JP3418417B2 - ゴミ焼却方法 - Google Patents

ゴミ焼却方法

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JP3418417B2 JP01496893A JP1496893A JP3418417B2 JP 3418417 B2 JP3418417 B2 JP 3418417B2 JP 01496893 A JP01496893 A JP 01496893A JP 1496893 A JP1496893 A JP 1496893A JP 3418417 B2 JP3418417 B2 JP 3418417B2
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幸男 高橋
学 山本
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透 千手
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ゴミ焼却方法に係り、
特に安定、円滑な焼却を可能とする、廃棄物などのゴミ
焼却方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来技術によるゴミの焼却システムの例
を図2に示す。ゴミ収集車により各地区から収集された
ゴミは、逐次貯じんピット6に投入される。ゴミはバケ
ットクレーン3で掴まれ中継ホッパ8に投入される。ゴ
ミ7はさらにベルトコンベア9により破砕機10に送ら
れて細かく砕かれた後、定量供給機11(通常はスクリ
ュフィーダ)に送られる。定量供給機11からのゴミは
ゴミ焼却炉12に投入される。ゴミ焼却炉12の炉内に
投入されたゴミは送風機13から弁14、空気噴射孔を
設けた散気管15を通じて流動層16内に送られた空気
と反応、燃焼する。燃焼排ガスは煙道17を通じて図示
省略した排煙処理装置に送られ浄化され大気中に放出さ
れる。
【0003】ゴミの性状は収集した各地区で異なってい
る。例えば、住宅街からのゴミには厨芥などが多く含ま
れるため水分が多い。オフィス街からのゴミには紙屑等
が多い。工場地区からのゴミは工場ごとに内容に大きく
差がある。例えば、木工場などからはノコ屑が多く、プ
ラスチック加工業者が多い地区からはプラスチック屑が
多い。繊維産業、織物加工産業の多い地区からは繊維廃
棄物が多量に排出される。
【0004】このように各ゴミ収集車ごとにゴミの水
分、灰分などの組成および形状が大きく異なるためハン
ドリング性もまた大きく異なる。一方、ゴミの貯蔵、供
給システムおよびゴミ焼却炉12は、ある平均的なゴミ
の性状とその変動幅を設定し設計、製作、運転されてい
る。そのため、炉に供給されるゴミの質が大幅に変動す
るとベルトコンベア9、破砕機10、定量供給装置11
がその変化に対応しきれず供給が不安定となる。その結
果、ゴミの供給量に過不足が生じたり、極端な場合には
ゴミの供給がストップしたりする。その結果、空気とゴ
ミ(燃料)の比率、すなわち、空燃比のバランスが崩
れ、燃焼が不安定となり未燃分、CO、ダイオキシン等
の有害な燃焼生成物が多量に生成するといった不具合が
生じる。
【0005】特に、供給トラブルが生じ易いのが定量供
給機11の部分である。定量供給機11としてよく用い
られるのはスクリュフィーダであるが、頻繁に生ずるト
ラブルとして、最も多いのは破砕機10で破砕されにく
いヒモ状のゴミ、例えば、荷造り用のヒモ、一般産業用
のロープ、ビニールシート、録音、録画用(ビデオテー
プなど)のテープ、長い布などがスクリュフィーダの軸
に巻きつく、または粘土状の廃棄物(例えば、パン、小
麦粉など)、綿などがスクリュ内で圧密固化し閉塞に到
るなどである。
【0006】このようなトラブルが生じた場合、従来技
術では運転員が手動でスクリュを逆回転させフィーダ先
端に圧密されたゴミをスクリュ軸の根元側に戻す、とい
った動作を繰返し、固まったゴミをほぐす、または絡み
ついたヒモ状のゴミは棒などでつっ突いて除去するとい
った方法で解決している。しかし、この作業を行ってい
る間は破砕機10を含むゴミの供給系を停止せざるを得
ず、この間、炉12へのゴミの供給が途絶えるため、場
合によっては炉12が失火し、助燃バーナなどを使用し
た再起動操作が必要になることがあり経済的な損失を生
ずる。
【0007】上記した従来技術には以上のような問題点
がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来技術、例
えば、スクリュフィーダを使って投入されるゴミを焼却
するゴミ焼却方法では、ゴミの特性、ハンドリング性が
大幅に変化する場合にはゴミを安定に焼却できないとい
う本質的な問題を有する。本発明の目的は、上述した問
題点に鑑み、ゴミの圧密または絡みつき、という2大ト
ラブル原因を根本的に解決してゴミを安定に焼却するこ
とができるゴミ焼却方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】ゴミの圧密または絡みつ
き、といったトラブルを根本的に解決する最も確実な方
法として、バケットクレーンがある。しかし、従来、バ
ケットクレーンが用いられなかった理由としてバケット
クレーンのみでは炉内ガスのシールができないこと、ゴ
ミの間欠供給しかできないことが挙げられる。本発明で
はこの点を解決するため複数のバケットクレーンとダブ
ルダンパをセットで使用した。
【0010】すなわち、上記目的を達成するため本願の
第1の発明は、ゴミを破砕する破砕機と、該破砕機で破
砕されたゴミを受け入れる供給ホッパと、該供給ホッパ
に受け入れたゴミを取り出して運ぶバケットクレーン
と、該バケットクレーンで運ばれたゴミを焼却炉に投入
する装置とを備えたゴミ焼却炉にゴミを供給して焼却す
るゴミ焼却方法において、前記バケットクレーンで運ば
れたゴミを焼却炉に投入する装置として複数のダブルダ
