JPH06227945A - 水性美爪用組成物 - Google Patents
水性美爪用組成物Info
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- JPH06227945A JPH06227945A JP4195393A JP4195393A JPH06227945A JP H06227945 A JPH06227945 A JP H06227945A JP 4195393 A JP4195393 A JP 4195393A JP 4195393 A JP4195393 A JP 4195393A JP H06227945 A JPH06227945 A JP H06227945A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 塗布後の乾燥性が良好であり、かつ乾燥初期
の被膜の硬度の立ち上がりも早く、得られた被膜は、耐
久性、耐水性に優れ、容易に剥がれない美爪用組成物の
提供。 【構成】 2−ヒドロキシエチルアクリレート等の分子
内に水酸基を有するエチレン性不飽和単量体(a)を
0.5〜50重量部含有する単量体混合液100重量部
を、コロイダルシリカ(c)0.5〜100重量部(固
形分換算)の共存下、水分散中で重合して得られる水分
散を含有する水性美爪用組成物。上記単量体混合液は、
分子内に水酸基を有するエチレン性不飽和単量体(a)
以外に、例えば、メチルメタクリレート等のエチレン性
不飽和単量体(b)を50〜99.5重量部含有する。
の被膜の硬度の立ち上がりも早く、得られた被膜は、耐
久性、耐水性に優れ、容易に剥がれない美爪用組成物の
提供。 【構成】 2−ヒドロキシエチルアクリレート等の分子
内に水酸基を有するエチレン性不飽和単量体(a)を
0.5〜50重量部含有する単量体混合液100重量部
を、コロイダルシリカ(c)0.5〜100重量部(固
形分換算)の共存下、水分散中で重合して得られる水分
散を含有する水性美爪用組成物。上記単量体混合液は、
分子内に水酸基を有するエチレン性不飽和単量体(a)
以外に、例えば、メチルメタクリレート等のエチレン性
不飽和単量体(b)を50〜99.5重量部含有する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、水性美爪用組成物に関
する。さらに詳しくは、本発明は、水性でありながら、
乾燥性、耐水性、光沢等に優れ、かつ塗りやすい水性美
爪用組成物に関するものである。
する。さらに詳しくは、本発明は、水性でありながら、
乾燥性、耐水性、光沢等に優れ、かつ塗りやすい水性美
爪用組成物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、マニキュアと呼ばれる美爪剤は、
一般に有機溶剤にニトロセルロース系のラッカー及び色
素等を混合したものである。しかるに、有機溶剤は、健
康上の問題を有し、かつ爪や皮膚の生理機能を低下させ
る場合もある。そこで、有機溶剤の代わりに、水を溶剤
とする水性のマニキュアの開発が望まれている。例え
ば、特開平3−133916号及び特開平4−2974
08号には、多層構造を有する水性複合ポリマーエマル
ションを含む水系美爪料が開示されている。また、特開
平4−103513号には、ガラス転移温度の差が10
℃以上である2種以上のアクリル系ポリマーエマルショ
ンを含有する水系美爪料が開示されている。
一般に有機溶剤にニトロセルロース系のラッカー及び色
素等を混合したものである。しかるに、有機溶剤は、健
康上の問題を有し、かつ爪や皮膚の生理機能を低下させ
る場合もある。そこで、有機溶剤の代わりに、水を溶剤
とする水性のマニキュアの開発が望まれている。例え
ば、特開平3−133916号及び特開平4−2974
08号には、多層構造を有する水性複合ポリマーエマル
ションを含む水系美爪料が開示されている。また、特開
平4−103513号には、ガラス転移温度の差が10
℃以上である2種以上のアクリル系ポリマーエマルショ
ンを含有する水系美爪料が開示されている。
【0003】しかし、これらの水系美爪料は、従来の有
機溶剤を使用したものに比較して、塗布後の乾燥性が悪
く、かつ乾燥初期の被膜の硬度の立ち上がりが遅い。さ
らに、得られた被膜は、耐久性、耐水性、特に耐温水性
及び耐洗剤性に乏しく、日常生活において、容易に剥が
れてしまうという欠点があった。その原因は、上記水系
美爪料が、いずれも最初に溶液重合をして得られたポリ
マーを保護コロイドとしてエマルション化してさらに重
合する、所謂保護コロイド重合法により得られたもので
あるからと考えられる。即ち、溶液重合をさせるにはポ
リマーを水に溶解させる必要があり、さらに保護コロイ
ド重合の際にはポリマーを水に分散させる必要がある。
そのため、ポリマーの分子量を低く抑える必要があると
ともに、ポリマーをより親水性の高い組成とする必要が
ある。親水性を高めるためには、塩形成基を有するモノ
マーの含有量を多くしたり、親水性の高いモノマーを中
心にした共重合体とする。ところが、このように親水性
の高い組成のポリマーのエマルションを含む組成物をマ
ニキュア剤として使用した場合、ポリマーの保水性が高
いことから、乾燥時の水離れが悪く、乾燥に時間を要
し、かつ形成された塗膜の耐水性も劣るという欠点があ
る。さらに、低分子量のポリマーを含むことから、耐久
性の点でも劣ったものとなる。
機溶剤を使用したものに比較して、塗布後の乾燥性が悪
く、かつ乾燥初期の被膜の硬度の立ち上がりが遅い。さ
らに、得られた被膜は、耐久性、耐水性、特に耐温水性
及び耐洗剤性に乏しく、日常生活において、容易に剥が
れてしまうという欠点があった。その原因は、上記水系
美爪料が、いずれも最初に溶液重合をして得られたポリ
マーを保護コロイドとしてエマルション化してさらに重
合する、所謂保護コロイド重合法により得られたもので
あるからと考えられる。即ち、溶液重合をさせるにはポ
リマーを水に溶解させる必要があり、さらに保護コロイ
ド重合の際にはポリマーを水に分散させる必要がある。
そのため、ポリマーの分子量を低く抑える必要があると
ともに、ポリマーをより親水性の高い組成とする必要が
ある。親水性を高めるためには、塩形成基を有するモノ
マーの含有量を多くしたり、親水性の高いモノマーを中
心にした共重合体とする。ところが、このように親水性
の高い組成のポリマーのエマルションを含む組成物をマ
ニキュア剤として使用した場合、ポリマーの保水性が高
いことから、乾燥時の水離れが悪く、乾燥に時間を要
し、かつ形成された塗膜の耐水性も劣るという欠点があ
る。さらに、低分子量のポリマーを含むことから、耐久
性の点でも劣ったものとなる。
【0004】ところで、塗料の分野において、コロイダ
ルシリカと樹脂とを複合した水分散性被覆組成物が知ら
れている(特開昭59-71316号公報)。この水分散性被覆
組成物は、この組成物を用いて形成された被膜が耐久性
と耐汚染性に優れていることを特徴とし、現在塗料とし
て工業的に利用されている。この組成物は、重合性二重
結合を有するシランカップリング剤でコロイダルシリカ
表面を処理した後、単量体を添加し、重合する方法によ
り製造される。しかるに、シランカップリング剤を使用
するために、その影響により粒子間で架橋が生じてしま
い、生成物の重合安定性や貯蔵安定性が悪いという問題
点があった。
ルシリカと樹脂とを複合した水分散性被覆組成物が知ら
れている(特開昭59-71316号公報)。この水分散性被覆
組成物は、この組成物を用いて形成された被膜が耐久性
と耐汚染性に優れていることを特徴とし、現在塗料とし
