JPH05177425A - 板材加工機のヘッダ装置 - Google Patents

板材加工機のヘッダ装置

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JPH05177425A
JPH05177425A JP36005491A JP36005491A JPH05177425A JP H05177425 A JPH05177425 A JP H05177425A JP 36005491 A JP36005491 A JP 36005491A JP 36005491 A JP36005491 A JP 36005491A JP H05177425 A JPH05177425 A JP H05177425A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plate material
spindle
traverse
control
lifting
Prior art date
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Pending
Application number
JP36005491A
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English (en)
Inventor
Tadao Minuma
忠雄 三沼
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
IHI Corp
Original Assignee
IHI Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by IHI Corp filed Critical IHI Corp
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Publication of JPH05177425A publication Critical patent/JPH05177425A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 NC制御と倣い制御とを分離させることによ
り、簡単な制御回路で両者の能力を十分に発揮した制御
を行えるようにする。 【構成】 前後方向に走行可能な走行装置7に横行自在
に取り付けて板材1のNC加工を行うようにした板材加
工機のヘッダ装置35であって、前記走行装置7に横行
モータ32により横行自在に取り付けた横行台22と、
該横行台22に昇降モータ25により昇降自在に取り付
けた昇降台24と、該昇降台24にスピンドル送りモー
タ29により昇降自在に取り付けたスピンドル28と、
前記昇降台24に取り付けて板材1上面との間隔を検出
し検出した間隔が一定になるように前記昇降モータ25
を作動して昇降台24を昇降させる倣いセンサ31とを
備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、前後方向の走行と左右
方向の横行を行って、比較的大きな面積を持つ金属の板
材を所要の形状に切断したり、或いは板材表面に溝加工
を施す場合等に用いられる板材加工機のヘッダ装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】LNGタンク或いは船体構造物等の様な
大型の構造物を構成する場合、従来より大きな板材を所
要の形状に切断して開先加工を行い、所要の曲げ或いは
曲面加工等を行った後、溶接によって組立ることが一般
に行われている。
【0003】図4は前記板材1を切断する板材加工機の
一例を示すもので、板材1を置くための突起2を上面に
有した定盤3の上側に、定盤3の左右に有したレール4
に沿って前後方向Xに走行可能な支持脚5と、定盤3上
を横切るように支持脚5間に配したクロスビーム6とか
らなる門型の走行装置7を設け、該走行装置7のクロス
ビーム6に、横行モータ8によりクロスビーム6に沿っ
て左右方向Yに横行するヘッダ装置9を設ける。
【0004】ヘッダ装置9は、前記クロスビーム6に横
行モータ8により横行自在に取り付けられた横行台10
と、該横行台10に固定した垂直案内部材11と、該垂
直案内部材11の下部に板材1に向けて固定した倣いセ
ンサ12と、スピンドル送りモータ13により前記垂直
案内部材11に対して上下方向Zに昇降し得るように取
り付けたスピンドル14とを備えている。15はスピン
ドル14の先端のチャック16に着脱して板材1の切
断、開先加工、溝加工等の作業を行う為の工具、17は
NC制御装置、18は操作盤を示す。
【0005】上記板材加工機によって板材1を切断する
際は、前記走行装置7の走行と、ヘッダ装置9の横行
と、スピンドル14の昇降の総てを、NC制御装置17
に予め設定された指令信号に基づいて制御すると共に、
前記倣いセンサ12にて検出した板材1上面との間の間
隔信号を前記NC制御装置17に入力するようにし、該
