JPH06228703A - 金色焼結体およびその製造方法 - Google Patents

金色焼結体およびその製造方法

Info

Publication number
JPH06228703A
JPH06228703A JP5018656A JP1865693A JPH06228703A JP H06228703 A JPH06228703 A JP H06228703A JP 5018656 A JP5018656 A JP 5018656A JP 1865693 A JP1865693 A JP 1865693A JP H06228703 A JPH06228703 A JP H06228703A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
titanium
weight
gold
sintered body
boron
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP5018656A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3255744B2 (ja
Inventor
Hiroshi Hamashima
浩 浜島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Corp
Original Assignee
Kyocera Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyocera Corp filed Critical Kyocera Corp
Priority to JP01865693A priority Critical patent/JP3255744B2/ja
Publication of JPH06228703A publication Critical patent/JPH06228703A/ja
Priority to US08/516,014 priority patent/US5591686A/en
Application granted granted Critical
Publication of JP3255744B2 publication Critical patent/JP3255744B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C04CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
    • C04BLIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
    • C04B35/00Shaped ceramic products characterised by their composition; Ceramics compositions; Processing powders of inorganic compounds preparatory to the manufacturing of ceramic products
    • C04B35/515Shaped ceramic products characterised by their composition; Ceramics compositions; Processing powders of inorganic compounds preparatory to the manufacturing of ceramic products based on non-oxide ceramics
    • C04B35/58Shaped ceramic products characterised by their composition; Ceramics compositions; Processing powders of inorganic compounds preparatory to the manufacturing of ceramic products based on non-oxide ceramics based on borides, nitrides, i.e. nitrides, oxynitrides, carbonitrides or oxycarbonitrides or silicides
    • C04B35/58007Shaped ceramic products characterised by their composition; Ceramics compositions; Processing powders of inorganic compounds preparatory to the manufacturing of ceramic products based on non-oxide ceramics based on borides, nitrides, i.e. nitrides, oxynitrides, carbonitrides or oxycarbonitrides or silicides based on refractory metal nitrides
    • C04B35/58014Shaped ceramic products characterised by their composition; Ceramics compositions; Processing powders of inorganic compounds preparatory to the manufacturing of ceramic products based on non-oxide ceramics based on borides, nitrides, i.e. nitrides, oxynitrides, carbonitrides or oxycarbonitrides or silicides based on refractory metal nitrides based on titanium nitrides, e.g. TiAlON
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C04CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
    • C04BLIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
    • C04B35/00Shaped ceramic products characterised by their composition; Ceramics compositions; Processing powders of inorganic compounds preparatory to the manufacturing of ceramic products
    • C04B35/515Shaped ceramic products characterised by their composition; Ceramics compositions; Processing powders of inorganic compounds preparatory to the manufacturing of ceramic products based on non-oxide ceramics
    • C04B35/58Shaped ceramic products characterised by their composition; Ceramics compositions; Processing powders of inorganic compounds preparatory to the manufacturing of ceramic products based on non-oxide ceramics based on borides, nitrides, i.e. nitrides, oxynitrides, carbonitrides or oxycarbonitrides or silicides
    • C04B35/5805Shaped ceramic products characterised by their composition; Ceramics compositions; Processing powders of inorganic compounds preparatory to the manufacturing of ceramic products based on non-oxide ceramics based on borides, nitrides, i.e. nitrides, oxynitrides, carbonitrides or oxycarbonitrides or silicides based on borides
    • C04B35/58064Shaped ceramic products characterised by their composition; Ceramics compositions; Processing powders of inorganic compounds preparatory to the manufacturing of ceramic products based on non-oxide ceramics based on borides, nitrides, i.e. nitrides, oxynitrides, carbonitrides or oxycarbonitrides or silicides based on borides based on refractory borides
    • C04B35/58071Shaped ceramic products characterised by their composition; Ceramics compositions; Processing powders of inorganic compounds preparatory to the manufacturing of ceramic products based on non-oxide ceramics based on borides, nitrides, i.e. nitrides, oxynitrides, carbonitrides or oxycarbonitrides or silicides based on borides based on refractory borides based on titanium borides