て工業的に利用されている。この組成物は、重合性二重
結合を有するシランカップリング剤でコロイダルシリカ
表面を処理した後、単量体を添加し、重合する方法によ
り製造される。しかるに、シランカップリング剤を使用
するために、その影響により粒子間で架橋が生じてしま
い、生成物の重合安定性や貯蔵安定性が悪いという問題
点があった。
【0005】また、上記以外の、コロイダルシリカを含
有した水分散組成物の製造方法として、例えば、コロ
イダルシリカの表面電荷とポリマー末端のイオン性基の
静電的相互作用を用いる方法(高分子論文集 ,40,4,p25
9(1983) )、コロイダルシリカ表面に両親媒性ポリマ
ーを吸着させた後、これをシードとして単量体を添加、
重合する方法(高分子論文集 ,40,10 ,p697(1983) )、
機械的な混合(メカノフュージョン)を利用する方法
等も知られている。しかし、及びでは、重合反応
は、固形分が10%位の低濃度で行われており、また、そ
の方法は複雑であるので工業的には不都合である。で
は、コロイダルシリカの複合化は不充分であり、得られ
る膜は多孔質になるため、耐水性等に劣る。
有した水分散組成物の製造方法として、例えば、コロ
イダルシリカの表面電荷とポリマー末端のイオン性基の
静電的相互作用を用いる方法(高分子論文集 ,40,4,p25
9(1983) )、コロイダルシリカ表面に両親媒性ポリマ
ーを吸着させた後、これをシードとして単量体を添加、
重合する方法(高分子論文集 ,40,10 ,p697(1983) )、
機械的な混合(メカノフュージョン)を利用する方法
等も知られている。しかし、及びでは、重合反応
は、固形分が10%位の低濃度で行われており、また、そ
の方法は複雑であるので工業的には不都合である。で
は、コロイダルシリカの複合化は不充分であり、得られ
る膜は多孔質になるため、耐水性等に劣る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明の目的
は、耐久性等に優れたコロイダルシリカと樹脂とを複合
した水分散性被覆組成物の重合安定性及び貯蔵安定性を
改良し、得られた水分散性被覆組成物を用いて、塗布後
の乾燥性が良好であり、かつ乾燥初期の被膜の硬度の立
ち上がりも早く、さらに、得られた被膜は、耐久性、耐
水性、特に耐温水性及び耐洗剤性に優れた、容易に剥れ
ない美爪用組成物を提供することにある。
は、耐久性等に優れたコロイダルシリカと樹脂とを複合
した水分散性被覆組成物の重合安定性及び貯蔵安定性を
改良し、得られた水分散性被覆組成物を用いて、塗布後
の乾燥性が良好であり、かつ乾燥初期の被膜の硬度の立
ち上がりも早く、さらに、得られた被膜は、耐久性、耐
水性、特に耐温水性及び耐洗剤性に優れた、容易に剥れ
ない美爪用組成物を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の問
題点を解決するため鋭意検討した結果、分子内に水酸基
を有するエチレン性不飽和単量体中の水酸基(−OH)
がコロイダルシリカの表面(SiOH)と水素結合し、
これがエチレン性不飽和単量体とコロイダルシリカとを
複合化させるのに有効であり、かつ得られた水分散物が
水性美爪用組成物として適したものであることを見出
し、本発明を完成した。
題点を解決するため鋭意検討した結果、分子内に水酸基
を有するエチレン性不飽和単量体中の水酸基(−OH)
がコロイダルシリカの表面(SiOH)と水素結合し、
これがエチレン性不飽和単量体とコロイダルシリカとを
複合化させるのに有効であり、かつ得られた水分散物が
水性美爪用組成物として適したものであることを見出
し、本発明を完成した。
【0008】すなわち、本発明は、分子内に水酸基を有
するエチレン性不飽和単量体(a)を0.1 〜50重量部含
有する単量体混合液100 重量部を、コロイダルシリカ
(c)0.5 〜100 重量部(固形分換算)の共存下、水分
散媒中で重合して得られる水分散物を含有する水性美爪
用組成物に関する。より具体的には、単量体混合液100
重量部中に、分子内に水酸基を有するエチレン性不飽和
単量体(a)0.1 〜50重量部とエチレン性不飽和単量体
(b)50〜99.9重量部とを含む単量体混合液を用いて得
られる水分散物を含有する水性美爪用組成物に関する。
するエチレン性不飽和単量体(a)を0.1 〜50重量部含
有する単量体混合液100 重量部を、コロイダルシリカ
(c)0.5 〜100 重量部(固形分換算)の共存下、水分
散媒中で重合して得られる水分散物を含有する水性美爪
用組成物に関する。より具体的には、単量体混合液100
重量部中に、分子内に水酸基を有するエチレン性不飽和
単量体(a)0.1 〜50重量部とエチレン性不飽和単量体
(b)50〜99.9重量部とを含む単量体混合液を用いて得
られる水分散物を含有する水性美爪用組成物に関する。
【0009】分子内に水酸基を有するエチレン性不飽和
単量体(a)としては、例えば、2-ヒドロキシエチル
(メタ)アクリレート、2-ヒドロキシプロピル(メタ)
アクリレート、3-ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレ
ート、2-ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、3-ヒ
ドロキシブチル(メタ)アクリレート、4-ヒドロキシブ
チル(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコールモ
ノ(メタ)アクリレート等を挙げることができる。ま
た、これらは単独又は2種以上を混合して使用してもよ
い。
単量体(a)としては、例えば、2-ヒドロキシエチル
(メタ)アクリレート、2-ヒドロキシプロピル(メタ)
アクリレート、3-ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレ
ート、2-ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、3-ヒ
ドロキシブチル(メタ)アクリレート、4-ヒドロキシブ
チル(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコールモ
ノ(メタ)アクリレート等を挙げることができる。ま
た、これらは単独又は2種以上を混合して使用してもよ
い。
【0010】本発明において、分子内に水酸基を有する
エチレン性不飽和単量体(a)以外に単量体混合液に含
まれる単量体は、上記単量体(a)と共重合可能な単量
体であれば、特に限定はない。そのような単量体として
は、例えば、エチレン性不飽和単量体(b)を挙げるこ
とができる。エチレン性不飽和単量体(b)としては、
メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレ
ート、イソプロピル(メタ)アクリレート、n−ブチル
(メタ)アクリレート、イソブチル(メタ)アクリレー
ト、n−アミル(メタ)アクリレート、イソアミル(メ
タ)アクリレート、n−ヘキシル(メタ)アクリレー
ト、2-エチルヘキシル(メタ)アクリレート、オクチル
(メタ)アクリレート、デシル(メタ)アクリレート、
ドデシル(メタ)アクリレート、オクタデシル(メタ)
アクリレート、シクロヘキシル(メタ)アクリレート、
フェニル(メタ)アクリレート、ベンジル(メタ)アク
リレート、2-ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、
ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート等の(メタ)
アクリル酸エステル類;酢酸ビニル、プロピオン酸ビニ
ル等のビニルエステル類;(メタ)アクリロニトリル;
スチレン、2-メチルスチレン、ビニルトルエン、t-ブチ
ルスチレン、クロルスチレン、ビニルアニソール、ビニ
ルナフタレン、ジビニルベンゼン等の芳香族ビニル類;
(メタ)アクリルアミド、N−メチロール(メタ)アク
リルアミド、ジアセトンアクリルアミド等のアミド類;
塩化ビニリデン、フッ化ビニリデン等のハロゲン化ビニ
デリン類;エチレン、プロピレン、イソプレン、ブタジ
エン、ビニルピロリドン、塩化ビニル、ビニルアミド、
クロロプレン等がある。これらは単独又は2種以上を混
合して使用してもよい。この他、アルケニルベンゼンと
共重合可能な単量体である(メタ)アクリル酸、マレイ
ン酸、無水マレイン酸、フマル酸、クロトン酸、イタコ
ン酸等のエチレン性不飽和カルボン酸類も使用できる。
エチレン性不飽和単量体(a)以外に単量体混合液に含
まれる単量体は、上記単量体(a)と共重合可能な単量
体であれば、特に限定はない。そのような単量体として
は、例えば、エチレン性不飽和単量体(b)を挙げるこ
とができる。エチレン性不飽和単量体(b)としては、
メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレ
ート、イソプロピル(メタ)アクリレート、n−ブチル
(メタ)アクリレート、イソブチル(メタ)アクリレー
ト、n−アミル(メタ)アクリレート、イソアミル(メ
タ)アクリレート、n−ヘキシル(メタ)アクリレー
ト、2-エチルヘキシル(メタ)アクリレート、オクチル
(メタ)アクリレート、デシル(メタ)アクリレート、
ドデシル(メタ)アクリレート、オクタデシル(メタ)
アクリレート、シクロヘキシル(メタ)アクリレート、
フェニル(メタ)アクリレート、ベンジル(メタ)アク
リレート、2-ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、
ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート等の(メタ)
アクリル酸エステル類;酢酸ビニル、プロピオン酸ビニ
ル等のビニルエステル類;(メタ)アクリロニトリル;
スチレン、2-メチルスチレン、ビニルトルエン、t-ブチ
ルスチレン、クロルスチレン、ビニルアニソール、ビニ
ルナフタレン、ジビニルベンゼン等の芳香族ビニル類;
(メタ)アクリルアミド、N−メチロール(メタ)アク
リルアミド、ジアセトンアクリルアミド等のアミド類;
塩化ビニリデン、フッ化ビニリデン等のハロゲン化ビニ
デリン類;エチレン、プロピレン、イソプレン、ブタジ
エン、ビニルピロリドン、塩化ビニル、ビニルアミド、
クロロプレン等がある。これらは単独又は2種以上を混
合して使用してもよい。この他、アルケニルベンゼンと
共重合可能な単量体である(メタ)アクリル酸、マレイ
ン酸、無水マレイン酸、フマル酸、クロトン酸、イタコ
ン酸等のエチレン性不飽和カルボン酸類も使用できる。
【0011】尚、上記の説明中、(メタ)アクリレー
ト、(メタ)アクリル酸、(メタ)アクリロニトリル及
び(メタ)アクリルアミドは、メタクリレート、アクリ
レート;メタクリル酸、アクリル酸;メタクリロニトリ
ル、アクリロニトリル;メタクリルアミド、アクリルア
ミドを意味する。
ト、(メタ)アクリル酸、(メタ)アクリロニトリル及
び(メタ)アクリルアミドは、メタクリレート、アクリ
レート;メタクリル酸、アクリル酸;メタクリロニトリ
ル、アクリロニトリル;メタクリルアミド、アクリルア
ミドを意味する。
【0012】更に、コロイダルシリカ(c)としては、
粒子径が4 〜100nm を有し、負に帯電した無定形シリカ
粒子が水中に分散してコロイド状をなしており、酸性側
及び塩基性側のいずれであっても用いることができ、重
合時の諸条件によって適した物を用いることができる。
その代表例として、塩基性側コロイダルシリカとして
は、スノーテックスXS、同上−XL、同上−20、同上
−30、同上−40、同上−50、同上−C、同上−N、同上
−S、同上−20L(いずれも、商品名、日産化学工業社
製)等があり、他方、酸性側コロイダルシリカとして
は、スノーテックス−O、同上−OL(いずれも、商品
名、日産化学工業社製)等がある。その他、触媒化成工
業社製、デュポン社製、ナルコケミカル社製等の市販品
もある。
粒子径が4 〜100nm を有し、負に帯電した無定形シリカ
粒子が水中に分散してコロイド状をなしており、酸性側
及び塩基性側のいずれであっても用いることができ、重
合時の諸条件によって適した物を用いることができる。
その代表例として、塩基性側コロイダルシリカとして
は、スノーテックスXS、同上−XL、同上−20、同上
−30、同上−40、同上−50、同上−C、同上−N、同上
−S、同上−20L(いずれも、商品名、日産化学工業社
製)等があり、他方、酸性側コロイダルシリカとして
は、スノーテックス−O、同上−OL(いずれも、商品
名、日産化学工業社製)等がある。その他、触媒化成工
業社製、デュポン社製、ナルコケミカル社製等の市販品
もある。
【0013】分子内に水酸基を有するエチレン性不飽和
単量体(a)の量は、単量体混合液100 重量部当たり、
0.1 〜50重量部とすることが適当である。また、単量体
(a)以外の単量体、例えば、エチレン性不飽和単量体
(b)は、単量体混合液100重量部当たり、50〜99.9重
量部とする。本発明の重合反応において、分子内に水酸
基を有するエチレン性不飽和単量体(a)の役割は、そ
の中の水酸基(OH)がコロイダルシリカの表面(Si
OH)と水素結合することによってエチレン性不飽和単
量体(b)とコロイダルシリカ(c)とを複合化させる
ことであると考えられる。よって、単量体(a)の量が
0.1 重量部未満では、コロイダルシリカとの結合が不十
分となり複合化が期待できない。一方、単量体(a)の
量が50重量部を超えると、塗膜にした時に耐水性が低下
してしまう等の弊害が生じる。単量体(a)の効果をよ
り高め、かつ耐水性にも優れるという観点から、単量体
(a)の量は、単量体混合液100 重量部当たり、1 〜20
重量部の範囲とすることが好ましい。
単量体(a)の量は、単量体混合液100 重量部当たり、
0.1 〜50重量部とすることが適当である。また、単量体
(a)以外の単量体、例えば、エチレン性不飽和単量体
(b)は、単量体混合液100重量部当たり、50〜99.9重
量部とする。本発明の重合反応において、分子内に水酸
基を有するエチレン性不飽和単量体(a)の役割は、そ
の中の水酸基(OH)がコロイダルシリカの表面(Si
OH)と水素結合することによってエチレン性不飽和単
量体(b)とコロイダルシリカ(c)とを複合化させる
ことであると考えられる。よって、単量体(a)の量が
0.1 重量部未満では、コロイダルシリカとの結合が不十
分となり複合化が期待できない。一方、単量体(a)の
量が50重量部を超えると、塗膜にした時に耐水性が低下
してしまう等の弊害が生じる。単量体(a)の効果をよ
り高め、かつ耐水性にも優れるという観点から、単量体
(a)の量は、単量体混合液100 重量部当たり、1 〜20
重量部の範囲とすることが好ましい。
【0014】コロイダルシリカ(c)の量は、分子内に
水酸基を有するエチレン性不飽和単量体(a)を含有す
る単量体混合液100 重量部に対して、固形分換算で0.5
〜100 重量部である。コロイダルシリカ(c)の量が0.
