JPH06226709A - 電動工具の集塵装置 - Google Patents

電動工具の集塵装置

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JPH06226709A
JPH06226709A JP3412393A JP3412393A JPH06226709A JP H06226709 A JPH06226709 A JP H06226709A JP 3412393 A JP3412393 A JP 3412393A JP 3412393 A JP3412393 A JP 3412393A JP H06226709 A JPH06226709 A JP H06226709A
Authority
JP
Japan
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dust collecting
motor
chamber
fan
dust
Prior art date
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Pending
Application number
JP3412393A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazunori Tsuge
和則 柘植
Masatoshi Kobayashi
正敏 小林
Shinichi Hiramatsu
新一 平松
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Makita Corp
Original Assignee
Makita Corp
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Filing date
Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単な非接触式シール構造で粉塵のモータ室
への侵入を抑制する。 【構成】 モータ3の回転子軸4上にファン30を取り
付ける。ファン30はモータ室2を集塵室25から隔離
する隔離円板31を備える。隔離円板31にモータ室2
側へ突出する冷却羽根32と、集塵室25側へ突出する
集塵羽根33とを形成する。仕切部材35を隔離円板3
1の外周に隙間を介して配設し、ファン30の周囲にお
いてモータ室2と集塵室25とを仕切る。隔離円板31
の薄肉部38上に多数の小羽根39を突設し、ここから
の送風圧で仕切部材35と隔離円板31との隙間を加圧
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、サンダー、カッター
等の電動工具、特に携帯式電動工具に好適な集塵装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の集塵装置として、例えば、実開昭
50−142586号公報には、集塵室及びモータ室を
隔壁で密閉状に隔離し、集塵室に集塵ファンを、モータ
室には冷却ファンをそれぞれ別個に設けた技術が提案さ
れている。また、実開昭50−17893号公報には、
一つのファンの両面に集塵羽根と冷却羽根とを設け、フ
ァンの外周面にスポンジを接触させて、粉塵が集塵室か
らモータ室へ侵入するのを抑制する技術が提案されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前者の従来
技術によると、二つの専用ファンが必要で、部品数が増
えるばかりでなく、装置全体が大型化するという不都合
があった。また、後者の従来技術によると、ファンがス
ポンジと接触した状態で回転するため、パワーロス及び
摩擦による発熱の問題があった。
【0004】そこで、この発明の課題は、簡単な非接触
式シール構造によって粉塵のモータ室への侵入を抑制で
きる集塵装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、この発明の集塵装置は、モータの回転子軸上に、
モータ室と集塵室とを隔離する隔離円板にモータ室側へ
突出する冷却羽根と集塵室側へ突出する集塵羽根とを夫
々備えたファンを設け、前記ファンの縁部に、モータ室
側の外縁の圧力を増圧させる加圧手段を設けたことを特
徴とするものである。
【0006】
【作用】上記構成によれば、ファンが回転して加圧手段
によりモータ側のファン縁部が増圧されると、集塵室か
らモータ室への空気流が制限され、その結果、粉塵のモ
ータ室への侵入が抑制される。
【0007】
【実施例】以下、この発明を携帯式オビタルサンダーに
具体化した一実施例を図面に基いて説明する。図1に示
すように、オビタルサンダーのハウジング1はトップカ
バー1a、モータハウジング1b、ギヤハウジング1
c、及びロアカバー1dから構成されている。モータハ
ウジング1bによりモータ室2が形成され、このモータ
室2にはモータ3が設置されている。モータ3の回転子
軸4にはギヤ部5が刻設され、そのギヤ部5はヘリカル
ギヤ6を介してクランクシャフト7に結合されている。
クランクシャフト7の偏心部8にはベアリング9を介し
てベース10が結合され、このベース10にはネジ11
によりパッド12が取り付けられている。
【0008】パッド12にはサンディングペーパ13が
装着され、その縁部はクリップ14でベース10に挟着
されている。そして、モータ3の回転に伴いクランクシ
ャフト7の偏心部8が偏心回転し、ベース10及びパッ
ド12が円軌跡運動して、サンディングペーパ13が加
工物(図示略)の表面を研摩するようになっている。な
お、クランクシャフト7の回転バランスを取るために、
バランサ15がベース10の内部に収容され、ボルト1
6により偏心部8に固定されている。図において、17
は前記クリップ14を開閉操作するためのクリップレバ
ーである。
【0009】パッド12がクランクシャフト7の周りで
回転しないよう、ハウジング1とベース10との間には
ラバースリーブ18が介装されている。ラバースリーブ
18は、加硫ゴム(硬度40゜程度)により横縞の蛇腹
状に成形され、その下端面には、図6に示すような形状
の金属製の取付板19が熱接着されている。取付板19
には複数のナット20が溶接され、このナット20をベ
ース10の筒状部21に挿入し、パッド12と共通のネ
ジ11をナット20に締め付けることにより、ラバース
リーブ18の下端がベース10に結合されている。ま
た、ラバースリーブ18の上端内面には挟着板22が接
