JPS62204873A

JPS62204873A - 噴霧ノズル

Info

Publication number: JPS62204873A
Application number: JP62041585A
Authority: JP
Inventors: ジェラール・デグリ; ロジェ・トロム
Original assignee: Sames SA
Current assignee: Sames SA
Priority date: 1986-02-28
Filing date: 1987-02-26
Publication date: 1987-09-09
Also published as: EP0240377A1; DE3761722D1; FR2595059A1; US4767057A; FR2595059B1; ES2012805B3; EP0240377B1

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は、塗料、ワニスなどの液体用の噴霧器に関し、
特にこの種の噴霧器の噴霧ノズルの改良に関するもので
、あらゆる状況において、特に噴出される液体の流速が
比較的低い場合において、噴霧液体のジェットを比較的
幅広の扇形に整形しうる噴霧ノズルに関するものである
。

（従来技術とその問題点）圧搾空気を使って液体を噴霧し、生じたジェットを必要
な形、例えば比較的偏平な扇形に形成するような液体噴
霧装置は公知である。この型の装置は米国特許第２，６
４６，３１４号に示されているように、軸方向液体噴出
通路と、例えば環状で該液体噴出通路と同軸の空気噴出
通路と、該液体噴出通路の吐出口の下流地点で収斂する
傾斜した噴霧形成用空気噴出通路と、その軸が該液体噴
出通路の軸を含む平面内にある整形用空気噴出通路とを
有するノズルを具備している。整形用空気噴出通路はノ
ズルの前方で収斂して、噴霧液体の拡開ジェットを「偏
平」にすることによって、該ジェットをほぼ長方形の横
断面を有する比較的偏平な扇形に形成する。一般的に、
これら数種の空気噴出通路は２つの圧搾空気供給装置に
連結されている。

即ち、一方の圧搾空気供給装置は整形用空気噴出通路に
、他方はその他の通路に連結される。第１の供給装置の
圧力は基本的に扇形の幅を制御し、第２の供給装置の圧
力は噴霧の微粉度を制御している。

考１＋１せねばならない他の重要なパラメータとしては
、液体の流速がある。特定範囲の流速域で満足な結果を
得るには、数種の通路の数、径１位置や向きを適切に選
択し、更に空気圧を適当に設定することが必要である。

しかしながら、空気ジェットの作用は互いに干渉し合う
ので、調節に困難が伴う場合が少なくない。

特に、液体が低流速（典型的には毎分１００〜２００Ｃ
１１１）の場合には、幅広のジェット（例えば、ノズル
から２５〜３０ｃｍ離れた所で５０〜６０ＣＩ幅の非常
に幅広の扇形）を得るのは難しい。このような状況下で
調節に依存している場合、ジェットの幅が狭過ぎたり、
液体噴出通路の軸が位置する前記平面付近の中心でジェ
ットが空洞化或いは２部分に分裂したり、噴霧が不均質
となり特にジェットの端部において粗くなったりするな
どの問題点が経験されてきた。これらの現象は次のよう
な原因に由来すると考えられる。即ち、液体が低流速の
場合、噴霧形成用空気の圧力を減じなげればならないが
、幅広のジェットを得るためには整形用空気の噴出圧力
をどうしても高くする必要があるため、種々の空気噴出
通路の径を最適となるように選択しても、噴霧ジェット
が整形用空気ジェットの圧力に拮抗できなくなるからで
ある。

本発明の目的は上述した問題点を解決して、比較的流速
が低い場合であっても所望の幅広で均質な噴霧ジェット
が得られる噴霧ノズルを提供することにある。

（問題点を解決するための手段）本発明に係る噴霧ノズルは、液体通路と、噴霧液体の拡
間ジェットを形成するための噴霧形成用空気通路と、該
ジェットを整形するための整形用空気通路とを有し、整
形用空気通路は第１通路と第２通路とからなり、第１通
路の軸は、液体通路の軸とほぼ同一平面上にあり、かつ
液体通路の軸をほぼ含む偏平な拡開ジェットを形成する
ように収斂し、この偏平な拡開ジェットは第１通路と液
体通路の軸を含む平面にほぼ直交する中央面を有し、第
２通路はこの平面の両側に対称的に配されかつ上記中央
面に向かう軸を有することを特徴とする。