5 重量部未満では、シリカの効果である耐久性、耐溶剤
性、透湿性、耐ブロッキング性等が発揮されず実用的で
ない。また、100 重量部を超えると、コロイダルシリカ
の影響によって被膜の透明性が損なわれ、かつ硬度は高
くなるが、被膜が脆くなり、機械的強度が低下して剥離
しやすくなってしまう等の弊害が生じる。シリカの効果
がより発揮され、かつ造膜も良いという観点から、コロ
イダルシリカ(c)の量は、上記混合液100 重量部に対
して、固形分換算で2 〜50重量部の範囲とすることか好
ましい。
水酸基を有するエチレン性不飽和単量体(a)を含有す
る単量体混合液100 重量部に対して、固形分換算で0.5
〜100 重量部である。コロイダルシリカ(c)の量が0.
5 重量部未満では、シリカの効果である耐久性、耐溶剤
性、透湿性、耐ブロッキング性等が発揮されず実用的で
ない。また、100 重量部を超えると、コロイダルシリカ
の影響によって被膜の透明性が損なわれ、かつ硬度は高
くなるが、被膜が脆くなり、機械的強度が低下して剥離
しやすくなってしまう等の弊害が生じる。シリカの効果
がより発揮され、かつ造膜も良いという観点から、コロ
イダルシリカ(c)の量は、上記混合液100 重量部に対
して、固形分換算で2 〜50重量部の範囲とすることか好
ましい。
【0015】本発明で用いる水分散組成物は、反応容器
内にコロイダルシリカ及び純水を所定量入れ、次いで界
面活性剤を全固形分100 重量部に対して0.1 〜10重量
部、好ましくは0.5 〜3 重量部入れ、所定量の分子内に
水酸基を有するエチレン性不飽和単量体(a)を含有す
る単量体混合液を一括又は連続で滴下する。この場合、
予め単量体混合液を、水及び界面活性剤と混合して乳化
物としてもよい。
内にコロイダルシリカ及び純水を所定量入れ、次いで界
面活性剤を全固形分100 重量部に対して0.1 〜10重量
部、好ましくは0.5 〜3 重量部入れ、所定量の分子内に
水酸基を有するエチレン性不飽和単量体(a)を含有す
る単量体混合液を一括又は連続で滴下する。この場合、
予め単量体混合液を、水及び界面活性剤と混合して乳化
物としてもよい。
【0016】ここで用いられる界面活性剤としては、例
えば、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、ラウリ
ル硫酸ナトリウム、アルキルジフェニルエーテルジスル
ホン酸ナトリウム、アルキルナフタレンスルホン酸ナト
リウム、ジアルキルスルホコハク酸ナトリウム、ステア
リン酸ナトリウム、オレイン酸カリウム、ナトリウムジ
オクチルスルホサクシネート、ポリオキシエチレンアル
キルエーテル硫酸ナトリウム、ポリオキシエチレンアル
キルエーテル硫酸ナトリウム、ポリオキシエチレンアル
キルフェニルエーテル硫酸ナトリウム等のアニオン性界
面活性剤;ジアルキルスルホコハク酸ナトリウム、ステ
アリン酸ナトリウム、オレイン酸ナトリウム等のアニオ
ン性界面活性剤;ポリオキシエチレンラウリルエーテ
ル、ポリオキシエチレンオクチルフェニルエーテル、ポ
リオキシエチレンオレイルフェニルエーテル、ポリオキ
シエチレンノニルフェニルエーテル、オキシエチレン・
オキシプロピレンブロックコポリマー等の非イオン性界
面活性剤;ラウリルトリメチルアンモニウムクロライ
ド、ステアリルトリメチルアンモニウムクロリド等のカ
チオン性界面活性剤等が挙げられる。尚、界面活性剤の
量が0.1 重量部未満では、生成物の重合安定性が低下し
てしまう傾向があり、また、10重量部を超えると、塗膜
としての耐水性等が低下してしまう傾向がある。
えば、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、ラウリ
ル硫酸ナトリウム、アルキルジフェニルエーテルジスル
ホン酸ナトリウム、アルキルナフタレンスルホン酸ナト
リウム、ジアルキルスルホコハク酸ナトリウム、ステア
リン酸ナトリウム、オレイン酸カリウム、ナトリウムジ
オクチルスルホサクシネート、ポリオキシエチレンアル
キルエーテル硫酸ナトリウム、ポリオキシエチレンアル
キルエーテル硫酸ナトリウム、ポリオキシエチレンアル
キルフェニルエーテル硫酸ナトリウム等のアニオン性界
面活性剤;ジアルキルスルホコハク酸ナトリウム、ステ
アリン酸ナトリウム、オレイン酸ナトリウム等のアニオ
ン性界面活性剤;ポリオキシエチレンラウリルエーテ
ル、ポリオキシエチレンオクチルフェニルエーテル、ポ
リオキシエチレンオレイルフェニルエーテル、ポリオキ
シエチレンノニルフェニルエーテル、オキシエチレン・
オキシプロピレンブロックコポリマー等の非イオン性界
面活性剤;ラウリルトリメチルアンモニウムクロライ
ド、ステアリルトリメチルアンモニウムクロリド等のカ
チオン性界面活性剤等が挙げられる。尚、界面活性剤の
量が0.1 重量部未満では、生成物の重合安定性が低下し
てしまう傾向があり、また、10重量部を超えると、塗膜
としての耐水性等が低下してしまう傾向がある。
【0017】重合温度は、使用する単量体や重合開始剤
の種類等によって異なるが、通常は30〜90℃の範囲とす
ることが適当である。重合開始剤としては、例えば、過
酸化水素、過硫酸アンモニウム、過硫酸カリウム等の過
硫酸塩;アゾビスイソブチロニトリル等のアゾ系開始
剤;クメンハイドロパーオキシド、t-ブチルハイドロパ
ーオキシド等の有機過酸化物;これらの過硫酸塩又は過
酸化物と、鉄イオン等の金属イオン、ナトリウムスルホ
キシレート、ピロ亜硫酸ナトリウム、L−アスコルビン
酸等の還元剤との組合せによるレドックス開始剤が挙げ
られる。これらの開始剤は全固形分100 重量部に対して
例えば0.1 〜4 重量部使用される。
の種類等によって異なるが、通常は30〜90℃の範囲とす
ることが適当である。重合開始剤としては、例えば、過
酸化水素、過硫酸アンモニウム、過硫酸カリウム等の過
硫酸塩;アゾビスイソブチロニトリル等のアゾ系開始
剤;クメンハイドロパーオキシド、t-ブチルハイドロパ
ーオキシド等の有機過酸化物;これらの過硫酸塩又は過
酸化物と、鉄イオン等の金属イオン、ナトリウムスルホ
キシレート、ピロ亜硫酸ナトリウム、L−アスコルビン
酸等の還元剤との組合せによるレドックス開始剤が挙げ
られる。これらの開始剤は全固形分100 重量部に対して
例えば0.1 〜4 重量部使用される。
【0018】得られた水分散物は、最終的に塩基物質で
中和を行うことが好ましい。この中和により、水分散物
のpHを7.5 以上にすることが好ましい。水分散物のpHを
7.5以上とすることにより、該水分散物を含む本発明の
美爪用組成物の貯蔵安定性等をより高めることができ
る。使用する塩基物質としては、例えば、アンモニア、
水酸化カリウム、水酸化ナトリウム、モノメチルアミ
ン、モノエチルアミン、ジメチルアミン、ジエチルアミ
ン、モノエタノールアミン、トリメチルアミン、トリエ
チルアミン、ジメチルエタノールアミン、ジエチルエタ
ノールアミン、トリエタノールアミン等を挙げることが
