ために前進を開始した時に先行する他の転写紙と衝突し
たり、或は間隔が開き過ぎないように所定に設定されて
いるが、その停止位置によっては両面経路内に位置する
可動部品、例えば搬送方向切り換え爪、ローラ等が転写
紙に干渉して転写紙を痛める、変形させる等の不具合を
もたらす為、当該可動部品が当該停止位置にある転写紙
に干渉することがないように可動部品を作動させ続けて
非干渉位置に保持し続ける制御が行われている。しか
し、このような可動部品を作動させる駆動源がソレノイ
ド等である場合には、両面画像形成中に長時間駆動源が
ONし続けるため、過負荷が加わってその耐久性を著し
く低下させる原因となっていた。なお、上記両面コピー
動作における問題点は、片面原稿から両面コピーを行う
場合にも同様に発生している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、スキャナによる読み込み等によって得た複
数の原稿画像を記憶し、任意の転写紙の任意の面に対し
て記憶した任意の原稿画像を形成することが可能なデジ
タル複写機において、ノンスタックにて両面複写を行っ
ている最中に、両面経路内に停止している先行転写紙に
対して後続の転写紙が衝突して転写紙の損傷をもたらす
という問題、両面経路内の所定位置に停止している転写
紙との干渉を避ける為に可動部品を作動させ非干渉位置
に保持し続けることにより駆動源の耐久性が低下すると
いう問題を解決することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するた
め、請求項1の発明は、転写紙に画像を形成する画像形
成部と、該画像形成部により表面に画像が形成された転
写紙を表裏反転させて画像形成部に再給紙する機能を有
すると共に少なくとも一枚の転写紙を停止待機させる機
能を備えた両面経路と、これらを制御する制御部と、を
有するデジタル画像形成装置において、上記両面経路
は、表面に画像形成を受けた転写紙を導入する分岐搬送
路と、分岐搬送路から導入された該転写紙を受入れて反
転ローラへ向けて逆送させる逆送反転前経路と、逆送反
転前経路から逆送されてきた該転写紙の表裏を反転させ
る反転ローラと、反転ローラによって表裏を反転された
該転写紙を受入れてから画像形成部に再給紙する反転後
経路と、画像形成部を構成するレジストローラ対から所
定距離上流側へ延びるレジスト前経路と、を備え、先行
する転写紙がレジストローラ対に先端を当接させたレジ
スト待ち状態にあるときには、上記反転ローラの回転駆
動を停止することにより、両面経路内での転写紙同士の
衝突を防止したことを特徴とする。請求項2の発明は、
転写紙に画像を形成する画像形成部と、該画像形成部に
より表面に画像が形成された転写紙を表裏反転させて画
像形成部に再給紙する機能を有すると共に少なくとも一
枚の転写紙を停止待機させる機能を備えた両面経路と、
これらを制御する制御部と、を有するデジタル画像形成
装置において、前記制御部は、ある転写紙の表面に対す
る画像形成開始から、該転写紙の裏面に対する画像形成
終了に至るまでの間に、少なくともN枚以上の転写紙表
面に対する画像形成を行わせると共に、該画像形成装置
内には常にN+1枚以上の枚数の表面記録済み転写紙が
存在し得るように制御することを特徴とする。請求項3
の発明は、上記両面経路内の所定位置にて停止している
転写紙に対して可動部材が干渉することを避ける為に、
可動部材を作動させて非干渉位置に保持する構成を備え
ている場合に、上記制御部は、当該位置での転写紙の停
止時間が一定時間を越える場合には当該転写紙の停止位
置を上記可動部材と干渉しない退避位置に移動した上
で、可動部材を干渉位置に戻して作動を停止させるよう
に制御することを特徴とする。請求項4の発明は、上記
制御部は、上記転写紙が上記退避位置にて停止すべき時
間が終了して前進を開始する直前に、上記退避位置から
上記所定の停止位置に転写紙を移動させておく制御を行