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Ceramic Engineering (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Structural Engineering (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Powder Metallurgy (AREA)
  • Ceramic Products (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】少なくともチタン,窒素,ボロンを構成元素と
し、チタン67〜78重量%、窒素6〜15重量%、ボ
ロン6.5〜21.0重量%の組成からなる金色焼結体
であって、カーボン含有量を3重量%以下にし、該焼結
体中に結晶相として窒化チタンと硼化チタンが存在する
とともに、前記窒化チタンの結晶粒子が鎖状に連なった
組織を形成する。また、チタンの一部を周期律表第4
a,5a,6a族金属元素のうち少なくとも一種で10
重量%以下置換してなることが望ましい。 【効果】窒化チタン本来の高硬度を低下させずに、充分
に高い強度、ヤング率および優れた耐酸化性,耐食性を
有する金色焼結体を得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、摺動部材,美
しい色調の金色装飾用部材,耐摩耗部材として、壁材,
時計部材,ブローチ,ネックレス,メダル,ボタン,釣
具等に使用される金色焼結体およびその製造方法に関す
る。
【0002】
【従来技術】従来、例えば、装飾用に使用される金色を
呈する材料としては、純金やこれらの合金、黄銅等の各
種金属、または、金属表面に金メッキを施したものが使
用されていたが、これらはいずれも硬度が低く、硬質物
質との接触により表面に傷が生じ易く、或いは割れ等が
発生するという欠点があった。
【0003】このような欠点を解決するため、従来で
は、高硬度で耐酸化性に優れ、かつ美麗な金色の発色が
得られる窒化チタンが使用されていた。しかしながら、
窒化チタンを単味焼結体として得るためには、2300
℃以上の高温で、しかも特殊な方法で焼結させる必要が
あった。また、得られた焼結体は抗折強度が低く脆いと
いう欠点があった。
【0004】そこで、最近においては、窒化チタンをN
i,Co等の鉄族金属で結合させた金色焼結合金が用い
られるようになってきている(特公平2−58335号
公報等参照)。
【0005】
【発明が解決しようとする問題点】しかしながら、窒化
チタンに鉄族金属からなる焼結助剤を添加すると、焼結
体中の金属相域の腐食の進行により、例えば、海水や汗
などのため変色し、装飾部材の呈色が損なわれるという
問題があった。しかも、前記焼結助剤は窒化チタンとの
濡れ性が悪く、結晶および粒界の全般にわたり、多くの
空隙が現れ、鏡面研磨しても鮮やかな鏡面が出現しない
という欠点があった。
【0006】また、窒化チタンに鉄族金属や他の耐食助
剤等を添加して焼結して得られる焼結合金は、いずれも
ビッカース硬度HV が1500kg/mm2 以下のもの
であり、近年における各種セラミック製品や高硬度コー
ティング製品の普及により、耐摩耗性,耐キズ性という
面で必ずしも充分な硬度を有しているとは言えない状況
となってきている。
【0007】さらに、前述の鉄族金属等を使用した焼結
合金などでは、充分に高いヤング率が得られないため、
例えば、はめ込み製品等に要求される高い寸法精度を出
すという面での加工は極めて難しくなる。
【0008】
【問題点を解決するための手段】本発明者は、上記の問
題点について検討を重ねた結果、窒化チタンに硼化チタ
ンおよびボロン金属を添加して焼結させると、窒化チタ
ン本来の高硬度を低下させずに、充分に高い強度、ヤン
グ率および優れた耐酸化性,耐食性を有する金色焼結体
を得ることができることを知見し、本発明に至った。
【0009】即ち、本発明の金色焼結体は、少なくとも
チタン,窒素,ボロンを構成元素とし、チタン67〜7
8重量%、窒素6〜15重量%、ボロン6.5〜21.
0重量%の組成からなる金色焼結体であって、カーボン
含有量が3重量%以下であり、該焼結体中に結晶相とし
て窒化チタンと硼化チタンが存在するとともに、前記窒
化チタンの結晶粒子が鎖状に連なっているものである。
また、チタンの一部を周期律表第4a,5a,6a族金
属元素のうち少なくとも一種で10重量%以下置換する
ことが好ましい。
【0010】このような金色焼結体は、硼化チタンを2
0〜60重量%とボロン金属を1〜5重量%含有し、残
部が窒化チタンからなる成形体を焼結することにより得