できる。尚、塩基物質の選択に当たっては、中和して得
られる水分散物の貯蔵安定性等がより高くなるように考
慮することが好ましい。
中和を行うことが好ましい。この中和により、水分散物
のpHを7.5 以上にすることが好ましい。水分散物のpHを
7.5以上とすることにより、該水分散物を含む本発明の
美爪用組成物の貯蔵安定性等をより高めることができ
る。使用する塩基物質としては、例えば、アンモニア、
水酸化カリウム、水酸化ナトリウム、モノメチルアミ
ン、モノエチルアミン、ジメチルアミン、ジエチルアミ
ン、モノエタノールアミン、トリメチルアミン、トリエ
チルアミン、ジメチルエタノールアミン、ジエチルエタ
ノールアミン、トリエタノールアミン等を挙げることが
できる。尚、塩基物質の選択に当たっては、中和して得
られる水分散物の貯蔵安定性等がより高くなるように考
慮することが好ましい。
【0019】本発明の水性美爪用組成物は、上記水分散
物を固形分として例えば5〜50重量%含有することが
できる。尚、この固形分含有量は、上記水分散物に使用
した単量体及びコロイダルシリカの種類や量を考慮し、
かつ水性美爪用組成物としたときの、乾燥性、耐久性等
の性質を考慮して、適宜選択変更することができる。
物を固形分として例えば5〜50重量%含有することが
できる。尚、この固形分含有量は、上記水分散物に使用
した単量体及びコロイダルシリカの種類や量を考慮し、
かつ水性美爪用組成物としたときの、乾燥性、耐久性等
の性質を考慮して、適宜選択変更することができる。
【0020】本発明の美爪用組成物は、上記の水分散物
以外に、パール顔料、顔料ペースト等の顔料;有機染料
等の染料;ベントナイト、モンモリロナイト等の分散助
剤(沈降防止剤);ビタミンE等の薬剤;紫外線吸収
剤;殺菌剤;防腐剤;香料;例えばフタル酸系やリン酸
系の可塑剤;例えばグリコール系の被覆形成剤;例えば
シリコン系の被覆平滑剤;又は例えばアクリル系の合成
増粘剤や例えばキサンダンガム等の天然系増粘剤等を含
んでもよい。これらの添加剤は、通常の美爪剤に使用さ
れる割合で添加することができ、例えば0.001〜1
0重量%、好ましくは0.1〜3重量%の範囲で使用さ
れる。
以外に、パール顔料、顔料ペースト等の顔料;有機染料
等の染料;ベントナイト、モンモリロナイト等の分散助
剤(沈降防止剤);ビタミンE等の薬剤;紫外線吸収
剤;殺菌剤;防腐剤;香料;例えばフタル酸系やリン酸
系の可塑剤;例えばグリコール系の被覆形成剤;例えば
シリコン系の被覆平滑剤;又は例えばアクリル系の合成
増粘剤や例えばキサンダンガム等の天然系増粘剤等を含
んでもよい。これらの添加剤は、通常の美爪剤に使用さ
れる割合で添加することができ、例えば0.001〜1
0重量%、好ましくは0.1〜3重量%の範囲で使用さ
れる。
【0021】さらに、本発明の水性美爪用組成物は、上
記の水分散物以外に、水性樹脂として、カルボキシル基
等を有するアニオン系のポリウレタン及びこれらの塩基
付加塩であるポリウレタン;第一級、第二級、第三級ア
ミン等のカチオン基を有するポリウレタン及びこれらの
酸付加塩や第四級アンモニウム塩であるカチオン性ポリ
ウレタン;アミノ酸型若しくはベタイン型等の両性ポリ
ウレタン;ポリエチレングリコールや多価アルコール等
をモノマー成分として製造されるノニオン性ポリウレタ
ン;汎用の乳化重合法で製造された水性アクリル樹脂、
水性スチレン樹脂、水性アクリル−スチレン樹脂;天然
ワックス乳化物、ポリエチレン乳化物;またはアルカリ
可溶性樹脂等の水性樹脂組成物をさらに含んでもよい。
これらの水性樹脂は、硬度、光沢、耐候性、密着性、ま
たは静電防止等の目的で、美爪剤組成物の総重量に対し
て、30重量%以下、好ましくは15重量%以下、特に
好ましくは10重量%以下で使用される。
記の水分散物以外に、水性樹脂として、カルボキシル基
等を有するアニオン系のポリウレタン及びこれらの塩基
付加塩であるポリウレタン;第一級、第二級、第三級ア
ミン等のカチオン基を有するポリウレタン及びこれらの
酸付加塩や第四級アンモニウム塩であるカチオン性ポリ
ウレタン;アミノ酸型若しくはベタイン型等の両性ポリ
ウレタン;ポリエチレングリコールや多価アルコール等
をモノマー成分として製造されるノニオン性ポリウレタ
ン;汎用の乳化重合法で製造された水性アクリル樹脂、
水性スチレン樹脂、水性アクリル−スチレン樹脂;天然
ワックス乳化物、ポリエチレン乳化物;またはアルカリ
可溶性樹脂等の水性樹脂組成物をさらに含んでもよい。
これらの水性樹脂は、硬度、光沢、耐候性、密着性、ま
たは静電防止等の目的で、美爪剤組成物の総重量に対し
て、30重量%以下、好ましくは15重量%以下、特に
好ましくは10重量%以下で使用される。
【0022】本発明の美爪用組成物は、実質的に水性組
成物として提供されるが、上記の水性樹脂等の製造にあ
たり使用された有機溶剤が、皮膚刺激等を惹起しないか
ぎりにおいて微量含有されていてもよい。この様な有機
溶剤としては、アセトン、メチルエチルケトン等を例示
することができる。また、本発明の美爪用組成物の樹脂
被膜の乾燥を促進する目的や殺菌の目的で、微量の揮発
性水性有機溶剤を添加するこものできる。このような揮
発性水性有機溶剤として、エタノールやイソプロパノー
ルを例示することができる。これらの有機溶剤は、美爪
用組成物の総重量に対して10重量%以下で使用され
る。
成物として提供されるが、上記の水性樹脂等の製造にあ
たり使用された有機溶剤が、皮膚刺激等を惹起しないか
ぎりにおいて微量含有されていてもよい。この様な有機
溶剤としては、アセトン、メチルエチルケトン等を例示
することができる。また、本発明の美爪用組成物の樹脂
被膜の乾燥を促進する目的や殺菌の目的で、微量の揮発
性水性有機溶剤を添加するこものできる。このような揮
発性水性有機溶剤として、エタノールやイソプロパノー
ルを例示することができる。これらの有機溶剤は、美爪
用組成物の総重量に対して10重量%以下で使用され
る。
【0023】本発明の美爪用組成物の使用に際しては、
爪にハケ塗りすればよく、塗布後の美爪剤組成物は短時
間で乾燥硬化して強靱な被膜を与える。爪に0.04ミ
リ程度の厚さで本発明の美爪剤組成物を塗布した場合、
被膜の硬化時間は、一般に室温で約30〜80秒であ
る。
爪にハケ塗りすればよく、塗布後の美爪剤組成物は短時
間で乾燥硬化して強靱な被膜を与える。爪に0.04ミ
リ程度の厚さで本発明の美爪剤組成物を塗布した場合、
被膜の硬化時間は、一般に室温で約30〜80秒であ
る。
【0024】本発明の美爪用組成物を塗布して形成され
る被膜は、従来徐光液として使用されているトルエン、
キシレン、アセトン、酢酸エチル、エタノール等の有機
溶剤により容易に除去することができる。また、硬化後
の被膜は、上記の有機溶剤を単独で使用することなく、
水、若しくは水及び有機溶剤の均一混合物によっても除
去可能である。有機溶剤を単独で使用すると皮膚刺激や
肝臓障害を惹起することもあるので、徐光液として水、
