JPH02140502A - ごみ質に対応する自動燃焼方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、都市とみ等のごみ焼却炉におけるごみ質に対
応する自動燃焼方法に関するものである。

従来の技術 従来より、都市とみ等のごみ焼却炉には廃熱ボイラを付
設したものが多い、この種のごみ焼却炉においては、廃
熱ボイラの発生蒸気量を一定量に安定させるため、ごみ
の炉内への供給および炉内での移送の制御を発生蒸気量
を目安として行なっていた。

発明が解決しようとする課題 しかし、上記従来の制御方法によれば、地方都市や小規
模プラントのごみ焼却炉では、ごみの低位発熱量が数時
間という短時間内で変動するため。

発生蒸気量が不安定になったり、公害排出基準を守れな
くなるおそれがあるなどの問題があった。

本発明は、このような従来の問題点を解消しようとする
もので、ごみの低位発熱量がごみの含水量に逆比例して
変動することに着目し、ごみの見掛は比重に対応してご
みの供給量を制御することにより、短時間におけるごみ
の低位発熱量の変動に対処しろる燃焼方法を提供するこ
とを目的とする。

課題を解決するための手段 上記目的を達成するために、本発明のごみ貿に対応する
自動燃焼方法は、ホッパ内に投入されたごみをプッシャ
ーによりロストル上に供給して焼却するごみ焼却炉にお
いて、ごみをホッパ内に投入するときにごみの見掛は比
重の設定時間内における移動平均値を検出し、このごみ
の見掛は比重の移動平均値に対応してブツシャ−による
ごみの供給量を制御する構成としたものである。

作用 上記本発明の構成においては、ごみの低位発熱量がごみ
の含水量ひいては見掛は比重に逆比例して変動するもの
であるので、ごみの見掛は比重の移動平均値に対応して
ごみの供給量を制御することにより、ロストル上でのご
みの乾燥・燃焼を良好に維持し、数時間という短時間に
おけるごみの低位発熱量の変動に対処可能としている。

すなわち、ごみをごみクレーンのグラブバケットにより
ホッパ内に投入するとき、その都度ごみの重量をグラブ
バケットのつかみ容積で除すことによりごみの見掛は比
重を算出し、この算出値からある設定時間内の見掛は比
重の移動平均値を順次検出して行く、そして、この移動
平均値が大きいときは、そのごみは含水量が多くて燃え
芝＜、かつ、低位発熱量が小さいものであるので、プッ
シャーによる供給量を減らすことによりロストル上での
ごみの乾燥・燃焼を促進する。逆に、移動平均値が小さ
いときは、そのごみは含水量が少なくて燃え易く、かつ
、低位発熱量が大きいものであるので、ロストル上での
ごみの乾燥・燃焼は順調に行なわれる。したがって、プ
ッシャーによる供給量を増やすことによりごみの処理量
を増やす、かくして、短時間におけるごみの低位発熱量
の変動に対応して、ごみを乾燥・燃焼させることができ
るのである。

実施例 以下１本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。

第１図において、１は本実施例の都市とみ等のごみ焼却
炉である。このごみ焼却炉１においては、ごみ２は、ご
みクレーン（図示省略）のグラブバケット３によりホッ
パ４内に投入され、プッシャー５によりロストル６上に
供給される。ロストル６は、乾燥帯７．第１燃焼帯８、
第２燃焼帯９および後燃焼帯１０を有する多段式で、下
方から各帯域に燃焼空気１１が供給される。ロストル６
上に供給されたごみ２は、乾燥帯７で乾燥され、第１お
よび第２燃焼？ｌＦ８．９で大部分が燃焼し、後燃焼帯
１０で残りの未燃焼部分が燃焼する。発生した灰分は炉
外に取り出される。

上記処理過程において、ごみ２の低位発熱量は必ずしも
一定ではなく、３〜６時間程度の短時間内でも変動する
ので、公害排出規準を守り、廃熱ボイラが付設されてい
る場合にはその発生蒸気量を安定させるためには、上記
変動に対処する必要がある。ところで、ごみ２の低位発
熱量はごみ２の含水量に逆比例して変動し、ごみ２の含
水量は。

