JP3248242B2 - デジタル画像形成装置 - Google Patents

デジタル画像形成装置

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JP3248242B2
JP3248242B2 JP15265992A JP15265992A JP3248242B2 JP 3248242 B2 JP3248242 B2 JP 3248242B2 JP 15265992 A JP15265992 A JP 15265992A JP 15265992 A JP15265992 A JP 15265992A JP 3248242 B2 JP3248242 B2 JP 3248242B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、デジタルプリンタ、デ
ジタル複写機などにおけるデジタル画像形成装置の階調
制御に関する。
【0002】
【従来の技術】デジタルプリンタ、デジタル複写機など
における電子写真プロセスにおいては、原稿読取濃度
(多値のデジタル値)に対応してレーザ発光を変調して
画像を再現する。画像再現において、出力画像の濃度
は、原稿読取濃度(デジタル値)に比例していることが
望ましい。出力画像濃度の原稿読取濃度に対する関係で
ある階調特性は、ピクトリアルな画像の印象を大きく左
右する因子である。そこで、入力される原稿濃度の読取
データを処理して、出力画像濃度が入力原稿濃度に比例
するように発光特性を補正する。これを階調補正とい
う。階調特性は、電子写真プロセスの感光体感度、表面
電位、現像バイアス電位、現像特性等の変化により微妙
に変化してしまう。そこで、自動濃度制御、階調補正な
どで画像再現を安定化し、リニアな再現特性を得ること
ができる。デジタル画像形成装置においては、読み取っ
た原稿濃度は、多値のデジタル値に変換されるが、多値
データの非線形変換はルックアップテーブル処理などに
より容易であるので、デジタル画像形成装置では、各種
安定化制御、階調補正が可能である(たとえば、本出願
人による特開平3−271764号公報に記載された装
置)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、現実には、画
像安定化が完全でなく、安定化制御による再現画像の品
質は、一部のプロのユーザにとっては満足できないこと
がある。また、デジタルイコライザ的機能として、ユー
ザが階調特性を任意に選択できるようにすると、ユーザ
は、好みの画調を実現できる。そこで、階調特性をユー
ザが積極的に変化できるようにすると、ユーザに満足感
を与えることができると考えられる。なお、ユーザによ
る階調特性の変化を可能にするためには、階調補正と画
像安定化システムを連動して動作する必要があり、個々
の画像生成プロセスに対応したプロセス制御系が求めら
れる。
【0004】本発明の目的は、ユーザが階調特性を任意
に変化させられるデジタル画像形成装置を提供すること
である。
【0005】
【問題を解決するための手段】本発明に係るデジタル画
像形成装置は、入力される画像データに基づいて画像形
成を行う画像形成手段と、複数の階調カーブを記憶する
記憶手段と、複数の階調カーブの形状を示す絵表示を選
択肢として表示する表示手段と、記憶手段に記憶された
複数の階調カーブから目標の階調カーブを使用者が選択
する選択手段と、選択手段により選択された階調カーブ
に基いて上記画像データの補正を行う制御手段とを備え
る。この選択手段は、目標の階調カーブの選択におい
て、前記表示手段により表示される選択肢をもとに階調
カーブの形状を選択する第1選択手段と、選択された形
状の強調レベルを選択する第2選択手段とからなる。好
ましくは、上記のデジタル画像形成装置において、上記
の第1選択手段により選択される階調カーブの形状が、
低濃度強調型、高濃度強調型、中間調濃度部強調型、中
間調濃度部非強調型の4種類を含む。また、好ましく
は、上記のデジタル画像形成装置において、上記の第1
選択手段により選択される階調カーブが、さらに、原稿
濃度に対して複写濃度がリニアになる標準階調カーブを
含む。
【0006】