若しくは水及び有機溶剤の均一混合物を使用することが
好ましい。
る被膜は、従来徐光液として使用されているトルエン、
キシレン、アセトン、酢酸エチル、エタノール等の有機
溶剤により容易に除去することができる。また、硬化後
の被膜は、上記の有機溶剤を単独で使用することなく、
水、若しくは水及び有機溶剤の均一混合物によっても除
去可能である。有機溶剤を単独で使用すると皮膚刺激や
肝臓障害を惹起することもあるので、徐光液として水、
若しくは水及び有機溶剤の均一混合物を使用することが
好ましい。
【0025】
【実施例】以下に、実施例及び参考例により本発明を詳
細に説明する。尚、実施例及び参考例中、使用するエチ
レン性不飽和単量体等は、次の略号で示す。 MMA:メチルメタクリエート、ST:スチレン、n−
BA:n−ブチルアクリレート、MAc:メタクリル
酸、HEMA:2−ヒドロキシエチルメタクリレート、
AAm:アクリルアマイド、2EHA:2エチルヘキシ
ルアクリレート、KPS:過硫酸カリウム。
細に説明する。尚、実施例及び参考例中、使用するエチ
レン性不飽和単量体等は、次の略号で示す。 MMA:メチルメタクリエート、ST:スチレン、n−
BA:n−ブチルアクリレート、MAc:メタクリル
酸、HEMA:2−ヒドロキシエチルメタクリレート、
AAm:アクリルアマイド、2EHA:2エチルヘキシ
ルアクリレート、KPS:過硫酸カリウム。
【0026】合成例1 反応容器(撹拌機、還流コンデンサー、滴下装置及び温
度計付き)に、純水85.8部、エマールO(株式会社
花王製)0.5部、スノーテックスO(日産化学工業株
式会社製)5.0部(固形分換算)仕込み、窒素雰囲気
中、撹拌下、温度72℃でKPS0.5部を添加した。
次に、ST22.2部、MMA33.0部、n−BA3
9.8部、MAc2.0部、HEMA2.0部、AAm
1.0部を、3時間にわたって連続的に反応容器中に滴
下した。滴下終了後、3時間熟成を行った。その後、常
温まで冷却し中和剤としてアンモニア水を添加しpHを
8.0に調整し、固形分50%の水分散組成物を得た。
度計付き)に、純水85.8部、エマールO(株式会社
花王製)0.5部、スノーテックスO(日産化学工業株
式会社製)5.0部(固形分換算)仕込み、窒素雰囲気
中、撹拌下、温度72℃でKPS0.5部を添加した。
次に、ST22.2部、MMA33.0部、n−BA3
9.8部、MAc2.0部、HEMA2.0部、AAm
1.0部を、3時間にわたって連続的に反応容器中に滴
下した。滴下終了後、3時間熟成を行った。その後、常
温まで冷却し中和剤としてアンモニア水を添加しpHを
8.0に調整し、固形分50%の水分散組成物を得た。
【0027】合成例2 反応容器(撹拌機、還流コンデンサー、滴下装置及び温
度計付き)に、純水67.6部、エマールO(株式会社
花王製)0.5部、スノーテックスO(日産化学工業株
式会社製)20.0部(固形分換算)仕込み、窒素雰囲
気中、撹拌下、温度72℃でKPS0.5部を添加し
た。次に、ST22.2部、MMA33.0部、n−B
A39.8部、MAc2.0部、HEMA2.0部、A
Am1.0部を、3時間にわたって連続的に反応容器中
に滴下した。滴下終了後、3時間熟成を行った。その
後、常温まで冷却し中和剤としてアンモニア水を添加し
pHを8.0に調整し、固形分45%の水分散組成物を
得た。
度計付き)に、純水67.6部、エマールO(株式会社
花王製)0.5部、スノーテックスO(日産化学工業株
式会社製)20.0部(固形分換算)仕込み、窒素雰囲
気中、撹拌下、温度72℃でKPS0.5部を添加し
た。次に、ST22.2部、MMA33.0部、n−B
A39.8部、MAc2.0部、HEMA2.0部、A
Am1.0部を、3時間にわたって連続的に反応容器中
に滴下した。滴下終了後、3時間熟成を行った。その
後、常温まで冷却し中和剤としてアンモニア水を添加し
pHを8.0に調整し、固形分45%の水分散組成物を
得た。
【0028】合成例3〜4 各々、実施例1、2において原料組成をTg=40℃に
した以外は、全く同様に操作し、水分散組成物を得た。
した以外は、全く同様に操作し、水分散組成物を得た。
【0029】比較合成例1 撹拌機、コンデンサー、温度計及び滴下装置を取り付け
た反応容器に純水314.0g、エマールO1.5gを
仕込み、窒素雰囲気中、撹拌下、温度70℃でKPS
1.5gを添加した。次に、ST150.0g、MMA
193.5g、n−BA70.0g、2EHA61.5
g、MAc10.0g、HEMA10.0g、t−DM
0.5gを純水170.0g、AAM5.0g及びエマ
ールO1.0gで乳化したものを、4時間にわたって連
続的に反応容器に滴下した。滴下終了後、1時間熟成し
た。その後、常温まで冷却し、中和剤としてアンモニア
水を添加しpHを7.5及び純水で固形分50%に調整
し、エマルション組成物を得た。原料の単量体組成とT
gを表1に示す。
た反応容器に純水314.0g、エマールO1.5gを
仕込み、窒素雰囲気中、撹拌下、温度70℃でKPS
1.5gを添加した。次に、ST150.0g、MMA
193.5g、n−BA70.0g、2EHA61.5
g、MAc10.0g、HEMA10.0g、t−DM
0.5gを純水170.0g、AAM5.0g及びエマ
ールO1.0gで乳化したものを、4時間にわたって連
続的に反応容器に滴下した。滴下終了後、1時間熟成し
た。その後、常温まで冷却し、中和剤としてアンモニア
水を添加しpHを7.5及び純水で固形分50%に調整
し、エマルション組成物を得た。原料の単量体組成とT
gを表1に示す。
【0030】比較合成例2 撹拌機、コンデンサー、温度計及び滴下装置を取り付け
た反応容器に純水314.0g、エマールO1.5gを
仕込み、窒素雰囲気中、撹拌下、温度70℃でKPS
1.5gを添加した。次に、ST150.0g、MMA
155.0g、2EHA170.0g、MAc10.0
g、HEMA10.0g、t−DM0.5gを純水17
0.0g、AAM5.0g及びエマールO1.0gで乳
化したものを、4時間にわたって連続的に反応容器に滴
下した。滴下終了後、1時間熟成した。その後、常温ま
で冷却し、中和剤としてアンモニア水を添加しpHを
7.5及び純水で固形分50%に調整し、エマルション
組成物を得た。原料の単量体組成とTgを表1に示す。
た反応容器に純水314.0g、エマールO1.5gを
仕込み、窒素雰囲気中、撹拌下、温度70℃でKPS
1.5gを添加した。次に、ST150.0g、MMA
155.0g、2EHA170.0g、MAc10.0
g、HEMA10.0g、t−DM0.5gを純水17
0.0g、AAM5.0g及びエマールO1.0gで乳
化したものを、4時間にわたって連続的に反応容器に滴
下した。滴下終了後、1時間熟成した。その後、常温ま
で冷却し、中和剤としてアンモニア水を添加しpHを
7.5及び純水で固形分50%に調整し、エマルション