ごみ２の見掛は比重に比例するものであるので。

本発明では、ごみ２の見掛は比重の移動平均値に対応し
てごみ２の供給量を制御することにより、ロストル６上
でのごみ２の乾燥・燃焼を良好に維持し、ごみ２の低位
発熱量の変動に対処している。

すなわち１本実施例では、ごみ２をホッパ４内に投入す
るとき、その都度グラブバケット３につかまれたごみ２
の重量Ｗ工、Ｗ２．・・・Ｗｍ　（ＩＣｇ）をグラブバ
ケット３のつかみ容積Ｖ（ｒｎ’）で諭すことにより、
ごみ２の見掛は比重Ｃ，＝Ｗ□／　Ｖ　＝　Ｃ２＝Ｗ、
／Ｖ、　・−Ｃ，＝Ｖ／ａ／Ｖ　（ｋｇ／ｒｒｉ’）　
を算出し。

これら算出値からある設定時間内の投入されたごみ２の
見掛は比重Ｃの移動平均値Ｋ　（ｋｇ／ｎ？）を順次検
出して行く、この場合、設定時間は、ごみ２のホッパ４
内における滞留時間を考慮して、１〜１．５時間径度に
とるのが適当であり、また、ごみ２は通常一定時間ごと
に投入されるので、設定時間内の投入回数は一定である
。この投入回数をｎ回とすると、設定時間内における移
動平均値には次のようになる。

Ｋｔ　＝　ｃ　ｘ　＋　ｃ　ａ　十＝・ｃ　ｎ　／　ｎ
Ｋｇ　＝Ｃ２＋　Ｃ３＋　・”　Ｃｎ＋ｘ　／　ｎＫ、
＝ｃ、＋　Ｃｖｍ＊□＋−Ｃｍ＋ｎ−ｔ／　ｎそして、
たとえば移動平均値に１が通常の値よりも大きいときは
、そのごみ２は平均的に含水量が多くて燃え難く、かつ
、低位発熱量が小さいものであるので、プッシャー５に
よる供給量を減らすことにより、ロストル６上での乾燥
・燃焼を促進する。逆に、移動平均値に２が通常の値よ
りも小さいときは、そのごみ２は平均的に含水量が少な
くて燃え易く、かつ、低位発熱量が大きいものであるの
で、ロストル６上でのごみ２の乾燥・燃焼は順調に行な
われる。したがって、プッシャー５による供給量を増や
すことにより、ごみ２の処理量を増やす。かくして、短
時間内におけるごみ２の低位発熱量の変動に対応して、
ロストル６上のごみ２を良好に乾燥・燃焼させることが
できるのである。

なお、上記プッシャー５によるごみ２の供給量制御をよ
り一層効果的にするために、乾燥帯７に供給する燃焼空
気１１の供給量および空気温度の制御を補助的に行なう
ことが望ましい。

発明の効果 本発明は、以上説明したように、ごみの低位発熱量がご
みの含水量ひいてはごみの見掛は比重に逆比例して変動
することに着目し、設定時間内におけるごみの見掛は比
重の移動平均値に対応してプッシャーによるごみの供給
量を制御する構成としたので、ごみの低位発熱量が短時
間内で変動しても、ロストル上でごみを良好に乾燥・燃
焼させることができ、上記変動に十分対処することが可
能である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例におけるごみ焼却炉の断面図
である。 １・・・ごみ焼却炉、２・・・ごみ、４・・・ホッパ、
５・・・プッシャー、６・・・ロストル。 代理人　　　森　　本　　義　　弘

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、ホッパ内に投入されたごみをプッシャーによりロス
   トル上に供給して焼却するごみ焼却炉において、ごみを
   ホッパ内に投入するときにごみの見掛け比重の設定時間
   内における移動平均値を検出し、このごみの見掛け比重
   の移動平均値に対応してプッシャーによるごみの供給量
   を制御することを特徴とするごみ質に対応する自動燃焼
   方法。