られる。ここで、窒化チタンの一部を周期律表第4a,
5a,6a族金属元素の炭化物,窒化物および炭窒化物
のうち少なくとも一種で10重量%以下置換することが
好ましい。
【0011】ここで、焼結体の全体組成をチタン67〜
78重量%、窒素6〜15重量%、ボロン6.5〜2
1.0重量%から構成したのは、チタンが67重量%よ
りも少ないと色調が薄く、かつ耐食性が劣り、78重量
%よりも多くなると硬度が低下するからである。また、
窒素が6重量%よりも少ないと金色の色調が白くくす
み、15重量%よりも多いと硬度,強度が低下するから
である。さらに、ボロンが6.5重量%よりも少ないと
硬度が低下し、21.0重量%よりも多くなると色調お
よび耐食性が悪くなるからである。
【0012】そして、焼結体は、カーボン含有量が3重
量%以下であることが必要である。
【0013】これは、カーボンを3重量%より多く含有
すると、焼結体の色調が暗く(赤味をおびる)なり、耐
食性が低下するからである。特にカーボンの含有量は
1.5重量%以下にすることが望ましい。
【0014】また、本発明の焼結体は、チタンの一部を
周期律表第4a,5a,6a族金属元素のうち少なくと
も一種で10重量%以下置換してなることが望ましい。
これは、少量の置換により焼結性が向上するためであ
る。そして、置換量を10重量%以下としたのは、置換
量が10重量%よりも多いと、焼結性が悪化するからで
ある。置換量は0.5〜9.5重量%以下が望ましい。
また、置換する周期律表第4a,5a,6a族金属元素
としては、Ti,W,M,Ta,Nb,V,Cr,Zr
がある。置換元素は、それらの炭化物、窒化物、炭窒化
物として添加しても良いし、置換元素を含有する粉砕ボ
ールを使用することにより添加しても良い。
【0015】また、本発明の金色焼結体の構造は、窒化
チタンと硼化チタンの分散粒子相にボロン金属と周期律
表第4a,5a,6a族金属元素が固溶しており、この
ボロン金属と周期律表第4a,5a,6a族金属元素が
窒化チタンと硼化チタンの濡れ性を向上し、硼化チタン
の分解を抑制していると考えられる。この状態を金属顕
微鏡により800倍の倍率で観察した組織を図1に示
す。図1において、硬質粒子の内で特に窒化チタンの分
散粒子(黒い部分)が鎖状に連結して存在しており、こ
れらの連結粒子の回りは、800倍の倍率では観察する
ことができないが粒径1μm以下の硼化チタン粒子が存
在している。
【0016】焼結体中の窒化チタン結晶粒子が鎖状に連
なった構造となると、焼結体のヤング率(剛性)及び強
度が高くなるが、このような現象は窒化チタンに硼化チ
タンを20〜60重量%とボロン金属を1〜5重量%添
加した成形体を適性温度下において焼成するとにより得
られる。焼結体中のチタン,窒素,ボロンの量は、特に
チタン68〜77重量%、窒素7〜14重量%、ボロン
8〜18重量%含有することが望ましい。また窒化チタ
ン結晶粒子の平均結晶粒径は3μm以下が望ましい。こ
のような平均結晶粒径は、原料粉末を3μm以下に粉砕
し、かつ、窒化チタンに、硼化チタンを20〜60重量
%と、ボロン金属を1〜5重量%添加して、適性温度下
において焼成することにより制御することができる。
【0017】窒化チタンに硼化チタンを20〜60重量
%を含有させて焼成したのは、硼化チタンが20重量%
よりも少ないと焼結性を向上させることができず、60
重量%よりも多いと焼結中にチタンと硼素が分解して結
晶中に空隙等の欠陥の発生が著しくなり、くすんだ白金
色の鏡面状態となるため、装飾部材及び耐摩耗部材とし
て不適となるからである。窒化チタンに含有される硼化
チタンは、特に30〜50重量%の割合で配合すること
が望ましい。
【0018】また、窒化チタンに添加されるボロン金属
を1〜5重量%添加して焼成したのは、1重量%よりも
少ないと強度及び鎖状の連なった粒子構造の生成が低下
し、5重量%よりも多いと、耐食性に劣るようになるか
らである。ボロン金属は2〜4.5重量%の範囲で配合
することが望ましい。
【0019】本発明の金色焼結体は、窒化チタンに、硼
化チタンを20〜60重量%と、ボロン金属を1〜5重
量%添加した混合粉末を焼結することにより得られる
が、窒化チタンの原料粉末、硼化チタンの原料粉末の平
均粒径はいずれも4μm以下であれば良く、焼結性の活
性化の点から特に3μm以下が好ましい。
【0020】ボロン金属は、アモルファスボロンおよび
結晶化ボロンのいずれでも良いが、特に焼結性および反
応性の活性化の点からアモルファスボロンが特に好まし
い。
【0021】このボロン金属の粒径については4μm以
下であれば良く、特に分散および活性化の点から2μm
以下が好ましい。
【0022】本発明の金色焼結体の製造方法を具体的に
説明すると、窒化チタンの原料粉末に硼化チタンの原料
