JPH06229524A - ゴミ供給装置 - Google Patents

ゴミ供給装置

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JPH06229524A
JPH06229524A JP1496893A JP1496893A JPH06229524A JP H06229524 A JPH06229524 A JP H06229524A JP 1496893 A JP1496893 A JP 1496893A JP 1496893 A JP1496893 A JP 1496893A JP H06229524 A JPH06229524 A JP H06229524A
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dust
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Naoki Fujiwara
直機 藤原
Yukio Takahashi
幸男 高橋
Manabu Yamamoto
学 山本
Hiromichi Fujiwara
弘道 藤原
Toru Senju
透 千手
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Mitsubishi Power Ltd
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Babcock Hitachi KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ゴミの圧密または絡みつきを防止し、所定量
のゴミを連続的に焼却炉へ供給することができるゴミ供
給装置を提供する。 【構成】 破砕機で破砕されたゴミを受入れる供給ホッ
パと、供給ホッパ内のゴミを取り出して運ぶ複数個の小
型バケットクレーンと、このバケットクレーンで運ばれ
たゴミを受け入れ、焼却炉に炉内ガスをシールしつつ供
給する並列に配置された複数個のダブルダンパ供給機と
を備え、かつ小型バケットクレーンの数をダブルダンパ
供給機の数に対応して設ける。 【効果】 ゴミを円滑、かつ安定して供給することがで
き、ゴミ焼却炉の安定燃焼が実現される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ゴミ供給装置に係り、
特に安定、円滑な供給を可能とする、廃棄物などのゴミ
供給装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来技術によるゴミの焼却システムの例
を図2に示す。ゴミ収集車により各地区から収集された
ゴミは、逐次貯じんピット6に投入される。ゴミはバケ
ットクレーン3で掴まれ中継ホッパ8に投入される。ゴ
ミ7はさらにベルトコンベア9により破砕機10に送ら
れて細かく砕かれた後、定量供給機11(通常はスクリ
ュフィーダ)に送られる。定量供給機11からのゴミは
ゴミ焼却炉12に投入される。ゴミ焼却炉12の炉内に
投入されたゴミは送風機13から弁14、空気噴射孔を
設けた散気管15を通じて流動層16内に送られた空気
と反応、燃焼する。燃焼排ガスは煙道17を通じて図示
省略した排煙処理装置に送られ浄化され大気中に放出さ
れる。
【0003】ゴミの性状は収集した各地区で異なってい
る。例えば、住宅街からのゴミには厨芥などが多く含ま
れるため水分が多い。オフィス街からのゴミには紙屑等
が多い。工場地区からのゴミは工場ごとに内容に大きく
差がある。例えば、木工場などからはノコ屑が多く、プ
ラスチック加工業者が多い地区からはプラスチック屑が
多い。繊維産業、織物加工産業の多い地区からは繊維廃
棄物が多量に排出される。
【0004】このように各ゴミ収集車ごとにゴミの水
分、灰分などの組成および形状が大きく異なるためハン
ドリング性もまた大きく異なる。一方、ゴミの貯蔵、供
給システムおよびゴミ焼却炉12は、ある平均的なゴミ
の性状とその変動幅を設定し設計、製作、運転されてい
る。そのため、炉に供給されるゴミの質が大幅に変動す
るとベルトコンベア9、破砕機10、定量供給装置11
がその変化に対応しきれず供給が不安定となる。その結
果、ゴミの供給量に過不足が生じたり、極端な場合には
ゴミの供給がストップしたりする。その結果、空気とゴ
ミ(燃料)の比率、すなわち、空燃比のバランスが崩
れ、燃焼が不安定となり未燃分、CO、ダイオキシン等
