JPH06227232A - 農作業機 - Google Patents

農作業機

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Publication number
JPH06227232A
JPH06227232A JP1667193A JP1667193A JPH06227232A JP H06227232 A JPH06227232 A JP H06227232A JP 1667193 A JP1667193 A JP 1667193A JP 1667193 A JP1667193 A JP 1667193A JP H06227232 A JPH06227232 A JP H06227232A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
machine body
posture
ground
traveling
running machine
Prior art date
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Pending
Application number
JP1667193A
Other languages
English (en)
Inventor
Tatsuji Ochi
竜児 越智
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Kubota Corp filed Critical Kubota Corp
Priority to JP1667193A priority Critical patent/JPH06227232A/ja
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  • Lifting Devices For Agricultural Implements (AREA)
  • Vehicle Body Suspensions (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 作業装置のローリング制御作動を応答遅れの
少ない状態で滑らかに行えるようにする。 【構成】 走行機体1の後部に電動モータにより前後軸
芯周りで駆動ローリング自在に対地作業装置3を連結
し、この対地作業装置3の対地姿勢を所定状態に維持す
るべく電動モータを制御するよう構成し、走行機体1を
前後車輪8,9夫々の車軸ケース29,30に対して前
後軸芯周りで相対回動自在に設け、前車軸ケース29と
走行機体1との間に、前後軸芯周りでの相対姿勢を変更
操作自在な油圧シリンダ31を介装して、後車軸ケース
30と走行機体1との間に前後軸芯周りでの相対回動を
許容し且つ平行姿勢に復帰付勢する緩衝バネを介装し、
走行機体1の水平姿勢からの左右傾斜角度を検出する角
度検出センサ33の検出結果に基づいて、走行機体1を
水平姿勢に維持させるよう油圧シリンダ31を制御す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、走行機体の後部に第1
駆動機構により前後軸芯周りで駆動ローリング自在に対
地作業装置を連結し、この対地作業装置の対地姿勢を所
定状態に維持するべく前記第1駆動機構を制御するロー
リング制御手段を備えてある農作業機に関する。
【0002】
【従来の技術】上記農作業機において、従来では、走行
機体に対して前後軸芯周りに駆動ローリング自在に作業
装置を連結し、例えば、作業装置の下部に装着した左右
両側の接地フロートの相対高さ変化を検出して、作業装
置が常に対地所定姿勢を維持するようローリング駆動機
構を自動制御する構成となっており、走行機体は前後車
輪の車軸ケースに対して位置固定状態に設けられてい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記したようなローリ
ング制御構造は、走行機体の車輪が接地走行する圃場面
〔水田の場合は耕盤〕の凹凸に起因して走行機体が左右
に傾斜した場合であっても、対地作業装置の対地姿勢が
常に一定になるよう走行機体と作業装置との相対ローリ
ング姿勢を駆動制御するようにしたものである。しか
し、上記従来構造においては、走行機体の傾斜状態の検
出が作業装置側に設けられた検出センサ〔接地フロー
ト〕により検出される構成であるから、走行機体の傾き
始めの時点においては、走行機体の傾斜と共に作業装置
も一旦傾斜してからそこで始めてローリング制御作動が
実行されることになる。従って、このような傾斜し始め
の時点では対地作業姿勢が設定姿勢から外れることがあ
り、地面追従に対する応答性に欠ける欠点があった。本
発明は上記不具合点を解消することを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の特徴構成は、冒
頭に記載した農作業機において、前記走行機体を前後車
輪夫々の車軸ケースに対して前後軸芯周りで相対回動自
在に設け、前車軸ケースと前記走行機体との間に、前後
軸芯周りでの相対姿勢を変更操作自在な第2駆動機構を