ンパ供給機を用い、該複数のダブルダンパ供給機と該ダ
ブルダンパ供給機の数に対応する複数のバケットクレー
ンによって前記ゴミをゴミ焼却炉に連続供給することを
特徴とするゴミ焼却方法に関する。
【0011】本願の第2の発明は、上記第1の発明にお
いて、前記供給ホッパにおける破砕ゴミの堆積状態をセ
ンサで監視し、該センサの信号に基づいて前記複数のバ
ケットクレーンを制御することを特徴とするゴミ焼却方
に関する。
【0012】
【作用】通常、ゴミ焼却炉へのゴミの供給量は時間当た
り数トンである。例えば2ton/hとすると、その供
給量は毎分33kg、20秒間隔で供給すると1回当たり
11kgとなる。2台のバケットクレーンで供給するとす
れば、1回当たり約6kgを10秒間隔で供給できる。3
台であれば7秒間隔で4kgずつ供給できる。一方、ゴミ
が炉内で乾燥、燃焼を完了するに要する時間には数分間
を要する。したがって、10秒間隔で供給できれば事実
上ほぼ連続供給と同じ燃焼性能を得ることができる。
【0013】従来の定量供給機、例えば、スクリュフィ
ーダでは1時間に数回、閉塞停止する、といったトラブ
ルが生じており、総括してみた場合、供給の円滑性とい
った点では、確実に供給できるバケットクレーンシステ
ムのほうが優れている。また、炉への供給時の炉内ガス
のシールについてもダブルダンパを組合わせることによ
り解決できる。
【0014】
【実施例】図1は、本発明によるゴミ焼却炉の一実施例
を示したものである。ここではミニバケットクレーン2
台、ダブルダンパ2台を組合わせた例を示す。ゴミ収集
車から貯じんピット6に投入されたゴミ7はバケットク
レーン3で掴み上げられ中継ホッパ8に移される。中継
ホッパ8のゴミ7は底部のベルトコンベア9により破砕
機10に供給される。破砕機10で破砕されたゴミ7は
供給ホッパ1に入る。供給ホッパ1への破砕ゴミの堆積
状態は多数のレベルセンサを組合わせたマルチレベルセ
ンサ2で監視されている。このマルチレベルセンサ2の
信号は制御器4に送られ制御器4は供給ホッパ1内のゴ
ミの堆積状態にムラが生じないようにミニバケットクレ
ーン5を自動的に操作する。また、ゴミ焼却炉中央制御
室からの信号に応じて、ミニバケットクレーン5の掴み
量、掴み回数を計測し単位時間当たりの供給量として制
御する。ミニバケットクレーン5で掴まれたゴミはダブ
ルダンパ供給機18に運ばれ炉12内に供給される。ミ
ニバケットクレーン5は図1に示したように2台あり、
交互にゴミを掴み2台のダブルダンパ供給機18に供給
する。図1に示したダブルダンパ供給機18は2台のダ
ブルダンパ供給機18を一体化したものである。ダブル
ダンパでは周知のように上下2つのダンパを交互に、す
なわち、上のダンパを開けてゴミを下のダンパに落とす
ときには下のダンパを閉めて炉内ガスをシールし、下の
ダンパの上に落ちてきたゴミをゴミ焼却炉に落とすとき
には上のダンパを締めてガスシールを行う。
【0015】以上のようにして、ミニバケットクレーン
5とダブルダンパ供給機18をセットとし、このセット
を複数組合わせること、例えば、図1に示した例では2
セットを使用することにより、従来、トラブルの主体を
なしていたゴミの圧密、絡まりといったトラブルによる
供給不安定を根絶することができる。
【0016】
【発明の効果】本発明により、ゴミを円滑に供給して
ミ焼却炉の安定燃焼を実現でき、未燃分などの低減、ま
たはゴミ供給停止による失火、再起動の防止を図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるゴミ焼却炉の系統を示す図。
【図2】従来技術によるゴミ焼却炉の系統を示す図。
【符号の説明】
1…供給ホッパ、2…マルチレベルセンサ、3…バケッ
トクレーン、4…制御器、5…ミニバケットクレーン、
6…貯じんピット、7…ゴミ、8…中継ホッパ、9…ベ
ルトコンベア、10…破砕機、11定量供給機、12…
ゴミ焼却炉、13…送風機、14…弁、15…散気管、
16…流動層、17…煙道、18…ダブルダンパ供給
機。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤原 弘道 広島県呉市宝町6番9号 バブコック日 立株式会社 呉工場内 (72)発明者 千手 透 広島県呉市宝町6番9号 バブコック日 立株式会社 呉工場内 (56)参考文献 特開 昭61−114007(JP,A) 特開 昭51−21371(JP,A) 特開 平4−126914(JP,A) 実開 昭57−82621(JP,U) 実開 昭60−6954(JP,U) 実開 昭55−64629(JP,U) 実開 昭55−7853(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F23G 5/44 ZAB

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ゴミを破砕する破砕機と、該破砕機で破
    砕されたゴミを受け入れる供給ホッパと、該供給ホッパ
    に受け入れたゴミを取り出して運ぶバケットクレーン
    と、該バケットクレーンで運ばれたゴミを焼却炉に投入
    する装置とを備えたゴミ焼却炉にゴミを供給して焼却す
    るゴミ焼却方法において、前記バケットクレーンで運ば
    れたゴミを焼却炉に投入する装置として複数のダブルダ
    ンパ供給機を用い、該複数のダブルダンパ供給機と該ダ
    ブルダンパ供給機の数に対応する複数のバケットクレー
    ンによって前記ゴミをゴミ焼却炉に連続供給することを
    特徴とするゴミ焼却方法。
  2. 【請求項2】 前記供給ホッパにおける破砕ゴミの堆積
    状態をセンサで監視し、該センサの信号に基づいて前記
    複数のバケットクレーンを制御することを特徴とする請
    求項1に記載のゴミ焼却方法。
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