組成物を得た。原料の単量体組成とTgを表1に示す。
【0031】
【表1】
【0032】実施例1〜6 ホモミキサー付のビーカーに、表2及び3に示す組成に
なるように膜形成剤、可塑剤、界面活性剤及び水を入
れ、攪拌しながら、顔料又は染料等を少しずつ加えて、
完全に分散させた。次いで、上記合成例で得たエマルシ
ョンを加えて均一な本発明の美爪用組成物を得た。得ら
れた美爪用組成物について、初期のつや、乾燥速度、1
日後のつやの減少率、初期硬度、密着性、耐水性、耐洗
剤性、耐汚染性及び耐擦り傷性を下記の要領で試験し
た。結果を表4に示す。
なるように膜形成剤、可塑剤、界面活性剤及び水を入
れ、攪拌しながら、顔料又は染料等を少しずつ加えて、
完全に分散させた。次いで、上記合成例で得たエマルシ
ョンを加えて均一な本発明の美爪用組成物を得た。得ら
れた美爪用組成物について、初期のつや、乾燥速度、1
日後のつやの減少率、初期硬度、密着性、耐水性、耐洗
剤性、耐汚染性及び耐擦り傷性を下記の要領で試験し
た。結果を表4に示す。
【0033】比較例1、2 ホモミキサー付のビーカーに、表3に示す組成になるよ
うに膜形成剤、可塑剤、界面活性剤及び水を入れ、攪拌
しながら、顔料又は染料等を少しずつ加えて、完全に分
散させた。次いで、比較合成例1及び/又は2のエマル
ションを加えて均一な比較例1及び2の美爪用組成物を
得た。得られた美爪用組成物について、実施例と同様に
試験を行い結果を表4に示す。
うに膜形成剤、可塑剤、界面活性剤及び水を入れ、攪拌
しながら、顔料又は染料等を少しずつ加えて、完全に分
散させた。次いで、比較合成例1及び/又は2のエマル
ションを加えて均一な比較例1及び2の美爪用組成物を
得た。得られた美爪用組成物について、実施例と同様に
試験を行い結果を表4に示す。
【0034】
【表2】
【0035】
【表3】
【0036】
【表4】
【0037】試験方法 (1)初期のつや 900×300mmの無反射黒色メラミン樹脂板を均等
に4等分し、美爪用組成物5ミリリットルを塗布した。
温度20℃、相対湿度60%の条件下で60分間放置し
た後に入射角と受光角とがそれぞれ60度のときの反射
率を光沢計を用いて、JIS Z 8741(鏡面光沢
測定方法)に準じて被膜の光沢を測定した(単位:
%)。 (2)乾燥速度 上記(1)と同様に、美爪用組成物を黒色メラミン樹脂
板に塗布した後、上記(1)と同様にして温度20℃、
相対湿度60%の条件下で指触乾燥時間を測定した(J
IS K 5400)(単位:秒)。 (3)1日後のつやの減少率と密着性 人指し指、中指及び薬指の各指の爪に一定量の美爪用組
成物をエナメル刷毛にて塗布して、被膜のつや(G1 )
を測定した。次に、日常の炊事及び入浴等を行って1日
経過後の被膜のつや(G2 )を測定して、塗布直後のつ
や(G1 )と比較して1日後のつやの減少率〔((G1
−G2 )/G1 )×100〕(単位:%)を求めた。1
日経過後に被膜のつやを測定した後、爪の被膜にセロハ
ンテープを貼り、強く剥がしたときの被膜の剥離の有無
を肉眼で観察した。
に4等分し、美爪用組成物5ミリリットルを塗布した。
温度20℃、相対湿度60%の条件下で60分間放置し
た後に入射角と受光角とがそれぞれ60度のときの反射
率を光沢計を用いて、JIS Z 8741(鏡面光沢
測定方法)に準じて被膜の光沢を測定した(単位:
%)。 (2)乾燥速度 上記(1)と同様に、美爪用組成物を黒色メラミン樹脂
板に塗布した後、上記(1)と同様にして温度20℃、
相対湿度60%の条件下で指触乾燥時間を測定した(J
IS K 5400)(単位:秒)。 (3)1日後のつやの減少率と密着性 人指し指、中指及び薬指の各指の爪に一定量の美爪用組
成物をエナメル刷毛にて塗布して、被膜のつや(G1 )
を測定した。次に、日常の炊事及び入浴等を行って1日
経過後の被膜のつや(G2 )を測定して、塗布直後のつ
や(G1 )と比較して1日後のつやの減少率〔((G1
−G2 )/G1 )×100〕(単位:%)を求めた。1
日経過後に被膜のつやを測定した後、爪の被膜にセロハ
ンテープを貼り、強く剥がしたときの被膜の剥離の有無
を肉眼で観察した。
【0038】(4)初期硬度 (1)と同様に美爪用組成物を無反射黒色メラミン樹脂
板に塗布し、2時間経過後の被膜の硬度をヌープ硬度計
を用いて測定した(単位:KHN)。 (5)耐水性 (3)と同様に美爪用組成物を爪に塗布し、2時間経過
後に43℃の温水中に30分間美爪用組成物を塗布した
爪を浸漬し、次に水道水に10分間浸漬した。さらに6
0分間置いて水道水に10分間浸漬する試験を5回繰り
返した。塗布後24時間経過時に被膜の劣化の程度を肉
眼で観察した。 (6)耐洗剤性 (3)と同様に美爪用組成物を爪に塗布し、2時間経過
後に常温の5%石鹸水中に30分間美爪用組成物を塗布
した爪を浸漬し、次に水道水に10分間浸漬した。さら
に60分間置いて水道水に10分間浸漬する試験を5回
繰り返した。塗布後24時間経過時に被膜の劣化の程度
を肉眼で観察した。
板に塗布し、2時間経過後の被膜の硬度をヌープ硬度計
を用いて測定した(単位:KHN)。 (5)耐水性 (3)と同様に美爪用組成物を爪に塗布し、2時間経過
後に43℃の温水中に30分間美爪用組成物を塗布した
爪を浸漬し、次に水道水に10分間浸漬した。さらに6
0分間置いて水道水に10分間浸漬する試験を5回繰り
返した。塗布後24時間経過時に被膜の劣化の程度を肉
眼で観察した。 (6)耐洗剤性 (3)と同様に美爪用組成物を爪に塗布し、2時間経過
後に常温の5%石鹸水中に30分間美爪用組成物を塗布
した爪を浸漬し、次に水道水に10分間浸漬した。さら
に60分間置いて水道水に10分間浸漬する試験を5回
繰り返した。塗布後24時間経過時に被膜の劣化の程度
を肉眼で観察した。
【0039】(7)耐汚染性 (3)と同様に美爪用組成物を爪に塗布し、24時間経
過後に、塗布した被膜の上に一定量のカーボンブラック
を載せ、一定の力で10回擦ったときのカーボンブラッ
クの付着状態を肉眼で観察した。 3(優):影響なし。 2(可):僅かに被膜が黒くなる。 1(劣る):被膜にカーボンブラックが入り込み黒色に
なる。 (8)耐擦り傷性 (1)と同様に美爪用組成物を黒色無反射メラミン樹脂
板に5回塗布し、24時間常温で経過した後の被膜のに
ついて、テーバー試験摩耗輪C−17を乗せ、50サイ
クル行った後の摩耗量をmgで表示した。
過後に、塗布した被膜の上に一定量のカーボンブラック
を載せ、一定の力で10回擦ったときのカーボンブラッ
クの付着状態を肉眼で観察した。 3(優):影響なし。 2(可):僅かに被膜が黒くなる。 1(劣る):被膜にカーボンブラックが入り込み黒色に
なる。 (8)耐擦り傷性 (1)と同様に美爪用組成物を黒色無反射メラミン樹脂
板に5回塗布し、24時間常温で経過した後の被膜のに
ついて、テーバー試験摩耗輪C−17を乗せ、50サイ
クル行った後の摩耗量をmgで表示した。
【0040】
【発明の効果】本発明によれば、貯蔵安定性に優れ、塗