うことを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に示した形態
例により詳細に説明する。図1は本発明を適用するデジ
タル画像形成装置の全体概略構成説明図であり、読取り
光学系A、書込み光学系B、画像形成部C、分岐部D、
排紙部E、両面経路F、給紙部G等を中心として概略図
示している。画像形成部Cは、感光体100、帯電部1
01、現像部103、転写部104、及び定着部105
等を備えており、読取り光学系Aによって読み取られた
画像データは、一旦CCD等の撮像素子106に結像さ
れてから光電変換、A/D変換され、画像処理部におい
て所要の画像処理を施されてから記憶部に記憶される。
記憶部に記憶された画像データは必要に応じて制御部か
らの制御によって読み出され、書込み光学系Bに出力さ
れる。書込み光学系Bでは画像データに基づいてレーザ
ビームを作出し、このレーザビームを予め一様に帯電さ
れた感光体100上に照射することによって静電潜像を
形成する。この静電潜像は現像部から供給されるトナー
によって現像され、このトナー像は給紙部Gから給送さ
れレジストローラ33、34によって転写位置に供給さ
れる転写紙上に転写部104によって転写される。転写
を受けた転写紙は、定着部105に搬送されてトナー像
の定着を受ける。分岐部Dは、排紙分岐爪3を備え、排
紙分岐爪3が軸を中心として上下方向に回動することに
より定着部105から排出されてきた転写紙を排紙部E
と両面経路Fのいずれか一方に振り分け搬送する。排紙
分岐爪3は、図示しないソレノイド等の駆動源によって
動作し、この駆動源は制御部からの制御信号に基づいて
作動する。排紙分岐爪3により下方へ導かれた転写紙は
分岐搬送路IIを経て両面経路Fへ導かれる。両面経路F
内の逆送反転前経路IIIに導かれた片面記録済みの転写
紙は反転ローラ13によって表裏を反転されて反転後経
路IVに移動してから画像形成部Cへ再給紙されることに
より裏面に画像形成を受けた後で排紙経路Iを経て排紙
部Eへ排出される。分岐搬送路IIと、逆送反転前経路II
Iとは、中間トレイ110を構成している。
【0009】図2は上記画像形成装置の両面経路Fを中
心とした詳細構成を示す図であり、排紙部Eの手前側位
置には、定着を受けた転写紙をガイドする排紙上ガイド
板1と、分岐搬送路IIを形成する排紙下ガイド板2、定
着を受けた転写紙の搬送経路を排紙経路Iと分岐搬送路I
Iのいずれかに切り換える排紙分岐爪3と、排紙下ガイ
ド板2との間で分岐搬送路IIを形成すると共に外側ガイ
ド板42との間で反転排紙経路II'を形成する排紙中間
ガイド板4等が配置されている。排紙分岐爪3が点線で
示す位置にある時には定着を受けた転写紙はストレート
に排紙部Eへ排出され、排紙分岐爪3が実線で示す位置
にある時には定着を受けた転写紙は分岐搬送路IIへ搬送
される。分岐搬送路IIの下部を構成するガイド板5には
転写紙の進行方向後端部の通過を検知する両面入口セン
サ6が配置され、更にその直下流側には導入ローラ7を
回転自在に配置すると共に、導入ローラ7と対向するよ
うに反転分岐爪23を回動自在に配置する。反転分岐爪
23は所定の間隔で配置された複数の爪片を有してお
り、導入ローラ7の軸方向に形成された凹所内に各爪片
が入り込むことができ、反転分岐爪23は導入ローラ7
に向けて加圧付勢されている。このため、転写紙が導入
ローラ7と反転分岐爪23との間に入り込んだ時には反
転分岐爪23の圧力により転写紙が導入ローラ7の周面
に押し付けられ、搬送力を発生して搬送される。排紙部
Eは排紙コロ40、41を有し、画像形成を受けた転写
紙を装置外の排紙トレイに排出する。反転排紙経路II'
は、分岐搬送路IIに一旦送り込まれてから両面分岐爪1
4によって方向転換された転写紙を受入れてから排紙部
Eから排出することにより転写紙の表面側を下向きにし
た頁順のスタックを可能とする。中間トレイ110は、
分岐搬送路IIにより下向きに搬送されてきた片面記録済
