JPH06227033A - デジタル画像形成装置 - Google Patents

デジタル画像形成装置

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JPH06227033A
JPH06227033A JP5014595A JP1459593A JPH06227033A JP H06227033 A JPH06227033 A JP H06227033A JP 5014595 A JP5014595 A JP 5014595A JP 1459593 A JP1459593 A JP 1459593A JP H06227033 A JPH06227033 A JP H06227033A
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JP
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signal
output
peak
circuit
waveform
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JP5014595A
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English (en)
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Yoshinobu Namita
芳伸 波田
Masaki Tanaka
雅樹 田中
Kazuyuki Fukui
一之 福井
Koichi Eto
浩一 衛藤
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Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
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Publication date
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/40Picture signal circuits
    • H04N1/40025Circuits exciting or modulating particular heads for reproducing continuous tone value scales
    • H04N1/40037Circuits exciting or modulating particular heads for reproducing continuous tone value scales the reproducing element being a laser

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  • Signal Processing (AREA)
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  • Dot-Matrix Printers And Others (AREA)
  • Facsimile Image Signal Circuits (AREA)
  • Exposure Or Original Feeding In Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ガンマ補正を小さくし安定した出力濃度特性
を有するデジタル画像形成装置を提供する。 【構成】 デジタル画像形成装置では、デジタルの画像
読取信号に応じて感光体を露光するレーザビームの露光
の光強度やパルス幅が変調される。ここで、レーザビー
ムの発光周期ごとにピークを有する波形を発生し、画像
読取信号とピーク波形とを合成し、ピークを有する駆動
信号を出力する。これにより、レーザビームを発生する
半導体レーザの駆動信号にピークをもたせることができ
る。したがって、低階調度の画像読取信号に対して、ピ
ークに対応する感光体位置では従来より半導体レーザの
露光量が増える。このため、低濃度での階調特性の非線
形性が改善される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、レーザビームの変調に
よる電子写真プロセスを用いたデジタルプリンタなどの
デジタル画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体レーザのレーザビームを用いて感
光体の露光を行う電子写真法を用いたデジタル画像形成
装置では、入力される多値デジタルデータ(原稿の読取
データ)に対応してレーザビームが変調されて、読取デ
ータに対応した潜像が感光体上に作られる。この潜像が
現像されて、得られたトナー像が紙の上に転写され、次
に定着されて、原稿の画像が再現される。画像再現に際
しては、画像安定化のために、感光体上に作成した基準
トナー像の濃度を検出し、最大濃度を一定に保つ制御が
行われ、レーザ発光強度、感光体表面電位などが調整さ
れる。さらに、特に中間調画像やカラー画像において、
入力される多値読取データに対して階調補正が重要であ
る。一般に、感光体の感光特性、トナーの特性、使用環
境等種々の要因がからみ合って、再現された画像濃度レ
ベルはレーザ光の露光レベルには正確には比例しない。
