JPH0622717B2 - 噴霧塗装装置 - Google Patents

噴霧塗装装置

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JPH0622717B2
JPH0622717B2 JP60225677A JP22567785A JPH0622717B2 JP H0622717 B2 JPH0622717 B2 JP H0622717B2 JP 60225677 A JP60225677 A JP 60225677A JP 22567785 A JP22567785 A JP 22567785A JP H0622717 B2 JPH0622717 B2 JP H0622717B2
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air
fan
spray
shaped
nozzle
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JP60225677A
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秀夫 佐久間
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ALLOY KOKI KK
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、噴霧塗装による広面積の仕上げ塗装を高能率
のもとに行なうことができる噴霧塗装装置に関し、詳し
くはテーブルの発生しない広角扇形噴霧による均斉な塗
膜を得ることができる噴霧塗装装置に関するものであ
る。
〔従来技術の問題点〕
扇形噴霧式スプレー塗装による広面積の仕上げ塗装に当
たっては、従来多数のスプレーガンを並設し、あるいは
1個のスプレーガンの走査により行うのが普通であり、
多数のスプレーガンを並設する場合は、設備が大型かつ
高価であるほか、全数のスプレーガンの相互調整が煩雑
であって、塗装むらが生じ易い欠点があり、またスプレ
ーガンを走査する方法は、スプレーガン自体は1個でよ
いが操作のための機構および制御装置を必要とするほ
か、走査プログラムの調整が困難で、これ亦塗装むらが
生じ易い欠点がある。
また1個のスプレーガンにより比較的広範囲を塗装する
ようにするため、広角扇形に適したノズルが開発されて
いるが、噴霧角を拡大することに伴ない、塗装むらが生
じ易いばかりでなく、全体的に霧化効率が低下し、殊に
扇形の両端縁部は霧滴が著しく大径となる傾向があるほ
か、場合によってはいわゆるテールが発生する等の欠点
がある。
これら欠点に対処するため、外部から霧化促進用空気流
を積極的に添加することが考えられるが、従来のように
噴霧を包囲するように添加し、あるいは衝触させるだけ
では充分な効果が得られないほか、噴霧角を狭縮し、噴
霧パターンに乱れを生じさせることになる。
扇形噴霧の角度を拡大するために扇形噴霧の両側面部に
扇形化用の空気流を供給することも行われるが、供給が
適切に行われない場合には、扇形噴霧のパターンが乱れ
て塗装むらを生じるのであって、例えば特開昭50−5
3430に記載された実施例中の第4図および第5図の
技術においては、扇形噴霧ノズルから噴射する扇形ペン
キ流に対し空気流を円錐環状のエアノズルから噴射し
て、扇形ペンキ流の基端部において収斂するほぼ鈍角円
錐環状空気流を形成し、かつ扇形ペンキ流と垂直に付加
空気流を前記円錐環状空気流の収斂位置の少し下流にお
いて両側方から添加するようにし、その結果円錐状に収
斂する空気流の衝突の反動により円錐状に拡開しつつ前
方に推進させる作用と付加空気流による扁平化作用との
2重作用により、扇形状の噴霧を形成させるようにして
いる。
従ってテールの発生を防止する効果はあるが、広角扇形
噴霧を得るためには、付加空気流の圧力を必然的に高圧
にすることになるが、細い円形孔のエアノズルからの噴
霧扁平化用付加空気流では、噴霧を望ましい扇形状に形
成することが困難であって、噴霧が両端縁寄りに偏在し
て中央部が稀薄となるいわゆる中抜け状態となる傾向が
あり、広角扇形噴霧による広面積の能率的な塗装に適応
しない不利がある。
〔本発明の目的〕
本発明は、比較的簡単な構成により、塗装むらのない広
角扇形噴霧を高霧化効率のもとに発生させる噴霧装置を
提供することを目的とし、また他の目的はテールおよび
乱れのない均斉な扇形噴霧を得ることができる噴霧装置
を提供することを目的とするものである。
〔本発明の特徴〕
本発明は、上記目的を達成するため、扇形噴霧の少なく
とも両端縁部分の基端部を後方から前向きの互いにほぼ
平行な膜状空気流を形成すると共に、その前方に扇形状
の斜め前向き空気流を両側から供給するようにし、かつ
前記膜状空気流の空間部分からエアレス式扇形噴霧を噴
射して、扇形噴霧の両端縁部分を膜状空気流に突き抜け
させた後、再度扇形空気流に衝触させるようにし、この
ようにして得られる扇形噴霧を被塗装面上に吹き付け塗
装するようにしたことを特徴とするものである。
〔実施例〕
以下本発明を図面に例示する塗装用噴霧装置に基づいて
詳細に説明する。
第1図ないし第3図に示す噴霧装置は、噴霧ガン本体1
の先端寄りの中心部に弁座2に対応する針弁3を進退自
在に対設し、針弁3が貫通している噴霧ガン本体1にお
ける塗料供給路4の後方から圧送される塗料を針弁3の
抗体により弁座2から前方へ給送することができるよう
にし、かつこの噴霧ガン本体1の前端には、先端にエア
レス式の広角扇形噴霧ノズル5を固着したホルダー6を
パッキング7の介在のもとに対設すると共に、このホル
ダー6の外周側には噴気口8があるエアノズル部材9を
その噴気口8と前記ホルダー6の先端外周とにより環状
のエアノズル10が形成される状態のもとに嵌合したま
ま、ナット11により噴霧ガン本体1に同一軸線のもとに
取り付け、かつホルダー6および噴霧ガン本体1にはそ
れぞれ前記エアノズル10に連通する通気路12および13を
設けて後方から供給される加圧空気を両通気路13および
