JPH0241477A - 耐久性有る匂いを持つ繊維構造物の製造方法 - Google Patents

耐久性有る匂いを持つ繊維構造物の製造方法

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JPH0241477A
JPH0241477A JP14568788A JP14568788A JPH0241477A JP H0241477 A JPH0241477 A JP H0241477A JP 14568788 A JP14568788 A JP 14568788A JP 14568788 A JP14568788 A JP 14568788A JP H0241477 A JPH0241477 A JP H0241477A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、耐久性行る匂いを持つ繊維構造物に関する。
(従来の技術〕 繊維構造物に香気を付与する方法については従来より種
々に行なわれている。
例えば匂物質を含有するマイクロカプセルと糊剤を織物
製品に付与する方法(特開昭49−19197)。
香料を含むマイクロカプセルとアクリル系樹脂との混合
液を塗イトシ、香気性タオル織物を得る方法(特開昭5
8−4886)。糊料壁膜で被覆された香料のマイクロ
カプセル及び熱可塑性物質及び増粘剤からなる捺染ペー
ストを印捺することにより香気を発する捺染物を得る方
法(特開昭53−47440 。
特開昭53−/19200)。香料のマイクロカプセル
、色素及び高分子樹脂等からなるバインダー層を被転写
物に加熱転写することにより芳香を発する香気捺染物を
得る方法(特開昭53−106885 )。又、匂物質
を吸着した多孔質粉末を水溶性糊剤とともに付与する方
法(特開昭48−36483)。香料をポリアミド樹脂
及びシリカゲルに吸着させた混合物と樹脂バインダー、
有機溶剤、ゴムモノマーの混合物を付与する方法(特開
昭53−52561)。香料をシリカ系微粉末に吸着さ
せた粉末香料を顔料に混合し、この芳香・l顔料により
布に捺染する方法(特開昭53−53408)。更に、
香料を繊維用接着剤に混合したものを芯地の片面に塗布
した芯地を繊維素材にヒートシールする方法(特開昭4
9−119000>。香料と顔料を混合した捺染糊で布
にプリントした後香料と樹脂液を混合したコーティング
剤を塗布する方法(特開昭54−112283)。香料
粉末を顔料樹脂中に混入し、タオル地にプリントし、香
気性タオル地を(qる方法(特開昭58−81382)
。香料と香料保持剤を含有する加工浴に繊m製品を浸漬
した後説液、乾燥して、付番繊維製品を得る方法(特開
昭59−150171 >。その他、香料を繊維ポリマ
ー中に溶融紡糸して入れる方法(特開昭48−9371
4゜特開昭61−63716)等がある。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしこの様な従来の方法には種々の欠点がある。例え
ば香料のマイクロカプセルを糊剤にて付与する方法では
、洗濯による糊剤の脱落とともにマイクロカプセルが脱
落するため洗濯耐久性がなく、風合も硬いという欠点が
ある。又、香料のマイクロカプセルを樹脂バインダーと
ともに付与する方法は、乾燥又は低温加熱だけでは樹脂
バインダーの接着性が悪く洗濯耐久性が劣る。又、乾燥
後に高温にて加熱固着を行なうと、接着性は向上するが
、高温による香料の変質や香料の気化によるマイクロカ
プセルの破壊が起こったり、樹脂が浸透したりするため
風合が固くなるという欠点がある。香料を多孔質粉末や
樹脂に吸着させたものを糊剤及び樹脂バインダーにて付
与する方法では徐放性はあるが、初期の香りの発散が少
く効果が劣る他、保存中に香りの発散があって、保存期
間が短く、又洗濯により、樹脂から香料の吸着物の脱離
が起こり易く、洗濯耐久性が劣るという欠点がある。
更に、香料を直接接着剤、顔料、樹脂バインダーととも
に付与する方法では、香りの保存性が著しく劣り、洗濯
耐久性も劣るという欠点がある。
又、合成繊維ポリマー中に香料を溶融紡糸する方法では