一般に、前記第１通路は液体噴出方向に平行に突出する
突起部に形成され、そのオリフィスは突起部の対向する
内側面に開口する。

本発明の好適な実施例では、前記第２通路もまたこれら
の突起部に形成され、ジェットの噴出方向で見て第１通
路のオリフィスの下流地点において同一内側面に開口す
る。

本発明の他の目的及び利点は、添附の図面を参照にして
下記の実施例の説明からより明らかとなろう。

（実施例）図には、圧搾空気噴霧器のほぼ筒形をしだ噴霧ノズル１
１が示されている。この内部には以下述べる種々の通路
が設けられ、各々のオリフィスを介して、ノズルの環状
面１２に、または環状面１２の周縁から突出する２つの
平行な突起部１３の内側面に、開口している。

まずノズル１１は、それ自体公知である次の通路を有し
ている。

・オリフィス１５ａを介して環状面１２の中心部に開口
する軸方向液体噴出通路１５（液体噴出軸は図ではＸ−
Ｘ−軸として示されている。）。

・環状断面を有し、通路１５と同軸で、環状オリフィス
１６ａを介して環状面１２に開口する送り空気噴出通路
１６゜・軸Ｘ−Ｘ＝に対して傾斜した噴霧形成用空気噴出通路
１７゜これらはオリフィス１５ａの下流側でｘ−ｘ　”
軸のＡ点に収斂する噴出軸を有し、これらの通路のオリ
フィス１７ａは同じく環状面１２に開口する。

・Ｘ−Ｘ−軸に対して傾斜しかつこの軸を含む所定の平
面Ｐ（ノズルの中央縦断面でもある）内にほぼ位置する
合計二対の第１整形用空気噴出通路１８゜これら通路の
吐出オリフィス１８ａは突起部１３の対向する内側面に
開口し、これらの通路の軸は、Ａ点の下流でＸ−Ｘ−軸
に沿って離開する［３８．８２点にそれぞれ対をなして
収斂する。

・通路１８と同一平面Ｐ内に位置する空気噴出通路１９
゜そのオリフィス１９ａは環状面１２に開口する。これ
らの通路からの空気ジェットは、噴霧液体の飛沫が突起
部１３上に付着するのを防止するとともに、オリフィス
１８ａからの空気ジェットを僅かに「偏平」にして、平
面Ｐの付近で噴霧ジェットが空洞化したり分裂するのを
防止するのに貢献する。

従来と同様に、通路１８は一方の圧搾空気供給装置に連
結され、通路１６．１７．１９は別の圧搾空気供給装置
に連結されて、上記の調節が可能となっている。これら
二群の通路に連結される給気管は環状部材２０により分
離され、この環状部材２０はまた、内部に通路１５が画
成される軸方向導管を中心に位置決めするのに役立って
いる。

ｘ−ｘ　′軸を含みかつ平面Ｐに直交する平面ＰＭが、
噴霧液体の扇形ジェット２１の中央面である。

本発明では上記の構成に加えて、各突起部１３の通路１
８を含む平面Ｐの両側に第２の整形用空気噴出通路２５
が設けられている。これらの第２通路の吐出オリフィス
２５ａは突起部１３の対向する内側面に開口し、また各
突起部の通路の噴出軸は平面Ｐに関して左右対称に中央
面ＰＭに向けて配置されている。合計二対の第２通路２
５の噴出軸は、第１通路１８の噴出軸の収斂点Ｂ、　、
　Ｂ２の下流にあってほぼ中央面ＰＭ上のＸ−Ｘ−軸の
両側に位置する点ＣＩ　、Ｃｚにそれぞれ対をなして収
斂する。

各突起部１３の第１通路１８は相互にほぼ平行であり、
各突起部の２つの第２通路２５は平面Ｐの両側に配され
かつ通路１８の軸方向にほぼ平行な共通平面上に位置し
ている。通路１８が相互に平行でない場合には、通路２
５の平面は近い方の通路１８の軸にｌよぼ平行にするの
が好ましい。同じ突起部１３の２つの第２通路２５を含
む平面は、Ｘ−Ｘ−軸に対して約６８°傾斜している。

また、各突起部の第２通路は互いに約３６°の角度をな
す。その吐出オリフィス２５ａは同じ突起部の第１通路
または最も近い第１通路の吐出オリフィスから約２ｍｍ
１下流側に位置している。同じ突起部上の２つの第２通
路の吐出オリフィス２５ａは好ましくは互いに約２１１
１１離間している。

第２通路は全て同径であり、第１通路の径より小さい。

第２通路２５の径は、好ましくは噴霧形成用空気噴出通
路１７または通路１９とほぼ同径である。

本実施例では、この径は約０．５ｍｍである。しかしな
がら、上記の数値は全て、特に良い結果が得られた実施
例について例示しただけであって、通路の径１位置の他
の組合せも勿論可能である。

