JPH06228880A - 芳香性を有する繊維構造物 - Google Patents
芳香性を有する繊維構造物Info
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- JPH06228880A JPH06228880A JP5037411A JP3741193A JPH06228880A JP H06228880 A JPH06228880 A JP H06228880A JP 5037411 A JP5037411 A JP 5037411A JP 3741193 A JP3741193 A JP 3741193A JP H06228880 A JPH06228880 A JP H06228880A
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- Spinning Methods And Devices For Manufacturing Artificial Fibers (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 従来の芳香性繊維に比較して、耐久性及び徐
放性に優れる芳香性繊維構造物を短繊維のみならず長繊
維の形でも提供する。 【構成】 繊維形成用ポリマーからなり、繊維表面から
中空部まで貫通溝を有しかつ中空部に香料、バインダー
及び撥水剤が付着している中空繊維を少なくとも一部に
用いたことを特徴とする。又、香料がマイクロカプセル
に内包されていること、又は香料が無機系多孔質マイク
ロカプセルに吸着されていることを特徴とする。
放性に優れる芳香性繊維構造物を短繊維のみならず長繊
維の形でも提供する。 【構成】 繊維形成用ポリマーからなり、繊維表面から
中空部まで貫通溝を有しかつ中空部に香料、バインダー
及び撥水剤が付着している中空繊維を少なくとも一部に
用いたことを特徴とする。又、香料がマイクロカプセル
に内包されていること、又は香料が無機系多孔質マイク
ロカプセルに吸着されていることを特徴とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は耐久性及び徐放性に優れ
た芳香性を有する繊維構造物に関する。
た芳香性を有する繊維構造物に関する。
【0002】
【従来の技術】繊維構造物に芳香性を付与する方法につ
いては従来より種々行われている。
いては従来より種々行われている。
【0003】例えば匂物質を含有するマイクロカプセル
と糊剤を繊維製品に付与する方法(特開昭49−191
97号公報参照)、香料を含むマイクロカプセルとアク
リル系樹脂との混合液を塗布し、香気性タオル織物を得
る方法(特開昭58−4886号公報参照)、糊料壁膜
で被覆された香料のマイクロカプセル及び熱可塑性物質
及び増粘剤からなる捺染ペーストを印捺することにより
香気を発する捺染物を得る方法(特開昭53−4744
0号公報、特開昭53−49200号公報参照)、香料
のマイクロカプセル、色素及び高分子樹脂等からなるバ
インダー層を被転写物に加熱転写することにより芳香を
発する香気捺染物を得る方法(特開昭53−10688
5号公報参照)、匂物質を吸着した多孔質粉末を水溶性
糊剤とともに付与する方法(特開昭48−36483号
公報参照)、香料をポリアミド樹脂及びシリカゲルに吸
着させた混合物と樹脂バインダー、有機溶剤、ゴムモノ
マーの混合物を付与する方法(特開昭53−52561
号公報参照)、香料をシリカ系微粉末に吸着させた粉末
香料を顔料に混合し、この芳香性顔料により布に捺染す
る方法(特開昭53−53408号公報参照)、香料と
繊維用接着剤に混合したものを芯地の片面に塗布した芯
地を繊維素材にヒートシールする方法(特開昭49−1
19000号公報参照)、香料と顔料と混合した捺染糊
で布にプリントした後香料と樹脂液を混合したコーティ
ング剤を塗布する方法(特開昭54−112283号公
報参照)、香料粉末を顔料樹脂中に混入し、タオル地に
プリントし、香気性タオル地を得る方法(特開昭58−
87382号公報参照)、香料と香調保持剤を含有する
加工浴に繊維製品を浸漬した後脱液、乾燥して、付香繊
維製品を得る方法(特開昭59−150171号公報参
照)、香料を繊維ポリマー中に溶融紡糸して入れる方法
(特開昭48−93714号公報、特開昭61−637
16号公報参照)、香りを含有するポリマーを芯部とし
ポリエステルを鞘部とする芯鞘型複合短繊維を用いる方
法(特開平4−263645号公報参照)等がある。
と糊剤を繊維製品に付与する方法(特開昭49−191
97号公報参照)、香料を含むマイクロカプセルとアク
リル系樹脂との混合液を塗布し、香気性タオル織物を得
る方法(特開昭58−4886号公報参照)、糊料壁膜
