JP3255811B2 - 銀色焼結体およびその製造方法 - Google Patents

銀色焼結体およびその製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、装飾部品,工具,摺動
部材,産業用刃物,印鑑,メガネフレーム,食器類,シ
ューズのピンやゴルフクラブ等のスポーツ用品等に用い
られる銀色焼結体およびその製造方法に関するものであ
り、特に、釣具部品や時計用外装部品,ネクタイピン,
ブレスレット,ピアス,イヤリング等の装飾用部材とし
て、高強度,高硬度,耐チッピング性,耐食性に優れ、
かつ優れた装飾性を備える銀色焼結体およびその製造方
法に関するものである。
【0002】
【従来技術】従来、時計用外装部品等の装飾部品に要求
される特性は、耐食性に富み、耐スクラッチ性が高く、
さらに金属光沢が長く持続することが要求されている。
そして、このような装飾部品に最適な金属光沢を有する
材料として、ステンレスや金属の炭化物、例えばWCや
TiCをNiやCo等の金属で結合させた焼結合金が用
いられていた。
【0003】しかしながら、ステンレスは耐食性に優れ
ているものの、硬度が低いために傷が付きやすく、一
方、WCやTiCを主成分としNiやCo等の金属元素
で結合した焼結合金では、焼結体自体の硬度の問題はな
いものの、人間の汗や海水に対する耐食性が低いという
欠点があった。
【0004】これに対して最近では、チタンのホウ化物
であるTiB2 の高硬度,耐食性等の特性を用いたTi
2 系焼結体が開発され、実用化されている(例えば特
開昭58ー27975号公報、特開昭61ー27026
5号公報、特開平5ー294739号公報)。これらの
TiB2 系焼結体は、その抗折強度が800〜1000
MPa、ビッカース硬度が18〜24GPa、破壊靱性
値が4〜7MPa・m1/2 であり、優れた耐食性を示し
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする問題点】しかし、上記のよう
なTiB2 系焼結体では、1600〜2000℃の高温
で焼結する必要があり、焼結性が低いという問題があっ
た。
【0006】本発明の銀色焼結体では、TiB2 系焼結
体とほぼ同等の高硬度,耐食性等の優れた特性を有する
とともに、1300〜1600℃の低温で焼成すること
ができる銀色焼結体およびその製造方法を提供すること
を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記問題を
解決するために鋭意検討した結果、原料としては、Ti
2 系焼結体とほぼ同様の原料を用い、結晶相としてT
iCおよびTiB相を主として生成させることにより、
TiB2 系焼結体とほぼ同等の特性を有するとともに、
1300〜1600℃の低温で焼成することができるこ
とを知見し、本発明に至った。また、ホウ化チタンのう
ち少なくとも一部が針状結晶として存在することによ
り、焼結体の靱性を向上できることを知見し、本発明に
至った。
【0008】即ち、本発明の銀色焼結体は、少なくとも
チタン, 炭素, ホウ素を主たる構成元素とし、三成分基
準でチタンが全量中80〜95重量%、ホウ素が全量中
3〜12重量%、炭素が全量中2〜8重量%からなる銀
色焼結体であって、該焼結体中にTiC相およびTiB
相が存在するものである。ここで、TiB相の一部が針
状結晶であることが望ましい。
【0009】さらに、本発明の銀色焼結体は、例えば、
チタンの粉末、チタンの炭化物粉末およびチタンのホウ
化物粉末を混合したものを所定形状に成形し、これを非
酸化性雰囲気下において1300〜1600℃で焼成す
ることにより得られる。
【0010】ここで、上記のように元素量を限定した理
由について説明する。
【0011】先ず、チタンを全量中80〜95重量%と
したのは、チタンが80重量%よりも少なくなると焼結
性が低下するとともに焼結体の強度が低下するためであ
り、95重量%を越えると硬質相としてのTiC相とT
iB相が共存できなくなり、焼結体の硬度が低くなるた
めである。チタンは全量中85〜90重量%含有するこ
とが望ましい。焼結体中にチタンは一部が金属として存
在していても良い。金属として存在する量は40重量%
以下が望ましく、特には、30重量%以下が望ましい。
【0012】ホウ素を全量中3〜12重量%としたの
は、ホウ素が3重量%よりも少なくなると硬質相として
のTiBが存在せず、硬度が低くなるためである。一
方、12重量%よりも多くなると二ホウ化物のTiB2
の生成が多くなり、焼成温度が高くなるからである。ホ
ウ素の量は全量中4〜9重量%であることが望ましい。
【0013】炭素を全量中2〜8重量%としたのは、炭
素が2重量%よりも少ないと硬質相としてのTiCが存
在せず、硬度が低くなるためである。一方、8重量%よ
りも多くなると焼結体中に炭素が残留し、焼結性が低下
するためである。炭素は全量中、3〜6重量%であるこ
とが望ましい。
【0014】また、本発明の銀色焼結体では、焼結体中
にTiC相およびTiB相が存在するものであるが、T
iB相の一部が針状結晶であることが望ましい。これ
は、TiB粒子の一部を針状結晶とすることにより、焼
結体の靱性を大幅に向上することができるからである。
【0015】針状結晶とは、直径の大きい柱状も含まれ
る意味であり、TiB粒子のアスペクト比(長径/短
径)は1.5〜10であることが望ましく、短径が0.