空気ジェットを扇形ジェット２１の開方部に噴出する第
２通路２５は２つの役割をする。その１つは、噴霧液体
のジェットを「偏平」にして、扇形ジェット２１の拡間
に貢献することである。更に、通路２５からの空気ジェ
ットは噴霧液体をジェットの中心方向に押ずことにより
、通路１８からの空気ジェットによりＸ−Ｘ−軸の付近
に発生することのある空洞スペースを「埋める」機能を
持っている。このようにして、扇形ジェット２１は必要
とされる長方形に極めて近似した断面を持つように形成
される。

（発明の効果）上述したところから明らかなように、本発明に係る噴霧
ノズルによれば、従来の第１整形用空気噴出通路に加え
て第２の整形用空気噴出通路を設け、その吐出オリフィ
スを第１整形用空気噴出通路の吐出オリフィスの下流側
に配置したので、第２通路から噴出される空気ジェット
が噴霧液体をジェットの中心方向に押すことになり、第
１通路からの空気ジェットのために液体噴出軸付近に発
生することのあった空洞スペースを埋めることが可能に
なり、液体が低流速の場合でも、空洞化や分裂のない幅
広で均質な噴霧を提供することができるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例に係る液体噴霧装置のノズル
を示す斜視図、第２図は第１図の■−■線に沿った縦断
面図、第３図は第１図の■−■線に沿った部分断面図で
ある。１１・・・・・・ノズル　　　　１３・・・・・・突起
部１５・・・・・・液体通路１７・・・・・・噴霧形成用空気通路１８・・・・・・第１整形用空気通路１８ａ、２５ａ・・・・・・吐出オリフィス２１・・・
・・・扇形ジェット

Claims

【特許請求の範囲】

（１）液体通路と、噴霧液体の拡開ジェットを形成する
ための噴霧形成用空気通路と、該ジェットを整形するた
めの整形用空気通路とを有し、該整形用空気通路は複数
の第１通路と第２通路とからなり、該第１通路の軸は該
液体通路の軸とほぼ同一平面上にあり、かつ該液体通路
の軸をほぼ含む偏平な拡開ジェットを形成するように収
斂し、該偏平な拡開ジェットは該第１通路と該液体通路
の軸を含む平面にほぼ直交する中央面を有し、該第２通
路は該平面の両側に対称的に配されかつ該中央面に向か
う軸を有することを特徴とする噴霧ノズル。
（２）前記整形用空気通路は前記中央面の両側に一対ず
つ配置される少なくとも二対の前記第２通路を有し、該
第２通路の軸は前記第１通路の軸よりち下流地点でかつ
前記液体通路の両側でほぼ該中央面上に対をなして収斂
することを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の噴霧
ノズル。
（３）前記液体通路の軸に平行に突出し、前記第１及び
第２通路が形成される２つの突起部を有することを特徴
とする特許請求の範囲第１項または第２項記載の噴霧ノ
ズル。
（４）前記各突起部の前記第２通路が、同じ突起部の前
記第１通路の軸にほぼ平行する平面内にあることを特徴
とする特許請求の範囲第３項記載の噴霧ノズル。
（５）前記第２通路の前記平面が前記液体通路の軸に対
して約６８°の角度に傾斜していることを特徴とする特
許請求の範囲第４項記載の噴霧ノズル。
（６）前記各突起部の前記第２通路は相互に約３６°の
角度をなすことを特徴とする特許請求の範囲第４項また
は第５項記載の噴霧ノズル。
（７）前記第１及び第２通路が各々吐出オリフィスを有
し、該第２通路の該吐出オリフィスが、同じ突起部にあ
る近接する該第１通路の該吐出オリフィスから約２ｍｍ
下流側に位置することを特徴とする特許請求の範囲第４
項乃至第６項のいずれかに記載の噴霧ノズル。
（８）前記各突起部の前記第２通路の前記オリフィスが
相互に約２ｍｍ離間していることを特徴とする特許請求
の範囲第７項記載の噴霧ノズル。
（９）前記第２通路の径は前記噴霧形成用空気通路の径
にほぼ等しいことを特徴とする特許請求の範囲第１項記
載の噴霧ノズル。
（１０）前記第２通路の径が約０．５ｍｍであることを
特徴とする特許請求の範囲第１項または第９項記載の噴
霧ノズル。