JPH06227741A - 紙折り装置 - Google Patents
紙折り装置Info
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- JPH06227741A JPH06227741A JP5014578A JP1457893A JPH06227741A JP H06227741 A JPH06227741 A JP H06227741A JP 5014578 A JP5014578 A JP 5014578A JP 1457893 A JP1457893 A JP 1457893A JP H06227741 A JPH06227741 A JP H06227741A
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- folding
- roller
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- idler roller
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- Folding Of Thin Sheet-Like Materials, Special Discharging Devices, And Others (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 用紙にしわが発生することなく、かつ用紙の
端面がめくれたり切れたりすることがないようにする。 【構成】 用紙14が厚い場合には、用紙14の折り目
が通過する時のみソレノイド27がオンし、用紙14は
スプリング26の付勢力とアイドラローラ22の自重と
の和のニップ圧で折り畳まれる。用紙14の折り目以外
の部分が通過する場合にはソレノイド27がオフし、用
紙14はアイドラローラ22の自重のみによるニップ圧
で折り畳まれる。アイドラローラ22の片側はスプリン
グ28の付勢力により上方に引き上げられ、ソレノイド
27のオフ時においてアイドラローラ22と駆動ローラ
21との間に一定の間隙dが形成される。A0サイズの
用紙14をA4サイズに折り畳むときには、用紙14の
先端の折り目が通過した後直ちにソレノイド27がオフ
し、用紙14の端面14aはこの間隙dから滑らかに進
入する。
端面がめくれたり切れたりすることがないようにする。 【構成】 用紙14が厚い場合には、用紙14の折り目
が通過する時のみソレノイド27がオンし、用紙14は
スプリング26の付勢力とアイドラローラ22の自重と
の和のニップ圧で折り畳まれる。用紙14の折り目以外
の部分が通過する場合にはソレノイド27がオフし、用
紙14はアイドラローラ22の自重のみによるニップ圧
で折り畳まれる。アイドラローラ22の片側はスプリン
グ28の付勢力により上方に引き上げられ、ソレノイド
27のオフ時においてアイドラローラ22と駆動ローラ
21との間に一定の間隙dが形成される。A0サイズの
用紙14をA4サイズに折り畳むときには、用紙14の
先端の折り目が通過した後直ちにソレノイド27がオフ
し、用紙14の端面14aはこの間隙dから滑らかに進
入する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は折りローラ対の正逆回転
の繰り返しにより用紙を折り畳む紙折り装置に関する。
の繰り返しにより用紙を折り畳む紙折り装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、複写機においては、複写用紙は
給紙部から画像形成部へ搬送され、この画像形成部にお
いて画像が転写され、その後転写画像が定着された後、
そのまま排出トレイへ排出され、その後保管される。
給紙部から画像形成部へ搬送され、この画像形成部にお
いて画像が転写され、その後転写画像が定着された後、
そのまま排出トレイへ排出され、その後保管される。
【0003】ところで、特に、図面原稿等の大きな原稿
を複写する複写機においては、A0、A1等の大判の複
写用紙上に複写する場合が多々ある。これらの大判の複
写用紙をそのまま保管したり、あるいは大判のままで取
り扱ったのでは、保管スペースが大きくなったり、ある
いはその取扱いが不便であるため、通常は折り畳まれて
収納される。しかしながら、この複写用紙の折り畳みを