、耐久性はあるが、糸の基本物性(強度、伸度等)を損
ねたり、香料によっては相溶性が劣ったり、沸点の低い
香料が使用できず、香りの限定があり、又、後加工(染
色、仕上等)を行なうものについては、加工上の制限が
あったり、多種類の香りを加工できないという欠点があ
る。
本発明の目的は、匂いを有する繊維構造物であって、匂
いの持続性、耐久性があり、風合、染色堅牢度等の基本
物性が損なわれていない繊維構造物を提供することにあ
る。
〔課題を解決するための手段〕
本発明者は、フィブリル化型複合(コンジュゲートHa
維をフィブリル化して得られた極細繊維又は複合i維の
一部成分を溶剤で溶出して残った極細繊維を含む繊維構
造物の繊維間に、匂物質を内包するマイクロカプセルを
単に収蔵することによって、該マイクロカプセルは極細
繊維にトラップされ、洗濯等によっても脱落しないこと
を見出し、本発明を完成した。
すなわち本発明は、単糸デニール0.7デニール以下の
lltを含む繊維構造物の繊維間隙に、匂物質を内包す
るマイクロカプセルを保持することを特徴とする匂いを
有する繊維構造物である。
本発明で用いられる単糸デニール0.7デニール以下の
極細繊維自体は公知である。たとえばフィブリル化型複
合繊維及びそのフィブリル化自体は特開昭57−117
647号及び特開昭60−215869M公報に記載さ
れている。
本発明にいう「フィブリル」とは、それが多数本集束し
て繊維束を成V細繊度の繊維のことであり、例えば、多
成分から成る複合構造を有する繊維(複合繊維)を各成
分に分割することにより容易に1qることかできる。
本発明におけるフィブリル化型複合繊維とは、例えば各
種ポリエステル、各種ポリアミド、ポリエチレン、ポリ
プロピレンから選ばれた二種以上のポリマー、特にはポ
リアミド及びポリエステルが、単一フィラメントの横断
面において一方の成分が他方の成分を完全に包囲しない
形状で、単一フィラメントの長手方向に沿って接合され
ているものを言い、具体的には横断面が第1図の(1)
の如きサイドバイサイド型の複合vA維、同図(2)〜
(3)の如きυイドバイサイド繰返し型の複合繊維、同
(4)〜(8)の如く放射型の形状を有する成分と該放
射部を補完する形状を有する他の成分からなる複合繊維
、同(9)〜(10)の如く放射型の形状を有する成分
と該放射部を補完し且つ中心方向に向いたV字型の凹部
のある形状を有する他の成分を該凹部を補完するV字型
の形状を有する該放射型の形状を有する成分と同じ成分
からなる複合繊維及び同(11)の如く中空部分のある
サイドバイサイド繰返し型複合繊維等が挙げられる。
ポリアミドとしては、例えばナイロン4、ナイロン6、
ナイロン7、ナイロン11、ナイロン12、ナイロン6
6、ナイロン6.10、ポリメタキシレンアジパミド、
ポリパラキシリレンデカンアミド、ポリビスシクロヘキ
シルメタンデカンアミド及びそれらを成分とするコポリ
アミド等が挙げられる。
又ポリエステルとしては、例えばポリエチレンテレフタ
レート、ポリテトラメチレンチレフタレ−1〜、ポリエ
チレンオキシベンゾエート、ポリ1.4−ジメチルシク
ロヘキサンテレフタレート、ポリピバロラクトン及びこ
れらを成分とするコポリエステル等がある。
ポリアミド/ポリエステル両成分の比率は通常、0.0
5〜0.95の範囲である。
第1図において八がポリアミド、Bがポリエステルであ
ることが好ましいが、これに限定されない。
該フィブリル化型複合繊維は、フィブリル化後の単糸繊
度が0.7デニール以下特に0.5デニール以下である
ことが必要でおる。通常の細繊度の繊維(例えば単糸繊
度が1デニール或いはそれよりや)低めの繊維)やフィ
ブリル化後の単糸繊度が0.7デニールを越えるフィブ
リル化型複合繊維では、本発明が意図する十分なマイク
ロカプセルのトラッピングが達成できない。
こ)で「フィブリル化」とは、例えばフィブリル化型複
合111i紺が第1図(3)の如き横断面を有する場合
、各成分の接合部が分割され、一方の成分の3本のセグ
メント糸と他方の成分の3本のセグメント糸からなる6