みの転写紙を一旦受入れる逆送反転前経路III(スイッ
チバック部)と、逆送反転前経路IIIの直下位置に平行
に配置された再給紙搬送経路としての反転後経路IVとを
有する。逆送反転前経路IIIにはそこまで搬送されてき
た転写紙の上面に接して転写紙を大径の反転ローラ13
と両面従動ローラ12との間に搬送するスイッチバック
ローラ8と、スイッチバックローラ8とニップして駆動
力を伝達する正逆回転可能な逆転駆動ローラ9と、スイ
ッチバックローラ8によるスイッチバック動作中に転写
紙の幅方向位置を揃えるためのジョガー動作を行うジョ
ガーフェンス35と、反転分岐爪23の近傍に設けた第
3の搬送検知センサ38と、を有する。上記両面分岐爪
14は、逆送反転前経路IIIからスイッチバックされて
きた転写紙を反転排紙経路II'と反転後経路IVのいずれ
か一方に切換え搬送するための手段であり、点線で示す
位置に回動している時に、大径の反転ローラ13の外周
面に沿って転写紙を反転後経路IVに導く。
【0010】反転後経路IVは、給紙部Gからレジストロ
ーラ33、34に至る縦経路(レジスト前経路V)の途
中に転写紙を送り込んで、転写位置(画像形成部)に再
給紙するように構成されている。この反転後経路IV内に
は複数の搬送ローラ対17・18、19・20、及び2
1・22が所要の間隔をおいて配置され、搬送ローラ対
17・18、19・20は図示しない一つのクラッチに
よって連動してスタート、停止するように構成され、搬
送ローラ対21・22は図示しない他のクラッチによっ
て独立して単独駆動、停止できるように制御される。ま
た、反転後経路IVには、第1の搬送検知センサ36、第
2の搬送検知センサ37が配置されており、第1の搬送
検知センサ36は搬送ローラ対17・18と19・20
との間に配置され、第2の搬送検知センサ37は搬送ロ
ーラ対19・20と21・22との間に配置される。給
紙部Gは、画像未形成転写紙をレジストローラ33、3
4を経て画像形成部に給紙、搬送する手段であり、転写
紙を収容した給紙トレイ115と、各給紙トレイに設け
られた分離搬送手段116とを有する。各分離搬送手段
116からレジストローラ33、34へ向けて延びるレ
ジスト前経路Vは、再給紙下ガイド板24、給紙右ガイ
ド板25、給紙上左ガイド板26、給紙上右ガイド板2
7、中継従動ローラ28、中継駆動ローラ29、レジス
ト前上ガイド板30、レジスト前下ガイド板31、レジ
スト前センサ32等を有する。上記ローラ類は、図示し
ないクラッチ、ステッピングモータ等によって夫々単独
に駆動、停止できるように構成されている。このレジス
ト前経路Vに反転後経路IVが合流する位置は、合流部1
20となっている。本発明では、各経路II、III、IV、Vを
合わせた全経路を両面経路Fと称する。
【0011】図1において給紙トレイ115から分離搬
送手段116によって分離給紙され、レジスト前経路V
に送り出された転写紙は、中継従動ローラ28、中継駆
動ローラ29のニップ部を通過してから、その後画像形
成部手前のレジストローラ33、34により感光体ドラ
ム100へと搬送される。感光体ドラム100上のトナ
ー像の転写を受けてから、定着部105にて定着された
転写紙は、表裏の反転を行わない場合はそのままストレ
ートに排紙コロ対40、41に搬送される。反転排紙、
又両面コピーを行う時は、排紙分岐爪3を反転位置に移
動することにより転写紙を反転し、分岐搬送路IIを経由
して中間トレイ110を構成する逆送反転前経路IIIに
進入させる。中間トレイ110の逆送反転前経路IIIに
搬送された転写紙は、両面入口センサ6からの通紙検知
情報に基づいて下降するスイッチバックローラ8と逆転
駆動ローラ9との協働により、両面従動ローラ12と反
転ローラ13とのニップ部、更には反転排紙経路II'或
は反転後経路IVへと搬送される。なお、逆送反転前経路
III上では搬送方向に対して直角の方向を規制するジョ
ガーフェンス35にてジョギング動作をさせる。これを