NC制御装置17からの指令信号により前記スピンドル
送りモータ13を同時に作動させてスピンドル14の上
下方向位置を自動的に調節するようにしている。
【0006】前記スピンドル14に装着された工具15
によって厚い板材1を切断する方式においては、切込み
深さを複数回に分けて段々に深くすることにより切断を
行うようにしている。また切断終了後には前記工具15
を交換して切断した端面に図5に示すような開先19を
加工するようにしている。この時、溶接時に溶接欠陥を
生じさせないようにするために開先19のリップ20を
正確に守る必要がある。また、板材1に溝切り加工を施
す際にも、溝の深さを一定にするよう要求されることが
多い。
【0007】しかし、前記大きな板材1は殆どの場合、
反り、よじれ、波打ち等の不定形な曲り形状を有してお
り、従って前記切断時に切込み深さを一定に守ったり、
開先19のリップ20を一定に守ったり、溝切り加工の
際の溝の深さを一定に守るためには、倣いセンサ12に
よって板材1上面との間隔を常に検出し、その間隔信号
が一定になるように前記スピンドル14の上下位置を制
御してやる必要がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の板材加工機のヘッダ装置においては、板材1の不定
形の曲り形状に対応させて行う前記スピンドル14の上
下位置の制御が、NC制御装置によるNC制御と同時に
行われることになる為、NC制御装置の制御回路が複雑
化して制御が面倒になる問題があり、よってNC制御に
倣い機能を複合させることは困難となっていた。
【0009】本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなし
たもので、NC制御と倣い制御とを分離させることによ
り、簡単な制御回路にて両者の能力を十分に発揮させる
ことができる板材加工機のヘッダ装置を提供することを
目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、前後方向に走
行可能な走行装置に横行自在に取り付けて板材のNC加
工を行うようにした板材加工機のヘッダ装置であって、
前記走行装置に横行モータにより横行自在に取り付けた
横行台と、該横行台に昇降モータにより昇降自在に取り
付けた昇降台と、該昇降台にスピンドル送りモータによ
り昇降自在に取り付けたスピンドルと、前記昇降台に取
り付けて板材上面との間隔を検出し検出した間隔が一定
になるように前記昇降モータを作動して昇降台を昇降さ
せる倣いセンサとを備えたことを特徴とする板材加工機
のヘッダ装置、に係るものである。
【0011】
【作用】走行装置の走行と、ヘッダ装置の横行と、スピ
ンドルの昇降とをNC制御により制御して板材の加工を
自動的に行う。この時、横行台に昇降自在に取り付けら
れている昇降台に備えた倣いセンサにより、該倣いセン
サと板材上面との間の間隔を検出し、該検出間隔が一定
になるように昇降モータを作動して昇降台を昇降させる
ようにする。これにより、前記NC制御とは全く無関係
に、板材の不定形な曲り形状に追随させてスピンドルの
上下方向位置を自動的に制御することができる。
【0012】
【実施例】以下本発明の実施例を図面を参照しつつ説明
する。
【0013】図1〜図3は本発明の板材加工機のヘッダ
装置の一例を示すもので、図中図4と同一の符号を付し
たものは同一物を表わしており、詳細な説明は省略す
る。
【0014】図1〜図3に示すように、前後方向に走行
可能な走行装置7のクロスビーム6に、該クロスビーム
6の前面に有した平面軸受(LMガイド)21を介して
左右方向に横行可能な横行台22を取り付ける。該横行
台22に平面軸受23によって昇降するようにした昇降
台24を取り付け、且つ該昇降台24の昇降を駆動する
ようにした昇降モータ25を前記横行台22にブラケッ
ト26を介して固定する。前記昇降台24に平面軸受2
7によって昇降するようにしたスピンドル28を取り付
け、且つ該スピンドル28の昇降を駆動するようにした
スピンドル送りモータ29を前記昇降台24にブラケッ
ト30を介して固定する。図示の実施例では、2個のス
ピンドル28,28を別個に昇降可能に取り付けてい
る。
【0015】前記昇降台24の下端に、板材1上面との
間隔Sを検出し、検出した間隔Sが一定になるように前
記昇降モータ25を作動して昇降台24を昇降させるた
めの倣いセンサ31を取り付ける。
【0016】また、前記横行台22に横行モータ32を
取り付け、該横行モータ32のピニオン33をクロスビ
ーム6に設けたラック34に噛合させることにより、ヘ
ッダ装置35全体を横行させるようになっている。図3
において、36は給電及び給油等のケーブルユニット、
37はクロスビーム6の平面軸受21をカバーする蛇腹
を示す。また、38はその中に電線、スピンドル28駆
動用エアーホース、潤滑油供給ホース等を収納する可撓
性のケーブルベアである。
【0017】前記構成において、板材1の切断或いは溝
切り加工または開先加工等の作業を行う際、走行装置7
の走行と、ヘッダ装置35の横行と、スピンドル28の