介装して、後車軸ケースと前記走行機体との間に前後軸
芯周りでの相対回動を許容し且つ平行姿勢に復帰付勢す
る弾性融通機構を介装するとともに、前記走行機体の水
平姿勢からの左右傾斜角度を検出する角度検出手段を備
え、この角度検出手段の結果に基づいて前記走行機体を
水平姿勢に維持させるべく前記第2駆動機構を駆動制御
する機体姿勢修正手段を備えてある点にある。
【0005】
【作用】圃場での走行中に走行機体が凹凸のある箇所に
至ると、最も機体前部側に位置する左右前輪が圃場面
〔又は耕盤〕の傾斜に伴って傾斜すると、第2駆動機構
を介して前車軸ケースとほぼ一体的に連結された機体が
傾斜する。そうすると、その機体傾斜が角度検出手段に
よって検出され、この検出情報に基づいて第2駆動機構
が駆動され機体を水平姿勢に戻すのである。このとき、
機体と後車軸ケースとの相対姿勢変化は弾性融通機構に
より吸収され、機体が確実に水平姿勢に維持される。そ
の後、後輪が凹凸箇所に至った後も上述した機体修正制
御が働き、常に走行機体が水平姿勢に維持され、対地作
業装置が当該箇所に至ったときも、機体姿勢自身が水平
に維持されている結果、傾斜が大であっても作業装置の
制御基準姿勢からの対地変化は少なく、第1駆動機構に
よる作業装置自身のローリング制御作動も速やかに行え
ることになる。
【0006】
【発明の効果】従って、圃場での作業走行に伴って最も
早い時点で圃場面の凹凸変化の影響を受け易い前輪の姿
勢変化に基づいて走行機体自身の傾斜姿勢を水平姿勢に
修正することにより、対地作業装置の姿勢制御に対する
応答性が向上するとともに、対地作業装置の対地姿勢の
制御目標姿勢との偏差も出来るだけ少ないものに抑制し
て、本来のローリング制御における制御応答遅れや第1
駆動機構の過剰作動等の弊害を未然に防止できるものと
なった。
【0007】
【実施例】以下、実施例を図面に基いて説明する。図6
に農作業機の一例である乗用型田植機を示している。こ
の田植機は乗用型走行機体1の後部にリンク機構2を介
して苗植付装置3〔対地作業装置の一例〕を駆動昇降自
在並びに電動モータ4〔第1駆動機構の一例〕により前
後軸芯X1周りで駆動ローリング自在に連結してある。
【0008】走行機体1には前部にエンジン5を搭載す
るとともに、このエンジン5の動力をベルト式無段変速
装置6及びミッションケース7を介して前後車輪8,9
並びに苗植付装置3に供給するよう伝動系を構成してあ
る。前記無段変速装置6は、図1に示すように、エンジ
ン5の出力プーリ10とミッションケース7の入力プー
リ11とに亘って伝動ベルト12を巻回するとともに、
前記各プーリ10,11を夫々割りプーリ型に構成し、
電動シリンダ13により駆動操作される乗り上がりカム
機構14により夫々のプーリ10,11のベルト幅方向
の間隔が背反的に変更され、巻回径の変化により無段階
に変速操作できるよう構成してある。前記電動シリンダ
13はマイクロコンピュータを備えた制御装置15によ
り駆動制御されるよう構成され、機体操縦部に配備した
ポテンショメータ型速度設定器16による設定速度にな
るよう、ストロークセンサ17により実作動量をフィー
ドバックしながら制御装置15が電動シリンダ13を制
御するサーボ制御系を構成してある。又、前記設定速度
で圃場を作業走行している際、エンジン5に対して過大
負荷がかかるようなときは、速度設定器16による設定
速度にかかわらず電動シリンダ13を減速側に切り換え
操作させる自動減速制御手段Aを制御装置15に制御プ
ログラム形式で備えてある。つまり、エンジン5の出力
回転数を回転数検出センサ18により常時検出するとと
もに、アクセルレバー19の設定位置をポテンショメー
タ型アクセルセンサ20により検出し、アクセル設定位
置に対応するエンジン5の無負荷回転数から過大負荷に
対応するエンジン回転数低下量だけ低い基準回転数を予
め設定しておき、検出される実回転数がこの基準回転数
以下になると、電動シリンダ13を自動的に最低速度ま
で減速操作させ、この基準回転数よりも大きな所定値ま
でエンジン回転数が復帰すると元の設定速度まで増速さ
せるよう制御するのである。
【0009】前記苗植付装置3の対地姿勢を所定状態
〔水平状態〕に維持するべく前記ローリング駆動用電動
モータ4を制御するローリング制御手段Bを備えてあ
る。詳述すると、図2に示すように、リンク機構2の上
部に連設した左右のステー2aに亘りネジ軸25を回動
自在に支持し、電動モータ4によりこのネジ軸25を回
動駆動するよう構成するとともに、このネジ軸25に螺
合した雌ネジ部材26と苗植付装置3の左右縦フレーム
3a,3aとを緩衝バネ27を介して連動連係させ、電
動モータ4を正逆転駆動することでリンク機構2即ち機
体1に対して苗植付装置3を前後軸芯X1周りで左右ロ
ーリング作動するよう構成してある。そして、前記ロー
リング作動用電動モータ4は苗植付装置3側に配置した
水平センサ28による水平状態からの傾斜角度情報に基
づいて制御装置15により駆動制御され、苗植付装置3
を常に水平姿勢に維持されるように制御される。
【0010】左右前輪8,8をステアリングハンドル2
1の回動操作に基づいて操向揺動して旋回走行できるよ