換言すれば、中間トレイ110に転写紙が進入する際、
導入ローラ7の上流位置に配設された両面入口センサ6
により転写紙の進入を検知し、転写紙の先端及び後端検
知をトリガとして、下流のジョガーフェンス35、スイ
ッチバックローラ8を動作させる。
【0012】その後、反転排紙の場合は、両面分岐爪1
4を実線位置に移動することにより転写紙を排紙コロ対
40、41の方向へ上向き搬送する。又、大径の反転ロ
ーラ13の同軸上には、通電時には連結しない一方で、
非通電時には連結する図示しないクラッチを設けてあ
り、反転排紙の場合はクラッチが非通電状態となってモ
ータからの駆動がつながる様に構成されている。なお、
反転排紙は、装置外に排出される転写紙を画像面を下向
きにして頁順に排紙トレイ上にスタックするためのモー
ドである。又、両面コピー時においては、逆送反転前経
路IIIからスイッチバックされてきた転写紙は、反転ロ
ーラ13及び両面分岐爪14により反転後経路IVへ搬送
され、更に各搬送ローラ17・18、19・20、21
・22により合流部120へ搬送される。合流部への搬
送後は、レジストローラ33、34を経て画像形成部に
給送されて裏面に画像形成を受け、そのままストレート
に排紙コロ40、41に搬送される。なお、感光体上に
照射されるレーザビームから成る画像情報は、もともと
図示しない読取り光学系によって読み取った原稿画像で
あり、デジタル複写機においては、記憶部の容量が許す
限り原稿画像をデジタル情報として格納することができ
るため、本形態例では画像形成動作に先立って記憶部の
容量の範囲内で連続的に原稿の画像を読取って記憶部に
記憶する。例えば片面原稿の場合には、連続して片面を
読み取って必要頁分の画像データを記憶し、両面原稿の
場合には奇数頁を所要頁分読み取ってから、同一原稿の
偶数頁を所要頁分読み取って、夫々記憶する。この原稿
読取り動作、及び記憶作業の後に、或は並行して両面コ
ピーのための給紙、画像形成動作が行われる。
【0013】次に、ノンスタック両面機構を用いた両面
コピー時の転写紙の流れを図3に基づいて説明する。な
お、図4は画像形成順序を頁順に説明する図である。ま
ず、分離搬送手段116によって給紙トレイ115上の
転写紙Pを一枚づつ複数枚連続で画像形成部Cに搬送し
て画像形成する。この際、例えば奇数頁目である、1
頁,3頁,5頁の原稿画像を夫々1枚目、2枚目、3枚
目の転写紙P1、P2、P3の各表面に順次画像形成し
てゆく(図3(a))。続いて、片面に画像形成を受けた
3枚の転写紙を順次中間トレイ110に進入させ、逆送
反転前経路IIIにてスイッチバックした後で、両面分岐
爪14、搬送従動ローラ12及び反転ローラ13の協働
により反転後経路IVへ搬送し、一枚目の転写紙P1につ
いては裏面に画像形成する為にそのまま画像形成部Cへ
再給紙する(図3(b))。一枚目の転写紙P1は、図3
(c)に示すように先端をレジストローラ対33、34に
突き当てた状態で2頁目の原稿画像の画像展開を待ち、
画像形成開始により2頁目のトナー像の転写、定着を裏
面に受けた後で、そのままストレートに排紙40、41
から装置外に排出される。図3(c)の状態において、3
頁目の原稿画像を表面に形成した転写紙P2は反転後経
路IV内にて停止し、5頁目の原稿画像を表面に形成した
転写紙P3は逆送反転前経路IIIにて停止、待機する。
また、一枚目の転写紙P1は、その先端をレジストロー
ラ対33、34に当接して停止し、2頁目の原稿画像が
画像処理部に展開を完了し作像動作が開始するまで待機
する。そして、図3(c)に示した状態では、この転写
紙、例えばA4サイズ横は、反転後経路IV内に一枚のみ
停止可能であり、転写紙P3は反転ローラ13の外周か
ら逆送反転前経路III内にかけて延在して停止してい
る。なお、後述するように画像展開に要する時間は画像
データ量等に応じて一様ではなく、従って転写紙P1の
レジスト待機時間は一様ではない。正逆回転可能な反転
ローラ13の駆動軸上には図示しない電磁クラッチが設