粉末およびボロン金属原料粉末、その他の粉末を所望に
より上述した割合で添加し、均一に混合した後、この混
合粉末を、公知の成形方法、例えば、プレス成形により
加圧成形し、焼成する。焼成は窒素,アルゴン等の非酸
化性雰囲気または真空雰囲気(真空度10-2〜10-5to
rr)において1700〜2000℃の温度範囲で0.
5〜3時間行う。この焼結の過程においてボロンや窒素
がガスとして分解飛散する。このため、焼結体組成が前
述した組成となるように、原料組成および焼成時間等を
制御する必要がある。これにより高強度,耐酸化性,耐
食性にすぐれた高硬度金色焼結体を得ることができる。
【0023】
【作用】本発明によれば、窒化チタン本来の高硬度を低
下させずに、充分に高い強度、ヤング率(剛性)および
優れた耐酸化性,耐食性を有する金色焼結体を得ること
が可能となる。
【0024】これは、窒化チタンにボロン金属を添加す
ることにより、ボロンが窒化チタン粒子の表面を均一に
包み込み、高硬度粒子を形成するとともに、硼化チタン
との濡れ性を向上するからである。
【0025】
【実施例】以下、本発明を次の例で説明する。
【0026】窒化チタン(TiN)粉末,硼化チタン
(TiB2 )粉末,アモルファス状のボロン金属(a−
B)粉末,その他の粉末を表1に示す量比で配合し68
時間混合粉砕した。
【0027】これを乾燥後、パラフィンを4重量%添加
し、1.5ton/cm2 の圧力で加圧成形し、脱バイ
ンダー後、10-3torrの真空中において1850℃
で1時間焼成した。
【0028】
【表1】
【0029】得られた焼結体の表面を研削した後、抗折
強度およびヤング率(剛性)を測定した。また、鏡面研
磨した後、その色調、ビッカース硬度および鏡面の耐食
性を測定した。また、焼結体を粉砕してその焼結体組成
を測定した。抗折強度はJISR1601の3点曲げ試
験法に従い、ビッカース硬度の測定はJISZ2244
試験法に従った。また、ヤング率の測定は超音波パルス
法による動的弾性率の測定により算出した。さらに、耐
食試験については、ISO(国際標準化機構)規格に則
した人工汗(PH4.7)を腐食液とし、これに試料を
浸すという耐汗試験、および塩水(4wt%/vol)
を霧状にして吹きかけるという塩水噴霧試験(JISZ
2371)を行った。そして、焼結体組成はICP発光
分光分析およびLECO社製炭素および窒素ガスの熱伝
導度の検出器にて、チタン,ボロン,窒素炭素の定量分
析を行った。これらの結果を表2に示す。
【0030】
【表2】
【0031】表2において、耐食性試験の結果について
は、耐汗試験および塩水噴霧試験とも、変色および腐食
が全くなく、色調劣化の全くないものを○、これとは逆
に変色または腐食が認められ、徐々に色調が劣化し、装
飾部材として不適であるものを×とした。
【0032】表2より明らかなように、試料3,4,
5,6,7,10,11,12,14,15の金色焼結
体は耐食性に優れ、装飾用途上、何ら支障のない優れた
硬度および強度を示している。また、焼結体のヤング率
は極めて高く、精度の良い加工が可能となる。尚、比較
のため他の焼結体のヤング率を述べると、SiCは4.
40、Al2 3 は3.50、TiNは4.25であ
る。
【0033】また、本発明の焼結体を研磨すると滑らか
で鮮やかな金色の鏡面が現出し、著しく優れた金色装飾
部材及び耐摩耗性部材となることがわかった。
【0034】一方、本発明の組成範囲を逸脱する試料
1,2,8,9,16,17ではいずれも強度に劣り、
また試料8,13,16,17では耐食性に劣り、それ
ぞれ光沢に乏しい金色および暗くくすんだ金色となり、
いずれも金色装飾部材として不適であった。さらに、試
料1,2では硬度が充分に高いものとは言えないもので
あった。
【0035】
【発明の効果】以上記述したように、本発明の金色焼結
体およびその製造方法では、窒化チタン本来の高硬度を
低下させずに、充分に高い強度、ヤング率(剛性)およ
び優れた耐酸化性,耐食性を有する金色焼結体を得るこ
とができ、装飾用途上および耐摩耗用途上、何ら支障の
ない硬度および強度を有するとともに、精度の良い加工
が可能となり、従来の金色焼結体と比較して耐食性が向
上し、かつ鮮やかで滑らかな黄金色の鏡面が現出し、そ
の結果、長期に渡り腐食やキズが発生しない美しい色調
の摺動部材、金色装飾用部材および耐摩耗部材として、
壁材,時計部材,ブローチ,ネックレス,メダル,ボタ
ン,釣具等に好適に用いることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の焼結体の組織を示す模式図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C22C 32/00