人が行なった場合には、一般的にはかなりの時間を要
し、用紙の折り畳みに用する時間が複写に要する時間の
数倍になる場合もある。このようなことから複写機に連
結して紙折り装置が使用されている。
を複写する複写機においては、A0、A1等の大判の複
写用紙上に複写する場合が多々ある。これらの大判の複
写用紙をそのまま保管したり、あるいは大判のままで取
り扱ったのでは、保管スペースが大きくなったり、ある
いはその取扱いが不便であるため、通常は折り畳まれて
収納される。しかしながら、この複写用紙の折り畳みを
人が行なった場合には、一般的にはかなりの時間を要
し、用紙の折り畳みに用する時間が複写に要する時間の
数倍になる場合もある。このようなことから複写機に連
結して紙折り装置が使用されている。
【0004】図3は従来の紙折り装置の概略構成を表す
ものである。この紙折り装置10は、駆動ローラ11a
とアイドラローラ11bとからなるフィードローラ対1
1と、駆動ローラ12aとアイドラローラ12bとから
なる第1の折りローラ対12と、駆動ローラ13aとア
イドラローラ13bとからなり、第1の折りローラ対1
1に対向して配置された第2の折りローラ対13と、フ
ィードローラ対11から供給される用紙14を第1の折
りローラ対11または第2の折りローラ対12方向へ選
択的に導く用紙ガイド部材15とからなる。用紙ガイド
部材15は図示しない駆動機構により軸15aを中心に
図において左右に揺動可能になっている。第1の折りロ
ーラ対12と第2の折りローラ対13との間には、用紙
ガイド部材15により案内される用紙14を第1の折り
ローラ対12または第2の折りローラ対13へ案内する
用紙ガイドプレート16が配置されている。
ものである。この紙折り装置10は、駆動ローラ11a
とアイドラローラ11bとからなるフィードローラ対1
1と、駆動ローラ12aとアイドラローラ12bとから
なる第1の折りローラ対12と、駆動ローラ13aとア
イドラローラ13bとからなり、第1の折りローラ対1
1に対向して配置された第2の折りローラ対13と、フ
ィードローラ対11から供給される用紙14を第1の折
りローラ対11または第2の折りローラ対12方向へ選
択的に導く用紙ガイド部材15とからなる。用紙ガイド
部材15は図示しない駆動機構により軸15aを中心に
図において左右に揺動可能になっている。第1の折りロ
ーラ対12と第2の折りローラ対13との間には、用紙
ガイド部材15により案内される用紙14を第1の折り
ローラ対12または第2の折りローラ対13へ案内する
用紙ガイドプレート16が配置されている。
【0005】この紙折り装置10においては、用紙14
はフィードローラ対11により用紙ガイド部材15内に
送り込まれ、この用紙ガイド部材15により第1の折り
ローラ対12または第2の折りローラ対13へ選択的に
案内される。そして各折りローラ対12、13の正逆回
転の繰り返しに伴い用紙ガイド部材15が左右に揺動す
ることにより、用紙14の先端が用紙ガイドプレート1
6の上面を滑りながら、各折りローラ対12、13間へ
送り込まれる。これにより用紙14は所望の回数だけ折
り畳まれ、その後第2の折りローラ対13から排出され
る。
はフィードローラ対11により用紙ガイド部材15内に
送り込まれ、この用紙ガイド部材15により第1の折り
ローラ対12または第2の折りローラ対13へ選択的に
案内される。そして各折りローラ対12、13の正逆回
転の繰り返しに伴い用紙ガイド部材15が左右に揺動す
ることにより、用紙14の先端が用紙ガイドプレート1
6の上面を滑りながら、各折りローラ対12、13間へ
送り込まれる。これにより用紙14は所望の回数だけ折
り畳まれ、その後第2の折りローラ対13から排出され
る。
【0006】ところで、この紙折り装置では、駆動ロー
ラ12aとアイドラローラ12bとの間および駆動ロー
ラ13aとアイドラローラ13bとの間にそれぞれ一定
のニップ圧が得られるようにアイドラローラ12b、1
3bはそれぞれ軸16を介して図示しないスプリングに
より駆動ローラ12a、13b側に付勢されている。そ
のため駆動ローラ12aとアイドラローラ12bとの間
および駆動ローラ13aとアイドラローラ13bとの間
はそれぞれ用紙14の厚さに応じて間隙が変化するよう
になっている。
ラ12aとアイドラローラ12bとの間および駆動ロー
