JPH0463745B2 - - Google Patents

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JPH0463745B2
JPH0463745B2 JP15699487A JP15699487A JPH0463745B2 JP H0463745 B2 JPH0463745 B2 JP H0463745B2 JP 15699487 A JP15699487 A JP 15699487A JP 15699487 A JP15699487 A JP 15699487A JP H0463745 B2 JPH0463745 B2 JP H0463745B2
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JP
Japan
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air
paint
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conical
spray
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JP15699487A
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Shuichi Kyono
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NIPPON EE SHII SHISUTEMU KK
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NIPPON EE SHII SHISUTEMU KK
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、扇形状噴霧を発出する塗装用スプレ
ーガン特に仕上げ塗装に適するスプレーガンに関
するものである。
〔従来技術およびその問題点〕
前方へ拡開する円錐状の噴出開口部の中心に塗
料噴出口を設けると共に、前記円錐状開口部の周
側には円錐環状スリツトによる空気噴出口をその
噴出空気が前記噴出開口部の軸線の前方へ狭縮す
る中空円錐状に形成されるように共通軸線関係の
もとに設け、以つて、空気噴出口から前方に集中
する中空円錐状空気膜を噴出することにより、軸
線位置で激突する空気の一部が軸線上で逆流して
塗料噴出口から噴出する塗料を噴出開口部におけ
る円錐面に沿い拡延させて膜状化しつつ空気噴出
口からの空気膜と衝突した後、随伴されて前方の
軸線位置において集中的に衝突し、これにより効
果的に霧化するようにした先行技術が実公昭54−
5823公報に記載されている。
また上記先行技術の改良技術として、塗料噴出
口に近い上流に塗料旋回手段を付設して塗料噴出
口から噴出する塗料を円錐状の噴出開口部に沿う
状態のものとに積極的に膜状化するようにするほ
か、円錐状噴霧に対して両側から扁平化用空気を
供給して扇形状噴霧に変形するようにしたスプレ
ーガンを本発明の発明者が発明し、特願昭61−
49344として既に出願した。
しかして、上記改良発明においては、その発出
扇形状噴霧の扇形角度については充分な広角化が
得られ難く、霧化についても更に向上させること
が望まれ、しかも霧化の向上については前方へ狭
縮する中空円錐状空気流の影響を受け易く、円錐
環状スリツトによる空気噴出口形成のための各構
成部材に寸法誤差がある場合には、組み立て後の
空気噴射口が適切に形成されない不都合がある。
〔発明の目的〕
本発明の目的は、霧化効果を向上すると共に広
角扇形噴霧が得られるスプレーガンを提供するこ
とにあり、他の目的は使用する加圧空気の圧力を
低下するに拘わらず仕上げ塗装に適するスプレー
ガンを提供することにあり、また他の目的は噴霧
の扇形角度を調節することができるほか構成部材
の寸法誤差に基づく組み立て後の不具合を補正す
ることができるスプレーガンを提供することにあ
る。
〔問題解決のための手段〕
本発明は、上記目的を達成するため、塗料ノズ
ル部材を空気噴出口よりも前方へ突出させるばか
りでなく、その突出程度を調節することができる
ようにしたことを主要部とするものである。
〔実施例〕
以下、本発明のスプレーガンを図示の実施例に
ついて詳細に説明する。
スプレーガン本体1の前端に塗料ノズル部材2
およびこの塗料ノズル部材2の外側に空気ノズル
部材3をナツト4により共通軸線関係に取り付け
るようにし、塗料塗料ノズル部材2の先端寄り内
面には前方に拡開する円錐状の噴出案内部5とそ
の中心部に塗料噴出口6とを形成するほか、塗料
噴出口6の上流には弁座7を設けると共に、この
弁座7に対応する針弁8を進退自在に対設したま
ま、必要に応じ針弁8を後退させることにより開
弁してスプレーガン本体1における塗料供給路9
から圧送される塗料を塗料噴出口6から前方へ噴
出させることができるようにし、かつ空気ノズル
部材3の中央前端に前方へ狭縮する円錐状開口部
10を形成して塗料ノズル部材2における円錐状
案内部5と空気ノズル部材3における円錐状開口
部10との中間に前方に狭縮する円錐環状の空気
噴出口10′を設けたまま、スプレーガン本体1
に設けられた通気路11および塗料ノズル部材2
に穿設された通気路12を経て供給される加圧空
気を空気噴出口10′から前方へ狭縮する中空円
錐状の霧化用空気として噴出させることができる
ようにし、これにより空気噴出口10′から前方
軸線位置に集中する中空気円錐状空気流の激突に
