JPH0622792B2 - バリ除去装置 - Google Patents

バリ除去装置

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JPH0622792B2
JPH0622792B2 JP60073527A JP7352785A JPH0622792B2 JP H0622792 B2 JPH0622792 B2 JP H0622792B2 JP 60073527 A JP60073527 A JP 60073527A JP 7352785 A JP7352785 A JP 7352785A JP H0622792 B2 JPH0622792 B2 JP H0622792B2
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JP
Japan
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workpiece
polishing
work
magnet
burr
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JP60073527A
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JPS61236469A (ja
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功一 大吉
靜哉 佐々木
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Canon Electronics Inc
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Canon Electronics Inc
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  • Constituent Portions Of Griding Lathes, Driving, Sensing And Control (AREA)
  • Grinding And Polishing Of Tertiary Curved Surfaces And Surfaces With Complex Shapes (AREA)
  • Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は打ち抜き加工製品等の被加工物からバリを除去
するバリ除去装置に関するものである。
[開示の概要] 本明細書および図面はバリ除去装置において被加工物を
磁力により研摩手段に圧接させ、かつ研摩手段に対して
相対的に移動させることにより前記被加工物からバリを
除去する構成を採用することにより、被加工物がごく薄
い板厚で軽量の場合でもこれを変形させることなく短時
間でバリを完全に除去できるようにした技術を開示する
ものである。
[従来の技術] 一般に打ち抜き加工等を行なった場合、加工製品の切断
部分にその板厚の5%〜20%のバリが発生する。この
バリは製品としては不要であり、製品の仕様上除去する
ことが必要である。
従来、一般的なバリ除去方法としては研摩材を使い力学
的に行なう方法、薬品を使い化学研摩により化学的に行
なう方法、電気を使い電解研摩により物理的に行なう方
法等色々な方法がある。また板厚が薄いワーク(加工材
料)の微少なバリを除去する方法としていわゆる振動給
送を利用して除去する方法がある。この方法は振動して
ワークを給送する振動給送面に研摩紙を貼り、振動する
研摩紙の砥粒とワークのバリとの接触によってバリの除
去を行なうものである。
[発明が解決しようとする問題点] 上述した力学的除去方法はワークの板厚が薄い場合その
変形が問題となるためワークに充分な圧力や力をかけて
やれず、完全なバリ除去は困難である。また化学研摩や
電解研摩ではバリの大きさが均一でないため全てのバリ
を除去するとワークの変形や板厚の変化が発生するとい
う問題がある。さらに振動給送を利用した方法では板厚
が薄く小型の製品の場合、その自重が軽いため、ワーク
のバリと砥粒との接触圧が上がらず加工時間をかけなけ
ればバリの完全除去が不可能であるという問題があっ
た。
本発明はこのような従来の問題点を解決するためになさ
れたもので、被加工物がごく薄い板厚で軽量の場合でも
これを変形させることなく短時間でバリを完全に除去で
きるバリ除去装置を提供することを目的としている。
[問題点を解決する手段] 上記の問題点を解決するため、本発明のバリ除去装置に
よれば、被加工物が有するバリを除去する装置であっ
て、前記被加工物より大きい面積を有する研磨面を備え
た研磨手段と、前記研磨手段の研磨面上に前記被加工物
を磁力により圧接させるとともに、前記研磨手段を介し
て前記被加工物を磁力により保持可能とする磁石手段
と、前記磁石ないしは研磨手段を移動させることにより
前記被加工物を研磨手段に対して相対的に移動させる移
動手段とを有する。そして、前記被加工物を前記磁石手
段の磁力により前記研磨手段の研磨面上に圧接させ、か
つ前記移動手段により前記研磨手段に対して相対的に移
動させることにより前記被加工物からバリを除去するよ
うにした。
[作用] 第1図(A),(B)に示すバリ除去装置の構成におい
て、被加工物のワーク4を研摩材3上に投下すると、コ
ンベア5のベルト6上に固着された磁石1の磁力により
ワーク4は研摩材3上に圧接する。そしてベルト6が矢
印A方向に駆動され磁石1が同方向に走行することによ
りワーク4も研摩材3に圧接しつつ同方向へ移動し、研
摩材3の砥粒との接触によりワーク4のバリが除去され
る。
[実施例] 以下添付した図を参照して本発明の実施例の詳細を説明
する。
第1実施例 第1図(A),(B)は本発明の第1実施例によるバリ
除去装置の構成を示す正面図および上面図である。
第1図(A)に符号4で示すものは被加工物であるワー
ク(加工材料)であり第2図に示すように両端にバリ4
aを有している。
また第1図(A),(B)に符号3で示すものは研摩材