ラ13aとアイドラローラ13bとの間にそれぞれ一定
のニップ圧が得られるようにアイドラローラ12b、1
3bはそれぞれ軸16を介して図示しないスプリングに
より駆動ローラ12a、13b側に付勢されている。そ
のため駆動ローラ12aとアイドラローラ12bとの間
および駆動ローラ13aとアイドラローラ13bとの間
はそれぞれ用紙14の厚さに応じて間隙が変化するよう
になっている。
【0007】しかしながら、この紙折り装置では、スプ
リングによるニップ圧が大きいと、用紙14にしわが発
生するという問題があった。一方、ニップ圧を小さくす
ると、折り返し数が多く厚い用紙14が通過する場合に
は、折り目が不確実になったり、あるいは折れなかった
りするという問題があった。
リングによるニップ圧が大きいと、用紙14にしわが発
生するという問題があった。一方、ニップ圧を小さくす
ると、折り返し数が多く厚い用紙14が通過する場合に
は、折り目が不確実になったり、あるいは折れなかった
りするという問題があった。
【0008】このようなことから本出願人と同一出願人
により、駆動ローラとアイドラローラとの間のニップ圧
を、アイドラローラの自重によるニップ圧と、この自重
とスプリング等による付勢装置により得られる押圧力と
の和からなるニップ圧との2段階に設定することによ
り、用紙14の厚さに対応して用紙14の折り目が通過
する前後のみニップ圧を強くするように構成した紙折り
装置が提案されている(特開昭63−282052号公
報)。
により、駆動ローラとアイドラローラとの間のニップ圧
を、アイドラローラの自重によるニップ圧と、この自重
とスプリング等による付勢装置により得られる押圧力と
の和からなるニップ圧との2段階に設定することによ
り、用紙14の厚さに対応して用紙14の折り目が通過
する前後のみニップ圧を強くするように構成した紙折り
装置が提案されている(特開昭63−282052号公
報)。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この先
に提案した紙折り装置においては、A0幅〜A3幅のう
ち特にA0幅の用紙14をA4サイズに折り上げようと
する場合、図4に示したように第1の折りローラ対12
から送り出されたとき、用紙14の端面14aを前にし
た状態で第2の折りローラ対13を通過するような状態
となる。このため第2の折りローラ対13を通過した
後、用紙14の先端部がめくれたり、切れたりするトラ
ブルが発生する場合があるという問題があった。
に提案した紙折り装置においては、A0幅〜A3幅のう
ち特にA0幅の用紙14をA4サイズに折り上げようと
する場合、図4に示したように第1の折りローラ対12
から送り出されたとき、用紙14の端面14aを前にし
た状態で第2の折りローラ対13を通過するような状態
となる。このため第2の折りローラ対13を通過した
後、用紙14の先端部がめくれたり、切れたりするトラ
ブルが発生する場合があるという問題があった。
【0010】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
ので、その目的は、用紙にしわが発生することなく、か
つ用紙の端面がめくれたり切れたりすることがなく、折
り精度が向上した紙折り装置を提供することにある。
ので、その目的は、用紙にしわが発生することなく、か
つ用紙の端面がめくれたり切れたりすることがなく、折
り精度が向上した紙折り装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の紙折り装置は、
各々駆動ローラとこの駆動ローラに従動するアイドラロ
ーラとからなる第1および第2の折りローラ対と、前記
第1の折りローラ対または第2の折りローラ対に対して
用紙を選択的に案内する用紙ガイド手段とを有し、前記
第2の折りローラ対から折り後の用紙を排出する折り手
段と、少なくとも第2の折りローラ対の駆動ローラとア
イドラローラとの間のニップ圧を用紙の折り状態に応じ
て変化させるニップ圧制御手段と、このニップ圧制御手
段が設けられた前記アイドラローラに前記ニップ圧に実
質的に影響を与えない程度の大きさの付勢力を付与し、
前記アイドラローラの一端と前記駆動ローラとの間に一
定の間隙を形成する間隙形成手段とを具備したものであ
る。
各々駆動ローラとこの駆動ローラに従動するアイドラロ