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくともチタン,窒素,ボロンを構成元
    素とし、チタン67〜78重量%、窒素6〜15重量
    %、ボロン6.5〜21.0重量%の組成からなる金色
    焼結体であって、カーボン含有量が3重量%以下であ
    り、該焼結体中に結晶相として窒化チタンと硼化チタン
    が存在するとともに、前記窒化チタンの結晶粒子が鎖状
    に連なっていることを特徴とする金色焼結体。
  2. 【請求項2】チタンの一部を周期律表第4a,5a,6
    a族金属元素のうち少なくとも一種で置換するととも
    に、その置換量を10重量%以下としたことを特徴とす
    る請求項1記載の金色焼結体。
  3. 【請求項3】硼化チタンを20〜60重量%と、ボロン
    金属を1〜5重量%含有し、残部が窒化チタンからなる
    成形体を焼結することを特徴とする金色焼結体の製造方
    法。
  4. 【請求項4】窒化チタンの一部を周期律表第4a,5
    a,6a族金属元素の炭化物,窒化物および炭窒化物の
    うち少なくとも一種で置換するとともに、その置換量を
    10重量%以下としたことを特徴とする請求項3記載の
    金色焼結体の製造方法。
JP01865693A 1993-02-05 1993-02-05 金色焼結体およびその製造方法 Expired - Fee Related JP3255744B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP01865693A JP3255744B2 (ja) 1993-02-05 1993-02-05 金色焼結体およびその製造方法
US08/516,014 US5591686A (en) 1993-02-05 1995-08-16 Golden-colored sintered product and method of preparing the same