5〜20μmであることが望ましい。これは、TiB粒
子を上記のようなサイズとすることにより靱性の向上効
果が大きくなるからであり、前記範囲を越える場合には
焼結体の密度が低く、緻密化しなくなる傾向があるため
である。TiB粒子は異方性を有する粒子であり、これ
により針状結晶となると考えられる。
【0016】また、TiBの針状結晶は、TiB相の一
部に存在していれば良い。針状結晶の存在量は、全Ti
B粒子に対して20%以上であることが、靱性向上のた
めには望ましい。TiB相のすべてが針状結晶であって
も良い。
【0017】また、本発明の銀色焼結体は、少なくとも
チタン, 炭素, ホウ素を主たる構成元素とし、三成分基
準でチタンが全量中80〜95重量%、ホウ素が全量中
3〜12重量%、炭素が全量中2〜8重量%からなる主
成分100重量部に対して、周期律表第4a,5a,6
a族元素(Tiを除く)を0.5〜20.0重量部の割
合で存在させた銀色焼結体であって、該焼結体中にTi
C相およびTiB相が存在するものである。TiB相の
一部が針状結晶であることが望ましい。
【0018】チタン, 炭素, ホウ素量の限定理由は上記
した通りである。そして、チタン,ホウ素,炭素からな
る主成分に対して、周期律表第4a,5a,6a族元素
(Tiを除く)を存在させたのは、これらの周期律表第
4a,5a,6a族元素を含有させることにより、抗折
強度,ビッカース硬度,破壊靱性等の機械的特性をさら
に向上することができるからである。また、その量を
0.5〜20.0重量部としたのは、0.5重量部より
も少ない場合には、上記機械的特性を向上する効果が小
さく、20.0重量部よりも多い場合には焼結性が低下
し、強度が低下するからである。周期律表第4a,5
a,6a族元素は、2〜16重量部存在させることが望
ましい。これらの周期律表第4a,5a,6a族元素
は、殆どがTiB相またはTiC相中に固溶し、特性を
向上する。
【0019】最も望ましい組成としては、チタンが全量
中85〜90重量%、ホウ素が全量中4〜9重量%、炭
素が全量中3〜6重量%とし、主としてTiC相および
TiB相が存在し、これらからなる主成分100重量部
に対して、さらに周期律表第4a,5a,6a族元素
(Tiを除く)を2〜16重量部含有するものである。
【0020】そして、TiB相の一部が針状結晶である
ことが望ましい。
【0021】焼結体中には、主として、TiC相および
TiB相が存在しており、これらの粒界に、金属チタ
ン,周期律表第4a,5a,6a族元素が存在していて
も良い。また、TiC相およびTiB相に周期律表第4
a,5a,6a族元素が固溶していても良い。
【0022】周期律表第4a族元素としては、Zr,H
fがあり、周期律表第5a族元素としては、V,Nb,
Taがあり、周期律表第6a族元素としてはCr,M
o,Wがある。添加物としてはMo,Ta,Wが最も望
ましい。さらに、本発明の銀色焼結体を装飾部品として
用いる場合には、周期律表第4a,5a,6a族元素と
しては、V,Zr,Nb,Mo,Hf,Ta,Wである
ことが望ましく、さらに、アレルギーを防止するために
は、焼結体中に、アレルギー源となる金属不純物(A
l,Cr,Mn,Fe,Co,Ni,Cu,Zn,R
h,Pd,Cd,Sn,Sb)の含有量が0.3重量%
以下であることが望ましい。
【0023】本発明の銀色焼結体は、例えば、原料粉末
としてチタン粉末およびチタンの炭化物粉末およびチタ
ンのホウ化物粉末を混合したものを、あるいはこれに周
期律表第4a,5a,6a族元素、またはこれらの炭化
物,ホウ化物の1種以上を混合したものを混合粉砕し、
バインダーを所定量添加し、所定圧力で所望形状に加圧
成形し、これを非酸化性雰囲気下において所定温度で焼
成することにより得られる。
【0024】好適には、例えば、粒径が0.5〜3.0
μmのチタンの炭化物およびホウ化物と、粒径が5〜2
50μmのチタン粉末と、所望により粒径1.0〜1
0.0μmの周期律表第4a,5a,6a族元素の金属
またはこれらの炭化物、窒化物、ホウ化物粉末を秤量混
合し、これをアセトン等の有機溶媒中、混合粉砕した
後、有機バインダーを加え、所望形状に成形する。そし
て、成形体を非酸化性雰囲気下において所定温度で脱バ
インダーした後、真空加熱炉において所定温度で真空焼
成を行うことにより得られる。
【0025】ここで、チタンのホウ化物としては、Ti