ーラとからなる第1および第2の折りローラ対と、前記
第1の折りローラ対または第2の折りローラ対に対して
用紙を選択的に案内する用紙ガイド手段とを有し、前記
第2の折りローラ対から折り後の用紙を排出する折り手
段と、少なくとも第2の折りローラ対の駆動ローラとア
イドラローラとの間のニップ圧を用紙の折り状態に応じ
て変化させるニップ圧制御手段と、このニップ圧制御手
段が設けられた前記アイドラローラに前記ニップ圧に実
質的に影響を与えない程度の大きさの付勢力を付与し、
前記アイドラローラの一端と前記駆動ローラとの間に一
定の間隙を形成する間隙形成手段とを具備したものであ
る。
【0012】この紙折り装置では、用紙の折り回数等に
よる厚さに応じて第2の折りローラ対のアイドラローラ
と駆動ローラとの間のニップ圧が変化し、用紙しわの発
生が防止されるとともに、アイドラローラの一端と駆動
ローラとの間に一定の間隙が形成されているため、たと
えばA0サイズの用紙をA4サイズに折る場合のよう
に、用紙の端面を前にした状態で通過しても用紙の先端
がめくれたり切れたりするようはことはない。
よる厚さに応じて第2の折りローラ対のアイドラローラ
と駆動ローラとの間のニップ圧が変化し、用紙しわの発
生が防止されるとともに、アイドラローラの一端と駆動
ローラとの間に一定の間隙が形成されているため、たと
えばA0サイズの用紙をA4サイズに折る場合のよう
に、用紙の端面を前にした状態で通過しても用紙の先端
がめくれたり切れたりするようはことはない。
【0013】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。
する。
【0014】図1は本発明の一実施例に係る紙折り装置
の構成を表すものである。なお、ここでは、図3に示し
た従来の折り装置における第2の折りローラ対13に対
応する第2の折りローラ対20の構成を表している。図
3に示した第1の折りローラ対12および用紙ガイド1
5等は従来と同様の構成であるため、その説明は省略す
る。
の構成を表すものである。なお、ここでは、図3に示し
た従来の折り装置における第2の折りローラ対13に対
応する第2の折りローラ対20の構成を表している。図
3に示した第1の折りローラ対12および用紙ガイド1
5等は従来と同様の構成であるため、その説明は省略す
る。
【0015】この第2の折りローラ対20は、駆動ロー
ラ21と、この駆動ローラ21に押圧されたアイドラロ
ーラ22とにより構成されている。駆動ローラ21は軸
21aに固着されている。この軸21aは図示しない駆
動源に接続され正転または逆転し得るようになってい
る。
ラ21と、この駆動ローラ21に押圧されたアイドラロ
ーラ22とにより構成されている。駆動ローラ21は軸
21aに固着されている。この軸21aは図示しない駆
動源に接続され正転または逆転し得るようになってい
る。
【0016】アイドラローラ22は軸22aに支持され
ている。この軸22aにはアイドラローラ22の両側に
おいて一対のピン24a、24bの各自由端が当接して
いる。これらピン24a、24bの基端部は各々作動軸
23に固着されている。作動軸23の一端にはアーム2
5の上端部が固着されている。アーム25の下端部には
スプリング26の一端が連結されており、このスプリン
グ26の他端はソレノイド27のプランジャ27aに連
結されている。すなわち、ソレノイド27のオン時にお
いて、スプリング26を介してア−ム25とともに作動
軸23が図に矢印で示す方向に回動し、その付勢力によ
りピン24a、24bがアイドラローラ22を押し下
げ、その結果アイドラローラ22と駆動ローラ21との
間で所定のニップ圧が得られるようになっている。一
方、ソレノイド27のオフ時には、このスプリング26
による付勢力はアイドラローラ22にはかかることがな
く、駆動ローラ21とアイドラローラ22との間のニッ
プ圧はアイドラローラ22の自重のみによって得られる
ようになっている。
ている。この軸22aにはアイドラローラ22の両側に
おいて一対のピン24a、24bの各自由端が当接して
いる。これらピン24a、24bの基端部は各々作動軸
23に固着されている。作動軸23の一端にはアーム2
5の上端部が固着されている。アーム25の下端部には
スプリング26の一端が連結されており、このスプリン