伴ない反転して生じる逆流空気により塗料噴出口
6から噴出する塗料を案内部5の円錐面に沿つて
拡延しつつ前進させた後、空気噴出口10′から
噴出する空気流に衝触させてこの空気流に随伴さ
れた状態のもとに前方の軸線位置において集中的
に衝突させ、この衝突により効果的に霧化するよ
うにする。
前記塗料噴出口6に近い上流に塗料の旋回手段
を付設するのであつて、図示の実施例において
は、塗料ノズル部材2に中空部13を形成してそ
の前端即ち前記塗料噴出口6の背部に、噴口14
があるオリフイス部材15を設けると共に、この
オリフイス部材15の背部には、中央前端の旋回
室16と旋回室16に接線方向に連通する流路1
7,17とこの流路17に後方から連通する前後
方向の流路18とがある旋回用コア19をその前
面が前記オリフイス部材15に圧接するように前
記中空部13に嵌挿して塗料旋回手段を構成し、
かつ前記旋回用コア19の背部には前記弁座7を
圧着して設けるほか、この弁座7に対応する前記
針弁8を後方から進退自在に対設し、なお弁座7
から前方へ拡散流路20を設けてこの流路20お
よび前記旋回用コア19における流路18,17
を経て前記旋回室16に塗料を流入させることが
できるようにし、これにより針弁8の後退による
開弁に伴ない塗料供給路9からの塗料に対して旋
回用コア19における旋回室16において旋回動
を付与し、従つて塗料噴出口6から噴出する場合
に遠心力により放射状に噴出させて前記円錐状案
内部5に沿い積極的に拡延薄膜化し、軸線上にお
いて逆流する一部分の空気流による拡延作用と相
俟つて均斉化した状態のもとに空気噴出口10′
からの円錐環状の空気膜と衝触することができる
ようにし、この衝触よる霧化並びに前方の軸線上
における集中的衝突による霧化により、微細に霧
化して噴射することができるようにする。
前記構成によれば、被塗装面上には円環状塗膜
パターンが現出するが、長円塗膜パターンを得る
ため円錐状噴霧を空気流により扁平化して扇形状
にするのであつて、これがための装備としては、
図示のように、空気ノズル部材3の外周寄りの対
向2個所に前向きの突出部21,21を対称的に
形成すると共に、この突出部21には前後方向の
流路22およびこの流路22に連通する斜め内向
きの扁平化用空気ノズル23,24を前向きのも
とに前記空気噴出口10′からの円錐状空気流の
衝突点よりも前方の軸線部に指向するように設
け、かつ前記スプレーガン本体1には前記流路2
2に連通する空気供給段部25を設け、以つて必
要に応じ比較的低圧の加圧空気を空気ノズル2
3,24から円錐状噴霧が挟まれる状態に吹き付
けることにより扇形状噴霧に変形するようにす
る。
前記塗料ノズル部材2における案内部5の先端
と空気ノズル部材3における開口部10の先端と
の位置関係については、円錐環状の空気噴出口1
0′の形成上重要であるが、各構成部材の製作誤
差に基因して軸線方向の対応位置がずれる場合が
あるから、本発明においては塗料ノズル部材2と
空気ノズル部材3とを軸線方向へ相対的に進退調
節することができるように構成して案内部5と開
口部10との対応位置を補正することができるよ
うにするのであつて、図示の実施例においては、
前記塗料ノズル部材2を後方固定部材2aと前方
可動部材2bとに2したまま両者をねじ部26に
より軸線方向へ伸縮することができるように螺着
すると共に、その伸縮位置を設定するための装備
としては、前記弁座7を圧着固定するための止ね
じ27の後端面に対接する調節ねじ28を固定部
材2aに進退自在に螺装し、以つて必要に応じ可
動部材2bを固定部材2aから適度に引き出した
状態のもとに調節ねじ28を適切に進退させた
後、可動部材2bをその止ねじ27の後端面が調
節ねじ28に圧接するようにねじ込み固定するよ
うにし、これにより塗料ノズル部材2における案
内部5の先端が空気ノズル部材3における開口部
10よりも適度に突出した所望位置に設定するこ
とができるようにしてなるのである。
空気ノズル部材3における開口部10に対する
塗料ノズル部材2における案内部5の突出程度に
ついては、案内部5の先端部が開口部10と一致
した位置から後方に退没すると霧化が低下するば
かりでなく開口部10の先端付近が塗料により汚
損されて空気噴出口10′が閉塞される等の欠点
があり、また案内部5が過度に突出すると軸線上
における集中的衝突による霧化作用を得ることが
できなくなるのであり、しかして第1図のように
案内部5を開口部10から比較的大きく突出させ
た場合には、空気噴出口10′の開口面積が狭縮
されて噴出空気の流速が増加して衝突霧化効果が
向上すると共に、この霧化用の噴出空気量はその
空気供給源が扁平化用空気と共通であるため減少
して衝突霧化後の噴霧は仕上げ塗装に好適なソフ
ト噴霧が生成され、しかも空気ノズル23,24
からの扁平化用空気量が増加して扇形角度が拡大
されるのであり、これに対し第3図のように案内
部5を比較的小さく突出させた場合には、空気噴
出口10′の開口面積が拡大して噴出空気の流速
が低下すると同時に流量が増加するから、衝突に
よる霧化作用は少し低下するが、噴霧の推進速度
が増加すると同時に扁平化用空気量が減少して扇
形角度が縮小され、塗着効率は増加するのであ
り、従つて塗料ノズル部材2における案内部5の
突出程度の調整により、霧化程度、扇形角度、塗
着効率を容易に選択することができるのである。
また、本発明のスプレーガンを静電塗装に適応
させるためには、スプレーガン本体1および空気
ノズル部材3を貫通する導電線29および30を
途中の接続部31の介在のもとに設けてその導電