このような非線形特性は一般にガンマ特性(階調特性)と
呼ばれ、印字された再現画像の忠実度が低下する大きな
要因となっている。そこで、半導体レーザの出力パワー
について、あらかじめ出力特性を補正して比例特性を実
現させることが行われている。これを階調補正(いわゆ
るガンマ補正)という。すなわち、多値読取データに対
して、低階調度で出力パワーを大きくし、高階調度で出
力パワーを小さくして、再現画像の濃度を読取データの
階調度に比例させる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】感光体上での潜像の形
成においては、こうして補正された読取データに対応し
てレーザビームの露光量が画素ごとに変調される。ここ
に、レーザビームの変調法には、強度変調(パルス幅一
定)とパルス幅変調(光強度一定)がある。強度変調で
は、1画素に対するレーザビームの露光時間は一定に保
つ一方、レーザビームの強度が、階調補正された読取デ
ータに対応して変調される。パルス幅変調では、レーザ
ビームの強度は一定に保つ一方、1画素に対するレーザ
ビームの露光時間(パルス幅)が、階調補正された読取
データに対応して変調される。いずれの変調方法でも、
1画素ごとに多階調の表現が可能であるが、得られた出
力濃度特性(ガンマ特性)が、読取データ(露光量)に
対して非線形になる。そのため、再現特性を狙いどおり
に補正する上述のガンマ補正が必要である。このガンマ
補正量は特に低濃度部(ハイライト部分)で大きくな
り、再現特性が変動しやすい。また、小さなノイズまで
も再現してしまうことがある。ガンマ補正量は小さいほ
うが、画像の安定性がよくなり、低濃度部分での画像の
抜けもなくなる。したがって、ガンマ補正量が小さい変
調が望ましい。
【0004】本発明の目的は、ガンマ補正を小さくし安
定した出力濃度特性を有する画像形成装置を提供するこ
とである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る電子写真プ
ロセスを用いたデジタル画像形成装置は、受信したデジ
タルの画像読取信号に対応して、感光体を照射するレー
ザビームの発光周期ごとに1つのピークを有する波形を
有する出力信号を出力するピーク波形発生回路と、ピー
ク波形発生回路の出力信号に応じて変調される光量のレ
ーザビームを半導体レーザに発生させる駆動回路とを備
えたことを特徴とする。好ましくは、上記の波形合成回
路は、出力する駆動信号のピーク値が一定になるよう
に、駆動信号の増幅率を1画素ごとに設定する増幅回路
を備える。好ましくは、上記のピーク波形発生回路が、
入力される画像読取信号が小さいほど急な傾きのピーク
を発生する。好ましくは、上記のピーク発生回路は、ク
ロック信号を微分してピーク波形を発生し、上記の波形
合成回路は、画像読取信号と微分波とを合成する。
【0006】
【作用】デジタル画像形成装置では、デジタルの画像読
取信号に応じて感光体を露光するレーザビームの光強度
やパルス幅が変調される。この変調に用いる駆動信号と
して、従来は矩形波を用いていたが、本発明では、駆動
信号にピークを持たせる。すなわち、ピーク波形発生回
路は、レーザビームの発光周期ごとにピークを有する波
形を有する出力信号を出力する。これにより、レーザビ
ームを発生する半導体レーザの駆動信号にピークをもた
せることができる。したがって、低階調度の画像読取信
号に対して、ピークに対応する感光体位置では従来より
半導体レーザの露光量が増える。このため、低濃度での
階調特性の非線形性が改善される。好ましくは、駆動信
号のピークの高さは一定にされる。これにより、低階調
信号でもピークの高さが高いため階調特性の非線形性が
改善される。好ましくは、合成された駆動信号の波形
は、入力されるデジタル画像信号が小さいほど急な傾き
のピークをもつ。したがって、画像信号が0に近づくに
つれピーク幅が0に近づく。逆に、画像信号が増えるに
つれピークの傾斜がゆるやかになり、通常の矩形波に近
づく。これにより、立ち上がり形状が可変にでき、階調
特性の非線形性がさらに改善される。ピーク波形発生回
路は、たとえばクロック信号を微分してピーク波形を発
生する。
【0007】
【実施例】以下、図面を参照して本発明による実施例に
ついて説明する。 (a)デジタルカラー複写機の構成 図1は、本発明の実施例に係るデジタルカラー複写機の
全体構成を示す断面図である。デジタルカラー複写機
は、原稿画像を読み取るイメージリーダ部100と、イ
メージリーダ部で読み取った画像を再現する複写部20
0とに大きく分けられる。イメージリーダ部100にお
いて、スキャナ10は、原稿を照射する露光ランプ1
2、原稿からの反射光を集光するロッドレンズアレー1
3、および、集光された光を電気信号に変換する密着型
のCCDカラーイメージセンサ14を備えている。スキ
ャナ10は、原稿読取時にはモータ11により駆動され
て、矢印の方向(副走査方向)に移動し、プラテン15
上に載置された原稿を走査する。露光ランプ12で照射
された原稿面の画像は、イメージセンサ14で光電変換
される。イメージセンサ14により得られたr,g,bの
3色の多値電気信号は、読取信号処理部20により、イ
エロー、マゼンタ、シアン、ブラックのいずれかの8ビ
ットの読取データC,M,Y,BKに変換され、同期用
バッファメモリ30に記憶される。
【0008】図2は、CCDセンサ14により読み取ら
れた画像データを処理する読取信号処理部20のブロッ