本のフィブリルとなることを言い、又、例えば該複合繊
維が第1図(6)の如き横断面を有する場合も、同様に
分割され、十字形の横断面を有する一方の成分のセグメ
ント糸と扇形の横断面を有する他方の成分の4本のセグ
メント糸からなる5本のフィブリルとなることを言う。
更にフィブリル化型複合繊維が他の如何なる横断面形状
を有する場合であっても、そのフィブリル化状態は、以
上の記載より容易に推察できるであろう。
前記の如きフィブリル化型複合フィラメントは、巻縮加
工糸又は潜在巻縮加工糸として用いることもでき、なか
でも潜在巻縮加工糸は好適であり、前記複合フィラメン
トを前述の如く加熱−熱固定−解撚して巻縮加工糸とな
した後、更に実質的緊張下で再度熱固定して潜在巻縮加
工糸とすることができる。
本発明において繊維構造物をなす繊維は、すべて上記の
フィブリル化型複合繊維であってよく、又他の繊維を含
んでもよい。他の繊維としては特に制限はなく、適宜の
合繊長繊維糸を使用することができるが、特にポリエス
テル糸は好適で、なかでも単糸繊度1.5デニール以下
、好ましくは1.0デニール以下のポリエステル糸は最
も好適である。或いは天然繊維、再生繊維索S1i維を
用いることもできる。織物においては、萌型的には、フ
ィブリル化型複合フィラメントは緯糸において用いられ
、経糸としては通常の合成繊維、又は天然繊維又は再生
繊維物繊維を含む糸が用いられる。
繊維構造体の形態には特に制限はなく、織物、編物、不
織布等いずれであってもよい。
フィブリル化は、物理的な力を加えて行なうか、−ポリ
マー成分を膨潤させる等の化学的手法により行なうこと
ができる。ポリアミド/ポリエステル複合繊維の場合、
ポリアミド膨潤処理のためにポリアミドを膨潤せしめる
薬剤(以下、フィブリル化剤という)により処理して収
縮緻密化させる。
具体的には、ベンジルアルコール、β−フェニルエチル
アルコール、フェノール、m−クレゾール、蟻酸、酢酸
等を水溶液又は水性エマルジョンとして用いるのが適し
ている。特に以上の中でもベンジルアルコールの水性エ
マルジョンを用いる方法が織物の収縮性やフィブリル化
効果の点で、又取扱いが比較的容易な点で本発明方法に
は最適である。
フィブリル化されて高密度になる繊維構造物を更に高密
度にするために、特開昭60−215869M公報記載
のように繊維構造物を物理的にしごくこともできる。
また、上記のように複合繊維をバラバラにして極細繊維
を得る方法とは違って、複合繊維の成る成分を溶解除去
して残った極細繊維を得る方法もで公知である(特公昭
60−7723>。難溶解性の残存する成分としてポリ
エチレンテレフタレートを用い、易溶解性成分としてポ
リエチレンプレフタレートとポリエチレンオキシドグリ
コールとの共重合体又は混合物、あるいはエチレン5−
ソジュームスルホイソフタレートとエチレンテレフタレ
ートから成るポリエステルなどを用いることが提案され
ている。これらの場合、溶解のための溶剤としては、ア
ルカリ水溶液が用いられる。複合繊維の断面形としては
、前述の第1図に示すようなもの、あるいは難溶解性成
分を易溶解性成分が取り囲んでいるもの等が可能である
。本発明においては、極細!!雑の単糸繊度が0.7デ
ニール以下であればよく、その製造法は特に限定されな
い。
なお、前記のフィブリル化型複合繊維から得た極細繊維
の使用についての説明は、ここでの溶解により得た極細
繊維に対しても妥当する。
極細繊維の間の間隙は、主として、20μ以下でおるこ
とが好ましい。また、極細繊維の一本一本の断面は円形
でなくて角張っている方が特に好ましい。このような狭
い間隙、及び極細繊維の角張った断面により、特に別設
の糊剤、バインダー等が無しでマイクロカプセルが繊維
構造物に堅固に保持されるのでおる。このために、(※
細繊維を含む繊維構造物の空隙率は、80%以下、特に
50%以下であることが好ましい。なお、ここで空隙率
は繊維構造物の重量(g)X100/縦長さ(cm)X
横長さ(cm)X厚ざ<cm)X比重(’J / (:
ni )である。又、極細繊維は、繊維全体に対して、
少くとも30重市%、特に少くとも50重ω%含まれて