12からエアノズル10に供給しつつ比較的細い筒形の膜状
空気流を前向きに噴出させることができるようにし、更
にエアノズル部材9には噴気口8から適度に離れた両側
において、前記噴霧ノズル5から噴出する扇形噴霧面に
対向するように突出部14,14を設けてこの両突出部14に
斜め前向きにほぼ同程度の孔径の2対のエアノズル15,
15,16,16を相互に対向する内向きに開設すると共に、
これらエアノズル15,16に連通する通気路17を後方開放
状態に設けるほか、噴霧ガン本体1には通気路17に連通
する通気路18を設けて、後方から供給される加圧空気を
通気路18,17からエアノズル15,16に供給しつつ互いに
対向する状態の斜め前向きに噴出させることにより、前
記エアノズル10から噴出する筒形の膜状空気流を両側か
ら押し潰しつつ合流して中途部分から扁平化させて扇形
空気流を形成するようにしてなり、従ってエアノズル10
並びに15,16からの空気流と、噴霧ノズル5からの塗料
の広角扇形噴霧Pとの関係は、第1図および第2図のよ
うに、基端部が細い筒形膜状で少し前方部分で両側から
押し潰された状態の扇形に変形したAに対し、両端縁部
分がほぼ直線状の扇形噴霧Pは、その両端縁部分が空気
流Aにおける基端寄り膜状部分を外方へ突き抜けた後、
少し前方において空気流Aにおける扇形部分に再突入も
しくは衝触することになるのである。
しかして、エアレス式の広角扇形噴霧ノズル5は、大体
において扇形噴霧両端縁およひ両端縁寄り部分の霧化が
不充分となり易いのに対し、本発明装置においては扇形
噴霧両端縁付近部分を膜状空気流内に突入させた後に外
方へ突き抜けさせるようにするほか、更に扇形空気流に
衝触させるようにし、これにより流動状況の異なる空気
層の境界を3度通過することになる関係上、霧化を効果
的に実現することができるのである。
前記エアノズル10,15,16に供給する加圧空気は2〜4
kg/cm2程度で、また噴霧ノズル5に供給する塗料は70〜
120kg/cm2程度が適当である。その他エアノズル10につ
いては、円環状に限ることなく、長円環状、方形環状で
あってもよく、更に第4図のように対をなす円弧状であ
ってもよく、また第5図のように対をなす直線状スリッ
トであってもよく、要するに扇形噴霧の両端縁部に交叉
する膜状空気流がほぼ平行に前向きに噴出することがで
きるようにすればよいのである。
前記エアレス式の広角扇形ノズルとしては、例えば実開
昭60-13255公報に記載され、かつ第6図および第7図に
示すように、ノズル主体の先端寄り部分にV字状内部溝
19が形成される状態のもとに、たがね状の凹穴20を後方
開放状態に設けると共に、外方から台形の外部溝21を前
記内部溝19と直角関係に対向させた状態のもとに適度の
深さに交叉させて鞍形の噴口22を開設したものを採択
し、あるいは実開昭60-13256公報に記載され、かつ第8
図および第9図に示すように、ノズル主体の先端寄り部
分に中央に漸次深くなる中深のV字状内部溝19が形成さ
れる状態のもとに、斧刃状の凹穴20を後方開放状態に設
けると共に、外方から台形の外部溝21を前記内部溝19と
直角関係に対向させたまま、適度の深さに交叉させて鞍
形の噴口22を開設したものを採択するのが望ましく、こ
のようなノズルを採択すると、霧滴の推進速度が他のノ
ズルに比較して速いため、塗着効率が著しく高いのであ
るが、他の広角扇形噴霧ノズルを採択してもよいこと勿
論である。
また前記エアノズル部材9におけるエアノズル1,16の
内方には僅かに斜め内向きの細孔エアノズル23,24を開
設して、エアノズル10が噴霧により汚損するのを防止す
ると同時にエアノズル15,16の作用を助長するようにす
るのが望ましい。
〔効果〕
本発明によれば、次のような作用効果が得られる。
aエアレス式の広角扇形噴霧を噴射しつつその両端縁付
近を膜空気流に突き抜けさせた後、更に扇形空気流に外
方から衝触させるようにした結果、エアレス式広角扇形
噴霧ノズルから噴射される扇形噴霧特有の両端縁部分の
霧化不良およびテールの発生等の欠点を効果的に解決し
て両端縁部分の霧化の良好な広角扇形噴霧を容易に得る
ことができる。
b扇形噴霧の両側に添加する扁平化用空気流について、
ほぼ同程度の孔径のエアノズルからの空気流同士の衝触
により得られる乱れのないの扁平な空気流としたことに
より、扇形噴霧の全域にわたってむらのない状態に添加
され、噴霧の偏在傾向特に両端縁への偏在傾向が確実に
回避され、従って従来困難であった広い面積の能率的仕
上げ塗装を容易に実現することができる。
c扇形噴霧の両端縁部分の霧化不良およびテールの発生
防止効果が顕著であること、および噴霧両端縁への偏在
傾向が確実に回避されることとにより、テールのない均
斉な広角扇形噴霧が得られるから、両端縁部分が霧化不
良となり易いことに加えテールの発生し易い鞍形噴口が
ある型式の広角扇形噴霧ノズルの採択が可能となり、む
らのない均斉な広角扇形噴霧を噴射することができ、し
かも扇形噴霧の両側に添加する扁平化用空気流を空気流
同士の衝触により得られる扁平な空気流としたことによ
り噴霧の飛散防止効果が顕著であるから、塗着効率を著
しく向上した状態のもとに広い面積の能率的仕上げ塗装
を容易に実現することができるのである。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の塗装装置を示すものであって、第1図お
よび第2図はそれぞれ塗装ガンの要部を示す縦断側面図
および横断平面図、第3図は正面図、第4図および第5
図はそれぞれ他の実施例におけるエアノズルの形状を各
別に示す正面図、第6図および第7図はそれぞれ広角扇
形噴霧ノズルを例示する縦断側面図および横断平面図、
また第8図および第9図はそれぞれ他の広角扇形噴霧ノ
ズルを例示する縦断側面図および横断平面図である。 1……噴霧ガン本体 5……広角扇形噴霧ノズル 6……ホルダー 8……噴気口 9……エアノズル部材 10……エアノズル 14……突出部 15……エアノズル 16……エアノズル