合され、この挟着板22をネジ23でロアカバー1dに
締め付けることにより、ラバースリーブ18の上端がハ
ウジング1に結合されている。
【0010】モータ室2の下側には、ギヤハウジング1
c、ロアカバー1d、ラバースリーブ18、及びベース
10の内部空間によって集塵室25が形成されている。
パッド12には多数の吸塵孔26が設けられるととも
に、ギヤハウジング1c及びロアカバー1dには排塵筒
27が形成され、この排塵筒27に集塵袋28が着脱自
在に取り付けられるようになっている。
【0011】集塵室25の上部において、モータ3の回
転子軸4上にはファン30が挿入され、図2に示す形状
の凹凸係止部34によって回り止めされている。ファン
30はモータ室2を集塵室25から隔離する隔離円板3
1を備え、この隔離円板31には、図3〜図5に示すよ
うに、モータ室2側へ突出する冷却羽根32と、集塵室
25側へ突出する集塵羽根33とがそれぞれ多数枚設け
られている。ギヤハウジング1cの内部には、ファン3
0の周囲においてモータ室2と集塵室25とを仕切る環
状の仕切部材35が配設されている。仕切部材35の外
周面には複数枚の芯出片36が突設されるとともに、内
周面には規制片37が突設されていて、芯出片36によ
り規制片37と隔離円板31との間に所定の隙間G(図
2参照)が設けられている。
【0012】規制片37に下側から対向するように隔離
円板31の外周縁には薄肉部38が一体形成され、その
上面には多数の小羽根39が等ピッチで突設されてい
る。本実施例では、小羽根39が冷却羽根32及び集塵
羽根33の倍数設けられていて、ファン30の回転に伴
う送風圧で前記隙間Gを加圧する加圧部を構成してい
る。なお、仕切部材35上にはバッフルプレート40が
設けられ、その中央部には冷却用空気流を整流する整流
孔41が形成されている。バッフルプレート40及び仕
切部材35はモータハウジング1b及びギヤハウジング
1cの押え42,43によって挟着固定されている。
【0013】上記のように構成されたオビタルサンダー
において、モータ3が起動されると、パッド12の円軌
跡運動に伴い、サンディングペーパ13により加工物が
研摩される。また、ファン30の回転に伴い、冷却羽根
32が発生した空気流でモータ3が冷却され、かつ、集
塵羽根33が発生した空気流により研摩部の粉塵が吸塵
孔26から集塵室25を通り排塵筒27を介して集塵袋
28に回収される。
【0014】モータ冷却後の空気はハウジング1に設け
た広い面積の排気口(図示略)から外部に排出されるた
めモータ室2の圧力は低く、これに対し、集塵室25の
圧力は集塵袋28に粉塵が溜まるにつれて上昇する。従
って、粉塵を含んだ空気が集塵室25からモータ室2側
へ流れようとするが、本実施例の集塵装置によれば、フ
ァン30の回転に伴い小羽根39が発生した送風圧で隔
離円板31と仕切部材35との隙間Gが加圧されるた
め、この部分で集塵室25からモータ室2へ向う空気流
が規制され、その結果、モータ室2への粉塵の侵入が抑
制される。この場合、小羽根39は仕切部材35と非接
触の状態で回転するため、従来とは異なり、パワーロス
や発熱が生じるおそれがなく、また、小羽根39を隔離
円盤31上に突設するだけの簡単な構成でモータ室2を
粉塵から確実に保護することができる。
【0015】更に小羽根39による防塵効果を確認する
ために、小羽根39を備えたファン30と、それを備え
ないファンとを同機種のオビタルサンダーに取り付けて
夫々10分間の木材研削作業をし、吸塵率を比較した結
果、小羽根なしの場合は40.0%、小羽根有りの場合
は65.0%と著しい差が見られた。
【0016】尚上記実施例では、加圧手段が小羽根39
で構成されているが、これに替え、隔離円盤31の薄肉
部38を切り起して多数の突起を設けてもよく、また、
薄肉部38に多数のスリットまたは孔を形成してそこか
ら風圧を発生するように構成してもよい。その他、本発
明を携帯式のカッターやプレーナ、卓上式の刃物研ぎ器
やグラインダー等、粉塵を発生する各種の電動工具に適
用するなど、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で各部の形
状並びに構成を適宜に変更して具体化することも可能で
ある。
【0017】
【発明の効果】以上に詳述したように、この発明によれ
ば、隔離円板上に設けた加圧手段によりファン縁部のモ
ータ室側を加圧するように構成したので、簡単な非接触
式シール構造によって粉塵のモータ室への侵入を確実に
抑制でき、コンパクトな装置で効率の良い集塵効果を発
揮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すオビタルサンダーの断
面図である。
【図2】図1のオビタルサンダーのファンを拡大して示
す断面図である。
【図3】図2のファンの平面図である。
【図4】図2のファンの下面図である。
【図5】図2のファンの縁部を示す説明図である。
【図6】図1のオビタルサンダーのラバースリーブを示
す下面図である。
【符号の説明】
1・・ハウジング、2・・モータ室、3・・モータ、4
・・回転子軸、7・・クランクシャフト、8・・偏心
部、10・・ベース、12・・パッド、13・・サンデ
ィングペーパ、18・・ラバースリーブ、19・・取付
板、25・・集塵室、26・・吸塵孔、27・・排塵
筒、28・・集塵袋、30・・ファン、31・・隔離円
板、32・・冷却羽根、33・・集塵羽根、35・・仕
切部材、38・・薄肉部、39・・小羽根、40・・バ
ッフルプレート、G・・隙間。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータの回転子軸上に、モータ室と集塵
    室とを隔離する隔離円板にモータ室側へ突出する冷却羽
    根と集塵室側へ突出する集塵羽根とを夫々備えたファン
    を設け、前記ファンの縁部に、モータ室側の外縁の圧力
    を増圧させる加圧手段を設けたことを特徴とする電動工
    具の集塵装置。
  2. 【請求項2】 前記加圧手段が、前記冷却羽根の外周に
    設けたフランジに突設した小羽根の送風圧によるもので
    ある特許請求の範囲第1項に記載の電動工具の集塵装
    置。
JP3412393A 1993-01-29 1993-01-29 電動工具の集塵装置 Pending JPH06226709A (ja)

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