で、全体が平坦な細長い矩形板上に構成されており、そ
の上面には第2図に示すように砥粒3aが無数に埋設さ
れている。そして研摩材3は平盤2上に支持,固定され
ている。
平盤2は非磁性体から構成され、外形寸法が研摩材3と
ほぼ同じ矩形板状に構成されている。
平盤2の下方にはベルト6とこれを駆動するローラ7,
7からなるコンベア5は配置されており、ベルト6上に
は磁石1が所定間隔で多数個固着されており、上側の磁
石1が平盤2の下面近傍に臨むように構成されている。
このような構成のもとでバリ除去時にはワーク4が第2
図に示すようにバリ4aが下側になるようにして研摩材
3上に投下されるとともにコンベア5のローラ7が矢印
B方向に回転駆動され、ベルト6が矢印A方向に駆動さ
れ、磁石1が平盤2に沿って同方向に走行する。ワーク
4は第2図に示すように磁石1の磁力により下方に吸引
されて研摩材3上に圧接するとともに、矢印A方向に走
行する磁石1の磁力に引かれて研摩材3上を同方向に移
動する。そしてワーク4のバリ4aが研摩材3の砥粒と
接触して除去される。
そしてこの場合ワーク4と研摩材3との接触は一定面積
の面接触となるのでワーク4の板厚がごく薄い場合でも
ワーク4を変形させることはない。また従来の振動給送
の場合と異なりワーク4は研摩材3上に強制的に圧接さ
れ、ワーク4が軽量の場合でも充分な接触圧が得られる
ので、研削能力が高く短時間でバリ4aを完全に除去で
きる。
第2実施例 第3図(A),(B)は上述した第1実施例を変形した
本発明の第2実施例の装置の構成を示す正面図および一
部破断上面図である。
両図に示すように本実施例では磁石1の支持構造が第1
実施例と異なっており、磁石1はコンベア5のベルト6
上に所定間隔で設けられた回転支持台8上に2個ずつ対
向して支持,固定されている。そして回転支持台8の軸
9は歯車となっており、ベルト6の上側に平行に架設さ
れたラック10と噛合するようになっている。
このような構成のもとにバリ除去時にはベルト6が矢印
A方向に駆動されることにより磁石1を支持した回転支
持台8は同方向へ走行するとともにベルト6の上側のも
のは軸9がラック10に噛合することにより第3図
(B)中矢印C方向へ回転する。これによりベルト6の
上側の各磁石は矢印C方向に回転しつつ矢印A方向に走
行し、この磁石1に吸引されてワーク4は研摩材3上を
C方向に回転しつつA方向に移動してバリ除去が行なわ
れる。
このような本実施例によれば第1実施例の場合と同様の
作用効果が得られる他に第1実施例の場合と比較して装
置自体の長さの割にワーク4の移動経路の長さを大幅に
長くすることができ、バリ除去の加工時間を充分とるこ
とができるという利点がある。そしてこのためバリが大
きな場合でも完全に除去でき、また装置自体を小型化で
きる。
第3実施例 第4図(A),(B)は本発明の第3実施例による装置
の一部破断正面図及び側断面図である。
両図に示すように本実施例の場合研摩材3は円筒状に形
成されており、非磁性体から円筒状に形成された支持部
材11上に嵌合されて支持,固定されている。支持部材
11中には軸12が挿通されており、この軸12の外周
上には多数個の磁石1が螺旋状に配置され固定されてい
る。この螺旋状の配置は第4図(A),(B)には大ま
かにしか示していないが、第5図に詳細に示してある。
このような構成のもとにバリ除去時には軸12が不図示
の駆動手段の駆動により第4図(A),(B)中矢印D
方向に回転する。これによりワーク4は磁石1に吸引さ
れて研摩材3上を矢印D方向に回転するとともに磁石1
との回転とのズレにより隣接する磁石1に吸引されて第
4図(A)中矢印E方向に進み、螺旋状に移動してバリ
除去が行なわれる。そしてこの場合ワーク4が小型でご
く薄く軽量であれば、回転しながら移動するワーク4は
磁界の変化の作用により途中で立ち上がり反転すること
を繰り返し、両面とも研摩材3に接触してバリ除去が行
なわれる。
このような本実施例によれば第1実施例,第2実施例の
場合と同様の作用効果が得られる。またその他に第1実
施例,第2実施例の場合はバリ4aを下側にしてワーク
4を装置に投下しなければならないが、本実施例ではワ
ーク4を表裏に関係なく投下できる。
またこのような特徴を利用して本実施例のバリ除去装置
13によれば複数個を組み合わせてシステムを構成でき
る。例えば第6図(A),(B)の概略的な上面図及び
側面図はその1例を示すもので、この場合4個のバリ除
去装置13A〜13Dを互いの両端部を上下に互い違い
にして格子状に組み合わせたものである。このようなシ
ステムによればワーク4に対して所望の時間バリ除去加
工を施せるので大量のワーク4を一括して一定時間に処
理するいわゆるバッチ処理を行なえ、製品の量産に適用
できる。
なお以上の各実施例では研摩材側を固定しておき磁石側
を移動させたが、この逆に磁石側を固定しておいて研摩
材側を移動させることによりワークを研摩材に対して移
動させるように構成しても良い。また磁石に電磁石を用
いても良い。
[発明の効果] 以上の説明から明らかなように本発明のバリ除去装置に
よれば被加工物より大きい面積を有する研磨手段の研磨
面上に被加工物を磁力により圧接させ、かつ研摩手段に
対して相対的に移動させることにより被加工物からバリ
を除去するので、被加工物がごく薄い板厚で軽量の場合
でもこれを変形させることなく短時間でバリを完全に除
去できるという優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図(A),(B)はそれぞれ本発明の第1実施例に
よるバリ除去装置の構成を示す正面図及び上面図、第2
図は同装置によるバリ除去動作の説明図、第3図
(A),(B)はそれぞれ第2実施例による装置の構成
を示す正面図および一部破断上面図、第4図(A),
(B)はそれぞれ第3実施例の構成を示す一部破断正面
図および側断面図、第5図は同実施例の磁石の配置の説
明図、第6図(A),(B)はそれぞれ同実施例の装置
の組み合わせを示す概略的な上面図および側面図であ
る。 1……磁石、2……平盤 3……研摩材、4……ワーク 5……コンベア 13,13A〜13D……バリ除去装置

