JPH0622840Y2 - 放射線用カセッテ - Google Patents

放射線用カセッテ

Info

Publication number
JPH0622840Y2
JPH0622840Y2 JP2832289U JP2832289U JPH0622840Y2 JP H0622840 Y2 JPH0622840 Y2 JP H0622840Y2 JP 2832289 U JP2832289 U JP 2832289U JP 2832289 U JP2832289 U JP 2832289U JP H0622840 Y2 JPH0622840 Y2 JP H0622840Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
holding member
back cover
radiation cassette
insertion hole
groove
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2832289U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH02119646U (ja
Inventor
政之 太田
Original Assignee
株式会社岡本製作所
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社岡本製作所 filed Critical 株式会社岡本製作所
Priority to JP2832289U priority Critical patent/JPH0622840Y2/ja
Publication of JPH02119646U publication Critical patent/JPH02119646U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0622840Y2 publication Critical patent/JPH0622840Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Radiography Using Non-Light Waves (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、X線用のシートフィルム等を内部に収納する
放射線用カセッテに関し、特に裏蓋の表面に撮影条件等
を記載した用紙を保持する保持部材を備えた放射線用カ
セッテに関する。
〔従来の技術〕
一般に、放射線用カセッテは、略矩形状に形成された前
板の外周にフレームを設け、該フレームの一辺に開閉可
能な裏蓋を蝶着しており、前板と裏蓋との間でX線フィ
ルム等を挟着するように形成されている。一部の放射線
用カセッテには、裏蓋の表面にペーパークリップ、即ち
紙片の保持部材を設けて、撮影条件や患者情報、その他
の情報を記載した用紙を添付できるようにしたものがあ
る。従来の保持部材は、薄板金属を所定の形状に打抜き
成型し、さらに保持部材として適した形状、例えば紙片
の挿入の容易性、紙片を保持する適当な弾力性、あるい
は切断面の危険防止等を図る加工を行った上で裏蓋にリ
ベットで固着していた。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、上述の薄板金属からなる保持部材は、そ
の加工成型に要する工程が多く、製作が面倒であるとと
もに、使用中に折れ曲がったり、破断してしまうことが
あった。さらに、これらの破損した保持部材を交換する
ための交換も面倒であった。
そこで本考案は、製作や取付けが容易で、使用中の破損
も低減できる保持部材を備えた放射線用カセッテを提供
することを目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
上記した目的を達成するために、本考案の放射線用カセ
ッテは、裏蓋の表面に紙片を保持する保持部材を備えた
放射線用カセッテにおいて、前記裏蓋の表面の一部に凹
部を形成し、該凹部に挿通孔を穿設し、前記保持部材を
合成樹脂により板状に形成するとともに、前記挿通孔に
挿着される突片を形成し、該突片を前記挿通孔に挿着し
たことを、あるいは、前記裏蓋の表面の一側部近傍に裏
蓋の略全幅に亙る凹溝部を形成し、該凹溝部に、凹溝部
の略全長に亙る溝状又は突辺状の装着部を形成し、前記
保持部材を合成樹脂により前記凹溝部と略同じ長さの板
状に形成するとともに、前記凹溝部の装着部に係合する
突辺状又は溝状の係合部を形成し、前記凹溝部の装着部
と、該保持部材の係合部とを嵌合させたことを特徴とす
るものである。
〔作用〕
上記のごとく保持部材を合成樹脂で形成することによ
り、簡単な射出成型等で容易に一体成型することがで
き、合成樹脂の種類や板厚を適当に選択することによ
り、適度な弾力性や耐久性を得ることができる。また裏
蓋に凹部あるいは凹溝を形成して保持部材を取付けるの
で、凹部等や保持部材の寸法を適当に設定することによ
り、保持部材を裏蓋表面から突出させることなく取付け
ることができる。さらに、保持部材の取付けも突片を挿
通孔に挿入するだけ、あるいは溝状又は突辺状の挿着部
と係合部を嵌合させるだけでよく、容易に行うことがで
きる。
〔実施例〕
以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。
まず第1図及び第2図は、本考案の第1実施例を示すも
ので、特に金属製の裏蓋に適した実施例を示すものであ
る。