グ26の他端はソレノイド27のプランジャ27aに連
結されている。すなわち、ソレノイド27のオン時にお
いて、スプリング26を介してア−ム25とともに作動
軸23が図に矢印で示す方向に回動し、その付勢力によ
りピン24a、24bがアイドラローラ22を押し下
げ、その結果アイドラローラ22と駆動ローラ21との
間で所定のニップ圧が得られるようになっている。一
方、ソレノイド27のオフ時には、このスプリング26
による付勢力はアイドラローラ22にはかかることがな
く、駆動ローラ21とアイドラローラ22との間のニッ
プ圧はアイドラローラ22の自重のみによって得られる
ようになっている。
【0017】本実施例では、駆動ローラ21とアイドラ
ローラ22との間を通過する用紙14の大きさおよび折
り形状は、装置を使用するオペレータがキートップを介
して選択することにより予め装置に認識されている。ま
た、ソレノイド27のオン・オフは、この用紙14の折
り状態に応じて図示しない制御部により決定されるよう
になっている。
ローラ22との間を通過する用紙14の大きさおよび折
り形状は、装置を使用するオペレータがキートップを介
して選択することにより予め装置に認識されている。ま
た、ソレノイド27のオン・オフは、この用紙14の折
り状態に応じて図示しない制御部により決定されるよう
になっている。
【0018】すなわち、たとえば用紙14が厚い場合、
あるいは予め一度折られた用紙14がその折り目を前面
にして駆動ローラ21とアイドラローラ22との間を通
過する場合には、用紙14の折り目が通過するときにソ
レノイド27がオンする。これによりスプリング26が
引っ張られ、その付勢力とアイドラローラ22の自重と
の和のニップ圧で用紙14を折り畳む。一方、用紙14
の折り目以外の部分が駆動ローラ21とアイドラローラ
22との間を通過する場合には、ソレノイド27がオフ
する。このときアイドラローラ21にはスプリング26
の付勢力が作用することはなく、その結果用紙14はア
イドラローラ22の自重のみによるニップ圧で折り畳ま
れる。
あるいは予め一度折られた用紙14がその折り目を前面
にして駆動ローラ21とアイドラローラ22との間を通
過する場合には、用紙14の折り目が通過するときにソ
レノイド27がオンする。これによりスプリング26が
引っ張られ、その付勢力とアイドラローラ22の自重と
の和のニップ圧で用紙14を折り畳む。一方、用紙14
の折り目以外の部分が駆動ローラ21とアイドラローラ
22との間を通過する場合には、ソレノイド27がオフ
する。このときアイドラローラ21にはスプリング26
の付勢力が作用することはなく、その結果用紙14はア
イドラローラ22の自重のみによるニップ圧で折り畳ま
れる。
【0019】本実施例では、さらにアイドラローラ22
の軸22aの片側にはスプリング28の一端が連結さ
れ、このスプリング28の他端は支持棒29に連結され
ている。これによりアイドラローラ22の片側をスプリ
ング28の付勢力により上方に引き上げている。その結
果アイドラローラ22と駆動ローラ21との間には一定
の間隙dが設けられている。この間隙dはたとえば4m
mである。
の軸22aの片側にはスプリング28の一端が連結さ
れ、このスプリング28の他端は支持棒29に連結され
ている。これによりアイドラローラ22の片側をスプリ
ング28の付勢力により上方に引き上げている。その結
果アイドラローラ22と駆動ローラ21との間には一定
の間隙dが設けられている。この間隙dはたとえば4m
mである。
【0020】スプリング28の付勢力は、ニップ作用に
実質的に影響を与えない程度にニップ用のスプリング2
6のそれに比較してかなり小さく設定されている。たと
えばスプリング26の付勢力を200Kgとすると、スプ
リング28の付勢力は1Kgとする。したがってソレノイ
ド27がオンしてニップ用のスプリング26の付勢力が
作用したときには、アイドラローラ22は駆動ローラ2
1に対して十分押し付けられ、折り動作に対して悪影響
を与えることはない。またアイドラローラ22のもう一
方の片側は駆動ローラ21に常時当接しているため、用
紙14の搬送に関しては問題はない。
実質的に影響を与えない程度にニップ用のスプリング2
6のそれに比較してかなり小さく設定されている。たと
えばスプリング26の付勢力を200Kgとすると、スプ