【作用】デジタル画像形成装置において、選択手段によ
り選択される複数の階調カーブは記憶手段に記憶してお
き、選択手段によりユーザが目標の階調カーブを選択す
る。この選択は、階調カーブの種類(カーブ形状)とそ
のレベル(形状変化の程度)の2階層で選択する。制御
手段は、選択手段により選択された階調カーブに基いて
画像データの補正を行う。
【0007】
【実施例】以下、図面を参照して本発明による実施例に
ついて次の順序で説明する。 (a)デジタルカラー複写機の構成 (b)画像信号処理 (c)画像安定化 (d)標準階調制御 (e)階調選択 (f)プリンタ制御のフロー
【0008】(a)デジタルカラー複写機の構成 図1は、本発明の実施例に係るデジタルカラー複写機の
全体構成を示す断面図である。デジタルカラー複写機
は、原稿画像を読み取るイメージリーダ部100と、イ
メージリーダ部で読み取った画像を再現するプリンタ部
200とに大きく分けられる。イメージリーダ部100
のスキャナ10は、原稿を照射する露光ランプ12と、
原稿からの反射光を集光するロッドレンズアレー13、
及び集光された光を電気信号に変換する密着型のCCD
センサ14を備えている。スキャナ10は、原稿読取時
にはモータ11により駆動されて、矢印の方向(副走査
方向)に移動し、プラテン15上に載置された原稿を走
査する。図3に示すように、イメージリーダ部100
は、イメージリーダ制御部101により制御される。イ
メージリーダ制御部101は、プラテン15上の原稿の
位置を示す位置検出スイッチ102からの位置信号によ
って、ドライブI/O103を介して露光ランプ12を
制御し、また、ドライブI/O103およびパラレルI
/O104を介してスキャンモータドライバ105を制
御する。スキャンモータ11は、スキャンモータドライ
バ105により駆動される。
【0009】図1に戻って説明を続けると、露光ランプ
12で照射された原稿面の画像は、CCDセンサ14で
光電変換される。CCDセンサ14により得られた赤
(R)、緑(G)、青(B)の3色の多値電気信号は、
読取信号処理部20により、イエロー(Y)、マゼンタ
(M)、シアン(C)、ブラック(K)のいずれかの8
ビットの階調データに変換され、プリンタ制御部201
へ出力される。図3に示すように、画像制御部106
は、CCDカラーイメージセンサ14および画像信号処
理部20のそれぞれとバスで互いに接続されている。C
CDカラーイメージセンサ14からの画像信号は、画像
信号処理部20に入力されて処理される。図2に示すよ
うに、画像信号処理部20においては、CCDセンサ1
4によって光電変換された画像信号は、A/D変換器2
1によりR,G,Bの多値デジタル画像データに変換さ
れ、次に、それぞれ、シェーディング補正回路22にお
いてシェーディング補正される。このシェーディング補
正された画像データは原稿の反射光データであるため、
log変換回路23によってlog変換を行って実際の画像の
濃度データに変換される。さらに、アンダーカラー除去
・墨加刷回路24で、余計な黒色の発色を取り除くとと
もに、真の黒色データKをR,G,Bデータより生成す
る。そして、マスキング処理回路25にて、R,G,B
の3色のデータがY,M,Cの3色のデータに変換され
る。こうして変換されたY,M,Cデータにそれぞれ所
定の係数を乗じる濃度補正処理を濃度補正回路26にて
行い、空間周波数補正処理を空間周波数補正回路27に
おいて行った後、プリンタ制御部201に画像濃度信号
として出力する。
【0010】図1に戻って説明を続けると、プリンタ部
200において、プリントヘッド部31は、入力される
階調データに対して感光体の階調特性に応じた階調補正
を行った後、補正後の画像データをD/A変換してレー
ザダイオード駆動信号を生成して、この駆動信号により
半導体レーザ264(図4)を発光させる。階調データ
に対応して発光強度を変調してプリントヘッド部31か
ら発生されるレーザビームは、ポリゴンミラーを経て、
反射鏡37を介して、回転駆動される感光体ドラム41
を露光する。感光体ドラム41は、1複写ごとに露光を
受ける前にイレーサランプ42で照射され、帯電チャー