昇降はNC制御装置17からの予め設定された指令信号
により自動的に行われ、スピンドル28に装着された工
具15はX,Y,Z方向に3次元制御される。
【0018】この時、横行台22に昇降自在に取り付け
られた昇降台24に備えられた倣いセンサ31により、
該倣いセンサ31と板材1上面との間の間隔Sを検出
し、該検出間隔Sが一定になるように昇降モータ25を
作動して前記昇降台24を横行台22に沿って昇降させ
るようにする。これにより、前記NC制御とは全く無関
係に、スピンドル28が板材1の不定形な曲り形状に追
随して上下方向に制御されることになり、工具15によ
り板材1の上面から一定の深さの加工を常に安定して行
うことができる。
【0019】また図示の実施例では、2台のスピンドル
28,28を備えているので、一方のスピンドルで切断
を行った後、他方のスピンドルで開先加工を行うように
すれば、工具15を交換することなく切断と開先加工を
連続して行うことができる。
【0020】尚、本発明は上記実施例にのみ限定される
ものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内に於い
て種々変更を加え得ることは勿論である。
【0021】
【発明の効果】上記した本発明の板材加工機のヘッダ装
置によれば、板材上面との間の間隔を検出する倣いセン
サの検出信号により、スピンドルが搭載された昇降台の
昇降を制御するようにしたことにより、板材上面に対す
るスピンドルの倣い制御をNC制御と分離させることが
でき、よって簡単な制御回路にて両制御の能力を十分に
発揮させることができる優れた効果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す側面図である。
【図2】図1の正面図である。
【図3】本発明のヘッダ装置を備えた板材加工機の斜視
図である。
【図4】従来のヘッダ装置を備えた板材加工機の斜視図
である。
【図5】板材の端面に形成する開先の断面図である。
【符号の説明】
1 板材 7 走行装置 22 横行台 24 昇降台 25 昇降モータ 28 スピンドル 29 スピンドル送りモータ 31 倣いセンサ 32 横行モータ 35 ヘッダ装置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前後方向に走行可能な走行装置に横行自
    在に取り付けて板材のNC加工を行うようにした板材加
    工機のヘッダ装置であって、前記走行装置に横行モータ
    により横行自在に取り付けた横行台と、該横行台に昇降
    モータにより昇降自在に取り付けた昇降台と、該昇降台
    にスピンドル送りモータにより昇降自在に取り付けたス
    ピンドルと、前記昇降台に取り付けて板材上面との間隔
    を検出し検出した間隔が一定になるように前記昇降モー
    タを作動して昇降台を昇降させる倣いセンサとを備えた
    ことを特徴とする板材加工機のヘッダ装置。
JP36005491A 1991-12-28 1991-12-28 板材加工機のヘッダ装置 Pending JPH05177425A (ja)

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JP36005491A JPH05177425A (ja) 1991-12-28 1991-12-28 板材加工機のヘッダ装置

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JP36005491A JPH05177425A (ja) 1991-12-28 1991-12-28 板材加工機のヘッダ装置

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JPH05177425A true JPH05177425A (ja) 1993-07-20

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ID=18467671

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JP36005491A Pending JPH05177425A (ja) 1991-12-28 1991-12-28 板材加工機のヘッダ装置

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JP (1) JPH05177425A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009113811A (ja) * 2009-03-04 2009-05-28 Toyota Motor Corp エアバックティアライン形成装置
CN108326562A (zh) * 2018-03-26 2018-07-27 曹磊 一种信箱装置

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