リング28の付勢力は1Kgとする。したがってソレノイ
ド27がオンしてニップ用のスプリング26の付勢力が
作用したときには、アイドラローラ22は駆動ローラ2
1に対して十分押し付けられ、折り動作に対して悪影響
を与えることはない。またアイドラローラ22のもう一
方の片側は駆動ローラ21に常時当接しているため、用
紙14の搬送に関しては問題はない。
【0021】本実施例の折りローラ対20は、特に、一
度用紙14の進行方向に折られたA0サイズの用紙14
をA4サイズにするため、さらに折り上げる場合に有効
である。すなわち、用紙14が駆動ローラ21とアイド
ラローラ22との間を前述の図4に示したような状態で
通過する際には、用紙14の先端にあたる折り目部が通
過した後、直ちに図示しない制御部はソレノイド27を
オフさせる。これにより駆動ローラ21とアイドラロー
ラ22との間にはスプリング28の付勢力により図2に
示したように間隙dが形成される。したがって用紙14
の端面14aはこの間隙dから滑らかに進入する。この
ため用紙14の前面がめくれたり、切れたりすることが
なくなる。なお、実際に実験を行った結果、本実施例の
折りローラ対20によれは従来に比べて用紙14のめく
れ等のトラブルの発生回数が1/3〜1/4に低減され
た。
度用紙14の進行方向に折られたA0サイズの用紙14
をA4サイズにするため、さらに折り上げる場合に有効
である。すなわち、用紙14が駆動ローラ21とアイド
ラローラ22との間を前述の図4に示したような状態で
通過する際には、用紙14の先端にあたる折り目部が通
過した後、直ちに図示しない制御部はソレノイド27を
オフさせる。これにより駆動ローラ21とアイドラロー
ラ22との間にはスプリング28の付勢力により図2に
示したように間隙dが形成される。したがって用紙14
の端面14aはこの間隙dから滑らかに進入する。この
ため用紙14の前面がめくれたり、切れたりすることが
なくなる。なお、実際に実験を行った結果、本実施例の
折りローラ対20によれは従来に比べて用紙14のめく
れ等のトラブルの発生回数が1/3〜1/4に低減され
た。
【0022】このように本実施例の紙折り装置では、ア
イドラローラ22によるニップ圧が、用紙14の厚さや
折り状態等に応じて、その自重のみによる場合と、自重
およびスプリング26の付勢力の両者の和による場合の
2段階に設定されるので、用紙しわの発生を防止できる
とともに、特にA0サイズの用紙14をA4サイズに折
り畳む際に、用紙14の前面がめくれたり切れたりする
ことがなく、常に安定して紙折りを行うことができる。
イドラローラ22によるニップ圧が、用紙14の厚さや
折り状態等に応じて、その自重のみによる場合と、自重
およびスプリング26の付勢力の両者の和による場合の
2段階に設定されるので、用紙しわの発生を防止できる
とともに、特にA0サイズの用紙14をA4サイズに折
り畳む際に、用紙14の前面がめくれたり切れたりする
ことがなく、常に安定して紙折りを行うことができる。
【0023】なお、上記実施例においては用紙排出側の
第2の折りローラ対20側の構成にのみについて説明
し、その他の構成は従来の構成と同様であるとしたが、
さらに第1の折りローラ対に対応する部分も同様に構成
してもよい。
第2の折りローラ対20側の構成にのみについて説明
し、その他の構成は従来の構成と同様であるとしたが、
さらに第1の折りローラ対に対応する部分も同様に構成
してもよい。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように本発明の紙折り装置
によれば、少なくとも第2の折りローラ対の駆動ローラ
とアイドラローラとの間のニップ圧を用紙の折り状態に
応じて変化させるとともに、アイドラローラにニップ圧
に実質的に影響を与えない程度の大きさの付勢力を付与
し、アイドラローラの一端と駆動ローラとの間に一定の
間隙を形成するようにしたので、用紙しわの発生が防止
されるとともに、たとえばA0サイズの用紙をA4サイ
ズに折る場合のように、用紙の端面を前にした状態でロ
ーラ間を通過する場合においても用紙の先端がめくれた
り切れたりすることがなくなる。
によれば、少なくとも第2の折りローラ対の駆動ローラ
とアイドラローラとの間のニップ圧を用紙の折り状態に
応じて変化させるとともに、アイドラローラにニップ圧