線30の先端を針状電極32としてこれを空気ノ
ズル部材3における一方の突出部21の先端から
斜め内向きに突出させて噴霧の基端近くに配置
し、この針状電極32に対し高圧電源33から安
全用高抵抗34およ導電線29,30を経て高電
圧を印加することにより、噴霧に高圧電荷を荷電
するようにすればよく、あるいは導電線30およ
び針状電極31を省略してこれに代え、塗料ノズ
ル部材2を金属製とすると共に、この塗料ノズル
部材2と導電線29とを電気的に接続し、塗料ノ
ズル部材2の先端を荷電電極に充当するようにし
てもよく、霧化効率および塗着効率を一層向上す
ることができるのである。
前記塗料ノズル部材2における案内部5につい
ては、円錐状に限ることなく、第4図のように平
坦面であつても支障なくほぼ同様な霧化作用が得
られるのであり、また塗料の旋回手段についても
図示実施例に限らず他の構成を採択することがで
きること当然であり、その他塗料および空気の供
給圧力については、例えば塗料の供給圧力は0.2
〜0.7Kg/cm2程度とし、空気の供給圧力を1.5Kg/
cm2程度として好結果が得られるが、その使用塗料
あるいは用途に応じて適宜変更することができる
のである。
〔発明の効果〕
以下説明したように、本発明によれば、次のよ
うな効果が得られる。
(a) 中央から旋回しつつ放射状に塗料を噴出させ
ると共に、これに円錐環状の空気流を衝突させ
て合流した状態のもとに前方において交叉する
ように衝突させるようにしたから、霧化効果を
著しく向上することができる。
(b) 円錐環状の空気流噴出口を調節することがで
きる構成にしたから、各構成部材の製作誤差に
拘わらず、適正位置に容易に設定することがで
きる。
(c) 空気噴出用開口部10よりも塗料噴出用案内
部5を突出させたことにより、空気噴出口の汚
損を防止することができる。
(d) 塗料噴出用案内部5の進退調節により、空気
流の流速並びに流量を変更することができるか
ら、噴霧の扇形角度、霧化効率、塗着効率等を
選択することができるばかりでなく、特に扇形
角度および霧化効率については供給空気圧が低
いにも拘わらず著しく良好であり、従つて長円
形塗膜パターンの長径寸法を拡大することがで
き、しかも噴霧をソフト化することができるか
ら、広面積を高能率のもとに仕上げ塗装するこ
とができるのであつて、なお塗着効率について
も実施の結果、従来品よりも優れていることが
判つた。
【図面の簡単な説明】
図面において、第1図および第2図はそれぞれ
一実施例の本発明のスプレーガンの要部を示す縦
断側面図および旋回用コアだけの斜面図、第3図
は空気噴出口を調節した状態の要部だけの縦断側
面図、また第4図は他の実施例における要部だけ
の縦断側面図である。 2……塗料ノズル部材、3……空気ノズル部
材、5……噴出案内部、6……塗料噴出口、10
……円錐状開口部、10′……空気噴出口、23
……扁平化用空気ノズル、24……扁平化用空気
ノズル。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 噴出案内部の中心に塗料噴出口がある塗料ノ
    ズル部材の周側に空気ノズル部材をその円錐状開
    口部と前記塗料ノズル部材における先端部とによ
    り前方へ狭縮する中空円錐環状空気流の形成に適
    応する空気噴出口が形成されるように設けると共
    に、前記塗料噴出口に近い上流に塗料旋回手段を
    設け、かつ前記空気噴出口からの空気が衝突する
    位置よりも前方の軸線部に指向するように噴霧扁
    平化用空気ノズルを設け、更に前記塗料ノズル部
    材における噴出案内部を空気ノズル部材における
    開口部に対し前方に突出したまま前後に進退調節
    することができるようにしたことを特徴とするス
    プレーガン。
JP15699487A 1987-06-23 1987-06-23 スプレ−ガン Granted JPS63319076A (ja)

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JPH0737728Y2 (ja) * 1989-08-11 1995-08-30 岩田塗装機工業株式会社 内部混合霧化を採用したスプレーガン
US6808122B2 (en) 2002-08-19 2004-10-26 Illinois Tool Works, Inc. Spray gun with improved pre-atomization fluid mixing and breakup
US7762476B2 (en) 2002-08-19 2010-07-27 Illinois Tool Works Inc. Spray gun with improved atomization
US7926733B2 (en) 2004-06-30 2011-04-19 Illinois Tool Works Inc. Fluid atomizing system and method
US7883026B2 (en) 2004-06-30 2011-02-08 Illinois Tool Works Inc. Fluid atomizing system and method
US8602326B2 (en) 2007-07-03 2013-12-10 David M. Seitz Spray device having a parabolic flow surface

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