JPH06226541A - ワイヤーカット式の放電加工装置 - Google Patents

ワイヤーカット式の放電加工装置

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JPH06226541A
JPH06226541A JP3244593A JP3244593A JPH06226541A JP H06226541 A JPH06226541 A JP H06226541A JP 3244593 A JP3244593 A JP 3244593A JP 3244593 A JP3244593 A JP 3244593A JP H06226541 A JPH06226541 A JP H06226541A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
work
wire
electric discharge
holding member
wire electrode
Prior art date
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Pending
Application number
JP3244593A
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English (en)
Inventor
Eiichi Yamada
栄一 山田
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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  • Electrical Discharge Machining, Electrochemical Machining, And Combined Machining (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ワイヤー電極に対するワークの位置、姿勢の
精度を高め、ワークの交換性を向上できるようにしたワ
イヤーカット式の放電加工装置を提供する。 【構成】 ワイヤー電極3をワーク14に対して相対的
に移動し、所要位置で両者間において放電を行なわせ、
ワークを所望形状にカットするようにしたワイヤカット
式の放電加工装置において、基台1に対して、水平面上
で互いに交差するX・Y方向に移動できる可動架台6
と、該可動架台に装備されてワイヤー電極を垂直に保持
するワイヤー保持部材2と、前記基台に装備されたワー
ク保持部材9と、該ワーク保持部材に設けられたワーク
保持のためのチャック12とを具備している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ワイヤー電極をワーク
に対して相対的に移動し、所要位置で両者間において放
電を行なわせ、ワークを所望形状にカットするようにし
たワイヤカット式の放電加工装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種のワイヤカット式の放電加工装置
には、図3に示すような構成のものが知られており、こ
こでは、ワイヤー電極103をワーク114に対して相
対的に移動し、所要位置で両者間において放電を行なわ
せ、ワーク114を所望形状にカットすることができ
る。更に詳述すれば、上記放電加工装置は、基台101
に対して、水平面上で互いに交差するX・Y方向に移動
できる可動架台106と、前記基台に装備されたワイヤ
ー電極の保持部材102とを具備していて、可動架台1
06上に設けた加工槽118内に水を張り、そこにワイ
ヤー電極の放電部分を沈漬し、また、そこに沈漬した状
態で、可動架台106にワーク114を固定し、可動架
台の水平移動で、ワイヤー電極との相対間隔を変え、放
電加工を実施するのである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の放電加工装置では、ワーク114を可動架台
106に載置するために、載置面の精度がワークの取付
け精度に関与し、また、可動架台の移動にともない、水
平精度がワーク114の放電加工に影響を与えることに
なる。また、加工熱によるワークの動的変位に影響が出
ないように、上述の加工槽118を用いて、恒温化を実
現する場合、ワークの交換の都度、加工槽内の水の出入
れを行なわなければならないし、また、放電加工による
汚れを除くため、ワークを載置する可動架台の載置面
(加工槽の底面)に対する清掃が必要になる。このた
め、ワークの自動交換の操作性、および、ワーク加工に
際しての高精度を維持するのに不利である。
【0004】
【発明の目的】本発明は、上記事情に基いてなされたも
ので、ワイヤー電極に対するワークの位置、姿勢の精度
を高め、ワークの交換性を向上できるようにしたワイヤ
ーカット式の放電加工装置を提供しようとするものであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明では、ワ
イヤー電極をワークに対して相対的に移動し、所要位置
で両者間において放電を行なわせ、ワークを所望形状に
カットするようにしたワイヤカット式の放電加工装置に
おいて、基台に対して、水平面上で互いに交差するX・
Y方向に移動できる可動架台と、該可動架台に装備され
てワイヤー電極を垂直に保持するワイヤー保持部材と、
前記基台に装備されたワーク保持部材と、前記ワーク保
持部材に設けられたワーク保持のためのチャックとを具
備している。
【0006】この場合、前記可動架台には、ワークを沈
漬する加工槽が有り、前記ワイヤー電極は、少なくとも
その放電部分を、該加工槽内に配置しているとよい。ま
た、前記チャックは、前記ワーク保持部材に設けられた
昇降手段を介して、前記ワーク保持部材に保持されてお
り、ワークを前記水平面に鉛直に移動することができる
ように構成されているとよい。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を、図1および図2を
参照して、具体的に詳述する。ここでは、基台1に対し
て、水平面上で互いに交差するX・Y方向に移動できる
可動架台6と、可動架台6に装備されてワイヤー電極3
を垂直に保持するワイヤー保持部材2と、基台1に装備
されたコラムとしてのワーク保持部材9と、ワーク保持
部材9に設けられてワーク14を昇降する昇降手段11
と、昇降手段11に設けられたワーク保持のためのチャ
ック12とを具備している。
【0008】更に、詳述すれば、基台1には、可動架台
6をY方向にガイドするガイド部材19があり、これが
電動モータ8で駆動できるようになっている。また、基
台1側には、電動モータ7があり、送りねじ20の手段
で、可動架台6をX方向にガイドすることができる構成
になっている。可動架台6には、ワーク14を沈漬する
加工槽18が有り、ワイヤー電極3は、少なくとも、そ
の放電部分を、加工槽18内に配置している。
【0009】また、ワイヤー保持部材2には、その上下
にワイヤー巻取りリール4Aおよび4Bが配置され、こ
れらに巻き付けられたワイヤー電極が、繰出されるよう
になっており、これらワイヤー巻取りリール間に、ワイ
ヤー電極3の放電部分が、垂直に張られている。なお、
ワイヤー電極の放電部分を垂直に導くために、この実施
例では、ワイヤーガイド部材5が用意されている。
【0010】昇降手段11は、電動モータ10で駆動さ
れる送りねじ21によって、チャック12を鉛直に昇降
することができ、さらに、要すれば、ワークホルダー1
3を介してチャック12の下端に保持されたワーク14
について、その姿勢制御を行なう機能を備えている。ま
た、加工槽18内には、接触によってワーク14の降下
および姿勢を検知するための基準位置設定用の球体17
が用意されている。
【0011】なお、図において、符号15は、マガジン
16からワーク14をワークホルダー13に受渡し、ま
た、加工後のワークをマガジンに戻す働きをする自動交
換用のオートハンドである。
【0012】このような構成では、オートハンド15に
よりワーク14をチャック12に保持し、電動モータ7
および8の駆動で、基台1の水平面上で、可動架台6を
移動し、基準球体17をワーク14の下方に導き、この
状態で、電動モータ10の駆動で、昇降手段11を働か
せ、ワーク14を所定レベルまで降下し、加工槽18内
に沈漬する。なお、要すれば、可動架台6の移動過程
で、基準球体17に対するワーク14の傾きなどの姿勢
を測定し、昇降手段11側の姿勢制御機能を働かせる。
また、予め、基準球体17とワーク14との相対距離
Z、および、ワイヤー電極3の放電部分とワーク14と
の相対距離X、Yを測定しておき、放電加工に際して、
電動モータ10、あるいは、電動モータ7、8の駆動制
御を行なうようにする。
【0013】一方、ワイヤー電極3は、その放電部分を
ワイヤー巻取りリール4Aから繰出され、ワイヤーガイ
ド部材5に案内されて、鉛直状態を確保する。そして、
例えば、そのワイヤーガイド部材5の個所から、加工槽
18内に水を導入し、この水を恒温媒体として、その中
において、放電加工を実現するのである。この状態が図
2に示されている。加工後は、再び、オートハンド15
を用いて、ワーク14の自動交換を行なう。なお、放電
加工の過程で、水の汚損が進行した場合、これを入換え
るなどの作業工程を介在させることは、当然、作業環境
の保持のため、任意に実施される。
【0014】なお、上記実施例では、マガジン16およ
びオートハンド15を用いて、ワークの交換作業を実現
しているが、ワークを手動で交換しても良いことは勿論
である。また、この実施例では、ワーク交換のため、加
工槽18へワーク14を降下し、あるいは、加工槽18
からワーク14を引き上げるなどの作業を、昇降手段1
1を用いて実施しているが、これを省いた構成にしても
良い。
【0015】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように、ワイヤ
ー電極をワークに対して相対的に移動し、所要位置で両
者間において放電を行なわせ、ワークを所望形状にカッ
トするようにしたワイヤカット式の放電加工装置におい
て、基台に対して、水平面上で互いに交差するX・Y方
向に移動できる可動架台と、該可動架台に装備されてワ
イヤー電極を垂直に保持するワイヤー保持部材と、前記
基台に装備されたワーク保持部材と、該ワーク保持部材
に設けられたワーク保持のためのチャックとを具備して
いるので、ワイヤー電極に対するワークの位置、姿勢
は、可動架台の動作に影響されないから、その位置、姿
勢精度を高く維持でき、また、ワークの交換性を向上で
きるなどの効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例を示す概略正面図である。
【図2】本発明の実施態様を示す概略正面図である。
【図3】従来例の概略正面図である。
【符号の説明】
1 基台 2 ワイヤー電極保持部材 3 ワイヤー電極 4A、4B ワイヤー巻取りリール 5 ワイヤーガイド部材 6 可動架台 7、8、10 電動モータ 9 ワーク保持部材 11 昇降手段 12 チャック 13 ワークホルダー 14 ワーク 18 加工槽