の有害な燃焼生成物が多量に生成するといった不具合が
生じる。
【0005】特に、供給トラブルが生じ易いのが定量供
給機11の部分である。定量供給機11としてよく用い
られるのはスクリュフィーダであるが、頻繁に生ずるト
ラブルとして、最も多いのは破砕機10で破砕されにく
いヒモ状のゴミ、例えば、荷造り用のヒモ、一般産業用
のロープ、ビニールシート、録音、録画用(ビデオテー
プなど)のテープ、長い布などがスクリュフィーダの軸
に巻きつく、または粘土状の廃棄物(例えば、パン、小
麦粉など)、綿などがスクリュ内で圧密固化し閉塞に到
るなどである。
【0006】このようなトラブルが生じた場合、従来技
術では運転員が手動でスクリュを逆回転させフィーダ先
端に圧密されたゴミをスクリュ軸の根元側に戻す、とい
った動作を繰返し、固まったゴミをほぐす、または絡み
ついたヒモ状のゴミは棒などでつっ突いて除去するとい
った方法で解決している。しかし、この作業を行ってい
る間は破砕機10を含むゴミの供給系を停止せざるを得
ず、この間、炉12へのゴミの供給が途絶えるため、場
合によっては炉12が失火し、助燃バーナなどを使用し
た再起動操作が必要になることがあり経済的な損失を生
ずる。
【0007】上記した従来技術には以上のような問題点
がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来技術、例
えば、スクリュフィーダを使ってゴミを焼却炉に供給す
るものでは、物性、ハンドリング性が大幅に変化するゴ
ミを安定に供給できないという本質的な問題を有する。
本発明の目的は、上述した問題点に鑑み、ゴミの圧密ま
たは絡みつき、という2大トラブル原因を根本的に解決
できるゴミ供給装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】ゴミの圧密または絡みつ
き、といったトラブルを根本的に解決する最も確実な方
法として、バケットクレーンがある。しかし、従来、バ
ケットクレーンが用いられなかった理由としてバケット
クレーンのみでは炉内ガスのシールができないこと、ゴ
ミの間欠供給しかできないことが挙げられる。本発明で
はこの点を解決するため複数のバケットクレーンとダブ
ルダンパをセットで使用した。
【0010】すなわち、上記目的を達成するため本願の
第1の発明は、破砕機で破砕されたゴミを焼却炉に供給
するゴミ供給装置において、破砕機で破砕されたゴミを
受け入れる供給ホッパと、供給ホッパ内のゴミを運ぶ小
型のバケットクレーンと、該バケットクレーンで運ばれ
たゴミを受け入れ焼却炉に炉内ガスをシールしつつ供給
する手段とを備えたことを特徴とするゴミ供給装置に関
する。
【0011】本願の第2の発明は、破砕機で破砕された
ゴミを焼却炉に供給するゴミ供給装置において、破砕機
で破砕されたゴミを受け入れる供給ホッパと、供給ホッ
パ内のゴミを取出して運ぶ複数個の小型のバケットクレ
ーンと、該バケットクレーンで運ばれたゴミを受け入れ
焼却炉に炉内ガスをシールしつつ供給する並列に設置さ
れた複数個のダブルダンパ供給機とを備え、かつ小型バ
ケットクレーンの数をダブルダンパの数に対応させて設
けたことを特徴とするゴミ供給装置に関する。
【0012】
【作用】ゴミ焼却炉を例にとると、通常、ゴミの供給量
は時間当たり数トンである。例えば2ton/hとする
と、その供給量は毎分33kg、20秒間隔で供給すると
1回当たり11kgとなる。2台のバケットクレーンで供
給するとすれば、1回当たり約6kgを10秒間隔で供給
できる。3台であれば7秒間隔で4kgずつ供給できる。
一方、ゴミが炉内で乾燥、燃焼を完了するに要する時間
には数分間を要する。したがって、10秒間隔で供給で
きれば事実上ほぼ連続供給と同じ燃焼性能を得ることが
できる。
【0013】従来の定量供給機、例えば、スクリュフィ
ーダでは1時間に数回、閉塞停止する、といったトラブ
ルが生じており、総括してみた場合、供給の円滑性とい
った点では、確実に供給できるバケットクレーンシステ
ムのほうが優れている。また、炉への供給時の炉内ガス
のシールについてもダブルダンパを組合わせることによ
り解決できる。
【0014】
【実施例】図1は、本発明によるゴミ供給装置の一実施
例を示したものである。ここではミニバケットクレーン
2台、ダブルダンパ2台を組合わせた例を示す。ゴミ収
集車から貯じんピット6に投入されたゴミ7はバケット
クレーン3で掴み上げられ中継ホッパ8に移される。中