で被覆された香料のマイクロカプセル及び熱可塑性物質
及び増粘剤からなる捺染ペーストを印捺することにより
香気を発する捺染物を得る方法(特開昭53−4744
0号公報、特開昭53−49200号公報参照)、香料
のマイクロカプセル、色素及び高分子樹脂等からなるバ
インダー層を被転写物に加熱転写することにより芳香を
発する香気捺染物を得る方法(特開昭53−10688
5号公報参照)、匂物質を吸着した多孔質粉末を水溶性
糊剤とともに付与する方法(特開昭48−36483号
公報参照)、香料をポリアミド樹脂及びシリカゲルに吸
着させた混合物と樹脂バインダー、有機溶剤、ゴムモノ
マーの混合物を付与する方法(特開昭53−52561
号公報参照)、香料をシリカ系微粉末に吸着させた粉末
香料を顔料に混合し、この芳香性顔料により布に捺染す
る方法(特開昭53−53408号公報参照)、香料と
繊維用接着剤に混合したものを芯地の片面に塗布した芯
地を繊維素材にヒートシールする方法(特開昭49−1
19000号公報参照)、香料と顔料と混合した捺染糊
で布にプリントした後香料と樹脂液を混合したコーティ
ング剤を塗布する方法(特開昭54−112283号公
報参照)、香料粉末を顔料樹脂中に混入し、タオル地に
プリントし、香気性タオル地を得る方法(特開昭58−
87382号公報参照)、香料と香調保持剤を含有する
加工浴に繊維製品を浸漬した後脱液、乾燥して、付香繊
維製品を得る方法(特開昭59−150171号公報参
照)、香料を繊維ポリマー中に溶融紡糸して入れる方法
(特開昭48−93714号公報、特開昭61−637
16号公報参照)、香りを含有するポリマーを芯部とし
ポリエステルを鞘部とする芯鞘型複合短繊維を用いる方
法(特開平4−263645号公報参照)等がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしこの様な従来の
方法には種々の欠点がある。例えば香料のマイクロカプ
セルを糊剤にて付与する方法では、洗濯による糊剤の脱
落とともにマイクロカプセルが脱落するため洗濯耐久性
がなく風合も硬いという欠点がある。又、香料のマイク
ロカプセルを樹脂バインダーとともに付与する方法は、
乾燥又は低温加熱だけでは樹脂バインダーの接着性が悪
く洗濯耐久性が劣る。又、乾燥後に高温にて加熱固着を
行うと、接着性は向上するが、高温による香料の変質や
香料の気化によるマイクロカプセルの破壊が起こった
り、樹脂が浸透したりするため風合が固くなるという欠
点がある。香料を多孔質粉末や樹脂に吸着させたものを
糊剤及び樹脂バインダーにて付与する方法では徐放性は
あるが、洗濯耐久性が劣るという欠点がある。更に、香
料を直接接着剤、顔料、樹脂バインダーとともに付与す
る方法では、香りの保存性が著しく劣り、洗濯耐久性も
劣るという欠点がある。
方法には種々の欠点がある。例えば香料のマイクロカプ
セルを糊剤にて付与する方法では、洗濯による糊剤の脱
落とともにマイクロカプセルが脱落するため洗濯耐久性
がなく風合も硬いという欠点がある。又、香料のマイク
ロカプセルを樹脂バインダーとともに付与する方法は、
乾燥又は低温加熱だけでは樹脂バインダーの接着性が悪
く洗濯耐久性が劣る。又、乾燥後に高温にて加熱固着を
行うと、接着性は向上するが、高温による香料の変質や
香料の気化によるマイクロカプセルの破壊が起こった
り、樹脂が浸透したりするため風合が固くなるという欠
点がある。香料を多孔質粉末や樹脂に吸着させたものを
糊剤及び樹脂バインダーにて付与する方法では徐放性は
あるが、洗濯耐久性が劣るという欠点がある。更に、香
料を直接接着剤、顔料、樹脂バインダーとともに付与す
る方法では、香りの保存性が著しく劣り、洗濯耐久性も
劣るという欠点がある。
【0005】又、合成繊維ポリマー中に香料を溶融紡糸
する方法では、耐久性はあるが、糸の基本物性(強度、
伸度等)を損ねたり、香料によっては相溶性が劣った
り、沸点の低い香料が使用出来ず、香りの限定があり、
又、後加工(染色、仕上等)を行うものについては、加
工上の制限があったり、香りの種類が多く加工出来ない
という欠点がある。更に芯鞘型繊維の芯に香料を入れる
ものは、芳香を外に出すために短繊維の形にする必要が
ある。
する方法では、耐久性はあるが、糸の基本物性(強度、
伸度等)を損ねたり、香料によっては相溶性が劣った
り、沸点の低い香料が使用出来ず、香りの限定があり、
又、後加工(染色、仕上等)を行うものについては、加
工上の制限があったり、香りの種類が多く加工出来ない
という欠点がある。更に芯鞘型繊維の芯に香料を入れる
ものは、芳香を外に出すために短繊維の形にする必要が
ある。
【0006】本発明は上述の問題点に鑑みてなされたも
のであって、その目的は従来の芳香性繊維に比較して、
耐久性及び徐放性に優れる芳香性繊維構造物を短繊維の