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワイヤー電極をワークに対して相対的に
    移動し、所要位置で両者間において放電を行なわせ、ワ
    ークを所望形状にカットするようにしたワイヤカット式
    の放電加工装置において、基台に対して、水平面上で互
    いに交差するX・Y方向に移動できる可動架台と、該可
    動架台に装備されてワイヤー電極を垂直に保持するワイ
    ヤー保持部材と、前記基台に装備されたワーク保持部材
    と、該ワーク保持部材に設けられたワーク保持のための
    チャックとを具備していることを特徴とするワイヤーカ
    ット式の放電加工装置。
  2. 【請求項2】 前記可動架台には、ワークを沈漬する加
    工槽が有り、前記ワイヤー電極は、少なくともその放電
    部分を、該加工槽内に配置していることを特徴とする請
    求項1に記載のワイヤーカット式の放電加工装置。
  3. 【請求項3】 前記チャックは、前記ワーク保持部材に
    設けられた昇降手段を介して、前記ワーク保持部材に保
    持されており、ワークを前記水平面に鉛直に移動するこ
    とができるように構成されていることを特徴とする請求
    項1に記載のワイヤーカット式の放電加工装置。
JP3244593A 1993-01-29 1993-01-29 ワイヤーカット式の放電加工装置 Pending JPH06226541A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20180121377A (ko) * 2017-04-28 2018-11-07 화낙 코퍼레이션 와이어 방전 가공기, 와이어 방전 가공 시스템 및 지그

Cited By (4)

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KR20180121377A (ko) * 2017-04-28 2018-11-07 화낙 코퍼레이션 와이어 방전 가공기, 와이어 방전 가공 시스템 및 지그
JP2018187693A (ja) * 2017-04-28 2018-11-29 ファナック株式会社 ワイヤ放電加工機、ワイヤ放電加工システムおよび治具
TWI680820B (zh) * 2017-04-28 2020-01-01 日商發那科股份有限公司 金屬線放電加工機、金屬線放電加工系統及治具
US10632554B2 (en) 2017-04-28 2020-04-28 Fanuc Corporation Wire electrical discharge machine, wire electrical discharge machining system and jig

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