いることが好ましい。
本発明においてマイクロカプセルは、匂物質を内包した
壁剤から成るものであり、マイクロカプセル化法自体は
公知である。匂物質の徐放及びマイクロカプセルの機械
的強度の点から、壁剤は有機ポリマーであることが好ま
しく、例えばポリウレタン、尿素−ホルマリン樹脂等が
挙げられるが、これらに限度されない。マイクロカプセ
ルの大きさは、マイクロカプセルが極細繊維の間隙にト
ラップされるような範囲でなければならず、通常、平均
1〜50μ、好ましくは5〜20μである。特に好まし
くは粒径分布の大部分が5〜20μの範囲に入る。
匂物質は、例えば人にとって好ましい匂いである芳香物
質、虫等に対する忌避剤等である。芳香物質としては天
然香料、合成香料及び香気を発生する化合物の液状及び
粉末の単品又は混合物が挙げられる。天然香料としては
、動物性香料のムスク、シベット、カストリウム、アン
バーグリス等、植物性香料としては、レモン油、バラ油
、シトロネラ油、白檀油、ペパージン1〜油、シンナモ
ン油等がある。又、合成香料としては、α−ピネン、リ
モネン、ゲラニオール、リナロール、ラバンジュロール
、ネロリドール等からなる調合香料がある。匂物質は、
マイクロカプセル全1に対して好ましくは5〜99重量
%、特に50〜95重M%内包される。
マイクロカプセルは極細繊維の間隙に保持されなければ
ならないので、マイクロカプセルを液体、好ましくは水
に分散し、該分散液を極細繊維含有繊維構造物に含浸す
ることにより、マイクロカプセルを繊維構造物に付与す
ることができる。含浸をパッディング法、スプレー法、
又は浸漬脱液法にて行なう場合、匂物質5〜99重■%
、好ましくは50〜95単墨%を含むマイクロカプセル
を0.1〜10車量%、好ましくは0.2〜5.0小量
%分散して含む水性処理液をピックアップ率10〜20
0%、好ましくは40〜150重道%でパッド又はスプ
レー又は浸漬・脱水を行なうとよい。
プリン1〜法又はコーティング法を用いる場合、匂物質
5・−〇〇手量%、好ましくは30〜60重量%を含む
マイクロカプセルを0.05〜20重間%、好ましくは
0.1〜5.0重量%分散して含む水性分散液をそのま
ま又は必要とあれば増粘剤にて粘度2.000〜20.
0OOCI)S  (B M型粘度計20℃)に増粘し
プリント、コーティングを行なうとよい。
マイクロカプセルが洗)R等に際して脱落しないよう耐
久性を一層高めるためには、上記のマイクロカプセル分
散液中に更に糊剤、バインダー等を含めることができる
。このような糊剤、バインダーは多量に用いる必要はな
く、例えば分散液に対して0.1〜2重母%程度で十分
である。繰返し洗濯に対する耐久性を一層高めるという
観点から、糊剤よりも有機ポリマーバインダーが好まし
く、例えばポリウレタン弾性体、シリコーン樹脂、ポリ
アクリル樹脂、ポリウレタン尿素弾性体等が挙げられる
本発明の匂いを有する繊維構造物は、慣用の他の加工、
例えば柔軟剤、風合調製剤、吸水剤、撥水剤、静電防止
剤による加工等を、同時に又は別設の工程で行なわれ(
qることは勿論である。
〔発明の効果〕
本発明の匂いを有する繊維m進物は、風合を損うことな
く、耐久性ある匂加工を施されている。
従来のこの種の繊維においては、耐久性が著しく不足す
るか、又は耐久性を達成すれば風合が粗硬になった点に
鑑み、本発明の効果は顕著である。
〔実 施 例〕
以下で実施例により本発明を更にd1明する。
実施例において%は、重量パーセントを示す。
実施例1 タテ糸としてポリエステル75d/72f、ヨコ糸とし
て第1図(8)の断面を持つポリアミド/ポリエステル
フィブリル化型複合Ham 100d150fより成る
2/2ツイル織物(密度タデXヨコ−110×90本/
インチを用意した。
ベンジルアルコール10%及び乳化剤(商標:サンモー
ル BKCOnC,日華化学工業株式会社)1.0%を
含む水溶液(30℃)を上記織物にパッドニップした(
絞り率60%)。10分間室温で放置した。次に、ニッ
プのみを5回繰返し、70’Cの温水で約2分間洗浄し
、乾燥した。織物のヨコ糸はフィブリル化して、約0.