みならず長繊維の形でも提供することにある。
のであって、その目的は従来の芳香性繊維に比較して、
耐久性及び徐放性に優れる芳香性繊維構造物を短繊維の
みならず長繊維の形でも提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、繊維形成用ポ
リマーからなり、繊維表面から中空部まで貫通する貫通
溝を有しかつ中空部に香料,バインダー及び撥水剤が付
着している中空繊維を少なくとも一部に用いたことを特
徴とする芳香性を有する繊維構造物である。又、香料が
マイクロカプセルに内包されていること、又は香料が無
機系多孔質マイクロカプセルに吸着されていることを特
徴とする芳香性を有する繊維構造物である。
リマーからなり、繊維表面から中空部まで貫通する貫通
溝を有しかつ中空部に香料,バインダー及び撥水剤が付
着している中空繊維を少なくとも一部に用いたことを特
徴とする芳香性を有する繊維構造物である。又、香料が
マイクロカプセルに内包されていること、又は香料が無
機系多孔質マイクロカプセルに吸着されていることを特
徴とする芳香性を有する繊維構造物である。
【0008】以下本発明を詳細に説明する。
【0009】本発明において繊維表面から中空部まで貫
通する貫通溝を有する中空繊維としては、特に限定され
ないが、繊維表面から中空部まで貫通する繊維軸に平行
な亀裂を有する中空繊維が好ましく、例えば繊維形成性
ポリマーの鞘部と、それよりも溶解性又は分解性の大き
いポリマーの芯部とよりなる芯鞘複合繊維を複合紡糸
し、該芯部の少なくとも一部を溶解又は分解除去し製造
することができる。
通する貫通溝を有する中空繊維としては、特に限定され
ないが、繊維表面から中空部まで貫通する繊維軸に平行
な亀裂を有する中空繊維が好ましく、例えば繊維形成性
ポリマーの鞘部と、それよりも溶解性又は分解性の大き
いポリマーの芯部とよりなる芯鞘複合繊維を複合紡糸
し、該芯部の少なくとも一部を溶解又は分解除去し製造
することができる。
【0010】複合紡糸において芯部に用いるポリマー
は、複合紡糸可能で、かつ後の芯ポリマー除去工程にて
除去可能なものであればよく、特に限定されない。除去
工程にて除去可能なものとしては、水に可溶性のポリマ
ー、アルカリ水溶液で分解,溶解可能なポリマー、酸に
溶解可能なポリマー、非水溶媒で溶解可能なポリマー等
が挙げられ、特に水、アルカリ水溶液で溶解または分解
可能なものが取扱上好ましい。
は、複合紡糸可能で、かつ後の芯ポリマー除去工程にて
除去可能なものであればよく、特に限定されない。除去
工程にて除去可能なものとしては、水に可溶性のポリマ
ー、アルカリ水溶液で分解,溶解可能なポリマー、酸に
溶解可能なポリマー、非水溶媒で溶解可能なポリマー等
が挙げられ、特に水、アルカリ水溶液で溶解または分解
可能なものが取扱上好ましい。
【0011】水で溶解可能なポリマーは多数あるが、例
えばポリエチレンオキシド、ポリエチレンオキシド/ポ
リプロピレンオキシド共重合体、それらの誘導体、他の
重合体(例えばポリエステルまたはポリアミド)セグメ
ントのセグメント共重合体などのポリアルキレンオキシ
ド系ポリマー、ポリビニルアルコール,ポリビニルピロ
リドン,ポリアクリル酸塩等のポリビニル系ポリマー、
ポリビスプロポキシエタンアジバミド,ポリビスプロポ
キシピペラジンアジバミドなどの水溶性ポリアミド等が
挙げられる。
えばポリエチレンオキシド、ポリエチレンオキシド/ポ
リプロピレンオキシド共重合体、それらの誘導体、他の
重合体(例えばポリエステルまたはポリアミド)セグメ
ントのセグメント共重合体などのポリアルキレンオキシ
ド系ポリマー、ポリビニルアルコール,ポリビニルピロ
リドン,ポリアクリル酸塩等のポリビニル系ポリマー、
ポリビスプロポキシエタンアジバミド,ポリビスプロポ
キシピペラジンアジバミドなどの水溶性ポリアミド等が
挙げられる。
【0012】アルカリ水溶液で分解,溶解可能なポリマ
ーとしては、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレ
ンテレフタレート、ポリエチレンベンゾエートなどの繊
維形成ポリエステル及びそれらの共重合体,変性体など
が挙げられる。特に、上記ポリエステルに1〜60%
(重量)程度、好ましくは2〜30%、最も好ましくは
5〜20%ポリアルキレンオキシド類を共重合したもの
又は混合したもの或は5−スルホイソフタル酸ナトリウ
ム塩またはカリウム塩を3〜10%共重合したものはア
ルカリ水溶液により容易に分解される。同様に、芳香族
ポリエステルに対して低融点(200℃以下)の脂肪族
ポリエステルを5〜50%程度混合したものも芯成分と
して極めて好適である。
ーとしては、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレ
ンテレフタレート、ポリエチレンベンゾエートなどの繊
維形成ポリエステル及びそれらの共重合体,変性体など
が挙げられる。特に、上記ポリエステルに1〜60%
(重量)程度、好ましくは2〜30%、最も好ましくは
5〜20%ポリアルキレンオキシド類を共重合したもの
又は混合したもの或は5−スルホイソフタル酸ナトリウ
ム塩またはカリウム塩を3〜10%共重合したものはア
ルカリ水溶液により容易に分解される。同様に、芳香族
ポリエステルに対して低融点(200℃以下)の脂肪族
ポリエステルを5〜50%程度混合したものも芯成分と
して極めて好適である。
【0013】酸に溶解可能なポリマーの例としては6ナ
イロン、66ナイロン、610ナイロン、612ナイロ
ン、12ナイロン及びそれらの共重合体等のポリアミド
等が挙げられる。
イロン、66ナイロン、610ナイロン、612ナイロ
ン、12ナイロン及びそれらの共重合体等のポリアミド
等が挙げられる。
【0014】非水系溶媒の例としては、トリクレン,パ
ークレンなど塩化物、トルエン,キシレンなどの芳香族
化合物、ジメチルフォルムアミド、アセトン等が挙げら
れ、これに溶解可能なポリマーの例としては、ポリエチ
レン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリ塩化ビニ
ル、ポリアクリロニトリル系ポリマー等が挙げられる。
ークレンなど塩化物、トルエン,キシレンなどの芳香族
化合物、ジメチルフォルムアミド、アセトン等が挙げら
れ、これに溶解可能なポリマーの例としては、ポリエチ
レン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリ塩化ビニ
ル、ポリアクリロニトリル系ポリマー等が挙げられる。
【0015】鞘部分に用いるポリマーは、繊維形成性の
ものであり、ポリエステル系、ポリアミド系、ポリアク
リロニトリル系、ポリウレタン系等が挙げられる。
ものであり、ポリエステル系、ポリアミド系、ポリアク
リロニトリル系、ポリウレタン系等が挙げられる。
【0016】本発明に用いることのできる芯鞘型複合繊
維の横断面は種々の形がある。複合は同心的でも偏心的
でもよい。芯は円形でも非円形でもよく、鞘も同様に円
形でも非円形でもよい。また芯は1個でも複数でもよ
い。又、中空繊維の中空率は10〜80%程度のものを
用いることができる。
維の横断面は種々の形がある。複合は同心的でも偏心的
でもよい。芯は円形でも非円形でもよく、鞘も同様に円
形でも非円形でもよい。また芯は1個でも複数でもよ
い。又、中空繊維の中空率は10〜80%程度のものを
用いることができる。
【0017】本発明でいう香料とは天然香料、合成香
料、香気を発生する化合物の液状又は粉体の単品又は混
合物が挙げられる。
料、香気を発生する化合物の液状又は粉体の単品又は混
合物が挙げられる。
【0018】かかる香料はマイクロカプセルに内包され
ている方が好ましい。マイクロカプセルを構成する壁材
物質としてはコラーゲンやゼラチン等のたんぱく質、ア
ルギン酸ソーダ等の植物ガム、エチルセルロース等のセ
ルロース系ポリマー、ポリウレタンやアミノプラスト樹
脂等の縮合系ポリマー、ポリスチレンやアクリル酸系の
共重合体等のビニール系ポリマー、エポキシ樹脂等の硬
化型ポリマー、シリケート,硫酸カルシウム,グラファ
イト,アルミ,アルミナ,ガラス,粘土等の無機物、ワ
ックス,パラフィン等の蝋物質、澱粉,糖類等の有機物
等が挙げられる。マイクロカプセルの粒子径は中空繊維
の貫通溝を通して中空部へ入り得るものならいいが、
0.1〜10μmのものが好ましい。
ている方が好ましい。マイクロカプセルを構成する壁材
物質としてはコラーゲンやゼラチン等のたんぱく質、ア
ルギン酸ソーダ等の植物ガム、エチルセルロース等のセ
ルロース系ポリマー、ポリウレタンやアミノプラスト樹
脂等の縮合系ポリマー、ポリスチレンやアクリル酸系の
共重合体等のビニール系ポリマー、エポキシ樹脂等の硬
化型ポリマー、シリケート,硫酸カルシウム,グラファ
イト,アルミ,アルミナ,ガラス,粘土等の無機物、ワ
ックス,パラフィン等の蝋物質、澱粉,糖類等の有機物
等が挙げられる。マイクロカプセルの粒子径は中空繊維
の貫通溝を通して中空部へ入り得るものならいいが、
0.1〜10μmのものが好ましい。
【0019】さらに上記香料は無機系多孔質マイクロカ
プセルに吸着されているものが好ましい。無機系多孔質
マイクロカプセルとしては例えばシリカ、炭酸カルシウ
ム、炭酸バリウム、炭酸ストロンチウム、炭酸マグネシ
ウム、珪酸カルシウム、珪酸マグネシウム、珪酸バリウ
ム、珪酸ストロンチウム等からなる球形多孔質又は中空
球形多孔質が好ましく、粒子径は中空繊維の貫通溝を通
して中空部へ入り得るものならいいが、0.1〜10μ