に実質的に影響を与えない程度の大きさの付勢力を付与
し、アイドラローラの一端と駆動ローラとの間に一定の
間隙を形成するようにしたので、用紙しわの発生が防止
されるとともに、たとえばA0サイズの用紙をA4サイ
ズに折る場合のように、用紙の端面を前にした状態でロ
ーラ間を通過する場合においても用紙の先端がめくれた
り切れたりすることがなくなる。
【図1】 本発明の一実施例に係る紙折り装置の構成を
表す斜視図である。
表す斜視図である。
【図2】 図1の紙折り装置をA方向から見た状態を表
す側面図である。
す側面図である。
【図3】 紙折り装置の基本的な構成を表す側面図であ
る。
る。
【図4】 従来の紙折り装置の問題点を説明するための
側面図である。
側面図である。
14…用紙、20…第2の折りローラ対、21…駆動ロ
ーラ、22…アイドラローラ、23…作動軸、26、2
8…スプリング、27…ソレノイド
ーラ、22…アイドラローラ、23…作動軸、26、2
8…スプリング、27…ソレノイド
Claims (1)
- 【請求項1】 各々駆動ローラとこの駆動ローラに従動
するアイドラローラとからなる第1および第2の折りロ
ーラ対と、前記第1の折りローラ対または第2の折りロ
ーラ対に対して用紙を選択的に案内する用紙ガイド手段
とを有し、前記第2の折りローラ対から折り後の用紙を
排出する折り手段と、 少なくとも第2の折りローラ対の駆動ローラとアイドラ
ローラとの間のニップ圧を用紙の折り状態に応じて変化
させるニップ圧制御手段と、 このニップ圧制御手段が設けられた前記アイドラローラ
に前記ニップ圧に実質的に影響を与えない程度の大きさ
の付勢力を付与し、前記アイドラローラの一端と前記駆
動ローラとの間に一定の間隙を形成する間隙形成手段と
を具備したことを特徴とする紙折り装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5014578A JPH06227741A (ja) | 1993-02-01 | 1993-02-01 | 紙折り装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5014578A JPH06227741A (ja) | 1993-02-01 | 1993-02-01 | 紙折り装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06227741A true JPH06227741A (ja) | 1994-08-16 |
Family
ID=11865050
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5014578A Pending JPH06227741A (ja) | 1993-02-01 | 1993-02-01 | 紙折り装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06227741A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007119194A (ja) * | 2005-10-28 | 2007-05-17 | Ricoh Co Ltd | 用紙端面折り装置、用紙後処理装置及び画像形成システム |
CN116619775A (zh) * | 2023-07-25 | 2023-08-22 | 常州树杰塑业有限公司 | 一种塑料薄膜折边机 |
-
1993
- 1993-02-01 JP JP5014578A patent/JPH06227741A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007119194A (ja) * | 2005-10-28 | 2007-05-17 | Ricoh Co Ltd | 用紙端面折り装置、用紙後処理装置及び画像形成システム |
CN116619775A (zh) * | 2023-07-25 | 2023-08-22 | 常州树杰塑业有限公司 | 一种塑料薄膜折边机 |
CN116619775B (zh) * | 2023-07-25 | 2023-09-29 | 常州树杰塑业有限公司 | 一种塑料薄膜折边机 |
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