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被加工物が有するバリを除去する装置であ
    って、 前記被加工物より大きい面積を有する研磨面を備えた研
    磨手段と、 前記研磨手段の研磨面上に前記被加工物を磁力により圧
    接させるとともに、前記研磨手段を介して前記被加工物
    を磁力により保持可能とする磁石手段と、 前記磁石ないしは研磨手段を移動させることにより前記
    被加工物を研磨手段に対して相対的に移動させる移動手
    段とを有し、 前記被加工物を前記磁石手段の磁力により前記研磨手段
    の研磨面上に圧接させ、かつ前記移動手段により前記研
    磨手段に対して相対的に移動させることにより前記被加
    工物からバリを除去することを特徴とするバリ除去装
    置。
  2. 【請求項2】磁石手段は複数備えられていることを特徴
    とする特許請求の範囲第1項記載のバリ除去装置。
JP60073527A 1985-04-09 1985-04-09 バリ除去装置 Expired - Lifetime JPH0622792B2 (ja)

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JP60073527A JPH0622792B2 (ja) 1985-04-09 1985-04-09 バリ除去装置

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JP60073527A JPH0622792B2 (ja) 1985-04-09 1985-04-09 バリ除去装置

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JPS61236469A JPS61236469A (ja) 1986-10-21
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