継ホッパ8のゴミ7は底部のベルトコンベア9により破
砕機10に供給される。破砕機10で破砕されたゴミ7
は供給ホッパ1に入る。供給ホッパ1への破砕ゴミの堆
積状態は多数のレベルセンサを組合わせたマルチレベル
センサ2で監視されている。このマルチレベルセンサ2
の信号は制御器4に送られ制御器4は中継ホッパ1内の
ゴミの堆積状態にムラが生じないようにミニバケットク
レーン5を自動的に操作する。また、ゴミ焼却炉中央制
御室からの信号に応じて、ミニバケットクレーン5の掴
み量、掴み回数を計測し単位時間当たりの供給量として
制御する。ミニバケットクレーン5で掴まれたゴミはダ
ブルダンパ供給機18に運ばれ炉12内に供給される。
ミニバケットクレーン5は図1に示したように2台あ
り、交互にゴミを掴み2台のダブルダンパ供給機18に
供給する。図1に示したダブルダンパ供給機18は2台
のダブルダンパ供給機18を一体化したものである。ダ
ブルダンパでは周知のように上下2つのダンパを交互
に、すなわち、上のダンパを開けてゴミを下のダンパに
落とすときには下のだはを締めて炉内ガスをシールし、
下のダンパの上に落ちてきたゴミをゴミ焼却炉に落とす
ときには上のダンパを締めてガスシールを行う。
【0015】以上のようにして、ミニバケットクレーン
5とダブルダンパ供給機18をセットとし、このセット
を複数組合わせること、例えば、図1に示した例では2
セットを使用することにより、従来、トラブルの主体を
なしていたゴミの圧密、絡まりといったトラブルによる
供給不安定を根絶することができる。
【0016】
【発明の効果】本発明により、ゴミを円滑に供給するこ
とにより、ゴミ焼却炉の安定燃焼を実現でき、未燃分な
どの低減、またはゴミ供給停止による失火、再起動の防
止を図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるゴミ供給装置の系統を示す図。
【図2】従来技術によるゴミ供給装置の系統を示す図。
【符号の説明】
1…供給ホッパ、2…マルチレベルセンサ、3…バケッ
トクレーン、4…制御器、5…ミニバケットクレーン、
6…貯じんピット、7…ゴミ、8…中継ホッパ、9…ベ
ルトコンベア、10…破砕機、11定量供給機、12…
ゴミ焼却炉、13…送風機、14…弁、15…散気管、
16…流動層、17…煙道、18…ダブルダンパ供給
機。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤原 弘道 広島県呉市宝町6番9号 バブコック日立 株式会社呉工場内 (72)発明者 千手 透 広島県呉市宝町6番9号 バブコック日立 株式会社呉工場内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 破砕機で破砕されたゴミを焼却炉に供給
    するゴミ供給装置において、破砕機で破砕されたゴミを
    受け入れる供給ホッパと、供給ホッパ内のゴミを運ぶ小
    型のバケットクレーンと、該バケットクレーンで運ばれ
    たゴミを受け入れ焼却炉に炉内ガスをシールしつつ供給
    する手段とを備えたことを特徴とするゴミ供給装置。
  2. 【請求項2】 破砕機で破砕されたゴミを焼却炉に供給
    するゴミ供給装置において、破砕機で破砕されたゴミを
    受け入れる供給ホッパと、供給ホッパ内のゴミを取出し
    て運ぶ複数個の小型のバケットクレーンと、該バケット
    クレーンで運ばれたゴミを受け入れ焼却炉に炉内ガスを
    シールしつつ供給する並列に設置された複数個のダブル
    ダンパ供給機とを備え、かつ小型バケットクレーンの数
    をダブルダンパの数に対応させて設けたことを特徴とす
    るゴミ供給装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006027779A (ja) * 2004-07-13 2006-02-02 Hitachi Kiden Kogyo Ltd ごみ処理工場用自動クレーンの制御装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006027779A (ja) * 2004-07-13 2006-02-02 Hitachi Kiden Kogyo Ltd ごみ処理工場用自動クレーンの制御装置

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