けてあり、反転ローラ13の停止、待機中は電磁クラッ
チに通電されるため、反転ローラ13にモータからの駆
動力が伝達されないように構成されている。従って、従
来のように図3(c)の状態で反転ローラ13を駆動し続
けるのではなく、停止させることができるため、反転ロ
ーラ13を駆動するモータの負荷を低減することができ
る。また、反転ローラ13を停止させることにより、転
写紙P3が反転ローラ13に連れ回りして先行する転写
紙P2に衝突するという不具合をなくすることができ
る。図3(c)の状態から図3(d)の状態に至るまでの間
に、裏面に画像形成を受けた一枚目転写紙P1の機外へ
のストレート排紙、四枚目転写紙P4の新規給紙、二枚
目転写紙P2の再給紙及び三枚目転写紙P3の前進移動
等が順次行われる。
【0014】図3(d)はその後の転写紙の搬送順序を示
しており、四枚目転写紙P4の表面に7頁目の原稿画像
を画像形成した後には、反転後経路IV内に待機していた
二枚目転写紙P2が画像形成部Cに再給紙されてその裏
面に4頁目の画像形成を受ける。続いて、給紙トレイ1
15から5枚目の転写紙P5を給送開始し、レジストロ
ーラ対33、34に先端を突き当てて画像展開を待つレ
ジスト待機期間を経てから当該転写紙P5の表面に9頁
目の原稿画像を画像形成し、当該転写紙P5は両面経路
F内に進入する。このとき、転写紙P5に先行する転写
紙P4は既に中間トレイ110内に進入している。転写
紙P5の表面に対して9頁目の原稿画像を形成した後
は、反転後経路IV内に待機していた3枚目の転写紙P3
が裏面画像形成の為に画像形成部Cへ搬送され、レジス
ト待機を経てその裏面に6頁目の原稿画像を画像形成さ
れる。以降、給紙部Gからの新たな転写紙の給紙と、反
転後経路IVからの再給紙が交互に行われ、画像形成を行
っていく。なお、上記転写紙の搬送、停止動作は、各搬
送検知センサ36、37、38、32により検知された
各転写紙の位置についての検知情報に基づいて図示しな
い制御部が実施するものである。即ち、上記各搬送、停
止動作において、レジストローラ対33、34に先端を
当接させたレジスト待機に際してのレジストローラ対3
3、34、及び中継ローラ対28、29の駆動停止タイ
ミングは、レジスト前センサ32による転写紙の検知情
報に基づいて行われる。また、各搬送ローラ対17・1
8、19・20の駆動を停止して転写紙を停止させるタ
イミングは第1の搬送検知センサ36による通紙検知情
報に基づいて行われ、搬送ローラ対21、22の駆動を
停止して転写紙を停止させるタイミングは第2の搬送検
知センサ37による通紙検知に基づいて行われる。
【0015】図3、及び図4から明らかなように本発明
の画像形成装置においては、一枚目表に対する画像形成
が行われた後、一枚目裏に対する画像形成が施されるま
での間に、2枚目表と3枚目表に対する画像形成が行わ
れる。つまり、この実施の形態例では、ある転写紙(例
えば、1枚目)の表面に画像形成を行ってから当該転写
紙の裏面に画像形成が行われるまでの間に表面に画像形
成が行われる転写紙の枚数をNとすると、N=2枚(2
枚目、3枚目)である。そして連続した両面画像形成作
業中に、表面に画像形成を受けた転写紙は少なくとも3
枚、即ちN+1枚以上、常に画像搬送経路内に存在する
ことになる。なお、ここでN=2枚としたのは一例に過
ぎず、N=1枚、或は、N=3枚以上のタイプの画像形
成装置にも本発明は適用可能である。つまり、例えば図
3(c)に示すように表面に画像形成を受けた一枚の転写
紙P1がレジスト待機状態にある時に、後続の2枚目転
写紙P2は反転後経路IV内にあり、更に後続の3枚目転
写紙P3は逆送反転前経路III内にある。この為、転写
紙P1の裏面に対する画像形成前の停止時に、両面経路
で転写紙同士が追突する不具合を回避することが可能と
なる。
【0016】次に、図5は本発明の画像形成装置におけ
る特徴的な制御方法を説明する為の図であり、反転後経