m、細孔径は2〜10nmのものが好ましい。香料の吸
着法としては香料と無機系多孔質マイクロカプセルとを
密閉容器内に放置する方法や、無機系多孔質マイクロカ
プセル殻を真空鐘内にて脱気を行った後、香料を注入
し、マイクロカプセル内に吸着する方法などがある。高
分子のエマルジョン中で香料を吸着せしめた無機系多孔
質マイクロカプセルを、乳化せしめることにより高分子
皮膜でコーティングを行い孔からの香料の流出を防ぐ方
法もある。その皮膜率をコントロールすることにより徐
放性が調整出来る。
プセルに吸着されているものが好ましい。無機系多孔質
マイクロカプセルとしては例えばシリカ、炭酸カルシウ
ム、炭酸バリウム、炭酸ストロンチウム、炭酸マグネシ
ウム、珪酸カルシウム、珪酸マグネシウム、珪酸バリウ
ム、珪酸ストロンチウム等からなる球形多孔質又は中空
球形多孔質が好ましく、粒子径は中空繊維の貫通溝を通
して中空部へ入り得るものならいいが、0.1〜10μ
m、細孔径は2〜10nmのものが好ましい。香料の吸
着法としては香料と無機系多孔質マイクロカプセルとを
密閉容器内に放置する方法や、無機系多孔質マイクロカ
プセル殻を真空鐘内にて脱気を行った後、香料を注入
し、マイクロカプセル内に吸着する方法などがある。高
分子のエマルジョン中で香料を吸着せしめた無機系多孔
質マイクロカプセルを、乳化せしめることにより高分子
皮膜でコーティングを行い孔からの香料の流出を防ぐ方
法もある。その皮膜率をコントロールすることにより徐
放性が調整出来る。
【0020】本発明で言うバインダーとしては特に限定
されないが、皮膜形成性のいいものが耐久性の点で好ま
しい。ウレタン系樹脂、アクリル系樹脂、シリコン系樹
脂、アミノプラスト樹脂、エポキシ樹脂等を挙げること
ができる。
されないが、皮膜形成性のいいものが耐久性の点で好ま
しい。ウレタン系樹脂、アクリル系樹脂、シリコン系樹
脂、アミノプラスト樹脂、エポキシ樹脂等を挙げること
ができる。
【0021】本発明で用いる撥水剤としては香料又は香
料を内包するマイクロカプセル又は香料を吸着する無機
系多孔質マイクロカプセル、バインダーと併用でき撥水
性に優れたものであればよいが、パーフルオロアルキル
アクリレート共重合体、エポキシ変性ジメチールポリシ
ロキサン等が好ましい。
料を内包するマイクロカプセル又は香料を吸着する無機
系多孔質マイクロカプセル、バインダーと併用でき撥水
性に優れたものであればよいが、パーフルオロアルキル
アクリレート共重合体、エポキシ変性ジメチールポリシ
ロキサン等が好ましい。
【0022】加工方法としては、香料又は香料を内包す
るマイクロカプセル又は香料を吸着する無機系多孔質マ
イクロカプセルと、バインダー,撥水剤からなる水溶液
またはエマルジョンをパッド法等により繊維構造物に付
与する。装置はマングルが用いられるが、上下2本のゴ
ムロールと左右2本のサポートロールおよび側面シール
で作られた空間を利用して減圧,加圧できるマングルが
中空部への付与にはより好ましい。
るマイクロカプセル又は香料を吸着する無機系多孔質マ
イクロカプセルと、バインダー,撥水剤からなる水溶液
またはエマルジョンをパッド法等により繊維構造物に付
与する。装置はマングルが用いられるが、上下2本のゴ
ムロールと左右2本のサポートロールおよび側面シール
で作られた空間を利用して減圧,加圧できるマングルが
中空部への付与にはより好ましい。
【0023】パッド法を用いた場合は、香料又は香料を
内包するマイクロカプセル又は香料を吸着する無機系多
孔質マイクロカプセルを0.1〜10重量%、バインダ
ーを0.5〜20重量%、好ましくは0.5〜5重量
%、更に必要とあればバインダーの架橋剤または触媒を
バインダーに対し1〜10重量%、撥水剤を0.2〜5
重量%程度含有した水溶液又はエマルジョンをピックア
ップ率20〜120重量%、好ましくは30〜80重量
%でパッディングし、例えば60〜140℃で30秒〜
30分間乾燥し、更に110〜190℃で30秒〜10
分間程度熱処理する方法等が挙げられる。
内包するマイクロカプセル又は香料を吸着する無機系多
孔質マイクロカプセルを0.1〜10重量%、バインダ
ーを0.5〜20重量%、好ましくは0.5〜5重量
%、更に必要とあればバインダーの架橋剤または触媒を
バインダーに対し1〜10重量%、撥水剤を0.2〜5
重量%程度含有した水溶液又はエマルジョンをピックア
ップ率20〜120重量%、好ましくは30〜80重量
%でパッディングし、例えば60〜140℃で30秒〜
30分間乾燥し、更に110〜190℃で30秒〜10
分間程度熱処理する方法等が挙げられる。
【0024】香料又は香料を内包するマイクロカプセル
又は香料を吸着する無機系多孔質マイクロカプセルと撥
水剤を中空部にいれてバインダーで固定した後、更に貫
通溝の径より大きな径を持った物理的に破壊されるタイ
プのマイクロカプセルに内包された香料をバインダーと
共に付与すると、芳香の初期の強さが増し特に好まし
い。もちろん、同時に両者を付与しても良いことは云う
までもない。
又は香料を吸着する無機系多孔質マイクロカプセルと撥
水剤を中空部にいれてバインダーで固定した後、更に貫
通溝の径より大きな径を持った物理的に破壊されるタイ
プのマイクロカプセルに内包された香料をバインダーと
共に付与すると、芳香の初期の強さが増し特に好まし
い。もちろん、同時に両者を付与しても良いことは云う
までもない。
【0025】本発明の繊維構造物は、上記のように中空
繊維の中空部に香料又は香料を内包するマイクロカプセ
ル又は香料を吸着する無機系多孔質マイクロカプセルと
バインダーと撥水剤が付着している該繊維を少なくとも
一部に用いたものであって、他の合成繊維、半合成繊
維、天然繊維と混紡,交織されたものでもよい。中空繊
維の特徴を発揮させるためには、中空繊維は繊維構造物
中に少なくとも20%、好ましくは30%以上用いた方
がよい。繊維構造物としては織物,編物,不織布等が挙
げられる。
繊維の中空部に香料又は香料を内包するマイクロカプセ
ル又は香料を吸着する無機系多孔質マイクロカプセルと
バインダーと撥水剤が付着している該繊維を少なくとも
一部に用いたものであって、他の合成繊維、半合成繊
維、天然繊維と混紡,交織されたものでもよい。中空繊
維の特徴を発揮させるためには、中空繊維は繊維構造物
中に少なくとも20%、好ましくは30%以上用いた方
がよい。繊維構造物としては織物,編物,不織布等が挙
げられる。
【0026】
【作用】撥水剤及びバインダーと共に中空部に入った香
料又は香料を内包するマイクロカプセル又は香料を吸着
する無機系多孔質マイクロカプセルは、繊維形成用ポリ
マーの壁により物理的な外力より保護されるようにな
り、又、中空部に香料が格納された形となり芳香が拡散
されにくいため、徐放性に優れるようになる。更に撥水
剤により中空部への水の侵入が阻止されるようになり、
洗濯による耐久性に優れるようになる。
料又は香料を内包するマイクロカプセル又は香料を吸着
する無機系多孔質マイクロカプセルは、繊維形成用ポリ
マーの壁により物理的な外力より保護されるようにな
り、又、中空部に香料が格納された形となり芳香が拡散
されにくいため、徐放性に優れるようになる。更に撥水
剤により中空部への水の侵入が阻止されるようになり、
洗濯による耐久性に優れるようになる。
【0027】
【実施例】以下実施例を挙げて本発明をさらに具体的に
説明するが、本発明はこれらの実施例により限定される
ものではない。なお実施例中の各データは次のように求
めた。 (1)洗濯試験 JIS L−0217 103法 (2)香りの耐久性 専任検査員5名の嗅覚にて香りを
評価した。 ◎:残存大、○:残存良、△:残存、×:残存無
説明するが、本発明はこれらの実施例により限定される
ものではない。なお実施例中の各データは次のように求
めた。 (1)洗濯試験 JIS L−0217 103法 (2)香りの耐久性 専任検査員5名の嗅覚にて香りを
評価した。 ◎:残存大、○:残存良、△:残存、×:残存無
【0028】実施例1 平均分子量3000のポリエチレングリコールを共重合
して得た、17%のポリエーテルセグメントを含む共重
合ポリエチレンテレフタレート(以下共重合PETと記
す)を芯とし、ポリエチレンテレフタレート(以下PE
Tと記す)を鞘として、接合比率,PET:共重合PE
T=2:1で溶融複合紡糸を行い(その横断面を図1に
示す)、3.6倍に延伸して75デニール/24フィラ
メントの複合糸F1を得た。
して得た、17%のポリエーテルセグメントを含む共重
合ポリエチレンテレフタレート(以下共重合PETと記
す)を芯とし、ポリエチレンテレフタレート(以下PE
Tと記す)を鞘として、接合比率,PET:共重合PE
T=2:1で溶融複合紡糸を行い(その横断面を図1に
示す)、3.6倍に延伸して75デニール/24フィラ
メントの複合糸F1を得た。
【0029】該複合糸F1を経糸及び緯糸に用い、経糸
密度136本/吋,緯糸密度75本/吋で製織し平織物
を得た。得られた平織物を常法にて精練後水酸化ナトリ
ウム1%水溶液中に浸漬し、98℃で40分間処理し、
複合糸F1の芯部の共重合PETを除去した。処理後の
糸の断面図は図2に示すようなものであった。又、貫通
溝の径は3μmであった。
密度136本/吋,緯糸密度75本/吋で製織し平織物
を得た。得られた平織物を常法にて精練後水酸化ナトリ
ウム1%水溶液中に浸漬し、98℃で40分間処理し、
複合糸F1の芯部の共重合PETを除去した。処理後の
糸の断面図は図2に示すようなものであった。又、貫通
溝の径は3μmであった。