2 とTiBのいずれも用いることができる。原料とし
てTiB2 を用いる場合には、このTiB2 と金属Ti
が1300〜1600℃で反応してTiBが生成され
る。
【0026】焼成方法としては真空度が10-1〜10-5
torrの雰囲気や各種雰囲気において減圧または無加圧に
て、温度1300〜1600℃で焼成する。周期律表第
4a,5a,6a族元素の金属またはこれらの炭化物、
窒化物、ホウ化物を添加する場合には、非酸化性雰囲気
下、熱間静水圧焼成(HIP)において、100〜20
00気圧下で1200〜1400℃で焼成することが望
ましい。焼成時間は試料の大きさにもよるが通常0.5
〜5時間である。そして焼成後、焼結体の表面をダイヤ
モンドペースト等により鏡面研磨することにより、光沢
のある銀色が出現する。
【0027】本発明の銀色焼結体では、本発明の組成範
囲を満足する限り、不純物やその他の化合物、金属が少
量含有しても特性上影響はない。
【0028】
【作用】本発明の銀色焼結体では、焼結体中のTiC相
が銀色の色彩付与に寄与し、TiB相が抗折強度,ビッ
カース硬度,破壊靱性等の機械的特性向上に寄与する。
【0029】そして、本発明では、焼結体が主としてT
iC相とTiB相により構成されているため光沢のある
銀色を有し、優れた抗折強度,ビッカース硬度,破壊靱
性を得ることができるとともに、1300〜1600℃
の低温で焼成することができる。
【0030】さらに、TiB相の一部が針状結晶として
存在することにより破壊靭性がさらに向上する。また、
周期律表第4a,5a,6a族元素を含有せしめること
により、抗折強度,ビッカース硬度,破壊靱性等の機械
的特性をさらに向上することができる。
【0031】このような銀色焼結体は、例えば、時計ケ
ース,時計バンド,ネックレス,ブレスレット等の装飾
用やハサミ,刃物,釣具等に利用することができるとと
もに、その他の工具や機械部品等に用いることができ
る。
【0032】
【実施例】
実施例1 原料粉末として平均粒径1.1μmのTiCおよびTi
2 、粒径40μmのTi粉末を用い、これらを表1の
割合となるように秤量混合し、これをアセトン等の有機
溶媒中、約68時間混合粉砕した後、パラフィンを6重
量%加え、2.0ton/cm2 で所望形状に加圧成形
する。成形されたものを非酸化性雰囲気下において所定
温度で脱バインダーした後、真空度10-3torrの真
空加熱炉において温度1450℃で真空焼成を1時間行
った。焼成は、組成変化が生じないように雰囲気を調節
して行った。
【0033】
【表1】
【0034】このようにして得られた最終焼結体をX線
回折測定で結晶相を同定した結果、本発明品は、いずれ
も主としてTiC相とTiB相が存在していることを確
認した。また、最終焼結体の分析をICP発光分光分析
等により行い、その結果を表1に示した。
【0035】この表1において、金属チタンの有無は、
X線回折測定とSEMによる組織観察のいずれでも金属
チタンの存在を確認できた場合を○、X線回折測定では
確認できないがSEMによる組織観察では確認できる場
合を△、X線回折測定でもSEMによる組織観察でも確
認できない場合を×とした。SEMによる組織図を図1
に示す。図1において、符号1はTiC相を示し、2は
TiB相を示す。また、SEMによる組織観察によりT
iB粒子のアスペクト比の平均値を求めた。
【0036】そして、焼結体を平面研削および鏡面研磨
し、この後、抗折強度、ビッカース硬度(Hv)、破壊
靭性値および耐食性を試験し、目視により焼結体の色彩
を確認した。抗折強度の測定はJISR1601の3点
曲げ試験法に従い、ビッカース硬度の測定はJISZ2
244試験法に従った。また、破壊靭性値はIF法によ
り求めた。
【0037】耐食性試験は、ISO(国際標準化機構)
規格に則した人工汗(pH4.7)を腐食液として使用
し、温度37℃±2℃に保持した人工汗中に、鏡面研磨
した試料の下半分を24時間浸し、浸した後の試料の研
磨面の状態を観察することにより行った。研摩面が腐食
していない場合を○、研摩面が少し腐食している場合を
△とした。また、目視によりいずれの試料も光沢のある
銀色が出現することを確認した。これらの結果を表2に
示す。
【0038】
【表2】
【0039】これらの表1および表2から、本発明の試
料では、抗折強度が700〜1000MPa、ビッカー
ス硬度が10.0〜13.5GPa、破壊靱性値が5.