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】比較的高圧のもとに塗料を噴霧すると共
    に、その噴霧の外周から比較的低圧の空気流を供給する
    空気添加型の噴霧塗装装置であって、噴霧ガン本体
    (1)の前端に、先端にエアレス式の広角扇形噴霧ノズ
    ル(5)を固着したホルダー(6)を設けると共に、こ
    のホルダー(6)の外周側には噴気口(8)があるエア
    ノズル部材(9)をその噴気口(8)と前記ホルダー
    (6)の先端外周とにより、広角扇形噴霧ノズル(5)
    からの扇形噴霧の少なくとも両端縁に対応する部分に扇
    形噴霧の軸線とほぼ平行な前向きの膜状空気流を形成す
    るエアノズル(10)を形成し、このエアノズル(10)に
    は後方から加圧空気を供給することにより膜状空気流を
    前向きに噴出させることができるようにし、更にエアノ
    ズル部材(9)には噴気口(8)から適度に離れた両側
    において、前記噴霧ノズル(5)から噴出する扇形噴霧
    面に対向するように突出部(14),(14)を設けてこの
    両突出部(14)に斜め前向きにほぼ同程度の孔径の2対
    のエアノズル(15),(15),(16),(16)を相互に
    対向する内向きに開設すると共に、これらエアノズル
    (15)と(16)との関係は、その噴出空気が前記エアノ
    ズル(10)からの膜状空気流に衝触する以前に互いに衝
    触して扇形空気流となり前記エアノズル(10)から噴出
    する膜状空気流に両側から衝触して膜状空気流を押し潰
    しつつ中途部分から扁平化させることができるように、
    エアノズル(15)と(16)との軸線が扇形噴霧の軸線に
    交叉する充分手前において鋭角に交叉する隣接状態に形
    成し、これらエアノズル(15)と(16)とに後方から加
    圧空気を供給することにより、前記エアノズル(10)か
    ら噴出する膜状空気流を前記広角扇形噴霧ノズル(5)
    からの扇形噴霧の角度よりも広角な扇形状空気流に扁平
    化するように合流させるように構成したことを特徴とす
    る噴霧塗装装置。
JP60225677A 1985-10-09 1985-10-09 噴霧塗装装置 Expired - Lifetime JPH0622717B2 (ja)

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JPS6287279A JPS6287279A (ja) 1987-04-21
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JPS6287279A (ja) 1987-04-21

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