路IV内から再給紙されて先端をレジストローラ対33、
34に当接させた状態の4枚目の転写紙(表面記録済
み)が裏面に対応する原稿画像の画像展開時間中レジス
ト待機しているが、画像展開に要する時間は画像情報量
等によって一様ではなく、比較的長時間にわたることも
ある。この時、後続する表面記録済みの5枚目の転写紙
P5は、第1の搬送検知センサ36からの通紙検知情報
に基づいて駆動を停止した搬送ローラ対17・18、1
9・20により反転後経路IV内に停止させられている。
また、更に後続する6枚目の表面記録済み転写紙P6は
第3の搬送検知センサ38からの通紙検知情報に基づい
て駆動を停止したローラ対8、9、12、13により図
示の位置に停止させられる。この時、6枚目転写紙P6
の先部は反転ローラ13の外周面にかかっているため、
従来のように反転ローラ13を常時回転させ続ける制御
方法であると、完全に停止せずに反転ローラ13に連れ
回りして前進して5枚目転写紙P5の後端に衝突し、両
転写紙の衝突部がダメージを受けるという不具合をもた
らす。そこで、本形態例では、このような状態で6枚目
転写紙P6が停止している場合には、図示しない電磁ク
ラッチを用いて反転ローラ13への駆動力伝達を一時的
に遮断して停止させる。
【0017】次に、図5のように6枚目転写紙P6の先
部が両面分岐爪(可動部材)14と干渉する位置にある
場合には、両面分岐爪14との接触により転写紙がダメ
ージを受けることを防止する為に、図示したように両面
分岐爪14を非干渉位置に退避させ続ける必要がある。
両面分岐爪14を非干渉位置に退避させ続けるために
は、その駆動源となるソレノイドをONし続ける必要が
あるが、その場合には長時間ソレノイドに通電されて過
負荷がかかるため、ソレノイドの耐久性が低下し易くな
る。そこで、本発明では、図6に示したように、レジス
ト待ちしている転写紙P4のレジスト待ち時間が画像展
開に要する時間に応じて長期化する場合には、6枚目転
写紙P6の位置を図5の位置から、図6に示した後方位
置まで退避させて停止して両面分岐爪14との干渉を回
避し、両面分岐爪を点線で示す干渉位置に戻すことがで
きる。両面分岐爪14が干渉位置にある時には駆動用ソ
レノイドはOFF状態となるため、過負荷による耐久性
の低下という不具合がなくなる。なお、6枚目転写紙P
6が図5の干渉位置に一定時間停止している場合にこれ
を図6の位置に移動させる制御を行う場合、当該停止時
間の計時は第3の搬送検知センサ38による6枚目転写
紙P6についての通紙検知情報に基づいて行う。但し、
6枚目転写紙P6を図6に示した退避位置にある状態か
らスタートさせてこれを反転後経路IVへ前進させるとす
ると、先行する5枚目転写紙P5との間の間隔が開き過
ぎて生産性が低下する虞れがある為、本発明では、レジ
スト待ちしていた転写紙P4の裏面に対応する画像の展
開が終了してレジストローラ対33、34が駆動を開始
することにより転写紙P4がレジスト部をスタートする
前に、点線で示す干渉位置まで下がっていた両面分岐爪
14を実線で示す非干渉位置まで退避させた上で、スイ
ッチバックローラ8を下降させる。その後、逆転駆動ロ
ーラ9、及び反転ローラ13を正規搬送方向に所定量だ
け回転させることにより、6枚目転写紙P6を図5の位
置に戻してから一旦停止する。スイッチバックローラ8
は元の位置まで上昇させる。その後、4枚目転写紙のレ
ジストスタートを行い、各搬送ローラ対17、18・1
9・20、及び21・22等を駆動させて5枚目転写
紙、6枚目転写紙を夫々所要位置まで前進させる。この
ため、6枚目転写紙P6が前進を再開する際に、先行す
る転写紙との間の間隔が開き過ぎて生産性が低下すると
いう不具合がなくなる。また、6枚目転写紙P6の更に
後方に位置する他の転写紙との間隔が狭くなり過ぎるこ
とによる衝突も防止することが可能となる。なお、上記
各実施の形態は夫々一例を示しているに過ぎず、本発明
の適用範囲は、上記のものに限定されるわけではない。
【0018】