ク図である。カラー原稿は、CCDセンサ14により光
電変換され、原稿反射率データ(アナログ電圧)r,
g,bが得られる。このアナログ電圧は、次に、デジタ
ル化処理部21で、ノイズ除去、信号増幅、ゲイン可変
の後、A/D変換され、反射率データ(デジタル値)
R,G,Bに変換される。この反射率データは、次に、
濃度変換部22で、log変換により濃度データDR
G,DBに変換され、次に色補正処理部23で、マスキ
ングなどの色補正処理がなされ、イエロー(Y)、マゼ
ンタ(M)、シアン(C)及びブラック(BK)の各色
のデータに変換された後に、画像処理部24で、編集、
変倍、濃度補正、画質モニタなどの画像処理が施され、
読取データとして出力される。この読取データは、画像
形成の際は、ガンマ補正などの補正を受けた後、レーザ
ビームにより感光体上に露光され、静電潜像が形成され
る。
【0009】図1に戻って説明を続けると、次いで、複
写部200において、プリントヘッド部31は、読取信
号処理部20から入力される読取データに対して感光体
の階調特性に応じた階調補正(γ補正)および後述の波形
変換を行った後、レーザダイオード駆動信号を生成し
て、この駆動信号により半導体レーザ121(図3参
照)を発光させる。
【0010】画像データに対応してプリントヘッド部3
1から発生されるレーザビームは、反射鏡37を介し
て、回転駆動される感光体ドラム41を露光する。感光
体ドラム41は、1複写ごとに露光を受ける前にイレー
サランプ42で照射され、帯電チャージャ43により一
様に負に帯電されている。この状態で露光をうけると、
感光体ドラム41上の照射位置の電位が低下して、原稿
の静電潜像が形成される。シアン、マゼンタ、イエロ
ー、ブラックのトナー現像器45a〜45dのうちいず
れか一つだけが選択され、感光体ドラム41上の静電潜
像を現像する。静電潜像の減衰電位が現像バイアス電位
よりも低電位になると、現像器45のスリーブ表面に運
ばれてきたトナー(負電荷を有する)が感光体ドラム41
上に付着しトナー像が形成される。次に、転写前イレー
サランプ55によって感光体上の電荷を消したあとに、
現像されたトナー像は、転写チャージャ46により転写
ドラム51上に巻きつけられた複写紙に転写される。
【0011】上記印字過程は、現像器45を切り替えて
イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)及びブ
ラック(BK)の4色について繰り返して行われる。こ
のとき、感光体ドラム41と転写ドラム51の動作に同
期してスキャナ10はスキャン動作を繰り返す。最終転
写が終了すると、複写紙は、分離爪47を作動させるこ
とによって転写ドラム51から分離され、定着装置48
を通って定着され、排紙トレー49に排紙される。こう
して、フルカラーコピーが得られる。なお、複写紙は用
紙カセット50より給紙され、転写ドラム51上のチャ
ッキング機構52によりその先端がチャッキングされ、
転写時に位置ずれが生じないようにしている。
【0012】以下に説明する各実施例では、プリンタ制
御系での半導体レーザの駆動信号の発生方式がそれぞれ
異なる。 A.第1実施例 図3は、第1実施例のプリンタ制御系を示す。この複写
機のプリント動作は、CPUを備えるプリンタ制御部1
01により制御される。バッファメモリ30の多値の読
取データは、インターフェース111を介してファース
トインファーストアウト(FIFO)メモリ112に記
憶される。画像形成時には、プリンタ制御部101は、
ガンマ補正データを記憶するROM102から読み出し
たガンマ補正データをガンマ補正回路113に送る。F
IFOメモリ102から読み出された読取データは、ガ
ンマ補正回路113にて補正され、次に反転回路114
により値が反転される(たとえば、0〜1024から1
024〜0へ)。この値は、D/A変換器115により
アナログ値に変換されて、波形変換回路116に出力さ
れる。さらに、1ドットごとにピーク電圧の最大値は一
定になるようにガンマ補正回路113の出力に応じて増
幅率設定回路141により設定された増幅率で増幅率切
換回路142によりアンプ117の増幅率が設定され
る。
【0013】一方、微分波発生器132は、クロック回
路131が発生するクロック信号を基に、微分波を発生
する。この微分波は、クロックの立ち上がりと立ち下が
りで異なった極性の波形を有する。そこで、微分波は、
整流器133により整流されて、出力極性の反転部分が
削除される。次に、オフセット回路134で微分波の定
数部分が調整され、波形変換回路116に出力される。
波形変換回路116は、入力される信号と微分波とを合
成し、強度変調信号を得る。次に、この信号は、アンプ
117で増幅され、ピーク値が一定にされる。また、プ
リンタ制御部101は、感光体感度、機械使用環境など
の影響を補正するために、全体のゲインを設定し、ゲイ
ン切換信号発生器103に送る。発生されたゲイン切換
信号は、ゲイン切換回路118に送られる。アンプ11
7の出力信号は、ゲイン切換回路118で出力値を所定
増幅率で増幅された後、ドライブI/O119を介して
L/Dドライバ120に出力される。L/Dドライバ1
20は、このピークを有する駆動信号に従って半導体レ
ーザ121を駆動する。なお、プリンタ制御部101
は、クロック切換回路104に信号を送り、半導体レー
ザ駆動用の変調クロック(1〜n画素の階調表現画素サ
イズ、本実施例では1画素、の周期に対応する)のデュ
ーティ比を切り換えることができる。指定されたデュー
ティ比の変調クロックは、パラレルI/O105を介し
てL/Dドライバ120に送られ、L/Dドライバ12
0の発生する駆動信号を設定デューティ比で変調する。
【0014】図4は、図3に示したプリンタ制御系にお
ける画像信号の処理を示す。最上段に示されるFIFO
メモリ112からの画像データ(a)は、反転回路11
4により反転されて(b)、次に、アナログ値(e)に
変換されて、波形変換回路116に出力される。一方、
クロック回路131からのクロック信号(c)は、微分
波発生回路132にて、クロック信号の立ち上がりで微
分され、クロックの立ち上がり時にピークを有する微分
波形が発生される。この微分波形は、オフセット回路1
34で一定値だけオフセットされた後(d)、波形変換
回路116に出力される。波形変換回路116は、この
2つの波形を合成(本実施例では、減算)する(f)。
すなわち、オフセット回路134の発光制御出力(d)
とD/A変換器115の出力(e)との差を検出し、D
/A変換器115の出力(e)が発光制御出力(d)よ
り小さい部分を0で置き換えることにより画像データ
(a)の波形を、ピークを有する波形に変換する。
【0015】さらに、波形合成後のピーク値をそろえる
ように、画素ごとの画像信号(または反転信号、D/A
出力でもよい)に応じてアンプ117の増幅率を設定
し、波形変換回路115の出力をアンプ117で増幅す
る。これにより、ドライブI/O119が出力するドラ
イブ信号(g)は、合成後のピーク値が一定で、その立
ち上がり形状を可変にできる。半導体レーザ121は、
このドライブ信号の大小に応じてその発光出力を可変に
される。
【0016】なお、本実施例では、画像データをいった
ん反転し、D/A変換した後、波形変換しているが、こ
の場合には、発光制御出力(d)のピーク値がD/A変
換出力(e)より若干大きいくらいが望ましい。微分波
形状(時定数)およびオフセット値にもよるが、1.0
5倍から2倍までが適当である。また、オフセット回路
134のオフセット値は、発光制御出力のピーク値の5
0〜90%くらいが望ましい。
【0017】図5は、階調変化に伴うドライブ出力波形
(g)の変化を示す。1ドット幅(パルス幅)は固定さ
れ、出力ピークの高さはクロックの立ち上がりエッジ側
で同一である。図よりわかるように、画像データ(濃
度)すなわちドライブ出力が小さいときは、ドライブ出
力が増加するにつれパルス幅が増加する。これは、アン
プ117による増幅において、ピーク波形部分の増幅率
が画像データが小さいほど大きくなるためである。この
ように、本実施例では、ピークを有する発光制御出力
(d)を一律に流しておいて画像データに応じたD/A
出力(e)をアナログ的に減算することで、比較的容易
に目的の波形を得ることができる。
【0018】図6は、入力データ(画像データ)に対す
る本実施例での露光、現像、転写、定着後の出力濃度特
性を、従来のレーザ強度変調の場合の出力濃度特性とと
もに示す。本実施例の出力濃度特性は、ハイライト部
(低濃度部)での立ち上がりが非常に早くなっているこ
とが分かる。また、高濃度に達するまでの出力濃度の入
力に対する傾き(変化)もゆるやかになっている。
【0019】図7は、出力濃度特性の立ち上がりが早く
なることを説明するための図式的な図であり、画像デー
タが0からしだいに増加していくときの感光体表面での
電位分布を図式的に示す。静電潜像は、一様に暗部電位
oに帯電された感光体を照射することにより形成さ
れ、トナーは、潜像電位が現像バイアス電位VBより低
下したときに付着する。すなわち、最初の現像がされる
までには、暗部表面電位Voから現像器のバイアス電圧
Bまで潜像電位を低下させなければならない。本実施
例では、ドライブ出力は、画像データが小さくてもピー
ク幅は狭いがピーク値が大きい。したがって、照射によ
る潜像電位は、画像データが小さくても現像バイアス電
位VBより低下しやすい。これは、感光体ドラムへの平
均光量が同じであっても、微分波ピークの分だけ発光強
度が部分的に強く、露光量極大部の電位をより低くでき
るためである。図の斜線部は、立ち上がり濃度に対応す
る。
【0020】図8は、比較のために、従来の強度変調法
の場合の画像出力を次第に増加していく場合の電位分布
を図式的に示す。この場合、画像データが小さいとき
は、潜像電位の低下が小さく、トナーが付着しはじめる
のは、画像データがある程度大きくなってからである。
したがって、ある程度入力信号が大きくならないと、出
力濃度が現れない。これに対し、本実施例では、先に説
明したように、初期出力でもピーク出力は最大であるた
め、現像可能な潜像電位になるまでの出力変化は少なく
てすむ。
【0021】図9と図10は、それぞれ、本実施例の強
度変調法と従来の強度変調法の場合の、画像データを3
段階に(左から右へ)増加した場合の4ドット画像の潜
像電位を示す。斜線部がトナーが付着する部分を表す。
本実施例の強度変調の信号は、先に説明したようにピー
クを有するので、潜像電位の最低値aiの低下が大きい
ので、画像濃度が小さくても、従来の強度変調に比べ
て、トナーが付着しやすい。本実施例では図9の左に示
すように、小さい画像データに対してもトナーが付着す
るのに対し、図10の従来の場合は、トナーが付着しに
くい。
【0022】目標とする再現特性(たとえば原稿濃度に
たいして出力がリニアになる特性)を実現するために行
われているガンマ補正において、本実施例では、図6に
示すような出力濃度特性が実現されるので、補正量を小
さく押さえることができる。したがって、環境などの外
乱や耐久による画像再現特性の変化幅が非常に小さく安
定したものになる。特に出力濃度特性の立ち上がりが早
いので、ハイライト部の再現が安定し、また、その実質
的な再現能力を向上させることができる。濃度再現特性
のダイナミックレンジが広がり、実効的な階調数が増加
できる。
【0023】なお、後で説明する第2実施例におけるよ
うに、増幅度設定回路141と増幅度切換回路142と
を設けずに、すなわちアンプ117の増幅率を画素ごと
に変化させずに、一定にしても、半導体レーザ121の
ドライブ信号はピークを有するので、従来の強度変調に
比べて、階調特性の非線形性は減少する。
【0024】以上に説明した実施例では、半導体レーザ
の発光は、1〜n画素あたり(複数画素周期)の基本周
期の全期間に行われるが、次のように、レーザ駆動にお
いて1基本周期の中に非発光期間を設けてもよい。すな
わち、制御信号である微分波と画像データのD/A変換
出力とを波形変換する際に、クロック切換回路104を
作動させて発光デューティ比を100%以外の値に設定
し、強制的に非発光時間を作ることで一定周期のパター
ンを作成してもよい。発光デューティ比を設定して、非
発光部分を設けるので、レーザ走査方向とは90°異な
る方向に縦線状のパターンが作成され、レーザ走査方向
へのノイズを打ち消すために、非常に滑らかな再現がで
き、画像の品質が改善される。
【0025】図11は、発光デューティ比を設定した場
合の波形変換の状況を示す。波形変換は、図4と同様に
行われ、L/Dドライバ120にドライブ信号が送られ
る。ここで、図11に示す波形のうち、(a)〜(g)
は、図4と同じである。同時に、プリンタ制御部101
からのクロック切換信号に基づいてクロック切換回路1
04において変調クロックが切り換えられ、この切り換
えられた変調クロックのデューティ比に基づいて、ドラ
イブI/O119が出力するドライブ信号(g)が変調
される。変調クロックは、たとえば変調クロック(h)
のように、クロック回路131のクロック1の基本周期
の75%ON,25%OFF(デューティ比75%)と
してもよい(ここに、ONは発光期間、OFFは非発光
期間となる。)。すなわち、L/Dドライバ120は、
入力されるドライブ出力(g)を、75%の期間でだけ
ドライブ出力(i)として出力する。また、クロック回
路131のクロック信号(c)の基本周期の整数倍を1
周期とし、そのなかのいくつかの基本周期でON、残り
をOFFとしてもよい。この変調では、ドライブ出力
(i)は、1画素当たりの全時間でレーザを駆動せず、
先に設定したON−OFFのデューティ比(75%)に
従って駆動する。
【0026】このように非発光期間を設けることによ
り、現像におけるトナー付着において、ドット間で濃度
の薄い部分ができるので、高発光レベルでの飽和が遅れ
る。図12は、このように変調したときの出力濃度特性
を、従来の強度変調の場合とともに示す。図より明らか
なように、本実施例の場合の出力濃度特性は、デューテ
ィ比を変化させない場合(図6)と比べてもさらに立ち
上がりが早く、高濃度飽和が極端に遅くなる。したがっ
て、もともとのプロセスの持つ出力濃度特性(再現特
性)が非常にゆるやかな傾きを持ち、画像再現の滑らか
さがより一層増す。本実施例では、レーザ発光にデュー
ティ比を設けたが、好ましくは、非発光部を設けた分だ
けレーザの最大パワー設定をOFF時間の割合に応じて
大きくする。すなわち、発光時間のデューティ比X
(%)に対し、最大発光強度PをP0×(100/X)
となるように制御する。ここに、P0は、デューティ比
Xが100であるときの最大発光強度である。これによ
り、感光体ドラム表面への平均光量は同じになり、全体
としてのエネルギー変化はなく、最大濃度は変化しな
い。この露光量制御により、ガンマ特性の立ち上がりが
さらに早く、また濃度飽和が遅くなり、ガンマ特性の非
線形性が一層改善される。
【0027】B.第2実施例 本実施例では、ピークを有する発光制御出力を一律に流
しておいて画像読取データに応じたD/A出力をアナロ
グ的に加算することで、ピークを有する目的の波形に変
換する。図13は、本実施例におけるプリンタ制御系の
ブロック図を示す。このプリンタ制御系の第1実施例の
プリンタ制御系(図3)との違いは、本実施例では、波
形変換回路123の波形合成において、微分波発生器1
32が整流器133を介して出力する発光制御信号であ
る微分波と、D/A変換器114が出力する画像データ
のD/A変換出力とを加算することである。したがっ
て、第1実施例に用いた反転回路114は必要でなく、
また、アンプ122を用いる。波形を合成する際には、
微分波出力は、合成されるD/A出力(増幅後)の最大
値の5〜50%位が望ましい。そこで、D/A変換器1
15の出力は、適当な増幅率でアンプ122により増幅
されて、波形変換回路123に出力される。その他の構
成は、第1実施例のプリンタ制御系(図3)と同じであ
るので、詳細な説明は省略する。
【0028】図14は、このプリンタ制御系において、
増幅度設定器141と増幅度切換回路142を用いない
で、アンプ117の増幅率を一定にした場合における信
号処理を示す。最上段に示される画像データ(a)は、
アナログ値(d)に変換されて、波形変換回路123に
出力される。一方、クロック回路131からのクロック
信号(b)は、微分波発生回路132にて、クロック信
号の立ち上がりで微分され、クロック信号の立ち上がり
時にピークを有する微分波形が発生され、次に、整流回
路133で反転極性部分を除き、次に、オフセット回路
134でオフセットされてピークを取り出した後
(c)、波形変換回路123に出力される。微分波
(c)が一定な出力が得られる。波形変換回路123
は、この2つの波形を合成(本実施例では、加算)する
(e)。これにより、ドライブ出力(f)は、クロック
の立ち上がりにピークを有することになる。
【0029】本実施例での出力濃度特性は、図6と同様
に、ハイライト部(低濃度部)での立ち上がりが非常に
早くなり、また、高濃度に達するまでの出力濃度の入力
に対する傾き(変化)もゆるやかになる。
【0030】さらに、クロック切換回路104により変
調クロックのデューティ比を可変にすると、さらに階調
特性の非線形性が改善される。図15は、発光デューテ
ィ比を75%に設定した場合の波形変換の状況を示す。
波形変換は、図14と同様に行われ、L/Dドライバ1
20にドライブ信号が送られる。ここで、図14に示す
波形のうち、(a)〜(f)は、図14と同じである。
同時に、プリンタ制御部101からのクロック切換信号
に基づいてクロック切換回路104において変調クロッ
クが切り換えられ、この変調クロック(g)に基づいて
ドライブ信号が変調される。変調クロックは、ここで
は、変調クロック(g)のように、クロック回路131
のクロック信号(b)の基本周期の75%ON,25%
OFF(デューティ比75%)とする(ここに、ONは
発光期間、OFFは非発光期間となる。)。すなわち、
L/Dドライバ120は、入力されるドライブ出力
(g)を、75%の期間でだけドライブ出力(i)とし
て出力する。また、クロック信号(b)の基本周期の整
数倍を1周期とし、そのなかのいくつかの基本周期でO
N、残りをOFFとしてもよい。この変調では、ドライ
ブ出力(i)は、1〜n画素当たりの全時間でレーザを
駆動せず、先に設定したON−OFFのデューティ比
(75%)に従って駆動する。
【0031】このように非発光期間を設けた場合の出力
濃度特性は、図12と同様に、デューティ比を変化させ
ない場合と比べてもさらに立ち上がりが早く、高濃度飽
和が極端に遅くなる。したがって、もともとのプロセス
の持つ出力濃度特性(再現特性)が非常にゆるやかな傾
きを持ち、画像再現の滑らかさがより一層増す。
【0032】本実施例では、レーザ発光にデューティ比
を設けたが、好ましくは、非発光部を設けた分だけレー
ザの最大パワー設定をOFF時間の割合に応じて大きく
する。これにより、ガンマ特性の立ち上がりが極端に早
く、また濃度飽和が遅くなり、ガンマ特性の非線形性が
一層改善される。さらに、第1実施例におけるように、
増幅度設定器141と増幅度切換回路142を用いて、
画素ごとに増幅率を変化させて、出力信号のピーク値を
一定にすると、さらに非線形性が改善される。
【0033】C.第3実施例 本実施例では、微分波を1画素ごとに微分のRC時定数
を切換えることで波形変換し、微分波形変換のレベルを
変える。この方法は、確実に微分波ピークの減衰率を変
えられるが、切換スピードが遅い。したがって、レーザ
発振周波数の小さいプリンタに使用できる。図16のブ
ロック図に示すように、ガンマ補正回路213からの画
像データは、その出力に応じて定数設定器215により
微分波発生器214の微分のRC時定数を変更され、微
分波発生器214により微分によるピークを有する形状
に変換される。その後、アンプで増幅、ゲイン調整さ
れ、ドライブ信号とされる。この場合は、画像データに
応じて微分のRC定数を切り換えることでクロックから
の信号を微分した波形の形状を変更させることができ
る。
【0034】次に、図16に示すプリンタ制御系につい
てさらに説明する。このプリンタ制御系は、CPUを備
えるプリンタ制御部201により制御される。多値の読
取画像データは、インターフェース211を介してファ
ーストインファーストアウト(FIFO)メモリ212
に記憶される。クロック回路231は、FIFOメモリ
212とクロック切換回路232にクロックを出力す
る。画像形成時には、プリンタ制御部201は、ガンマ
補正データを記憶するROM202から読み出したガン
マ補正データをガンマ補正回路213に送る。FIFO
メモリ212から読み出された画像データは、ガンマ補
正回路213にて補正される。
【0035】補正された画像データは、次に、微分波発
生器214と定数設定器215に送られる。微分波発生
器214は、入力信号をD/A変換によりアナログ値に
変換し、このD/A出力を微分する。この微分におい
て、微分波発生器214は、画像信号の階調度(たとえ
ば256段階)でRC時定数のそれぞれ異なる並列の微
分回路を備えていて、定数設定器215で設定されたR
C時定数の微分回路で微分を行う。定数設定器215
は、入力値が小さいほど微分のためのRC時定数を大き
く設定し、微分波発生器214に送る。一方、クロック
切換回路232が発生するクロック信号は、微分波発生
器214と遅延回路216に送られる。微分波発生器2
14は、このクロックに同期して、設定されたRC時定
数をもとに、微分波を発生する。これにより、発生され
る微分波の立ち上がり形状は可変にされる。なお、発生
される微分波は、入力されるクロック信号の立ち上がり
と立ち下がりで信号の極性が反転するので、適切なデュ
ーティ比のクロックを作成し、それに基づいて波形変換
することが望ましい。好ましくは、微分発生器214の
後に、第1実施例のように整流器を通して、出力極性の
反転部分を削除する。反転期間を利用すると、先の実施
例のように発光デューティ比を設定して得られる効果と
同等のものを得ることが可能である。また、微分波発生
器214の内部に、変調周期で微分波発生器214をリ
セットするリセット回路を設けるとさらによい。
【0036】微分波発生器214の出力は、アンプ21
7で増幅される。プリンタ制御部201は、感光体感
度、機械使用環境などの影響を補正するために、全体の
ゲインを設定し、ゲイン切換信号発生器203に送る。
発生されたゲイン切換信号は、ゲイン切換回路218に
送られる。アンプ217の出力信号は、ゲイン切換回路
218で変化された後で、ドライブI/O219を介し
てL/Dドライバ220に出力される。L/Dドライバ
220は、この値に従って半導体レーザ221を駆動す
る。なお、プリンタ制御部201は、クロック切換回路
204に信号を送り、変調クロックのデューティ比を切
り換えることができる。指定されたデューティ比の変調
クロックは、パラレルI/O205を介してL/Dドラ
イバ220に送られ、L/Dドライバ220の発生する
駆動信号を設定デューティ比で変調する。本実施例での
出力濃度特性は、図6と同様に、ハイライト部(低濃度
部)での立ち上がりが非常に早くなり、また、高濃度に
達するまでの出力濃度の入力に対する傾き(変化)もゆ
るやかになる。デューティ比を変化させて非発光期間を
設けると、画質はさらに改善される。
【0037】D.第4実施例 本実施例では、画像信号のD/A出力自体を微分して波
形変換が行われる。図17は、本実施例のプリンタ制御
系を示す。この複写機のプリント動作は、CPUを備え
るプリンタ制御部301により制御される。多値の読取
画像データは、インターフェース311を介してファー
ストインファーストアウト(FIFO)メモリ312に
記憶される。画像形成時には、プリンタ制御部301
は、ガンマ補正データを記憶するROM302から読み
出したガンマ補正データをガンマ補正回路313に送
る。FIFOメモリ312から読み出された画像データ
は、ガンマ補正回路313にて補正され、次にD/A変
換器314によりアナログ値に変換されて、微分波発生
器315に送られる。微分波発生器315は、D/A変
換器314からの信号を基に、微分波を発生し、波形変
換回路316に出力する。さらに、ガンマ補正回路31
3の出力に応じて増幅率設定回路341により設定され
た増幅率で増幅率切換回路342によりアンプ317の
増幅率が設定される。これにより、1周期ごとにピーク
電圧は一定にされる。
【0038】一方、第2クロック回路331が発生する
クロック信号は、第1クロック回路332が発生するク
ロック信号とともに、クロック切換回路333に送られ
る。クロック切換回路333からのクロック信号は、ガ
ンマ補正回路313とリセット回路334に送られる。
リセット回路334は、ガンマ補正回路313、微分波
発生器315および波形変換回路316にリセット信号
を送る。波形変換回路316は、入力される信号のうち
反転部を削除してレーザ駆動用アナログ信号を得る。次
に、この信号は、アンプ317で増幅され、ピーク値が
一定にされる。また、プリンタ制御部301は、感光体
感度、機械使用環境などの影響を補正するために、全体
のゲインを設定し、ゲイン切換信号発生器303に送
る。発生されたゲイン切換信号は、ゲイン切換回路31
8に送られる。アンプ317の出力信号は、ゲイン切換
回路318で出力値が所定増幅率で増幅された後、ドラ
イブI/O319を介してL/Dドライバ320に出力
される。L/Dドライバ320は、この値に従って半導
体レーザ321を駆動する。
【0039】図18は、波形変換の状況を示す図であ
る。画像信号のD/A出力から、微分発生器315によ
り微分波が発生される。この微分波は、波形変換回路3
16で整流されて、波形変換出力が得られる。この出力
は、次に、アンプ317により、ピークが一定になるよ
うに画素ごとに設定された増幅率で増幅され、ドライブ
出力が得られる。ここで、画素の連続部で、各画素ごと
にリセット回路334によりリセットをかけ、信号の区
切りをつけている。これは、処理すべき画素の信号と前
の画素の信号との差が微分されるのを避け、処理すべき
画素の信号のみについて処理するためである。本実施例
により出力濃度特性は、従来の強度変調に比べて、ハイ
ライト部(低濃度部)での立ち上がりが早くなり、ま
た、高濃度に達するまでの出力濃度の入力に対する傾き
(変化)もゆるやかになる。
【0040】E.第5実施例 以上では、強度変調方式のレーザ露光方式について説明
した。一方、従来のパルス幅変調方式では、各ドットの
濃度に応じて半導体レーザに与える駆動信号のパルス幅
を変えることによって、同一光強度でレーザの発光時間
を変化させ、濃度に応じた大きさのドットを形成する。
一般に、パルス幅変調方式の装置においては、ドットの
大きさで画像の濃度を表現するので、感光体上の露光部
の電位は再現すべき濃度にかかわらず、比較的均一であ
る。しかし、駆動信号のパルス幅が微小であるときに
は、感光体の電位が十分下がりきらず、不安定になりや
すい。また、低濃度部での濃度の立ち上がりもにぶい。