ジャ43により一様に帯電されている。この状態で露光
をうけると、感光体ドラム41上に原稿の静電潜像が形
成される。シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックのト
ナーとキャリアからなる現像剤を収容した現像器45a
〜45dのうちいずれか一つだけが選択され、感光体ド
ラム41上の静電潜像を現像する。一方、複写紙は用紙
カセット50より給紙され、転写ドラム51上に巻きつ
けられる。現像されたトナー像は、転写チャージャ46
により複写紙に転写される。上記印字過程は、イエロー
(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)及びブラック
(K)の4色について繰り返して行われる。このとき、
感光体ドラム41と転写ドラム51の動作に同期してス
キャナ10はスキャン動作を繰り返す。その後、複写紙
は、分離爪47を作動させることによって転写ドラム5
1から分離され、定着装置48を通って定着され、排紙
トレー49に排紙される。
【0011】(b)プリンタ制御部と画像信号処理 図3と図4は、デジタルカラー複写機の制御系の全体の
ブロック図を示す。プリンタ部200には、プリント動
作一般の制御を行うプリンタ制御部201が備えられ
る。CPUを備えるプリンタ制御部201には、制御用
のプログラムが格納された制御ROM202、各種デー
タ(階調補正データなど)が格納されたデータROM2
03およびRAM204が接続される。プリンタ制御部
201は、これらROM、RAMのデータによってプリ
ント動作の制御を行う。プリンタ制御部201は、V0
センサ44、AIDCセンサ210、ATDCセンサ2
11、温度センサ212、湿度センサ213からのアナ
ログ信号や、かぶり入力スイッチ214、カラーバラン
ススイッチ216、感光体ロットスイッチ218からの
信号が入力される。ここで、V0センサ44は、感光体
表面の電位を検出する。また、AIDCセンサ210
は、各色ごとに、標準作像条件(感光体表面電位V0
現像バイアス電位VB、露光量)で現像された感光体上
のトナー量を検出し、V0,VB,露光量を最適条件に設
定する。また、操作パネル221でのキー入力によっ
て、パラレルI/O222を介して、プリンタ制御部2
01に各種データが入力される。同様に、後で詳細に説
明するタブレットエディタ232(図11参照)での入
力値がプリンタ制御部201に入力される。
【0012】プリンタ制御部201は、各種入力データ
によって、制御ROM202の内容に従って、複写制御
部231と操作パネル221とを制御し、さらに、パラ
レルI/O241およびドライブI/O242を介して
帯電チャージャ43のグリッド電位VGを発生するVG
生用高圧ユニット243および現像器45a〜45dの
現像バイアス電位VBを発生するVB発生用高圧ユニット
244を制御する。プリンタ制御部201は、また、イ
メージリーダ部100の画像信号処理部20と画像デー
タバスで接続されており、画像データバスを介して入っ
てくる画像濃度信号を基にして、後で説明するように、
階調補正テーブルが格納されているデータROM203
の内容を参照して発光レベルを定め、ドライブI/O2
61およびパラレルI/O262を介して半導体レーザ
ドライバ263を制御している。半導体レーザ264は
半導体レーザドライバ263によって、その発光が駆動
される。階調表現は、半導体レーザ264の発光強度の
変調により行う。
【0013】図5は、操作パネル221の外観を示す。
ここで、LCD表示部301は、操作で設定されたモー
ドの表示、ユーザへの操作手順の説明、ジャム表示やコ
ピー動作中表示等の状態表示を行う。パネルリセットキ
ー302は、全モードの初期化を行うキーである。キー
群303は、コピー枚数の設定を行うテンキーとクリア
を行うクリアキーである。スタートキー304は、コピ
ーの開始を指示するキーである。画質メニューキー30
5を押すと、LCD表示部301には、画質調整用のメ
ニューが表示される。ユーザは、これを操作することに
より画質調整が可能である。クリエイトメニューキー3
06を押すと、LCD表示部301には、各種クリエイ
ト機能の設定メニューが表示される。ユーザは、これを
操作することにより様々な機能設定・モード設定が可能
である。エンターキー307は、上述の画質メニューお
よびクリエイトメニューの各操作画面において、確定キ
ーおよび次画面キーとして使用される。リバースキー3
08は、キャンセルキー、前画面キーとして使用され
る。カーソルキー309は、各操作画面において、メニ
ューのカーソル選択およびレベル設定を行うキーであ
る。マルチファンクションキー310は、LCD表示部
301に表示される各選択メニューによって、意味を変
えることができるキーである。このパネルは、ICカー
ド挿入口311、312を備え、最大で2つまでのIC
カードが同時に挿入できる。そして、各挿入口に対応し
て、プログラム呼び出し/登録キー313とICカード
排出キー314を備える。なお、バーコードリーダペン
315を用いて、バーコードを読み取って、様々なモー
ド設定を行うことが可能である。
【0014】図6は、プリンタ制御部201における画
像データ処理のブロック図である。ここで、画像信号処
理部20からの画像データ(8ビット)は、インターフ
ェース部251を介して、ファーストイン・ファースト
アウトメモリ(以下FIFOメモリという)252に入
力される。このFIFOメモリ252は、主走査方向の
所定の行数分の画像の階調データを記憶することができ
るラインバッファメモリであり、イメージリーダ部10
0とプリンタ部200との動作クロック周波数の相違を
吸収するために設けられる。FIFOメモリ252のデ
ータは、次にγ補正部253に入力される。データRO
M203の各種γ補正データがプリンタ制御CPU25
0によりγ補正部253に送られ、γ補正部253は、
入力データを補正して発光レベルをD/A変換部254
に送る。なお、データROM203には、各種階調補正
データ(階調補正テーブル、各種修正値など)が格納さ
れている。D/A変換部254で発光レベル(デジタル
値)から変換されたアナログ電圧は、次に、ゲイン切換
部255において、プリンタ制御CPU250からのゲ
イン設定値に対応してゲイン切換信号発生回路部256
によりスイッチSW1,SW2,…(異なったパワーP
1,P2,…に対応)を切り換えて設定されたゲインで
増幅された後、ドライブI/O261を介して半導体レ
ーザドライバ263に送られ、半導体レーザ264をそ
の値の光強度で発光させる。一方、CPU250は、ク
ロック切換回路257に信号を送って、クロック発生回
路258又は259を選択し、そのクロック発生回路の
発生するクロック信号をパラレルI/O262を介して
半導体レーザドライバ263に送り、画像データをその
クロックで変調させる。クロック発生回路258,25
9の選択により、発光信号のデューティ比(パターン)
が変化され(たとえば100%と80%)、階調の再現
性を選択できる。デューティ比が100%のときは、通
常の発光に相当するが、デューティ比が80%のとき
は、通常の発光期間の80%の期間に発光が行われる。
【0015】(c)画像安定化 階調特性は、基本的に、感光体の感度特性、現像特性、
および、帯電電位V0,現像バイアス電位VB,静電潜像
の減衰電位VSの設定によって決定される。カラー画像
再現においては、基本的に出力画像が原稿濃度にリニア
に変化することが求められ、このために画像の安定化が
求められる。本発明は、階調特性をユーザが選択できる
ようにするものであるが、階調制御システムは、画像安
定化システムと連動して動作し、選択された階調特性を
常に安定して供給できるものでなければならない。
【0016】画像安定化を説明する前に、電子写真プロ
セスの概略を説明する。図7は、感光体ドラム41のま
わりの帯電チャージャ43と現像器45rの配置を図式
的に示す。ここで、感光体41には、放電電位VGの帯
電チャージャ43が対向して設置される。帯電チャージ
ャ43のグリッドには、グリッド電位発生ユニット24
3により負のグリッド電位VGが印加されている。グリ
ッド電位VGと感光体ドラムの表面電位V0との関係は、
ほぼV0=VGとみなせるので、感光体ドラム41表面で
の電位V0は、グリッド電位VGによって制御できる。な
お、表面電位V0は、表面電位計であるV0センサ44に
より検知される。まず、レーザ露光前において、帯電チ
ャージャ43によって感光体ドラム41には負の表面電
位V0が、また、現像バイアス発生ユニット244によ
り現像器45rのローラには、低電位の負の現像バイア
ス電位VB(|VB|<|V0|)が与えられる。すなわ
ち、現像器45rの現像スリーブ電位はVBである。レ
ーザ露光によって感光体ドラム41上の照射位置の電位
が低下して表面電位V0から静電潜像の減衰電位VSへ遷
移する。減衰電位VSが現像バイアス電位VBよりも低電
位になると、現像器45rのスリーブ表面に運ばれて来
た負に帯電したトナーが感光体ドラム41の上に付着す
る。
【0017】ここで、V0とVBの差は,大きすぎると非
露光部へのキャリア付着が発生し、小さすぎるとトナー
かぶりを生じるため、大きすぎても小さすぎてもよくな
い。トナー付着量は、現像電位差ΔV=|VB−VS|が
大きいほど多い。一方、減衰電位VSは、同じ露光量で
あっても表面電位V0が変化するにつれ変化する。そこ
で、V0とVBの差をある程度の範囲内に維持しつつ、た
とえば差を一定にしつつ、表面電位V0および現像バイ
アス電位VBを変化すれば、VBとVSの差が変化するの
で、トナー付着量を変えることができ、濃度を制御する
ことができる(たとえば特開平3−271764号公報
参照)。また、レーザ発光のゲインは、V0センサ44
により得られた感光体の感度情報によって切り換えられ
る。
【0018】また、電子写真プロセスは、静電気を取り
扱うため、環境の影響を受けてしまう。そのため、主に
現像特性と感光体特性が変化するので、この補償が必要
になる。そこで、4色について、それぞれ、標準作像条
件で現像されたトナー量をAIDCセンサ210で検出
する。すなわち、感光体ドラム41上の画像領域外に濃
度制御の基本となる基準トナー像を形成し、感光体ドラ
ム41の近傍に設けられたAIDCセンサ210によっ
て基準トナー像に付着したトナー量を検出する。この検
出値に対応して、現像バイアス電位VBとグリッド電位
Gを変化させ、現像電位差(ΔV)を選択して、最大
濃度レベルでのトナー付着量を一定に保つ自動濃度制御
を行うことができる。また、地肌かぶりも除去しなけれ
ばならない。
【0019】(d)標準階調制御 次に、標準となるリニア階調補正について説明する。特
に、カラー画像においては、基本的にリニアな特性が求
められる。図8は、反転現像におけるセンシトメトリの
図である。イメージリーダ部100からの入力される画
像信号の値(画像入力レベルOD)は、原稿濃度に対し
てリニアに出力される。この画像入力レベル値Lxに対
してレーザ発光量P(Lx)を直線的に変化させると、
階調特性(実際にプリントされた画像の濃度(出力画像
濃度ID)の画像入力レベルODに対する関係)は非線
形になる。レーザ発光に対応して、感光体の表面電位V
Sが減衰する。すなわち、レーザ発光量が増加するにつ
れ表面電位は徐々に非線形的に減衰していく。また、現
像バイアス電位VBは、地肌かぶりを除去するように感
光体帯電電位V0に対して定められ、そして、現像電位
差(VB−VS(Lx))に対応して出力画像濃度ID
(VS)が得られるのであるが、この現像特性は、また
非線形性を示す。そこで、レーザの発光量Pを直線的に
変化させるのではなく、感光体特性と現像特性のそれぞ
れの非線形性を補正して、出力画像濃度を入力レベルに
対してリニアになるように、後述するように発光特性を
非線形に補正する。このことにより、出力画像濃度は、
画像入力レベルに対してリニアにできる。
【0020】図9は、出力画像濃度を入力レベルに対し
てリニアにする場合(標準階調カーブの場合)の階調補
正データの求め方を示す図である。画像入力データをそ
のまま無変換で下側に示すようにレーザ露光量にリニア
に変換して露光したとき、上側に示す階調カーブ(画像
入力レベルに対する出力画像濃度の関係)は、破線のよ
うに非線形になる。これを実線で示す目標の標準階調カ
ーブに変換するための発光特性が、図中下の実線のカー
ブとなる。すなわち、図中の点線上のA点(画像入力レ
ベルL1)を実線上のA'点に変換するには、A'点と同
じ出力画像濃度の破線上のA"点のレーザ露光量P
(L1)を入力画像データL1に対応して出力すればよ
い。同様に、点線上のB点を目標の実線上のB'点に変
換するには、B'点と同じ出力画像濃度の破線上のB"点
のレーザ露光量P(L2)を出力すればよい。こうし
て、画像入力レベルに対するレーザ露光量が求められ
る。
【0021】(e)階調選択 以上では、原稿画像に忠実な出力を得るためにイメージ
リーダ部からの画像信号の値に対してリニアにプリント
濃度を出力する標準の階調カーブを実現することを説明
した。本実施例では、ユーザは、標準のリニアな階調カ
ーブの他に、違った階調カーブを選択できる。階調カー
ブの選択において、本実施例では、ユーザによる選択を
容易にするために、階調カーブの形状とその形状の変化
の度合いとの2階層の入力で階調カーブを指定する。
【0022】図10は、階調カーブの形状とその形状変
化の度合いの概念を図式的に示す。階調カーブの選択の
組み合わせとしては、標準階調カーブとの相対的関係を
基にして、次の4種類(a)〜(d)が考えられる。ま
た、各形状の変化の段階(レベル)を変えることにより
無限の階調カーブが実現できる。低濃度強調型(a)で
は、階調カーブを上に凸にする。この階調カーブを用い
ると、重厚な感じが得られる。高濃度強調型(b)で
は、階調カーブを下に凸にする。この階調カーブを用い
ると、パステル調の感じが得られる。また、全体に暗い
画像を修正できる。中間調濃度部強調型(c)では、階
調カーブは、高レベル側で大きく上に凸とするが、低レ
ベル側で小さく下に凸とする。この階調カーブを用いる
と、「彩やか」、「シャープ」といった感じが得られ
る。中間調濃度部非強調型(d)では、階調カーブは、
低レベル側で小さく上に凸とするが、高レベル側で大き
く下に凸とする。この階調カーブを用いると、「しっと
り」、「なめらか」といった感じが得られる。中間調濃
度部強調型(c)と中間調濃度部非強調型(d)の階調
カーブがリニアな直線に交わる点は、たとえば標準カー
ブ(図8)の場合と同じにすればよい。
【0023】次に、これらの階調カーブの選択の具体的
方法について説明する。まず、図5に示す操作パネル2
21による階調カーブの選択について説明する。操作パ
ネル221の設定では、階調カーブの選択とその形状の
変化度合いとの2段階の入力で階調カーブを選択する。
まず、キー306の操作によって、階調カーブ選択の画
面を表示部301に呼び出す。図12は、表示部301
に表示される選択画面の図である。選択画面において
は、標準階調カーブと図10で示した各種類の階調カー
ブが、階調カーブの特徴を表した言葉(「標準」、「な
めらか」、「彩やか」、「明るく」、「重く」)ととも
に表示される。表示された5つの階調カーブの中からの
所望の階調カーブは、表示部301の下方に設けられた
キー310によって選択される。キー310によって、
いずれかの階調カーブを選択すると、次に、図13に示
すように、階調カーブの形状変化の度合いを示した言葉
(「弱く」、「標準」、「強く」)が表示部301に表
示される。ユーザは、先程と同様にキー310によって
いずれかを選択することによって、変化度合いの設定を
行う。つまり、変化度合いは3つのレベルが選択可能で
あり、「強く」を選択すると先の図12で選択した種類
の階調カーブ形状であって、図10で示す標準階調カー
ブより離れた階調カーブが選択され、「弱く」を選択す
ると標準階調カーブに一番近い階調カーブが選択され、
「標準」を選択すると中間の階調カーブが選択される。
上記の選択においては、所望の階調カーブの種類の選択
の後に、階調カーブのレベルの入力を促す表示が出力さ
れ、レベルの未入力時は、レベル“0”で標準の目標カ
ーブが選択される。
【0024】また、図11に示すタブレットエディタ2
32によっても、階調カーブの選択が可能である。図1
1は、タブレットエディタ232の外観を示す。座標入
力部320においては、座標入力ペン321を用いてポ
イントすることにより、原稿上の位置指定を行うことが
できる。これにより、各種編集機能の内の部分編集指定