0〜6.8MPa・m1/2 であり、耐食性が良好である
ことが判る。
【0040】実施例2 原料粉末として平均粒径1.1μmのTiCおよびTi
B2 、粒径40μmのTi粉末、平均粒径1.0μmの
周期律表第4a,5a,6a族元素、またはそれらの炭
化物あるいは硼化物を用い、これらを最終焼結体の各金
属量が表3の割合になるように秤量混合し、これをアセ
トン等の有機溶媒中、約68時間混合粉砕した後、パラ
フィンを6重量%加え、2.0ton/cm2 で所望形
状に加圧成形する。成形されたものを非酸化性雰囲気下
において400℃で脱バインダーした後、真空度10-3
torrの真空加熱炉において温度1450℃で真空焼
成を1時間行った。さらに、アルゴン雰囲気において1
300℃1時間の条件で熱間静水圧焼成(HIP)を行
った。このようにして得られた最終焼結体の結晶相およ
び金属元素の分析,並びにアスペクト比の測定を、上記
実施例1と同様に行った。その結果を表3に示す。
【0041】
【表3】
【0042】そして、焼結体を平面研削および鏡面研磨
し、この後、上記実施例1と同様に、アスペクト比,抗
折強度,ビッカース硬度(Hv),破壊靭性値,耐食性
を試験し、また、目視により焼結体の色彩を確認した。
目視による観察の結果、いずれの試料も光沢のある銀色
が出現することを確認した。これらの結果を表4に示
す。
【0043】
【表4】
【0044】これらの表3および表4より、焼結体中に
周期律表第4a,5a,6a族元素が添加されることに
より、特に、抗折強度やビッカース硬度が向上している
ことが判る。
【0045】
【発明の効果】以上詳述したように本発明の銀色焼結体
によれば、実用上何等支障のない強度および硬度を有す
るとともに、耐チッピング性、耐食性に優れ、また、焼
結性の向上により銀色の鏡面が容易に現出し、これによ
り、長期間にわたり腐食や傷が発生しない銀色装飾品と
して、例えば、時計ケース、時計バンド、ネックレス、
ブレスレット、ボタン等の装飾品やパターや釣具、刃物
等に利用することができる。本発明の銀色焼結体は、装
飾品以外の摺動部材や食器類、スポーツ用品などに用い
ることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】SEMによる組織図を示す。
【符号の説明】
1・・・TiC相 2・・・TiB相
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C22C 14/00 C22C 1/05 C22C 32/00

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくともチタン, 炭素, ホウ素を主たる
    構成元素とし、三成分基準でチタンが全量中80〜95
    重量%、ホウ素が全量中3〜12重量%、炭素が全量中
    2〜8重量%からなる銀色焼結体であって、該焼結体中
    にTiC相およびTiB相が存在することを特徴とする
    銀色焼結体。
  2. 【請求項2】TiB相の一部が針状結晶であることを特
    徴とする請求項1記載の銀色焼結体。
  3. 【請求項3】少なくともチタン, 炭素, ホウ素を主たる
    構成元素とし、三成分基準でチタンが全量中80〜95
    重量%、ホウ素が全量中3〜12重量%、炭素が全量中
    2〜8重量%からなる主成分100重量部に対して、周
    期律表第4a,5a,6a族元素(Tiを除く)を0.
    5〜20.0重量部の割合で存在させた銀色焼結体であ
    って、該焼結体中にTiC相およびTiB相が存在する
    ことを特徴とする銀色焼結体。
  4. 【請求項4】TiB相の一部が針状結晶であることを特
    徴とする請求項3記載の銀色焼結体。
  5. 【請求項5】チタンの粉末、チタンの炭化物粉末および
    チタンのホウ化物粉末を混合したものを所定形状に成形
    し、これを非酸化性雰囲気下において1300〜160
    0℃で焼成することを特徴とする銀色焼結体の製造方
    法。
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