【0041】そこで、本実施例のパルス幅変調方式にお
いては、微分波を用いて駆動信号にピークを設けること
によりガンマ補正を小さくできる。すなわち、図19に
示すように、駆動信号のパルスを単なる矩形波形ではな
く、パルスの始めにピークを持たせることによって、低
濃度でも画像濃度が安定し、また、ガンマ特性の非線形
性も緩和される。このため、従来から知られている変換
回路(パルス幅発生回路)により各ドットに応じたパル
ス幅の信号が発生される。変換回路は、たとえば、図1
3のプリンタ制御系において、ガンマ補正回路113の
後に配置すればよい。その後に、画像信号に対応したパ
ルス幅に駆動信号を制御するようにクロック周期で発生
された微分波のパルス幅が変更されて、ピークを持つよ
うに波形変換される。本実施例のパルス幅変調における
出力濃度特性は、従来のパルス幅変調に比べて、ハイラ
イト部(低濃度部)での立ち上がりが早くなり、低濃度
での画像再現が安定する。
【0042】
【発明の効果】1画素中で信号出力の周期を変えること
なく1ドットごとにたとえば256階調表現が可能であ
る。階調特性の非線形性が軽減され、ガンマ補正を小さ
くかつ精度よく行え、最終出力濃度特性の安定化を達成
できる。特にハイライト(低濃度)部の再現が安定し、
かつ滑らかになり、肌色再現などの優れた画像を提供で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例に係るデジタルカラー複写機
の全体構成を示す断面図である。
【図2】 CCDセンサにより読み取られた画像データ
を処理する読取信号処理部のブロック図である。
【図3】 第1実施例での複写機の制御系のブロック図
である。
【図4】 波形変換における信号波形の図である。
【図5】 階調変化に伴うドライブ出力波形の変化を示
す図である。
【図6】 出力濃度特性の図である。
【図7】 本実施例の強度変調における減衰電位の図で
ある。
【図8】 従来の強度変調における減衰電位の図であ
る。
【図9】 本実施例の強度変調における減衰電位の図で
ある。
【図10】 従来の強度変調における減衰電位の図であ
る。
【図11】 波形変換における信号波形の図である。
【図12】 出力濃度特性の図である。
【図13】 第2実施例での複写機の制御系のブロック
図である。
【図14】 波形変換における信号波形の図である。
【図15】 波形変換における信号波形の図である。
【図16】 第3実施例での複写機の制御系のブロック
図である。
【図17】 第4実施例での複写機の制御系のブロック
図である。
【図18】 波形変換の状況を示す図である。
【図19】 パルス幅変調方式でのドライブ信号の1例
の図である。
【符号の説明】
31…レーザヘッド、 41…感光体ドラム、10
1、201、301…プリンタ制御部、104、20
4、304…クロック切換回路、113、213、31
3…ガンマ補正回路、116、123、216、316
…波形変換回路、117、217、317…アンプ、1
20、220、320…L/Dドライバ、121、22
1、321…半導体レーザ、132、214、315…
微分波発生器、142、242、342…増幅度切換回
路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 福井 一之 大阪府大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪国際ビル ミノルタカメラ株式会社内 (72)発明者 衛藤 浩一 大阪府大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪国際ビル ミノルタカメラ株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受信したデジタルの画像読取信号に対応
    して、感光体を照射するレーザビームの発光周期ごとに
    1つのピークを有する波形を有する出力信号を出力する
    ピーク波形発生回路と、 ピーク波形発生回路の出力信号に応じて変調される光量
    のレーザビームを半導体レーザに発生させる駆動回路と
    を備えたことを特徴とする電子写真プロセスを用いたデ
    ジタル画像形成装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載されたデジタル画像形成
    装置において、 上記の波形発生回路は、出力する駆動信号のピーク値が
    一定になるように、駆動信号の増幅率を1画素ごとに設
    定する増幅回路を備えることを特徴とするデジタル画像
    形成装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載されたデジタル画像形成
    装置において、 上記のピーク波形発生回路が、入力される画像読取信号
    が小さいほど急な傾きのピークを発生することを特徴と
    するデジタル画像形成装置。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載されたデジタル画像形成
    装置において、 上記のピーク発生回路は、クロック信号を微分してピー
    ク波形を発生し、画像読取信号と微分波とを合成するこ
    とを特徴とするデジタル画像形成装置。
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