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP01865693A JP3255744B2 (ja) 1993-02-05 1993-02-05 金色焼結体およびその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06228703A true JPH06228703A (ja) 1994-08-16
JP3255744B2 JP3255744B2 (ja) 2002-02-12

Family

ID=11977666

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP01865693A Expired - Fee Related JP3255744B2 (ja) 1993-02-05 1993-02-05 金色焼結体およびその製造方法

Country Status (2)

Country Link
US (1) US5591686A (ja)
JP (1) JP3255744B2 (ja)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1998024309A1 (en) 1996-12-06 1998-06-11 Outdoor Innovations, L.L.C. Spinner-type fishing lures and wire and cable fishing leaders
US20060123690A1 (en) * 2004-12-14 2006-06-15 Anderson Mark C Fish hook and related methods
US20080005953A1 (en) * 2006-07-07 2008-01-10 Anderson Tackle Company Line guides for fishing rods
US20080155839A1 (en) * 2006-12-21 2008-07-03 Anderson Mark C Cutting tools made of an in situ composite of bulk-solidifying amorphous alloy
US20080209794A1 (en) * 2007-02-14 2008-09-04 Anderson Mark C Fish hook made of an in situ composite of bulk-solidifying amorphous alloy
US20090056509A1 (en) * 2007-07-11 2009-03-05 Anderson Mark C Pliers made of an in situ composite of bulk-solidifying amorphous alloy
JP4479812B2 (ja) * 2008-03-17 2010-06-09 セイコーエプソン株式会社 装飾品の製造方法、装飾品および時計
US10470450B2 (en) 2017-10-25 2019-11-12 Fish-Eyez, Llc Fishing rod line threader

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02239156A (ja) * 1989-03-13 1990-09-21 Central Glass Co Ltd 二ホウ化金属系焼結体およびその製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
US5591686A (en) 1997-01-07
JP3255744B2 (ja) 2002-02-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS6029443A (ja) 装飾用金色焼結合金
JP3255744B2 (ja) 金色焼結体およびその製造方法
EP0520465B1 (en) Sintered alloy of golden color
KR0127871B1 (ko) 질화규소기 소결체 및 그 제조방법
JPS61106743A (ja) 装飾用銀色焼結合金
KR100385208B1 (ko) 은색 소결제품 및 그 제조방법
JP4596692B2 (ja) 焼結合金及びその製造方法
US4511665A (en) Decorative hard golden ceramic article
JP3255738B2 (ja) 金色焼結合金およびその製造方法
JP3255767B2 (ja) 金色焼結体およびその製造方法
JP3285635B2 (ja) Ta−B−C系焼結体およびその製造方法
JP3255700B2 (ja) 金色焼結合金
JP3231873B2 (ja) 銀色焼結合金およびその製造方法
JPH08730B2 (ja) 炭窒化チタン質焼結体及びその製造方法
JP3934751B2 (ja) 金色焼結体
JP3450949B2 (ja) 金色焼結体
JP3255811B2 (ja) 銀色焼結体およびその製造方法
JP3481777B2 (ja) 金色焼結体
JPH08729B2 (ja) 炭化チタン質焼結体
JPH0598383A (ja) 硬質合金
JPH059643A (ja) 金色焼結合金
JPH059644A (ja) 金色焼結合金
JP3336138B2 (ja) 銀色焼結体
JPH0368739A (ja) 炭化チタン基銀色焼結合金
JPS6027651A (ja) 装飾用硬質銀色セラミツクス

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071130

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081130

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091130

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101130

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees