JP2016214575A - カ−ペット - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明のカーペットは、パイル糸と基布と目止め層とを有するカーペットにおいて、少なくとも前記基布のパイル糸側表面に、粘土鉱物からなるアレルゲン吸着剤が固着または、少なくとも前記パイル糸のカーペット表面側に、粘土鉱物からなるアレルゲン吸着剤が固着し、かつ、前記目止め層は、無機多孔質マイクロカプセルを含有し、該無機多孔質マイクロカプセルは、防ダニ成分、香り成分から選ばれる1種または複数を含有していることを特徴とする。
【選択図】なし
Description
少なくとも前記基布のパイル糸側表面に、粘土鉱物からなるアレルゲン吸着剤が固着し、かつ、
前記目止め層は、無機多孔質マイクロカプセルを含有し、
該無機多孔質マイクロカプセルは、防ダニ成分、香り成分から選ばれる1種または複数を含有していることを特徴とするカ−ペット。
少なくとも前記パイル糸のカーペット表面側に、粘土鉱物からなるアレルゲン吸着剤が固着し、かつ、
前記目止め層は、無機多孔質マイクロカプセルを含有し、
該無機多孔質マイクロカプセルは、防ダニ成分、香り成分から選ばれる1種または複数を含有していることを特徴とするカ−ペット。
基布・・・ポリプロピレン繊維からなるスパンボンド不織布(目付110g/m2)
パイル糸・・・綿混ポリエステル繊維(8.5番手3本撚り(綿50%、ポリエステル繊維50%))
カーペット表皮層・・・パイル糸をタフティング機で基布に植え込んだカーペット(パイル長7mm、パイル目付700g/m2)
目止め層・・・SBR(スチレン-ブタジエン-ゴム)を50質量%含有するSBRラテックス
アレルゲン低減化剤・・・ベントナイト
無機多孔質マイクロカプセル・・・多孔質シリカ
防ダニ成分・・・脂肪酸エステル系、芳香族カルボン酸エステル系
香り成分・・・ヒノキチオール
予め基布にベントナイトを含むアレルゲン吸着剤を塗布した後に乾燥し、アレルゲン吸着剤が4g/m2固着した基布を用意した。次に、この基布にパイル糸をタフティング機で植え込んで、カーペット表皮層とした。次に、目止め層としてSBRを50質量%含有するSBRラテックスに起泡剤を加え、機械発泡(発泡倍率1.2倍)した後、脂肪酸エステル系防ダニ剤と防ダニ効果も期待できるヒノキチオールを1対1の割合で含有した多孔質シリカをSBRに対して9.6質量%、充填剤として炭酸カルシウムをSBRに対して30質量%含有せしめ、ロールコーティングにて200g/m2塗布し、さらに目止め層の下側にポリエステル繊維からなるニードルパンチ不織布(3.4dtex、厚さ3mm、目付100g/m2)をバッキング層として積層し、150℃×15分乾燥してカーペットとした。カーペットには、アレルゲン吸着剤が4g/m2固着しており、目止め層には防ダニ剤を含有した無機多孔質マイクロカプセルが8g/m2含有していた。
実施例1において、アレルゲン吸着剤を基布に固着させる替りにパイル糸に2g/m2固着させ、脂肪酸エステル系防ダニ剤の替りに芳香族カルボン酸エステル系防ダニ剤を含有した多孔質シリカを目止め層に20g/m2含有させた以外は実施例1と同様にしてカーペットを得た。
実施例1において、アレルゲン吸着剤の基布への固着量を0.2g/m2とし、脂肪酸エステル系防ダニ剤の替りに芳香族カルボン酸エステル系防ダニ剤を含有させた多孔質アルミナを目止め層に2g/m2含有させた以外は実施例1と同様にしてカーペットを得た。
実施例1において、基布に固着させる替りにパイル糸に、ベントナイトに替えてモンモリロナイトを4g/m2固着させ、多孔質シリカは香り成分として防ダニ効果も期待できるヒノキチオールを含有したものを用い、目止め層に15g/m2含有させた以外は実施例1と同様にしてカーペットを得た。
実施例1において、アレルゲン吸着剤としてベントナイトに替えてモンモリロナイトが2g/m2固着した基布を用い、多孔質シリカは香り成分として防ダニ効果も期待できるヒノキチオールを含有させたものを用い、目止め層に8g/m2含有させた以外は実施例1と同様にしてカーペットを得た。