を行える。また、この座標入力部320には、モード設
定用のキー群322、323が設けられる。すなわち、
モード設定キー322、323、階調カーブ設定部32
4およびカラーパレット325が座標入力部320に印
刷されており、設定機能によって、モード設定部やレベ
ル設定部として使用できる。モード設定キー322、3
23は、それぞれ、各種モード設定用のキーであり、座
標入力ペン321で押すことにより、モード設定を行う
ことができる。したがって、キー群322、323を用
いて、階調カーブの種類と度合いを選択することも可能
である。
【0025】本実施例では、必要な階調補正カーブの数
は、4種の階調カーブ形状と1つの標準形状、各形状に
おける3つの変化度合い、4つの色(シアン,マゼン
タ,イエロー,ブラック)およびAIDCセンサ210
により得られる28のトナー付着量レベルに対応して、
(4×3+1)×4×28=1456である。各階調補
正カーブに対応した階調補正テーブルは、あらかじめデ
ータROM203に記憶しておく。ただし、各色とAI
DCセンサ出力値との組合せに対応する112通りの標
準階調カーブを記録しておき、この標準階調カーブと、
選択された目標階調カーブとに基づき、階調補正カーブ
を算出するようにしてもよい。こうすることにより、メ
モリに要求される容量を少なくすることができる。
【0026】(f)プリンタ制御のフロー 図14は、プリンタ制御部201のメインフローを示
す。まず、初期設定を行った後(S1)、操作パネル2
21のキー入力処理を行い(S2、図15参照)、操作
パネル221のスタートキー304が押下されるのを待
機する(S3)。スタートキーが押下されると、センサ
入力処理が行われる(S4)。次に、操作パネル221
の各種スイッチからの入力信号がプリンタ制御部201
内のRAM204に取り込まれる(S5)。次に、ステ
ップS4およびS5で得た設定値によって、図5のゲイ
ン切換回路255のゲインを切換えて、半導体レーザ2
64の光量レベルを設定する(S6)。
【0027】次に、AIDC測定処理が実行され、AI
DCセンサ210によりトナー付着量が得られる(S
7)。このAIDC処理においては、基準トナー像を感
光体上に作像して、その基準トナー像のトナー付着量に
より画像再現濃度をAIDCセンサ210によって検出
し、プリンタ制御部201内のRAM204に取り込
む。次に、測定されたトナー付着量に対応する濃度検出
レベルに基づいて、このレベルに対応してあらかじめ設
定されているグリッド電位補正値と現像バイアス電位補
正値と階調補正データを選択する(S8)。次に、上記
ステップS8にて選択されたグリッド電位VGと現像バ
イアス電位VBと階調補正テーブルに基づいて公知の電
子写真法による複写動作を、終了するまで実行する(S
9)。なお、カラー画像の場合には、1回の複写は、シ
アン、マゼンタ、イエロー、ブラックの順で順次処理さ
れる。したがって、上述の処理は、各色ごとに繰り返さ
れる。
【0028】図15は、キー入力処理(図14S2)の
フローを示す。まず、階調カーブの形状の入力を受け付
け(S21)、次に、その形状変化の度合いの入力を受
け付ける(S22)。最後に、カラーバランススイッチ
216と操作パネル221からカラーバランスと濃度調
整値を入力して(S23)、リターンする。
【0029】図16は、VG,VB,階調データ選定(図
14S8)のフローを示す。AIDCセンサ210の検
出値に基づいてグリッド電圧VG,現像バイアス電位V
Bを選定する(S41)。そして、図15のキー入力処
理で入力された目標階調カーブと(VG,VB)とに対応
した階調補正データを選定して(S42)、リターンす
る。
【0030】
【発明の効果】階調特性という、ピクトリアル画像にと
って極めて影響の大きな因子をユーザの好みに応じて変
えることができる。ユーザによる目標の階調カーブの選
定に当たって、階調カーブの種類とその強度を標準カー
ブとの相対的関係の基に変換可能とし、求める目標カー
ブの選択が容易になる。さらに、4種類のカーブのイメ
ージを別の言葉(代表的な絵柄)に置き換えて表示する