【発明の効果】以上のように本発明は、スキャナによる
読み込み等によって得た複数の原稿画像を記憶し、任意
の転写紙の任意の面に対して記憶した任意の原稿画像を
形成することが可能なデジタル複写機において、ノンス
タックにて両面複写を行っている最中に、両面経路内に
停止している先行転写紙に対して後続の転写紙が衝突し
て転写紙の損傷やジャムをもたらすという問題、両面経
路内の所定位置に停止している転写紙との干渉を避ける
為に可動部品を作動させ非干渉位置に保持し続けること
により駆動源の耐久性が低下するという問題を解決する
ことができる。即ち、請求項1の発明では、逆送反転前
経路内に停止している転写紙が反転ローラに連れ回りし
て前進することにより先行停止している転写紙に衝突し
て端部が破損したり、ジャムが発生することを防止する
ことができる。つまり、従来常時回転するように制御さ
れていた反転ローラの駆動を、転写紙の停止中は停止す
るように制御することにより上記不具合を解消したもの
である。請求項2の発明では、1枚目転写紙表面の画像
形成から当該転写紙裏面の画像形成に到るまでの間に表
面の画像形成を受ける転写紙の枚数(N枚)に1枚を加
えた枚数(N+1枚)以上両面装置内に停止可能とする
ことにより、レジスト待ちしている転写紙の裏面に画像
形成を行う前の停止時に両面経路内で転写紙同士追突す
る不具合を回避することが可能となる。請求項3の発明
では、両面経路内で停止している転写紙が他の可動部材
と干渉する位置にあり、しかも干渉を回避する為に可動
部材を非干渉位置に退避させ続ける必要がある場合に、
その停止時間がある一定時間以上となる時には、停止し
ている転写紙の少なくとも1枚の停止位置を非干渉位置
に後退させることにより、可動部材の駆動部の長時間作
動を防止して過負荷に起因した可動部材へのダメージ発
生を防止する。請求項4の発明では、請求項3では両面
経路内での転写紙の停止時間が一定時間以上となる時
に、停止している転写紙の少なくとも1枚の停止位置を
後退させたが、画像形成装置内に停止している転写紙の
停止が終了し、移動を開始する直前に、上記停止位置を
前進させて転写紙の停止位置をもとの停止位置に移動さ
せた上で移動を再開させることにより、画像形成装置の
生産性向上を図り、更に後続の他の転写紙との追突を防
ぎ、搬送時の紙間余裕度の低下を防止することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態としての画像形成装置の
概略構成図。
【図2】図1の画像形成装置の要部構成を示す説明図。
【図3】本発明の画像形成装置における両面画像形成手
順を示す図。
【図4】図3の例における転写紙に対する画像形成手順
を示す図。
【図5】本発明の特徴的な制御方法を説明する為の図。
【図6】本発明の特徴的な他の制御方法を説明する為の
図。
【図7】従来の画像形成装置における両面画像形成手順
を示す図。
【符号の説明】
A 読取り光学系、B 書込み光学系、C 画像形成
部、D 分岐部、E 排紙部、F 両面経路、G 給紙
部、I 排紙経路、II 分岐搬送路、II' 反転排紙経
路、III 逆送反転前経路、IV 反転後経路、V レジス
ト前経路、3 排紙分岐爪、5 ガイド板、6 両面入
口センサ、7 導入ローラ、8 スイッチバックロー
ラ、9 逆転駆動オーラ、12 両面従動ローラ、13
反転ローラ、14 両面分岐爪、17・18、19・
20・21・22 搬送ローラ対、28・29 中継ロ
ーラ対、32 レジスト前センサ、33・34 レジス
トローラ対、36 第1の搬送検知センサ、37 第2
の搬送検知センサ、40・41 排紙コロ対、100
感光体、101 帯電部、103 現像部、104 転
写部、105 定着部、106 撮像素子、110 両
面トレイ、115 給紙トレイ、116 分離搬送手
段。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03G 15/00 518 G03G 15/00 518 3F102 21/14 21/00 372 Fターム(参考) 2H027 DC06 DC07 ED17 EE05 EF09 FA13 2H028 BA06 BA09 BA14 BB04 2H072 AA05 AA09 AA13 AA16 AA24 AA32 AB07 AB14 AB15 BA03 BA12 CA01 CA02 CB01 CB09 FA01 3F053 BA03 EA03 EB01 EC02 EC06 ED03 ED29 LA03 LB03 3F100 AA02 BA17 CA12 CA13 CA15 EA02 EA03 EA05 EA07 EA13 3F102 AA07 AB01 BA02 BB02 DA08 EA03 FA08

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 転写紙に画像を形成する画像形成部と、
    該画像形成部により表面に画像が形成された転写紙を表
    裏反転させて画像形成部に再給紙する機能を有すると共
    に少なくとも一枚の転写紙を停止待機させる機能を備え
    た両面経路と、これらを制御する制御部と、を有するデ
    ジタル画像形成装置において、 上記両面経路は、表面に画像形成を受けた転写紙を導入
    する分岐搬送路と、分岐搬送路から導入された該転写紙
    を受入れて反転ローラへ向けて逆送させる逆送反転前経
    路と、逆送反転前経路から逆送されてきた該転写紙の表
    裏を反転させる反転ローラと、反転ローラによって表裏
    を反転された該転写紙を受入れてから画像形成部に再給
    紙する反転後経路と、画像形成部を構成するレジストロ
    ーラ対から所定距離上流側へ延びるレジスト前経路と、
    を備え、 先行する転写紙がレジストローラ対に先端を当接させた
    レジスト待ち状態にあるときには、上記反転ローラの回
    転駆動を停止することにより、両面経路内での転写紙同
    士の衝突を防止したことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 転写紙に画像を形成する画像形成部と、
    該画像形成部により表面に画像が形成された転写紙を表
    裏反転させて画像形成部に再給紙する機能を有すると共
    に少なくとも一枚の転写紙を停止待機させる機能を備え
    た両面経路と、これらを制御する制御部と、を有するデ
    ジタル画像形成装置において、 前記制御部は、ある転写紙の表面に対する画像形成開始
    から、該転写紙の裏面に対する画像形成終了に至るまで
    の間に、少なくともN枚以上の転写紙表面に対する画像
    形成を行わせると共に、該画像形成装置内には常にN+
    1枚以上の枚数の表面記録済み転写紙が存在し得るよう
    に制御することを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】 上記両面経路内の所定位置にて停止して
    いる転写紙に対して可動部材が干渉することを避ける為
    に、可動部材を作動させて非干渉位置に保持する構成を
    備えている場合に、上記制御部は、当該位置での転写紙
    の停止時間が一定時間を越える場合には当該転写紙の停
    止位置を上記可動部材と干渉しない退避位置に移動した
    上で、可動部材を干渉位置に戻して作動を停止させるよ
    うに制御することを特徴とする請求項1又は2記載の画
    像形成装置。
  4. 【請求項4】 上記制御部は、上記転写紙が上記退避位
    置にて停止すべき時間が終了して前進を開始する直前
    に、上記退避位置から上記所定の停止位置に転写紙を移
    動させておく制御を行うことを特徴とする請求項3記載
    の画像形成装置。
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