1〜0.26の単糸繊度となり、織物密度は170X 
100本/インチ(ヨコ糸は原糸としての本数)となっ
た。この織物を190°Cでヒートセット、及び染色し
て、本発明で用いる繊維構造物を1qだ。
壁剤としての尿素ホルマリン樹脂20%及び香料オイル
80%より成る直径約5〜10μのマイクロカプセルを
用意した。水中にマイクロカプセル1%及びウレタン弾
性体(商標:エラストロン F−29、第一工業製薬株
式会社)0.5%を含む分散液を上記繊維構造物にパッ
ド−ニップしくピックアップ60%)、120℃で乾燥
した。
1qた製品を、JIS  L−1042に従い繰返し洗
濯して香りの耐久性を試験したところ、8回洗濯後まで
香りが明瞭に認められた。比較のため、フィブリル化型
複合繊維を含まないポリエステルツイルを用いて同様に
加工したところ、1回洗濯後には香りが認められたが、
2回洗濯後には殆ど認められなかった。
実施例2 40d /25 fのフィブリル化型複合繊維糸を用い
て、40ゲ一ジ丸編機でインターロック編地(W/C5
0/60)を編んだ。
ベンジルアルコール20%、及び乳化剤2.0%を含む
水溶液(30’C)を上記編物にパッド−ニップしたく
絞り率100%)。そして再び、上記パッドニップを行
った。次に編物を弛緩状態で80’Cの熱水中に20分
間浸漬して編地の収縮及びベンジルアルコールの除去を
行い、次に乾燥した。編地の面積収縮率は60%であっ
た。
実施例1と同じマイクロカプセルを0.5%の量で水に
分散した液(バインダー樹脂を含まず)をパンに入れ、
細かな溝を削ったステンレススチールローラの下面を該
液中に漬け、該ローラ及びその上方に配したゴムローラ
の間に上記編物をニップすることによってマイクロカプ
セル分散液を編物に付与し、続いて連続的に100℃で
乾燥した。
実施例1と同様に香りの耐久性を試験したところ、5回
洗濯後に香りが明瞭に認められた。比較のため、フィブ
リル化型複合繊維でない繊維40d/25fよりなるポ
リエステルニットを用いて同様に試験したところ、1回
洗濯後に香りが殆ど認められなかった。
【図面の簡単な説明】
第1図(1)〜(11)は本発明において使用されるフ
ィブリル化型複合繊維の例を示す横断面図である。 図中のA、Bは相異る繊維構成要素を示す。 出 願 人 鐘 紡 株 式

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、単糸デニール0.7デニール以下の繊維を含む繊維
    構造物の繊維間隙に、匂物質を内包するマイクロカプセ
    ルを保持することを特徴とする匂いを有する繊維構造物
    。 2、繊維構造物の空隙率が80%以下であり、マイクロ
    カプセルの平均直径が1〜50μである請求項第1項に
    記載の繊維構造物。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02264080A (ja) * 1989-01-26 1990-10-26 Kanebo Ltd 芳香繊維構造物及びその製造方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6144999A (ja) * 1984-08-10 1986-03-04 花王株式会社 変質油汚れ洗浄用アルカリ性洗浄剤組成物

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