ことでさらに選択を容易にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 デジタルカラー複写機の全体構成を示す断面
図である。
【図2】 画像信号処理部のブロック図である。
【図3】 プリンタ制御部の一部のブロック図である。
【図4】 プリンタ制御部の一部のブロック図である。
【図5】 操作パネルの斜視図である。
【図6】 プリンタ制御部における画像データ処理のブ
ロック図である。
【図7】 感光体ドラムのまわりの帯電チャージャと現
像器の配置を図式的に示す図である。
【図8】 反転現像におけるセンシトメトリの図であ
る。
【図9】 標準の階調補正データの求め方を示す図であ
る。
【図10】 目標の階調カーブの形状とその形状強調の
段階の概念を図式的に示す図である。
【図11】 タブレットエディタのパネルの図である。
【図12】 階調カーブの種類選択の画面の図である。
【図13】 階調カーブのレベル選択の画面の図であ
る。
【図14】 プリンタ制御部のメインフローの図であ
る。
【図15】 キー入力処理のフローチャートである。
【図16】 VG,VB,階調補正データ選定のフローチ
ャートである。
【符号の説明】
201…プリンタ制御部、 203…データROM、2
10…AIDCセンサ、 232…タブレットエディ
タ、253…γ補正部、 322,323…モード設定
キー。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 波田 芳伸 大阪府大阪市中央区安土町2丁目3番13 号大阪国際ビル ミノルタカメラ株式会 社内 (72)発明者 出山 弘幸 大阪府大阪市中央区安土町2丁目3番13 号大阪国際ビル ミノルタカメラ株式会 社内 (56)参考文献 特開 昭63−2463(JP,A) 特開 平2−54282(JP,A) 特開 平1−288448(JP,A) 特開 昭63−139481(JP,A) 特開 昭62−181574(JP,A) 特開 平2−266966(JP,A) 特開 平4−90264(JP,A) 特開 平2−291773(JP,A) 特開 平3−234172(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 15/00 G03G 15/36 G03G 21/00 B41J 2/52 - 2/525 H04N 1/23 - 1/31 H04N 1/40 - 1/409

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力される画像データに基づいて画像形
    成を行う画像形成手段と、 複数の階調カーブを記憶する記憶手段と、 複数の階調カーブの形状を示す絵表示を選択肢として表
    示する表示手段と、 記憶手段に記憶された複数の階調カーブから目標の階調
    カーブを使用者が選択する選択手段と、 選択手段により選択された階調カーブに基いて上記画像
    データの補正を行う制御手段とを備え、 上記の選択手段が、目標の階調カーブの選択において、
    前記表示手段により表示される選択肢をもとに階調カー
    ブの形状を選択する第1選択手段と、選択された形状の
    強調レベルを選択する第2選択手段とからなることを特
    徴とするデジタル画像形成装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載されたデジタル画像形成
    装置において、 上記の第1選択手段により選択される階調カーブの形状
    が、低濃度強調型、高濃度強調型、中間調濃度強調型、
    中間調非強調型の4種類であることを特徴とする画像形
    成装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載されたデジタル画像形成
    装置において、 上記の第1選択手段により選択される階調カーブが、さ
    らに、原稿濃度に対して複写濃度がリニアになる標準階
    調カーブを含むことを特徴とするデジタル画像形成装
    置。
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