布後の乾燥性が良好であり、かつ乾燥初期の被膜の硬度
の立ち上がりも早く、さらに、得られた被膜は、耐久
性、耐水性、特に耐温水性及び耐洗剤性に優れた、水性
美爪用組成物を提供することができる。
布後の乾燥性が良好であり、かつ乾燥初期の被膜の硬度
の立ち上がりも早く、さらに、得られた被膜は、耐久
性、耐水性、特に耐温水性及び耐洗剤性に優れた、水性
美爪用組成物を提供することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川本 誠之 千葉県茂原市東郷1900番地 三井東圧化学 株式会社内 (72)発明者 上島 則行 千葉県茂原市東郷1900番地 三井東圧化学 株式会社内 (72)発明者 志熊 孝弘 千葉県茂原市東郷1900番地 三井東圧化学 株式会社内
Claims (3)
- 【請求項1】 分子内に水酸基を有するエチレン性不飽
和単量体(a)を0.1 〜50重量部含有する単量体混合液
100 重量部を、コロイダルシリカ(c)0.5〜100 重量
部(固形分換算)の共存下、水分散媒中で重合して得ら
れる水分散物を含有する水性美爪用組成物。 - 【請求項2】 単量体混合液が、分子内に水酸基を有す
るエチレン性不飽和単量体(a)以外に、エチレン性不
飽和単量体(b)を50〜99.9重量部含有する請求項1記
載の水性美爪用組成物。 - 【請求項3】 水分散物に加えて、顔料又は染料をさら
に含有する請求項1又は2記載の水性美爪用組成物。
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---|---|---|---|
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04195393A JP3149287B2 (ja) | 1993-02-05 | 1993-02-05 | 水性美爪用組成物 |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
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ID=12622571
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JP04195393A Expired - Fee Related JP3149287B2 (ja) | 1993-02-05 | 1993-02-05 | 水性美爪用組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3149287B2 (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01307050A (ja) * | 1988-06-03 | 1989-12-12 | Hitachi Ltd | ディスクプレーヤ |
JPH08333222A (ja) * | 1995-05-30 | 1996-12-17 | L'oreal Sa | ケラチン物質の強化剤としてのコロイドケイ酸の使用 |
EP0819420A1 (fr) * | 1996-07-18 | 1998-01-21 | L'oreal | Utilisation de l'acide silicique colloidal dans une composition de vernis-à-ongles |
JP2007022961A (ja) * | 2005-07-15 | 2007-02-01 | Asanuma Corporation | 水除去性美爪料 |
WO2016000253A1 (en) * | 2014-07-04 | 2016-01-07 | Rohm And Haas Company | A method for preparation of a stable polymer dispersion with colloidal silica particles |
US9462870B2 (en) | 2008-11-11 | 2016-10-11 | Mitsubishi Pencil Company, Limited | Aqueous manicure preparation and manicure preparation-filled applicator |
JP2022017779A (ja) * | 2020-07-14 | 2022-01-26 | 株式会社ナリス化粧品 | 爪染色用組成物および爪の染色方法 |
-
1993
- 1993-02-05 JP JP04195393A patent/JP3149287B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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FR2751215A1 (fr) * | 1996-07-18 | 1998-01-23 | Oreal | Utilisation de l'acide silicique colloidal dans une composition de vernis a ongles |
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CN106459235A (zh) * | 2014-07-04 | 2017-02-22 | 罗门哈斯公司 | 一种用于制备具有胶态二氧化硅粒子的稳定聚合物分散液的方法 |
US10040921B2 (en) | 2014-07-04 | 2018-08-07 | Rohm And Haas Company | Method for preparation of a stable polymer dispersion with colloidal silica particles |
CN106459235B (zh) * | 2014-07-04 | 2019-06-07 | 罗门哈斯公司 | 一种用于制备具有胶态二氧化硅粒子的稳定聚合物分散液的方法 |
US11186700B2 (en) | 2014-07-04 | 2021-11-30 | Rohm And Haas Company | Method for preparation of a stable polymer dispersion with colloidal silica particles |
JP2022017779A (ja) * | 2020-07-14 | 2022-01-26 | 株式会社ナリス化粧品 | 爪染色用組成物および爪の染色方法 |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP3149287B2 (ja) | 2001-03-26 |
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