【0030】次いで、この平織物に芳香加工を施した。
即ち、フレグランスBA−7985(高砂香料工業
(株)製,ジャスミン系香料)50重量%を吸着せしめ
た粒子系0.5〜3.0μm(平均2.2μm)、表面
細孔5〜15nmの球形多孔質シリカ(鈴木油脂工業
(株)製)を1重量%、エラストロンC−52(第一工
業製薬(株)製,ウレタン樹脂,有効成分15重量%)
5重量%、エラストロンキャタリスト64(第一工業製
薬(株)製,ウレタン樹脂用触媒,有効成分10重量
%)0.1重量%及びアサヒガードAG415(旭硝子
(株)製,パーフルオロアクリレート系撥水剤,有効成
分18%重量%)4重量%を含む水系エマルジョンを上
記平織物にピックアップ率70%にてパッディング処理
し、110℃にて2分間乾燥し、次いで120℃にて3
分間加熱処理し、実施例1の製品を得た。
即ち、フレグランスBA−7985(高砂香料工業
(株)製,ジャスミン系香料)50重量%を吸着せしめ
た粒子系0.5〜3.0μm(平均2.2μm)、表面
細孔5〜15nmの球形多孔質シリカ(鈴木油脂工業
(株)製)を1重量%、エラストロンC−52(第一工
業製薬(株)製,ウレタン樹脂,有効成分15重量%)
5重量%、エラストロンキャタリスト64(第一工業製
薬(株)製,ウレタン樹脂用触媒,有効成分10重量
%)0.1重量%及びアサヒガードAG415(旭硝子
(株)製,パーフルオロアクリレート系撥水剤,有効成
分18%重量%)4重量%を含む水系エマルジョンを上
記平織物にピックアップ率70%にてパッディング処理
し、110℃にて2分間乾燥し、次いで120℃にて3
分間加熱処理し、実施例1の製品を得た。
【0031】比較例1 実施例1で用いたものと同様の平織物を用いて、実施例
1から撥水剤を除いた処理液を用いた他は実施例1と同
様の処理を施し、比較例1の製品を得た。
1から撥水剤を除いた処理液を用いた他は実施例1と同
様の処理を施し、比較例1の製品を得た。
【0032】比較例2 丸断面のレギュラーPETの溶融紡糸を行い、3.6倍
に延伸して75デニール/24フィラメント糸F2を得
た。該糸F2を経糸及び緯糸に用い、経糸密度136本
/吋,緯糸密度75本/吋で製織し平織物を得た。得ら
れた平織物を常法にて精練後、実施例1と同様の方法で
芳香加工を施し、比較例2の製品を得た。
に延伸して75デニール/24フィラメント糸F2を得
た。該糸F2を経糸及び緯糸に用い、経糸密度136本
/吋,緯糸密度75本/吋で製織し平織物を得た。得ら
れた平織物を常法にて精練後、実施例1と同様の方法で
芳香加工を施し、比較例2の製品を得た。
【0033】実施例1,比較例1及び比較例2の芳香の
徐放性,耐久性を表1に示す。
徐放性,耐久性を表1に示す。
【0034】
【表1】
【0035】表1から明らかな様に実施例1で得られた
製品は、徐放性,耐久性に優れることがわかる。
製品は、徐放性,耐久性に優れることがわかる。
【0036】実施例1において、香料を吸着せしめた多
孔質シリカ1重量%に代えて、ジャスミン系香料1重量
%を用いたもの及び尿素系樹脂の香料入りマイクロカプ
セル(ジャスミン香気,平均粒径8μm,膜厚1μm,
尿素系樹脂の含有量18重量%)1重量%を用いたもの
も、通常の丸断面のレギュラーPETに同様の処理剤を
付与したものに比較して徐放性,耐久性に優れるもので
あった。
孔質シリカ1重量%に代えて、ジャスミン系香料1重量
%を用いたもの及び尿素系樹脂の香料入りマイクロカプ
セル(ジャスミン香気,平均粒径8μm,膜厚1μm,
尿素系樹脂の含有量18重量%)1重量%を用いたもの
も、通常の丸断面のレギュラーPETに同様の処理剤を
付与したものに比較して徐放性,耐久性に優れるもので
あった。
【0037】
【発明の効果】以上詳述したように本発明により得られ
た繊維構造物は、洗濯耐久性及び徐放性に優れており、
シャツやブラウス用途のみならず下着分野にも好適に使
用することができる。また種々の芳香を長繊維及び短繊
維に保有させることができ、種々の用途に用いることが
でき頗る有用である。
た繊維構造物は、洗濯耐久性及び徐放性に優れており、
シャツやブラウス用途のみならず下着分野にも好適に使
用することができる。また種々の芳香を長繊維及び短繊
維に保有させることができ、種々の用途に用いることが
でき頗る有用である。
【図1】本発明に用いる中空繊維の紡糸直後の横断面の
模式図を示す。
模式図を示す。
【図2】芯部を除去された中空繊維の模式図を示す。
1 中空繊維 2 貫通溝 3 芯部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 D03D 15/00 H 7199−3B D06M 23/12
Claims (3)
- 【請求項1】 繊維形成用ポリマーからなり、繊維表面