実施例1において、アレルゲン吸着剤を基布とパイル糸のいずれにも固着させることなく、さらに、多孔質シリカは防ダニ成分と香り成分のいずれも含有していないものを用い、目止め層に8g/m2含有させた以外は実施例1と同様にしてカーペットを得た。
実施例1において、多孔質シリカは防ダニ成分と香り成分のいずれも含有していないものを用い、目止め層に8g/m2含有させた以外は実施例1と同様にしてカーペットを得た。
実施例4において、アレルゲン吸着剤を基布とパイル糸のいずれにも固着させることなく、香り成分として防ダニ効果もあるのでヒノキチオールを含有した多孔質シリカを目止め層に20g/m2含有させた以外は実施例4と同様にしてカーペットを得た。
実施例1において、多孔質シリカは香り成分として防ダニ効果も期待できるヒノキチオールを含有したものを用い、目止め層でなくパイル糸に15g/m2固着させた以外は実施例1と同様にしてカーペットを得た。
実施例1において、多孔質シリカは香り成分として防ダニ効果も期待できるヒノキチオールを含有したものを用い、目止め層でなく基布に15g/m2固着させた以外は実施例1と同様にしてカーペットを得た。
試験のカーペット片を81℃で48時間前処理を行い、防ダニ性試験(JIS L 1920)侵入阻止法にて、防ダニ忌避率を求めた。忌避率80%以上を「◎」、忌避率50%以上80%未満を「○」、忌避率50%未満を「×」とする。
官能試験とし、試験カーペット片(10cm×20cm)を内容量500mLの袋内に入れて放置し、1時間後に六段階臭気表示法にもとづいて、7名のモニターにて芳香性能を評価した。評価の平均値を算出して臭気3以上を「○」とし、3未満を「×」とした。なお試験カーペット片は室内にて一ヶ月間放置したものを使用した。
六段階臭気表示法
「0」・・無臭
「1」・・やっと感知できるにおい
「2」・・何のにおいであるかわかる弱いにおい
「3」・・楽に感知できるにおい
「4」・・強いにおい
「5」・・強烈なにおい
ELISA法のサンドイッチ法にて測定し、生成した発色物質の吸光度を吸光度計で読み取り、濃度既知の標準品を用いて作成した標準曲線から、試験カーペット中のアレルゲン量を定量して、アレルゲン低減化率を算出し、下記の3段階で評価し、評価「◎」「○」を合格とした。
(判定基準)
「◎」・・アレルゲンの汚染はない。(アレルゲン低減化率80%以上)
「○」・・ややアレルゲンに汚染されている程度である。(アレルゲン低減化率60%以上80%未満)
「×」・・アレルゲンに汚染されている。(アレルゲン低減化率60%未満)
Claims (4)
- パイル糸と基布と目止め層とを有するカーペットにおいて、
少なくとも前記基布のパイル糸側表面に、粘土鉱物からなるアレルゲン吸着剤が固着し、かつ、
前記目止め層は、無機多孔質マイクロカプセルを含有し、
該無機多孔質マイクロカプセルは、防ダニ成分、香り成分から選ばれる1種または複数を含有していることを特徴とするカ−ペット。 - パイル糸と基布と目止め層とを有するカーペットにおいて、
少なくとも前記パイル糸のカーペット表面側に、粘土鉱物からなるアレルゲン吸着剤が固着し、かつ、
前記目止め層は、無機多孔質マイクロカプセルを含有し、
該無機多孔質マイクロカプセルは、防ダニ成分、香り成分から選ばれる1種または複数を含有していることを特徴とするカ−ペット。 - 前記カーペットにおいて、粘土鉱物からなるアレルゲン吸着剤を少なくとも0.1〜5.0g/m2固着した請求項1または2に記載のカ−ペット。
- 前記目止め層に無機多孔質マイクロカプセルを少なくとも1〜30g/m2含有した請求項1〜3のいずれか1項に記載のカ−ペット。
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- 2015-05-20 JP JP2015103139A patent/JP2016214575A/ja active Pending
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