放射線用カセッテ1は、矩形状に形成された前板2と、
該前板2の外周に設けられるフレーム3と、該フレーム
3の一辺に蝶着される開閉可能な裏蓋4とで構成されて
おり、該裏蓋4の一側部に保持部材5が設けられてい
る。
前記裏蓋4は、金属、例えばアルミニウム等により所定
の形状に形成されるもので、その一部には適当な大きさ
の凹部6がプレス等の打出しにより形成されており、該
凹部6の底部に裏蓋裏面に貫通する挿通孔7が穿設され
ている。
また前記保持部材5は、紙片の挿入着脱を容易とし、か
つ確実に紙片を保持することのできる弾力性を備えた合
成樹脂、例えば塩化ビニル、ナイロン等を射出成型等の
通常の成型手段により一体成型したもので、適宜な大き
さで、適宜な材料で、かつ適宜な板厚で形成することが
できる。該保持部材5の一側部には、上記凹部6に設け
られた挿通孔7に挿入される突片8が形成されており、
さらに保持部材5の他端には紙片の挿入を容易にするた
めのテーパー面9が形成されている。
上記凹部6の深さと保持部材5の板厚は、該凹部6に保
持部材5を取付けた際の保持部材5の表面が裏蓋4の表
面と略面一になるように設定されており、撮影装置への
着脱や積重ねに支障のないように形成されている。
この保持部材5は、一側部の突片8を前記凹部6の挿通
孔7に挿入するだけで裏蓋4に装着できる。このとき、
挿通孔7と突片8の形状が適度な掛け止め力を有する大
きさ及び形状に形成されている場合には、そのままで充
分に使用に供することができるが、通常は、挿通孔7か
ら突出する突片8に裏蓋4の裏面側から接着剤を塗付し
て裏蓋4に固定すべきである。また挿通孔7及び突片8
は、1か所に限らず凹部6の底部と保持部材5の背面に
それぞれ複数設けてもよく、抜け止め用の係合部等を適
宜に設けることができる。
このようにして裏蓋4に保持部材5を取付けるととも
に、従来と同様にロック装置10や手掛け11等の部品
を取付け、さらに裏蓋4の裏面にフィルム押え12を貼
着した後に、裏蓋4を蝶番13によりフレーム3に蝶着
する。尚、フレーム3や前板2に関しては、従来と同様
に形成することができるので、その詳細な説明を省略す
る。
第3図及び第4図は、本考案の第2実施例を示すもの
で、特に合成樹脂製の裏蓋に適した実施例を示すもので
ある。
この放射線用カセッテ20は、矩形状の前板部21と、
該前板部21の外周のフレーム部22とからなるカセッ
テ本体23と、該カセッテ本体23の一辺に蝶着される
開閉可能な裏蓋24とで構成されており、該裏蓋24の
一側部に幅方向全幅に亙る保持部材25が設けられてい
る。
前記裏蓋24は、従来からこの種の放射線用カセッテ2
0に用いられる適宜な合成樹脂材料により形成されるも
ので、その一側部近傍には裏蓋24の略全幅に亙る適当
な幅及び深さの凹溝部26が一体に形成されており、該
凹溝部26の端縁側の一側部には、凹溝部26の全長に
亙り、保持部材25を装着する挿着溝27が形成されて
いる。
前記保持部材25は、前述のごとく、適度な弾力性を備
えた適宜な合成樹脂により適宜な形状に形成されるもの
で、その板厚は、前記実施例と同様に、該凹溝部26に
保持部材25を取付けた際の保持部材25の表面が裏蓋
24の表面と略面一になるように設定されている。また
該保持部材25の一側部には、上記凹溝部24に設けら
れた挿着溝27に挿入される突辺28が全長に亙って形
成されており、さらに保持部材25の他端には紙片の挿
入を容易にするためのテーパー面29が形成されてい
る。
上記保持部材25は、上記突辺27を前記凹溝部26の
挿着溝27に挿入して両者を嵌合するだけで裏蓋24に
装着できる。このとき、挿着溝27と突辺28の形状が
適度な抜け止め力を有する大きさ及び形状に形成れてい
る場合には、そのままで充分に使用に供することができ
るが、両者の間を接着剤により固着することもできる。
また適宜な抜け止め用の係合凹凸部等を設けて長手方向
から挿入して嵌合させることにより、確実な抜け止めを
図ることができ、溝と突辺とを逆に形成したり、適宜組
合せて形成することもできる。
尚、他の構成は、前記実施例あるいは従来の放射線用カ
セッテと同様に形成することができるので、その詳細な
説明を省略する。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案の放射線用カセッテは、裏
蓋の表面に凹部または凹溝部を形成し、該凹部または凹
溝部に形成した挿通孔,挿着溝等に、合成樹脂製で形成
した保持部材の突片等を挿着,嵌合して取付けるから、
保持部材を容易に裏蓋に取付けることができる。また保
持部材は、合成樹脂で一体的に所望の形状に形成するこ
とができるので、容易に製作でき、部品コストや製作コ
ストを大幅に低減することができ、また保持部材の合成
樹脂材料の種類や厚さ等の形状を適当に選択することに
より、金属薄板に比べて破損の慮れも低減するととも
に、たとえ破損したとしても機械加工を必要とせずに容
易に交換することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本考案の第1実施例を示すもので、
第1図は裏蓋を閉じた放射線用カセッテの全体斜視図、
第2図は第1図のII−II断面図、第3図及び第4図は本
考案の第2実施例を示すもので、第3図は裏蓋を開いた
放射線用カセッテの全体斜視図、第4図は要部の断面側
面図である。 1,20……放射線用カセッテ、4,24……裏蓋、
5,25……保持部材、6……凹部、7……挿通孔、8
……突片、26……凹溝部、27……挿着溝、28……
突辺