から中空部まで貫通溝を有しかつ中空部に香料,バイン
ダー及び撥水剤が付着している中空繊維を少なくとも一
部に用いたことを特徴とする芳香性を有する繊維構造
物。 - 【請求項2】 香料がマイクロカプセルに内包されてい
ることを特徴とする請求項1記載の芳香性を有する繊維
構造物。 - 【請求項3】 香料が無機系多孔質マイクロカプセルに
吸着されていることを特徴とする請求項1記載の芳香性
を有する繊維構造物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5037411A JPH06228880A (ja) | 1993-02-01 | 1993-02-01 | 芳香性を有する繊維構造物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5037411A JPH06228880A (ja) | 1993-02-01 | 1993-02-01 | 芳香性を有する繊維構造物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06228880A true JPH06228880A (ja) | 1994-08-16 |
Family
ID=12496786
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5037411A Pending JPH06228880A (ja) | 1993-02-01 | 1993-02-01 | 芳香性を有する繊維構造物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06228880A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015101806A (ja) * | 2013-11-25 | 2015-06-04 | ライオン株式会社 | 繊維製品用処理剤組成物 |
JP2016056498A (ja) * | 2000-09-21 | 2016-04-21 | アウトラスト テクノロジーズ,リミテッド ライアビリティ カンパニー | 可逆的熱特性を有する複合繊維 |
JP2016214575A (ja) * | 2015-05-20 | 2016-12-22 | 住江織物株式会社 | カ−ペット |
CN107641970A (zh) * | 2017-11-01 | 2018-01-30 | 南召县佰年情实业有限公司 | 一种含有微胶囊的动物纤维及其制备方法 |
US9920455B2 (en) | 2001-09-21 | 2018-03-20 | Outlast Technologies, LLC | Cellulosic fibers having enhanced reversible thermal properties and methods of forming thereof |
CN114941196A (zh) * | 2022-03-30 | 2022-08-26 | 绍兴市劲松针纺有限公司 | 芳香织物生产工艺 |
-
1993
- 1993-02-01 JP JP5037411A patent/JPH06228880A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016056498A (ja) * | 2000-09-21 | 2016-04-21 | アウトラスト テクノロジーズ,リミテッド ライアビリティ カンパニー | 可逆的熱特性を有する複合繊維 |
US9920455B2 (en) | 2001-09-21 | 2018-03-20 | Outlast Technologies, LLC | Cellulosic fibers having enhanced reversible thermal properties and methods of forming thereof |
JP2015101806A (ja) * | 2013-11-25 | 2015-06-04 | ライオン株式会社 | 繊維製品用処理剤組成物 |
JP2016214575A (ja) * | 2015-05-20 | 2016-12-22 | 住江織物株式会社 | カ−ペット |
CN107641970A (zh) * | 2017-11-01 | 2018-01-30 | 南召县佰年情实业有限公司 | 一种含有微胶囊的动物纤维及其制备方法 |
CN114941196A (zh) * | 2022-03-30 | 2022-08-26 | 绍兴市劲松针纺有限公司 | 芳香织物生产工艺 |
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