う構成され、そのステアリング操作系にはステアリング
ハンドル21の人為操作に対してステアリング操作補助
力を与えるステアリング補助機構Eを備えてある。つま
り、左右前輪8,8の走行揺動操作を油圧シリンダ22
により行うよう構成するとともに、この油圧シリンダ2
2に対してステアリングハンドル21の回動操作量に対
応した油量だけ作動油を供給する油圧制御機構23をス
テアリングハンドル21の下端部に配備して、全油圧式
のステアリング補助機構Eを構成してある。そして、ス
テアリングハンドル21の切れ角に応じて前記補助力を
変更させるとともに、直進走行時に走行速度が速いと操
作補助力を弱くし、走行速度が遅いときは操作補助力を
大側に変更させるよう制御するステアリング制御手段C
を制御装置15に制御プログラム形式で備えてある。つ
まり、ステアリングハンドル21の回動操作角を検出す
る切れ角検出センサ24を備え、この切れ角検出センサ
24による検出結果に基づいて図5に示すように、切れ
角が大になると操作補助力が大になるよう油圧制御機構
23における作動油量を変更制御し、回転数検出センサ
18によるエンジン回転数検出値と、アクセルセンサ2
0による検出値及びストロークセンサ17による変速位
置情報より機体走行速度を求め、図5に破線で示すよう
に、速度が大であれば直進時の操作補助力を小側に変更
させ、低速であれば操作補助力を大側に変更させるよう
操作特性を制御するのである。
【0011】図3、図4に示すように、走行機体1を前
後車輪8,9夫々の車軸ケース29,30に対して前後
軸芯周りで相対回動自在に設け、前車軸ケース29と走
行機体1との間に、前後軸芯X2周りでの相対姿勢を変
更操作自在な油圧シリンダ31〔第2駆動機構の一例〕
を介装して、後車軸ケース30と走行機体1との間に前
後軸芯X2周りでの相対回動を許容し且つ平行姿勢に復
帰付勢する左右一対のスプリング32〔弾性融通機構の
一例〕を介装してある。そして、走行機体1の水平姿勢
からの左右傾斜角度を検出する角度検出センサ33〔角
度検出手段の一例〕を備え、この角度検出センサ33の
結果に基づいて走行機体1を水平姿勢に維持させるべく
油圧シリンダ31を駆動制御する機体姿勢修正手段Dを
備えてある。この機体姿勢修正手段Dは制御装置15に
制御プログラムで備えられ、制御装置15は、角度検出
センサ33からの検出情報に基づいて機体姿勢が常に水
平姿勢に維持されるよう油圧シリンダ31に対する電磁
式油圧制御弁Vを切り換え制御するのである。その結
果、圃場での作業走行中に最も早く耕盤の凹凸変化の影
響を受け易い前車軸ケース29の傾斜に起因する機体傾
斜をすぐに姿勢修正することで、上述した苗植付装置3
のローリング制御作動が偏差の少ない速やかな制御作動
となるのである。
【0012】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
容易にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】制御ブロック図
【図2】ローリング作動構造を示す正面図
【図3】前車軸ケースと機体との連結構造を示す正面図
【図4】後車軸ケースと機体との連結構造を示す正面図
【図5】ステアリング操作制御特性図
【図6】田植機の全体側面図
【符号の説明】
1 走行機体 3 対地作業装置 4 第1駆動機構 8,9 車輪 29 前車軸ケース 30 後車軸ケース 31 第2駆動機構 32 弾性緩衝機構 33 角度検出手段 B ローリング制御手段 D 機体姿勢修正手段

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行機体(1)の後部に第1駆動機構
    (4)により前後軸芯周りで駆動ローリング自在に対地
    作業装置(3)を連結し、この対地作業装置(3)の対
    地姿勢を所定状態に維持するべく前記第1駆動機構
    (4)を制御するローリング制御手段(B)を備えてあ
    る農作業機であって、前記走行機体(1)を前後車輪
    (8),(9)夫々の車軸ケース(29),(30)に
    対して前後軸芯周りで相対回動自在に設け、前車軸ケー
    ス(29)と前記走行機体(1)との間に、前後軸芯周
    りでの相対姿勢を変更操作自在な第2駆動機構(31)
    を介装して、後車軸ケース(30)と前記走行機体
    (1)との間に前後軸芯周りでの相対回動を許容し且つ
    平行姿勢に復帰付勢する弾性融通機構(32)を介装す
    るとともに、前記走行機体(1)の水平姿勢からの左右
    傾斜角度を検出する角度検出手段(33)を備え、この
    角度検出手段(33)の結果に基づいて前記走行機体
    (1)を水平姿勢に維持させるべく前記第2駆動機構
    (31)を駆動制御する機体姿勢修正手段(D)を備え
    てある農作業機。
JP1667193A 1993-02-04 1993-02-04 農作業機 Pending JPH06227232A (ja)

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