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】裏蓋の表面に紙片を保持する保持部材を備
    えた放射線用カセッテにおいて、前記裏蓋の表面の一部
    に凹部を形成し、該凹部に挿通孔を穿設し、前記保持部
    材を合成樹脂により板状に形成するとともに、前記挿通
    孔に挿着される突片を形成し、該突片を前記挿通孔に挿
    着したことを特徴とする放射線用カセッテ。
  2. 【請求項2】裏蓋の表面に紙片を保持する保持部材を備
    えた放射線用カセッテにおいて、前記裏蓋の表面の一側
    部近傍に裏蓋の略全幅に亙る凹溝部を形成し、該凹溝部
    に、凹溝部の略全長に亙る溝状又は突辺状の装着部を形
    成し、前記保持部材を合成樹脂により前記凹溝部と略同
    じ長さの板状に形成するとともに、前記凹溝部の装着部
    に係合する突辺状又は溝状の係合部を形成し、前記凹溝
    部の装着部と、該保持部材の係合部とを嵌合させたこと
    を特徴とする放射線用カセッテ。
JP2832289U 1989-03-13 1989-03-13 放射線用カセッテ Expired - Fee Related JPH0622840Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2832289U JPH0622840Y2 (ja) 1989-03-13 1989-03-13 放射線用カセッテ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2832289U JPH0622840Y2 (ja) 1989-03-13 1989-03-13 放射線用カセッテ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02119646U JPH02119646U (ja) 1990-09-26
JPH0622840Y2 true JPH0622840Y2 (ja) 1994-06-15

Family

ID=31251591

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2832289U Expired - Fee Related JPH0622840Y2 (ja) 1989-03-13 1989-03-13 放射線用カセッテ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0622840Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH02119646U (ja) 1990-09-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4001960A (en) Photo album cover with framed insert
JPH0312302B2 (ja)
JPH0622840Y2 (ja) 放射線用カセッテ
KR950015363A (ko) 디스크 카트리지 케이스
JPS6135869U (ja) スライドフイルムの整理保存装置
JPH0645983Y2 (ja) 収納箱の名札入れ装置
JP3067621U (ja) 筆入れの蓋
JPS589888Y2 (ja) カンヅメトウ ノ ウワブタ
JP3057741U (ja) 見出し窓具
JPH029708Y2 (ja)
JPH028269Y2 (ja)
JPS6030865Y2 (ja) テ−プレコ−ダのカセツト蓋
JPH0423805Y2 (ja)
JPH0331204Y2 (ja)
JPS63160602A (ja) プラスチツク製バツクル
JPH0323978U (ja)
JPH0673757U (ja) 放射線用カセッテ
JP3063728U (ja) 懐中鏡
JPS6232288Y2 (ja)
JP3005730U (ja) ペンホルダー付き掛吊具
JPH068071Y2 (ja) テープカセット収納ケース
JPH0731751Y2 (ja) 洗面化粧台のモール取り付け構造
JPH032344U (ja)
JPH0510286U (ja) 記録媒体収容器用ケース
JPS58130324U (ja) 押釦装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees